素直におめでとう
by ruby
皐月賞2007-観戦記-
1コーナー過ぎから、我慢できないという感じでハナを奪ったヴィクトリーが作り出した絶妙な流れに、どの馬も金縛りにあったように最後まで動くことが出来なかった。特に、向こう正面に入ってからの12.3-12.3-12.3という、計ったようなペース配分により、ヴィクトリーは後続に差を詰められることなくスタミナを温存できた。スパイラル状の3~4コーナーには傷みが目立ち、後方に位置した有力馬も、追い上げたくても追い上げられないという展開であった。
勝ったヴィクトリーは展開の利を得たことは確かだが、最後の最後まで踏ん張ったのは地力があればこそである。若葉Sでもそうだったように、こういう上がりの掛かる、スタミナとパワーで押し切るレースに滅法強い。まだまだ体つきや精神面に幼いところがあるが、それを差し引いても、その器が既にG1級に達してしまったということだろう。自分でレースを作って、この時計で勝ったことは実力の証明であり、馬群に揉まれるなどして気性的なマイナスが表出されない限り、ダービーでも間違いなく勝ち負けになるはずである。
田中勝春騎手が15年ぶりにG1レースを勝った。陣営から抑える指示が出ていたようだが、第1コーナーで馬の気に逆らうことなく、アウトインアウトのコーナリングで、ためらわずに逃がしたことが最大の勝因である。あの時点で躊躇してしまっていれば、今回の勝利はなかっただろう。ハナを奪い、ヴィクトリーの耳が立ってフッと力が抜けた瞬間、もしかしたら今日はイケルかもという感覚を得たのではないか。ゴール前は、騎手の気力がヴィクトリーに燃え移っての差し返しであった。15年という年月は想像を絶するが、長かったからこそ得るものも多い。素直におめでとうと言いたい。
2着に食い込んだサンツェッペリンは、ヴィクトリーの激走の漁夫の利を得た感はあるが、松岡騎手の思い切った騎乗が功を奏した。ヴィクトリーと後続の間のポケットに入って、前に馬を置きながら、なおかつ逃げているような走りができたことが大きい。もちろん、ホープフルSや京成杯で見せたスタミナがあってこそで、気持ちよく行ければ本当に渋い馬である。
フサイチホウオーにとっては、何とも口惜しいレースであった。スタートしてから行き脚が付かず、道中のポジショニングが悪く、最後の最後までヴィクトリーとの差を詰めることができなかった。直線で外に出してからは怒涛の追い込みで、脚が余っていただけに、もう少し前に位置できていれば、もう少しスムーズに外に出せていれば突き抜けていただろう。俊敏さに欠ける馬だけに、中山2000m小回りというコース設定に負けたといっても過言ではない。もちろん、このまま順調に行けば、ダービーでの好走は約束されたと言ってもよい。
4着に敗れたアドマイヤオーラも、スタートから行き脚が付かなかったように、弥生賞からの精神的な反動からか、気持ちが走る方向に向いていなかったように映った。武豊騎手も、フサイチホウオーをマークしていたことや、隊列がピシッと決まったことにより、道中で動くに動けなかった。それでも、フサイチホウオー同様、ラスト3ハロンを33秒9で上がってきているように、次のダービーへなんとかつながるだけの脚は見せた。
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Comments
始めまして暇人zeroと申します
毎回参考に拝見させていただき、そして参考にさせていただいています
それにしても記事の内容がどれも素晴らしいですね
私も今回久しぶりに時間があったので予想だけではなくレース回顧もしてみたのですが上手く書けていないと言う感じです
それではこれからも素晴らしい記事を期待しております
Posted by: 暇人zero | April 16, 2007 at 11:21 PM
突然ですが、お礼させてください。
治郎丸さんとお会いできたあの「21世紀~ライブ」。
あの時の聞いていた中で何故か印象深いフレーズがありました。
「紛れ」です。
中山コースは紛れが出やすい。
誰もがわかっている事ですが、だからこそ、流しがちになっている一つの真実だと思います。
