古馬になって成長を遂げるのがキングカメハメハ産駒の真骨頂

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競馬ファンであれば、スターホース同士の対決を一度は夢見たことがあるだろう。シンボリルドルフとシンザンはどちらが強いのか?オグリキャップとモーリスのマイル王決定戦や、エアグルーヴとジェンティルドンナの女傑対決など、実現し得なかった夢の対決を空想することは競馬の楽しみ方のひとつでもある。私の場合、キングカメハメハとディープインパクトの2頭が夢の対決である。

結論から述べると、ディープインパクトの勝利である。外を回って、最後の直線で飛ぶように伸びたディープインパクトが、食らいつくキングカメハメハに1馬身半の差をつけてのフィニッシュ。武豊騎手の控えめなガッツポーズと、安藤勝己元騎手のゴーグルの下に隠された悔しさが目に浮かぶ。ただし、これは3歳春の日本ダービー時点という設定でのものである。日本ダービー時点であれは、ディープインパクトの才能、素質、そして完成度は、キングカメハメハのそれを明らかに凌駕している。

安藤勝己元騎手いわく、「ディープインパクトに唯一注文をつけるとしたら、日本ダービーが終わってから秋にかけての成長力がどうか、ということ。キンカメの場合は、秋以降の成長力をすごく期待させる馬だったけど、ディープインパクトは現時点で十分に強いと言い切れる馬だから。これから伸びるとかなんとかじゃなくて、今の力を維持するだけで十分強いわけです。そこがすごい」(「サラブレ2005年8月号」より)。このコメントを借りるまでもなく、日本ダービー終了時点におけるディープインパクトの強さは圧倒的であった。

それ以降、つまり夏を越して3歳の秋以降であれば、2頭の力差は限りなくゼロに近づいていったのではないか。

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自信を持ってきているヤマカツエース:5つ☆

★札幌記念
エアスピネル →馬体を見る
いつも良く見せる馬だが、ひと息入った今回はさすがにあまり良く見えない。
トモの実の入りが物足りず、そのせいか馬体全体のシルエットも崩れがち。
Pad3star

タマモベストプレイ →馬体を見る
ここにきて全盛期を迎えているのが分かるように、筋肉のボリュームが凄い。
馬体はマイラーだが、気持ちがおっとりしているから距離が持つのだろう。
Pad3star

ロードヴァンドール →馬体を見る
前駆の盛り上がりが素晴らしく、胸の深さが伝わってくる好馬体を誇る。
流星がはっきりと流れる顔つきから気性の難しさがあり、レースの流れ次第か。
Pad3star

ヤマカツエース →馬体を見る
肉体面における充実に裏付けられて、馬自身が自信を持ってきている立ち姿。
前後のバランスも素晴らしく、胴部にも十分な長さがあり、ほぼ完成された。
Pad5star

サウンドオブアース →馬体を見る
馬体がふっくらとして、回復していることは確かだが、まだ余裕を残している。
トモの実の入りに物足りなさを残しており、叩かれて良化するのを待ちたい。
Pad3star

マウントロブソン →馬体を見る
若駒の頃と比べても大きく馬体は変わっていないが、この馬体で走っていた。
芦毛なので分かりにくいが、それを差し引いても、筋肉のメリハリがあと一歩か。
Pad3star

★北九州記念
キングハート →馬体を見る
重心が低く、前駆の筋肉の盛り上がりが素晴らしく、いかにもスプリンター体型。
腹回りに余裕があるが、この距離なら問題なく力を出し切れるはず。
Pad3star

ファインニードル →馬体を見る
やや首が立気味なのが気になるが、前駆の盛り上がりが凄く、パワーに溢れている。
前駆が素晴らしい分、前が勝っている印象を受けるが、トモの肉付きも悪くない。
Pad3star

ダイアナへイロ― →馬体を見る
この時期にしては毛艶も冴えず、仕上がりや体調の良さは伝わってこない。
腹回りに余裕があると映るぐらいにふっくらとしており、その点はプラス材料。
Pad3star

アルティマブラッド →馬体を見る
短距離で活躍した母を思い出させるような、そっくりの立派な馬体を誇る。
腰高に映る馬体もスピードを示していて、もうひと絞りできれば完璧な仕上がり。
Pad4star

エイシンブルズアイ →馬体を見る
6歳馬にしては馬体に若さを感じさせるほどで、短距離馬にしては軽さがある。
毛艶も良く、表情からも好調が伝わってくるようで、力は出し切れるはず。
Pad3star

