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◎ジョリーダンス

Jiromaru

ウオッカは牝馬ながらにしてダービーを制しましたが、これは1937年のヒサトモ、1943年のクリフジに次ぐ史上3頭目、64年ぶりの快挙になります。さらに言うと、ヒサトモとクリフジの時代はオークスが秋に行われていたので、この2頭はオークスを捨ててダービーに臨んだわけではありません。つまり、ウオッカは「オークスを敢えて捨ててダービーに挑戦し、勝利した史上初の牝馬のダービー馬」ということになりますね。

海の向こうのケンタッキーダービーを優勝した牝馬ウイニングカラーズが、以降、12戦を走って、ひとつもG1レースを勝てなかったのは有名な話です。その年のダービーのレースレベルが低かったのではないか、と疑う方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。むしろ、歴史に名を残しているような素晴らしいメンバーが揃っていました。

クビ差の2着は3歳チャンピオンのフォーティナイナー。後に日本はもちろん世界的にも評価の高い種牡馬になりました。プリークネスS2着、ベルモントS3着と好走し、日本でも数多くの名馬を輩出したブライアンズタイム。プリークネスSとベルモントSの2冠を制したリズンスター。さらに、ドバイミレニアムやシーキングザパールなど、国際的な名馬を輩出したシーキングザゴールドも走っていました。振り返ってみると、錚々たる面子ですよね。

古馬の牡馬と同じレースで走ることがどれだけ牝馬にとって負担が掛かるか、ということを前回の手紙で書きましたが、たとえ3歳戦であっても、ウオッカは最高峰のダービーを勝ってしまったのですから、その肉体的、精神的な疲労は計り知れないものがあるはずです。ダービー以降はウオッカらしい走りが見られず、ダイワスカーレットよりも下に評価されている向きもありますが、それでは余りにも可哀想ですよね。もちろん、ダイワスカーレットの強さも底なしですが、それと同じもしくはそれ以上の能力をウオッカは秘めています。

ウオッカは果たして復活するのか、それとも競走馬としてはこのまま終わってしまうのか。今回のレースは大きなターニングポイントになりそうですね。私としては、短期放牧を挟んだウオッカが復活してもおかしくはないと思っていますが、1番人気の今回は賭けるメリットがあまりないので本命にはしません。

そこで、本命は◎ジョリーダンスに打ちます。すでに7歳馬ですが、馬体を見ても全く年齢を感じさせません。昨年は連勝して臨んできたのですが、逆に言えば、おつりのない状態だったことも確かです。昨年の安田記念(3着)後、休み明けで減っていた馬体が、東京新聞杯時にようやく戻って、体調は今まさに上り調子です。だからこそ、この中間も追い切り量を増やし、ハードに乗り込むことが出来ています。最終追い切りも、抑え切れない手応えで追走し、追い出されてからはシッカリと伸び切って、目を引く動きでした。

そして何よりも、今年は絶好の内枠を引き当てました。昨年は外枠から後方に控え、脚を余しての5着でしたが、今回はスタートからポンと普通に出していけば、中団より前の位置が取れるはずです。内々で脚を溜めて、最後の直線の瞬発力勝負になれば、この馬にも勝つチャンスは十分にあります。ジョッキーも百戦錬磨の安藤勝己騎手ですので、勝てるポジションを取りに行くはずです。ギリギリまで追い出しを待ち、馬群が開いたら、あとは馬場の真ん中に出してグイグイと追ってきて欲しいものです。

ニシノマナムスメは前走のマイラーズCを2着したように、ここにきて充実してきています。ヴィクトリアマイルは毎年、牡馬を相手に好走してきた馬が激走するレースですので、まさにそれに当てはまりますね。牡馬相手のマイラーズCで2着という実績は、目下の勢いに加え、牝馬同士であれば力上位であることの証明です。追い切りの動きは頭が若干高いのが気になりますが、いつものことなので問題ないでしょう。父はサンデー系の中でも絶好調のアグネスタキオンで、母はあのシンコウラブリイと互角に戦った名牝ニシノフラワーです。これだけ走る条件を満たしていれば、好走は間違いありませんね。

ブルーメンブラッドは石坂厩舎に転厩してから馬が変わりましたね。昨年のヴィクトリアマイル時はまだ線の細さが目立ちましたが、休み明けを経て、前後肢ともに実が入って力強い馬体になりました。特に前脚のかき込みが強くなって、最後の直線でグイグイ伸びてくるようになりました。レース振りがチグハグでなかなか勝ちきれませんが、牝馬同士であれば凡走は考えられません。東京競馬場ですので、この馬のペースで行って、直線で追い出せば確実に伸びてくるはずです。あとはレースの流れ次第ですが、どの程度、前に位置することが出来るかが問題です。

ベッラレイアは秋山騎手に手綱が戻って、大きなドラマを感じさせてくれます。オークスの敗因は仕掛けのタイミングというよりも、道中の走らせ方にあったと私は思っています。スタート後から道中ずっと、なるべく前へつけたいという秋山騎手の気持ちが伝わったのか、ベッラレイアも随分力んで走っていました。秋山騎手とベッラレイアの間の重心がいつもより前に移動していたのです。伊藤雄二元調教師の「道中でベッラレイアの背中が伸びたまま走っていた」、田原成貴元ジョッキーの「仕掛けが1000m早かった」という忌憚のない言葉は、そういう意味でしょう。

