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「競走馬私論」 藤沢和雄著

kyousoubasiron 5star

一流の仕事人によって語られると、やはり中身の濃い、一流の書物が出来上がるものである。「競走馬私論」というタイトルのこの本には、競走馬論をはるか通り越し、教育書、ひいては哲学書として読まれてもおかしくないだけの内容の奥深さがある。

もちろん、かなり突っ込んだ調教論が展開されているため、馬券のヒントも所々に隠されていることは間違いない。流し読みするには勿体なく、小説家が小説を読むように、詩人が詩を詠むように、テキストに沿って解釈していきたい。

少々長くなるが、第2章における「馬は痩せていてはいけない」からの引用。

よくパドックの解説で「うっすらとアバラが浮いた、ギリギリの仕上げ」という言葉を耳にするが、私に言わせれば、やりすぎである。仮にそれでいつもより少しばかり速く走れたとしても(私は速く走れるとは思わないが)、そういう体で目一杯のレースをしたら、馬はそのあと、どうなるのか。そんな競走生活を、二年三年と続けさせられる馬は、はたしてハッピーだろうか。レースのときさえ速く走れれば、そのあとはどんな状態になってもよいという考え方には賛成できない。

(中略)

たしかにレースに出走する馬は、体が出来上がっていなければならないが、痩せていてはダメである。レースで勝ち続けるには、力強い馬体に、元気が満ちていなければならない。

まさに、これぞ藤沢調教論の本質である。藤沢調教師と、他の多くの調教師との間にある、たったひとつの大きな違いがここにある。目一杯に仕上げてしまうか、そうでないか、の違い。目一杯に仕上げてしまうことを、藤沢調教師は「やりすぎ」とする。

その後のことを考えずに100%に仕上げてしまってはいけない。肉体的にも精神的にもダメージを受けた馬は、次第に走ることが嫌になり、それを強いる人間に対しても反抗的になる。果たして、その馬の成績は尻すぼみとなり、競走期間は短いものとなる。

もちろん体が出来上がっていなければレースにならないので、80%程度の仕上げでコンスタントに競争に臨ませることになる。肉体的にも精神的にも、多少の余裕を持たせた状態で出走させるのである。馬に力があればそれでも勝てる。果たして、その馬の能力に相応しい成績を残すことができ、競走期間は長く充実したものとなる。私もこの調教法には大いに賛成である。

狙ったレースを勝つために、馬にギリギリの仕上げを施すことは、人間のエゴに他ならない。究極的には、馬にとっても、人間にとっても、マイナスの効果を生んでしまうことになるだろう。クラシック等の大きなレースを獲るために、人間の枠に当て込まれながら無理な調教を強いられ、成長を阻害されてしまったり、故障して競走能力を失ってしまったり、最悪の形としては死に至るサラブレッドがどれほど多くいることか。価値のあるG1レースを獲ろうとも、高額な賞金を稼ごうとも、その馬を傷つけてしまったり、未来を閉ざしてしまったり、その馬に期待する関係者やファンの夢を壊してしまっては元も子もないのである。

ところで、藤沢調教師が、何気なくひとつ重大な見解を示しているのにお気づきでしょうか?

先ほどの引用文の途中における、仮にそれでいつもより少しばかり速く走れたとしても(私は速く走れるとは思わないが)、という示唆。あくまでも私の主観ではあるがという形を取ってはいるが、『ギリギリに仕上げても馬は速く走れない』、とサラブレッド調教の根幹を揺さぶりうる発言を行っている。

なぜ根幹を揺さぶるかというと、ほとんど全ての調教師は、『鍛えれば鍛えた分だけ強くなる』という前提において馬に調教を施しているからだ。だからこそ、故障と隣り合わせの厳しい調教を馬に課すことになり、速く走るために必要な筋肉以外は全て削ぎ落とし、0,1秒でも速く駆けることのできる肉体を作り上げる。馬を壊さないギリギリのさじ加減の調教が最良の調教であり、それを実践して馬に結果を出させることが調教師の務めだと考える。もし万が一、鍛えても速く走ることができないならば、サラブレッドを調教するということの意味が問い直されなければならない。

