ふたりでPARISに行こう
by Ken
ダービー2005-観戦記-
ダービー史上最高の支持を受けたディープインパクトが、スタートからゴールまで危なげなく駆け抜け、圧勝した。スタートで立ち上がるような形になり遅れたが、それも武豊騎手にとっては想定内のことであろう。レース全体が淀みのないペースで流れたため、道中も折り合いに気を遣うことなく伸び伸びと走り、3コーナー過ぎて、スムーズに外に持ち出せた時点で勝負あった。あとは直線に入って、目一杯追うだけ。ラスト2ハロン目が11秒0という時計が、ディープインパクトの加速がいかに凄まじかったかを物語っている。人馬ともに、付け入る隙を与えない完勝であった。ぜひ無敗の3冠馬を目指して、無事に夏を越して欲しい。
ディープインパクトの強さと同様に、インティライミを操った佐藤哲三騎手の積極性も際立っていた。引っ掛かる不安もあったろうが、スタートしてから少し気合をつけるようにして好位を取りにいき、4コーナーで内を突きながら早目にスパートをかけた。結果的には歯が立たなかったのだが、ディープインパクトを負かすにはこれしかないという最高の騎乗であった。京都新聞杯から中2週のため完調ではなかったはずだが、インティライミもいい脚をかなり長く使っている。自分で勝ちに行っての2着だけに価値は高く、この馬の将来も非常に明るい。
シックスセンスにとっては若干距離が長かったが、後方で折り合いをつけて、末脚を生かす競馬ができた。ここにきて力を付けているのは明らかで、2000m前後の時計勝負のレースであればG1獲りも夢ではない。
アドマイヤフジは、ディープインパクトが上がって行った時に、一緒に付いて行けなかった。それでも直線ではよく伸びており、力は出し切っている。同じことはローゼンクロイツにも言える。
アドマイヤジャパンは、距離が長かったのか、直線で踏ん張りが利かなかった。肉体的にもまだまだ未完成である。
3番人気に推されたダンツキッチョウは、直線でズルズルと後退し、見せ場すらなく惨敗を喫した。パドックから入れ込んでおり、難しい面が出てしまったのか、前進意欲が感じられなかった。
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