フローラSを当てるために知っておくべき3つのこと

Floras

■1■前走500万下でキャリア3戦以上
桜花賞よりも距離的にはオークスに近いはずだが、フローラSの勝ち馬は過去10年間でわずか1頭しかオークスを勝ったことがない。桜花賞に間に合わなかった馬たちの最終戦であり、現時点では桜花賞組に比べて完成度が劣るからである。陣営もその辺りは承知で使ってくるはずで、オークス前のトライアルをひと叩きというより、とりあえずここを勝つことに目標を定めてきている馬が多いはず。

そこで狙ってみたいのは、前走が500万下を勝ち上がってきた馬と、フラワーCで惜敗を喫してしまい、目標を桜花賞からオークスに切り替えた馬の2パターンである。ただし、いくら前者の500万下組みであっても、キャリアが浅すぎてはいけず、最低3戦はあるべきだろう。

■2■意外と人気馬が強い
過去10年の人気別のレース着順をみてみたい。

1番人気 【4・1・0・5】 連対率50%
2番人気 【2・3・2・3】 連対率50%
3番人気 【1・1・2・6】 連対率20%
4番人気 【1・1・1・7】 連対率20%
5番人気 【0・0・1・9】 連対率0%

1番人気の馬から人気順に好結果を出しているように、意外と荒れない。3歳牝馬同士のトライアルということで荒れそうなイメージはあるが、人気馬が強い。好素質馬がここを勝つことを目標に仕上げてきたら、たとえ人気でも素直に狙ってみるべき。

■3■内枠を引いた馬
過去10年における枠順(内と外)別の着順は以下のとおり。

1~4枠 【6・6・5・60】
5~8枠 【4・4・5・82】

1~4枠の内枠が外枠よりも好成績を残している。スタートしてからすぐに第1コーナーに至ってしまう東京の2000mというコース設定を考えると、外枠よりも内枠の方がスムーズに先手を取ることができる。このレースの勝ちポジは前から10番手以内のできれば内なので、外枠からだとそのポジションはどうしても走りづらい。逆に8枠からは2頭の勝ち馬が出ているのは、どうせ外なら邪魔されずに自分のリズムを貫ける大外の方が良いということである。

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集中連載:現代のコアな競馬ファンがすなる一口馬主というものを(最終回)

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クインアマランサスの引退の報告がメールで届いた。浅屈腱炎。勝ったり負けたりを繰り返しながら、ようやく競走馬として完成期を迎えた矢先の引退だけに、しばし呆然としてしまった。初勝利を挙げたときの喜びよりも、突然の引退の方が圧倒的に心を動かされたのだから不思議である。引退の連絡を受けたとき、フラッシュバックのように思い出されたのは、遠い昔に読んだ漫画のあのシーン。上手く説明することはできないが、たぶんあのシーンを読んだときの感情とクインアマランサス引退を知ったときのそれが重なり、つながったのだろう。

TouchTouch02
きれいな顔してるだろ
ウソみたいだろ
死んでるんだぜ。それで・・・
たいしたキズもないのに、ただ、
ちょっと打ちどころが悪かっただけで・・・
もう動かないんだぜ

ウソみたいだろ

競走馬としてデビューするまでにも時間が掛かり、メイクデビューは14着とどうあることかと心配をさせ、3歳になってからダートに転向して3戦目で初勝利を収めた。そこからは長い休養期間をふんだんに挟みながら、勝ち切れないながらも大事に使われてきた。特に肩の硬さがウィークポイントであり、その点は最後まで解消されることはなかった。坂路で55秒を切ることのできない馬が、毎回、レースに行くと好走する気持ちの強さには頭が下がる思いであった。

とにかく、待ちに待ったのである。出資を決めてからの3年間、クインアマランサスが地方交流重賞を勝ちまくる日が来ることを夢見て、待ち続けた。それは我慢したというネガティブな意味では決してなく、あきらめず、希望を捨てることなく、じっと時間を味方につけようと耐えたということだ。焦っても仕方ない。待てば海路の日和ありだ。長い時間をかけたからこそ、前走の完勝劇には鬱憤が晴れ、視界が一気に広がった。希望的観測ではあるが、1000万、1600万、オープンと一気に駆け上がってくれる可能性もあった。そのための充電期間であったとさえ思えた。

「初めての出資馬で、これだけコンスタントに走る馬は当たりですよ」と良く言われてもピンと来なかったが、全くその通りなのだろう。彼女の競走馬としての頑張りや厩舎・育成牧場関係者の手厚いケアがあったからこそ、私は一口馬主ライフを楽しめたのだ。今は感謝の気持ちしかない。

105歳まで生きた日野原重明先生は、「星の王子さま」の一節「悲しみはいつか和らぐよ。いつかその悲しい気持ちが和らいだら、僕と出会ってよかったって思うよ」を引いて、著書にこう記した。

