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「本格化馬恒常的好走伝説」ムーンで勝負

Rudolf

お返事ありがとうございます。
宝塚を目一杯走った馬は、秋、不調に陥ることがあるというお話ですね。

馬券を買う立場のおやじでもこういうことがある。春バンバン当てたのに秋はサッパリ。春の快走馬のイメージに引きずられて、秋も同じ馬を買い続けていたのですな。一度の成功体験にのっかかってしまうのがそもそもの失敗の始まりだな。

治郎丸さんが例に挙げたスイープトウショウはずばりこの例に当てはまるんじゃあないかなあ。宝塚で凄い切れを見せた年の秋、後肢が流れるようなパドックの歩様でした。それでもそこそこの成績を残すのだからこの馬は強い。

他の例はどうか。少し違和感を覚えるものもありましたので、敢えて書かせてもらいます。G1で何度も好戦するというのは超のつく一流馬の証です。ハヤヒデやワンダーは超がつきますね。その他の馬はどうですか。必ずしも超のつく実力馬ではない彼らの敗因を能力に求めるのか、体調に求めるのかは実にデリケートな問題です。トップガンは天皇賞(秋)でバブルガムに半馬身差で退けられています。しかしバブルガムの東京2000Mの適正の高さを考えるとこれは好戦だったといえるのではないでしょうか。トップガンは秋の緒戦、調子は良かった? おやじはドトウには超一流馬のイメージをついにもつことはできませんでした。彼が入着を繰り返した秋の戦いをどう見るかも案外難しいことではないでしょうか。

昨年の春、ディープが目を見張らせるような天皇賞の勝ち方をしました。おやじはあの後宝塚を使ってはほしくなかった。ディープといえども最高のパフォーマンスを見せた後ですからねえ。凱旋門の敗戦の遠因のひとつはここにもあったかなあと思っているんです。

じゃあ、今回の3強と言われる馬をどうみるんだという話ですよね。

Aムーンは今年の2月の京都記念で化けましたね。それまではいかにも切れそうな繊細な馬体をしていました。昔から言われているパドックの格言に、巨体馬は小さく、小さな馬は大きく見せているときが買いだ、というのがありますね。Aムーンは決してちびっ子ではありませんが、このときは裕に500キロ以上はあろうかというくらいに大きく馬体を見せてました。

武騎手がドバイでAムーンに先行策を指示したのは馬が完成したからですね。タフなレースをしても今のムーンならば、とムーンの力に賭けたわけです。ムーンも見事期待にこたえてくれました。そして香港で3着、宝塚で1着。海外であのようなレースが出来るというのはすばらしい強さです。こういうように本格化した一流馬に大崩れはないんだと思っています。タマモクロスがそうだったような気がします。春馬体を減らし続けて宝塚記念を勝って休養に入った彼は、天皇賞(秋)でオグリを叩いています。ただ気になるのはムーンが香港Cを強行軍で使ったことですね。余計な一戦だった可能性は捨て切れません。

サムソンはどうか?この馬の売りはその名の通りの怪力と狂ったような悍性ですね。こういう馬は多少調子が悪くとも、たとえば昨年の菊花賞のように頑張ってくれるもんだと思っています。これは治郎丸さんのお返事にある通りです。サムソンが、「こんなのやってられっかー、てめーらのために生きてんじゃねえんだぞ、おりゃあ帰って酒くらって寝るわ」という気分のときにはパドックできちんと教えてくれるはずです。きっとふてくされているはずです。サムソンてえのはそういう馬ですから、負けるときは4、5着に負けるんじゃなくて惨敗になるんでしょうね。今回、武騎手は番手を外して後ろからDメジャーに迫るかもしれませんよ。先行馬のイメージが定着してますが、1ハロンの切れなら、きさらぎ賞のゴール前で見せたように一流のものをもっています。母系にはフォルティノが入ってますからね。武騎手がどんな作戦をとるか、興味は尽きません。

