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土付かず

Milecs06 by mighty
マイルチャンピオンシップ2006-観戦記-
降り続いた雨の影響もほとんどなく、ほとんど良馬場でレースは行われた。前半の半マイルが46秒という、馬場を考慮に入れると平均よりもやや速いペースで、最後は力と力がぶつかり合う激しいレースとなった。勝ったダイワメジャーは、自らレースを作り、まさに横綱相撲での勝利であった。

この秋、3連勝でマイルのG1レースまで制したダイワメジャーだが、その最後の直線での走りは非常に興味深い。パトロール映像で見ないと分かりにくいのだが、ほとんど体当たり気味に、ダンスインザムードに対して馬体を併せに行っているのである。安藤勝己騎手がわざと寄せているわけではなく、ダイワメジャーが寄って行っているのだ。

まず、毎日王冠では、ラスト400mに差し掛かる手前。
→【映像はこちら】

そして、天皇賞秋では、ラスト400mを過ぎた時点。
→【映像はこちら】

さらに、マイルCSではゴール前。
→【映像はこちら】

3レース共に、場所(時点)こそ違え、最後の直線で、ダイワメジャーがダンスインザムードを外に弾き飛ばしていることが分かる。ダンスインザムードが外から手応え良く来た瞬間と、ダイワメジャーが手前を替えるタイミングが一致してのものではあるが、ただそれだけとは思えない。まるでダンスインザムードにターゲットを絞ったかに見える、執拗な体当たりである。弾き飛ばされたダンスインザムードは、毎日王冠こそ最後まで走り続けているが、天皇賞秋、マイルCSに至っては、ダイワメジャーに寄られて以降は、あれほどの手応えで来ていたにもかかわらず、パタリと止まってしまっている。

サラブレッドには、他馬に抜かれたくない、先頭に立ちたいという本能がある。抜かれまいとして、併走している馬に噛み付く馬だっている。後ろから勢い良く来る馬に負けまいとして、体当たりをすることは不自然ではない。騎手は馬を真っ直ぐに走らせることが美徳とされるが、サラブレッドにとって、体をぶつけ合って先頭を争うのは日常的な行為なのである。競馬は整備されたコースで競走するのだが、サラブレッドにとって、最後の最後は己の生存を賭けたサバイバルレースなのだ。そんなことを改めて考えさせられる、ダイワメジャーの勇敢かつ獰猛な走りであった。

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Tracked on July 18, 2007 at 04:15 AM

Comments

こんにちは。

確かにマイルCSでダイワに迫ったダンスインザムードの脚は確実に交わせる脚色だった。ダンスからの馬券だった私としても、勝ちを十分に意識できたレースであったが、何か不自然に止まってしまったダンスインザムードを感じていました。しかしながら、敗因を深く追求することなく「力差」として終わらせていました。

美浦の調教横綱:ダイワメジャー恐るべし!
てことは、タイプが似通うマイネルスケルツィも今後走ってくるのかな?

Posted by: 江戸川 | December 14, 2006 at 10:48 PM

こんばんわ♪

ダイワメジャーすごいですよね。
ここにきて
本当に本格化かな???
と考えてしまいます。

有馬記念も距離はそこまで関係ないと考えているので
本命にしてもいいのでは??とかんがえていますが
後は、ディープの一瞬の切れ味に
屈しないでほしいですね。

Posted by: UPUP | December 15, 2006 at 01:23 AM

毎回毎回、もう「ダメジャー」とは呼べません、と
レース回顧をしながら次のレースになると
でも・・いや・・と前のイメージに縛られて
本命視できません(^^;

東京2000mでバテなかった脚は今までの
ダイワメジャーにはなかったもの。
中山2500mにも対応できてもおかしくない気もします。
安藤勝騎手の「距離は大丈夫」というコメントを
どこまで信用するか・・・。

