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安田記念について

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ダービー、オークスと堅い決着になりましたが、この安田記念は何とも難解なレースです。
ただでさえ横一線のメンバーに加え、以下の2点がさらに難解さに輪をかけています。
1、香港から挑戦してくる外国馬の存在
2、有力馬に追い込み馬が多い

まずは、香港から遠征してくる3頭の評価から。
3頭とも前走でチャンピオンズマイルを走っていますが、このレースを見る限り、ハイペースで飛ばして2着に粘ったサイレントウィットネスの強さが目立ちます。
デビューから国際G1も含め、17連勝した実績はダテじゃありません。
スピードが勝った馬であることは間違いないのですが、チャンピオンズマイルを見る限り、マイルも十分にこなせそうです。
それは、これまでのスプリント戦で大差をつけて勝っていないことからも推察できます。
スピードに任せて行き切るタイプではなく、タメて逃げられる馬なのでしょう。
実力、実績ともに、このメンバーでは一枚上です。
昨年の冬からコンスタントに使われてきていますので、調子落ちがないかだけが心配です。

ブリッシュラックの前走はうまく乗りすぎて(ハマりすぎて)いますね。
展開も向きましたし、コース取りも最高でした。
もう一度走れば、たとえマイル戦でもサイレントウィットネスには敵わないはずです。

ボウマンズクロッシングは、勝負付けが済んでから突っ込んできました。
この馬もサイレントウィットネスと比較すると、力差がありすぎて勝負にならないでしょう。

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ふたりでPARISに行こう

derby05 by Ken
ダービー2005-観戦記-
ダービー史上最高の支持を受けたディープインパクトが、スタートからゴールまで危なげなく駆け抜け、圧勝した。スタートで立ち上がるような形になり遅れたが、それも武豊騎手にとっては想定内のことであろう。レース全体が淀みのないペースで流れたため、道中も折り合いに気を遣うことなく伸び伸びと走り、3コーナー過ぎて、スムーズに外に持ち出せた時点で勝負あった。あとは直線に入って、目一杯追うだけ。ラスト2ハロン目が11秒0という時計が、ディープインパクトの加速がいかに凄まじかったかを物語っている。人馬ともに、付け入る隙を与えない完勝であった。ぜひ無敗の3冠馬を目指して、無事に夏を越して欲しい。

ディープインパクトの強さと同様に、インティライミを操った佐藤哲三騎手の積極性も際立っていた。引っ掛かる不安もあったろうが、スタートしてから少し気合をつけるようにして好位を取りにいき、4コーナーで内を突きながら早目にスパートをかけた。結果的には歯が立たなかったのだが、ディープインパクトを負かすにはこれしかないという最高の騎乗であった。京都新聞杯から中2週のため完調ではなかったはずだが、インティライミもいい脚をかなり長く使っている。自分で勝ちに行っての2着だけに価値は高く、この馬の将来も非常に明るい。

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Re:Re:Re:Re:ダービーについて

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現時点で単勝1,2倍ですが、ディープインパクトに本命◎を打つつもりです。

しかし、実を言うと、つい最近までは勝つことは勝っても、辛勝だろうと思っていました。
つまり、人気ほど楽には勝てないと考えていました。

なぜなら、弥生賞~皐月賞において、この馬らしからぬ入れ込みが見られたからです。
もしかすると、肉体的、精神的な疲労がピークに達し、本番であるダービーで噴出することもあるかも知れないと心配していました。
それでも勝つには勝つだろうという目論見はありましたが・・

競走馬にとって、3~4戦目が一番ツライ時期だと言います。
競馬の本当の苦しさが分かってくるのが、この頃だからです。
そこで、必要以上に入れ込んでしまったり、レースから逃げようと反抗的になってみたりするのです。

だからこそ、この中間もディープインパクトの様子をつぶさに観察していましたが、なんと落ち着きを取り戻しているのです!!
皐月賞に臨む前よりも、馬が余裕を持って歩いています。
正直、ビックリしました。
ディープインパクトという馬は、あれほどのプレッシャーのかかる厳しいレースを勝ち続けながら、ほとんど誰にも気づかれることなく、肉体的、精神的にツライ時期を乗り越えてしまったのかと。
この落ち着きが風船がしぼんでしまったものでないとすれば、ダービーは楽勝のはずです。

