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カンパニーは力をつけた

Aoyagilogo_14
今週の安田記念も先週のダービー同様、大混戦模様ですね。
昨年の勝ち馬アサクサデンエン、マイルCS1、2着馬であるハットトリックとダイワメジャー、そして今年の高松宮杯馬オレハマッテルゼ、ヴィクトリーマイルC馬ダンスインザムード、現時点でのマイルチャンピオンを決めるのにふさわしいメンバーが集まりました。
ただし、アサクサデンエンやハットトリックは海外遠征大敗後ですし、状態の善し悪しの見分けが非常に重要です。

1番人気は昨年と同様、ダイワメジャーでしょうか。
ただ昨年は手術したとは言え、のど鳴りの状態が十分に癒えず、力を発揮できないまま、終わってしまいました。
しかしながら、今年は状態が違いますね。
何よりも前走のマイラーズCは"強い"の一言でした。
2着のダンスインザムードとの差は3/4馬身でしたが、どこまで行っても抜かれることがない、という手ごたえでした。
東京コースとの相性は良くありませんが、それは距離が合わない(ダービー)、あるいはのど鳴りの影響があっただけで、気にしなくていいでしょう。
むしろ大型馬ですから、東京の広々としてコースが悪いはずありません。
ただ今年の安田記念は瞬発力勝負になりそうなのがどうか。
逃げ馬がメイショウボーラ、ローエングリーンといますが、前者は出遅れ癖がありますし、また後者も近走では往年の逃げをみせていません。
ダイワメジャーにとっては仕掛けどころが難しいですね。

オレハマッテルゼは本当に強くなりましたね。
高松宮杯では正直びっくりさせられましたが、京王杯の危なげのない横綱レースでした。
メイショウボーラ、そしてローエングリーンが行かなければ、自然とこの馬がハナになるかも知れません。
最近、マイルより短い距離を使っていますし。
そうなると厳しいですね、東京のマイルG1を逃げ切るのは至難の業でしょう。
安田記念だと、ニッポテイオーあたりが思いつきますが、それも我々が競馬を始める前の話であり、本当に逃げ切り勝ちは皆無です。
また、ダイワメジャーやダンスインザムードの格好の的になりますから、いずれにせよ、かなり厳しい競馬になるのではないでしょうか。

ダンスインザムードは完全復活です。
むしろ精神面が安定し、強くなったかも知れません。
前走も完勝でしたし、過去の戦績からも牡馬相手でも十分に通用します。
ただ私の頭の中にはマイラーズCでダイワメジャーに子供扱いされた姿が強く残っています。
また昨年のマイルCSでも同様に、ダイワメジャーに先着を許しており、この馬との力関係を考えると、勝つのは厳しいかな、と思ってしまいます。
それでも前走のようにためる競馬をし、一瞬の脚を生かす競馬をすれば、ダイワメジャーに先着できないこともないのではないでしょうか。
最近の状態からも、間違いなく、勝ち負けに絡んでくるでしょう。

すでに治郎丸さんからも名前があがっていますが、カンパニーは力を付けました。
実は先週まで良馬場条件で、この馬が勝つと、かなりの自信を持っていました。
ただ、、、、今回、どうもペースが速くなりそうなもないメンバー構成であることと、最近の東京の馬場は先行馬有利であることから、ちょっとその自信が揺らいでいます。
それでも、本当にこの馬は強くなったと思います。
昨年秋の京阪杯なんて横綱相撲でしたが、それ以上に前走の産経大阪杯で、あまり得意ではない重馬場を克服して勝った姿を高く評価しています。
昨年の安田記念でも僅差の5着でしたし、成長した今なら、ある程度中団から競馬ができると期待しています。
そうなれば、ペースが上がらなくても、十分に前の馬をかわすことができるでしょう。
あくまで私の期待ですけど。
それにしても、何故福永ジョッキーはこちらでなく、メイショウボーラーに乗るのか、、、。
人間関係の問題なのか、それとも向こうがG1を取らせてくれた馬だから乗るのか、、、
極めて不思議です。
いずれにせよ、難解なレースであることは確かです。


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死ぬほど悔しいけど、おめでとう。

Derby06 by Ken
ダービー2006-観戦記-
アドマイヤメインが刻んだ前半1000m62秒5というラップは、稍重という馬場状態を考慮しても、典型的なスローペースである。最後の直線に向くまでほとんどラップが上がることもなく、また馬場が渋っていたため後ろからは追い込みにくく、差し追い込み馬にとっては非常に厳しい展開となった。

勝ったメイショウサムソンは、スタートからフィニッシュまで、ほぼ完璧なレース運びでダービー馬に輝いた。この馬が勝つために今年のダービーはあったのか、と思わせるほどの完勝劇であり、まさに勝つための全ての条件が向いたといってよいだろう。

まずは、前日からの降雨によって馬場が渋ったことが、この馬にとっては最大の幸運であった。後ろから切れる脚を使う馬が持ち味を殺されたことにより、自信を持って前の馬を捕まえにいくことが出来たからだ。さらに、内枠を引いたことにより、折り合いがつき、馬場の良い経済コースをロスなく進むこともできた。

とは言っても、このお膳立てを生かすことが出来たのも、メイショウサムソンのもつ肉体的・精神的な強さがあってこそである。皐月賞後に一旦は疲れを見せていたが、ダービーの最終追い切りの頃にはグングンと勢いを取り戻していたように、肉体的に非常に健康である。また、普段は牛のように大人しいのだが、レースにいくと闘志をむき出しにするのはまるで闘牛のようでもある。あとこの馬に望むとすれば、高速馬場になって問われる手脚の軽さだけである。同じオペラオハウス産駒のテイエムオペラオーが、古馬になり、軽さを兼備してから最強馬となったように、メイショウサムソンがこれから勝ち続けるためには軽さが必要となるだろう。ひとまず休養して、秋にどのような成長した姿を見せてくれるか、今から楽しみである。

「皐月賞より3倍長く感じた」と石橋守騎手はコメントしているが、アドマイヤメインを交わして、後方から誰も来ないことを確認しながら馬を抑えているように、レースの全体像がはっきりと見えていたのだろう。枠順を生かしたコース・位置取りは見事であったし、自分の馬の能力や馬場状態、そして他馬の末脚を見切っていたようで、ほぼ完璧な追い出しのタイミングであった。これまで数々の修羅場をくぐってきたベテランらしい、落ち着いたソツのない騎乗が光った。馬券は外してしまって悔しいけど、素直におめでとうと言いたい。

アドマイヤメインは、馬場に持ち味を殺されてしまった。跳びの大きくて綺麗な馬だけに、今回の馬場は走りにくかっただろう。最後は力でねじ伏せられてしまったが、それでも2着に粘っているように、極めて能力は高い。パンパンの良馬場で軽快に逃げることが出来ていれば、もしかするとこの馬の圧勝劇もあったのかも知れないと思わされるほどの充実ぶりである。

ドリームパスポートは、やはりこういった馬場を得意とするようで、メンバー最速の34秒9の末脚でスローペースを追い込んだ。一瞬の素晴らしい脚を使うのだが、その持続力という点において、勝ち馬にどうしても劣ってしまう。外枠は不利だったが、体調も最高潮で、持てる力は存分に発揮した。

マルカシェンクも厳しい競馬を強いられたにもかかわらず、最後まであきらめず、よく走っている。成長力という点では疑問があるが、潜在能力は高いことを証明した。

アドマイヤムーンは、スタートで行き脚がつかず後手に回り、道中はスローの団子状態で動けず、馬場の悪いところで揉みくちゃにされた。武豊らしくない騎乗であったが、レースの綾でもあり、仕方ないといったところか。とはいえ、距離的な限界があったのか、道中で嫌気をさしてしまったのか、アドマイヤムーンは最後の直線でも伸びる気配を全く見せない完敗であった。

フサイチジャンクの最大の敗因は、自身の体調が下降線を辿っていたことに尽きる。それに加えて、大きなフットワークで走るこの馬にとって、今回の馬場は向かなかった。2つの原因が重なってしまったことにより、この馬の力を全く出し切ることが出来ていない。肉体面や精神面において将来性が非常に高い馬なので、夏の間にもう一度立て直して、秋にはパワーアップしたフサイチジャンクの活躍を見てみたい。


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ダイワメジャーはスッと差されないか

Jiromarulogo_17
今年の安田記念もまた、粒ぞろいのメンバーで、激しい戦いが繰り広げられそうです。
香港馬を含め、様々な路線から有力馬が出走してきていることが特徴でしょうか。
ということは、このレースで一番難しいのは、力関係の比較ということになります。

ダイワメジャーは、ノド鳴りの手術を経て、ようやく復活してきました。
大型馬で屈強な肉体を誇りますが、かといってバランスが悪いわけでもなく、理想的な馬体です。
パドックを歩かせたら、この馬の右に出る馬はいないのではないでしょうか。
スピードとパワーを高い次元で兼ね備えていますし、ハンドルも利くので、騎手も乗りやすいはずです。
前走も横綱競馬で着差以上の楽勝でしたし、安藤騎手が手応えを感じるのも当然だと思います。
ただひとつだけ弱点を挙げるとすれば、やはりスッと切れる脚を使えないということでしょうか。
中山や阪神競馬場であれば、それでも押し切れるのですが、今回は直線の長い東京競馬場です。
府中のマイル戦は、マイラー的な切れを持っていないと、なかなか勝ち切れないコースです。
どれだけ絶妙なラップを刻み、スピードで押し切ろうとしても、最後の最後にスッと差されてしまうのが府中のマイル戦です。
実績や能力から、この馬が中心でレースは流れるはずですが、果たして最後まで押し切れるでしょうか。

