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猪木の闘魂に賭けてみたい

Rudolf_21

蹄春の候。治郎丸さんお元気でしたでしょうか。みなさま、またお世話になります。昨年の10月ころでしたか、ある騎手がスポーツ紙で「サンデーの後の馬も強いですよ。」と語っていました。まさにその言葉通りに、強い馬が何頭も現れて心躍る春となりました。いいですなあ、まさに蹄春の候。

さて、フェブラリーS。真新しいG1ですが、実はこれ、このおやじのようなオールドファン必見のレースなんです。フェブラリーSは古い日本の血と輸入された新しい血のせめぎあいの場なんですよ。次から次に襲いかかってくる外国勢にどう立ち向かうか。相手は鉄の爪あり、覆面あり、吸血鬼あり、サーベルあり、なんでもあり。こっちは16文キックに空手チョップ、いささか頼りない。それでも正義は勝ってG馬場は偉かった、というのがフェブラリーSなんです。

フェブラリーHG3の時代、このダート重賞は日本の古い血脈の牙城そのものでした。日本で行われる全レースの芝とダートの割合はどうなんでしょうか。もちろん地方競馬を含めての話ですが、9割以上がダートでしょ。ダートこそ日本の競馬風土なんですね。ダートとはいえ、砂でしょ、本当に稀有な競馬風土です。ダートが日本の牝系を育てたと大胆にいっても許されるのではないでしょうか。今回のエントリー馬の中にも日本の古い牝系から出た馬が何頭もいますが、その比率は最近の芝のG1レースに比べると抜けて高い数字になっているはずです。いつか調べておきますね。ともあれダートで穴を狙うなら古い血統には目を配っておくべきだと言っておきます。

第2回フェブラリーHの覇者、アンドレアモンはクインナルビーの血を継いでいます。この程度の古さを古い血とこのおやじは言っているわけです。ナルビーはダービーや菊花賞で3着した他に天皇賞も勝っている怪物ですね。しかし繁殖成績は大したことはなく、繁栄している血脈とは言い難い血です。まあ古い血統のほとんどがスピード更新から取り残されているというのが現実ですから無理もない話です。古い血脈がフェブラリーで活躍するのは、スピードという真価を問われない砂上の戦いなら頑健な血の力を存分に発揮できるということなんでしょう。(もっともアンドレアモンの
ひそかな活躍の5年後、ナルビーの血統から本物の怪物が出ますがね・・・。)

フェブラリーSG1になってからだって、古い血統からスウヰイスーの血を引くGフロンティアが勝っています。なかでもエスサーディー系の活躍はすばらしいの一言です。芝ではリンドプルバン、ネーハイシーザー、ツルマルボーイなどしぶい馬をぽつぽつと出すほどの牝系ですが、フェブラリーSでは、カリブソング、ライブリマウント、メイセイオペラの3頭もの優勝馬と2着馬、トーシンブリザートを輩出しています。まるでサンデーのような優秀な種牡馬なみの驚くべき成績ですよね。40年も50年も昔、サラブレッドの数も少なかったころならいざ知らず、近年のグレードレースではありえないことです。日本の古い血脈が培ってきた力の一端をうかがい知ることができます。

しかし、古い血脈のこの牙城も外国勢のパワーとスピードによって侵されつつあります。まあ、これが時代の趨勢というものだから仕方ないですね。トーシンブリザードが2着したときの優勝馬が、丸外アグネスデジタルだったというのは象徴的です。フェブラリーSは芝でもG1を勝てるスピードがなければ勝てないレースに変質しつつあるのかもしれません。トーシンブリザードの2着を最後に古い血脈から、3着以内に入賞した馬はでていません。

さて今年はどうなりますか?日本勢からはアントニオ猪木級の切り札、ブルーコンコルドが出ます。彼は過去2回、5着、4着、そしてJCDで9着と外国勢に傷めつけられています。おっと、猪木の額から血が出ています。立て猪木!立つんだ。

彼は名門中の名門、アストニシメント系出身ですね。しかもエベレストを経ているときてる。泣けてきますなあ。オークス1着、ダービー3着の女傑チトセホープのいる血統です。地方競馬で何馬身もちぎって勝つ、彼の派手さはこのあたりに由来してるんでしょうね。得意のドロップキックから卍固めだ。

フェブラリーはニジンスキーの独壇場でもあります。ニジンスキーがこれほど入着馬の血統表に現れるG1はありません。コンコルドの父系にはニジンスキーとサドラーが入ってます。とてもいいんですが、母系にリボー、ターントゥときて、フェブラリーを勝つにはにはちょっと重いかなあ、という気もします。猪木、またピンチだ!立て猪木。