焦点は2着争いですが、安定度で言えばダンツキッチョウでしょうか。
前走は地味な勝ち方でしたが、馬が集中力を欠いてのものですので、あれが実力ではありません。
中間の様子から、集中力が増してきているのは確実ですので、もう少しピリッとした脚が使えるはずです。
馬の行く気を生かして、前々で攻める競馬をすれば、いい結果が出るはずです。

スタートが決まり、無理なく前に付けられればインティライミが面白いでしょう。
前走で長い脚が使えることは証明済みですので、あとは乗り方次第です。
前走でビッシリ仕上げた反動も心配されますが、それ以上にこの馬のステイヤーとしての資質に興味があります。
スペシャルウィークから受け継いだ柔らか味のある馬体、走法は、先週のオークスを制したシーザリオにそっくりです。

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大幅な馬体減の後は反動が出る

今年のダービーはディープインパクトが断然で、ファンの馬券的な焦点は2着争いに絞られている。その筆頭として、前哨戦である青葉賞の勝ち馬ダンツキッチョウと京都新聞杯を勝ったインティライミが挙げられる。

少々唐突だが、この2頭の共通点は、前走で馬体重を大幅に減らしているということである。ダンツキッチョウが-10kg、インティライミが-6kgでの出走であった。これは、ダービーへの出走権を確実にするために、キッチリと仕上げて前哨戦に臨んできた結果とみてよい。

「当日の馬体重の増減が馬の<体調>に影響を及ぼすのは、その日のレースに
おいてではなく、レースの後になる」

という、馬体重を読み解く上での大原則がある。
(*詳しくは「馬体重は語る」をご覧ください)

この大原則に沿うと、ダンツキッチョウとインティライミの前走でのマイナス体重は、本番であるダービーでの<体調>に影響を及ぼすことになる。

結論を述べると、インティライミは本番のダービーでは凡走する可能性が高い。なぜなら、前走で仕上げ過ぎたことによる反動が出てしまうからだ。それに対してダンツキッチョウは、反動を心配することはなく、さらなる上積みが期待できる。

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Re:Re:Re:ダービーについて

aoyagilogo
本命はディープインパクト以外あり得ないでしょう。
不安という不安も全くありません。
先週のシーザリオ同様内枠に入ってしまいましたが、これだけの馬になれば、包まれて脚を余らせて負けることはありません。
多少のスペースがあれば、簡単にこじ開けられます。
ミホノブルボン以来の無敗で2冠達成を期待しましょう。

2着争いの筆頭としてアドマイヤジャパンを考えています。
皐月賞では先行馬にきつい流れの中、先行して上位に顔を出したのはこの馬とマイネルレコルトだけです。
本来はもっとゆったり乗ることができるはずですし、もっと脚をためる競馬をすればシックスセンスを逆転できると思います。

それ以外にアドマイヤフジ、ブレーブハート、そしてシックスセンスもおさえておきたいですね。
前回書いた通りアドマイヤフジは東京でこその馬だと思いますし、2着を拾いに行く競馬をすれば、ディープインパクト以外の馬に先着するチャンスはあるでしょう。
ブレーブハートは芝3戦目でさらなる前進が見込まれます。
シックスセンスは皐月賞2着にわりにはそれほど人気にはなりそうもないですね。

ダンツキッチョウですが、中間の藤田ジョッキーの強気なコメントを聞くとおさえたい気もしますが、過去のレースラップを見る限り、それほど強い馬だと思えません。
また今の上がりの速い東京コースはそれほど向いていないのではないでしょうか。
私は軽視します。

インティライミは玉砕覚悟でおそらくディープインパクトの前で競馬をすることになるでしょう。
で、私は玉砕するとみています。

ディープインパクトの2着は後ろから来る馬だと思います。
1頭抜けた存在の馬がいるときは後ろから来る馬が穴を開けることが多いと思うのですが、、、
自信を持って、ディープインパクトを軸に馬連で勝負したいと思います。
馬単にしても馬連とそれほどオッズも変わらないと思いますし、、、

◎ディープインパクト
○アドマイヤジャパン
△アドマイヤフジ
△ブレーブハート
△シックスセンス

ちなみに昨日、ディープインパクト3着に破れ、コスモオースティンが勝つ夢を見ました。
でもご安心下さい。
私が夢の中で見た勝ち馬は1頭も実現していません。
そういえば昨年のオークスの前にもダンスインザムードが勝つ夢を見ましたし。
待望のスター誕生ですね。