しかし、私の結論から述べてしまうと、この良書を通じて、この点だけは唯一、私は藤沢調教師と見解を異にする。

「サラブレッドは鍛えれば(少しばかりは)強くなるし、ギリギリに仕上げると(少しばかりは)速く走ることができる」

あくまでも(少しばかりは)という括弧付きではあるが、その(少しばかり)が勝負の行方を左右することになるのだ。サラブレッドの競走は0,1秒を争うものであり、わずか鼻の差でレースの勝敗が分かれてしまうことは少なくない。相手よりも鼻の差だけでも前に出ることができれば、勝負に勝つことができる。そのわずかな差を埋めるために、(少しばかり)速く走ることが必要になるのである。

同じサラブレッドを80%に仕上げた時と、100%に仕上げた時で、一緒に走らせたと仮定すると、間違いなく100%に仕上げられた時の方が勝利を収めるだろう。最後のひと踏ん張りが違ってくるからだ。これまで、限界まで仕上げられたサラブレッドが激走するのを数多く見てきた経験からも、このことは自信を持って言える。たとえば、平成11年のNHKマイルカップを勝った時のシンボリインディは、ギリギリの仕上げであり、己の能力を極限まで出し切っての勝利であった(このレースでは、藤沢調教師の思惑に反して、シンボリインディが仕上がり過ぎてしまったのであろう)。

しかし、100%に仕上げられた方は、肉体的にも精神的にも大きな反動に襲われる。そのレースが最後であれば、それでいいかもしれない。2003年の有馬記念を勝って引退したシンボリクリスエスは、まさにこれが最後のレースといった渾身の仕上げであった(このレースでは、何が何でも勝つといった姿勢で、臨戦過程における調教の厳しさは、普段の藤沢調教師のそれとは明らかに異なっていた)。ほとんどのサラブレッドの競争は1回で終わるわけではなく、その後も続いてゆくものだ。目先の勝ちだけを追って、馬の成長や将来を考えない調教は、長い目でみるとマイナスの効果しか生まない。

藤沢調教師は、誰よりもそのことを身に染みて分かっている。だからこそ、たとえ仕上げてしまえば勝てるかもしれないレースであっても、ギリギリの仕上げを施すことなく、余裕を持たせて出走させる。我慢をすることができるのだ。だからこそ、藤沢調教師の管理馬は、故障が極端に少なく、高齢までコンスタントに走り続ける馬が多い。

大事に育てていけば、『夕鶴』じゃないけど、ウマの恩返しは必ずあると思います

こんなロマンチックなコメントも、藤沢調教師だからこそ許されるのではないか。

■「競争馬私論」その2へ→http://www.glassracetrack.com/blog/2005/08/__a837.html

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インティライミの逆襲

Intiraimi by shirley heights

今年のクラシック戦線は、ディープインパクトの圧倒的な強さが目立ち、他の馬の存在は霞んでしまった。秋に向かうにあたって、ディープインパクトの3冠達成ばかりにスポットライトが当たってしまうのも当然といえば当然のことである。しかし、そんな中、伏兵としてのインティライミの存在に、私は秘かに注目している。

なぜかと言うと、ダービーでのレースぶりに、インティライミの一流ステイヤーとしての資質を見たからである。スタートから積極的にレースを運び、4コーナーではすでに先頭に立ち、そこからジワジワと脚を伸ばし続けた、あのレースぶりである。ディープインパクトのように爆発的ではないが、ステイヤーらしい息の長い末脚を持つことを、京都新聞杯に続き再び証明した。これはあくまでも個人的な感覚ではあるが、かつての名ステイヤーであるライスシャワーがダービーで見せたパフォーマンスを、ふと思い起こしてしまった。

さらに決定的なのが、ダービーに至るまでの馬体重の推移である。

インティライミは前哨戦である京都新聞杯を勝ち、ダービーへの最終切符を手にしたが、その際の馬体重は前走比マイナス6kgで、デビュー以来最も軽い464kgであった。この数字を見るだけで、京都新聞杯ではギリギリにまで絞り込んだつくりでの出走であったことが窺い知れる。ダービーへの出走を確実にするために、100%の状態にまでキッチリと仕上げて臨んできたのである。

このようにギリギリの状態にまで仕上げられた馬は、大抵の場合において、次のレースでは凡走をすることになる。なぜなら、ピークの状態を保つことは難しく、体調は下降線を辿り、また、前のレースで激走した反動が次のレースで出てしまうからだ。