別れというものは本当に悲しいものですね。それでも、別れるべきその日が来たならば、ただ悲しさを感じて終わりにするのではなく、別れが教えてくれる「出会いの意味」に目を向けてほしいのです。別れとは出会いの中にあり、悲しく静かに僕たちが出会った本当の意味を再認識させてくれるものだからです。たくさんの別れを経て、感動の正体を探し続けた今、僕は改めてそう感じているのです。

彼女が私に教えてくれたことは、1頭の競走馬についてであった。1頭の競走馬にどれだけの人々や時間が費やされ、期待や夢を背負わされ、それでも走る馬もいれば走らない馬もいる。そんな中での一勝の喜びや辛抱強く待つことの大切さ、そしていつか輝かしい現役時代には終わりが来ること、それも突然に。たかだか500分の1しか出資していない一口会員と競走馬の出会いかもしれないが、初めて出資できた馬がクインアマランサスで良かったと思う。

(了)

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理想的な勝ち方


皐月賞2019―観戦記―
皐月賞は前半1000mが59秒1、後半が59秒0という平均ペース。力のある馬であれば、逃げても、後ろから行っても勝負になるフェアな流れ。最後は実力馬たちによる争いとなり、ゴール前で激しく叩き合う、手に汗握る好勝負であった。上位3頭は強く、ダービーにもつながる。

サートゥルナーリアは、休み明けを物ともせず、この淀みのない流れを追いかけ、最後の直線では脚を伸ばしたのだからさすが。かえってレースが流れた分、行きたがることなく追走がスムーズであり、また外々を回らされなかったのも良かった。着差こそ僅かだが、この馬としては理想的な勝ち方であった。サートゥルナーリアの馬体には窮屈なところが全くなく、その馬体の伸びを余すところなく使った、雄大なフットワークには惚れ惚れする。走り終わった後も、頭に血が上ることなく落ち着いていられる精神力の強さも若駒離れしている。直線で初めてムチが入って、少しヨレてしまったのはご愛嬌だろう。

クリストフ・ルメール騎手はテン乗りとは思えない冷静さで、サートゥルナーリアを勝利に導いた。テンの出して行き方、ペースに応じてのポジション取り、そして勝負どころからの仕掛けるタイミング。全てにおいてパーフェクト。簡単なようで簡単でない勝利をものにして、ひと安心というところだろう。

今年の皐月賞における、最後の直線における審議(の長さ)には違和感を覚えた。あれぐらいの寄り合いはレースでは日常茶飯事の風景であり、ルメール騎手もその後にムチを持ち替えており、悪質性のかけらもない。にもかかわらず、あれだけ時間をかけて後味を悪くしたのは、何の意図があるのだろうか。

最後まで食い下がったヴェロックスは、横綱相撲の競馬をしたら、さらに強い横綱がいたという感じであろう。走りに首の高いところがあり、馬体的にも未完成ではあるが、ここに来て走る素質が開花しつつある。川田将雅騎手も積極的に勝ちに行く競馬をして、ヴェロックスの良さを見事に引き出した。

ダノンキングリーは道中、手綱を緩めたらすぐに飛んで行ってしまいそうな抜群の手応え。最後は前2頭がややスタミナで優ったものの、直線では内を突いてズバっと伸びて、前走の切れ味がフロックではなかったことを証明してみせた。スピードが有り余る分、日本ダービーの距離2400mはギリギリだろう。

アドマイヤマーズはダノンキングリーが走ったポジションを取りたかったはずだが、ダノンのあまりの行きっぷりに1列後ろになってしまった。とはいえ、上位3頭とは力差を感じさせる内容であり、NHKマイルCに矛先を変えるのが妥当な判断だろう。最優秀2歳馬ではあるが、この世代の4番手となった。

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窮屈なところが全くないサートゥルナーリア:5つ☆

 

 

 

 

 

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皐月賞を当てるために知っておくべき3つのこと

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■1■弥生賞の勝ち馬は、皐月賞では勝てない!?
弥生賞は皐月賞と同じ中山2000mという舞台で行われるが、弥生賞を勝って、そのまま皐月賞をも制する馬は思いのほか少ない。その世代の素質馬が集結するハイレベルの弥生賞を制した馬は、普通に考えて、弥生賞と同じ走りができれば皐月賞はほぼ当確である。それでも、私が競馬を始めてからの25年間で弥生賞と皐月賞を連勝した馬は、アグネスタキオンとディープインパクト、ヴィクトワールピサの3頭の名馬しかいない。なぜこのような現象が起こるかというと、2つの理由が考えられる。

ひとつは、弥生賞と皐月賞では馬場状態が全く異なるからである。

皐月賞における、過去10年のラスト3ハロンの上がりタイムを並べてみたい(府中で開催された平成23年は除く)。

平成20年 35.2
平成21年 35.6
平成22年 35.9
平成24年 38.4
平成25年 35.9
平成26年 35.3
平成27年 34.7
平成28年 35.6
平成29年 34.5
平成30年 37.3