ミッキーラブソング →馬体を見る
いかにもキングカメハメハ産駒らしい、馬体全体の長さとパワーを感じさせる。
もうひと絞りできそうだが、短距離戦を走るのであればこれぐらいで問題ない。
Pad3star


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札幌記念を当てるために知っておくべき3つのこと

Sapporo

■1■G1馬もしくはG1級の馬
過去の勝ち馬を見ると、2つのタイプがいることが分かる。エアグルーヴ、セイウンスカイ、テイエムオーシャン、ファインモーション、フサイチパンドラ、ハープスターなど既にG1を勝っていた馬と、ヘヴンリーロマンス、アドマイヤムーン、アーネストリー、トーセンジョーダンなど札幌記念を勝利した後にG1を勝った馬である。つまり、札幌記念はG1級の力がないと勝つのが難しいレースである。

札幌競馬場はヨーロッパの馬場に近いタフな馬場であり、本当に能力がないと勝てない。さらに札幌記念には古馬の一戦級が集まってくるため、このレースを勝つことはG1レースを勝つだけの能力が優にあることの証明でもある。札幌記念はG2レースではあるが、G1馬もしくはG1級の能力がある馬を狙ってみたい。

■2■牝馬
牡馬(セン馬含む)【6・8・7・187】 連対率13%
牝馬         【3・1・2・13】  連対率21%

函館競馬場で行われた2013年を除く、過去9年間で牝馬が3勝しているだけでなく、連対率も21%と圧倒的な数字を残している。平坦コースが牝馬にとってプラスに働くということに加え、前述のようにG1級の能力がなければ勝てないレースに出てくるということは、それだけ体調が良いということである。古馬の一戦級を相手に回して、勝負になる手応えがあるからこそ出走してくる牝馬には要注意。

■3■一瞬の切れを持った差し馬
スタートから第1コーナーまで400mほどの距離があるため、内枠外枠での有利不利はほとんどない。それでも、4つコーナーを回る小回りの競馬場である以上、第1コーナーまでに内のポジションを取れないと、終始外々を回らされる羽目になる。特に外枠を引いた馬は苦しいレースを強いられるだろう。

また、G1級のメンバーが揃うこともあって、道中のペースは速くなることが多い。逃げ・先行馬よりも差し馬を狙いたいのだが、いかんせん最後の直線が短い。よって、最後の短い直線だけで差し切ることのできる、一瞬の切れを持った差し馬が狙いか。


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新潟競馬場はアウトインアウトで走れる馬を狙ってみる

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「アウトインアウト」というコーナーリングの概念は、高校時代にカーレーサーを目指していた友人から教えてもらった。今となっては彼の遺言になってしまったが、それは私の記憶に深く刻まれている。なんのことはない、車のゲームで彼と私が争っている最中、コースの内にへばりつくようにして回っている私に対し、「そんな走り方ではだめだ。アウトインアウトで回らなきゃ」と彼がアドバイスを送ってくれたのだ。最初は彼が何を言っているのか分からなかったが、確かにアウトインアウトのコーナーリングを取り入れてみたところ、見違えるほどに速いタイムでゴールすることができるようになった。それ以来、私は自転車に乗っていても、運動会のリレーで走るときにも、アウトインアウトを意識するようになった。

ご存じない方のために簡単に紹介しておくと、アウトインアウトとは、できるだけ外からコーナーに突入し、コーナーの内側ギリギリを回り、外に向けて脱出するという、スポーツ走行(特にモータースポーツ)の世界では定石となっているコーナーの回り方である。下図を見てもらうとイメージしやすいはずで、できるだけ直線を走っているのに近い走り方、数学的に言うと、円の半径(R)をできるだけ大きくして回ろうとするのがアウトインアウトの考え方である。

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馬体が四角に映るダノンリバティ:5つ☆

★関屋記念
メートルダール →馬体を見る
首差しがスラリと長く、胴部にも十分な長さがあり、距離は延びて良いタイプ。
筋肉のメリハリという点では物足りないが、全体的なバランスは素質馬のそれ。
Pad3star

ロードクエスト →馬体を見る
絶好調であった3歳時と比べても、大きくは変わってきていない印象を受ける。
顔つき(頭の形)を見る限りにおいて、気性的に難しいところがあり、流れ次第か。
Pad3star

