集中連載:「馬体重は語る」-第8回-
■復調の判断
馬体重から読み取れる<体調>が悪くなる2つのパターンを示したが、その反対に、馬体重から<体調>が良くなってきた(戻ってきた)ことを確認できる方法がある。
その方法とは、「馬体重が大幅に減った前のレースの数字に戻った時、次のレースからは<体調>が戻ったと判断する」というものである。
気をつけるべき点としては、馬体重が戻ったレースではなく、その次のレースで初めて復調するということである。というのも、「当日の馬体重の増減が馬の<体調>に影響を及ぼすのは、その日のレースにおいてではなく、レースの後になる」という原則があるからである。たとえ馬体重が戻ったとしても、当日のレースではなくその次のレース以降に影響が出るため、復調するのも次のレース以降になるのである。
■再びAという馬
最初に挙げたAという馬の例をもう一度思い出していただきたい。この馬は3戦目に馬体重が476kg→470kgへと急激に減り、その反動が4戦目に出てしまった。その後の戦績として、5戦目では476kgと馬体重を戻し、レースでは直線あとひと踏ん張りが足らず4着という結果。
ここで「馬体重が大幅に減った前のレースの数字に戻った時、次のレースからは<体調>が戻ったと判断する」に照らし合わせてみると、つまり体調が戻るのは6戦目以降ということになる。
果たせるかな、体調が戻った6戦目には、逃げ切ろうとする馬をなんとか捕らえて2勝目を手に入れたのである。このように、馬体重が大幅に減少する前の体重(476kg)に戻った次のレース(6戦目)から、調子が戻ると判断することができる。
馬体重 着順
2戦目 476kg 2着
3戦目 470kg 1着 急激に減った
4戦目 474kg 8着 まだ戻っていない
5戦目 476kg 4着 馬体重が戻った!
6戦目 480kg 1着 復調!
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