ダンスインザムードは、マイラーズCでダイワメジャーに敗れましたが、その後ヴィクトリアマイルを制しました。
マイラーズCは、相手が叩き2戦目であったのに対し、こちらは休み明けであったことを考慮すると、大きな力差は感じられません。
牝馬とはいえ、スケールの大きさは牡馬を凌ぎますので、普通に力を出せば勝ち負けになるはずです。
やはり、注目すべきは、この馬の精神面ですね。
今年に入って、別馬のような落ち着きを取り戻していますが、まだまだ安心は出来ません。
ヴィクトリアマイルで厳しいレースをしたことにより、精神面もどう転ぶか分かりません。
中間の気配や、追い切りでの動きに注目したいですね。

高松宮記念→京王杯SCを連勝してきている、オレハマッテルゼも有力馬の1頭ですね。
すでに6歳馬ですが、馬体も若々しく、衰えを感じさせません。
左回りと短い距離も合っているようで、ここ2戦はまさに完勝でした。
ただし、マイル戦になると、この馬にとっては少し距離が長いかなという気がします。
高松宮記念での走りを見ても、府中のマイル戦を最後まで集中力続くかどうかですね。
また、柴田善騎手の言うように、京王杯SCで逃げる形になったことは、後のことを考えると良くなかったのではないでしょうか。
この馬にとって楽な競馬をしてしまったのですが、果たして今回はそうはいくでしょうか。

その他、産経大阪杯から臨むカンパニーもここにきて力を付けています。
前走は、苦手とする重馬場を克服しての勝利だけに価値があります。
不思議なもので、力の要る馬場を克服したことにより、馬体にも力感が漲ってきました。
これまでは、どちらかと言うとスマートな馬体でしたが、この馬体の変化がどう結果に影響するでしょうか。
内田博騎手への乗り替わりもまた魅力的ですね。
府中の長い直線を生かして、どこまで追い込んでくるでしょうか。

香港からの遠征馬の中では、やはり実績のあるブリッシュラックに魅力を感じます。
昨年の安田記念では、スローペースをほぼ最後方から大外を回って4着に押し上げてきました。
サイレントウィットネスの粘りにも驚きましたが、この馬の末脚の確かさにも戦慄が走ったのを覚えています。
短距離~マイル戦までは、香港と日本の一流馬の実力は遜色ありません。
日本の馬が香港に行って勝ち、香港の馬が日本に来て勝つという流れは、これからも当然のことになるでしょう。
とはいえ、海外の馬は馬体重の推移も分からないですし、調教の過程も分からないので、体調が掴みにくいのが難点です。
ブリッシュラックが前走でピークの状態に達していたのか、それともまだ上積みを持って安田記念に出走してくるのか、そこが問題です。
もし後者であれば、日本馬をまとめて差し切ってしまうのだけの能力は十分に秘めています。

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◎アドマイヤムーンが勝つその理由とは

皐月賞では本来の<体調>になかったアドマイヤムーンが、ダービーに臨むにあたって復調している。その根拠とは、集中連載:「馬体重は語る」の【第8回】【第9回】を読んでくれた方はお分かりだろうが、「馬体重が大幅に減った前のレースの数字に戻った時、次のレースからは<体調>が戻ったと判断する」という馬体重の原則があるからである。

アドマイヤムーンは、弥生賞で-6kgという100%の状態に仕上がってしまった反動が出て、皐月賞は4着と凡走してしまった。武豊騎手の、「これまで3回乗ったけど、皐月賞の時だけ走らなかった。あれっ何だろうという感じでしたね。」というコメントからも分かるように、道中の位置取りやコース取りという些細な理由ではなく、アドマイヤムーン自身が走れる<体調>になかったことは明らかである。

しかし、アドマイヤムーンはそのままでは終わらなかった。何と皐月賞の時には、弥生賞で大幅に馬体重を減らす前の馬体重(共同通信杯時の478kg)に戻っていたのだ。何度も言うが、「当日の馬体重の増減が馬の<体調>に影響を及ぼすのは、その日のレースにおいてではなく、レースの後になる」という馬体重の原則に基づくと、この6kgのプラス体重は、皐月賞後の<体調>に影響を及ぼすことになる。皐月賞で馬体重を戻していたからこそ、この中間はビシビシと調教を課すことができたのだ。アドマイヤムーンの<体調>が回復していることは間違いない。

アドマイヤムーンは見た目も血統も決して派手ではないが、共同通信杯や弥生賞で見せた豪脚は一流馬のそれであり、<体調>さえ戻れば必ずや勝ち負けになるはずである。最も問題とされる距離適性についても、2000mまでの距離をこなせる馬であれば、この時期は完成度の方がモノを言うことが多い。実際に、タニノギムレットやキングカメハメハは、2400mの距離をスケールと完成度で押し切ってしまった。そして、パワータイプのこの馬にとっては、重馬場もさほど苦にならないだろう。アドマイヤメインやフサイチジャンクなどの、跳びの綺麗な馬たちにとってマイナスに働く分、アドマイヤムーンにとっては有利になるかもしれない。今年のダービーは、アドマイヤムーンと武豊騎手が勝つと信じている。


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眠れぬ夜は

Keibagakuhenosyoutai 2star

昨日の夜はなかなか寝付けなかった。仕事であれだけ疲れ果てたにもかかわらず、ダービーのことを考えてしまうと夜も眠れなかった。もしかしたらあの馬が勝つのではないか、などと想像を膨らませているうちに、心臓はドクドクと脈打ち、遠足前の小学生のように居ても立ってもいられなくなる。馬券を買うだけの私でさえそうであるから、ダービーを前にした、もしかしたら自分にも勝てるチャンスがあるのではないかと思っている騎手は、どんな心境でいるのだろうとふと思った。

ダービーを前にしていつも思い出すのは、この本のあるくだりである。騎手にとってダービーを勝つことは、宇宙飛行士が月面を歩くことと、どこか似た内的体験をするのではないかという一節である。この本の中で私が最高に好きな部分なので、長くなるが引用したい。

「宇宙飛行士の中でも月に行った経験を持つ24人と、他の宇宙飛行士とでは、受けたインパクトがまるで違う。さらに、月に行ったといっても、月に到着して、月面を歩いた人間とそうでない人間とでは、また違う。宇宙船の内部しか経験できなかった人と、地球とは別の天体を歩いた経験を持つ人とでは違うのだ。宇宙船の中は無重力状態だが、月の上は六分の一のGの世界で立って歩くことができる。この立って歩くことができるという状態が、意識を働かす上で決定的に違う影響を与えるような気がする。月を歩くというのは、人間として全く別の次元を体験するに等しい。」

上になぞらえて、山本一生はこう言い換える。

「騎手であることと、ダービーに出走経験のある騎手になることでは、受けたインパクトはまるで違うだろうし、さらにダービーに出走することと、ダービーの優勝ジョッキーになることでは決定的に違っていて、「全く別の次元を体験するに等しい」のである。」

騎手にとって、ダービーを勝つことがどれだけの意味を持つかを、これだけ上手く説明した喩えを私は他に知らない。騎手はダービーを勝つことによって、全く別の次元に昇華する。もしかすると、ダービーを勝つことによって得られる内的体験を求めて、人は騎手になるのかもしれない。

柴田善臣、石橋守、岩田康誠、四位洋文、福永祐一、幸英明、横山典弘ら、ダービーを勝つチャンスを胸に秘めた騎手たちは、果たして今夜は眠れるのだろうか。高田潤騎手はどのような思いで今夜を過ごすのだろう。これまで4勝をしている武豊騎手もまた、今夜は眠れないだろう。そしてあなたも、今夜は眠れぬ最高の夜を過ごすに違いない。


参考図書:「競馬学への招待」 山本一生 平凡社ライブラリー

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アドマイヤムーンの巻き返しに期待

Aoyagilogo_13
さて出走馬、枠順も確定しました。
しかし近年稀にみる、面白いメンバが集まりましたね。
ここ数年は、1番人気の馬が圧倒的な強さで勝利をもぎ取っていますが、今年は一筋縄でいかないようです。

まずは展開を読みましょう。
出走馬を見る限り、これと言った逃げ馬を見当たらず、すんなりとアドマイヤメインがハナをきれそうです。
もしこの馬に鈴をつけに行くとすれば、皐月賞でも力んだ走りを見せてフサイチリシャールあたりでしょうか。
それでもよっぽどイレ込まない限り、ハナを主張することはなく、ペース自体がそれほど速くなることは考えられません。
単機逃げをうったアドマイヤメインは青葉賞と同様、向正面でペースを落とし、3コーナまで淡々とした流れになるでしょう。
しかしながら、3コーナから忙しくなります。
楽な逃げを打っているアドマイナメインを追いかけ、フサイチリシャール、メイショウサムソンあたりが動き出します。
当然皐月賞のチャンピオンホースであるメイショウサムソンを追いかけ、後続馬たちも動き出し、道中とは打って変わり、アドマイヤメインには厳しい展開になります。
直線ではメイションサムソンが先頭に立ちますが、アドマイヤメインを早めに捉えにいったため、ゴール前でその勢いが落ちます。
そこをアドマイヤムーン、フサイチジャンクが襲い掛かり、さらにその後ろから、マルカシェンク、サクラメガワンダーの追い込み。
あとは全馬とも、直線まで死に物狂いの競馬です。
でゴールを最後に駆け上がったのは、、、。

アドマイヤムーンの巻き返しに期待します。
治郎丸さんもいい例を出しますね、そう体型的にはダンツフレームに似たタイプですね。
菊花賞ではお呼びではないと思いますが、現時点での完成度はNo.1だと思います。
体型的、そしてエンドスィープ産駒ということで、距離に疑問符をつけられていますが、同産駒のスィープトウショウの成績からもわかる通り、考えている以上に距離に融通性があります。
ラインクラフトでさえ、折り合いさえつけば、2000mまでこなせます。
共同通信杯の直線でみせたあの手応えを見て、この馬はクラシックを取れる馬だと確信しました。
皐月賞はどうしても忙しい競馬を強いられてしまいますが、東京コースであれば、もっとゆったりとした競馬ができます。
週末雨のようですね。
でも爪の形を見る限り、大丈夫です。
この馬の単勝で勝負したいと思います。

怖いのはやはり、メイショウサムソンですね。
間違いなく強くなっています。
また、直線でドリームパスポートが迫ってきたとき、逆に突き放す余裕がありました。
確かに展開に恵まれたという評価もできますが、流れに乗れることができたというのは、強い馬だからです。
血統的にかなり渋い馬ですが、2冠のチャンスもありますね。
ただ今回は展開が難しいでしょう。
前には強力な逃げ馬、アドマイヤメイン、後ろからは強烈な差し馬たち。
石橋ジョッキーがどれだけ平常心で、思い切った競馬ができるかが、ポイントだと思います。

◎アドマイヤムーン


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おかえり!