ヤングマンパワー →馬体を見る
全体のシルエットが美しく、距離は延びて良く、新潟のマイル戦は合っている。
絶好調時に比べると、もうひと絞りできる馬体であり、ここを叩いてからか。
Pad3star

ウインガ二オン →馬体を見る
仕上がりの良かった前走時と比べて、ひと呼吸入れたのか、腹回りに余裕がある。
それでも好調を維持しているのは確かであり、勢いを感じさせる雰囲気をまとう。
Pad3star

ダノンリバティ →馬体を見る
ダート戦を経て、馬体が四角に映るように、力強く、立派になってきている。
暑さに負けたような表情もなく、気持ちも乗って、今回も好走は間違いないだろう。
Pad5star

ブラックムーン →馬体を見る
コロンとした腹回りは、もうひと絞りできそうな余裕を感じさせる。
皮膚の柔らかみが伝わってきて、それゆえに距離はマイル戦まで持つのだろう。
Pad4star

★エルムS
ピオネロ →馬体を見る
前駆が勝っている馬体で、いかにもダート馬らしく、トモに物足りなさがある。
馬体が減ってきている割には、腹回りに余裕があり、もうひと絞りできそう。
Pad3star

モンドクラッセ →馬体を見る
手脚がスラリと長く、父アグネスデジタル同様に、芝でも走れそうな馬体。
夏場は合っているのか、馬体全体がきっちりと絞れて力を出し切れる仕上がり。
Pad3star

クリノスターオー →馬体を見る
黒光りする馬体は、相変わらず見栄えがして、今回もすっきりと仕上がっている。
胴部に長さがあるため、小回りコースをどう立ち回るかが勝負のポイント。
Pad3star

テイエムジンソク →馬体を見る
クロフネ×フォーティーナイナーという血統構成がずばりとハマった好馬体。
もうひと回り馬体に筋肉がついてくれば、さらに上のレベルで戦える器。
Pad4star

ロンドンタウン →馬体を見る
馬体がふっくらとしているが、もう少し筋肉のメリハリがほしいところ。
立ち姿にはやや浮ついたところがあり、今ひとつレースに集中できていないか。
Pad3star

メイショウスミトモ →馬体を見る
馬体全体のシルエットはスラリと美しいが、トモの肉付きに物足りなさがある。
血統的にはダートだが、馬体を見ると芝のレースで力を発揮できそうな馬体。
Pad3star

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「競馬感性の法則」

Keibakannseinohousoku

調教師、そしてホースマンとして、私の尊敬する角居勝彦調教師による1冊。前著「勝利の競馬、仕事の極意」の重厚な内容には及ばないが、本著もよく読めば、競馬だけではなく馬券のヒントが随所に散りばめられている。競走馬をマシーンとしてではなく、経済動物としてでもなく、人間と同じ生き物として捉えていることが伝わってくるのが心地よい。それはサラブレッドに対する愛情であると共に、競馬の仕事に対する愛でもある。このようなリーダーに率いられた厩舎に入る馬がもっと増え(馬房数の制限が撤廃され)、日本の競馬が底上げされることを心から望む。

本書は「週刊ポスト」に連載していたものをまとめただけに、テーマが散逸しているのは否めないが、それぞれのコラムにおいてハッと気づかされる視点や情報があり、私がブックマークした箇所をメモ代わりに引用してみたい。

「女馬は春に、男馬は夏に強くなる」とよく言われるように、ヴィクトリアマイルに照準を合わせて調教することで、牝馬はより強くなります。ここで強い競馬をして、秋のG1戦線に殴り込みたいわけですね。天皇賞(秋)やマイルチャンピオンシップは、夏にどれだけ成長したかが問われますが、牝馬の場合は夏前に強くなる。

競走馬は、短期間に同じ相手に3回競り負けるとダメ。「あいつにはかなわない」と自ら順位付けをしてしまう。頭がいい馬ほどそうです。強い3歳馬なら同じ出ることも多く、気の弱い馬だと戦意喪失なんてことにもなりかねません。

(阪神ジュベナイルフィリーズ)を勝つ条件は、完成度ではなく、血統背景。持って生まれた資質が大きいと思います。ひと昔前、2歳馬の初期調教は翌年のクラシックに照準を合わせていたものですが、セレクトセールの活況など情況のスピード化もあって、2~3ヶ月ほど前倒しになった。本来、牝馬の資質を見定めるレースは桜花賞でした。それがいまは阪神ジュベナイルフィリーズになっています。

