佐藤哲三に全部

お返事ありがとうございました。JCDを調べていてわからないことが1点。外国馬の競走成績に全天候型という言葉が出ていて、はて?と思っていたところだったんですよ。ポリトラックのことだったのですか?従来の米国のダート(土)とは違う。そこで結果をだしたスチューデントカウンシルは侮れないというわけですね。おもしろくなってきました。幻のように短かった東京2100MのJCDの歴史をしめくくるにふさわしい大変意義のあるレースになりました。血統を考えるのが好きなおやじにはJCよりも楽しみなレースです。僭越ながらふたりの手紙をまとめてJCDの見所とさせてもらっていいですか。
1、日本と米国のアメリカ血統の攻防(来年のJCDを予言する戦い)
2、日本の血統とアメリカ血統の攻防(今までのダートの歴史の総括)
歴史的な戦いにヴァーミリアンは終止符をうつことができると思います。
さて、久々に海外から有力馬が何頭か参戦して楽しみなJCになりましたね。怪力サムソンを日本の代表として応援する人もいればディラントーマスの名声に惹かれている人もいることでしょう。あっ、ディランは取り消しになりましたね。おやじは日本馬だけでもかなりおもしろいレースだと思っていたのですぐに立ち直りました。多士済々、日曜日は爽やかな熱狂が東京競馬場を包みます。
今の時点で招待馬の体調を推し量ることは非常に難しいですね。やはりパドックはみたい。種牡馬入りが決まっている馬もいてJC参戦の意図をはかるのも難しい。自慢じゃあないが、ファビラスラフィンのJC以来馬券は当たってない。去年も同じこと書きましたかなあ。去年もしくじっている。今年も、うーむ悪い予感だけはしています。
なまじ馬の力量や体調を悪い頭で無理に考えようとするもんだから当たらない。それならよーし、今回は人でいこう、人で。馬に乗ったことはおろか触ったことさえないおやじなので騎手の腕を云々する資格はまるでない。まるでないが、騎手の気合ならばわかるような気もする。
◎は佐藤哲三。競馬は馬券を買わないと見えてこないことが多いのですが、偶然買った若いころの佐藤騎手の騎乗ぶりを見て、彼がよく馬を追う騎手だということに気づきました。そのころからのファンなんです。きっぷがいい、タップダンスの好走はまさに人馬一体。タップが佐藤なのか、佐藤がタップなのか、そんな趣。上手な騎手は何人もいるのでしょうが、個性的な騎手は少なくなったようで少し寂しい思いをしていたところです。
ところで落馬寸前の状態でスタートを切ったのにもかかわらず圧勝劇を演じたディープの皐月賞から、もう2年も立ちましたか。あのインパクトの強い走りを見て、ダービーでこの馬を負かしてやれと思った騎手はいったい何人いたでしょうか。いやそんな騎手はいたか、どうかですね。
そのダービーで佐藤哲三は自分の追い込み馬に先行を命じ、4角で先頭に立ってディープとの距離を広げていきました。ディープを負かすには4角過ぎで何メートルディープの前にいるかということを考えるしかありませんね。佐藤哲三は間違いなくディープに勝つことだけを考えてダービーに臨んだと思っています。2着に敗れたとはいえ、ダービー史上もっとも美しい敗戦としてディープの衝撃よりも深くおやじの心にはやきついています。あのダービーを見て佐藤哲三がますます好きになりました。
佐藤哲三の勝利騎手インタビューほどぶっきらぼうなものはありません。京都大賞典のインタビューを再現してみましょうか。
アナ おめでとうございます。
佐藤 うーむ、ありがとうございます。
アナ どういうところに気をつけて乗りましたか。
佐藤 全部
アナ どの馬がライバルでしたか。
佐藤 全部
アナ 勝因を教えてください。
佐藤 全部
アナ 馬のいいところを教えてください。
佐藤 全部
おやじ がっはははは。
いつもはもう少し口を開く佐藤哲三なんですが、この日は特に口数が少なかった。なにせ「全部」としか言ってない。余程期するものがあるんでしょう。翻訳すると「黙ってJCの結果をみてろ」ということです。凄い気合のりですねえ、勿論佐藤哲三の気合。単に機嫌が悪かったのかもしれませんが・・。
ディランがJCに出走していたならば凱旋門のようにゴール前200M辺りで先頭に立つような競馬をしたでしょう。待っているのは怪力サムソン、そして両馬のすさまじい叩きあい。これを見て猛然と佐藤哲三が鞭を振るう、というゴール前を想像してたのですが、ディランの回避は競馬にも予想にも「綾」を生じさせましたなあ、と全く心配しなくてもよいのが佐藤哲三なんですよ。信じた馬に賭けることができるところが、他の神経質な騎手とは断然違うところなんです。どうですか、治郎丸さん、やるでしょ。このアンちゃん、いや、おっさん。大橋巨泉のクイズダービー風にいえば、今回のJC、佐藤哲三に「全部」となります。
鞍下は蹄の病気さえなければディープ時代の名脇役をつとめたはずの馬です。ひょっとするとディープの調子が悪いときにはディープを苦しめたかもしれない。佐藤哲三は朝日CCで鞍下に手ごたえをつかんだはずです。そのとき鞍下が楽々と負かした相手は毎日王冠でそこそこの競馬をしています。日本馬の中でも最もローテに好感のもてる実に怖い存在です。