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Re:Re:ダービーについて

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青柳さんのおっしゃる通り、ディープインパクト以下の階層の力差はほとんどありません。
展開次第では、4頭の壁を破る馬も出てくるかもしれません。

ただ、アドマイヤフジはどうしても他力本願になってしまう弱点があります。
自分で動けないため、末脚に賭けざるを得ないのですが、ダービーともなると、なかなか前も止まりません。
アドマイヤフジも伸びているけれど前も同じくらい伸びている、という結果になってしまうのではないでしょうか。

ブレーヴハートは未知の面が多いのですが、これまでのレース振りを見ていると、芝での瞬発力に欠けるかなという感じがします。
芝が走らないということではなく、現時点ではこのメンバーに入ると苦しいのではないでしょうか。

「ディープインパクトを負かすのはこの馬しかいない」と藤田騎手が言うダンツキッチョウですが、これはあくまでも藤田騎手流のリップサービスですね。
現実的には、ディープインパクトとダンツキッチョウの差はかなりあります。
決定的な違いは瞬発力です。
しぶとく伸びるタイプなので東京競馬場は合うはずですが、ディープインパクトに先着することはできないでしょう。

シックスセンスはここにきて急激に成長した1頭です。
前走は差す競馬が板についてきたのか、折り合いもキッチリとついて、素晴らしい末脚でした。
ただ、血統的に母父にデインヒルが入っているので、距離は少し長いかもしれません。
2000m前後の、早い時計の出るレースには滅法強そうです。

アドマイヤジャパンは、まだまだ馬体が未完成です。
逆に言うと、それでもこれだけ走っているということは、かなりの将来性を秘めています。
さらに、跳びの大きい馬なので、東京競馬場は合うはずです。

インティライミは前走でかなり長い脚を使って快勝しました。
長い脚を使えますし、走るスペシャルウィーク産駒の典型的ないい面を持っています。
しかし、前走でビッシリ仕上がっているので、上積みはありませんし、もしかすると反動が出てしまうかもしれません。

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Re:ダービーについて

aoyagilogo
ディープインパクトについてはいまさら語らなくていいでしょう。
この馬がキングカメハメハより強い、あるいはナリタブライアン、アグネスタキオンと比較してどうなのかはまだわかりませんが、少なくとも史上に残る馬であることは間違いありません。
過去十数年競馬を見続けていますが、スタートで出遅れて躓いた馬がG1を勝ったレースは先日の皐月賞以外、見たことありません。
先週のシーザリオが負けパターンのレースの中、33秒3の脚でねじ伏せたように、今回もどんな競馬になっても負ける気がしませんね。
あるとすればレース中の故障だけでしょう。
2着探しのレースです。

その2着争いですが、確かにおっしゃる通り、ダンツキッチョウ、シックスセンス、アドマイヤジャパン、インティライミの4頭に2着のチャンスはありますが、ディープインパクト以外、力は均衡していると思います。
力関係ですが、本来、下記の図が正しいでしょう。

ディープインパクト



ダンツキッチョウ、シックスセンス、アドマイヤジャパン、インティライミ

その他の馬たち

つまり、ディープインパクトの牙城を壊すことは極めて難しいけれども、治郎丸さんが掲げた4頭の牙城はレース展開、あるいは乗り方によって崩すことができるということです。

その中で私が特に注目しているのがブレーブハート、アドマイヤフジです。
ブレーブハートの父はサンデー、母は仏オークス1着馬(2着だったかな?)、そしてJCにも参戦したカーリングと血統背景は申し分ないでしょう。
また芝もまだ今回で3戦目ですし、まだまだ上がり目もあります。
青葉賞で1着になったダンツキッチョウが人気になるのであれば、同じレースでスローペースの中追い込んで3着をもぎ取ったこの馬を選びたいと思います。

アドマイヤフジは前走インティライミに完敗しましたが、この馬は東京でこその馬です。
確かにまともに戦えばインティライミの方が強いかも知れません。
しかしながら、インティラィミがディープインパクトを意識して前々で競馬すると、後方で脚をためていたこの馬にチャンスが生まれてもおかしくありません。
ちょうど昨年のハーツクライのように。
鞍上も今乗りに乗っている福永ジョッキーですし、今年ほどの力差があれば、自分の型を崩してまで無謀な競馬はしないでしょう。
他力本願ですが、十分2着のチャンスはあります。

