◆第4位指名◆ラスリングカプスの06(牝)父クロフネ
本日、嬉しい知らせが届いた。POG第2位指名馬であるガンズオブナバロン(牡)が、2戦目にして未勝利を勝ち上がったのだ。スタートから絶好のポジションを確保するや、スムーズに折り合い、直線では他馬を突き放す一方で1.1倍の圧倒的人気に応えた。レコード勝ちというオマケまでついてきたのだ。馬体だけで選んだ馬が、早速結果を出してくれて素直に嬉しい。
さて、第4位指名はラスリングカプスの06(牝)である。もちろん、この馬も馬体だけで選んだ1頭であるが、あのアストンマーチャンの妹であることを知って驚いた。その愛くるしい容貌を知りつつも、一度も馬券を買って応援したことがなかったことを後悔していた馬だけに、その妹とPOGで繋がったことは驚くべき縁である。さらに、馬体だけを見ると、アストンマーチャンとは似ても似つかないことにもまた驚かされた。
アストンマーチャンはとにかく柔らかい筋肉がギュッと詰まった、肉厚の典型的なスプリンター体型であった。2歳時はなんとかマイル戦までこなしたが、3歳になり、スプリント色が濃くなっていったのは当然とも言える。距離適性が年齢によって変化するのは、年を重ねるごとにその馬の血統的な肉体面が強く出てくるため、長距離が得意になったり、反対に短距離の方がレースがしやくなったりするからだ。また、気性面の成長により、長距離でも折り合いが付くようになったり、逆に我慢が利かなくなって、短距離でしか力を出せなくなったりすることもある。
アストンマーチャンに関して言えば、肉体的には2歳時から短距離馬のそれであったし、究極のピッチ走法であることからもスプリンターの資質は見え隠れしていた。それでもマイル戦の阪神ジュべナイルFでウオッカを最後まで苦しめたように、2歳時は走ることに対して余裕があったため、距離がなんとか持った。ところが、3歳時になると、とにかく前へという気持ちが抑えられず、ムキになって走る傾向が顕著になってきたのだ。競馬(レース)の苦しさが分かってきたからこそ、少しでも早くこの状況から回避したいという本能が強く働くようになり、気持ちがはやってしまうようになったのである。スプリンターの資質を強く持った馬が、気持ちに任せて突っ走るのだから、マイルの距離でバタバタになってしまっても何ら不思議ではない。「スプリンターの色が濃くなってきたね」、と桜花賞のレース後に武豊騎手が語ったのはそういうことだ。

しかし、妹においては、父がアドマイヤコジーンからクロフネに変わったことにより、馬体に十分な伸びが感じられる。「この馬体の見た目どおりにパワーがあり、スピードの乗った走りを見せています。クロフネの産駒らしく、気は優しくて力持ちといったところですね」という関係者の言葉も心強い。筋肉の質・量ということであれば姉が上だが、全体的なスケールということであれば、妹に軍配が上がるだろう。マイル以上の距離をこなせるスタミナを感じさせるように、姉が桜花賞に近い馬であったことを思えば、オークス、いやその先までも夢を抱くことのできる馬である。
姉が走り残した分まで、この馬には走り切って欲しい。
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Comments
治郎丸さん こんばんわ
POG 治郎丸厩舎は さい先の良いスタ-トをきれたようですね! 秋の 二歳重賞レ-ス~クラシックへと 益々楽しみが広がりましたね。
アストンマ-チャン
彼女は 去年のスプリンタ-ズステークスで 私に唯一のG1勝ちをプレゼントしてくれた 大切な大切な馬でした。
私は今 この名前を聞くと とても悲しく ツライ気持ちになります。
競走馬に生まれて 志半ばで引退を余儀なくされるという無念、しかも よもやの病いで命まで絶たれてしまうという悲しさ、 命があれば その仔たちに夢の続きをたくす事ができたのに・・・
だから 彼女の妹には
姉が走り残した分まで、走り切って欲しい
私も 心から そう願います。
Posted by: 一姫三太郎 | August 06, 2008 at 12:44 AM
一姫三太郎さん
こんばんは。
同じような想いを持つ方がいてくれて嬉しいです。
あのスピードに溢れた走りを、あっと言う間に見ることが出来なくなって、途方にくれてしまいましたよね。
でも私たちの記憶には永久に残り続けるはずです。
正直、この馬には大きなところを勝って欲しいなどとは願っていません。
姉が走り残した分まで、走り切って欲しい。
ただそれだけです。
Posted by: 治郎丸敬之 | August 07, 2008 at 02:02 AM