« ディープインパクト凱旋門賞壁紙の応募受付を開始します。 | Main | アドマイヤキッスは気持ちの問題だけ »

カワカミプリンセスは米血統の良さを証明して見せている

Rudolf_3

ディープインパクトが無事に完走してくれてほっとしました。
スポーツニッポンの記事に、市川厩務員が「無事に一緒に帰ろう、と馬に伝えた」と語ったとありましたが、今回の仏遠征をしめくくる、胸の熱くなる言葉ですね。
スプリンターズSの予想で当たったのは、レースに罠がしかけられているという1点だけで惨敗。
猛省しているところです。

さて、秋華賞です。
秋にもう1度3歳牝馬だけを集めて、何を競わせるのかなあ、といつも疑問に思うレースではあります。
そして、舞台の京都内回り2000mというのはいかにもトリッキーなコースですね。
少なくとも、秋の3歳牝馬の頂点を競うのにふさわしいコースとは言い難いでしょう。

最後の直線が極めて短く、平坦なので、先行馬にアドバンテージがあるのは間違いありません。
ティコティコタックは、このアドバンテージを活かして勝ち馬になりました。
しかし、トゥザビクトリーのような先行馬でも、向こう正面でストレスをためた馬は馬群に沈んでしまいます。
この時は、虚心に乗った人気薄の追い込みが決まっています。

第1回の秋華賞は、予想をする上で示唆に富んだ結果を残していると思います。
まず、敗者のエアーグルーブやヒシナタリーが目を惹きます。
両馬とも名牝中の名牝ですね。
ヒシナタリーはエアグルーブほど目立ちませんが、スターマンなどの古馬を一蹴するだけの力をこの時点で既にもっていました。
秋華賞は、実力馬でも体調や展開によって敗者になってしまう綾のあるレースです。

しかし、勝った馬がファビラスラフインだったというところが秋華賞を考えるときに重要だと思っています。
彼女は春、東京1400mのNZTで目を見張る逃げ脚を見せていました。
その後のJCでのレースぶりも感動的でしたね。

秋華賞の綾を解いてくれるは、やはり力のある馬だとファビラスが教えてくれています。
歴代の勝ち馬や2着馬を見ると、レベルの低くない世代では実力馬が並んでいます。
今年の3歳牝馬は低レベルというのが、桜花賞当時の専らの評判だったと思います。
それを一気に覆したのがカワカミプリンセスのオークスで、アサヒライジングなどのその後の活躍もあり、今ではまれに見るハイレベル世代という評判になっています。
世間って本当に怖いもんですよ。

私には世代のレベルのことはわかりませんが、良い馬のたくさんいる世代です。
今年は、レースの綾だけで、力のない馬が上位に紛れ込むことはないと思います。

カワカミプリンセスが強気のローテーションを組んできましたね。
ここを勝って、その次もという意欲があるのでしょう。
ホクトボーイ、サルノキング、モンテプリンス、カワカミプリンセス、70年代風の名前がいいですねえ。
最近ではホッコーソレソレーなんていう名前が気に入ってますが、彼も同じキングヘイローなんですね。
頭の高い走りで中団をソレソレと騎手に押され、もうだめと見せかけてまたゴール前ちょいと伸びる。
なかなかの根性者です。
このへこたれない闘争心というか、負けん気の強さは、キングヘイローの母父の大種牡馬ヘイローに由来するものかな、と思いながらソレソレーと彼を応援しています。

ヘイローは厩務員を悩ます凶暴な馬でした。
遺伝的には精神性は伝わりにくいと聞きますが、サンデーにはヘイローの荒さが受け継がれてますね。
闘争心旺盛な産駒を輩出するキングヘイローは、ノーザンダンサーではなくヘイローなのかもしれません。

米血統のプリンセスの母系そのものはわかりませんが、3代4代前に70年代の三冠馬両頭が並んでますね。
伝説の名馬セクリタリアートは、母系に入ってとても良い仔を出します。
シアトルスルーはBルーラー系の最良の種牡馬で、日本向きの切れ味ももっています。
カワカミプリンセスは、米血統の良さを日本で証明して見せているような馬です。