その他、はっきり言って何が2着に来るかは中々わかりませんね。
もしかしたら、治郎丸さんが馬連を的中させたミホノブルボン-ライスシャワーみたいな馬券もあり得ないとは言えませんね。

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ダービーについて

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昨年のダービーをキングカメハメハが制した時には、「世界のどこを探しても、これほど強いサラブレッドは見つからないだろう」とコメントしましたが、なんと次の年に、それ以上の素質を秘める馬が出走してきました。

ディープインパクトは、心配された皐月賞も難なく制し、ダービーに王手をかけました。
前走の皐月賞は、外枠を引けたことが大きな勝因です。
距離のロスはありましたが、邪魔されることなく外々を回り、自分のフットワークで走ることが出来ていました。
そういった意味でも、東京競馬場に替わることはプラス材料です。
先週のシーザリオのように馬群に閉じ込められない限り、伸び伸びと走ることができるからです。

ディープインパクトは、これまで活躍してきたサンデーサイレンス産駒たちの、いいところを集めてきたような馬です。
スピード、スタミナは申し分なく、柔軟性があり、手脚が軽く、体全体を使ってダイナミックなフォームで走ります。
気性も素直で、道中に遊びがあり、ゴーサインを出すと、どこまででも伸びていきます。
欠点らしい欠点が見当たりません。
たとえ雨が降っても、着地時間が短い走法ゆえに、能力を削がれるということはないはずです。
今年のダービーは、ディープインパクトの2着争いというレースになりそうです。

ディープインパクト以下も、力関係から2つの階層に分かれるのではないでしょうか。

ディープインパクト

ダンツキッチョウ、シックスセンス、アドマイヤジャパン、インティライミ

その他の馬たち

第2階層の4頭はそれぞれ個性的で、どの馬が来てもおかしくありません。
ディープインパクト中心に、どのような展開になるかによって、あとさきは変わってくるはずです。

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最悪のシナリオゆえに価値あり

oaks05 by gradeone
オークス2005-観戦記-
圧倒的な人気を背負ったシーザリオにとっては、これ以上ない苦しい競馬であった。武豊騎手だけではなく、他の16人の騎手が、そう易々と福永祐一騎手に勝たせてなるものかという気迫がレース全体を通じて伝わってきた。これほど隙のない、緊迫感のあるレースは久しぶりに見た。

福永シーザリオは、スタートで僅かに立ち遅れた隙を突かれ、武豊エアメサイアに進路を閉められただけではなく、1コーナーでもゴチャついて前が詰まり、次々とポジションを下げてしまった。外に持ち出したくても、スローの団子状態では前後左右に馬の壁があり、道中はまさに金縛り状態。フットワークの大きな馬が、狭いスペースに押し込められ、明らかにぎこちない走りになっていた。4コーナーを回り、直線に入っても前が塞がり、やっと外に出して追えたのはすでに直線の半ば。そこから一完歩ごとに差を詰めて、ゴール前できっちりと他馬を差し切ってしまった。

騎手はレースに臨む際に様々な展開や状況をシュミレートするが、おそらく今回は、福永騎手が考えていた中でも最悪のシナリオであったはず。それでも勝ってしまったことに、シーザリオの絶対的な強さと、福永祐一騎手の勝負強さを認めないわけにはいかない。すんなり流れに乗っていれば楽に勝てたレースではあるが、人馬共に苦しんで苦しんで勝ったことに大きな価値がある。

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Re:Re:Re:Re:オークスについて

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やはり、シーザリオが圧倒的な人気になりましたね。
福永騎手の言うように、欠点がないところがこの馬の長所です。
先行できるスピードと力強い末脚を兼備しており、どこからでもレースができる自在性があります。
フットワークが大きいので馬群の外を伸び伸びと走らせたいのですが、たとえ馬群の中に押し込められても、我慢できる器用さがあることもこれまでのレースで証明済みです。
ゲートを出てから、馬の気に任せてレースを進める作戦でいいのではないでしょうか。
あとは馬の状態のみですが、リフレッシュ放牧から帰ってきて、2週連続で素軽い動きをみせています。
上積みはさすがにありませんが、力を出せる状態にあるので心配はいらないでしょう。
この馬に本命◎を打つ予定です。

