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気迫で逃げ、気合で差し返した

Takamatumiya09 by fakePlace
高松宮記念2009-観戦記-
前半33秒1、後半34秒9といった前傾ラップにもかかわらず、レース全体としてはスローに流れたように感じてならない。開催6日目であること(例年は10日目)によって、芝の傷みが比較的少なく(特に向こう正面は馬場が絶好)、前が非常に止まりにくい馬場状態であった。さらにレースの流れが中盤から落ち着いたことで、後ろから行った馬では勝負にならないレースとなった。全てにおいて恩恵を受けたローレルゲレイロが、まんまと逃げ切った。

勝ったローレルゲレイロは、スタートしてから先頭を取り切れたことが大きい。香港遠征を経て、レースを2度叩き、馬がピークの状態に仕上がっていたこと。また、最初からハナを奪うという決め打ちが出来たことが勝因である。8分程度の仕上がりであった阪急杯でも3着以下に3馬身以上の差を付けているのだから、今回のように馬場や展開に恵まれれば、勝つチャンスは十分にあったということだろう。父キングヘイローと同じ5歳での勝利となり、大外から豪快に追い込んだ父に対し、ローレルゲレイロはスタートからゴールまで逃げ切った、対照的な勝利であった。

それにしても、藤田騎手がハナを主張した時には、意外にも流れが落ち着く。レース前からの口撃のようなものがあるとは思わないが、絶対にハナを取ってやる、下手に絡んでくる奴は許さないぞという無言の圧力がほとばしっているような騎乗であった。ショウナンカンプで逃げ切ったレースは馬のスピードで逃げ切ったが、今回は男・藤田伸二の気迫で逃げ、気合で差し返した逃走劇であった。

惜しくも春秋スプリントG1制覇を逃したスリープレスナイトだが、この馬のスプリンターとしての資質は十二分に示した。仕上がりは悪くなかったが、最後の最後で差し返されてしまったのは、やはり休み明けの影響である。最後の一歩を後押しする心臓までが出来上がっていなかったということに尽きる。どこかでひと叩き出来ていれば、違った結果が出ていたはず。スピードとパワー、そして最後まで走り切る精神力と、過去の名スプリンターと呼ばれた馬たちと比べても、この馬が劣ることはどこにもない。とはいえ牝馬だけに、今後も細心の注意を払ってケアしてもらいたい。

後方から突っ込んできたソルジャーソングやトウショウカレッジ、コスモベルは、勝てる競馬にはならなかったが、内枠と自身の好調を利して見せ場を作った。特に内田博幸騎手との追い比べを制した北村友一騎手にとっては、大きな自信につながる3着だろう。これから先、もっと活躍が見込めるジョッキーである。反対に、出脚がつかず、大外を回して届かなかったファリダットは、もう少しうまく捌けていればと思わせられた。人気を背負っているだけに外を回してしまうのだろうが、それにしても前半のロスがあった以上、後半はもっと思い切ったコース取りをしても良かったのではないか。

有力馬の凡走も目立った。ビービーガルダンは前哨戦の圧勝が嘘のような走りで、見せ場すら作れずに終わってしまった。行き切るならともかく、番手で競馬をしたかったビービーガルダンにとっては、外枠が予想以上に堪えた。左回りが初めてということもあったのだろうが、あれだけ外々を回されては苦しい。アーバニティは4コーナーでゴチャついてしまい、レースの流れに乗り切れなかったが、最後まで一度もガツンと来るところもなかった。前走を連闘で勝ったことによる目に見えない反動があったのかもしれない。キンシャサノキセキは見事なレース運びで、勝ちパターンに乗っていたが、最後は馬が止まってしまった。前回の負け方を含め、以前の勢いが感じられず、ピークを過ぎてしまった印象を受ける。昨年の覇者ファイングレインも全く伸びを欠いた。体調自体は問題ないのだが、血統的に強いクロスを持っている馬だけに、精神面での難しさが出てきてしまっているのだろう。

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◎アーバニティ

Jiromaru

WBC(ワールドベースボールクラシック)を日本が2連覇しましたね。私は小学生の頃からずっと野球をやっていたので、日本の野球が世界で勝つと、まるで自分のことのように嬉しいです。3年前の第1回大会の時もそうだったし、昨年オリンピックで負けた時は自分のことのように悔しかったです。別に私が選手として戦ったわけではなく、関係者として携わったわけでもないのですが、日本でずっと野球をやってきた自分が認められたような気持ちになるのです。

この感覚は、ディープインパクトが凱旋門賞に出走した時にも味わいました。レースの日が近づくにつれ、もしかするとディープインパクトなら勝てるのではという思いは日に日に強まり、いつの間にか日本の競馬が世界を制するのではないかという夢を見ていました。この時の私の想いは、野球の場合よりもっと複雑で、日本の競馬が世界で認められれば、競馬ファン以外の一般の人々にも日本の競馬の素晴らしさを知ってもらうことができ、さらに競馬ファンの私も世の中に認めてもらえるかもしれないという気持ちがあったような気がします。競馬なんて…と言われ続けてきた世代であればあるほど、この複雑な想いは分かっていただけるのではないでしょうか。

「わたしの勝手な思い込みかもしれませんけども、世界に日本馬のレベルが上がっていることを見せることが、生産者や競馬サークルの人やファンが望んでいることだと思うんです」と角居調教師はある雑誌で語っていましたが、まさにその通りだと私は思います。そうすることで、あらゆる形で競馬に携わっている人々が自分に対して誇りを持てるようになるのだと思います。

さて、日本では日曜日に高松宮記念が行われます。昨年の優勝馬であるファイングレインと2着馬キンシャサノキセキ、スプリンターズSの勝ち馬スリープレスナイトや前哨戦を圧勝したビービーガルダンなど、屈指のスプリンターが揃い、こちらも熾烈な争いが繰り広げられそうです。

そんな中でも、本命は◎アーバニティに打ちたいと思います。レガシーオブストレングスの仔なんですね、この馬。姉妹馬であるスティンガーやサイレントハピネスはもちろんのこと、競馬ファン歴の長い方であれば、レガシーオブゼルダという名前を聞いたことがあるかもしれません。私が競馬を始めてまだ日が浅かった頃の馬ですから、あれから随分と年月が流れました。それでこうしてG1レースに仔を送り込んでくるとは、何という繁殖牝馬なのでしょう。高齢になって出産した仔の中から、重賞レースで活躍する馬を出すのは本当に難しいのです。Quinaさんによると、もしアーバニティが勝つようであれば、産駒のGⅠ勝利の最高齢出産記録となるそうです。

