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集中連載:「一流の騎手とは」-第12回-

jockey11 by StudioU

■コーナーワーク
コーナーワークは、騎手の技術面で明らかに差が出てしまう部分である。特に4コーナー(最終コーナー)では、各馬がスピードに乗って回るため、いかに馬に負担をかけず、距離をロスすることなく回れるかという技術が必要とされる。さらに、手前を替える必要もあるので、きちんとした手前で走らせることにも留意しなければならない。

日本人ジョッキーは、コーナーワークが課題であるとされる。世界の競馬と比べると、日本の競馬は、道中の馬同士の間隔がまだまだ離れすぎている。楽をして適当な距離をとって走らせているので、コーナーを回る際、外の馬ほど内からの遠心力を受けることにより余計な力を消耗してしまう。

例えば外に振り回された場合、内からの圧力をモロに受ける。遠心力の原理と同じで、2頭目よりは3頭目、3頭目よりは4頭目と圧力が大きくかかってくる。それも単純に数に比例するのではなく、2倍、4倍と圧力がかかる。馬にとってはたまらないほどのスタミナの消耗である。

そうならないためには、各馬の間隔をもっと詰めて、少しでも最短距離を回るようにしなければならない。強引に大外を回して、馬の末脚を失わせてしまう騎乗を見るにつけ、「コーナーワーク」の大切さを思い知ることになる。

なぜきちんとコーナーリングができないかというと、馬を真直ぐに走らすことができないからである。下半身で馬をしっかりと抱え込み、ハミを操作して、左右にブレないように安定して走らせるという基本的な技術が足りないために、コーナーにおいても自分の進ませたいコースに馬を操ることができないのである。馬を真直ぐに走らせることができない騎手は、アクシデントを引き起こしやすく危険であるばかりでなく、自身の馬にとっても大きなロスを強いることになる。

(第13回へ続く→)

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Tracked on September 24, 2005 at 03:10 AM

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