桜花賞組で触れていないところで、まずはジョウノビクトリアから。
この馬は気性的に問題があるようで、追い切りでも追われてから首を上げて抵抗しています。
現時点ではG1レースで好走するのは難しいでしょう。

ショウナンパンドルは、ここ2戦歯車がかみ合っていません。
力はある馬ですが、本来のリズムを取り戻すにはもう少し時間がかかるかもしれません。

アドマイヤメガミは抑えて行って良さの出る馬でしょう。
そういう意味で、前走は不本意なレースになってしまいました。
今回は直線勝負に賭けるのでしょうが、上がりの速い馬場でどこまで追い込んでこれるでしょうか。
馬自身の完成度もまだ低く、他馬を飲み込むほどの末脚が使えるとは思えません。

エアメサイアは絶好の枠を引きましたね。
ここならば、道中ジッとして、直線勝負に賭けられます。
桜花賞2、3着馬の抜けたメンバーならば、力を出し切ることができれば上位争いは必至です。
文句なしに、2着候補の最有力でしょう。

あとは、東京2400mは1コーナーに入るところがゴチャつきやすいので、内枠の馬は細心の注意を払って、不利を受けないように回ってきてほしいものです。

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33秒台の脚で勝った後のレースは凡走する

今年のオークスは、シーザリオが人気を集めそうだが、同じ角居厩舎のディアデラノビアも虎視眈々と女王の座を狙っている。前走のフローラSでは、大外枠の発走から後方2番手を追走し、直線ではメンバー最速の33秒台の脚を使って見事に全馬を差し切った。角居調教師が「ゴムまりのようなバネのある馬」と形容するくらい、ディアデラノビアには瞬発力が溢れている。

しかし、今回のレースに限っては、ディアデラノビアの末脚は不発に終わる可能性が高い。

なぜなら、ラスト3ハロンを33秒台の脚を使って勝った次のレースは凡走する、からである。

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Re:Re:Re:オークスについて

aoyagilogo
前回書いたとおり、素直にシーザリオを信頼したいと思います。
桜花賞の内容、そしてそれまでの戦績ともに文句のつけようがありませんし、またそれほど数を使われていないので、状態面でもそれほど心配する必要はありません。
確かに今回1本被りの人気となり、他陣営からのマークも厳しくなると思いますが、この時期の牝馬としては完成されている部類に入り、一歩抜けた存在です。
人気でも信頼していいでしょう。
相手探しだと思います。

その対抗としてエイシンテンダーに期待したいと思います。
確かにご指摘の通り、2400mに対するスタミナの不安はあります。
しかしながら、過去のレースからもわかる通り、オークスにおいてスタミナの要求される流れになるのは稀であり、これといった逃げ馬もいなくスローペース必至です。
"競馬は馬体の見た目で走るものではなく結果が全て"、というのが私の理論であり、過去の内容を信頼して、状態がいまいちだった桜花賞時からの巻き返しに期待したいと思います。

3番手にエアメサイヤをあげます。
フィリーズSではNHKマイルCの1、2着馬と差のない競馬をしていますし、今回も間違いなく2着争いに加わるでしょう。
勝負弱いところはありますが、中間の状態も抜群のようですし、やはり鞍上が魅力ですね。

それ以外ではレースパイロット、エリモファイナルに注目しています。
レースパイロットはおっしゃる通り、中間、脚部に軽い不安があったようですが、先週、今週の調教を見る限り、気にしなくていいですね。
むしろ、今回研ぎ澄まされてきた、というのが正しい表現でしょう。
距離が延びて歓迎なのはこの馬が1番かも知れませんね。
エリモファイナルについては前回書いた通りです。

シーザリオからの馬連で勝負します。
◎シーザリオ
○エイシンテンダー
△エアメサイヤ
△レースパイロット
△エリモファイナル

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Re:Re: オークスについて

jiromarulogo
定石どおりに狙うと、やはり2着も桜花賞組から探すべきですね。
「オークスの分析」でも述べていますが、桜花賞組の方が圧倒的に完成度が高いからです。
過去の結果を見ても、桜花賞組のワンツーが多いですよね。
よほど桜花賞のレベルが低くない限り、2着馬も桜花賞組を狙うべきです。
ただし、シーザリオ以外の桜花賞組は一長一短あり、力が拮抗しているのが現状です。