それはさておき、この馬の強みは1200m以上の距離で走られるスタミナを有していることでしょう。さらに、マイル前後の距離を使われてきたことにより、走るリズムがスプリント仕様になり切っていないことも、こと高松宮記念などのスプリントG1においてはプラス材料です。序盤、他馬が力んでトップスピードで走ってしまうペースの中で、どれだけタメを利かせつつ自分のリズムで走られるかどうかが最後の勝敗を分けるからです。また馬体も素晴らしいですね。パーツパーツが伸びやかでバランスが整っていて、一点の曇りもない毛艶の良さです。前走は連闘での勝利だっただけに疲れが心配されましたが、追い切りの動きもスムーズで、ここにきて充実期を迎えたようです。馬場状態の見極めが難しいのですが、外枠がプラスになるようであれば、ゴール前での差し切り勝ちを期待してもよいのではないでしょうか。

現在5連勝中のスリープレスナイトが素質の面では最上位です。普通に走れば、桁違いの能力で圧勝してしまうでしょうが、今回に限ってはどうでしょうか。この馬が勝つためには、休み明けとポジションという2つの要素をクリアしなければなりません。スプリンターズSを勝った後に蕁麻疹が出たのは、それだけ疲労が蓄積されていたということです。見た目には圧勝続きでしたが、やはり勝ち続けるということは簡単なことではありません。一旦、完全に馬体を休めて(緩めて)からの再調整になりますので、フレッシュである反面、連勝時のようなピークの状態にないことは明らかです。

もうひとつ、ポジションの問題ですが、この馬は前向きな気性と生来のスピードにより、先行することになるはずです。それほど切れる脚がないことを考えると、早めに外目に出しておきたいとジョッキーは思うはずです。そうなってくると、直線で良い末脚を持っている馬に差されかねないということです。高松宮記念は直線の短い中京で行われるにもかかわらず、差し脚の生きるレースですので、先行して押し切れるかどうかは疑問ですね。もちろん、ここを押し切るようであれば、この馬の非凡さがより強調されることになるでしょう。ポジションに関して言えば、ビービーガルダンやローレルゲレイロにも同じことが当てはまり、ペースが速くなり、道中が厳しい流れになりやすいG1レースにおいては、よほどの力がない限り、押し切り勝ちは難しいのではないでしょうか。

ビリーヴの仔であるファリダットは、マイル以上のG1レースでは底力が足りないという典型的な馬です。スズカフェニックスのようなイメージですね。逆に言えば、スプリントのG1であればタイトルを獲れる可能性はあるはずです。ただ、馬体を見ると、まだ幼さを残す未完成のそれですので、本格化にはもう少し時間が掛かるかなと私は見ていますが、どうでしょうか。同じことはキンシャサノキセキにも言えて、マイル以上のG1レースでは底力が足りないので、この馬がもしG1を勝てる可能性があるとすれば、それはスプリントG1以外にはありません。とはいえ、臨戦過程を見ると、以前の勢いが感じられず、昨年あたりがピークだったかと邪推してしまいます。

昨年の覇者ファイングレインは、前走の阪急杯の凡走が意外でした。昨年のマイルCSで見せ場を作り、体調的に上向きになってから休養に入ったので、この春には大いに期待をしていました。それだけに、いくら59kgを背負っていたとしても、前走の惨敗には首をひねらざるを得ませんでした。ひと叩きして、大きく変わった気配もありませんので、一変を望むのは難しいかもしれませんね。

トウショウカレッジは、前走の阪急杯では脚を余してしまいました。香港に行った影響もあるのか、帰国後はなかなか良い動きをするようになりました。7歳で馬が変わるということは考えがたいのですが、体つきを見ても、余計な部分がそぎ落とされて、走られる状態になってきています。内枠を引いて、鞍上には内田博幸騎手を迎え、穴っぽい気配が漂いますね。ドバイに出走するウオッカと母系を同じくするのもまた不気味です。

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非の打ち所がないアーバニティ:5つ☆

アーバニティ →馬体を見る
とても短距離馬とは思えない、各部に伸びとゆとりのある馬体。
全体のバランスや筋肉のメリハリ、表情、どれをとっても非の打ち所がない。
Pad5star

アーバンストリート →馬体を見る
芦毛のため評価が難しいが、馬体全体のバランスは申し分ない。
あえて挙げるとすれば、筋肉のメリハリに欠けるため迫力不足という点か。
Pad3star

キンシャサノキセキ →馬体を見る
馬体だけを見れば、もう少し長めの距離にも対応出来そうな伸びがある。
ただ、年を重ねても、筋肉の付き方に若干の物足りなさがあるのは確か。
Pad3star

スループレスナイト →馬体を見る
牝馬とは思えない、力強さに溢れたパワー型の馬体。
休み明けになるが、表面的な仕上がりはスプリンターS時と遜色ない。
Pad4star

トウショウカレッジ →馬体を見る
おやっと思わせられたのがこの馬で、ここに来て良い方向での変化が見られる。
力強さを残したまま、馬体に素軽さが増し、絶好調の出来にある。
Pad4star

ドラゴンファング →馬体を見る
小ぢんまりとまとまった馬体には、力強さが感じられない。
さらなる成長は見込めるが、現時点でこのメンバーに入ると苦しいだろう。
Pad2star

ビービーガルダン →馬体を見る
雰囲気のある青鹿毛馬で、鎧をまとっているかのような筋骨隆々の好馬体を誇る。
物足りなさを感じるとすれば、トモの筋肉が全体の中で見ると薄いか。
Pad4star

ファイングレイン →馬体を見る
休み明けを叩いて体調は上がってきているはずだが、今いちピンとこない。
年齢的なものなのか、絶好調だった昨年時のシャープさに欠ける。
Pad3star

ファリダット →馬体を見る
いかにも勝気な気性であることが表情から伝わってくる。
馬体には幼さを残しているので、もう少しメリハリがついてくるとベター。
Pad3star

ローレルゲレイロ →馬体を見る
鍛え抜かれた上半身や毛艶の良さからも、調子の良さが伝わってくる。
ただ、誰の目にも腰高に映るように、全体の馬体のバランスがあまり良くない。
Pad3star