遂に帰ってきましたね、「平日はスーパー営業マン、週末はウイニングホースプレイヤー」。こういった素晴らしいブログが復活することを、本当に嬉しく思います。競馬の奥深さに一度でも触れてしまった者は、競馬から離れることは出来ませんからね。ダービーを目前にして、ウイニングホースプレイヤーの血が煮えたぎっているのではないでしょうか、ヒテさん?また、これからも思い切りが良く、ポジティブマインドな予想を楽しみにしてますよ!

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アドマイヤメインの踏み込みは深い

Jiromarulogo_16
今年のダービーは、本当に粒ぞろいの個性的なメンバーが集まりました。
勝つチャンスのある馬は、片手では収まらないでしょう。
1番人気がどの馬になるのかさえ分からないですよね。

そんな中、武豊騎手が騎乗することによって、やはりアドマイヤムーンが1番人気に推されるのでしょうか。
この馬の皐月賞での敗因は、弥生賞を100%の状態で勝ったことによる反動です。
走れる状態になかったのは確かで、デビュー以来初めて末脚が不発に終わりました。
今回は馬体を立て直してきており、中間もビシビシと調教を積んでいます。
ダービーに向けて、悔いの残らない仕上がりで臨んでくるはずです。
ひとつだけ心配があるとすれば、やはり体型的なものからくる距離の壁でしょうか。
コロンとした筋肉質の馬体は、誰が見ても2400mは少し長く映ります。
もちろん、これは馬体から見たイメージですので、それが全てではありません。
かつてダンツフレームという馬がダービーで2着しましたが、あの馬も典型的なコロンとした体型でした。
アドマイヤムーンも府中の1800mをこなしていますし、血統的に見ると母父にサンデーサイレンスが入っています。
そして、道中で折り合いを欠く馬ではないので、パタッと止まることはないでしょう。
勝つチャンスは十分で、果たして、直線でどこまで伸びてくるのか楽しみです。

武豊騎手が青葉賞で跨った、アドマイヤメインもここにきて充実しています。
馬の格好という面だけでは、私はこの馬の素質はかなり高いと思います。
とにかく、踏み込みが深く、一完歩が大きいのです。
尻~後脚に賭けての関節が、異常に柔らかいのではないでしょうか。
これは推測の域を出ませんが、武豊騎手はアドマイヤムーンとこの馬の力量を比較した上で、向こうを選んだわけではないと思います。
おそらく、武騎手でさえ、どちらの馬が勝つチャンスが大きいか掴みかねているはずです。
心配な点といえば、まだ自分のペースで行けないと本来の走りが出来ないことではないでしょうか。
母父のヘクタープロテクターの一本調子な面が、ほんの僅かですが出ていますね。
だからこそ、逃げて結果を出して来ているのです。
どんな展開になるかによって、この馬もダービー馬になるチャンスが転がってくるはずです。

皐月賞を制したメイショウサムソンは、かなり高いレベルにまで成長しました。
このレベルまで来たオペラハウス産駒は、なかなか崩れないですし、安定した力を発揮します。
皐月賞も強いのひと言で、多少力の要る馬場であったことは有利に働きましたが、ゴールまで真っ直ぐに伸びきった力強さには驚きました。
道中で折り合いを欠くこともなく、前にスッと付けられる素直さもあり、追い出してからは真っ直ぐ伸びる。
騎手としては、これだけ安心して乗れる馬も珍しいのではないでしょうか。
何といっても、サンデーサイレンス系の産駒にある、気性的なモロさがありませんから。
あとは、馬がどこまで走れる状態にあるかどうかでしょう。
皐月賞もメイチの作りだったので、その状態をどこまで維持しているでしょうか。
中間の雰囲気や、追い切りの動きには注目してみたいですね。

フサイチジャンクは、伸びのある馬体で、2400mはドンと来いですね。
私はこの馬こそ、前走の皐月賞ではいきなりの速いペースに戸惑っていたと思います。
それでも3着を確保したように、相手なりに走る根性は見上げたものです。
馬主やテレビ番組でマスコミを賑わす馬ですが、馬自身は素晴らしいサラブレッドであることは間違いありません。
もう少し時間が欲しいところですが、現時点の能力でも十分に勝負になります
美浦トレセンに入厩して調整されていますが、ほとんど影響はないでしょう。
ダービーは極限が問われるレースなので、それぐらいの些細なことは関係ありませんね。
岩田騎手と池江泰寿調教師というフレッシュなコンビが、どこまでダービーを沸かせてくれるでしょうか。


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マルカシェンクがダービーを盛り上げる

Aoyagilogo_12
いよいよ日本競馬最大の祭典、日本ダービーが開催されますね。
昨年のように飛びぬけて強い馬ないませんが、ダービーにふさわしくレベルの高い好メンバーが集まり、本当に大混戦ですね。

その中、皐月賞同様、再度アドマイヤムーンが1番人気になるのでしょうか。
私もこの馬は皐月賞向きだと思い、本命を打ちましたが、ほとんど見せ場なく、4着に終わってしまいました。
私が思っていたほど強くなかったのか、それとも外を回されたからなのか、それとも見えない疲れがあったのか。
実は皐月賞前に1点心配していた部分がありました。
それは皐月賞まで、どのレースも上がりの競馬で、厳しい流れの競馬を経験したことがなかったことです。
その中、馬がペースに戸惑ったのだと私は判断しています。
では、ダービーではどうでしょうか。
状態次第では、巻き返しを期待してもいいと思います。
距離は2000mあたりがベストだと思いますが、折り合いのつくタイプですし、それほど気にしなくていいでしょう。
また直線の長いコースであれば、皐月賞ほど忙しい競馬をする必要もなく、直線までじっくり構えることができます。
どうも、同じオーナが所有していたアドマイヤベガとこの馬をダブらせてしまいます。
そのアドマイヤベガも皐月賞で1番人気ながら惨敗しましたが、しかしながらダービーでは巻き返しました。
アドマイヤ軍団は今年の全クラシックで1番人気に支持されながら、1勝もあげていませんが、今回も有力候補の1番手だと思います。

もし能力的にこの馬を上回っているとすれば、マルカシェンクでしょうか。
病み上がりであった京都新聞杯の敗因は展開のアヤです。
騎乗ミスといえば騎乗ミスですが、安勝騎乗のアエローザとの見えない駆け引きは、それはそれで競馬の醍醐味(勝負の難しさ)を見せてもらい、面白いレースでした。
ただ休み明けのレース前に皐月賞2着のドリームウェルを子供扱いしていますし、また底を見せていないという部分では、アドマイヤムーンに匹敵します。
過去、福永騎手は朝日杯を勝ったエイシンチャンプとネオユニヴァースの選択に迫られ、G1を勝たせてもらったという理由から、エイシンチャンプを選びました。
今回同様にフサイチリシャールとマルカシェンクの選択に迫られましたが、何ら迷わずマルカシェンクを選びました。
勿論、福永騎手が実績を残すことにより、自らの判断で馬を選べる立場になったというのも、大きな理由ですが、皐月賞1、2着馬と能力差のないフサイチリシャールに見向きもせず、マルカシェンクを選んだことからも、この馬の能力の高さが伺えます。
あとは休み明けでどれだけ上積みがあるのか、はたまた2走ボケがあるのかどうか。
この馬の参戦がさらにダービーを盛り上げてくれていますね。

一発あるとしたら、サクラメガワンダーではないでしょうか。
皐月賞のときも書きましたが、この馬は明らかに東京コース向きです。
その不向きな皐月賞でも、直線では、アドマイヤムーンやフサイチジャンクと変わらない脚を使っていますし、昨年末のラジオたんぱ賞でアドマイヤムーンに勝っているわけですから、10回戦って半分勝てなくても、展開次第では逆転できる能力を持った馬です。
最近、サクラ軍団の活躍が乏しいので、そろそろという期待も、、、。


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チョッとやソッとじゃ止まらない

Oaks06 by Ken
オークス2006-観戦記-
ヤマニンファビュルが1000m58秒1という暴走ラップで飛ばしたが、この時計に惑わされてはいけない。アサヒライジングが実質逃げる形になったため、2番手以降は、この馬場にしては平均からスローペースで流れた。全体的には緩やかなラップで流れたにもかかわらず、最後はどの馬も脚が上がってしまっていたように、最後は我慢比べのレースとなった。

勝ったカワカミプリンセスは、そんな我慢比べの競馬を見事に凌ぎ切った。初戦は逃げ切りで、2戦目は追い込んで勝ったように、レースに行っての柔軟性がある。父譲りの頭が高い走法のためスパッとは切れないが、ヘコたれることなく最後まで伸び切る精神力には頭が下がる。気性的にはまだ幼い部分を残しており、また、肉体的にも伸びしろがある馬なので、今後どのような成長を見せてくれるか楽しみである。

本田騎手も、カワカミプリンセスを100%信頼した積極的な騎乗であった。スタートから馬任せで好位を確保し、4コーナー手前では早目に動いて勝ちに行った。横綱相撲というべきレース運びは、チョッとやソッとのことでは止まらないであろう愛馬の能力を把握していたからこそ、成しえた芸当である。

フサイチパンドラは、広々とした東京コースが合っていたのだろう。また、福永騎手の外に出すタイミングも絶妙であった。調教では古馬を圧倒するように、元々走る能力は持っている馬である。しかし、今回は気分屋な面が良いほうに出たが、次回は凡走してしまうことも十分に考えられる馬でもある。