青柳さんご推奨のエイシンテンダーは、前走の桜花賞ではよく後方から盛り返して来ています。
しかし、馬体を見てしまうと、よく3連勝出来たなという感じを受けるくらい完成度が低い!
短い距離であればごまかしは利きますが、2400mのレースで底力を問われると苦しいのではないでしょうか。
単騎で楽に逃がしてもらえば話は別ですが、今回は軽視します。

ライラプスはスイートピーSの勝ちっぷりを見ても、このメンバーでは能力が足りない気がします。

エリモファイナルは、まだまだ線の細さが否めません。
内田騎手が騎乗するので、手綱さばきには興味がありますが。

横一線の桜花賞組を乗り越えるとすれば、レースパイロットでしょう。
前走後に脚元に不安が出ましたが、ここ2週の調教を見る限りは心配要りません。
前走のフローラSでは、窮屈な格好でレースをしてしまった印象があります。
外枠を引いて、府中のコースを伸び伸びと走ることが出来れば、勝ち負けになるだけの能力を持っています。
ゆっくりレースが運べる分、距離延長も大歓迎でしょう。
シーザリオと勝負になるとすれば、この馬をおいて他にありません。

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Re:オークスについて

aoyagilogo
桜花賞での惜敗、そして桜花賞の1着、3着馬がNHKマイルで1、2着となれば、シーザリオが一本かぶりとなるのは当然ですね。
桜花賞のゴール前をチェックするとオークスの勝ち馬が見えてくるといいますが、今年の桜花賞もそうなのではないでしょうか。
ラインクラフトに完璧に乗られた結果が前走の頭差だったのではないでしょうか。
桜花賞の本命にしたときも書きましたが、ダービーの伏兵になるであろうアドマイヤフジやダンスインザモアを相手に勝利してきた馬です。
トライアルを見る限り、この馬を脅かせる馬が見当たりません。
この馬の2着争いと見ます。

2、3番人気になるであろうディアデラノデビアとエアメサイヤに対する評価は治郎丸さんと全く一緒ですが、この2頭以外で面白いの存在がエイシンテンダーだと思います。
桜花賞では流れにのれず後方からの競馬となり6着に敗れてしまいましたが、元来先行力のある馬です。
距離面に不安はありますが、昨年のオークスからももわかる通り、スタミナが要求される流れにはなりません。
この馬の本来の先行力を活かせば、十分に巻き返しが可能だと思います。
さらにエリモファイナルという素質馬にも期待をしているのですが、いずれにせよ、過去の戦績からもわかる通り2着争いは大混戦です。

1番人気はかなり信頼できる一方で、2番人気、3番人気の馬はかなり危険ですね。

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オークスについて

jiromarulogo
角居厩舎のシーザリオが圧倒的な人気を背負うことになりそうです。
何と言っても、前走の桜花賞での走りが圧巻でした。
道中で挟まれて後方に下がりつつも、直線ではグイグイと脚を伸ばしました。
それまでの3戦が先行していただけに、あれだけの不利があると普通なら終わってしまうはずです。
この馬の精神的な強さと底力を感じました。
血統的には、サドラーズウェルズの重さをスペシャルウィークが補っている興味深い配合です。
馬体も非常にいいバランスをしていますし、2400mの距離もほとんど心配する必要はありません。
フットワークから東京競馬場に替わるのもプラス材料です。
心配といえば、当日の雨くらいでしょうか。
勝つなという方が無理な注文なのかもしれません。

もう1頭、角居厩舎から出走のディアデラノビアも人気になりそうです。
前走の末脚は強烈でしたが、今回も同じ芸当を期待するのは酷でしょう。
距離が伸びる分、ペースが落ち着くため、折り合いも難しくなります。
33秒台の脚を使ったことによる反動もあるはずです。
デザーモ騎手を確保したのは正解ですが、果たしてどこまで追い込んで来れるでしょうか。
危険な人気馬でしょう。

武豊騎手が乗るエアメサイアも有力視されています。
前走の桜花賞は、外々を回されて、距離ロスが大きかったことが最大の敗因です。
直線では脚が止まっており、スタミナの限界を示してしまった格好になりました。
ただし、道中は内々で脚をタメることができれば、直線でも伸びてくるはずです。
枠順や乗り方次第では、2着はあり得ます。