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中京1200m

Chukyo1200t1

向こう正面を延長した2コーナー地点のポケットからのスタート。第1コーナーである3コーナーまでの距離が486mと長いため、ペースが非常に速くなりやすい。また、平成5年の馬場改造で洋芝(イタリアングラスのオーバーシード芝)となり、力のいる馬場となったことに加え、4コーナーのバンクの傾斜が緩くなったことにより、直線に向いてから馬群が広がりやすくなった。これらのことから、逃げ馬が流れ込むには厳しく、「後方から行って差し脚のある馬」に有利なコースである。

中京競馬場のコーナーは非常にきついため、騎手のコーナリングの技術が問われる。特に、スピードに乗らんとしている4コーナーの回り方は重要で、大外を回してしまってはコースロスが大きい。内ラチ沿いの馬場が荒れている場合は、平成12年のキングヘイローや、平成17年のアドマイヤマックスのような大外一気もあり得るが、理想としては、3、4コーナーは内でジッとして、直線に向いて馬群がバラけてから追い出すという形が理想的だろう。

高松宮記念はAコース(幅員28m)を使用するが、フルゲートになると、極端な内と外の枠順は不利である。もしスタートでダッシュがつかなかった場合、内すぎると、終始包まれたまま終わってしまうことになるし、外すぎると、終始大外を回らされてしまうことになるからだ。

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信じ続けること

Jiromaru

高松宮記念の過去の勝ち馬を見渡してみると、ビリーヴという馬だけが、私にはどうしても違った意味合いを持って浮かび上がってきます。スプリンターズSと高松宮記念を制した名牝にして名スプリンターというだけではなく、その名前に宿る魂(たましい)のようなものを感じてしまうのです。

私がビリーヴという名に取り憑かれてしまったのは、まさに彼女がスプリンターズSを勝った時でした。実はこの年のスプリンターズSは、中山競馬場が大規模な改修工事を行っていたため、新潟競馬場で行われました。当時、暇をもて余していた私は、競馬仲間を誘い、彼の車に乗せてもらって生まれて初めて新潟に行ったのです。温泉に入り、絶品のウナギを食べ、美味しそうに地酒を飲む友を眺め(私は酒が飲めないのです)、「セントウルSであれだけの勝ち方を見せられては、明日はビリーヴで仕方ないかな」と語りました。ビリーヴは1番人気になることが予想されたのですが、どちらかというと競馬にかこつけて新潟に行くのが目的でしたので、馬券で旅費を取り戻そうなんて魂胆は毛頭ありませんでした。

新潟競馬場初のG1レースということで、当日の混み様は想像を絶するものでした。下手をすると、東京競馬場で行われるG1レースよりも人が多かったように感じました。車で乗り付けてしまった私たちは、駐車場を探すのもひと苦労で、まるでパドックのように競馬場の周りをグルグルと1時間近く巡回した後、結局、民家がここぞとばかりに提供する庭先に1万円近い駐車料金を払って止める羽目になってしまい、愚痴を言い合いながら競馬場まで歩きました。このあたりから私たちの歯車は少しずつ狂い始めていたのかもしれません。

競馬場に到着した私たちは、まるで初めて競馬場に来た大学生のようにあちこちを探索し、他の競馬場とも大きな違いはないことを確認すると、ようやく馬券に集中し始めました。パドックを見て、返し馬をチェックして、競馬新聞に見入って、馬券を買い、レースを見る。午前中のレースからこられの作業を繰り返していると、明らかな傾向が見て取れたのでした。逃げ馬や先行馬など、前に行った馬がほとんど勝っているのです。秋のG1とはいえ、まだ野芝が絶好の状態を保っていることや、直線が平坦であることも含め、前が止まりにくい馬場だったのが理由でしょう。レースを追うごとに、私の意識は前へ前へと行くようになりました。メインレースであるスプリンターズSが始まる頃には、どの馬が逃げるのだろうと考えている私がいました。

最終的に、私はショウナンカンプの単勝を買いました。考えれば考えるほど(今となれば愚かな網羅思考なのですが)、前年のショウナンカンプの鮮やかな逃げ切り勝ちが思い起こされ、この馬が逃げたら今日の馬場では止まるはずはないとまで思い込んでしまったのです。もちろん、ビリーヴが思っていた以上に人気をしていて、妙味がなくなっていたということもありました。駐車料金を取り戻したいという打算も働いていたのでしょう。結果はご存知のとおり、武豊騎手に導かれたビリーヴは、ショウナンカンプ、アドマイヤコジーンという牡馬G1馬2頭を内からスルスルと差し切り、勝利を収めました。

帰りの車中で、私は観戦記を書きながら、「ビリーヴか…。ビリーヴを信じられなかったなぁ」と呟きました。そして、観戦記のタイトルは、シェイクスピアのハムレットをもじって、「To believe or not to believe」としました。信じるか信じないかそれが問題だと。私はビリーヴの強さを信じることが出来ず、前に行った馬が止まらないというトラックバイアスに囚われてしまっていたのでした。評論家の小林秀雄は自身の講演で、「信ずるということは諸君が諸君流に信じるということで、知るということは万人のごとく知るということ。人間にはこの2つの道がある」と語りましたが、私はビリーヴを信じることが出来ず、万人のごとく知るという道を選んでしまったのでした。

競馬や馬券は自分流に信じることが大切ですよね。自分流に信じることが出来るかどうかを問われているとも言えます。いや、競馬や馬券だけではないのかもしれません。私がこうして生きている中で、ほとんど毎日が後悔の連続で、その後悔はやはり自分流に信じられなかったというものばかりです。成功は曲がり角を曲がったすぐ先にあるのに、自分流に信じられなかったことで、その角を曲がらずに来てしまったことがこれまでたくさんあったかなぁと。今は、信じることよりも、信じ続けることの方がもっと大切だと信じています。もし一度信じることが出来かったとしても、信じ続けることが出来れば、私たちはいつか成功の曲がり角を曲がれるはず。ビリーヴは翌年の高松宮記念で、私たちにそう教えてくれたのでした。