1番人気を背負ったアドマイヤキッスは、直線で伸びきれずに4着と、桜花賞に続き、またもや人気に応えることができなかった。外々を回る形になったが、跳びの大きな馬だけに、自分のストライドで伸び伸びと走っていた。それでも伸び切れなかったのは、馬体重が大幅に増減していることからも分かるように、まだ体調が安定していないのだろう。秋以降の成長に期待したい。

同じく人気を背負った桜花賞馬のキストゥへヴンも、直線では見せ場もなく敗退した。桜花賞を勝った後に、一旦馬体を緩めたことにより、仕上がり自体が万全ではなかったのではないか。桜花賞を勝った馬にとっては、桜花賞からオークスまでの中途半端に長い期間を考えると、そのままの状態を維持するか、それとも一旦緩めるかという難しい選択になってしまう。今回のキストゥへヴンは後者を選択したのだが、いずれにせよ、この時期の牝馬をピークに仕上げるのは難しい。

コイウタは、3コーナー手前で競走を中止した。最終追い切りも軽めに終始していたように、どこか不安な部分(万全でない部分)があったのではないかと憶測してしまう。一生に一度しかないレースとはいえ、無理して出走してくることは決して良い結果にはつながらない。この馬が競走を中止したことにより、大きな不利を受けて、一生に一度しかないレースで満足いく走りが出来なかった馬もいるのだから。


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◎ブルーメンブラッド

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桜花賞組上位はオークスの定石ですが、今年はちょっと疑問ですね。
アドマイヤキッス、キストゥへヴン、コイウタ共に死角を抱えています。
とはいえ、他のトライアルレースのレベルが高くないことも確かです。
力関係の比較からいうと、わずかに桜花賞組リードといったところでしょうか。

アドマイヤキッスの最終追い切りは、少しモタつきが見られました。
桜花賞時の方が、スパッと反応していましたね。
前走の大幅な馬体減から、どの程度回復しているか分かりませんが、絶好調とまではいかないようです。
まあ、精神的にも安定している馬なので、余程のことがない限り凡走は考えられないでしょう。
母系は短距離指向ですが、この馬の走法やレースセンスから、2400mの距離は心配ありません。
あとは闘争心に欠けるこの馬を、G1レースで大活躍中の武豊騎手がどう操るか注目です。
重箱の隅を突きましたが、桜花賞組の中では文句なしの1番手評価ですね。

キストゥへヴンは、勝った桜花賞時と同じく、素晴らしい追い切りを披露しました。
馬体は少し太め残りに見えましたが、追えば追うほどにシャープに伸びて、文句なしの動きだと思います。
青柳さんのおっしゃるように、血統的にも距離延長に不安はないでしょう。
あとは、末脚勝負の切れる馬なので、道中折り合いを付けて、どこで脚を使うかでしょう。
スローペースになりやすいレースなので、安藤勝己騎手も、あまり後ろには位置したくないでしょう。
かといって、良いポジションを取りに行って、引っ掛かってしまうのも怖いですね。

コイウタはカイ食いが落ちているのか、追い切りの動きが少し軽すぎる気がします。
2400mのタフなレースに臨むためには、もう少しビシッと追い切って欲しかったですね。
抜群のレースセンスを誇る馬ですが、今回は果たしてどこまで来れるでしょうか。

このように、桜花賞組で人気ほどに信用に足る馬がいません。
そこで、思い切って本命は◎ブルーメンブラッドに打ちます。
キストゥへヴンと同じアドマイヤベガ産駒ですが、この馬も3着以下がないように安定して力を出しますね。
これまでは勝負所でスッと反応できない欠点がありましたが、前走は自らハミを取って上がっていきました。
折り合いも付く馬なので、距離延長も問題ありません。
押せ押せのローテーションで来ていますが、最終追い切りでの軽快な動きを見る限り大丈夫でしょう。
なにより、中間の落ち着いた気配が素晴らしいですね。
内枠を利して、川島騎手が上手く立ち回ることが出来れば、勝つチャンスはあるはずです。


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キストゥへヴンの2冠に期待

Aoyagilogo_11
当たった時くらい偉そうに?、、、
負け犬の遠吠えにしか聞こえませんな(笑)。

やはり、ここはおっしゃる通り、桜花賞組が上位だと思います。
忘れな草とトライアル2戦を見る限り、桜花賞と比較すると明らかに低レベルなメンバ構成、レース内容でした。
そこで、キストゥヘヴンの2冠に期待したいと思います。
距離を延ばして良さがでてきた馬ですし、今回長距離輸送がないのは、明らかに前回と比べても好条件です。
勿論、3歳牝馬ですから、手放しでこの距離がいいと言えませんが、直前に長距離輸送のあった桜花賞でも結果を出しているわけですから、それほど折り合いについても心配しなくていいでしょう。
血統的にも、伯母にエリザベス女王杯の勝ち馬ロンググレイス、伯父にも菊花賞3着馬がいますので、スタミナに関する不安はないでしょう。
桜花賞同様、この馬の単勝で勝負します。

アドマイヤキッスも能力の高い馬ですが、チューリップ賞、桜花賞を見る限り、現時点での完成度ではキストゥヘヴンに劣ると思います。
桜花賞はキストゥヘブンが外枠かつ長距離輸送と悪条件だった一方、枠順も良く、かつジョッキーが完璧に乗ってでの3/4馬身差2着でしたから、この結果は完敗と認めざるを得ません。
逆に今回、この馬に長距離輸送というキストゥヘヴンよりも悪条件が課されますから、逆転は難しいと思います。
秋以降に期待です。

穴としてお勧めしたいのが、キープユアスマイルです。
週末雨模様のようですし、一瞬、この馬から馬連で穴を狙おうかと思ったほどです。
芝では未勝利ですが、いつも確実に脚を使い、掲示板を外したことがありませんし、また競馬の内容からもマイルの桜花賞よりもオークス向きだと思います。
今回、抽選をくぐり抜けた運もあります。
穴を狙うのであれば、トライアル組のように底が見えている馬よりも、未知の魅力一杯のこの馬をお勧めします。

◎キストゥヘブン


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カワカミプリンセスは頭が高い欠点を受け継いでいる

Jiromarulogo_14
いやー、ちょっと褒めるとこれだ…
まあ、競馬は当たったり外れたりなんで、当たった時くらいは偉そうにしなきゃぁね(笑)。
それでは、パーフェクトガイ青柳さん、今回もお手柔らかに。

桜花賞組に対抗できるとすれば、青柳さんも挙げたカワカミプリンセスが面白いでしょう。
3連勝と底を見せていませんし、逃げても差しても勝っているということは、馬に相当に自在性があるということを意味します。
競走するための素質があるからこそ、どんなレースを強いられても力を出し切れるのです。
血統的にも、キングヘイロー×シアトルスルーという、底力溢れる配合です。
ただし、頭の高い欠点を受け継いでいますので、距離が伸びていいタイプではありません。
確かに、スイートピーSもレース自体のレベルは高くは見えませんでしたし。
常識的に考えて、桜花賞組よりも現時点での力は一枚劣ると考えています。

同じくキングヘイロー産駒のニシノフジムスメも、忘れな草賞を勝って臨んできました。
この馬は2000Mをこなしていますが、マイラーという印象がぬぐい切れません。
カワカミプリンセスと比べても、この馬の方がさらに距離延長はマイナスになるはずです。
打倒桜花賞組とするには、スタミナ・底力が不足しているのではないでしょうか。

前哨戦の勝ち馬としては、ヤマトマリオンも面白い存在です。
母はダートのスプリンターでしたが、この馬は馬体を見ても芝の長いところが合っているように見えます。
前走もなかなかの勝ちっぷりでしたが、桜花賞組とどれぐらいの力差があるでしょうか。
雨を苦手としますので、良馬場ならばチャンスはあるかもしれません。


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アドマイヤキッスは今一歩決め手に欠ける

Aoyagilogo_10
ありがとうございます。
オークスも当たると思いますので、"牝馬の青柳"でも構いませんが、安田記念も自信があるので、"マイルの青柳"と呼んでくれても構いません。
または、第1回のヴィクトリアマイルを外した治郎丸さんとは違って、 これで全G1レースを1度以上的中させた経験がありますので、"パーフェクトガイ 青柳"と呼んでくれてもいいですよ(笑)。

さてオークスですが、おっしゃるる通り、例年、桜花賞上位組がオークスでも好成績を収めていますね。
一方、今年の別路線組には桜花賞上位組との未対戦馬が多く、桜花賞同様、オークスも難しいレースになりそうです。

まず桜花賞1着馬のキストゥヘヴンですが、それほど速いペースではないレースを後ろから差し切ったわけですから、はまったというわけではないでしょう。
また前走は長距離輸送という、この時期の3歳牝馬にとって過酷な条件をクリアして勝ったのですから、長距離輸送のない今回の方が、陣営も仕上げやすいはずです。
問題は折り合いでしょうか。
治郎丸さんが指摘している通り、例年オークスはスローな展開に陥りますね。
明らかに今まで経験してきたレースと異なるペースになりますので、その中、どう脚をタメることができるのか。
課題はそこだけだと思います。

2着のアドマイヤキッスが今回も1番人気に支持されるのでしょうか。
調教では、治郎丸さんの言葉を借りると、本当にゴムまりのような素晴らしい動きを見せますし、調教師が元々、強気な発言をするところもありますが、陣営も相当の自信を持っているようです。
ただ、レースでは今一歩決め手を欠くところがありますね。
2着が多いことがその象徴です。
実際、チューリップ賞でも休み明けとは言え、辛勝でしたし、また桜花賞でも騎手が完璧に乗りながら、2着確保がやっとという内容でした。
特にアドマイヤキッス以外に桜花賞の上位に食い込んだ馬たちは、別路線組でしたから、今年のチューリップ賞のレベルはそれほど高いものではなかったと言えます。
今回の距離延長がこの馬の欠点(決め手のなさ)を補ってくれるかも知れませんが、先述したとおり、逆にオークスでは決め手勝負になるところもあります。
また今回初めて、直前の長距離輸送を経験しなければなりません。
有力候補の1頭ですが、過信禁物だと思います。