前回の手紙で少し触れたようにDメジャーに関してはおやじも一抹の不安を抱いています。体調不良明けの激走、パドックを見てもこの馬にしては薄く映りました。一方で妹の秋華賞でのパドックも同様に薄く見えた。ありゃりゃあ、おやじの目は当てにならんがやはり心配ですなあ。しかし前走は本当に強い競馬をしました。クリムゾンサタンに支えられた母系の底力は簡単に萎えるものではありません。6歳の秋を迎えた今ならマイルより2000Mの方が競馬がしやすいかもしれません。昨秋のピークの次にもう1つのピークが聳え立っているかもしれません。なんとも怖いタフな血統です。これは「辞めてやらあ、辞表はここおいとくぞ」と言ったときでも掲示板は確保して、にやっと笑うタイプです。うらやましい!

じゃあ、おまえは何が言いたいのかって話ですよね。

ひとつの切り口でスパッとやるのはあまりにも惜しいレースが今回の天皇賞じゃないか、というお話でした。というわけで、治郎丸さんの「宝塚激走馬秋下降曲線説」に対して「本格化馬恒常的好走伝説」という切り口で◎をムーンにしておいて、久々に治郎丸さんと勝負だ。楽しいねえ。

体調に不安のないのは、待ってました、4番サード長嶋茂雄。チョウサンですね。この馬のローテはいかにこの馬が大切に使われているかを物語っています。毎日王冠を勝ったのは決してフロックでないのは、陣営のコメントの通りです。確かに前走は先行馬には厳しい流れでした。しかしこの馬は後ろで遊んでゴール前のおいしいところだけつまみ食いしたわけではない。レースの流れにのってきちんと追走してました。そもそもDメジャーを差しきるというのは並みの力じゃない。2走前にマイルのレースを使ったことで天才は目覚めたか。それに7代前はラフショッドとは驚きですよ。ラフショッドの娘の名牝ソングには直接つながらないがソングの一族には違いありません。なるほどあのハイペースを差し切るほどの底力だ。人気の高い牝系で何頭か繁殖牝馬が輸入されてきたが、チョウサンの一族からは目ぼしい馬は出てませんよ。待ってました、4番サード長島、というわけだ。こういう牝系からはいつかでるんですよ、長島クラスの大物が。見事にパワーとスピードの調和のとれた馬です。まさに長島茂雄。天覧試合といえば長島のホームランです。

ところが今年は天皇陛下の行幸はない。そこで登場するのが我友カンパニー。何でおやじのおともだちが出てくる。まあいいじゃあないですか、クラフティーワイフのパワーと晩成の血を受け継いでいるんですから。これもパワーとスピードの調和のとれたすばらしい馬なんです。関屋記念の勝ちっぷりは尋常ならざるものです。次に重い印を打つなら今回打っておくのが馬券のセンスというものですが、ナンセンスといわれるかもしれませんね。それでも○です。

シャドウゲイトは有馬記念にでるのなら印を用意しておこうと思える強い馬です。有馬記念まで爪を隠しておいてほしいものですが、今回も×を打っておいて、年末嫁さんに、おやじは天皇賞から印をうってるんだぞ、とさんざん自慢してやりたいと思っています。忘れられた名牝、グローバルダイナの出る母系。いつか必ず大仕事をやってくれるはずです。

また長話になってしまいましたね。まとめます。
ムーンとカンパニーの馬連とワイドで勝負です。

◎アドマイヤムーン「本格化馬恒常的好走伝説」
○カンパニー(遅れてきたおともだち)
△チョウサン(隠れた良血)
△怪力サムソン(狂おしい悍性)
△ダイワメジャー(真紅のスピード、クリムゾンサタン)
×シャドウゲイト(待ってろ、嫁さん?)
重馬場でも晴れでも印は変わりません。晴雨不問が名馬の条件です。

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