高松宮記念での復活には本当に驚かされました。


関連リンク
「ガラスの競馬場」:稀有
「ガラスの競馬場」:To believe or not to believe

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高松宮記念を当てるために知っておくべき3つのこと

Takamatsu1

■1■差し馬有利の展開に
中京競馬場は小回り、直線に坂がなく平坦であるため、本来は圧倒的に先行馬が有利なコースであるが、最後の1ハロンでスピード自慢の先行馬の脚が止まり、スタミナを備えた差し馬がゴール前で逆転するという展開のレースになりやすい。

「差し馬有利」の状況は、ラップタイムからも一目瞭然である。過去6年間の前半後半3ハロンのラップタイムは以下のとおりである。
       前半 ― 後半
平成13年 33.5―34.9 (前後半の落差1.4)
平成14年 32.9―35.5 (前後半の落差2.6)
平成15年 32.9―35.2 (前後半の落差2.3)
平成16年 32.9―35.0 (前後半の落差2.1)
平成17年 33.3―35.1 (前後半の落差1.8) 
平成18年 33.7-34.3 (前後半の落差0.6)
平成19年 33.8-35.1 (前後半の落差1.3)
平成20年 33.4-33.7 (前後半の落差0.3)

ほぼ毎年、前半が速くて後半が掛かるという、典型的な前傾ラップである。「短距離の差し馬」という格言があるように、基本的にスプリント戦は差し馬有利な前傾ラップになることが多い。特にG1のスプリント戦となると、スピードのある馬が揃い、前半のポジション争いが厳しくなるため、どうしても上がりの掛かる展開となるのは避けられない。

それに輪をかけるのが、3~4コーナーの曲がりのキツさである。逃げ馬・先行馬が直線の短さを生かして流れ込もうとしても、3~4コーナーの曲がりがキツく、どうしても多少のブレーキがかかってしまう。直線に向いてから、馬群が膨らんでヨーイドンのレースになるので、さらに瞬発力のある差し馬に有利なレースとなるのである。

つまり、高松宮記念は、見た目以上に差し脚が生きるコースである。G1スプリント戦の性格に加え、コース形態がスピードとスタミナを兼ね備えた強い差し馬に有利に働くということだ。直線が短く、坂がない先行馬有利なコースというイメージを捨て去って予想に臨むべきである。

■2■馬場の不利、枠順の不利
開幕最終週の馬場の傷みは、コースの内外による有利不利を生み出してしまうこともある。平成12年のキングヘイロー、13年のトロットスター、17年のアドマイヤマックスと、大外を回った馬が勝利したように、今後も内側が傷んで走りにくいという馬場設定になってしまう可能性は大きい。

さらに、中京競馬場はコース幅が狭くカーブもきついため、枠順の内外も考慮に入れるべきである。枠順の内外が不利につながるケースとして、以下の2つが考えられる。

☆ケース1
テンのダッシュが速くない馬が内枠に入ると、外から速い馬に来られ、包まれてしまい何も出来ずに終わってしまう。
☆ケース2
外枠を引いた馬が、内に入れるヒマもなく、終始外々を回されて終わってしまう。

このように、どの枠順を引いて、馬場のどこを通って来られたかによって、勝利の行方は左右されることになる。ゲートを出てみないと、どうなるか分からないことも多い。

しかし、全体的に見ると、よほど極端な枠順を引かない限り、スピードとスタミナを兼ね備えた強いスプリンターが勝つことのできる舞台であるといえる。

■3■5歳馬が有利
高松宮記念が3月に移行された過去9年間における、年齢別の成績は以下のとおり。

4歳   【1・2・1・38】 勝率2%
5歳   【6・4・3・30】 勝率14%
6歳   【2・2・4・33】 勝率5%
7歳以上【0・1・1・33】 勝率0%

勝率だけを見ても、5歳馬が圧倒していることが分かる。勢いのある4歳馬が、充実の5歳馬にねじ伏せられてしまうという形になりやすい。6歳以上の馬になってくると、スピード不足を露呈してしまうのか、年齢と共に勝率は下がっていくことになる。スピードとスタミナを兼ね備えたスプリント能力を問われるということだ。

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あなたにとっての伝説のレースは?

Legendrace
Special photo by fakePlace

誰にとっても心に残る伝説のレースがあるはずで、それは一人ひとり違うはずです。そのレースがなぜかいつもあなたの心の奥深くにあって、そのレースの名前を聞くだけで、あの時代のあの日のことが思い出されてしまうようなレース。競馬について話そうとすると、いつの間にか熱く語ってしまうレース。それが名勝負を超えた伝説のレースです。

伝説のレースとなった天皇賞秋の壁紙無料プレゼント企画のアンケートにて、皆さまから教えてもらった「伝説のレース」をここに分かち合いたいと思います。スペシャルウィークとグラスワンダーがハナ差の勝負を演じた有馬記念、ウオッカが勝ったダービーという声も多かったのですが、最も投票の多かったレースについては、私の思い出と共に後日語りたいと思います。どのレースだったかはお楽しみに。


「あなたにとっての伝説のレースは?」

2007年の東京優駿
オグリキャップの有馬記念、サイレンススズカの毎日王冠、近年ではディープインパクトのレースも心に残る大切な思い出ですし、今回の天皇賞(秋)も素晴らしかった。でも、私にとっての伝説のレースは「ウオッカのダービー」です。最後の直線、若さゆえか右に左にヨレて走る牡馬達を尻目にだた一頭真っ直ぐに駆け上がりそのまま先頭を切ってゴールしたウオッカの姿には本当に感動しました。涙が出るほど美しかったし、勇気をもらいました。私事ですが、病気治療中で色々問題も抱えている状況の為、馬達の走りにはいつも励まされている様に思いますが、このレースは格別でした。現在も転移・再発に怯える身ですが、ウオッカの頑張る姿を見る度に、健康を取り戻してライブでレースを観たいと強く思います。
Yさん

2008天皇賞 秋、2007日本ダービー
私は競馬暦が2年程でして、最近のレースになってしまうのですが、どちらもウオッカが素晴らしい勝利で決めてくれたレースで感動しました。ダービーではTVの前でウオッカの単勝馬券を握り締め思わず「ウオッカいけー!」と叫んでしまいました。牝馬のダービー馬誕生、勝利後の四位騎手の皇太子様への礼など素晴らしかったです。天皇賞 秋は、ウオッカとダイワスカーレットの最強馬の対決が本当に楽しみで、ウオッカが勝利することしか考えていませんでしたから、レコード勝ちでウオッカが勝利した時には本当に嬉しかったです。
VODKAさん