初めての距離を走る馬、これこそボトムアップでは
結論を出しようがないわけで、トップダウンの感覚が
当たっていることを祈るばかり・・かと。

Posted by: けん♂ | December 15, 2006 at 07:09 AM

メジャーの弱点としては、
瞬発力勝負に弱いということと、
自分だけで先頭に立つと気を抜くということですんね。
ミドル以上のペースで逃げてくれる馬がいて、
さらに直線でつついてくれる馬がいれば、
強さを発揮できるんですね。
瞬発力勝負になった今年の安田記念と、
スタミナ勝負になったMCSでは対照的ですね。

Posted by: さとし | December 15, 2006 at 11:59 AM

毎回ダンスインザムードにぶつけに行ってたというのが、抜かせまいとしてなのか?相手が牝馬からなのか?

有馬記念はディープにやって欲しい所だが。。。

Posted by: はやひで | December 15, 2006 at 12:12 PM

江戸川さん

ダンスインザムードがあまりにも不本意な止まり方をしたので、不思議に思っていました。

やはり、正面からの視点でないと、分からないこともたくさんあるようです。

マイネルスケルツィはどうでしょうかね?

ダイワとは筋肉の柔らかさが違うので、超一流までは難しいかもしれませんね。

それにしても、今週の新設G2阪神Cは楽しみですねー。

Posted by: 治郎丸敬之 | December 15, 2006 at 09:46 PM

UPUPさん

お久しぶりです!

ダイワメジャーは、ここにきて精神と肉体が見事に融合していますね。

最後まで走り抜くことが出来るようになりました。

安藤勝己騎手と馬が合うのも大きいですね。

私もスタミナはあるので距離は問題ないと思いますが、ペースと一瞬の切れが要求される中山コースが心配です。

さて、土付かずの4連勝で今年を締めくくれるでしょうか。

Posted by: 治郎丸敬之 | December 15, 2006 at 09:51 PM

けん♂さん

そうですよね。

初めての距離を走る馬は、ボトムアップで調べ上げても、どこにも正しい解答はありませんよね。

距離は持つだけのスタミナはあると思います。

ただ、スローになった時に、逃げるのかどうか。

そして、もしハイペースで逃げて、最後の急坂を上りきるだけの余力が残っているかどうか。

トップダウンでは難しいかなと私は思っています。

Posted by: 治郎丸敬之 | December 15, 2006 at 09:55 PM

さとしさん

今秋のダイワメジャーの強みは、自分でレースを作れるということです。

ある意味、肉を切らせて骨を断つといった競馬をコンスタントに出来るようになりました。

もちろん、有馬記念でも主導権を握るのはこの馬でしょう。

ただ、今回のメンバーは、肉を切られて骨を断たせてくれないかもしれませんね。

Posted by: 治郎丸敬之 | December 15, 2006 at 09:58 PM

はやひでさん

こればかりは、ダイワメジャーに聞いてみなければ分かりませんが(笑)、この体当たりによって、ダンスインザムードがひるんでしまっていることは事実です。

牝馬だからとも考えましたが、あの状況で、そんな余裕はないはずです。

馬はほぼ360℃の視界を持っているので、後ろから勢い良く来る馬が分かるので、抜かれまいという闘争心の結果だと解釈しています。

さて、有馬記念でも、メジャー級の押し出しは決まるのでしょうか。

Posted by: 治郎丸敬之 | December 15, 2006 at 10:03 PM

ダイワメジャーの半妹ダイワスカーレット(アグネスタキオン産駒)が
中京2歳Sを大楽勝!
ちょっと驚きの怪物ぶりを見せてくれました(^^;
ウオッカも強かったですが、これは・・・
来春が本当に楽しみです。

Posted by: けん♂ | December 16, 2006 at 05:15 PM

ダイワスカーレットは強かったですね!

手応え十分の走りも、弾むような肉体も、兄そっくりです。

まるで全妹のようですよね。

ウォッカの方が追って味がありそうですが、かなりのライバルが出現しましたね。

Posted by: 治郎丸敬之 | December 17, 2006 at 12:31 AM

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Posted by: 7 | June 27, 2010 at 11:31 PM

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