僕も、聞いていた時は当然わかっていた「つもり」だったのですが、あれ以降ことあるごとにこの「紛れ」が頭をちらついていました。
僕の中の何かと合致したんでしょうねきっと。
何故なのかはわかりませんが、そのおかげであれ以降、今まで以上に当たるようになりました。
今回もヴィクトリーとサンツェッペリンを自信持って買えましたし、それは治郎丸さんのおかげです^^
あのワンフレーズだけで、多分僕の競馬力は3倍くらいになりました。
俯瞰した際にまず原点に戻れるフレーズですよね。
「荒れるのか荒れないのか?」
「荒れやすいのか荒れにくいのか?」
本当に、まず何より、「紛れがあるのかないのか」を考えるようになったんですよ。
自分でもビックリするくらい、核と言っても過言でないくらい中心に腰を据えて「デン!」と座ってはります(笑)
本当に参加してよかったです。知り合えてよかったです^^
改めまして、ありがとうございました。
Posted by: たまバス | April 16, 2007 at 11:42 PM
暇人zeroさん
こちらこそ、はじめまして。
そして、いつもありがとうございます。
「青天競馬日和」拝読させていただきました。
上手く書けていないなんてご謙遜を。
>何と言うか馬の能力に自信がないという感じの騎乗だった
→この表現はよく分かります。
パドックや返し馬から伝わってくるものが少なかったのか、武騎手にしては自信がない感じの消極的な騎乗に映りました。
また遊びにきてくださいね。
これからもよろしくお願いいたします。
Posted by: 治郎丸敬之 | April 16, 2007 at 11:59 PM
治郎丸さま!
4段落目「サンサンツェッペリン」になってます!
勝春は普通(爆)
皐月賞は勝負するレースではないし、人気馬2頭に固執する必要は全く感じませんでしたので他から頭狙える馬を探してました。カッチー◎も最初で最後かなぁ。はい、罰当たり。m(_ _)m
03年のクラシックで最強と思っていたサクラプレジデントに乗った時にはやり切れぬ葛藤と戦い、どうしても◎を打てず、しかもちゃんとネオユニヴァースに負けちゃうし。いつもハナから見てないくらい印打ったことない騎手ですがホントよくやったと思います。ゴールの差し返しは見ごたえありましたね。
それよりも松岡。重賞でも結果出して乗りまくっていましたが、若いのにG1でこれだけ冷静に乗れるとは…。まだないと思いますが、そのうち穴っぽい関西馬にでも乗っていたときが怖いです。
いいスタート切れたのに2週ともコメントしてませんでした。
カキコすれば良かったなぁ。(^_^;
では。
Posted by: あらた | April 17, 2007 at 12:03 AM
たまバスさん
ありがとうございます。
こちらこそ、たまバスさんをはじめ、競馬が本当に好きな方々とお会いすることができ、ひとりよがりだった私の競馬に対するアプローチや世界観が少し変わりました。
「紛れ」ですね。
何となく発した言葉が、そこまでの意味を持ったことが嬉しいです。
言葉ひとつで、競馬が変わるということは私もあります。
それは、たとえばたまバスさんが、競馬について深く考えているから起こる現象だとも言えます。
>「荒れるのか荒れないのか?」
>「荒れやすいのか荒れにくいのか?」
→まさに今回の皐月賞は「紛れ」のあるレースでした。
私も人に言っておきながら、情けないくらいブレているんですよね(笑)。
たまバスさんの◎フサイチホウオー○サンツェッペリン には参りました。
そもそも、ヴィクトリーを挙げていらっしゃったので、勝利の女神に指先が触れたところだったのではないでしょうか。
それだけに、たまバスさんの心中はお察しします。
あまり関係ないかもしれませんが、勝利の女神さんは目が悪くて耳が遠いそうです。
何度も何度も腰をすえて賭けないと、振り向いてくれないんですって。
重ね重ねになりますが、ありがとうございます。
Posted by: 治郎丸敬之 | April 17, 2007 at 12:11 AM
あらたさん
いつも校正ありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします(笑)。
あらたさん、凄いですね~。
なんでレース前に教えてくれないの!