鞍下の血統もいいですよ、とは言いません。兄弟にサンヴァレンティン、近親にワンモアチャッターにフォルテベリーニ。言わずと知れたどさまわり血統です。えっ、どさまわりの何処が悪い。おやじだって3回転半どさまわっているんだぞ。この血統にいわゆるクズはでません。非常にポテンシャルの高い血統です。遠くにテスコボーイなんかいて、こりゃあ世界的などさまわりだ。もし1977年に中山2000MでJCやったら7馬身つけてテスコボーイの仔トウショウボーイが優勝したはず。
対抗は武豊になるでしょうか。この騎手のコメントを読んだり聞いたりしていると、馬券のヒントになるものがあるのでいつも注目しています。今年はこんなのがありました。
・桜花賞トライアルの後の勝利騎手インタビュー。通り一遍の返答で、なぜか浮かぬ顔。
・桜花賞後のコメント。「馬が短距離にシフトしている」
1400Mの勝利で浮かぬ顔をして1600Mで強い競馬をしたことのある馬を短距離にシフトとしたと言うのだから、アストンマーチャンについて迷うことがあれば、例えばスプリンターズSでは買う方向で考えればいいし、スワンSでは切ればいいわけだとおやじは参考にするわけです。
今回の作戦について武豊は「あまり細かいことは考えていない」というコメントを出していますね。翻訳すると「一流馬だからこそ細心の注意を払って乗れば勝てますよ」となります。さて、佐藤哲三が武豊にどんな戦いを挑むのでしょう。2年前のダービーの対決が思い出されます。
残りは手短に書かせてください。
外国馬の実力はAムーンが教えてくれているような気がします。香港でプライドに迫ったムーンは世界的な実力をもっている馬ですし、ドバイできちんと結果も出しています。今回の外国馬にレイルリンクに迫るような馬はいるでしょうか。オッズの上ではたいそう妙味はありそうですが、無理に買おうとは思えませんでした。逆に人気を落とすAムーンは無理をしても買う必要があります。それが馬券のセンスというものです。あっ、はいはいナンセンスでしたね。
ウオッカ。大丈夫かなあ、おやじも年だからあまり心配させんでくれよ、という思いで見守るのは切ないですね。切ない。そうとしかいいようがおやじにはありません。
パンドラちゃん。エリザベスでは強いところを見せました。昨年より断然強くなっています。さすがにベストインショーの血統ですね。ドイツ馬のサデックスと同じ牝系です。騎手がルメールからの乗りかわりになって人気を下げるでしょうから、おやじには妙味のある馬に思えます。
お返事に困るような手紙もたまにはいいじゃないですか。あっ、いつものことですね。
ではまとめます。
◎佐藤哲三に全部(インティライミ)
○武豊(怪力サムソン)
▲Aムーン
△パンドラちゃん
×Dパスポート(好きなので買わせてください)

菊花賞2
有馬記念
阪神大賞典
天皇賞春1
天皇賞春2
宝塚記念1
宝塚記念2
宝塚記念3
凱旋門賞1
凱旋門賞2
ジャパンカップ
ファイナルフライト1
引退式
ハーツクライ
伝説のウオッカ
メイショウサムソン
スイープトウショウ引退記念
アドマイヤムーン
ダイワスカーレット桜花賞
ディープスカイ
ウオッカ安田記念
伝説の天皇賞秋
ダイワスカーレット有馬記念
Comments
佐藤哲三(通称サトテツ)は、若い頃に調教師から「鞭を使うな」みたいな教育を受けていたと聞いた事があります。
本当の話しかどうかは判りませんが、そのお陰で馬を追う力(技術)があるのだと聞きました。
トウカイパレスとか地味な馬を走らせればバッチリですよね。今回はサムソンに人気かぶりそうなので、ひねくれ者の私としては、Aムーンを買いたいですね。
◎Aムーン
○ポップロック
×メイショウサムソン
×ウオッカ
×フサイチパンドラ
穴ヴィクトリー
Posted by: はやひで | November 24, 2007 at 11:16 AM
はやひでさん、こんにちは。
今、ヴァーミリアンを買って帰ったところです。
さて、いかなる結末が待ってますか。
なるほど、佐藤哲三は鞭を使わない教育を受けてたんですね。トウカイパレスでもお世話になりました。心強いコメントありがとうございます。
ところがはやひでさんの印には佐藤哲三は・・ない・・うーむ・・・
Posted by: ルドルフおやじ | November 24, 2007 at 02:25 PM
ゞ( ̄∇ ̄;)
これから真剣に検討するんで、サトテツさんの出番もあるかもぉ?密かにエリモハリアーなんか買いたくなったりして。
武豊の3日開催連続重賞(しかもGⅠ2連発)は無いと思っているんですが・・・。
(しかも地方の浦和記念でも勝ってるし)
JCDは結局は騎手で買えば簡単に取れる買い目でしたね。
武、横山、安藤・・・。ふっ・・・。
Posted by: はやひで | November 25, 2007 at 01:01 AM
あーーーーーーーーーーーーーーーーっっ
順番通り来てるし。。。
結局インティライミ買ったりして。。。
3連単買ってなかったりして・・・。
がぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーー
(;´Д`)
Posted by: はやひで | November 25, 2007 at 10:26 PM