1つだけはきりしていることがあります。人間が諦めると馬も諦める。この馬は勝てないと人間が思ったら、馬は決して走らない。調教で厳しく攻めず、暴れるときにも厳しく叱らないと、「なんだ、ちゃんとしなくていいのか」と思ってしまう。馬はエネルギーを競馬だけに使うスキルが身につかず、本番ではエネルギーロスが大きくて勝てなくなる。競馬への意欲がなくなってしまうんですね。

などなど、競馬という人間のエゴの塊に馬を参加させている以上、私たちは何ができるのかを問い、そこから浮かび上がってくるノウハウや知見を隠すことなく語ってくれている。最近は競馬の本が売れなくなり、このような血の通った競馬本が希少になってしまっているからこそ、たまに出会うと20年前に大学の授業中に競馬の書籍を読みふけったあの頃に戻ったような新鮮な気持ちになれる。コアな競馬ファンにはぜひ読んで、あの頃の熱い想いを再び感じてもらいたい。


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関屋記念を当てるために知っておくべき3つのこと

Sekiyakinen

■1■2000m以上の距離に実績のある中距離馬
スタートしてから最初のコーナーまでの距離、そして最後の直線が圧倒的に長いため、どの馬にとっても息の入らない厳しい流れになる。そのため、スピードよりも、スピードを持続させるためのスタミナがまず問われることになる。全体のタイムや速い上がりタイムが出ることに惑わされることなく、2000m以上の距離に実績のある中距離馬を狙いたい。

■2■ノーザンダンサー系
新潟1600mのコース形態上、スピードの持続を問われることは前述したとおりだが、そのような舞台を最も得意とするのがノーザンダンサー系の馬たち。一瞬の脚で勝負するようなレースでは惜敗を喫してきたノーザンダンサー系の馬たちが、コースを味方にして台頭する。また、ノーザンダンサー系の馬は厳しい気候にも強く、新潟の酷暑にも耐えることが出来ることも、関屋記念を得意とする理由のひとつ。

■3■先行馬もしくはアウトインアウト
2007年 12.8-10.6-11.0-11.2-11.7-11.8-10.3-12.4(45.6-46.2)M
2008年 12.6-11.3-12.1-12.3-11.6-11.0-10.0-11.9(48.3-44.5)S
2009年 12.2-10.8-11.6-12.3-12.1-11.3-10.7-11.7(46.9-45.8)S
2010年 12.7-11.3-12.2-12.0-11.5-10.6-10.3-12.3(48.2-44.7)S
2011年 12.5-10.5-11.5-11.7-11.6-11.8-10.9-12.1(46.2-46.4)M
2012年 12.2-10.9-11.9-12.0-11.7-11.1-10.4-11.3(47.0-44.5)S
2013年 12.3-10.7-11.5-11.7-11.7-11.8-10.8-12.0(46.2-46.3)M
2014年 12.6-10.9-11.4-11.6-11.6-11.5-10.8-12.1(46.5-46.0)M
2015年 13.2-11.5-11.7-11.5-11.4-11.2-10.7-11.4(47.9-44.7)S
2016年 12.5-11.1-10.8-11.3-11.4-11.9-10.8-12.0(45.7-46.1)M

2010年や2012年、2015年は極端にしても、前半よりも後半の方が速い、全体としてスローに流れるレースが多い。また最後の直線が659mと長いため、異常なほどに速い上がり3ハロンのタイムが計時される。これだけ上がりが速いと、当然のことながら、前に行っている馬にとっては有利なレースとなる。

新潟競馬場は、押し潰された長円形の形状で、JRAの競馬場では最もコーナーの曲がりのきついコースとなる。新潟のマイル戦では、スタート後の長い直線で勢いがついたままコーナーに突っ込んでいくため、意外とスピードが落ちず、コーナーが曲がりにくい。そのため、減速することなく内ラチに沿ってコーナーを回るのは難しい。外から切れ込むようにしてコーナーを回り、直線では再び外に出すような、アウトインアウトのコース取りが理想的。外枠から発走する馬は、そのようなコース取りがしやすい。

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調教師の腕も勝率・連対率に表れる

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競馬の予想をするにあたって、調教師の腕が考慮に入れられることは案外少ない。競走馬はもちろんのこと、種牡馬やジョッキーなどの成績や適性は入念に調べ尽くされるのに比べ、馬を管理する調教師の手腕がピックアップされることは稀である。競馬新聞や週刊誌の片隅に調教師リーディングがひっそりと載っているだけで、その存在が大きく馬券に影響を与えるとはあまり考えられていないようだ。トップ10に入るような調教師であっても、コアな競馬ファンでなければ顔を思い浮かべることすら難しいのではないか。

