メジロライアンのモヒカンカット

宝塚記念といえば、夏の香りと共にいつも思い出されるのがメジロライアンのことです。まさに私が競馬を始めた頃に活躍していた馬だけに、その名前を聞くだけで、あの頃の初々しい想いが蘇ってくるようです。ライアンという名前の由来は、あの大リーグの豪腕ノーラン・ライアンからだそうです。メジロライアンと言えば、横山典弘騎手ですよね。この2人は名コンビというか、最高のパートナーでした。そして、やっぱりというか、この2人は大レースでなかなか勝ち切れなかった(笑)。
皐月賞3着
ダービー2着
菊花賞3着
有馬記念2着
特にダービーでは、1番人気を背負って、後ろから行って届かず2着。この時、横山典弘騎手は、その乗り方についてかなり酷評されました。後ろから行って脚を余すくらいならば、前に行ってバテた方がいい、という古い考えがまだ残っていた時代でしたから。今観てみると、勝ったアイネスフウジンが強すぎただけで、あの時点では最高の騎乗だったと思います。
夏を越して、菊花賞こそはとファンからの期待も高まったのですが、彼らの前に立ちはだかったのは、あの最強ステイヤー・メジロマックイーン。その恐ろしいまでの強さの前に、ライアンは連対すら確保することができませんでした。続く暮れの有馬記念でもオグリキャップの2着。大川慶次郎さんの掛け声の後押しがあったにもかかわらず(笑)、とうとうG1レース未勝利で3歳時を終えることになってしまいました。
このあたりで、イマイチくんのイメージが定着してしまったような気が…。まあ、その勝ち切れない二人にも、古馬になってようやく勝利の女神が微笑むことになりました。4歳時の宝塚記念で、宿敵メジロマックイーンを倒し、ようやく念願のG1タイトルを手に入れたのです。先行して押し切ってしまうという横綱相撲だったのですが、実は私はライアンがマックイーンに勝つことを予測していました。
競馬好きのあらゆる友達に、「今度こそライアンがマックイーンに勝つ!」と宣伝して回ったのですね。しかし、それまでの2頭の対決だけを見れば、マックイーンの方が強いことは明らかでしたので、「ライアンがマックイーンに勝てるわけがない!」という反応がほとんどでした。だからこそ、宝塚記念でのライアンの見事な勝利は、横山典弘騎手と同じくらい、私も鼻高々な気分だったことを覚えています。
とはいっても、本当のことを言うと、ライアンがマックイーンに勝てる理由なんて私も分かりませんでした。競馬を始めてわずかの頃でしたので、理論や理屈でライアンを推したわけではなく、ライアンを応援したかった気持ちが勝てるという妄想にすり替わっただけでした。
私がライアンを応援したくなった理由は、あのモヒカンカットのエピソードを宝塚記念の前に知ったからです。ご存知ではない方もいらっしゃると思いますので説明しておきますと、メジロライアンは馬一倍(?)皮膚が弱くて、タテガミを伸ばしていると、首の肌が荒れて、痒く(かゆく)なってしまったそうです。だから、メジロライアンはいつもタテガミを短く切っていて、まるでモヒカンのような髪形をしていたのです。私も小さいころアトピーで悩んだ経験がありまして、そんなこんなでモヒカンカットのライアンを応援したくなったのです。そんなことで初心者の予想が当たるのも競馬の面白いところです。メジロライアンの余生が幸せであることを願います。
メジロライアンとその産駒たち
ほんの少しですが、宝塚記念とモヒカンカットがご覧になれます。
菊花賞2
有馬記念
阪神大賞典
天皇賞春1
天皇賞春2
宝塚記念1
宝塚記念2
宝塚記念3
凱旋門賞1
凱旋門賞2
ジャパンカップ
ファイナルフライト1
引退式
ハーツクライ
伝説のウオッカ
メイショウサムソン
スイープトウショウ引退記念
アドマイヤムーン
ダイワスカーレット桜花賞
ディープスカイ
ウオッカ安田記念
伝説の天皇賞秋
ダイワスカーレット有馬記念
ロジユニヴァース
Strongest Vodka
カンパニー
Keiba is beautiful
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