昨年のチューリップ賞で初めてウォッカを見ました、そのときなんて綺麗な馬だと思いました。さらに2007年東京優駿は強すぎて感動しまた。私にとっては、ウォッカは最強の牝馬いや、最強伝説作ってくれる馬だと思います。Yさん ディープインパクト勝利の宝塚記念(京都競馬場)理由は初めてのリアル観戦G1でした。
T.Kさん

ローズバドが勝ったフィリーズレビュー
競馬はギャンブルという側面だけでなく、いつも感動&興奮させられています。その中でも特に!!というとローズバドが勝ったフィリーズレビューが僕の中で伝説のレース!?となっています。このレースでは小牧騎手が騎乗し、直線では驚くような末脚で他馬を抜きざりにしました。そしてゴール前、なんと小牧騎手はTVカメラに向かってVサイン!!(笑)ここからローズバド&小牧騎手を好きになってしまいました。ローズバドはその後、惜しいレースが続くものの、結局G1は勝てず…小牧騎手は今年、レジネッタで見事にG1制覇をされました。桜花賞のゴール前でもVサイン見たかったなぁ(笑)

A.Fさん

2007年有馬記念
馬を始めて1年ぐらいしか経たないので正直そこまで多くのレースを知りませんが、そんな僕の中での伝説のレースは昨年の有馬記念です。強豪馬が多くいるなか、スルリスルリと内をついてあっという間に勝ってしまったマツリダゴッホの姿が今でも忘れられません。

T.Tさん

天皇賞『春』ディープインパクト
競馬始めて数年ですので、伝説とはちょっと違うのでしょうが、やはりディープインパクトです。天皇賞『春』ディープインパクトの桁違いの強さに驚愕したことです。S.Oさん 2006年 阪急杯 ブルーショットガン松永幹夫騎手の引退の日で、最終レースに圧倒的人気のフィールドルージュを控え、このレースを勝てば通算1400勝が見えるというレースで、人気のなかった馬が、騎手やファンの気持ちが乗り移ったように直線するすると抜け出して快勝したのが印象に残っています。


天皇賞秋は自分の中で忘れられないレース
競馬を始めてからまだたかが3年ほどしか経っていないので、昔のことは良くわからないのですが、やはり今回の天皇賞秋は自分の中で忘れられないレースになると思います。ウォッカはダービーを制覇してから先なかなか活躍できず、片やダイワスカーレットはウォッカが低迷しているときに最強牝馬としてどんどん名をあげていました。人によって違いはあると思いますがこの2頭の間にはかなり差が出来てしまった、と感じていた人は多かったはずです。 しかし、今回のレースでウォッカは健在であり、また負けたとはいえダイワスカーレットもまた最強であることに疑いようはなく、この2頭が熾烈を極めるレースを観戦できたことは本当に幸運でした。この2頭による伝説がさらに続いていくことを祈ります。

Tさん

競馬の原点
1992天皇賞春オグリで競馬を知り、それ以来、枠・馬連の多数買いばかりしていました。この時だけは違い、直感の様なものが働き、生まれて初めて単勝一点で勝負しました。当時、無敗であるトウカイテイオーを切り的中した瞬間の感動は、今でも思い出すと鳥肌がたちます。初めて、馬・騎手と勝利を分かち合うような感動を覚えました。このレースが自分にとっての競馬の原点です。

NIさん

1997年 天皇賞 春
あのレースほど騎手の腕に痺れたレースはありません。よく田原ジョッキーが1頭、馬を使って勝負が付いたところを狙うと聞いてたので、まさにこのレースを見て、感動したのを覚えております。あのレースはほんと3強が100パーセント力を出し尽くした伝説のレースだと思っております。
Hさん

上村Jの姿が忘れられません
私は競馬をやり始めたのが2007年なので、リアルタイムで過去の大レースを見ていません。ですから最近のレースにはなってしまいますが、今年の天皇賞春とスプリンターズステークスが私の中では印象的です。天皇賞春は父子四代制覇のかかるホクトスルタンが、スプリンターズステークスはスリープレスナイトと上村Jが印象的でした。特にスプリンターズステークスでのスリープレスナイトの強い勝ち方と、ゴール手前でステッキを振り上げた上村Jの姿が忘れられません。伝説というには語弊があるかもしれませんが、ギャンブルを越えた血統ロマンや人間ドラマというのが好きです。
R.Mさん

平成9年の天皇賞・春
ガラスの競馬場でもとりあげていましたが、平成9年の天皇賞・春です。ターバラとマヤノトップガンのコンビ。改めて映像を見ると最近の近代競馬は何?という感じです。今では安勝がこういう競馬をしてくれるのでは?と思っているのですが、最近の負けっぷりが気になります。とにかく、ターバラ・マヤノトップガン。体が震えました。先日の天皇賞もすごかったですが・・・・上記には負けるかなと。
M.Tさん

アストンマーチャンが勝った未勝利戦(GCで観戦)
最終コーナーを周った時(前には逃げていた馬がいたんだけど)マーチャン遊んでいたんですね。その時、鞍上の和田騎手は、前の馬との距離を確認して、後を二度確認してから(左、右)追ったんですが。その時、自然と笑いが込み上げてきて、マーチャンがゴール板を貫けた時には、大笑いしながら[ヨッシャー]と叫んでいました。競馬の厳しさを知らない仔馬が見せた圧倒的なパフォーマンスが、私の心に今も暖かさを灯しています。
K.Kさん

外から風が吹いた
競馬歴が浅い私の中では一昨年の菊花賞ですね。今でも携帯の待ち受けにしていますし(笑)メイショウサムソンの3冠か、ライバルのドリームパスポートか、はたまた武豊のアドマイヤメインか。戦前から楽しみにしていました。思えば、私はこの年からクラシックのレースに最初から最後まで参加し始めたわけです。レースでは「高田の分も勝つ」といっていた横山騎手が直線抜け出したところを更に外から風が吹いたところがゴールでしたね。 簡単には勝てないし、何が起こるかも分らない。改めて競馬の魅力に触れたような気がしたレースです。前哨戦含めたレース前からの攻防からレース後までクラシックは夢でありドラマなんだなぁと感じたのを思い出します。長くなりましたが、魅力がたっぷりだった2006年の菊花賞が私の伝説のレースですね。ドリームパスポートは種牡馬になれませんでしたが、オグリキャップみたいに長くファンに愛され続けてほしいと願うばかりです。