それでもインティライミはダービーで好走した。

インティライミが力を発揮することができたのは、ダービーまでピークの状態を保つことができていたからに他ならない。ピークが長いことこそ、ステイヤーたるゆえんである。普通の馬であれば、ダービーでは体調が落ち目になってしまい、力を発揮できないだろう。あくまでも結果論ではあるが、3番人気に推されたダンスキッチョウの凡走の理由は、前走の青葉賞で急激に仕上げすぎた反動である(当時、私はどちらかと言うとインティライミの反動の方を心配したのだが・・)。それに対し、インティライミはステイヤーだからこそ、京都新聞杯でのピークの体調をなんとかダービーまで保つことができ、あれだけのパフォーマンスをすることができた。

かつて、名ステイヤーのライスシャワーは、3冠が懸かったミホノブルボンを菊花賞で破った。ダービー時点では圧倒的な力差があったミホノブルボンを、夏を越し、ステイヤーの成長力と距離への適性を生かし、菊花賞で逆転してしまったのである。

ディープインパクトの強さは誰もが認めるところだが、これからはそう簡単には勝たせてもらえなくなるだろう。意外に近いところで、刺客は牙を研いで機をうかがっているのだ。うかうかしていると、寝首を取られてしまうかもしれない。一流ステイヤーであるインティライミの逆襲は、もうすでに始まっている。

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サンデーサイレンスの後継者は?

今年の2歳世代で、サンデーサイレンス産駒は最終世代となる。それに伴い、これからは父サンデーサイレンス一辺倒ではなく、様々な血統構成を持つ馬たちの活躍が期待される。どのような馬が活躍するかというと、非常にオーソドックスな考えではあるが、以下の2パターンの血統構成の産駒たちが台頭してくるだろう。

1、サンデーサイレンス系種牡馬の産駒
2、母父にサンデーサイレンスを持つ産駒

1、のサンデーサイレンス系種牡馬の産駒は、既にG1馬を輩出しているダンスインザダーク、スペシャルウィークを筆頭に、新種牡馬のアグネスタキオン、ステイゴールドの産駒まで、続々とその活躍馬の数を増やし続けている。

2、の母父にサンデーサイレンスを持つ産駒も、NHKマイルカップを制したラインクラフト(父エンドスウィープ)を筆頭に、プレシャスカフェ(父ハートレイク)、マイソールサウンド(父タマモクロス)など少しずつ活躍馬が出始めている。

linecraft by o-uma.net

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ディープインパクトVSキングカメハメハ

競馬ファンであれば、スターホース同士の対決を一度は夢見たことがあるだろう。

シンボリルドルフとナリタブライアンはどちらが強いのか?オグリキャップとタイキシャトルのマイル王決定戦や、エアグルーヴとヒシアマゾンの女傑対決など、実現し得なかった夢の対決を空想することは競馬の楽しみ方のひとつでもある。

「サラブレ」8月号で、昨年のダービーを制した安藤勝己騎手がキングカメハメハとの比較を通してディープインパクトを語っている記事を読み、「ディープインパクトVSキングカメハメハ(府中芝2400m)」という夢対決が私の空想の中で展開された。

deepvskinkame by ken

結論から述べると、ディープインパクトの勝利である。外を回って、最後の直線で飛ぶように伸びたディープインパクトが、喰らいつくキングカメハメハに1馬身半の差をつけて余裕のフィニッシュ。武豊騎手の控えめなガッツポーズと、安藤勝己騎手のゴーグルの下に隠された悔しさが目に浮かぶ。

ただし、これは3歳春のダービー時点という設定でのものである。ダービー時点であれは、ディープインパクトの才能、素質、そして完成度が、キングカメハメハのそれを明らかに凌駕している。

安藤勝己騎手いわく、「ディープインパクトに唯一注文をつけるとしたら、これから秋にかけての成長力がどうか、ということ。キンカメの場合は、秋以降の成長力をすごく期待させる馬だったけど、ディープインパクトは現時点で十分に強いと言い切れる馬だから。これから伸びるとかなんとかじゃなくて、今の力を維持するだけで十分強いわけです。そこがすごい。」。このコメントを借りるまでもなく、現時点(ダービー終了時点)でのディープインパクトの強さは周知の事実である。