頭叩かれた皐月賞から4年か~。
松岡騎手の頭叩いたらカッチー最高だったのに(爆)
>そのうち穴っぽい関西馬にでも乗っていたときが怖いです。
→本当にその通りですね。
それを見越して、昨年のマイルCSでプリサイスマシーンに◎打ったんだけどな~。
天皇賞春も、幸先良いスタートを切ったあらたさんに期待しております。
Posted by: 治郎丸敬之 | April 17, 2007 at 12:21 AM
外しといてなんですが・・・多分何回やっても
◎はアドマイヤオーラに打ちます。
たまバスさんがふれておられた「紛れ」については
もちろん馬券を買う側として考えねばならないことで
(とても大事なことですよね^^)
それは馬券の購入方法に反映させるとして
あくまで「予想」ということで言うのであれば
展開、脚質、能力を総合して
◎をアドマイヤオーラに打ったことを
間違いだとはまったく思いません。
おそらく10回乗ったら今回のように武豊騎手が
スタートで出遅れることは1回あるかないかだと思います。
素直に3、4番手につけて競馬をしたら
展開は確実に変わるわけで・・。
(もちろん勝てるかどうかは別として)
今回の敗因は早い段階でヴィクトリーの馬体と
過去のレースを見て見切ってしまったことに尽きます。
妙に人気していたために反発心が出て無理やり
自分に「ヴィクトリーはこない」と言い聞かせてしまい
ちゃんと冷静に見つめ直すことが出来なかったこと、
それが本当に情けないところです(涙)。
サンツェッペリン、アサクサキングスなどの
先行馬を中心にして、それをかわす(かわせる)としたら
アドマイヤオーラである、という組み立てをするのであれば
当然ヴィクトリーも考えなければいけないところ。
自分の頑迷さが恥ずかしいですね。
先入観に縛られないようもう一度馬も自分も
見つめ直したいと思います。
※うちの相方が「ヴィクトリーから行く」というのを
「それはやめておいたら」と無理に止めてしまいました(涙
桜花賞に引き続き競馬をほとんど知らない相方の方が
正しいようです(笑)後からどれだけ文句を言われたか・・(^^;
Posted by: けん♂ | April 17, 2007 at 03:37 AM
ヴィクトリーの差し返しは素晴らしかったですよね。
調教では最後は止まっていましたから、
本当に気分屋ですね。
リンカーンも気難しい馬だったので、
やはりトニービンの影響ですかね。
それにしても重賞以外でも武騎手が勝てませんが、
治郎丸さんは原因は何だと思いますか?
このままだと年間120勝も危ないですよね。
Posted by: さとし | April 17, 2007 at 07:52 AM
けん♂さん
おはようございます。
私もけん♂さんの気持ちよく分かりますよ。
>多分何回やっても◎はアドマイヤオーラに打ちます。
→こういう信念を持っているということは大切だと思います。
私も何回やってもこの馬に◎を打つというレースはあります。
たとえば、昨年の秋華賞のアサヒライジングとか(古いか…)。
でも、今回の弥生賞に関しては、大局観の部分から根本的に誤っていたと反省しています(詳しくは後日書きたいと思いますが)。
それから、本来は攻めるべきレースだったにもかかわらず、私はダービーへの布石の1手ということで、手を置きにいってしまいました。
やっぱり競馬はギャンブルである以上、攻めるべき局面で守っても長い目で見ると負けるのです。
かといって、ヴィクトリーを買うかどうかは分かりませんが、根本がズレていたので、ヴィクトリーという手は全く読んでいませんでした。
ただ、ああゆう調教でバタバタになった時って、意外と走るんですよね。
その次走でまともに調教できたと思ったら凡走したりします。
競馬って面白いですね。
けん♂さんとけん♂さんの奥様のお気持ちお察しします。
私の経験から言わせていただくと、「この馬は買わない方がいい」とは言わない方がいいようです。
逆に「そんな馬買わない方がいいよ」と言われたら、喜んで買った方がいいようです(笑)。
Posted by: 治郎丸敬之 | April 17, 2007 at 10:04 AM
さとしさん
ヴィクトリーは気分屋ですよね。
けん♂さんへのレスにも書きましたが、こういう馬は調教でバタバタになると来て、まともに走ったと思ったら凡走というパターンが多いと思います。
武豊騎手が勝てない理由ですか?