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強かに(したたかに)

nhkmilecup05 by o-uma.net
NHKマイルカップ2005-観戦記-
逃げると目されていたビッグプラネットが控え、スローペースでレースは終始流れた。掲示板を占めた5頭ともに33秒台の脚を使っており、まさにヨーイドンの競馬となった。後方からレースを進めた馬や瞬発力に欠ける馬にとっては、非常に分の悪い展開であった。

そんな中、桜花賞と同様に、スタートしてから馬の行く気に任せて好位置にポジショニングされたラインクラフトが、直線でも力強い末脚を伸ばして快勝した。桜花賞→NHKマイルカップという変則ローテーションであったが、初輸送、初の牡馬との対戦という不安要素を吹き飛ばす、横綱相撲での勝利であった。結果的には、このメンバーであれば力が一枚上であった。

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Re:Re:NHKマイルカップについて

jiromarulogo
シルクトゥルーパーとは随分思い切りましたね。
明日は良馬場で行われそうなので、ちょっと厳しいかなという気はしますが。
私は、もし雨が降れば、セイウン二ムカウを買おうかと考えていました。
前走のニュージーランドTは明らかに不利が重なって、レースをしていません。
今年に入ってからキッチリと調教をこなせるようになり、状態そのものはアップしています。
天皇賞春を買って勢いのある安藤勝己騎手が乗るのも魅力的です。
しかし、良馬場での力通りの決着となると、気性的な問題も含めて、勝つのは難しいかなと判断しました。

本命◎はラインクラフトか、インプレッションのどちらかで考えています。
もちろん、いつも通り単勝で勝負します。

ラインクラフトは、前述したように、このメンバーでは一枚力が上だと考えています。
折り合いも付くタイプですし、距離も2000mくらいまでなら十分にもつはずです。
確かに、牡馬との初対戦や初めての東京競馬場と不安材料はありますが、この馬のアスリートとしての能力を考えると、さほど問題にはならないでしょう。
流れに乗って、直線でじっくりと追い出せば結果はついてくるはずです。

インプレッションは脅威のサンデーサイレンス産駒で、大外枠を引いての変わり身が不気味です。
前走は展開に恵まれたにもかかわらずイヤダイヤダを捕らえ切れませんでしたが、この馬の走法からは東京のマイル戦の方が合っているはずです。
もちろん前走から成長していることが条件ですが、6月4日と生まれも遅いので、他馬よりも成長が見込めるかもしれません。
ラインクラフトを負かすとすれば、この馬でしょう。

その他の馬の評価は、青柳さんとほぼ同じです。
アイルラヴァゲインは、正直大物感に欠けます。
ビッグプラネットは幼さが先行していて、よほど楽に逃がしてもらえないと苦しいでしょう。

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派手な追い込み勝ち後は凡走する

競馬のレースにおいて最もインパクトの強い勝ち方は、派手な追い込み勝ちだろう。どう見ても届かない位置から、直線だけで他馬をゴボウ抜きにするシーンは、見ているだけでも爽快である。今や伝説となっているマティリアルのスプリングS、マヤノトップガンの天皇賞春、ダンスインザダークの菊花賞、最近ではデュランダルのスプリンターズSやマイルCSなどが思い浮かぶ。

派手な追い込み勝ちをすると、いかにも強いという印象を与えるが、その反面、次のレースでは凡走することがほとんどである。なぜかというと、以下の2つの理由がある。

1)豪脚を使ったことによる肉体的な負担が大きく、次のレースに反動が出るため
2)派手に見えても実は展開に恵まれたもので、次のレースではそのような展開にならないため

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Re: NHKマイルカップについて

aoyagilogo
大混戦の今回、思い切って本命をシルクトゥルーパーに打ちたいと思います。
有力どころに差し/追い込み馬が多いため、ビッグプラネットの単騎逃げでペースがそれほど上がらないと思われいますが、ディープサマーやコスモフォーチュンなどスピードのある馬も多く、予想されているほど遅いペースにならないと思います。
シルクトゥルーパーは直線までためられるだけためる競馬しかできませんが、切れ味だけで見れば、このメンバーでも上位にランクされるでしょう。
デビュー当時、鋭い切れ味で評判になった馬です。
その後、なかなか勝ち切れませんでしたが、短期放牧を挟み、現在2連勝中と勢いがあります。
皐月賞、スプリングSで見せ場の少なかったペールギュントには成長力に疑問もありますし、またマイネルハーティーの前走もいかにもはまったという競馬です。
そもそもNZTのメンバー構成もレベルが低かったといわざるを得ません。
これらの馬たちが人気になるのであれば、シルクトゥルーパーで十分、太刀打ちできると思います。

