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これぞ福永流殺陣(たち)回り

okasyo05 by shirley heights
桜花賞2005-観戦記-
心配された雨も降ることなく、レコードが記録されるほどの絶好のコンディションでレースは行われた。ハイペースの割には各馬が団子状態で進んだため、終始外々を回された馬や、ゴチャついてスムーズなレースが出来なかった馬など、レースの綾が結果を大きく左右した。

そんな中、勝ったラインクラフトを操った福永騎手の積極的な騎乗が光った。前哨戦のフィリーズビューでは本番を意識して末脚を生かす競馬を試していたが、本番の桜花賞で17番枠を引くや、一転して先行策に切り替えた柔軟な大胆さには恐れ入る。もちろん、外枠からスッと先行できたのも、他馬の追撃を最後まで凌ぎきったのも、ラインクラフトの能力があってこそではあるが。暮れのG1阪神ジュべナイルフィリーズでは本調子にはなかったが、今回は最後まで集中力を欠くことなく力を出し切っての勝利であった。

あと一歩及ばなかったシーザリオは、1コーナーで前をカットされた不利が大きい。抜群のスタートを決めただけに、運がなかったとしか言いようがない。敢えて言うならば、勝った馬とは器用さの面で劣っていたことが勝負を分けた。それでも、本来の自分の型ではない後方から伸びたように、能力の高さは十分に証明した。無事に行けば、次走のオークスでは素晴らしいパフォーマンスを期待できるはずである。

デアリングハートはハイペースを手応え良く追走し、3着に粘りこんだ。キッチリ先行させ、キッチリ粘りこませるデムーロ騎手らしい騎乗であった。

エアメサイアは直線で外から一瞬だけ伸びかけたが、最後は止まってしまった。道中で終始外を回されてしまったことが響いた。同じくアンブロワーズも外を回されてリズムに乗り切れず、4コーナーではすでに手応えを失っていた。

エイシンテンダーはスタートから行く気を見せず、後方から差を詰めただけでレースを終えた。前走を快勝した目に見えない疲れが残っていたのだろうか。もしくは、この時期の牝馬の難しさが出たのかもしれない。いずれにせよ、全く見せ場なしの不可解な負けっぷりであった。

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Tracked on April 03, 2007 at 01:28 AM

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