難しいですね(笑)。
「僕の中でスランプの定義とは、「感覚」を掴んでいないことです。結果が出ていないことを僕はスランプとは言わないですから」とイチロー選手が言っていました。
武騎手はどうなんでしょうかね?
Posted by: 治郎丸敬之 | April 17, 2007 at 10:18 AM
こんにちは。
田中勝春騎手、これからが楽しみですね。
皐月賞のレースは何度もリプレイを見ましたが、お見事でした。
「岩田騎手のように乗ってくれと言われたんですけど、
乗れませんでした!あはは!」と笑う勝春騎手。
きっと岩田騎手のように乗っていたら、勝てなかったでしょうね。
今回の皐月賞は荒れましたが、それはペース判断を正確にできた・した・それに馬が沿って行けたのが、
ヴィクトリーと、サンツェッペリンの2頭だけだったから。
皐月賞のレースリプレイを何度も見るうち、こういう事もあるんだなと、展開という物を考えさせられました。
競馬は展開によって着順が変わる、それは勿論誰もが分かっていることでしょうけど、
まさかGIで18頭中16頭がペース判断を誤るなんて、そうそう予想できることではないなぁ、と。
それと、やはり「1着」は特別だという事。
1着と2着の「差」は、ハナ差だろうが大差だろうが
絶対的な大きな「差」があるという事。
(単勝を買っている人、治郎丸さんにはわかると思います)
当然なのですが、皆「1着」を目指して生まれ、仕事をし、走ります。
どんな本命馬であろうが穴馬であろうが、狙っているのは「1着」。
だから、「1着=勝者」、「2着以下全頭=敗者」であるわけで、
今回改めて単勝の意味、優勝の意味を考えさせられました。
単勝は勝者を当てる馬券ですが、その他の馬券は全て、
「敗者」まで予想しなくてはなりません。
そしてその敗者たちの馬から、1番前、2番前に来る馬を予想する。
いずれにしても敗者なのに。
それはとても難しいこと、ある種無謀な事だなと改めて思いました。
サンツェッペリンはどう逆立ちしても私には買えない(勝者としてお金を出しては買えない)馬でしたので(笑
単勝でよかったというのと、私には「勝者か、敗者か」は予想できても、「敗者の中の順位付け」までは
とても出来るものではないなと、今更ながら思ってしまいました。
つまらない事を書いてしまってすみません。
皐月賞のゴール前
ヴィクトリーの田中勝春騎手、サンツェッペリンの松岡騎手、そしてフサイチホウオーの安藤勝己騎手。
皆、「勝者」になるために必死でした。
そして、その3頭でヴィクトリーが一番脚色が危なかった。
しかし、「皐月賞」はヴィクトリーを選んだ。
騎手にはゴール板が見えている以上、そこで先頭にゴールするように走らせていると言えばそうですが
ヴィクトリーには勝者になるべき権利があった。なるべくしてなった。
サンツェッペリン・フサイチホウオーはなるべくして「敗者」になった。
そして私には敗者の着順、ホウオーより前にサンツェッペリンがいることなどどうやっても予想できなかった。
(する必要がない単勝を買っているのだからいいだろうと言われればそうですが)
何だか、色々な意味で、考えさせられる皐月賞でした。
ダービー、少し過去の歴史を調べてみました。
まず、やはり、朝日杯が2歳牡馬チャンピオン決定戦になってからの
15年間には意味があるようです。
皐月賞であれを基準とし、他のレースも15年間分で考えた意味があったように、
ダービーもまた、15年前(きっちりではないけれども)から何かが変わっています。
問題は、15年間で(11.3.1.0)、複勝率100%の
1番人気馬。
ダービーは何が1番人気になるでしょうか。
フサイチホウオー?アドマイヤオーラ?ヴィクトリー?