94年の有馬記念
ナリタブライアンの94年の有馬記念です。僕の中でナリタブライアンはディープインパクト、ビワハヤヒデとの兄弟対決が見られなかったのは残念でしたが、2着のヒシアマゾンといいとんでもない化け物世代だと思い知らされたレースでした。
S.Hさん

グラスとスペシャルウィークの有馬
今回もそうですが、競り合いとなると「ブライアンとトップガンの阪神大賞典」多少おとりますが、グラスとスペシャルウィークの有馬。リアルで生きてたなら直ぐにテンポイントとトウショウボーイの有馬記念などでてくるのでしょうが。(本当にマッチアップで驚きました)独走となると「セクレタリアトのベルモント」「テスコガビー」「サイレンススズカの金鯱賞」「クロフネのダート」になります。
H.Yさん

「生っぽい」ウオッカに惚れました
実は、真面目に競馬を見るようになったのは、ここ最近という初心者ですので、あまり含蓄の深い内容は申し上げられないと思いますが…やはり、先日の天皇賞(秋)でしょうか。動物好きが転じて競馬の世界に入ったので、ギャンブルというより馬に対しての思いになってしまいますが。安定しない成績、牝より牡相手の方が結果を残すという、完璧ではないけれどやるときはやる、そんな「生っぽい」ウオッカに惚れました。そのため、最近のレースということもありますが、2センチの接戦は心に残っています。牝馬のダイワスカーレット相手に、大舞台でよくやった!とも思います。
Aさん

第57回日本ダービー
私が初めて競馬場に足を運んで見たレースがこのダービーです。まだ競馬のけの字も知らない時でしたがその当時の雰囲気と興奮、そして何とも言えない余韻。もうあれから18年も経ちますがまだ色褪せない残像が頭の隅に残っています。ラップを見るようになってからこの日本ダービーを見直してみると本当に凄いレースだったということがよく分かります。残り1000mから仕掛けてラストはほぼ止まっているものの凌ぎきったレース。向正面からアイネスフウジンと中野がなかなか戻って来なかった理由がはっきりわかります。多分、余力はなくもうからっぽだったのでしょう。その状況にもどかしくなったファンと冷めやらぬ興奮、そんなところから自然発生となった「あの中野コール」19万人の中の一人だったことは私の競馬人生で一番の誇れることだと思っています。Yさん トウカイテイオーの勝った有馬記念競馬というものを始めて初めてのグランプリでした。結果的に最後のレースになってしまいましたが長期休養明けの1年ぶりの復帰レースを勝ったということがなによりも感動というか凄さを感じました。
Eさん

1997年の天皇賞(春) 
それまで前目でレースをしていたマヤノトップガンがサクラローレルやマーベラスサンデーよりも速い上がりで差しきった乗りかたで田原にびっくりさせられた。
Aさん

1999年凱旋門賞
スタート直後から日本馬エルコンドルパサーが果敢にハナを奪い、4コーナーでも抜群の手応え。直線半ばでさらに後続を突き放し、欧州以外の調教馬による初の凱旋門賞制覇がいよいよ現実味を帯びた時、何かに導かれるようにモンジューの前が開き、圧巻の末脚で追い込んでくる!結果はモンジューが半馬身差し切り勝ち。。。負けはしましたが、日本が世界へ確実に近づいていると感じさせてくれたレースでした。

テンポイントの悲劇があった日経新春杯
悲しいことですが、テンポイントの悲劇があった日経新春杯です。あの日、祖母宅からの帰りの電車の中で、チラチラと降ってきた雪に馬場が凍って、テンポイントが故障しないといいけどな……とふと思ったんです。その時、レース中に骨折したハマノパレードという馬の事も思い出し、妙に胸騒ぎがしました。帰宅後、日経新春杯を見たら……。当時まだ純粋な女子高校生だったので、立ち直れないくらいショックでした。

1989年プリークネスステークス
サンデーサイレンスとイージーゴーアの叩き合いです。完全に2頭が抜けた存在だったとしても、その2頭が直線ずっと叩き合いを演じるレースは珍しいと思います。3コーナー過ぎから、待ちきれずにイージーゴーアが先頭に立ち、サンデーサイレンスも4コーナーから並んで、何度も馬体を併せて、お互いに引かないまま、ゴール前でわずかにサンデーサイレンスがハナ差抜ける。歴代のスターホースと比べたら、それは色あせるかもしれませんが、競馬って凄いものなんだと思ったのは、あの映像を見てからです。もしかしたら、競馬はこういうレースを生むために、日々行われているのかもと感じたりしました。サラブレッドの意味通りに。血統的な背景(物語)も合わさって、より印象を深くしているかもしれません。あとは、やはりディープインパクトの若駒ステークス。軽く追っただけで異次元の走りをしたレースは、ベストレースではないものの、衝撃的なレースと思います。
K.Yさん

2008天皇賞秋
文句なしに心と体が興奮し、そして満たされたから。
K.Sさん

96年の阪神大賞典
ブライアンとトップガンの一騎打ちです。明日の3代ダービー馬対決も伝説になるかと思いますが、当時の年度代表馬対決も素晴らしかったです。復活にもがき苦しむブライアンと飛ぶ鳥を落とす勢いのトップガン…。一時はルドルフを超えたと讃えられた最強馬ブライアンの意地と執念での勝利。怪我がなかったらどれだけ強かったのだろうとあのレースを見て思いましたし、4コーナーを2頭で回ってきたときのあの興奮!これが競馬の醍醐味か!!と現地で鳥肌をたてたのを鮮明に覚えています。競馬を始めたころにああいうレースに出会えると長く競馬を楽しめるようになりますね。治郎丸さんにとっては、オグリの有馬記念だと思いますが、是非次点も聞かせてくださいね。
ONIONさん

ネオユニヴァースのダービー
ウイニングランが心に残ったから

2007年の日本ダービー
ウオッカ本命で現地で観戦していたため。

94年のダービー
馬券的な意味では、94年のダービーですね。ナリタブライアンとエアダブリンの馬連1点を5000円持っていました。これほど自信を持った1点勝負は先にも後にもこれだけです。
M.Yさん

