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集中連載:「サラブレッドはコースで演技する」第9回

Course10_1

■仕掛け⑤「直線の長さ」
直線の長さは、実力を発揮することが出来るコースかどうかを判断する物差しのひとつになる。最後の直線が長いコースほど、紛れが少ないコースであると言える。レースにおける勝負所である、最後の直線が長いということは、すなわち、ごまかしが利かないコースであるということを意味する。直線が短いコースでは、道中の位置取り、コーナーワーク、仕掛けるポイント等によって馬の能力の低さをカバーすることが可能であるが、直線の長いコースでは最終的には力の勝負になってしまうのである脚を余して負けたりすることはなく、どの馬も最後まで力を出し切ることができるので、力の足りない馬が実力馬を出し抜くチャンスは限りなく少ない

また、馬の特性も大きく関わってくるだろう。例えば、勝負所で騎手のゴーサインの合図に瞬時に反応することが出来ず、直線もジワジワとしか伸びない馬にとっては、直線の長いコースの方がレースがしやすい。逆に、瞬発力は素晴らしいものを持っているが、良い脚が長続きしないという馬は直線の短いコースでその能力を存分に発揮できる。このように、直線の長さよって、馬の特性が生きてくるかどうかも判断することも可能である。  

馬の脚質においては、直線が長い方が差し馬にとって有利で、短いと先行馬にとって有利であるという考え方もあるが、必ずしもそうとは言えない。一見、直線が長いほうが差し馬にとっては有利に働きそうだが、逆に、直線が長いことを意識して騎手が余裕を持ちすぎるため、スローペースになり、先行馬にとって有利になってしまうこともある。その逆もまた然りである。よって、直線の長さと馬の脚質の関係については、予想をする上ではあまり意識する必要はないだろう。


Photo by fake Place

(次回へ続く→)

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Tracked on August 04, 2006 at 04:48 PM

Comments

府中も長いですけど、
最後の直線はアスコット競馬場も長かったですね。

Posted by: さとし | August 03, 2006 at 03:59 PM

さとしさん

長かった。

本当に長かった。

まさに、力と力のぶつかり合いでしたね。

Posted by: 治郎丸敬之 | August 03, 2006 at 07:37 PM

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