調教師は競馬の世界ではいわば裏方だから仕方ない、という考え方もあるだろう。実際にレースで走るのは競走馬でありジョッキーである。調教師はよく経営者にたとえられることが多いように、よほど大きな企業ではないかぎり、そのトップの顔が表舞台に登場することはない。ただし、それがたとえば株を買うということになれば話は別だろう。おそらくその経営者の一挙手一投足に注目するようになるはずで、これまでどれだけの実績を上げていて、これからどれだけの成果を収められそうかをチェックするに違いない。同じことが馬券を買う場合にも言える。

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全体のバランスが素晴らしいヴォージュ:5つ☆

★レパードS
タガノディグオ →馬体を見る
ダート馬にしては筋肉量が少ないが、その反面、素軽さがあって好感を持てる。
顔つきからは精悍さが伝わってきて、気持ちに逆らわずにレースができれば。
Pad4star

ノーブルサターン →馬体を見る
手足がスラリと長く、胴部にも伸びがあるが、全体的な線の細さは否めない。
カジノドライブ産駒は硬くなりがちだが、現時点では柔らか味がある。
Pad3star

テンザワールド →馬体を見る
ダイワメジャー産駒にしては、筋肉のメリハリが少なく、やや背垂れ気味に映る。
前後躯にしっかりと実が入っているように映るが、鈍く重くもある。
Pad3star

エピカリス →馬体を見る
成績を知っているからではなく、馬体だけでも十分に雰囲気のある馬である。
前駆の力強さは特筆すべきであり、さらに表情から気性の素晴らしさが分かる。
Pad45star

スターストラック →馬体を見る
上の馬と比べてしまうと、どうしても全体のバランスも悪く、筋肉量も少ない。
それでも首の長さは十分で、どちらかというと硬い筋肉は力強さを感じさせる。
Pad3star

ハルクンノテソーロ →馬体を見る
四角形のバランスが若干崩れており、手脚が短く映るように重心の低い馬体。
筋肉のメリハリという点でもあと一歩で、重賞を勝ち切れるかどうか疑問。
Pad3star

ローズプリンスダム →馬体を見る
やや硬さは感じさせるが、自信をみなぎらせた積極的な立ち姿である。
全体的に筋肉量がアップしてくれば、さらに走ってくる素質を秘めている。
Pad3star

★小倉記念
フェルメッツア →馬体を見る
腰高に映るように、牡馬にしては腹回りに余裕がなく、巻き上がっている印象。
その反面、馬体全体に素軽さが漲っていて、いかにも切れそうな馬体。
Pad3star

バンドワゴン →馬体を見る
全体のバランスが良く、大型馬の割には決して大きく見せずまとまっている。
表情からは素直さが伝わってきて、その気性を上手く生かすことができれば。
Pad3star

クランモンタナ →馬体を見る
障害を使われての今回のレースだが、馬体はしっかりと絞れて来ている。
芦毛なので分かりにくいが、筋肉のメリハリもあって力は出し切れる仕上がり。
Pad4star

ストロングタイタン →馬体を見る
いかにも池江厩舎の管理馬といった筋肉量のある馬体で、パワーに溢れている。
前駆が勝っている割にはトモの肉付きは物足りなく、そこだけが課題点か。
Pad3star

ベルーフ →馬体を見る
前後のバランスが取れて、馬体だけを見ると昨年と同様に仕上がっている。
顔つきを見ても闘争心は失われておらず、あっと言わせても不思議はない。
Pad3star

ヴォージュ →馬体を見る
馬体全体のバランスが素晴らしく、黒光りする毛艶も調子の良さを示している。
表情からも素直さが伝わってきて、今回は走ってきそうな仕上がり。
Pad5star

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小倉記念を当てるために知っておくべき3つのこと

Kokurakinen

■1■高速馬場に対応できるスピード
サマー2000シリーズ第3戦。2006年から北九州記念が1200m戦となり、小倉記念が7月最終週~8月第1週へスライドされた。主なステップレースは七夕賞となるが、レースの特徴から考えても、七夕賞と小倉記念は直結しない。