第44回有馬記念
グラスワンダーとスペシャルウィークとの名勝負。騎手武と的場の名勝負 これはいいレースだとか、応援してた馬がいい形で勝てたとか、見事な復活劇をかざってくれたとかいろんな場面で、何度も競馬を見て感動したんですが、やはり、僕の中での伝説のレースは99年の有馬記念でしょうかね。当時、僕は的場騎手のファンでありグラスワンダーでのファンでもありました。あの年の春、抜群の安定感で春の天皇賞を制覇しその後に海外遠征を控える同期のダービー馬スペシャルウィークを一瞬で突き放した宝塚記念をみた時は、戦慄を覚え、エルコンドルパサーに勝つのはこの馬しかいないと思いました。しかし、その秋調整がうまくいかずJCを回避し有馬記念でも大幅なプラス体重での出走、かたやライバルのスペシャルは天皇賞、JCを制し秋の古馬の王道三戦を完全制覇に磐石の態勢でした。宝塚記念とは逆に、今回はスペシャルにマークされる形になり苦しい展開になり、最後も外から力強く伸びてきたスペシャルに交わされたと思いました。しかし、グラスと的場さんはあきらめていなかったのか3センチだけ、スペシャルをしのぎきり見事グランプリ3連覇という偉業を達成しました。当時のチャンピオンに勝ち、後のチャンピオンホース、テイエムオペラオーも寄せ付けない見事なレースでした。そう思えばこれは、今年の天皇賞に似てますね。ディープスカイを競り落とし、チャンピオン2頭の大激戦。違うのは、今回は僕が応援していたダイワスカーレットが負けたことでしょうかww
Michaelさん

有馬記念(1999年)
私の伝説のレースは、グラスワンダー4歳の有馬記念(1999年)です。捲り上がったグラスワンダーとスペシャルウィークの叩きあい、そして一度止まったか!と思った後の二枚腰(と友人と私は言ってます)でスペシャルウィークを挿し返した気迫。そしてその2頭に迫るテイエムオペラオー。今でも、最も心に残るレースです。そういえば、今回の天皇賞になんか似てるような。来年は、ディープスカイがテイエムオペラオーみたいになるんじゃないでしょうか。
Lupinさん

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寸止めの美学

Sundome02なぜ安藤勝己騎手がこれほどまでに馬を走らせられるかというと、それは馬の気持ちが分かるからである。もちろん、他のジョッキーも馬の気持ちは分かるのだろうが、安藤勝己騎手はそれ以上に深く分かるということだ。技術的には他の一流騎手と大きく変わることはないのだが、馬の気持ちが分かるという極めて曖昧な部分で、安藤勝己騎手は大きく秀でているのだ。

ところで、昨年の天皇賞秋のゴール前、ウオッカとディープスカイの壮絶な叩き合いに、内から食い下がるダイワスカーレットを駆った安藤勝己騎手が、ゴール板手前の最後の一完歩で追うのをやめてしまったことについて批判の声が上がったらしい。ウオッカとの着差がハナである以上、もし安藤勝己騎手が最後までしっかりと追っていれば、せめて同着もしくは逆転の目もあったのではないかということだ。確かに目を凝らしてゴール前を見ると、そう見えなくもない。あと一完歩、手綱をしごいていれば、結果は違っていたのかもしれない。

しかし、安藤勝己騎手はそうはしなかった。交わされたと思ったから追うのをやめた、という意見もあるようだが、そうではないだろう。神の視点を持つ百戦錬磨のジョッキーが、天皇賞のようなレースで、そんなボーンヘッドをやらかすはずがない。

ふと、2003年のスプリンターズSのことを思い出してしまった。ゴール前で一瞬追うのをやめたように見えたあのレースで、デュランダルにハナ差で差されてしまい、ビリーヴの引退レースを飾ることが出来なかった。あのレースの後も、最後までビッシリと追っていたらという批判があった。「最後は止まってしまった。引退レースを飾らせてあげられなくて残念」とだけ安藤勝己騎手は言葉を残した。つまり、馬が止まってしまったから追わなかった、あそこから追っても追わなくても変わらない。ただそれだけのことだ。

Sundome by M.H

いや、それだけではないのかもしれない。安藤勝己騎手が止まってしまっている馬を最後まで追わないのには、もっと深い思想があるのではないか。たとえばダイワスカーレットの天皇賞秋を考えてみると、もしあそこで追って勝っていたとすると、有馬記念での究極の走りは見られなかったのではないか。7ヶ月の休み明けで、レコードラップを自ら刻み、最後まで走り切ってしまえば、どんな馬でもサラブレッドとしての限界を超えてしまうだろう。ましてダイワスカーレットは牝馬である。ビリーヴについても同じで、繁殖牝馬としての未来があるからこそ、あそこで最後の一滴まで搾り取らない選択をしたのだろう。

賛否両論はあると思うが、安藤勝己騎手は常に馬の気持ちを優先して乗っているのだ。馬の気持ちが分かるからこそ、限界に達して悲鳴を上げようとしている馬たちを、勝つ格好を付けるためだけに最後まで追ったりはしない。安藤勝己騎手ほどの技術を持っていれば、その馬の限界を超えさせて、目の前のレースだけを勝つことぐらい朝飯前である。しかし、そのことによって馬が肉体的にも精神的にも壊れてしまえば、元も子もないだろう。馬に100%の力を出し切らせることは騎手の使命だが、100%を超えさせてはならない。馬の呼吸を聞き、全身から語りかけてくる心の声に耳を澄ませなければ、その境目は分からないだろう。安藤勝己騎手の寸止めには、まさしくジョッキーとしての美学があるのだ。

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阪神大賞典を当てるために知っておくべき3つのこと

Hansindaisyouten

■1■瞬発力勝負に
過去5年間、勝ち馬の上がり3ハロン時計は以下のとおり。

平成16年 リンカーン       34秒5
平成17年 マイソールサウンド 34秒8 
平成18年 ディープインパクト  36秒8
平成19年 アイポッパー      34秒3
平成20年 アドマイヤジュピタ  34秒7

ディープインパクトが勝った年は、馬場が重く、異常なほど強い風が吹いていたため、時計が掛かったが、それ以外はどの年も34秒台となっている。3000mを走って34秒台で上がってくるのだから、道中がいやに遅いペースで流れ、ラスト3ハロンの瞬発力勝負になっているかが分かる。これが阪神大賞典と天皇賞春の結びつきが強い理由のひとつでもある。長距離戦だからといって、決してスタミナ豊富な馬が有利なのではなく、まずは瞬発力が求められることを知っておきたい。