しかし、それ以降、つまり夏を越して3歳の秋以降であれば、2頭の力差は限りなくゼロに近づいていくのではないかと思う。キングカメハメハについても、私は最高級の評価をしていて、2004年ダービーの観戦記では、「世界のどこを探しても、これほど強いサラブレッドは見つからないだろう」「最高の賛辞を並べ尽くしても余りある、サラブレッドの完成形がここに誕生した」と述べている。それ以上に強いサラブレッドが1年後に出現してしまった訳だが、安藤勝己騎手の言うように、キングカメハメハは秋以降の成長力を相当に期待できた。新馬戦から圧倒的な強さを示していたディープインパクトと比べて、キングカメハメハはレースを使うごとに成長していたからだ。

3歳の秋以降には互角の勝負になるはずなのだが、そうなると、距離やコース設定、または芝かダートかによって勝敗が違ってくるだろう。キングカメハメハは途中でリタイアしてしまったし、ディープインパクトはこれから秋以降を迎えるので、あくまでも推測の域を出ないが、距離は2400mまでなら互角、それ以上ならディープインパクトに軍配が上がるだろう。コースは東京競馬場、京都競馬場なら互角、それ以外の競馬場ならディープインパクトが有利だろう(キングカメハメハは器用さに欠けるところがある)。芝・ダート別では、芝なら互角、ダートではキングカメハメハが圧勝するだろう(キングカメハメハは蹄の形さえ適性があれば、ダートは鬼であろう)。

以上は好き勝手な空想に過ぎないが、この2頭は全くと言ってよいほど馬のタイプが違っているからこそ比べ甲斐がある。ディープインパクトが「柔」なのに対し、キングカメハメハは「剛」なのである(もちろん、どちらも「柔」でありながら「剛」、「剛」でありながら「柔」の部分も秘めているのだが)。ディープインパクトは全身を使って水面を飛ぶように走り、キングカメハメハは大きなストライドでエンジンの違いを生かしながら力強く走る。そして、「柔」のディープインパクトの方がレース前にカーッと燃えやすいのに対し、「剛」のキングカメハメハはおっとりと落ち着いているという気性面での違いも面白い。

とにかく、ディープインパクトにはまずは無事に夏を越して、いつかは海外へと挑戦をしてほしい。そして、キングカメハメハの果たせなかった夢の分まで、世界の舞台で活躍してほしい。ディープインパクトが走れば、キングカメハメハも走る。凱旋門賞のゴール前で、馬体を併せてデットヒートを繰り広げるディープインパクトとキングカメハメハが、私の中でいつまでも走り続ける。

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G1を勝つには隙のないレースをしなければならない

岡部幸雄(元)騎手が、現役時代から週間GALLOPに連載している「馬優先主義」というコーナーがある。今週で515回目を数えるという息の長さであるが、私自身、このコーナーを通じて岡部幸雄から学んだことは多い。数々の修羅場をくぐってきた岡部幸雄にしか語りえない示唆に富んだ内容には、時折ハッとさせられる瞬間がある。

sweeptousyou by M.H

今週号の連載で、宝塚記念を制した池添騎手&スイープトウショウのレース振りを評して、「G1を勝つには隙のない競馬をしなければならない”という言葉を体言した完璧な競馬だった」とする。“G1を勝つには隙のない競馬をしなければならない”とは、当たり前のようではあるが、改めて言葉にされると、G1を勝つことの厳しさ、そしてG1を予想することの難しさに突き当たる。

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最終更新日2011年5月6日

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Cesario Dominates American Oaks Field

シーザリオがアメリカンオークスを勝ちました。

日本のオークスでは相当に厳しいレースを強いられ、その後ほとんど休む間もない挑戦でしたので、体調面が唯一の心配材料でした。力を発揮できる状態にまで短期間で立て直した角居調教師、グリーンウッドのスタッフには最大級の賛辞を送ります。

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負けに理あり、勝ちに理なし

wttakaraduka2005

タップダンスシチーが直線で手応えなく後退していくのを見て、久しぶりにどうすることも出来ない悔しさと怒りがこみ上げてきた。もちろん、タップダンスシチーにではなく、自分自身に対してである。なぜなら、タップダンスシチーを本命にするにあたって、ひとつだけ自分の中に隠していたことがあったからだ。

それは、タップダンスシチーには、前走の金鯱賞で33秒台の脚を使って快勝したことによる反動があるのではないかという不安点であった。33秒台の脚を使って勝利した馬はその後のレースで凡走する(反動が出る)という基礎知識は、今年のオークスでディアデラノビアの評価を落とす際に紹介した。タップダンスシチーは、休み明けにもかかわらず59kgを背負っての激走であったため、金鯱賞後に反動が出ることは十分に考えられた。このことを知っていながらも、そして、タップダンスシチーは体調が優れないのではないかという不安を抱きながらも、タップダンスシチーに◎を打った。