それもとても楽しみです。
その3頭の中に、1番人気になるようであれば、少し楽しめそうな馬がいます。
1番人気ですし、私が予想するのは勝者、つまり単勝なので
儲からないでしょうけれど・・・(笑
楽しみです。
Posted by: アイス | April 17, 2007 at 12:40 PM
今晩は。
フサイチホウオーの敗因について気になることが有りましたので書いておきたいと思います。
最内から好スタートを切りながら行けなかったのか、行かなかったのかは判りませんが後方からの競馬になりました。
実は気に成る事とは先週はじめのインタビュウに答えた安勝さんの言葉が「これからは【強い】勝ち方をしたい」でした。何故こんな言葉が出たのかを考えていました。
そこで出た私なりの結論は、中山のトライアルを使わず、東京を使ったことと合わせ、無敗にこだわったのではないかと考えました。ディープインパクトを意識して無敗の2冠を目論んだのではと思いました。勿論私の勝手な想像ですが、あの後方からのレース振り見れば強ち間違っているとは思われません。
あれで差し切っておれば4角大外一気のディープ並みの強さと感じられたかも知れませんが、負けてしまえばすでに3冠は夢と消えてしまった訳で、今まで通りの乗り方であれば勝ち方はいざ知らず先ず1冠は取れたのでは?
Posted by: やす爺 | April 17, 2007 at 07:50 PM
今晩は。
>やす爺さん
始めまして。
全くその通りだと思います。
無敗であったがためにホウオーは負けた、そう言っても
過言ではないのではないでしょうか。
無敗で、世間の期待はそこにあり、またオーナーからも
「無敗でダービーを勝て」と(マスコミを通じてだけかもしれませんが)言われたら
安藤騎手でなくても誰でも、好きなように、自分の考え、
奇策などを使って乗ることはできません。
だから、競馬で人気馬は負けるのですよね。好きなように動けない。
同じ馬に乗るのなら、同じ力の馬が戦うのなら、人気は・期待は、枷でしかない。
好きなように動かなくても勝てる時は勝てますが、皐月賞は
そんなに甘いレースではなかった、そういう事でしょう。
仮にもし、関口オーナーが、
「負けても全然気にしないから、好きに乗ってきて良いよ」と安藤騎手に言っていれば
結果は違ったかもしれませんね(笑
トライアルの件もそれもあると思います。
トライアルで無敗に傷を付けるより、無敗でいる事にこだわった。
誰がこだわったか、オーナーなのか誰なのかはわかりませんが、
そう甘いレースではなかったという事ですね。
見方を変えれば、これでデビューからずっと付きまとっていた
無敗という無駄な重荷を下ろした安藤騎手とホウオーは
ダービーでは恐ろしく強い競馬を見せてくれるかもしれません。
楽しみですね。
Posted by: アイス | April 17, 2007 at 08:41 PM
アイスさん
こんばんわ。
>きっと岩田騎手のように乗っていたら、勝てなかったでしょうね。
→私もそう思います。
そんな頼み方をする調教師も調教師ですが、馬の気持ちを優先することを選んだ田中勝春騎手の勝利だったということでしょう。
競馬が強い馬が勝つわけではない理由はたくさんありますが、その中のひとつが展開でしょう。
そして、今回の皐月賞を例に取ると、コース設定と馬場。
これらの要素が複雑に絡み合って、出るべくして出た結果なのかもしれません。
>ヴィクトリーには勝者になるべき権利があった。なるべくしてなった。
>サンツェッペリン・フサイチホウオーはなるべくして「敗者」になった。
→はい、私も同感です。
単勝のくだりに関しても全く同感ですので、私がなぞって語る必要もないでしょう。
私もとても深く考えさせられる皐月賞でした。
そして、ダービーですね。
>15年間で(11.3.1.0)、複勝率100%の
1番人気馬。
これはダービーが勝つべき馬が勝つべくして勝っているということを意味しているのでしょう。
1番人気はフサイチホウオーだと思いますが、安藤騎手が乗れば3着以内は確かではないでしょうか。
ひとつだけ不安があるとすれば、今回の皐月賞で間が開いていたにもかかわらず、かなりキッチリ仕上げてきていたことの反動ぐらいでしょうか。
Posted by: 治郎丸敬之 | April 18, 2007 at 12:07 AM
やす爺さん
こんばんわ。
フサイチホウオーの敗因ですね。