もう1頭の70年代風、アサヒライジング。
長距離馬アサヒエンペラーがいるこちらの母系は、古風で地味ですね。
このぽつぽつとしか走る馬を出さない血統が、米G1で2着したというのは痛快至極。
ただ、去年おととしと比べると、今年のアメリカンオークスのレベルがどうか、という疑問は残ります。

出走馬の中で、最も血統的に勢いのあるのはソリッドプラチナムです。
4代前にエリザベス女王の持ち馬ハイクレアがいる血統で、わざわざ書く必要もないのですが、ディープインパクトの一族です。
ロイヤルサッシュから出ている、父方血統の成功ぶりは凄まじいですね。
一時期のロッチ系を凌ぐ勢いがあります。
こういう血の勢いは、3歳のG1では特に怖いと思います。

まだまだ有力馬がいます。
トライアルで実に美しい勝ち方をしたアドマイヤキッス。
トライアルらしい走りをしていたキストゥヘヴン。
よい追い込みをみせたサンドリオン。
フサイチパンドラだってわかりませんよ。

古馬になっても活躍できるような力を持った馬を探したいと思います。


現在の人気ランキング順位はこちらです↓

|

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/62981/12218895

Listed below are links to weblogs that reference カワカミプリンセスは米血統の良さを証明して見せている:

» 秋華賞WEEKです! [血闘予想支援会 〜競馬こそ愛だ!〜]
さて、昨日までの3連休皆さんはいかかがお過ごしでしたか? 僕は昨日気分転換で競輪で車券買ってました(笑 場外車券場なんですけど、競馬と違って軸が絞りにくく、出走数が9名と競馬と比べて少ないのですが、それが難しい! 数回競輪はやったのですが、まず新聞の見方が分からないので解説者(予想屋?)の言う事を細かくチェックして車券を購入すると・・・ これが良く当たる!!(笑 でも 運が良かっただけ... [Read More]

Tracked on October 10, 2006 at 07:26 AM

» 10/8予想:『馬券の王様』関連情報! [或る編集者のオケラ日記]
発売中の「馬券の王様vol.7」が好調なようで一安心しています。 まだ買ってない方は色々な意味で大損です。 書店ですぐ買ってください! イトへの御布施です。 伝説の馬券師で編集長の奥村俊一さんと 雑誌のマスコット的存在の小口もな美さんは、 毎週日曜、午前11時...... [Read More]

Tracked on October 10, 2006 at 12:13 PM

» デイリー杯2歳Sの検討 [はちまんの競馬と囲碁]
最初の注目馬は、オースミダイドウ。唯一の2勝馬で、武豊が選んだ馬です。血統的にも [Read More]

Tracked on October 10, 2006 at 01:08 PM

» 秋華賞のフォトパドックを見て [厳選長州]
こんにちは。今日は秋華賞のフォトパドックを見ての僕の感想を書きたいと思います 。僕独自の見解ですので皆さんの見解とは違うところもありますが、そこは競馬観が人それぞれ違うというところでお許し下さい。 アサヒライジング トモは丸みがある。胴長で腰高の体型で....... [Read More]

Tracked on October 10, 2006 at 05:18 PM

» 2006秋華賞データ分析 [激走!データ競馬ブログ]
さて、いよいよ秋華賞です。カワカミプリンセス、キストゥヘヴン、アドマイヤキッスの3強に米オークス2着のアサヒライジング、夏の上がり馬ソリッドプラチナム…と、春からさらに難解になってしまった3歳牝馬。 秋華賞の過去10年のデータで分析してみましょう。... [Read More]

Tracked on October 11, 2006 at 12:04 PM

» The Blog [The Blog]
Provides extranet privacy to clients making a range of tests and surveys available to their [url=http://himynigga.com/M18xNTMzNTUy]human[/url] resources departments. [Read More]

Tracked on August 29, 2007 at 06:06 AM

» The Blog [The Blog]
I would love to be able to come back and write a post about how we are developing, or have picked up a show based on a [url=http://himynigga.com/M18xNTMzNTUy]comment[/url] posted to the blog. [Read More]

Tracked on August 29, 2007 at 06:10 AM

Comments

Post a comment