平成27年と29年は速い上がりの瞬発力勝負になっているが、それ以外の年はある程度、終いの掛かる競馬になっている。これは道中のペースだけではなく、皐月賞時の馬場によるところが大きい。皐月賞当日の馬場は、最終日ということもあって、全体的に重くなっているのが通常である。特に、最も良く使われる3~4コーナーにかけては、見た目以上に馬場の傷みは激しく、当然力の要る馬場となっている。

つまり、手脚の軽い、瞬発力で勝負したい馬にとっては足かせとなり、逆にダート血統に代表されるようなパワー優先の馬にとっては願ってもいない、ほぼ1ヶ月前に行われた弥生賞当日の馬場とは全くと言ってよいほど異なった重い馬場になってしまうのである。

もうひとつは、弥生賞はかなりの状態に仕上がっていないと勝てない、その上、弥生賞では厳しいレースを強いられるということである。

クラシックを狙う有力馬が一堂に会する弥生賞は、当然のことながら、中途半端な仕上がりでは勝つことはできない。弥生賞を勝つためにはかなりの仕上げを施さなければならず、本番前に仕上げられた(仕上がってしまった)馬は、本番に向けて下降線を辿ってしまう。サラブレッドのピークはそれほど長くない。つまり、弥生賞を勝つために仕上げてしまうと、そのあとが続かないということである。さらに、それまでは楽な相手と楽な競馬しか経験してこなかった馬が、弥生賞で初めて厳しいレースを強いられるので、その肉体的、精神的な反動が次のレースで噴出してしまう。

その典型的な例は、平成12年の弥生賞を制したフサイチゼノンではないか。田原成貴元調教師と関口オーナーの間で一悶着あった馬であるが、フサイチゼノンは弥生賞の時点で既に仕上がってしまっていた。田原調教師はフサイチゼノンにかなりの素質を感じていただろうし、初年度である厩舎を盛り上げるためにも、弥生賞も勝って本番に臨みたかったに違いない。しかし、その勝ちを焦る気持ちが、フサイチゼノンを追い詰めてしまったのだ。肉体的にも精神的にもピークを過ぎてしまったフサイチゼノンは、もはや皐月賞に出走する状態にはなかった。関口オーナーに相談をしなかったのは田原元調教師の落ち度だが、出走を取りやめたのは英断であったと思う。

フジキセキ
ダンスインザダーク
フサイチゼノン
アグネスタキオン
カミノタサハラ

以上は、弥生賞を勝った後に故障を発生した馬たちである。厳しいレースである弥生賞を勝つことは、高い素質、能力を持つことの証明であるが、一方で失うものも大きい。そういう意味で、弥生賞馬はまず疑ってかかるべきである。

■2■皐月賞馬の条件
皐月賞馬に求められる条件は、以下の4つ。

スピード
パワー
器用さ
完成度

まず、「スピード」については、中山競馬場の内回りを使うコースは先行馬に有利であり、前にポジションするために秀でたスピードが求められる。スタミナに関しては、2000mまでこなせるマイラーであれば、十分に勝負になるはず。

「パワー」については、上にも述べたとおり、皐月賞は最終日に行われるため、馬場がかなり重くなっていることが多い。そのため、荒れ馬場をこなせるパワーが必要となる。さらに、1周1666m、直線310mという小さなスケールのトラックで行われるため、上手に立ち回りながら流れに乗ることのできる「器用さ」を備えているかどうかも問われる。

また、「完成度」の高い馬ということも挙げられる。その傾向は年々強くなってきており、この時期においてあらゆる面において完成されていなければ、このレースを勝つことは難しい。素質があり、なおかつ完成度が高いことが求められる。

■3■参考データとして
・前走が1800m未満の馬は×
・2月以降に1400m以下の短距離を一度でも使っていた馬は×
・連対率が50%を超えていなければ×

 

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未来は明るい


桜花賞2019―観戦記―
逃げ宣言をしていたエールヴォアに行き脚がつかず、押し出されるような形で外枠からプールヴィルが先頭に立ち、前半マイルが47秒7、後半マイルが45秒0という恐ろしいほどのスローペースでレースは流れた。もうこれはG1レースでもなく、マイル戦でもない、凡戦であった。もうここまでのスローになると、展開やスタミナなどほとんど関係ない、ヨーイドンの勝負となった。まるで芋洗いのような流れの中、スムーズに競馬ができた馬はごく僅かで、底力を試されたレースとは言いがたい。勝った馬と4着のダノンファンタジーは、比較的レースの流れに乗れて力を出し切れていた。

勝ったグランアレグリアは、朝日杯フューチュリティS以来の休み明けで桜花賞を制するという快挙。藤沢和雄調教師の管理したスティンガーは同様のローテーションで力及ばなかったが(12着)、20年の歳月を経て、同厩の後輩がリベンジを果たしたことになる。この時点でグランアレグリアの未来は明るい。馬体的には決して完成度が高い馬ではないが、新馬戦から圧倒的なパフォーマンスを見せているように、バネが良かったり、心肺機能が優れているなど、見えない部分が走ることに適しているのだろう。馬体にメリハリが出てくると、さらにスピードと力強さが増してくるはず。ただし、オークスは距離が長い。