以下、G1トークにおける私のコメント

本命は◎タップダンスシチーを考えています。調教では迫力ある動きを見せていますが、普段は非常に落ち着いていて、年齢を重ねるごとにメリハリが出てきました。鞍上の思うまま自在に動けるレースぶりも、こういった精神的な成長の賜物です。 前走からの反動を心配していましたが、中間の調整過程を見る限り問題ないでしょう。 というよりも、もしかすると一昨年にジャパンカップを制した時よりも上の出来かもしれません。陣営のこのレースに賭ける意気込みが、調教を通じてヒシヒシと伝わってきます。

前走からの反動を心配していましたが、というわずかな前置きはしているが、全体的にはタップダンスシチーの体調に対する不安を打ち消すかのような強気なコメントをしている。一昨年のジャパンカップよりも上の出来かもしれない、というトンチンカンな見解をも示していている。今、こうして読み返しても恥ずかしいかぎりである。

もう一度タップダンスシチーの敗因を述べておくと、前走の金鯱賞で33秒台の脚を使って勝ったことによる反動が出てしまったということである。タップダンスシチーの体調が優れず、本来の実力を発揮できなかったのである。

敗因についてはいろいろな説があるが、佐藤哲三騎手の乗り方が間違っていた訳ではなく、道中のラップが厳しかった訳でもない。前崩れの展開に見えるが、それはあくまでも先行馬が自滅しただけのこと。そもそも、タップダンスシチーはハイラップでガンガンと飛ばし、後続の脚をなし崩し的に使わせて勝つパターンの競馬が得意ではなかったのか。何度でも言うが、タップダンスシチーの敗因は前走からの反動で体調が万全ではなかったということである。

それでは、ここまで言う私がなぜタップダンスシチーを本命にしてしまったのか。以下の2つの思考の流れが思い浮かぶ。

1、宝塚記念は古馬の定量戦で、実力が反映されやすいレースであるため、実力馬が勝つであろうという大局観があった。ゼンノロブロイとタップダンスシチーが実力的には一枚抜けていて、勝つのはどちらかだろうと考えていた。そして、予想過程において、ゼンノロブロイは昨年3連勝しての休み明け初戦という理由で勝つことは難しいという確信があった。

2、タップダンスシチーを本命に推すためには、前走からの反動という不安を打ち消す必要があった。そこで、中間の調教でも緩められることなくハードに乗られ、77秒台という好時計を連発していたことを裏付けとして、今回のタップダンスシチーは生涯最高の出来だった一昨年のジャパンカップより調子が良いかもと、自分を信じ込ませた。

まとめると、ゼンノロブロイかタップダンスシチーのどちらかが勝つだろうという無意識の前提がまず間違っていたことになる。確かに、宝塚記念は強い馬が普通に競馬をすれば、順当に勝つことのできるレースである。しかし、強い馬が本来の力を発揮できない状況にあれば、大局観そのものをもう一度見直すべきであった。それができなかったのは、春のG1シリーズの最後のレースを当てて締め括りたいという気持ちがあったからだ。攻めて挑戦することなく、予想の上で妥協してしまったのだ。

今回の失敗から学ぶべき知識は、一流馬になればなるほど、体調が悪くても調教では走ってしまうということ。特に古馬になると、調教の動きだけでは調子の良し悪しを把握することは難しい。だからこそ、目に見えない疲れというものが存在する。調子が悪いはずの一流馬が調教で良い動きを見せていても、それを鵜呑みにしてはならない。

「負けに理あり、勝ちに理なし」とは、野村克也監督の名言である。負ける時には、何かしらの負けるべき理由が必ずあるものである。それはサラブレッドがレースで負ける時にも当てはまるし、私たちが馬券を買って負ける時にも当てはまる。しかし、勝つ時には、勝つべき理由がないことが常である。もしかすると、負けるべき理由がないから勝つのかもしれない。気付いたら勝っていたという表現が自然だろう。確かに、安田記念をアサクサデンエンが(で)勝ったのも、思い返してみるとこれといった勝つべき理由はなかった。あえて言うと、他馬と比べて負けるべき理由がなかったということだろうか。

wtyasuda05

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