相手はラインクラフトです。
オークスではなく、こちらへの参戦を選んだのは英断でしょう。
前走の内容、距離適性からもオークスではシーザリオに先着できる可能性は極めて低いと思います。
この馬が参戦してくれたお陰で、今回のレースもなんとかG1の格好つけることができたのではないでしょうか。
勿論、チャンスもあります。
しかしながら、牡馬との対戦がゼロ、そして東京マイルへの適性が気になります。
自在性があるため、前走よりも抑えた競馬をしてくるでしょう。
前走よりもマークはきついと思いますし、スタミナ勝負になったときに心配があります。

ビッグプラネットは展開次第でしょう。
単騎逃げが打てれば、4年前のグラスエイコウオーのような結果が出るかも知れません。
しかしながら、まだ馬が若すぎる気がしますね。
皐月賞もいくら厳しい展開だったは言え、バテ過ぎだと思います。
血統的にも将来性は今回のメンバの中でも随一かも知れませんが、現時点での過信は禁物です。

アイルラヴァゲインは距離に不安があります。
東京の1600mは明らかにこの馬には長すぎます。
また、気性も勝っているところがあるため、折り合い面での心配もあります。
シルクトゥルーパーの単勝、またこの馬を軸として馬連で勝負したいと思います。

◎シルクトゥルーパー
○ラインクラフト
▲ペールギュント
△マイネルハーティ
△アイルラヴァゲイン
△ビッグプラネット

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NHKマイルカップについて

jiromarulogo
このレースが始まってから、はや10年も経つのですね。
タイキフォーチュンの1分32秒6というタイムが衝撃的だったことを思い出します。
今年も、桜花賞馬ラインクラフト、ニュージーランドTを豪脚を繰り出して勝ったマイネルハーティー、そして皐月賞からペールギュントと、小粒ながらも役者が揃いました。

人気は上記3頭で分け合いそうですが、実力はラインクラフトが一枚上だと見ます。
過去10回のうち、牝馬でこのレースを制したのはシーキングザパールのみです。
府中のマイルはかなりのスタミナが要求されることが大きな要因でしょう。
そういったことを含めて考えても、他のメンバーでこの馬に勝てそうな馬は見当たりません。

ラインクラフトの前走桜花賞は、着差は僅かでしたが、完勝といってよい内容です。
1600mの距離を不安視されてましたが、全く問題ありませんでした。
さらに言うと、府中のマイル戦を乗り切れるだけのスタミナも十分備えています。
ただ、桜花賞では先行して押し切りましたが、今回はもう少し後ろの中団からレースを進めるべきでしょう。
横綱相撲をしても勝てるとは思いますが、牡馬相手となれば、安全な乗り方をしたほうが賢明です。
抑えてスタミナロスを防ぎ、末脚の切れを生かすレースをすれば勝利はすぐそこです。

ペールギュントにとって、府中のマイル戦はこれ以上ない条件のレースです。
武豊騎手が騎乗するので、間違いなくヘタなレースにはならないでしょう。
ひとつだけ心配なのは、前走の皐月賞が素晴らしい仕上がりにあったため、上積みが期待できない点です。
馬体重も500kgと、この馬にとってはギリギリの数字でした。

マイネルハーティーは前走が綺麗にハマりましたが、今回は前もそう簡単に止まらないでしょう。
ただ、朝日杯FSの時よりも成長していますし、前走後の状態も申し分ありません。
これまでペールギュントには3回敗れていますが、枠順や展開によっては負かせるチャンスもあるでしょう。

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この人を見よ!!

tennosyoharu05 by gradeone
天皇賞春2005-観戦記-
力差の拮抗したメンバー構成のみならず、直前には雨も降り出して、どの馬が勝っても不思議ではない横一線の状況でスタートが切られた。結局、勝ったのは安藤勝己騎手の操るスズカマンボで、レース内容を見れば見るほどに、安藤勝己の卓越した技術による勝利であることが明らかになる。

コース取りが抜群であったことは言うまでもない。好スタートを決めるや一瞬のうちにインコースを確保して、あとはピクリとも動かない。4コーナーでも、外に振られるロスを少しでも避けるため、一呼吸置いてゆっくりと追い出す。ここまでは、まさに教科書通りの騎乗である。

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