クリストフ・ルメール騎手は暖かくなってきて、いよいよ本領発揮というところだろう。馬が掛かっても絶対に抑えられる自信があるからこそ、スタートから迷いなく出して行ける。序盤は少しハミを噛んでしまったが、終始積極的に攻めて、最後は内ラチを頼る癖を利用して走らせての完勝であった。

シゲルピンクダイヤは前走のチューリップ賞に続き、レースの流れに乗り切れずとも豪快に伸びてくる、荒削りな走りをした。馬体のバランスは良い馬なので、もう少し気性面でまともになると勝てるレースも出てくるだろう。反面、リズムが崩れると全く反応しなくなる馬のような気もしないでもない。

クロノジェネシスは終始ガチャガチャして、スムーズさを欠いた走りでの3着。ダノンファンタジーをマークしたかったのか、北村友一騎手は第1コーナーまでのポジション争いでなぜか外に進路を取ろうとして、馬のリズムを崩してしまった。負けて強しの競馬だが、この馬もオークスは距離的に疑問が残る。

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ダノンファンタジーは外枠から外々を回り、脚を失ってしまった。とはいえ、勝ち馬の後ろのポジションではあるから、新馬戦以来の力関係は逆転していなかったということである。それにしても、シゲルピンクダイヤやクロノジェネシスに先着を許したのは不甲斐ない。前走が楽に勝ちすぎた感も否めない。

ビーチサンバは前にダノンファンタジーを見る形で進め、最後まできっちり脚を伸ばした。G1レースを勝つためには、パンチ力不足であることは否めない。プールヴィルは秋山騎手の好判断で逃げたのが良かった。アクアミラビリスは、デムーロ騎手が勝ちに行ったものの、馬群の中で競馬をするには線が細い。

私が本命に推したエールヴォアは、先行できなかったのが残念。跳びが大きいタイプで行き脚をつけるのが難しいのは分かるが、昨年の菊花賞におけるメイショウテッコン同様に、松山騎手の技量不足も露呈したレースである。最後は差を詰めており、すんなり先行できれば、距離が延びるオークスでは面白い。

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雄大さと骨太さを誇るエールヴォア:5つ☆

【シェーングランツ】馬体は悪くはないが、姉ソウルスターリングと比べると明らかに劣る。コロンと映る馬体からは、マイル戦がベストであり、使える脚もそれほど長くない。<馬体評価★★★>

【シゲルピンクダイヤ】やや腰高ではあるが、胴部には長さがあって、レースでの走りから想像していたよりも伸びのある馬体。ダイワメジャー産駒らしく完成度が高いため、今回は絶好の舞台となるはず。<馬体評価★★★★>

【ノーワン】まだ全体的に完成度が高くはなく、素質の高さだけでクラシックに乗ってきた印象を受ける。ハーツクライ産駒らしく、胴部が長い分、手脚の短さとの関係で重心が低く映る。<馬体評価★★★>

【アウィルアウェイ】もうひと絞りできそうなほど、胴部がズングリムックリしている。牝馬にしてはカイ葉食いの心配が要らないほど良く食べるのだろう。パワーに溢れている。鋭い目つきからは、気性の激しさが伺え、スムーズにレースができるかどうかが鍵。<馬体評価★★★>

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桜花賞を当てるために知っておくべき3つのこと

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■1■勝ち馬は「2敗以内」が目安
勝ち馬の条件としては、「2敗以内」であることが挙げられる。最近は、素質馬はあまりレース数を使わない傾向が顕著になってきており、桜花賞でも浅いキャリアで臨んできた馬が活躍している。数を使わない以上、レースに使うからにはきちんと勝てる状態に仕上げられているはずで、それでいて2敗以上しているということは、能力がないか、どこか足りない部分があるかのどちらかということになる。だからこそ、桜花賞を勝てる素質があるかどうかを見極めるためには、「2敗以内」という数字を目安にしたい。

 

さらに、「新馬戦を勝っている」、「牡馬を相手に勝利している」ことも、素質の有無を問うための材料にしてもよいだろう。

 

■2■前走の人気に注目
過去10年間で桜花賞を勝った馬の「前走の人気」を見ると、明らかな傾向があることが分かる。なんと10頭中6頭が1人気であり、2番人気が3頭、わずかに4~5番人気が1頭と、それ以下の人気であった馬は1頭も勝っていない。連対馬(2着馬)に目を向けても、9頭までが前走3番人気以内に推されている。

 