ベッラレイア自身は本質的にはマイラーですので、今回は折り合いを気にする必要もあまりなく、2400mのオークスに比べると随分乗りやすいはずです。悲願の初G1レースを勝つにはもってこいの舞台が整いました。休み明けの心配はありますが、1週間前と最終追い切りの動きを見る限りにおいては、肉体面はほとんど仕上がっています。ただひとつ、17番枠を引いてしまったことが悔やまれます。まだ結果が出ていないので分かりませんが、スローに流れがちなヴィクトリアマイルでは外々を回されてしまう恐れがあるからです。


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Comments

Quinaです。

今回Aは普段はあまりやらない消去法で絞り込みます。
過去二回の1~3着馬を振り返りますと。
まず前走は阪神牝馬とマイラーズとダービー卿→該当8頭
次に、年齢から、全て4・5歳馬ということで→該当7頭
さらに、父がサンデーか父父サンデーということで→4頭に絞られました。
そこで印ですが。

◎ニシノマナムスメ
○エイジアンウインズ
▲パーフェクトジョイ
△ブルーメンブラット   となりました。

このレース、まだ今回が3回目となりますが、1回(北村宏)、2回(松岡)と関東の若手ジョッキーの初GⅠ勝ちが続いています、そこで吉田隼人の初GⅠ制覇を期待して(何かBっぽいですが)◎献上。アグネスタキオンの勢いにも注目です。

次はBですが…
このレースは今回で第3回。サンプルが少ないから何でもアリになってしまいますが。

第1回の優勝馬はダンスインザムード…ムード(音楽)流れるなかで踊る。ノーランズの「I'm in the mood for dancing」という大ヒット曲もありましたね。嫌いな曲だけど。

第2回はコイウタ…前川オーナーの持ち歌と、2年続けて音楽にちなんだ馬名の馬が優勝しています。

さて、そんな音楽がらみの馬名を持つ馬が今回も。

ジョリーダンス Jolly Dance アッシャーの曲に同じタイトル。

エイジアンウインズ Asian Winds 宝塚劇団花組の演目のタイトル。

テンイムホウ 天衣無縫 ベルリン在住のジャズ・ピアニスト&作曲家の高瀬アキのアルバム名。

他にマイネルカンナ(カンナ8号線・松任谷由実)やレインダンス(が聴こえる・吉川晃司)などを思いつきました。BlumenblattやBella Rheiaなんかもありそうですが独語や伊語の曲名は判らないのでとりあえずここまで。おっマイネルカンナは8枠ではないですか(笑)。

という事で上記5頭で遊びます。

そういえばレース当日は近くの調布市で不発弾の撤去による京王線と甲州街道の交通規制がありますが、何でも昨年のヴィクトリアカップ当日は東京競馬場だけで万馬券JRAレコードとなる34本も出た日だそうですので、競馬は不発にならないようにしましょう。

Posted by: Quina | May 18, 2008 at 10:05 AM

ニシノマナムスメは坂路調教が必要な気がします。
首が高い。レースでも同様。息の長い末脚が必要な東京コースが向くのでしょうか。少し疑問に感じました。
(週の始めはこの馬を買うつもりだったのですが)

ウオッカは馬体の戻りが気掛かりですね。問題は逆にそれだけなのかも知れません。

ベッラレイアは調教が良かったですが、いきなりマイルで良いポジションが取れるでしょうか?

ハナを切ると思っていたエイジアンですが、昨晩のサタウマでは藤田騎手”東京マイルでの逃げ残りは難しいから逃げたく無い”というコメントをしていました。
好位からキレを生かすのかも知れませんね。

逃げはヤマニンメルベイユか?なかなかおもしろい。

ジョリーダンスは安藤騎手が昨年は騎乗ミスだと。後ろに下げすぎた。今回は前よりで競馬したいとコメントしていたので、展開も向くかも知れませんね。
年齢の上積みだけが疑問ですが・・・。

穴馬券として(他に別馬券も買いますが)
◎ヤマニンメルベイユ
○ジョリーダンス
▲ウオッカ
△エイジアンウインズ
×ブルーメンブラッド
×ベッラレイア
×ニシノマナムスメ

Posted by: はやひで | May 18, 2008 at 01:39 PM

Quinaさん

こんばんは。

今回もどちらもレベルの高い予想ですね。

AとBのどちらにも残っていたのがエイジアンウインズでしたね。

エイジアンが勝ったので、Quinaさんも勝ったのではないかと勝手に想像しています。

エイジアンウインズが宝塚劇団花組の演目のタイトルとは知りませんでした。

QuinaーBは頭の柔らかさだけではなく、教養の高さも問われますね(笑)素晴らしい。

私のジョリーダンスは直線でぱっちんを食らって最悪でした。

最終では安藤勝己騎手がこれでどうだと逃げてくれたのが唯一の救いでした。

Quinaさんとは対照的に不発弾ばかり打っている治郎丸でした(笑)

Posted by: 治郎丸敬之 | May 18, 2008 at 11:18 PM

はやひでさん

こんばんは。

素晴らしい予想ですね。

>ニシノマナムスメは坂路調教が必要な気がします。
>首が高い。レースでも同様。息の長い末脚が必要な東京コ>ースが向くのでしょうか。少し疑問に感じました。
→おっしゃるとおりだと思いました。

藤田騎手は昨年のコンゴウリキシオーで府中マイル戦の逃げ切りの難しさを痛いほど味わいましたからね。

今回はまさかの差しきりで、昨年のデアリングハートでの悔しさを晴らした格好になりました。

私のジョリーダンスは直線でぱっちんを食らって最悪でしたよ。

負けてしまえば、年齢的な不安もあったのかと思います。

競馬は難しいですねえ。

Posted by: 治郎丸敬之 | May 18, 2008 at 11:21 PM

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