コイウタに東京コースは合っていると思います。
ただ桜花賞では、横山典騎手が完璧なレースをして3着だったわけですから、今回、桜花賞1、2着馬を逆転するのは難しいと思います。

最大の惑星馬は3戦3勝のカワカミプリンセスでしょうか。
桜花賞上位組とは未対戦ですし、また底を見せていないという魅力もあります。
一方、例年スイートピーS組はオークスで苦戦しますね。
今年のスイートピーSも決してレベルの高いレースではありませんでしたし、どちらかと言うと、マイラーという印象があります。
ただ爆発力はあります。
折り合い次第では、面白い存在になるかも知れません。


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キストゥへヴンは脚を余さないか

Jiromarulogo_13
桜花賞に続いて、ヴィクトリアマイルの的中おめでとうございます!
これからは牝馬の青柳と呼ばせてもらいますよ。
ということは、オークスもよろしくお願いいたしますね。
 
さて、今回のオークスは、何とも言えないメンバーが揃いました。
というのも、桜花賞の1、2着馬に人気が集まりそうですが、それほど信用を置けない気がします。
従来どおりでしたら、完成度の面において勝る桜花賞組が有利ですが、今回は別路組も頭のどこかに入れておいた方が良いかもしれませんね。
 
まずは桜花賞馬に敬意を表して、キストゥへヴンから。
前走はハイペースがハマった感はありますが、強烈な末脚でした。
フラワーCしかり、桜花賞しかり、最後は良い脚を使うことは間違いないので、騎手も安心して乗っていられます。
さらに、この馬は道中も折り合いが付くように、脚をなし崩し的に使うことがないので、距離は心配ないでしょう。
ひとつだけ心配といえば、オークスはスローに流れやすいので、脚を余してしまうことです。
この馬自身は良い脚を使っても、前が止まらないので捕まらないということも考えられるのではないでしょうか。
 
1番人気が予想されるアドマイヤキッスも、距離の延長に不安はありません。
引っ掛かることがない馬なので、出たとこ勝負で、レースの流れに乗っていけるはずです。
跳びの大きいダイナミックな走法なので、東京コースに変わることで、より一層持ち味が発揮できるでしょう。
安定感という面では、キストゥへヴンよりもこちらが上です。
この馬の不安材料は、やはり前走で大幅に減った馬体重の影響でしょうか。
キャリアの浅い牝馬の馬体重の増減を読み解くのは難しいのですが、前走であれだけ減った影響は少なからずあると思っています。
少しくらい体調が悪くても走ってしまうのがこの馬の良いところですが、勝ち切ることは難しいかもしれませんね。
 
桜花賞組ということでは、当初、コイウタに注目していました。
前走の桜花賞は、阪神ジュべナイルF時と比べて、格段に馬が良くなっていました。
牝馬には珍しく、使い込んで良くなるタイプではないでしょうか。
しかし、桜花賞の後、放牧に出されたようで、現状では馬がまだ緩く映ります。
出来れば放牧に出して欲しくなかった、というのが本音です。
この馬は典型的なマイラーの体型なので、使って絞り込まれているくらいでないと、東京の2400mというタフなコースはこなせないのではないでしょうか。


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Dance,dance again!

Victoriamile06 by gradeone
ヴィクトリアマイル2006-観戦記-
心配された雨も止み、ほとんど良馬場に近い稍重馬場でレースは行われた。府中のマイル戦にしては珍しく、前半4ハロンのラップも47秒5という遅さで、道中で後ろに位置しすぎた馬や、外々を回された馬にとっては厳しい展開となった。

そんな中、1番の絶好枠を引き当てたダンスインザムードは、内々をロスなく立ち回り、桜花賞以来2年1ヶ月ぶりの勝利を手に入れた。元々、肉体的には牝馬として最高レベルにある馬であり、精神的なゆとりを取り戻したことが今回の最大の勝因である。忍耐強く精神面のケアを続けた、関係者の方々の見えない努力がようやく実った。昨年秋からの走りを見ると、完全復調なったと考えて良いだろう。

北村騎手は、昨年の天皇賞秋の悔しい経験を生かし、今回は最後の最後のギリギリまで追い出しを我慢していた。まるで藤沢流の調教を見ているようで、ダンスインザムードという馬を知り尽くした最高の騎乗であった。4コーナー出口であれだけ手応えがあると、早目に抜け出したいというのが騎手の心情ではあるが、そこをグッとこらえることが出来たことは、必ずやこれからのレースに対する自信にもつながっていくに違いない。

ただひとつだけ苦言を呈するならば、ゴール前でのひとムチは必要なかったのではないか。ムチを入れるまでもない手応えの差であったし、馬が伸びきったあの時点でムチを入れても、あれ以上に伸びることはないだろう。勝ちが見えて無我夢中で入れてしまったひとムチではあるが、ダンスインザムードが尻尾を振って嫌がっていたように、せっかく前向きになってきた馬の気持ちを逆撫ですることにも繋がりかねない。北村騎手にとっては、最後の100mだけは反省材料が残るレースであった。

エアメサイアはプラス体重もなんのそので、直線でも良く伸びて勝ち馬に迫った。スローペースの外々を回り、なおかつあれだけの脚を使うのだから、この馬にとっては運が向かなかった。枠順に恵まれていれば、かなり際どい勝負になったのではないか。道中ゆったり行けて、ラストの瞬発力勝負というレースには滅法強いことを、再び証明した。

ディアデラノビアは、いつもよりも前に位置して、4コーナーではあわやという手応えであった。エアメサイアと比べるとパワーで見劣りしてしまったが、この馬もラスト3ハロン33秒8の脚でかなり切れている。今回は道中で引っ掛かることもなく、スムーズに折り合い、岩田騎手も納得の騎乗であったのではないか。

1番人気のラインクラフトの敗因をひとつだけ挙げるならば、やはり距離の問題だろう。1200m→1400mというステップレースを使って、G1レースのマイル戦に臨んできた馬にありがちな直線での沈み方であった。今のラインクラフトに刷り込まれているペースで走ると、府中のマイルは長すぎたということになる。同じ馬でも、使ってくるレースの選択によって、走るリズムが変わってくるのだ。また、古馬になって筋肉が付き、しっかりとした馬体になってきたように、マイル以下の距離で良さを発揮できる本質が表れてきたということでもあろう。いずれにせよ、牡馬に混じって走る今後は、短距離での活躍が望まれる。

ヤマニンシュクルは、直線までいい手応えで来たが、弾けなかった。やはり、前走で久しぶりの勝利を挙げた走りの反動が、少なからず出てしまったのだろう。脚元に不安のある馬は、仕上げることも難しいが、激走した後の反動をセーブすることもまた難しい。


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◎ディアデラノビア

Jiromarulogo_12
ここ最近は、競馬開催日に雨が降り、悩まされることが多いですね。
良馬場での熱い戦いを期待していたのですが、正直に言って、どれくらいの馬場でレースが行われるのか分かりません。

そこで、本命は思い切って◎ディアデラノビアに打ちます。
今年に入って、体調が優れないままレースに出走し続けましたが、やっとここに来て復調してきました。
使いながらも体を戻してきて、今回は最高の状態に仕上がっているはずです。
岩田騎手も、人気を背負わない分、折り合いをつけることだけに専念することができます。
位置取りは後ろになるかもしれませんが、府中の長い直線を使って、どこまで差して来れるでしょうか。
ゴムまりのような筋肉から繰り出される、極上の切れ味を見てみたいものです。
切れ味が鈍る分、道悪はどうかなと思いますが、頭の高い走法からこなせないことはないと思います。
まあ、あとは力関係だけですが、この馬の潜在能力に期待します。

おっしゃるように、屈腱炎を克服してG1レースを勝つことは至難の業ですね。
というよりも、脚元に持病を抱えている馬は、連勝することすら難しいことだと思っています。
たとえ1勝できたとしても、その反動は脚元が健康な馬よりも大きいはずですから。
そういった意味で、ヤマニンシュクルに本命を打つのはやめておきます。
中間も好時計を連発していましたが、欲を言えば、最終追い切りもビシッと攻めて欲しかったですね。

ラインクラフトは、このメンバーでも能力上位は明らかです。
昨年のマイルCSでは、どん底に近い体調であったにもかかわらず、牡馬相手に3着しています。
体調は休み明けを2回叩いて、ほぼ万全の出来に仕上がりました。
他馬の目標にされることを差し引いても、勝利にかなり近いところにいることは間違いありません。
それでもあえて本命を打たなかったのは、先日のコラムでも書いたとおり、追い切りの動きが好ましくないと思ったからです。
まあ、レースに行って結果を出されてしまえば、仕方ありませんが。

ダンスインザムードも、牡馬相手に結果を出してきた馬です。
府中のマイル戦という条件であれば、ラインクラフトを脅かす存在です。
一時期のスランプを抜け出した今、2つ目のG1を取るチャンスはすぐそこです。
ひとつだけ不安材料があるとすれば、この馬の精神面の弱さから来る、詰めの甘さでしょうか。
能力は高いので好走はしますが、果たして、3歳時の強かった頃のダンスインザムードに戻りきっているでしょうか。

エアメサイアは、最終追い切りでもまずまずの動きを見せました。
どちらかというと、マイラーの体型をしているので、この距離もこなせるはずです。
府中のマイル戦なら、ゆったり行ける分、安定した末脚を繰り出せるのではないでしょうか。
大外枠が疑問視されていますが、武豊騎手がどのように乗るかが見所ですね。


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ラインクラフトの口元に注目

ラインクラフトは今年に入ってからの2戦(高松宮記念と阪神牝馬S)、ノーズバンドを外してレースに臨んでいる。ノーズバンド(鼻革)とは、馬の口が開きすぎないように、口の周りをグルっと巻いて締め、口が開かないようにする細い革のバンドのことである。ラインクラフトのように、舌を出したり、口を開きながら走るため、手綱の操作がうまく伝わりにくい馬に効果がある。