最も桜花賞に直結しやすいとされていたチューリップ賞だけを見ても、その勝ち馬よりも、人気に推されていたが負けてしまった馬の方が、本番での好走率が高い。つまり、前走で何着だったかという「実績」よりも、前走で何番人気に推されたかという「素質」、もしくは「資質」に注目すべきなのである。

 

■3■瞬発力のある馬が有利
平成19年から、桜花賞は新阪神コースの外回りで桜花賞は行われる。このことによって、勝ち馬に求められる資質が大きく違ってくることが考えられる。かつては器用さとスピードが求められていたが、今年からは「瞬発力」とそれを支える「スタミナ」が要求されることになるだろう。

 

ステップレースであるチューリップ賞(新阪神1600m外回り)とフィリーズレビュー(新阪神1400m内回り)のレースラップを見てみたい。

 

平成19年
チューリップ賞   12.4 - 10.9 - 12.1 - 12.2 - 12.2 - 11.1 - 11.0 - 11.8
フィリーズレビュー 12.5 - 10.9 - 11.4 - 11.7 - 11.4 - 11.7 - 12.2

 

チューリップ賞を見てみると、第1コーナーである3コーナーからガクンとペースが緩み、最終コーナーである4コーナーまで極端なスローでレースが流れていることが分かる。それに対し、フィリーズレビューではコーナーを回ってもペースがほとんど緩んでいない。

 

この2つのレースの違いは、展開うんぬんではなく、コースの構造に起因する。チューリップ賞が行われる新阪神1600m外回りコースは中盤が緩みやすいコース構造になっているのに対し、フィリーズレビューが行われる新阪神1400m内回りコースはそうではないということである。

 

つまり、道中が緩むことによって、本番の桜花賞もラスト3ハロンの瞬発力勝負になってしまう可能性が高いということである。

 

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現代競馬の申し子

大阪杯2019―観戦記―
大阪杯はエポカドーロが好スタートからダッシュを利かせ、あっさりと先頭に立った。前半1000mが61秒3、後半1000mが59秒7という超スローペース。第1コーナーまでに決まった隊列やポジションは最後まで変わらず、道中で前に行けた馬や馬群の内を進んで脚を溜められた馬に極端に有利なレースとなった。

 

勝ったアルアインは皐月賞以来の勝利となったが、意外にも皐月賞以降はこの馬に適したレースをほとんど走っていなかった。この馬の力を出し切れる条件は内回りの芝2000m。それ以外の距離は少し長かったり、短かったり。上がりが速い勝負になるレースは勝ち切れない。今回は条件がピタリとはまった。

 

そして最大の勝因は、内2番手のスローペースの勝ちポジ(勝つためのポジション)を走れたことである。他馬が外を回されて脚を失う中、この馬は最後の直線に向くまでジッと動かずに脚を溜められていた。今回は馬場も走りやすく、池江調教師がきっちりと仕上げたことで、アルアインの先行力が生きた。

 

北村友一騎手は、内枠から道中は内を進んで、脚をためる競馬になると巧さを発揮する。北村騎手は批判の対象になりやすいが、それは外枠を引いて外を回された時の話であって、内枠を引くと実に上手い。スッと先行する技術、馬を御して脚を溜める力に秀でている、現代競馬の申し子と言ってよい。

 

2着に粘り込んだキセキはスローの展開に恵まれたが、有馬記念以来の休み明けということを考慮すると、良く頑張っている。有馬記念のように思い切って行き過ぎてもバテてしまうし、今回のようにゆっくりと行っても瞬発力勝負で負けてしまう。川田将雅騎手はスローを読み切って、最高の騎乗をしている。

 

ワグネリアンは内の3番手という、この馬にとっては絶好のポジションで走ることができた。最後の直線でも良く伸びて3着を確保したように、半年ぶりを感じさせない走り。日本ダービー馬が立て直されて、古馬になって活躍するのは案外難しい。外見上は良くなっているので、次走の走りに期待したい。

 

マカヒキは道中は内の4番手を進み、極力コースロスを避けたことが4着という結果につながった。裏を返せば、道中で外を回してしまった馬は壊滅的であったということ。これだけメンバーが揃ったG1レースで、ここまでポジションバイアスが生じてしまうのは、残念と言うべきか、実にもったいないと思う。

 

私が本命に推したエアウィンザーは、スタートからの先行ポジション争いに負けてしまい、前に行くことも内を進むこともできず、中途半端なポジションを走った結果の5着。上位馬と大きな力差があるわけではないが、フットワークが大きいため、スッとポジションを取ることができないのが課題だろう。

 

1番人気に推されたブラストワンピースは、外々を回されて脚を失ってしまった。休み明けで馬体が立派であったこともあるが、それ以上に道中のポジションが不利に働いた。内を器用に立ち回る馬ではないだけに、もう少し道中が流れてくれないとレースがしにくい。菊花賞で見せたこの馬の負けパターン。

 