なぜなら、七夕賞が福島競馬場の荒れてきた馬場で行われることに対し、小倉記念は野芝が生え揃った絶好の馬場で行われるからである。野芝は気候の暖かくなる6月くらいから成長し、8月の最も熱い季節に最盛期を迎える。野芝100%で行われる小倉競馬場の馬場は、これ以上ないほどの絶好の高速馬場となる。つまり、七夕賞ではパワーが求められるのに対し、小倉記念は高速馬場に対応できるスピードが求められることになるのだ。

後半からラップが急激に上がるため、スピードの持続力も必要とされることになるところがミソ。速い持ち時計があり、なおかつそのスピードを支えるスタミナを秘めた馬が狙いか。

■2■前走の着順
前走の着順別の小倉記念での成績を見てみたい(過去10年間)。

前走1着    【1・2・4・16】 連対率13%
前走2着    【2・1・0・8】 連対率27%
前走3着    【1・2・0・7】 連対率30%
前走4着    【1・0・1・8】 連対率10%
前走5着以下 【2・4・4・41】 連対率10%
前走10着以下 【3・1・1・40】 連対率9%

主なステップレースが北九州記念から七夕賞へ変わったことにより、前走の着順がそのまま小倉記念へとスライドすることはなくなった。どちらかというと、七夕賞のレースが適性に合わなかった馬の巻き返しというパターンが多くなるはずで、前走の着順はさほど気にしなくてもよいだろう。

■3■内枠の差し馬有利
かつて小倉記念は馬場の内が悪い重賞であった。なぜなら、連続開催の3回小倉が始まる頃、1回小倉以降に張り替えた部分のAコース最内がかなり傷んでくるからである。ちょうどその辺りに小倉記念は位置していたため、馬場の良い所を走られる外枠を引いた馬は有利であった。しかし、2006年からは開催時期がズレたことにより、内外の有利不利がなくなった以上、4つコーナーの小回りコースということを考えれば内枠有利となる。そして、各馬が直線の短さを意識して早めに仕掛けることで、一瞬の脚を持った差し馬にとって絶好の舞台となることも覚えておきたい。

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現代の日本競馬は枠順のゲームである(最終回)

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日本ダービーも、前週に行われたオークスよりもさらに遅い、前半1000mが63秒2という超スローペースに流れ、同じようなレースが再現されようとしていた。内枠を引いて道中は馬群の内でじっと我慢して脚を溜めるか、前のポジションを取っていなければ勝負にならないレースとなった。ところが、向こう正面において、レイデオロに乗ったクリストフ・ルメール騎手が迷うことなく一気にポジションを2番手まで押し上げたのである。

いくらペースが遅いとはいえ、道中で自ら動いてしまっては脚を失うことになる。競馬は先に仕掛けた方が負けるスポーツなのだ。そのことを一番良く分かっているのが騎手であり、だからこそ、ペースに対してのポジションが悪すぎると分かっていても、ジョッキーは自ら動くことができない。動けば負ける、動かなくても負けるという状況では動けないのが人の常であるにもかかわらず、ルメール騎手は日本ダービーという大舞台で、定石破りの決断をし、自ら動いていったのだ。その神がかった騎乗には称賛の声が多く、ルメール騎手の好判断があったからこその勝利であったと言っても過言ではない。あそこで動いていなければ、内枠を利して完璧に乗った四位洋文騎手のスワ―ヴリチャードがダービー馬に輝いていたはず。

しかし、レースをパトロール映像等で繰り返し観てみると、ルメール騎手は自ら動いたのだろうかという疑問が湧いてくる。動いたのではなく、抑えなかったという表現の方が適切なのではないかと。他の騎手たちがスローな流れに乗ろうとして馬を引っ張る姿を横目に、ルメール騎手だけはブレーキをかけなかっただけのことである。

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最高潮に仕上がったトーセンビクトリー:5つ☆

★クイーンS
アエロリット →馬体を見る
繋が立ち気味であるのは、フレンチデピュティからの影響が強いのだろう。
その上で、手脚が長く、全体的にバランスが良く、非の打ち所がない。
Pad45star

アドマイヤリード →馬体を見る
前駆が勝って映るように、どちらかというとパワータイプの馬体を誇る。
アエロリット同様に前走の疲れは外見上ないが、中身はどうか分からない。
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パールコード →馬体を見る
惚れ惚れしてしまうほどの筋肉量と全体のバランスで、牝馬とは思えない。
前後のバランスも良く、表情にも活気があり、走らないのが不思議なぐらい。
Pad45star

