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「上がり不問」のレースを制するのは?

平成15年よりハンデ戦となったことも含め、中山ダート1200mという特異設定で行われるレースだけに、一筋縄では収まらないのがこのガーネットSである。もちろん、その特異性はレースラップにもよく表れている。

平成15年 ニホンピロサート
11.8-10.2-10.8-12.0-12.7-13.0(32.8-37.7) 前後半の落差4.9
平成16年 マイネルセレクト
11.5-10.5-10.8-12.1-12.4-13.6(32.8-38.1) 前後半の落差5.3
平成17年 メイショウボーラー
11.8-10.3-11.0-12.2-12.2-12.7(33.1-37.1) 前後半の落差4.0
平成18年 リミットレスビッド
11.8-10.4-11.2-11.9-12.0-13.2(33.4-37.1) 前後半の落差3.7
平成19年 スリーアベニュー
11.8-10.2-10.7-12.0-12.3-13.0(32.7-37.3) 前後半の落差4.6

前半3ハロンが32秒台後半から33秒台で流れ、後半3ハロンがガタっと37秒台に落ちることが分かる。前後半の落差の平均が4.5秒という、典型的な前傾ペースとなる。これは中山競馬場のコース形態や高低差の影響が大きく、最後はどの馬もバテて脚が上がってしまうという非常に厳しいレースとなる。

こういう「上がり不問」のレースにおいては、後ろの馬もバテて追い込んでこられないことが多く、得てして前に行った馬が残る展開になりやすい基本線としては、前に行ける馬から狙うべきであろう。ただし、そういう展開の漁夫の利を狙い、前半は死んだふりをして、後半だけの勝負に賭ける馬がいるので要注意。

もうひとつ、「上がり不問」のレースだけあって、これまで重賞では勝ち切れるだけの脚がなかった馬にもチャンスが生まれるレースでもある。もう少し具体的に言うと、前半をどれだけ遅い時計で楽に走ろうとも、後半では36秒~7秒でしか上がれない馬にとっては、まさにドンピシャの条件のレースとなるだろう。

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