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【今週のWIN5】大阪杯はエアウィンザー

20190331
先週のWIN5はメインレースである高松宮記念とマーチSの単勝を外してしまったが、点数を絞ったレースでは本命が勝ち、手広く流したレースでは人気薄が来て、5レース中3レースが的中となった。硬く収まるか、荒れるかの大局観は正しかったが、条件戦の人気薄を拾えても、肝心の重賞が当たらなければ悔しさは倍増する。とはいえ、小さい投資で大きなリターンを狙うとすれば、このような形でメリハリをつけるしかないだろう。もう少し実験的にWIN5にチャレンジしてみたい。

さて、今週のWIN5は阪神9R明石特別と中山11R船橋Sが各馬の力が拮抗していて、人気薄の金星も十分にあり得るとみている。阪神9Rは芝2000m戦で行われるため、内枠を引いた馬が有利になるのが定石だが、1000万下に上がってから結果が出そうで出ない馬が集まっていて、どんぐりの背比べ、横一線であるから、ミヤジユウダイやナリタゴールドの人気薄を含めつつ、外枠のモザイクとエーティーラッセンを敢えて狙いたい。中山11Rは混戦のため、かなり手広く、ライトオンキュー、ボーダーオブライフ、タケショウベスト、イサチルホープ、ダイトウキョウ、レーヴムーン、ショウナンアエラの7頭に流してみたい。

それに対して、中山10R伏竜Sのデアフルーグは新馬戦と黒竹賞を連勝して、道中の手応えからも昇級戦でも力は一枚上である。多頭数になると紛れる心配はあるが、今回は8頭立てと連勝を伸ばすお膳立ては整っている。また、阪神10R御堂筋Sは川田将雅騎手のヴァントシルムと藤井勘一郎騎手のプリンスオブペスカの叩き合いを見たい。両騎手ともビシッと追ってくることで定評があり、最後の直線で馬体があわされば違いに抜かせまいと叩き合いながらゴールとなるだろう。

大阪杯(G1)は休み明けのワグネリアン、ブラストワンピース、キセキは実力と実績は認めつつも、ここを照準にステップレースを踏んできたエアウィンザーを狙いたい。全兄エアスピネルも素晴らしい馬ではあるが、馬体だけを比べてみても、エアウィンザーはその上を行く素晴らしさである。生まれ落ちたときから、G1を取ることが宿命づけられているような完璧な馬である。前走は重馬場に苦しめられたが、ひと叩きされて調子が上向いている今回はたとえ重馬場であっても克服するだろう。内枠がほしかったが、フットワークが大きい馬なので、すんなり先行できれば、外の方が走りやすいケースもあると考えたい。前哨戦を使って上昇してくるエポカドーロとステルヴィオも間違いなく好勝負になるが、1頭を選ぶとすれば、エアウィンザーの単勝を買いたい。

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非の打ちどころのない好馬体エアウィンザー:5つ☆

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Mr.Melody


高松宮記念2019―観戦記―
速いペースで逃げると思われていたモズスーパーフレアの行き脚が鈍く、なんとか先頭に立ったものの、前半600mが33秒2、後半が34秒1という、このクラスとしてはスローに近い平均ペースで道中は流れた。前目のポジションと経済コースを通れた馬に有利なレース。好スタートを切り、出たなりで2、3番手を取り、ペースが落ちた4ハロン目で内ラチ沿いで脚をためられた馬のワンツーとなった。ポジションは後ろであったが内で脚がたまったショウナンアンセムが3着に突っ込み、外を回らされた1番人気のダノンスマッシュは伸び切れず。


勝ったミスターメロディは、最も上手に立ち回った馬の1頭である。前走の阪急杯は外々を回らされて脚を失ってしまったのと対照的に、今回は内枠を引いたことで、きっちりと経済コースを通ることができた。藤原英昭厩舎らしく、本番に向けてキッチリと馬体を仕上げていた。ミスターメロディは、マル外の短距離馬にしては気性が穏やかなのがセールスポイントであり、顔つきからも賢さが伝わってくる。だからこそ騎手も乗りやすいし、レースの流れに応じて器用に立ち回ることができた。この器用さは、これからも武器になるはず。


福永祐一騎手は、無欲の立ち回りで、枠順とミスターメロディの強さをそのまま生かしてみせた。「キングヘイローが後押ししてくれた」と気の利いたコメントをレース後にしたが、福永騎手自身は3年前のビッグアーサーと同じようなイメージで乗ったのだろう。


かつて強かった頃のセイウンコウセイが蘇ったような走りを見せたのは、幸英明騎手がその時のイメージを抱いて乗ったからでもあろう。手綱をグイグイ引っ張って、4コーナーを回っても手応え十分。最後は内から交わされてしまったが、この馬の力は十分に発揮した。良かった頃に比べ、トモの肉付きが物足りなく映っていただけに、セイウンコウセイの激走には驚かされたのが正直なところ。逃げ馬は気持ちで走る面があるのと、4ハロン目でペースが落ち着いたところで、外に出さずに内で脚をためられた、幸騎手の一瞬の判断が功を奏した。


