« いかにも運動神経が良さそうなフィフスペトル:5つ☆ | Main | 有馬記念を勝つために知っておくべき3つのこと »

◎ブレイクランアウト

Jiromaru

ここ最近は、クラシックを目指す素質馬が朝日杯フューチュリティSを回避して、ラジオたんぱ杯2歳Sに回る傾向が強くなってきています。かつてナリタブライアンやバブルガムフェロー、フジキセキ、ミホノブルボンなどが出た時代と比べると、明らかにメンバーに大物感が失われてきていることは否めませんね。今年で言えば、ロジユニヴァースやリーチザクラウンは、昔であれば朝日杯フューチュリティSに出てきている馬たちだったのではないでしょうか。

昨年のゴスホークケンに引き続き、今年も外国馬の◎ブレイクランアウトに本命を打ちます。少し乗り難しい所のある馬なので、武豊騎手が乗ってくるということで安心しました。前走の東京スポーツ杯2歳Sは脚を余したというよりも、馬体が併さってから、あと一歩前に出ることが出来ませんでした。武豊騎手は「ファイトしなかった」という言葉を使っていますが、他馬よりも速く走ることの意味が分かっていないのでしょう。若駒にはよくある話で、ちなみに私も、幼稚園の徒競走で歩いてゴールしたことを今でも親に言われます(笑)。若駒は一戦ごとに成長しますし、乗り方次第でしょう。馬体を併せるのではなく、相手を一気に交わすような乗り方が必要です。

だからこそ、武豊騎手が手綱を握ることこそが勝つための条件となります。武豊騎手は先月の25日に落馬して右腕の尺骨を骨折しましたが、なんと1ヵ月も経たないうちのスピード復帰となります。2002年にも骨盤骨折の重傷で全治3~6ヶ月のところを2ヶ月で復帰したように、その回復力は驚異的ですね。17日に川崎で行われた全日本優駿からも復帰することは可能だったようですが、万全を期すためにここ一本に絞ってきました。年内一杯は休養しても良さそうですが、こうして1日でも早く戻ってくるというのは、ブレイクランアウトやメイショウサムソンで勝てると思っているからというような浅い理由ではなく、ひとつでも多くのレースに乗って、もっといい騎手になりたいという強い信念があるからです。武豊騎手が日本一のジョッキーたるゆえんでもあります。

フランスの魔術師ルメールが跨るフィフスぺトルも面白い存在です。新種牡馬キングカメハメハの産駒として初重賞を父にプレゼントしました。父のようにスケールの大きな馬ではありませんが、小柄で運動神経がいいというのが第一印象でした。函館2歳Sは三浦皇成騎手の好騎乗もありましたが、1頭だけ若駒離れした落ち着いたレース振りでしたね。ただ、前走は休み明けとはいえ、少し入れ込んでいたことと、最後の直線で伸び切れなかった走りに不満を感じました。1200→1400mと使ってきてのマイル戦だけに、道中厳しいペースになりがちであることも含め、スタミナに若干の不安を抱えていることは確かです。絶好調のルメール騎手が、どのようにスタミナを温存し、スピードを爆発させるのか楽しみです。

好枠の1番枠を引いたミッキーパンプキンが逃げそうですね。ペリエ騎手の技術を持ってすれば、途中で息を入れながら速いペースで引っ張ることも可能です。ミッキーパンプキンの馬体や走法からしてもビュッと切れる馬ではないので、ため逃げをするよりも、ある程度引っ張って、この馬の地脚の良さを生かす乗り方をしてくるのではないでしょうか。それでも勝ち切れるイメージはないのですが、勝ち負けになりそうなぐらいの見せ場は作れるだけの能力は持っています。

シェーンヴァルトは、ジャングルポケット産駒らしいバランスの良い馬体で、追ってからも伸びそうですね。デイリー杯の勝ち馬の不振が目立つのは、逃げて楽に勝ってきた馬が多いからで、この馬はしっかりと差して勝っていますから心配ないでしょう。道中の流れが厳しくなり、最後の直線に坂があるので苦しいレースになることは確かですが、乗り方次第で上位争いは可能です。北村友一騎手が世界のビッグネームの中で、どれだけの手綱捌きを見せられるのでしょうか。北村友一騎手にとっては、大きなチャンスになるはずです。


関連リンク
「ガラスの競馬場」:武豊の雪辱

現在のランキング順位はこちら

|

Comments

久しぶりの投稿です。

『武豊騎手は「ファイトしなかった」という言葉を使っていますが、他馬よりも速く走ることの意味が分かっていないのでしょう。若駒にはよくある話で、ちなみに私も、幼稚園の徒競走で歩いてゴールしたことを今でも親に言われます(笑)。若駒は一戦ごとに成長しますし、乗り方次第でしょう。馬体を併せるのではなく、相手を一気に交わすような乗り方が必要です。』


全く同じ意見です。

ブレイクランアウトの最終追い切りをVTRで前2頭を追い掛けて行きゴール前で間を一気に抜き去る調教を見た時に、本命はこの馬で決まりだと確信しました。若駒ゆえにこの調教が必ず実戦で生かされると思います。

Posted by: 碧音一番星 | December 21, 2008 at 11:00 AM

碧音一番星さん

お久しぶりです。

今日の朝日杯はなかなか見応えのあるレースでしたね。

武豊騎手の騎乗には不満はありますが(笑)、騎手の乗り方ひとつで勝敗が決するという競馬の醍醐味が伝わってきました。

岩田騎手もルメール騎手も上手いです。

さて、今週はオーラス有馬記念です。

昨年の1、2着馬が人気になりそうですが、果たしてどんな結末が待ち構えているのでしょうか。

楽しみですね~。

Posted by: 治郎丸敬之 | December 22, 2008 at 01:07 AM

Post a comment