クロスコミア →馬体を見る
いかにも牝馬らしい線の細さがあり、このメンバーにはいるとパワー不足。
とはいえ、毛艶は良く、表情にも輝きがあって、この馬としては絶好調である。
Pad3star

トーセンビクトリー →馬体を見る
皮膚の薄さが伝わってくるようで、表情も良く、これまでで最高潮に仕上がった。
前後躯の実の入りのバランスや全体のシルエットが美しく、いかにも走りそう。
Pad5star

クイーンズミラーグロ →馬体を見る
前走に比べて力感が増しているし、特にトモの実の入りが素晴らしく成長した。
課題であったトモの弱さが解消したことで、前走以上の結果も期待できる。
Pad4star

マキシマムドパリ →馬体を見る
前走時よりも馬体が小さく見せるようになって、前走の疲れがあるか。
芦毛だけに毛艶等は分かりにくい部分はあるが、やや浮ついた立ち姿でもある。
Pad3star

★アイビスサマーダッシュ
プレイズエターナル →馬体を見る
前駆の力強さは、短距離馬を育てることに関しては卓越した安田厩舎の管理馬らしい。
7歳の高齢馬だけに、絞り切れていないところはあるが、これで力は出し切れる。
Pad3star

アクティブミノル →馬体を見る
全体的にふっくらとしているが、筋肉量は豊富で、いかにもスプリンター体型。
もうひと絞りできればきっちり走りそうだが、今回はやや余裕残しか。
Pad45star

ネロ →馬体を見る
ふっくらとして、最近の激走の疲れは癒えてきているように映るが、まだ少し太い。
顔つきを見ると闘争心は蘇ってきており、ここを叩いて次走は期待が大きい。
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フィードゥーシア →馬体を見る
腹回りが巻き上がっているため、馬体全体が細く映るのは仕方がない。
そのためパワー不足は否めないが、前駆には鍛え上げられた筋肉が付いている。
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シンボリディスコ →馬体を見る
アドマイヤマックス産駒らしく、重心が低く、筋骨隆々のパワー体型を誇る。
細部の筋肉も鍛え上げられていて、この馬の力はそのまま出し切れる出来。
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ラインスピリット →馬体を見る
スプリンター牡馬としては線の細さが目立ち、父の産駒によくある体重の軽い馬体。
それでも黒光りする毛艶は素晴らしく、夏場に調子を上げてゆくタイプかも。
Pad3star

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「一口馬主DB」で馬体の見かた講座を連載中です

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「一口馬主DB」に連載を書き始めてから、あっと言う間に1年半の歳月が過ぎ、「馬体の見かた講座」は36回目を迎えました。一口馬主のための募集時の馬体の見かたにテーマを絞りつつ、サラブレッドの馬体について全般的に基礎から体系的に書いてきました。書き始めた当初、WEB上に残る馬体の見方の教科書としては、最長かつ最上のものになる予感がすると大風呂敷を広げましたが、実際にそうなっていると思います。

関係者へのインタビューは、今のところ、岡田スタッド、そして共同馬主クラブであるノルマンディファームを手掛ける岡田牧雄さん、そしてワラウカドを立ち上げたパカパカファーム代表のハリー・スウィーニさんに応えていただきました。馬体の見かたというテーマは実に深遠で、実際にインタビューをしてみて感じたのは、それぞれが重要だと考えている(馬体を見る)ポイントは全く違うということです。ある程度は同じになる(重なる)のではないかという私の予想を超えて、馬体の見かたは千差万別でした。

つまり正解はないということです。それでは何でも良いのかというとそうではなく、私たちにできることは、まずは体系的に馬体の見かたを学び、それから先は断片を集めていくことなのだと思います。ホースマンたちの間で言い伝えられてきた馬体の見かたの幹を固めつつ、その周りに関係者から聞いた情報や自分で見たり読んだりしたことを枝葉として付け足してゆく。そのような地道な作業をすることで、馬を躍動する生き物として観る目が養われ、一口に出資する楽しみが増し、もしかすると走る馬を選ぶ確率が高くなるかもしれません。これは競馬の新しい楽しみ方のひとつですね。

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関係者へのインタビューと並行する形で、種牡馬別の馬体の見かたも語っています。ディープインパクト、キングカメハメハ、ハーツクライ、ダイワメジャー、クロフネ、ネオユニヴァース、ハービンジャー、ゴールドアリュールに言及してきました。走る産駒が比較的見極めやすい種牡馬もいれば、そうではない種牡馬もいることに、書き始めてから気づきました。ディープインパクトやハービンジャーは前者であり、ハーツクライやクロフネは後者ですね。あまり難しい言葉を使うのではなく、誰にでも(競馬を始めたばかりの方にも)分かりやすく説明しているつもりです。「馬体の見かた講座」を読むにはプレミアム会員に登録していることが必要ですが、興味のある方はぜひ読んでみてください。