ダノンスマッシュは最後まで外枠が響いた。そして、それを覆せるだけの力差はなかったということ。終始外を回されてしまい、まんべんなく脚を使ってしまったことで、最後の直線では伸び切れなかった。父ロードカナロアに似て、成長途上の馬であり、秋以降に期待したい。北村友一騎手は枠なりに乗るジョッキーであり、内枠を引くと実に上手に乗ってくるが、外枠を引くとそのまま外を回して負けてしまう面があるのも否めない。馬を御すのは上手い騎手だけに、内枠を引いたら買い、外は買わずと覚えておいても良いだろう。


レッツゴードンキは年齢的なこともあるのか思っていたよりも置かれてしまい、最後の直線に賭けたが、前がなかなか開かずに不完全燃焼な走りとなってしまった。前半で好位置を取れないと、最後まで後手に回って負けてしまう典型的なレース。馬自身は最後まで頑張っている。私自身も本命に推していたのだが、そもそも今回のパドック写真を見たとき、前走の阪急杯時と比べてあまり良化していないと感じた。冬毛が残っていた前走ほどではないが、今回も期待していたほど毛艶が良くなっていなかった。それはモズスーパーフレアにも当てはまる。


モズスーパーフレアは小回りの中山競馬場の芝1200mコースが合っているのは確かだが、それ以上に今回は行きっぷりが悪かった。暖かくなっても冬毛が残って毛艶が冴えないように、勝ちっぷりの鮮やかさとは裏腹に、内臓面での疲労がたまってきていたのではないだろうか。

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【今週のWIN5】高松宮記念、マーチSなど

20190324

ざっと見渡してみると、中山10レースと阪神11レースが難解な感じだ。高松宮記念はすでに本命を決めているし、マーチステークスもある程度の予測は立つ。中京11レースは、有力馬が超一流のジョッキーに集まっているので硬く収まるだろう。全体としては、高松宮記念とマーチSは1頭ずつ、中京11レースは絞り込み、中山10レースと阪神11レースは手広く人気薄へと流してみたい。

美浦ステークスは、勢いのある昇級馬と1600万下で頭打ちになっているように見える馬との力差が難しい。最内枠のギブアンドテイクも含めて、クレッシェンドラヴ、サンティール、ジェシー、シンギュラリティ、レーツェルまで6頭に甲乙つけずに流してみる。

岡崎特別は力差がはっきりしているが、ジョッキーの乗り方次第で勝敗が分かれそうなので、勝率が2割を超えているルメール騎手と川田騎手の跨るズアーとスターリーステージの2頭に絞りたい。

六甲ステークスは難解すぎるためパスしたいところだが、そうはいかないのがWIN5である。目をつぶるようにして、アップクォーク、サトノフェイバー、プロディガルサン、ナイトオブナイツ、ソーグリッタリング、アドマイヤアルバ、クリノヤマトオーの7頭に流す。取捨選択にほとんど根拠はない。

マーチSはヒラボクラターシュに狙いを定める。名古屋大賞典からの連闘になるが、馬を大事に使う大久保龍志調教師が使ってきた以上は、何らかの意味があるのだろう。前走は太目残りだったのかもしれないし、太くなりやすいタイプで、間隔を詰めた方が走ると判断したのかもしれない。前走は勝ったのはグリムで、相手が悪かった。このメンバーで勝てる力は十分にある。

最終関門の高松宮記念は当初の予定どおりレッツゴードンキを狙う。ダノンスマッシュやモズスーパーフレアも抑えておきたいところだが、じっくり考えたレースの単勝を3頭も買うのは忍びない。勢いのある若い2頭の隙を突くことができるとすれば、歴戦の姫であるレッツゴードンキではないか。もちろん、単勝も買っておきたい。

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父に似る

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息子の小学校の卒業式が終わりました。つい最近、校門のサクラの下で入学の記念撮影をしたと思いきや、あっという間に卒業式を迎えるのですから、人生は短いものです。クラスでは前から3番目ぐらいの背の高さであった息子の身長も伸び、当日計ってみたところ、なんとか150cmに達していました。実は私も今こそ175cmありますが、小学生の頃はずっと前から2、3番目をウロウロしていていました。中学から高校にかけてグッと身長が伸びたので、おそらく息子も同じだろうと心配はしていません。

式当日、保護者の前を通って壇上へと歩く息子の姿を見て、「そっくりだよ」と妻が言いました。私にはどのあたりがそっくりなのか見当がつきませんでしたが、第3者の目で見ると、息子と私はやはり似ているようです。それは一緒に暮らしているからとか、同じ食べ物を食べているからとか、そういうことよりも、血がつながっているからだと感じます。肉体的にも精神的にも細部が遺伝しているため、全体としての動きや思考も似てくるのでしょうか。