猪木、しまった、コンコルドが勝つときは、その本格的な血統から他の馬を寄せつけない勝ち方をするんじゃないかと思います。35秒後半くらいのタイムが理想です。34秒台の時計がでるような競馬だとちょっぴり心配かな。心の中で応援するのはこの馬です。エベレストが再び輝きを取り戻せるか、これが今年のフェブラリーSの最大の見所だと思います。

ところが、この欲張りおやじがお金を賭けてみたいのは、猪木の闘魂の方なんです。メイショウトウコン、こちらは古い血統とは言いませんが、社台が大切に育てた血脈の出身です。ぽつぽつと走る馬がでてきてソロソロ爆発しそうな勢いをもっています。そしてシーキングザベスト、ラトロワンヌの末裔です。この2頭は次回の手紙で触れたいと思います。治郎丸さんの見解がたのしみです。

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Tracked on July 16, 2007 at 02:46 AM

Comments

燃える闘魂アントニオ猪木っすか。。懐かしいですね。最近の若者は坂口征二の方が有名かも知れないですね。(笑)
猪木がハルクホーガンのアックスボンバーで失神した一戦が忘れられません。ま、どうでもいい話ですね?

今回は穴狙いでサカラートなんかどうでしょうか?前走は距離が短い上に出遅れ。Sペースを差してきた辺りに魅力が。。
後は人気が落ちそうなフェールドルージュ。広い東京ならば仕掛けどころに幅が出て好走しそうな気がする。
アジュディミツオーはピークが過ぎた感じもするが、一線級以外の馬には負けない気がする。シーキングザベストは前走ビッググラスに力負けした様な印象がありませんか?
一方、ブルーコンコルドは東京で勝ち鞍が少なすぎ。。信用するには頼りない。G馬場位の評価か?

◎サカラート
◎フィールドルージュ
▲アジュディミツオー
▲シーキングザダイヤ
×ブルーコンコルド
×ビッググラス
×メイショウトウコン

変なマークの付け方ですが、◎-▲-×の組み合わせと◎▲のBOX3連複で穴狙いで行こうかと。。。

Posted by: はやひで | February 14, 2007 at 08:37 AM

はやひでさん、ご無沙汰してます。

サカラートの一族の成長力には本当に驚かされます。
血の勢いということでいえば、これが1番ですね。
父のアフリートは地味な印象のある種馬ですが、実はすばらしい種牡馬なんです。

ルージュはアマゾンウォーリア系でサカラートとは対照的に勢いのない血統です。この血が大好きなので早く復活してほしいと思ってます。

おやじの◎トウコンにも、はやひでさんの×印が入っていたので安心しました。

Posted by: ルドルフおやじ | February 15, 2007 at 06:29 AM

おはようございます。

そうですねぇ。暫定予想なのでこれから前走等のVTRを見てから決めたいと思います。
良く良く新聞を見るとサカラートの前走はHペースになってましたね。これだと、レースを見直してみないと本命にはしにくいです。
メイショウトウコンですが、前走をSペースで大外一気。バッカス等は内目から抜け出してきたのを差しきったのですから、力がありそうです。フェブラリーSは後ろから届くレースでしたでしょうか。。。それだけが心配です。

後はビッググラス。エルコンドルの産駒とあってダートで走りそう。アロンダイトと2強になって貰えれば嬉しい所。村田一誠騎手にも大きい所を勝って欲しいです。

フェブラリーSと言えば、雪の中で圧勝したホクトベガが印象的なんですが、まだ砂の女王と呼ばれるちょっと前位の頃でしたでしょうか。
フェブラリーSも凍結材とかが撒かれる2月より、少し春にレースをずらして「ホクトベガ記念」とかの名前にして貰えたら、私的には嬉しいですが。。。そう思うのは私だけでしょうか。。。

Posted by: はやひで | February 15, 2007 at 08:26 AM

はやひでさん、泣かせること言ってくれますね。
ホクトベガ記念でいきましょうよ。
JRAはHベガのような馬で飯くってるんだから、大切にしてあげないといつか罰が当たるんじゃないかな、なんて偉そうなことを思っているおやじです。

今日か明日、手紙がアップされると思います。
「闘魂」については頑張って書いてますのでぜひごらんください。

Posted by: ルドルフおやじ | February 16, 2007 at 03:36 AM

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