舌を出して走ることによるメリットはない。手綱から舌の上にあるハミを通して、騎手は競走馬に意志を伝える。舌を出してしまうということは、ハミを通して騎手の微妙な意志が伝わりにくいということである。そうなると、折り合いが付けにくいだけではなく、勝負所で最後まできちんと追うことが難しくなる。ハミがきちんと掛かっていない馬は、踏ん張らなければならない場面において、集中力を欠き、遊んでしまうからだ。

Noseband
(3歳のNHKマイルカップ~昨年の阪神牝馬Sまで、ノーズバンドを使用した)

そのノーズバンドを外したということは、効果が期待できなかったということもあるのだろうが、それ以上に、今のラインクラフトにはもう必要がなくなったということではないか。事実、前走の阪神牝馬Sでは、道中でほとんど引っ掛かることもなく、最後までシッカリとハミを噛み、集中力を切らすことなく伸び切っていた。ノーズバンドを使わずとも、舌を出したりして折り合いを欠く心配はないだろう、という陣営の判断は正しかったことになる。

しかし、先週と今週の追い切りを見て、ラインクラフトが舌を左側に出して走っていたことが、とても気になった。集中力を欠き、ほとんど真面目に走っていない印象を受けた。レースと年齢を重ねる毎に、この傾向は強くなってきている。追い切りで舌を出して走るのはこの馬のクセではあるが、あまりにも露骨に表れていたので、本番のレースではきちんと走ることが出来るのかと不安になったのだ。レースに行ってきちんと走れば問題ないが、果たしてどこまで調教とレースの切り替えが出来るのだろうか。

舌を出すことなく、しっかりとハミを受けて走ることが出来れば、課題である折り合いも心配ない。折り合いさえキチンと付けば、たとえマイルの距離でも、最後まで押し切ってしまうだろう。さらに、明日のヴィクトリアマイルは馬場の悪化が予想される。馬はハミを頼ることによって、悪い馬場をノメらずに走ることが出来る。舌を出してハミ受けが悪いということは、道悪では不利になってしまうのだ。つまり、ラインクラフトの口元の問題は、この記念すべき第1回のヴィクトリアマイルの勝敗の行方すら決めてしまうと言っても過言ではないのだ。


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ダンスインザムードが完全復調した

Aoyagilogo_9
前回触れることができませんでしたが、確かにヤマニンシュクルは力のある馬です。
2歳チャンピオンのため、早熟に見られがちですが、1年後の秋華賞ではスイープトウショウの2着、そして前走中山牝馬Sでは完勝と、順調に成長しなければ残せない成績を収めています。
また、長い間脚部不安に悩みながら、休み明けの昨年エリザベス女王杯でいきなり4着と、これは底力がなければできない芸当ですね。
おっしゃる通り、打倒3強として面白い存在かも知れません。
ただG1となると、脚元に不安のある(あった)馬の単勝を買うのには勇気がいります。
確かに調教でも強く追えていますし、その不安もほとんどないかも知れません。
それでも過去G1で屈腱炎を克服してG1を勝った馬は、そうそういません。
私の記憶だと、過去10年では天皇賞秋のオフサイドトラップぐらいだと思うのですが、、、
そのレースも圧倒的1番人気であったサイレンススズカにあのような惨事が、、、
あれは本当に辛いレースでした。
私には単勝を買いづらいです。

ダンスインザムードの単勝で勝負したいと思います。
前回も書きましたが、ここ最近のレースから完全に復調したとみていいでしょう。
前走2着に負けていますが、相手が安田記念で人気を集めるであろうダイワメジャーですから、むしろ好走を褒めていいと思います。
1枠1番、スロペースが想定されるため、出遅れると苦しいレースを強いられることになりますが、この馬にはスタートセンスがありますし、また狭いスペースを割っていけるだけの脚もあります。
むしろ経済コースを周れますし、一昨年の天皇賞秋のようにラチ沿いを鋭く抜けるシーンも期待できるでしょう。
雨にも不安ありませんし、北村(宏)ジョッキーにとってはG1奪取の最大のチャンスです。

ラインクラフトについては、折り合い面での心配がつきまといます。
東京で開催されるマイルG1への臨戦過程としては、1200m→1400mというのは、あまり褒められたものではありません。

エアメサイアは距離不足に加え、大外枠をひいてしまったのはマイナスポイントですね。
特に今回はスローペース必至で、団子状態になり、また他馬もバテませんから、外枠の馬は外を通らざるを得ず、明らかに不利です。

ヤマニンアラバスタにとっては東京マイルは、前走の中山1800mよりも断然、条件のいいレースです。
正直、こちらの馬にも食指が動きましたが、展開も向かないでしょうし、2着までだと思います。

アグネスラズベリはもしかしたら最大の惑星馬かも知れませんね。
それでもいきなりのG1はきついですし、今後に繋がるようなレースを見せてもらいたいところです。

◎ダンスインザムード


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ヤマニンシュクルは最大の伏兵馬

Jiromarulogo_11
このレースの面白いところは、伏兵馬がたくさんいるところですね。
牝馬の力を出しやすい、マイルという距離設定が功を奏していると思います。

ヤマニンシュクルは、前走の中山牝馬Sを完勝しました。
後ろから行って、直線では、3年前の阪神ジュべナイルFを思い起こさせるような豪脚を使いました。
長くいい脚を使えるこの馬にとっては、東京コースはうってつけの舞台でしょう。
府中のマイルであれば、距離が短いということもありません。
人気もそれほどないので、四位騎手もジックリ乗って、この馬の力を出し切る競馬が出来るのではないでしょうか。
追い切りでも速いタイムが出ているように、ここに来て脚元の不安を感じさせません。
私はこの馬が最大の伏兵馬だと思います。

ディアデラノビアも、使いつつ調子を上げていています。
今年に入ってからは不振が続いていましたが、ようやく安定した末脚を発揮できるだけの状態になりました。
さすが角居調教師で、牝馬をじっくりと立て直してきましたね。
このメンバーでは小柄な馬体が見劣りしますが、この馬もゆったりと行ける東京コースが合っていますね。
極端な上がり勝負になってしまうと、差を詰めるだけのレースになってしまうかも知れませんが。
騎乗3回目になる岩田騎手が、どのような手綱捌きを見せるかにも注目です。

もう1頭は、アグネスラズベリを挙げておきましょうか。
4連勝は並大抵の馬では出来ない芸当です。
父エアジハードは安田記念を勝っていますし、母父のトニービンは言わずと知れた東京コース巧者です。
東京コースがプラスに働くことは間違いありません。
とはいえ、前走で33秒台前半の脚を使っており、その反動も心配されます。
やはり、極端なレースをした後は、見えない疲れが出てしまうことが予想されます。
このレベルで通用するかどうかは、やってみないと分かりませんが、今回は見送るつもりです。


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3強をまとめて倒すとすればヤマニンアラバスタ

Aoyagilogo_8
やっと古馬牝馬でも狙える春G1ができましたね。
本当に第1回という記念レースを飾るにもってこいのメンバーが集結しましたね。
ここにスイープトウショウがいれば、さらに素晴らしかったのですが。

ラインクラフトを中心に、レースが進むことについては同感です。
昨年秋から勝ちきれないレースが続いていましたが、前走で改めてこの馬の能力を示してくれました。
ただ私も、この馬に対し不安があります。
まず指摘されている通り、ここまでのローテーション(1200m→1400m)。
今回逃げ馬が不在であり、おそらくマイネサマンサ、デアリングハートあたりが押し出される形でハナへ行くことになると思います。
ペースは間違いなくスローで流れますから、ここ2戦、短い距離の速いペースを使ってきている影響で、そのペースに戸惑う(折り合いをかく)可能性は否めません。
また前走は強い内容でしたが、最後1ハロンのラップタイムが12.6秒かかっていますし、見た目ほど内容を評価していいのかというのも疑問です。
現時点でこの馬のベストは1400mあたりであり、1400mであれば現役牝馬No.1でしょう。
東京のマイルは、この馬にとって若干長いと思います。
確かに昨年のNHKマイルでは牡馬相手に完勝していますが、今回の相手のレベルは当時と全く違います。
2着がデアリングハート、3着アイルラヴァゲインだったことを思い出し下さい。
私は過信禁物だと思っています。

前走でラインクラフトの2着だったのが、エアメサイアです。
前走は3馬身差と、逆に直線で離され完敗でしたが、距離延長ならびにコース代わりでその差を詰めてくるのは間違いないでしょう。
また絶好調の武ジョッキー(他の騎手から見れば、いつでも絶好調ですが、、、)が手綱を取るのもプラスですね。
先週のロジックのレースなんて、絶好の位置取り、絶好の仕掛けでした。
ただ、私はこの馬をマイラーと評価していません。
エリザベス女王杯であれば間違いなく勝ち負けだと思いますが、このレースで勝ちきれるほどの決め手をもっているように思えません。
マイルのスローペースを中段から差し切れる脚はこの馬にないでしょう。

3強の中では、ダンスインザムードに1番チャンスがあると思います。
昨年春は遠征の疲れで全く競馬になりませんでしたが、秋の内容、そして前走をみて、完全復調したと言っていいでしょう。
武ジョッキーはこの馬を選ばなかったのではなく、エアメサイヤに乗ることが先に決まっていたのだと思います 、、、
選択権をもっていても、おそらくエアメサイアを選んでいたと思いますが。
オークスでは4着に完敗していますが、天皇賞秋で3着、2着と好走しているように、コースに対する不安はありません。
直線で鞭を入れると、尻尾をふったり、斜めに走ったりと、昔は気性面で問題がありましたが、今はもう心配ありません。
ラインクラフトを見ながら競馬もできますし、勝ち負け必至でしょう。