私自身も、これから先、関係者から教えてもらったり、自分で書き進めてゆくうちに、馬がどのように見えるように進化していけるのか、楽しみで仕方ありません。今年度から、社台ホースクラブやサンデーサラブレッドクラブの資料も「一口馬主DB」から請求できるようになったので、新しいクラブも覗いて開拓してみようかと思います。


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アイビスサマーダッシュを当てるために知っておくべき3つのこと

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■1■牝馬の活躍が目立つ
牡馬・せん馬  【3・8・5・83】 連対率11%
牝馬       【7・2・5・49】 連対率14%

過去10回行われたレース中、牡馬が勝ったのはわずかに3回。G1レースで勝ち負けできるぐらいの牡馬でないと、このレースで牝馬に勝つのは難しい。連対率を見ても圧倒的な差が生じている。

理由としては、以下の3つが考えられる。
①平坦コースで牝馬特有の切れ味を生かせる
②揉まれない
③牝馬は気を抜かずにガムシャラに走る

■2■ダート短距離血統の馬に注目
過去の連対馬を見ると、カリスタグローリー、サクラバクシンオー、Capote、スターオブコジーン、ウォーニング、フジキセキなど、ダートの短距離に強い血統の馬が並んでいる。このことからも、一気にアクセルを全開にしてトップギアに入ることのできる、後輪駆動のパワータイプが強いことが分かる。芝のスピードよりも、ダッシュするためのパワーが必要ということである。

■3■外枠有利というよりも
新潟直線1000mは外枠有利と言われるが、本当にそうだろうか。開催が進んで馬場の内側が傷んでくれば、外が走りやすいトラックバイアスが生まれることは確かだが、開幕週であれば馬場の内外は気にすることはない。それよりも、馬は埒(らち)を頼った方が走りやすいということである。直線だけの競馬は馬群が大きくバラけることが多く、他馬との間隔が開きすぎると、馬はフラフラして走りにくい。だからこそ、早めに埒(らち)を味方につけて突っ走った馬が有利ということになる。そういった意味では、手応えの良い馬が集まってくる外枠の方がレースはしやすい。


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自分を信じつづけることで、正しく賭けられる

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競馬を始めた頃、馬券が外れてはふて寝をしていた。悔しくて仕方なく、自分の感情を抑えることができず、ただ眠りに落ちるのを待つしかなかった。ときには胃液が逆流しそうになるほどの苦しみを味わうこともあったし、しばらくの間、言葉が発せなくなるほど動揺することもあった。ちょうど全能感に溢れていた若かりし時期でもあり、こちらが激しく思えば思うほど、馬券が外れたときのカウンター(反動)もそれだけ激しかった。たまに馬券が当たって有頂天になることもあったが、ほとんどはそうではなく、世の中と自分との間にある溝の大きさにその都度絶望した。週末になると、私は奈落の底に突き落とされ、一週間かけて再びはい上がる。そんなことを繰り返し、すでに20年以上が経ってしまった。

良かったと思えることは、自分が傷つけられることに慣れたことだ。毎週末、自分の考えが間違っていることを知らされ、思い込みを指摘され、現実は自分の思っているとおりにはならない事実を突き付けられる。本気で想えば思うほど、傷つけられるのだ。傷つけられたくなければ、もう競馬なんかさっさとやめてしまえば良いのに、やめるという選択肢はなかった。私にとって競馬をやめるのは生きるのをやめることに近い。何度傷つけられても、何度でも立ち上がって、とにかく生きる。四半世紀もこのようなことをしていると、打たれ強くなるものだ。

あなたが本気で馬券を買うならば、打たれ強くならなければならない。私たちが馬券を買って外れてしまうときの感覚は、ボクサーがパンチを受けたときのそれに近いのではないかと思うことがある。作家の沢木耕太郎氏は、モハメド・アリの言葉を引きつつ、偉大なボクサーとぼんくらなボクサーとの違いをこう綴った。

(週刊Gallopを買い忘れた方や、超馬券のヒントだけ読みたい方はこちら
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«芯の入った好馬体を誇るウインガニオン:5つ☆