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◎カジノドライヴ

Jiromaru

突然ですが、皆さんにクイズです。

「カネヒキリ、カジノドライヴ、フェラーリピサ、サクセスブロッケンにはあって、
ヴァーミリアンにはないものはなんでしょうか?」


なぞなぞではありませんよ。
すぐにピンと来た方は、血統に相当に詳しいですねぇ。
あっ、ヒントを言ってしまいました。

それでは、もう一度お聞きします。

「カネヒキリ、カジノドライヴ、フェラーリピサ、サクセスブロッケンにはあって、
ヴァーミリアンにはないものはなんでしょうか?」

答えは…、ジャカジャカジャーーーン!

はい、そうです、デピュティミニスターの血です。

今年のフェブラリーSにおける有力馬(人気馬)5頭のうち、4頭にデピュティミニスターの血が流れているんですよ。これはある意味凄いことだと思います。サンデーサイレンスであれば日常的なことかもしれませんが、デピュティミニスターですからね。ダート競馬にフィットする高い能力をどれだけ産駒に伝えているかが分かります。デピュティミニスターの代表産駒といえばフレンチデピュティがその1頭で、そのフレンチデピュティからクロフネが誕生しました。クロフネのダートでのあの圧倒的な強さはデピュティミニスターの遺伝によるものでしょう。

昨年のJCダートで見事復活を果たしたカネヒキリも、ダートのディープインパクトと呼ばれるほどのダート巧者です。G1レース2006年のフェブラリーSの時、勝利したカネヒキリに対して、血統評論家の水上学さんがひと言、「カネヒキリはデピュティミニスターですね」と言ったことを覚えています。まさに水上さんの言う通りで、カネヒキリっておよそフジキセキらしくない馬で、他のフジキセキ産駒とは毛色が違うなあ(あらゆる意味で)と思っていたのですが、カネヒキリは母父デピュティミニスターの血が色濃く出ている馬なのですよね。

もしカネヒキリが今回のフェブラリーSを勝つことがあれば、G1レース8勝という大記録を樹立することになります。現在の記録はシンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクト、ブルーコンコルドの7勝です。こういう記録というのは達成されないことがほとんどです。ブルーコンコルドも8勝に王手をかけながらも、あと1勝が出来ていません。なぜかというと、7勝という数字に深い意味があるからだと思います。サラブレッドの壁がこの7勝という数字に表れているのです。激しく厳しいレースを7回先頭で駆け抜ける頃には、サラブレッドの肉体と精神は限界に達してしまうのでしょう。神の見えざる手が働くと言っても過言ではありません。王選手の年間55本の本塁打記録もなかなか破られませんよね。果たして、カネヒキリは神の領域に脚を踏み入れることができるのでしょうか。心から応援したいと思います。

それでも本命は◎カジノドライヴに打ちます。いかにもアメリカ血統らしい構成で、ご存知のとおり、半兄にベルモントS馬であるジャジル、半姉にベルモントSとケンタッキーオークス馬であるラグズトゥリッチズがいます。父マインシャフトはイギリスからアメリカに転厩してG1レースを4勝してエクリプス賞の年度代表馬を受賞した名馬です。その父はエーピーインディで、さらにその父はシアトルスルーですね。まさにダートの権化のような血統ですが、その中でもデピュティミニスターの名前はひときわ輝いています。

ドバイワールドカップに直行せずここを使ってくる以上、恥ずかしい競馬は出来ないでしょうし、勝ち負けになる状態と踏んでの出走でしょう。私自身もこの馬の潜在能力を計りかねるところはありますが、陣営の志の高さを買いたいと思います。JCダートは遠征帰りにもかかわらず無理をして使ったようなところがありましたが、今回は十分な間隔を開けつつ、前走をひと叩きしているだけに、東京大賞典や川崎記念と使い込んでいる馬に比べてフレッシュであることは確かです。前走のマイナス体重は心配ですが、ようやくみっちりと調教をつけられるような状況になり、走られる体つきになってきたということなのではないでしょうか。もしそうでなければ、さすがにここを使わずに、間隔を開けてドバイへ直行するはずです。ダート馬らしくないすっきりした馬体を見るにつけ、もしここを勝つようならば、ドバイでもひょっとしたらひょっとするぞ思わせられます。

サクセスブロッケンは父シンボリクリスエス、母父サンデーサイレンスと、普通に考えれば芝の長距離向きの血統です。伸びやかな馬体を見ても、芝の方が走りそうな形です。にもかかわらず、サクセスブロッケンがダートで驚異的な強さを発揮するのは、これもデピュティミニスターの血が母母父に入っているからです。母母父でこれだけの影響を与えるのですから、恐ろしいまでの遺伝力ですね。

昨年秋シーズンは、古馬の壁にぶち当たったようなレースが続きましたが、サクセスブロッケン自身がベストな状態ではなかったと思います。ダービー後に東京ダービーを使ったことが尾を引いているような気がします。完全に体調が底をついた状態で休養に入りましたので、秋までにうまく回復できていなかったことに加え、JBCクラシックでは小回りのレースで急かされるような競馬になって、馬に我慢が利かなくなってしまいました。その結果、JCダートでも、続く東京大賞典、川崎記念でも行きたがってしまい、本来の力を発揮できていないレースが続いています。ただ、馬体を見る限りにおいては、ここに来てようやく体が回復してきていますので、気持ちの余裕が取り戻せれば、歴戦の古馬にも力で見劣りすることはありません。