いずれにせよ、上記3強は安田記念でも通用するほど、強力なメンバーです。
しかし、先述した通り、ペース自体はスロー必至(もしかしたら超スロー)ですし、レベルの高いレースになるかどうかわかりません。
言い換えると、牝馬同士であれば、他馬にも付け入る余地もあります。
そして仮に3強をまとめて倒すとすれば、ヤマニンアラバスタだと思っています。
昨年のエリザベス女王杯では3連勝と絶好の状態で望みましたが、見えない疲れがあったのか、スタートで出遅れ、全く見せ場のないまま敗れてしまいました。
その後、今一歩の成績でしたが、前走の中山牝馬Sでは厳しいレースを強いられながら、見せ場たっぷりの3着と好走しました。
元来、左回りのほうがさらにいいタイプですし、調子さえ戻っていれば、十分にチャンスがあると思います。


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ラインクラフトは最後まで押し切れるかどうか

Jiromarulogo_10
今年から新設されたヴィクトリアマイルですが、いきなり素晴らしいメンバーが集まりました。
この時期に古馬の牝馬のマイル戦を設定したことは、ひとまず成功したと言ってもいいですね。
東京のマイル戦というガチンコ勝負も、またこのレースを盛り上げることでしょう。

まずは、前哨戦である阪神牝馬Sを勝って、勢いに乗るラインクラフトから。
高松宮記念の時点でも、良い仕上がりにありましたが、2回叩いて絶好調に持ってこれました。
折り合いを気にすることのない分、ここ2戦は短距離を思う存分走っています。
前走でも最後まで脚色は衰えていないので、ここでもパタッと来ることはないでしょう。
先手を取れる(自分でレースを作れる)強みもありますし、この馬を中心にレースが回ることは間違いありません。
ただ、心配材料もないわけではありません。
ひとつは舌を出して、ハミ受けの悪い癖が、まだ解消されていないことです。
追い切り時にも注目したいのですが、やはり、ちょっとしたことでコントロール出来なくなってしまうので、あまり良い傾向ではありません。
もうひとつは、1200m→1400m→府中のマイルというローテーションでしょうか。
やはり府中のマイル戦は、ここまでの2戦とは条件が全く違うので、最後まで押し切れるかどうか心配ですね。

同じく4歳馬エアメサイアも、このレースに向けて万全に仕上げられています。
マイル戦に距離が伸びて、打倒ラインクラフトを狙いたいところです。
道中で折り合いの心配をしなくてもよいことが、この馬の強みでしょう。
武豊騎手も勢いがありますし、自然体に構えて騎乗してくるはずです。
とはいえ、血統的に見て、この馬の成長力に疑問があります。
これまでの実績やブランドから人気を背負うとは思いますが、危険な要素も秘めていますね。

ダンスインザムードは、一時期の不調を脱して、安定して力を出し切れるようになりました。
無理をさせずにジックリと調整してきたのが、功を奏しました。
この馬の肉体的な能力は、このメンバーでもトップクラスです。
あとは精神的な部分だけで、どれだけ気持ち良く走らせるかがポイントです。
前走などを見ると、やはり武豊騎手は上手いですね。
今回は乗り替わりになりますが、北村騎手も柔らかく乗れる騎手なので心配ないでしょう。
ひとつだけ心配なのは、サンデーサイレンス産駒が府中のマイルG1戦で勝っていないというデータでしょうか。
道中緩むことのないラップを刻み、最後まで坂を登り続けるというレースになることが理由でしょうか。
まあ、この馬だけに当てはまることではありませんが。


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ロジックを超えた

Nhkmile06 by gradeone
NHKマイルカップ2006-観戦記-
上滑りのする高速馬場で、終わってみれば1分33秒2という速いタイムでの決着となった。やはり、この時期の府中の馬場は、これしきの雨では悪化しない。前に行きたい馬が揃っていたこともあり、全体的にペースが速く、差し馬にとって有利なレースとなった。

枠順を生かし、終始内々の経済コースを回ったロジックが、最後の最後でファイングレインを競り落として、父アグネスタキオンに初のG1タイトルをもたらした。とはいえ、この馬のアグネスタキオン産駒らしからぬおっとりとした気性と、スパッとは切れないがジワジワ伸びる末脚は、母父のサクラユタカオー譲りと思われる。コースや枠順、そして展開にも恵まれたことは確かだが、この馬自身も体が絞れて究極といえる状態にまで仕上がっていた。今回のNHKマイルカップを終えて、橋口調教師と武豊騎手という仕事人コンビの恐ろしさを改めて感じた。

仕事人といえば、横山典弘騎手の好騎乗も光る。引っ張るでもなく、押すでもない、何ともたとえ難い手綱捌きで、流れに乗りつつも、ファングレインのリズムを存分に生かす、非の打ち所のないレースであった。最後は勝ち馬の勢いに屈してしまったが、この馬も最後まで本当に渋太く伸びている。フジキセキ産駒らしからぬ底力は、母ミルグレインを遡ったミルリーフの血を濃く受けているのかもしれない。この馬も馬体を黒光りさせ、最高の状態に仕上がっていた。

キンシャサノキセキは、フサイチリシャールを目標にレースを進め、外から交わした時の脚は勝ったと思わせるだけの勢いがあった。フサイチリシャールが伸びなかったことが大きな誤算で、1頭になってフワッとしてしまった。標的を間違えた安藤勝己騎手としては、悔いの残る騎乗だろう。

フサイチリシャールの敗因は、おそらく精神的なところに求めるべきである。あの手応えで直線を向いて失速してしまうということは、肉体的な限界が来たのではなく、馬自身が走ることを自らやめてしまっているということだ。体型や距離の問題以前の、最後にひと伸びふた伸びする気力の問題である。もう少しスケールの大きな馬であったが、結果的に言うと、朝日杯フューチュリティSを勝つためにビッシリと仕上げて、しかも勝ってしまったことのツケが、ここに来て回ってきているのではないか。

マイネルスケルツィは、前走で仕上がっていた反動からか、追い出してから全く反応しなかった。上滑りの馬場を苦にするとは思えず、時計もほとんど前走と変わらない。この馬のように筋肉質のタイプは、急激に体調が下降線を辿ってしまうことがある。あまり将来性を期待できる馬体ではなく、今後はマイル以下かダート戦に照準を定めるのが妥当であろう。


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◎フサイチリシャール

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馬場状態が、今の時点でも非常に読みにくいですね。
皐月賞は馬場状態も読み切れずに失敗してますから、ちょっと慎重になりますね。
おそらく、このまま良馬場で競馬が出来るという前提で決断します。

本命は◎フサイチリシャールに打ちます。
前走は馬場が重かったのと、距離が長かったことが敗因でしょう。
距離が長かったというのは、この馬の体型が皐月賞の時点でコロンとしたマイラー系の体型になっていたからです。
おそらく、2歳までのフサイチリシャールならば、中山2000mは難なくこなせていたはずです。
今回の焦点は、そのコロンとした体型が、ただ単に絞り切れなかったのか、それとも、成長するにつれ血統的な背景(フサイチエアデールは典型的なマイラー体型)が出てきたものか、どちらかということでしょう。
私は後者だと思っていたのですが、今週の立ち写真を見て気持ちに変化がありました。

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(皐月賞時)

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(今回)

皐月賞時と比べて、随分すっきりして、柔らか味が出ているように映ります。
DWコースを調教に混ぜる、松田国厩舎にしては珍しい過程で仕上げてきました。
もちろん、松田国調教師も、皐月賞時の馬体では東京のマイル戦は乗り切れないと考えているのでしょう。
このままの馬体で行ってくれれば、勝利は近いところにあるはずです。
18番枠はあまりプラスにはなりませんが、福永騎手も無理して先行することはないはずです。
もし私ならば、マイネルスケルツィの後ろにポジショニングして、直線に入って追い出しますね。
この馬は、突き抜けるだけの瞬発力もありますから。

それでも心配なのは、私が考えていた血統的なものが出てきているケースで、この場合は調教で少し工夫を凝ら
してみたところで、本質を変えることは出来ません。
ゴール前でスタミナ切れを起こしてしまうでしょう。
要は馬体がすっきりして、伸びが戻っているかどうかです。
まあ、そもそもこの馬のスピードを生かすためには、良馬場であることが前提ですけどね。
この馬は跳びが大きいので、滑るような馬場は苦手でしょう。

人気を2分するマイネルスケルツィは、重でもビクともしないタイプですね。
枠順も前走と同じ内枠を引きましたし、インでジッとしていて直線追い出す、理想的な競馬が出来そうです。
折り合いもつくようになったので、柴田善騎手も安心して乗れるのではないでしょうか。
ひとつだけ心配材料は、前走でかなり仕上がっていたので、上積みはないという点です。
メンバーもそれほど強力ではないので好勝負は間違いないのですが、平行線の状態で勝ち切れるかどうかです。

青柳さん本命のタガノバスティーユは、馬場が悪化すれば狙うつもりです。
何と言っても、母があの不良馬場のフラワーCで2着したウィーンコンサートですから。
勝ったのは確かブランドアートで、すごい万馬券だった記憶があります。
それはさておき、距離もそれほど心配ありませんし、最終追い切りも抜群でしたね。
良馬場では届かないかもしれませんが、馬場が悪くなれば差し切りのチャンスもあるでしょう。

その他、追い切りの動きが抜群に良かった、アドマイヤカリブにも注目しています。
とても骨折明けの馬の追い切りとは思えませんでした。
これまでの戦績を見ると、早く仕上がりすぎたマイル以下の馬というイメージがありますが、見直す必要があるのかもしれません。
マイルの距離には不安はありますが、先行してどこまで粘り込めるでしょうか。

マル外の2頭も魅力的ですね。
キンシャサノキセキはフジキセキ産駒らしくない、伸びのある馬体で、マイルの距離も合っているはずです。
前走は道悪と直線での風でフラついてしまったように、まだ力不足なところはありますが、展開が向けば好勝負でしょう。
ステキシンスケクンは、正反対にどれだけ気持ちよく逃がしてくれるかでしょう。
まだ天性のスピードに体力が付いてきていない状態ですので、厳しい展開になると前走のようなモロさを見せてしまいます。
スムーズに逃げられそうな真ん中の枠を引きましたので、ボス騎手が逃げを主張してどこまで自分の型に持ち込めるでしょうか。