私の話はこのあたりにして、高松宮記念に話を移しましょう。おそらく断然の1番人気になりそうなのはダノンスマッシュ。この馬の素質は高く評価していて、2歳時の朝日杯フューチュリティステークスでは本命の印◎を打ったほどです。馬体に緩さがあったあの時期において、距離が長かったとは思えませんが、馬体が成長していく(筋肉量が増えていく)につれて、少しずつ距離適性は短いところへと移ってきました。まだ緩さは少し残しているものの、今はまさにスプリンターとしての体型であり、適距離は1200m戦であることは確かです。

ダノンスマッシュの父はロードカナロアです。ロードカナロアは初年度産駒からアーモンドアイやステルヴィオを出し、種牡馬としての優秀さも示しました。今年から種付け料も1500万円と大幅にアップして、生産者や市場からの評価もキングカメハメハの第1後継者としてほぼ確定しました。アーモンドアイは牝馬3冠を達成し、返す刀でジャパンカップをも制したように、距離不問の名牝であり、ステルヴィオはマイルから2000mぐらいまでの距離で強さを発揮しています。自身は主にスプリント戦で活躍したロードカナロアですが、産駒には万能な能力を伝えていますね。

ロードカナロアの遺伝子を最も受け継いでいる、言い方を換えると、ロードカナロアに似ている産駒としては、今のところダノンスマッシュが挙げられるのではないでしょうか。父の現役時代の足跡を辿ってみると、意外にも遅咲きのスプリンターであったことが分かります。デビュー戦こそ勝利を収めましたが、距離をマイルに延ばした次走は2着に敗れ、その次は500万下の条件戦(1400m)でも勝ち切れませんでした。1200m戦に戻してからは快進撃を続け、京阪杯とシルクロードSを快勝して、4歳春に高松宮記念に臨みました。1番人気に推されたものの、同厩のカレンチャンを捕まえることができず3着に敗れてしまいます。「肉体的に完成されるのはもう少し先」という陣営のレース後のコメントを読んで、この馬はどれほど強くなるのだろうと思ったことを覚えています。

実際にロードカナロアが本当に強くなったのは、4歳夏を越して、秋を迎えてからでした。スプリンターズSでカレンチャンを並ぶ間もなく差し切って、世代交代を印象付けたのを皮切りに、その後は香港スプリントや高松宮記念、そして安田記念と、距離を延ばしても向かうところ敵なし。緩さが残っていた馬体が完成されて、持てる力を存分に発揮できるようになったのです。それまでサクラバクシンオーが最強スプリンターだと思っていた私が、ロードカナロアに書き換えざるを得ないほどの圧倒的な強さと速さでした。

ダノンスマッシュは、父を超えるとはいいませんが、父に近しい足跡を残してもらいたいと願っています。父ロードカナロアに似ていて、同じだけの素質を秘めている馬です。ただ1点、父と似ているからこそ、4歳春時点でG1レースを勝てるかどうかというと半信半疑なところがあります。まだ馬体に緩さが残っていることは確かであり、それがこのメンバーに入ってどう出るか。今年の秋以降は無敵を誇るかもしれませんが、今回に関しては、どの馬かに足元をすくわれてしまう可能性は十分にあります。父に似ているからこそ、今は勝てないということもあるのではないでしょうか。


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パワーとスピードを有したダイメイプリンセス:5つ☆

<レッツゴードンキ>前走に比べると、冬毛が抜けて毛艶が改善されつつあるように、体調は上向いている。7歳牝馬とは思えないバランスの良さと、前後にしっかりとした筋肉がついて、これ以上は望めない状態で本番に臨む。【馬体評価★★★★】


<アレスバローズ>ひと目で分かるほどの首の太さで、前駆からの発達ぶりが半端ない。これだけ首が太いと距離はもたないので、ディープ産駒にしては珍しくスプリンター体型。気性に難しいところがあるので、スムーズさが鍵か。【馬体評価★★★★】


<ダイメイプリンセス>前後にきっちりと実が入り、全体のバランスも良く、スピードだけではなくパワーも有していることが伝わってくる。顔つきも精悍であり、外見上は非の打ち所のない完成形の馬体。【馬体評価★★★★★】


<ダイメイフジ>シルエットだけを見ると、スプリント戦よりもマイル以上の距離の方が向いているように映る。この馬も馬体と気性のアンバランスさがあるのだろう。最後にスタミナを問われるようなレースになれば差し込めるか。【馬体評価★★★】


<セイウンコウセイ>昨年までは非常に馬を良く見せていたが、年齢的なこともあるのだろうか、今回はトモの実の入りが乏しく、パワーが感じられない。前駆の力強さは相変わらずだが、雨でも降らないとノーチャンス。【馬体評価★★★】


<ラブカンプー>僚馬ダイメイプリンセスと比べると、幼さの残る馬体であるが、この馬なり成長してきている。ここ2戦はほとんど走っておらずダメージがないのか、馬体はふっくらとして回復してきた。あとは気持ちの問題か。【馬体評価★★★】


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