フェラーリピサは上記3頭と異なり、父系にデピュティミニスターの血を内包していますね。さすがにダート戦は16戦7勝で2着5回という堅実な成績です。それにしても、根岸Sは完勝でした。休み明けとは思えないほどの手応えで直線を向いて、追い出してからもしっかりと伸びていました。昨年の秋シーズンは顔面神経痛という病気で棒に振ってしまいましたが、このフェブラリーSに臨むにあたっては、かえってプラスに出るのではないかと思います。昨年の秋シーズンからずっと使い詰めで来た馬たちは調整が非常に難しいのですが、この馬は前走を叩いて、パーフェクトな体調で走れるはずです。

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Comments

こんにちは。
遅れましたが明けましておめでとうございます(今年初の書き込みなので…)
今年もよろしくお願いします。

まだまだG1は来ない・・・と思っていましたが、
あっという間に来てしまいました。

フェブラリーSは現時点の日本ダートの最高峰の馬達が集まりました。
(スマートファルコンはいませんが・・)
かなりレベルの高いレースが見られると思います。

本命はエスポワールシチーで行きます。
この馬は前走で連勝が止まりましたが、勝った馬は
ワンダースピードでした。ワンダーは典型的な前哨戦ホースですので、
負けたのはある意味仕方なかったのかもしれません。
まだまだ底を見せていませんし、一発に期待してもいいかと思います。
○はカネヒキリで。この馬の能力は説明しませんが、本命にしなかった理由を。
まず年齢です。このレースは7歳馬が勝てないレースなので、どこまで行けるかが不安、
次に枠。1枠は絶対に不利ですね。この馬は芝スタートだと出負けするので包まれる危険が…
これらを克服すれば偉業達成できるはずです。
▲はヴァーミリアンで。追い切りがどうのこうの言われて
いますが、やらなかったわけではないので問題なしとみます。
△は東京コースに良績があるサンライズ、バンブー、キクノ、アドマイヤ、フェラーリで。
それとまだ未知な面が多いカジノは単勝だけ買って応援します。

世代交代かそれとも王者の威厳を見せつけるか
今日のレースはいろんな面で楽しみです。

Posted by: keigo | February 22, 2009 at 02:19 PM

見事にデピュティミニスターのワンツースリーでしたね(^^)

本当にこの血統はダートでの底力が抜群なのだと感じました。
そういえばあのカーリンも母父はデピュティミニスター、
うーん・・・ますますカーリンにそっくりな
血統のブレイクランアウトのダートでの走りを
観てみたくなりました(^^)

来年はゴールドアリュールにデピュティミスターという馬が
デビュー予定、密かにダートでの大爆発を期待しています♪

Posted by: けん♂ | February 22, 2009 at 08:23 PM

keigoさん

こんばんは。

あっ、あけましておめでとうございますですね(笑)

keigoさんのお見立ての通り、エスポワールシチーは好走しましたね。

前走をひと叩きして、体調が上向いていたことや、ペースは速かったものの、気持ち良く走られたのが原因だと思います。

カネヒキリも最後までよく頑張りましたね。

内からの発走で、ポジションが苦しかったのが可哀想でしたね。

それでも、この馬は本当に強い馬だと思いました。

今年初めてのG1で、これだけ熱い闘いを観ることが出来て、最高の日曜日でしたね。

それでは、今年もまた共に競馬を楽しみましょう!

Posted by: 治郎丸敬之 | February 23, 2009 at 12:50 AM

けん♂さん

はい、掲示板独占はかなり自信ありました。

それでも、肝心の単勝がね(笑)。

デピュティミニスターはダートのしかもスピードレースに強い血統なのでしょうね。

そういえば、昨年のドバイの覇者カーリンもそうでした。

日本のブレイクランアウトは果たしてどのような道を辿るのでしょうか。

NHKマイルでちょっと足らずで、ユニコーンSで爆発ですかね。

それにしても、今年初めてのG1レースがこんな熱い闘いになって、本当に素晴らしい日曜日でした。

やっぱり競馬って楽しいですね!

Posted by: 治郎丸敬之 | February 23, 2009 at 12:56 AM

治郎丸さん、こんばんは。

デピュティミニスター、お見事です。
僕はシアトルスルーのワン・ツーで楽しめたり、ちょっと悔しかったり…

でも、素晴らしいレースを堪能できました。

今回のエントリー、変な所に反応してしまったのですが、
治郎丸さんは僕と同様、GⅠレースの勝利数を●冠とは言わないのですね。

僕は以前から、冠の付くレースはクラシックだけと思っていて、よって数字は「三」までと思っています。

それが、ルドルフの頃からか、五冠とか、六冠とか、果ては合わせて●冠ベビーとか…困ったものだと思っていました。

マスコミは簡単に煽れるので、楽なのでしょうが。
ガンコ(笑)なオヤジには、馴染めません…


Posted by: Quina | February 23, 2009 at 01:10 AM

Quinaさん

ご無沙汰しております。

今年のフェブラリーSは本当に素晴らしいレースでしたね。

録画で観たのですが、壮絶な叩き合いに思わず立ち尽くしてしまいました。

サクセスブロッケンとカジノドライヴだけではなく、内田博幸と安藤勝己の叩き合いも凄かった!

私もクラシック以外で5冠とか6冠とか言うのは、あまりピンときません。

日本語と同じように、多くの人々に使われているとそれがスタンダードになるのかもしれませんが、やはりピンときませんね。

私でさえそうなのですから、競馬歴●●年のQuinaさんが馴染めないのも当然だと思います。

そろそろ春のクラシックの香りが少しずつし始めましたね。

Posted by: 治郎丸敬之 | February 23, 2009 at 11:28 PM

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