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2強を倒すならタガノバスティーユ

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タガノバスティーユの単勝で勝負したいと思います。
マイル戦での成績はイマイチですが、競馬を覚え、折り合いがつくようになった今であれば、血統面からも問題ないでしょう。
重賞を勝ったときと同じ左回り、そして大型馬であるこの馬にとって、東京コースはぴったりのはずです。
調教の内容からも状態は申し分ありません。
2強ともに先行抜けだしタイプですし、ステキシンスケクンという強力な逃げ馬もいます。
2強を倒すなら、強力な切れ味を持った馬だと思います。
東京11レース第11回NHKマイル1着11番!
*心身共に休暇中のため、手抜きエントリーで失礼します(笑)


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フサイチリシャールは道中でリラックスできるか

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確かに、今年のNHKマイルカップも小粒なメンバーですね。
マル外ダービーなんて言われていたのも、既に昔の話になってしまいました。
今は、残念マイラーダービーになってしまっています。

ニュージーランドTを勝ったマイネルスケルツィは、マイルまでなら安定感がありますね。
前走も、スタートは抜群で、道中の折り合いも文句なしでした。
実に器用な立ち回りで、大崩れのないタイプです。
血統的なものか、パワーはあるのですが、スパッと切れる脚がありません。
よーいドンの瞬発力勝負になった時は、少し分が悪いかもしれません。
それから、前走で馬体が仕上がり過ぎていたことも気になります。
いくら大型馬とはいえ、前走からの上積みは期待できないでしょう。

フサイチリシャールは、前走の皐月賞がサッパリでした。
早めに仕掛けたこととはいえ、最後は完全に止まってしまいましたから。
2歳時はしなやかな馬体をしていましたが、ここにきて馬体が変わって来ましたね。
ガッチリとした筋肉がついて、まさにマイラーの体型になっています。
その分、距離短縮はプラス材料で、今回は自信を持って乗ることが出来るのではないでしょうか。
ただし、この馬もスパッと切れる脚がないので、どのタイミングで仕掛けるかが難しいですね。
ここ最近のレースは力んで走ることが多いので、道中でどれだけリラックスさせるかが大切でしょう。
大きなストライドを生かして、のびのびと走ることができれば、ゴールまでしっかりと伸びてくれるはずです。

3着を外したことのないロジックは、アグネスタキオン産駒らしくない馬ですね。
気性的にもゆったりしていますし、ジワジワと渋太く伸びるタイプなので、東京コースは合いそうです。
おそらく、母父サクラユタカオーの影響が強いのではないでしょうか。
馬体重の減少をどう解釈するかですが、中間の追い切りを見る限りは調子落ちはなさそうです。

ステキシンスケクンが、テンのスピードを生かして逃げることになりそうです。
アーリントンCのように楽に逃げられればいいのですが、今回はフサイチリシャールの目標にされそうで、展開的には厳しいかもしれません。
ボス騎手は先週の天皇賞で魅せてくれましたが、どこまで粘らせることが出来るでしょうか。


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マイネルスケルツィには勢いがある

Aoyagilogo_6
ディープインパクトやはり強かったですね。
常識破りな競馬で圧勝、4角先頭で上がり33.5秒では誰も追いつきません。
キングジョージか、凱旋門賞か、、、
夢が膨らみますね。

さてNHKマイルカップですが、例年通り、今年も小粒と言わざるを得ないメンバーですね。
実績からもフサイチリシャールとマイネルスケルツィが人気を二分すると思いますが、果たしてこの両馬に割って入れる馬はいるのでしょうか。

フサイチリシャールは皐月賞で5着に敗れてしまいました。
敗因は明らかで道中で力んで走っていたためであり、力的にも巻き返し十分です。
ただこの馬は瞬発力に欠けていますし、私はこの馬がそんなに強い馬だと思っていません。
朝日杯フューチュリティSを勝っていますが、展開に恵まれながらも僅差での勝利。
今考えれば、皐月賞7着に敗れたジャリスコライトが1番人気に支持されたレースで、レベルそのものも疑いたくなりますね。
それでも、今年のメンバーであればチャンスはありますし、注目すべき馬の1頭であることは間違いありません。

マイネルスケルツィはトライアルであるニュージランドTを好時計で勝ちました。
内容も完勝といっていいでしょう。
きさらぎ賞では後の皐月賞1着、2着と好勝負をしているわけですから、フサイチリシャールともほぼ互角の能力を持っていると評価できるのではないでしょうか。
フサイチリシャールが今年になって未勝利であることと比べ、2連勝できているこの馬には勢いもあります。
チャンス十分でしょう。

面白いところでは、タガノバスティーユあたりでしょうか。
前走のトライアルではマイネルスケルツィから0.6秒差の6着に敗れてしまいましたが、道中の不利が災いしました。
2走前、3走前で1200mを連勝していますが、血統からも短距離馬ではないでしょう。
今回、先述した2頭以外にもステキシンスケクンやファイングレイと有力どころに先行馬が集まりました。
末脚の鋭さであれば、参加メンバーで1、2を争う存在ですし、もし人気2頭をまとめて負かすのであれば、この馬だと思っています。


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To The World

Tennosyoharu06
天皇賞春2006-観戦記-
ディープインパクトが遂に世界へと飛び立つ。京都の坂の上りから一気に上がって、そして一気に下がるというセオリー無視の競馬で、最後は他馬を力でねじ伏せてしまった。個人的には若駒Sでの走りに最も強烈な印象を持っているが、今回の天皇賞春は、それに次ぐインパクトを受けた。「これ以上強い馬がいるのかな、と思うくらい強い」という武豊騎手のコメントにも、素直に頷けてしまう。

しかし、レコードを1秒も更新する驚異的なタイムには、素直には頷けない。計算上では、あのマヤノトップガンよりも6馬身先にいることになるが、それはマヤノトップガンやサクラローレルを6馬身千切ったということを意味しない。そもそも、2着であったリンカーンがマヤノトップガンの3馬身前にいるとは思えず、今回のレコードタイムはディープインパクトの強さの証明ではなく、それだけのタイムが出る馬場であったことの証明に過ぎない。ディープインパクトの勝利に水を差す気はサラサラないが、時計が速いことが必ずしも強さの証明ではないことは、何度繰り返し言っても言い過ぎることはないだろう。

今後は海外遠征へ向けて、陣営も慎重に調整を進めていくに違いない。たとえディープインパクトが数々の常識を破ってきた史上最強馬であれ、あれだけ極限のレースをした後に、疲労が残らないはずがない。馬体重もデビュー以来最低の数字となっており、肉体的にはかなりギリギリのところまできている。もちろん精神面でのケアも必要にはなるだろうが、とにかく、ゆっくりと時間をかけて準備してほしい。海外へ行くことが目的の馬ではないのだから。これから、前人未踏の大勝負が待っているのだ。

リンカーンは、横山典弘騎手のソツのないレース運びで、堂々の2着を確保した。ディープの動きにつられて他馬が動いた中、ピクリとも動かずに脚をタメた騎乗は見事であった。リンカーンも好騎乗に応えられる状態にまで仕上がっていたし、やっとここにきて成長が窺える。昨年暮れまで子供子どもしていた顔つきや馬体の形が、ようやく大人になってきていた。このままの状態を保つことが出来れば、次走の宝塚記念も期待できるだろう。

ストラタジェムは内々を進み、ディープインパクトの後を追うようにして仕掛けられた。前から下がってくる馬を見事に捌きながら、あっと言う間に先団に取り付いてしまった。馬は舌を出してしまい追いづらそうだったが、ボス騎手のコース取りと仕掛けるタイミングは最高であった。

マッキーマックスは、スピードの出る馬場とペースが合わなかったのだろう。この馬も34秒8の上がりを使っているが、前の2頭は圧倒的に速かった。これと同じことがデルタブルースにも言え、今回の馬場やペースでは力を発揮することが出来なかった。


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ディープインパクト壁紙の受付を開始します!

大変お待たせしました!
ディープインパクトの壁紙の応募受付を開始します。

壁紙は2パターン(「ゴール前」と「引き運動」)を2サイズ(「1024*768」と「1280*768」)で用意しております。ご希望の方には、どちらのパターンも差し上げますので、お好みに応じて使い分けください。

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圧倒的な強さを見せ付けた、ディープインパクトと武豊が先に見るものは?
まさにプロカメラマンならではの、ド迫力のゴール前画像!

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こちらは極めてレアな画像で、私のおすすめです!実は、レース後に撮影された、関係者以外立ち入り禁止の出張馬房前にての引き運動シーンです。ディープインパクトと市川厩務員の安堵感が伝わってくる、ほのぼのとした雰囲気です。

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締め切りは過ぎましたが、たくさんの方々のご要望がいまだにありますので、応募期間を延長してプレゼントさせていただきます。上の2つ(天皇賞春バージョン)以外のサンプルを、右サイドバー下部分にも掲載していますので、よろしければそちらからもお選び下さい。

以下の内容をご記入の上、メールにてお申し込みください。
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①件名を「ディープインパクト壁紙」としてください。

②希望レース名(2パターン以上あるものは具体的に「白黒」とか明記してください)
*おひとり様2枚までの申し込みとさせていただきます。

③希望のサイズ(「1024*768(通常版)」か「1280*768(ワイド版)」)
*申し訳ありませんが、阪神大賞典だけは通常サイズしかございません。

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Photostudとは・・・
新進気鋭の競馬フォトグラファーです。JRAのプレスカードを持って撮影しており、馬の息遣いが聞こえてきそうな写真を数多く発表しています。雑誌「FUTURITY」や種牡馬カタログ、アメリカの競馬雑誌にも写真を提供しており、そのセンスには定評があります。また、写真をデジタル加工した作品も手がけており、ポストカードなどの作品は牧場等で販売されています。JRA関係者の評価も高く、今年は渋谷プラザエクウスと大阪GateJにてポスター展を開催しました。

【ポスター展の模様はこちらから】

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