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ペイパルブルとウオッカの叩き合いが目に浮かぶ。

Rudolf

お手紙ありがとうございました。

治郎丸さんの青い空にはいまだにエアグルーヴいたんですな。それを宿病と表現するのは、言いえて妙でした。治郎丸さんはJCにウオッカがその宿病を癒してくれるか、問うているんですね。わかりました。JCとウオッカがどんな答えを返してくれるか、楽しみです。ただおやじは前回も書いたとおり、今回のJCは甘くはないと思っています。

落ち目だ、落ち目だと陰口を叩かれているJCですが、その気位はますます高くなっていますね。最近は半端な志で臨んだ半端な招待馬は絶対に勝たせません。エアグルーヴをおさえたピルサドスキーのようにチャンピオンSを勝ったり凱旋門賞で2着するような真の実力馬が本気でやってこないとJCは相手にしません。ファビラスをおさえたシングスピールもBCターフ2着を経たよいローテでJCに臨みました。ファルブラウの勝利は完成前のSクリスエスを相手にしたものだから、これはかなり恵まれた勝利だった。

ピルサドスキーのような馬が今回の招待馬のなかにいれば、冷静に日本馬の実力を教えてくれるでしょう。その馬はペイパルブルだと思うんです。今年の英国競馬の白眉はなんと言ってもKジョージ6世&QエリザベスSでしょう。4歳になって急に力をつけG1を3連勝してきたデュークオブマーマレードの独壇場かと思われていたレースです。デュークは、大方の予想通り4角から外目を回って楽な手ごたえで他馬をねじ伏せにかかりました。デュークが2着に何馬身差をつけるかということだけがレースに残された興味かと思われたとき、1頭、デュークに猛然と襲いかかる馬がいたんです。

ペイパルブル。直線半ばペイパルブルはデュークを内らちに追い詰め、半馬身リードします。そこからの叩き合いが凄まじかった。内に閉じ込められたデュークが巻き返す。ペイパルブルも譲らない。最後はデュークの執念に屈し、もう少しのところで金星を逃したペイパルブルでしたが、3着のユムゼインには9馬身もの差をつけていました。ユムゼインは凱旋門賞でザルカヴァの2着を確保した底力のある馬です。7月のアスコットの風は思っていたより冷たかったなあ、がはっははは。

ペイパルブルの父はあのモンジュなんですね。モンジュはきっとJCでシラオキ系のスペシャルウィークに負けたことを覚えていたんでしょう。今度はシラオキ系のウオッカをJCに呼び寄せて仕返ししようとしている。恐るべき執念、モンジュ。

おやじの目にはペイパルブルとウオッカの叩き合いが目に浮かんでいます。実力ではペイパルブルですが、ウオッカには地の利がありますね。ウオッカは勝とうとする意欲のとても高い馬で、この点もペイパルブルを上回っていると思います。岩田騎手が乗るのもいいですね。安田記念の背筋の凍るようなウオッカの強さが忘れられません。彼はきっとウオッカの闘争心をうまく引き出してくれると思います。好勝負が期待できます。

レベルが低いと言われた3歳世代ですが、ディープスカイはやはり強い馬でした。治郎丸さんと同じくおやじも天皇賞でこの馬に◎を打って観戦していました。異種色の濃い父タキオンと超良血の母系の組み合わせに、異種色を強調したスカーレットとは違った血の趣を感じます。天皇賞の馬体を見ているとウオッカ以上に今回は上積みを期待できます。「勝ったも同然だった」と言い放った天皇賞後の四位騎手のコメントに頼もしさを感じました。

怪力サムソンは人気を落としていますが、こういうときは押さえておいたほうがいいのかな。春の天皇賞の長ロングスパートは圧巻でした。年齢を重ねて母系のフォルティノの切れ味が顔を見せ始めたのかもしれません。ペイパルブルは早目に動く馬ですので、じっと内で脚を溜めておくと最後の最後にチャンスが巡ってくるかもしれません。ただ、鞍上の石橋騎手はそのような乗り方を選択しないと思います。鞍上が石橋騎手ならば次走の有馬記念で期待したいと思います。

穴馬にはならないとは思いますが、王拳ブルースリ、アチャ、アチャ、アチャは非常におもしろい存在です。この馬は世間が思っているよりうんと強い馬です。前走の菊花賞のようなレースは並の馬には到底できません。最強と讃えられたAタキオン世代。ジャングルポケットの仔にもこんな強い馬が現れたことをうれしく思っています。グレイソブリンの命脈はこの馬によって保たれ、再び発展していくことでしょう。よかった。母系はあのMrプロスペクターの母、ゴールドディガーなんですね、アチャ、アチャ、アチャ。

その他の招待馬も今年は面白いですね。ただ60'S ICONはペイパルブルより落ちる馬なので買う気は起こりませんでした。名前と血統は素晴らしいのですが・・・。他は大穴としての魅力がある馬たちです。

ウオッカにとって今年のJCが甘くはないのは英国の一流馬と、3歳の超良血馬2頭が彼女の行く手を阻んでいるからなんです。それでもウオッカは、進んでいくでしょう。それでも・・・。

では結論です。
◎ウオッカ
○ペイパルブル
▲王拳ブルースリ
△ディープスカイ
この4頭の3連複ボックスもかって、ビールもかって観戦です。

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Comments

3世代ダービー馬対決、ワクワクしますね!

◎はやっぱりウオッカです。
ディープスカイもウオッカも1,600~2,000mがベストな気がしますが、
ともにダービーを制した馬。東京コースということであれば、
ディープスカイよりスタミナがありそうなウオッカの方を上としました。
ただ、前走の反動とピークだった体調の維持がどこまでできているかは
心配ですね。

〇は一番勢いのあるディープスカイです。
2,400mで厳しいレースを経験していませんが、今なら十分対応できるくらい
強くなっているでしょう。枠も一番いいところに入ったのではないでしょうか。

先輩ダービー馬のメイショウサムソンは、石橋ジョッキーとのコンビ復活が
楽しみですね。海外帰りは条件的には厳しいでしょうが、調教はそんな不安を
感じさせない良い動きだったと思います。

日本馬では菊花賞馬のオウケンブルースリやアサクサキングス、
充実のマツリダゴッホがどこまで食い下がれるかも楽しみですが、
馬券的にはトーホウアランとペイパルブル以外の人気薄の外国馬を買って
みようかなと思っています。

エアグルーヴやヒシアマゾンといった歴史的名牝の成し得なかった
ジャパンカップ制覇、是非ウオッカに頑張ってもらいたいです!

Posted by: onion | November 30, 2008 at 10:48 AM

おはようございます。

日曜の朝はいいですね。今日はJCの朝だから更によい。

ウオッカが鼻差で勝つともっといいですね、オニオンさん。

Posted by: ルドルフおやじ | November 30, 2008 at 11:16 AM

ウオッカにとっては厳しいJCになってしまいましたね。

でも最後にマツリダゴッホを押さえた勝負根性にシビれました。
少しゆっくりして、来年またいい走りを見せてほしいですね。

おやじさんのお手紙、陰ながらまた楽しみにしております!

Posted by: onion | December 01, 2008 at 01:23 AM

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