確かに無敗にこだわった無難な乗り方だったかもしれません。
フサイチホウオーは、間隔が開いたことも影響してか、ポコッとしか出て行かなかったと聞いています。
それでも中団を追走できたのですから、位置取り的には問題なかったでしょう。
あえて一つだけ安藤騎手が悔やんでいると思うのは、4コーナーでのコース取りでしょうか。
ビュっと動けないホウオーに不安を抱いたのか、それとも自信があったのか、4コーナーで外を回す安全策を取ろうとしました。
あそこで冷静にあと2、3頭分、内を回せていれば、きっちりと差し切ることが出来たと思います。
ただ、それが出来なかったのは、無敗で行きたい、勝ちたいという無言のプレッシャーがあったからかもしれません。
「これからは【強い】勝ち方をしたい」という言葉の真意は分かりませんが、私はあのメンバーであればホウオーの力は抜けていないと安藤騎手は考えていたはずで、そういう意味からも、リスクの少ない4コーナーの回り方をしたのではないでしょうか。
Posted by: 治郎丸敬之 | April 18, 2007 at 12:17 AM
勝春騎手に「岩田君の様に乗ってくれ」というのは、調教師なりの発破をかけてるのかも知れませんよ。
”俺より若いヤツにはまだまだ負けねぇ”と普通は思うでしょうからね。ゴールした瞬間に「また駄目だったか・・と思った」というコメントは笑えましたが。。
あと、ホウオーの4コーナですが前の馬が邪魔になって外を回しています。加速している最中で遠心力もついてますから、あの位置なら外を回すのも致し方無しかと。蝦名騎手は更に大きく外を回してTV画面から消えかけてましたから・・・(笑)
控える指示っぽかったのにあえて先頭にたたせた勝春騎手の好騎乗でしょう。展開を完全に読み違えたので蝦名騎手のコース取り以外は悔しくとも何とも無いレースでした。(少し強がり)
Posted by: はやひで | April 18, 2007 at 08:27 AM
はやひでさん
なるほど、そう言って発破をかけたのかもしれませんね。
そして、見事に田中勝春騎手は奮起したと。
ホウオーの4コーナーは、ラスト400m手前の時点で、このまま内か、それとも外に出すか、という選択があったと思うんです。
そこは人気を背負っているということ、それからビュっと動けないホウオーに不安を抱いたのか、それとも自信があったのか、4コーナーで外を回す安全策を取ろうとしました。
あそこで安藤騎手が内を選んでいれば、どこかが開いて、ギリギリ届いてたかもしれません(あくまでも結果論ですが)。
外を選択したホウオーに振られ、フライングアップルと蛯名騎手は到底挽回が難しいほど外を回されてしまいました。
あの辺が、小回りでコース幅の狭い中山コースの乗り難しいところなんでしょう(特に差し馬にとっては)。
結果的にはああゆう決着になりましたが、騎手の一瞬の判断の大切さ、難しさが出たレースだったと思います。
Posted by: 治郎丸敬之 | April 18, 2007 at 01:07 PM
スミマセン、素直になれないヒネクレ者です(笑)
治郎丸さんみたいに素直になりたいですが、
性格なんでしょうかね~(--
歴史は繰り返すと言いますが、競馬にも当てはまるのかも
知れませんね~イングランディーレの翌年が
スズカマンボなんて例もありますし。
去年はディープインパクトが居ましたが今年のGⅠ路線は
アヤシイレースばかりで頭が痛いです(--
フサイチホウオーは歴史の悪戯か、皐月賞では父と同じ
結果になってしまいましたがダービーはどうでしょうか?
私はもうフサイチアタマと勝手に決めてしまいましたが、
どうなるか楽しみです。
Posted by: しゃち | April 18, 2007 at 09:30 PM
しゃちさん
いやいやー、もちろん私も素直になれない時ありますよー。
でも今回は、とんでもない外し方したんで、素直にならざるを得ませんでした(笑)。
ディープインパクトという絶対的な存在がいなくなって、私は寂しい気持ちがありますが、どこからでも逆転が狙えそうなレースばかりで面白いですよね。
フサイチホウオーのダービーはどうですかね。
あの走りを見ると、普通に考えて勝ち負けでしょうが、そう簡単に行かないのがダービーの難しいところではないでしょうか。
Posted by: 治郎丸敬之 | April 18, 2007 at 10:43 PM