■2■内枠で先行出来る馬が有利
スローペースの瞬発力勝負になりやすい以上、当然のことながら、内枠を引いて内々の経済コースを進んだ馬が有利となる。ただし、長距離戦では各馬もコースロスを意識して外々を回らないように運んでくるため、たとえスローペースであっても、馬群は縦長になることが多い。そのため、内外という枠順でそれほど大きな差は生じない。内枠から発走して、前にポジショニングできて、ラスト3ハロンの瞬発力勝負に強ければ、勝ち負け必至のレースである。

■3■1,2番人気馬が圧倒的に強い
過去10年間の人気ごとの成績は以下のとおり。

1番人気【6・3・1・0】 連対率90%
2番人気【2・4・1・3】 連対率60%
3番人気【0・0・4・6】 連対率 0%

1番人気馬の連対率が9割、2番人気馬の連対率が6割と、圧倒的な安定感を誇っていることが分かる。これは人気馬が強いということではなく、長距離戦では各馬の実力や仕上がり具合が如実に現れてしまうということである。たとえ展開やレースの綾があったとしても、力のない馬や仕上がりの良くない馬が好走してしまう確率は極めて低い。実力と仕上がり状態をそのまま信頼してよいレースである。

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高知競馬の廃止は許されない

私がなぜ高知競馬に対してこれだけ関心を寄せているかを説明する必要があるだろう。はっきり言えば、日本の競馬全体を思ってのことである。これは高知競馬ひとつの問題ではなく、日本の競馬全体に影響する大きな問題としてとらえているのだ。

存続の危機に立たされているのは、いまのところ高知競馬だけだが、それと同じような状況にいつなってもおかしくないとおもわれる、危ない競馬場はほかにもある。

たとえば、ホッカイドウ競馬の累積赤字は高知競馬を上回っている(私の実感では、北海道の関係者にはその危機感はないようだが)。高知の廃止が決まれば、他の地方競馬場に連鎖的に波及する危惧があるのだ。

日本の競馬場がひとつ減ることは、競走馬の流通経路がひとつなくなることを意味する。流通がなくなれば競走馬生産土壌にも影響してくるのは必至だろう。そのなかで最も大きな影響を受けるのが中小の生産者たちである。

競馬の歴史を見てもわかるように、強い馬は大牧場だけから出てくるわけでもないし、良血とされる血統だけから出るわけでもない。

思いもかけない血統からも、素晴らしい馬が出てくる。それがサレブレッド血統の神秘であって、競馬の面白さだろう。

ところが、地方競馬がひとつ減るだけで、生産した馬が競走馬としてデビューするチャンスすら与えられない牧場が増えることになる。いまでも苦しい状況にある、良血を持たない中小生産者の立場はさらに悪くなり、購入される馬が減り続けていけば、牧場経営をやめていく人たちの数は、いまよりも増えるだろう。

地方競馬がひとつなくなるだけで、少数の大牧場にいい馬が集中する傾向がさらに加速していくことは、容易に想像がつく。血統、出自などバラエティに富んだ馬たちによる競走が競馬の理想であり、特定の大牧場だけによる競馬では面白みが半減してしまう、と思っているのは私だけではないはず。

競馬場で走ることさえできれば、もしかすると素晴らしい走りをするかもしれない中小牧場の生産馬が、そのチャンスさえ与えられず、人知れず消えていく。

競馬場がひとつ消えることで、こうした現実がさらに増えていく。

私は日本の競馬を愛していることにかけては、誰にも負けないつもりだ。それだけに、こうした現実を、これからさらに見続けねばならないとしたら、寂しく、悲しくてしようがない。

日本競馬の将来を考えるなら、高知競馬がなくなっては困る。

そのために私の経験を生かすことができるのなら、できる限りお手伝いしたい。日本競馬全体のためにも、「高知競馬ひとつくらい廃止してもいいんだ」では絶対にダメなのだ。
(「口笛吹きながら」より)

Nohirayuuji

正直に言うと、かつて私は「競馬場ひとつくらい廃止してもいいのでは」と思っていた。利益を生まず、赤字を垂れ流しているのであれば、存続が危ぶまれるのは当然であり、主催者側(行政)のあらゆる癒着構造を断ち切らなければさらなる負の連鎖が生まれるに違いない。利益の出ないビジネスは、むしろ廃止すべきではないかとさえ考えていた。今から思えば、なんと単純な、派遣社員を簡単にリストラする企業の経営者たちのような発想であった。

日本の競馬のことを考えるのならば、高知競馬だけではなく、ばんえい競馬も岩手競馬も、なくなっては困るのだ。日本の競馬場がひとつ減ることは、競走馬の流通経路がひとつなくなることを意味する。地方競馬がひとつ減るだけで、生産した馬が競走馬としてデビューするチャンスすら与えられない牧場が増えることになる。競馬場で走ることさえできれば、もしかすると素晴らしい走りをするかもしれない中小牧場の生産馬が、そのチャンスさえ与えられず、人知れず消えていくのだ。まさに祐ちゃん先生の言うとおりで、私はそんな当たり前のことさえ分からずにいた。

たとえば、古いところでいうと、オグリキャップという馬は笠松という小さな競馬場でデビューした。笠松競馬場がなければ、もしかするとオグリキャップは競走馬としてデビューしていなかったかもしれない。そうなると、オグリキャップが演じた数々の感動のレースを私たちは味わうこともなく、オグリブームなどあるはずもなく、日本の競馬は今日のような陽の目を見ていなかったかもしれない。オグリキャップの感動のラストランを見て競馬にのめり込んだ私が、「ガラスの競馬場」を始めることもなかったかもしれない。もちろんオグリキャップだけではなく、テイエムオペラオーやメイショウサムソンなど、数々の名馬たちが中小牧場から生まれ、日本の競馬を盛り上げた。

さらに言うと、競馬場で働く人々や馬たちはどうなるのか。ひとつの競馬場にはおよそ1000人以上の関係者らが働いている。調教師、厩務員、騎手、装蹄師など、馬を速く走らせることに情熱を注いで生きてきた人々は、どこに行けば良いのだろうか。他の競馬場に移籍して、今までどおりの生活を送れるのはごく僅かな人たちだけである。かつて新潟競馬場が廃止されてしまった時にも、その関係者らは家族と共に全国各地に散り散りにならざるを得なかった。ジョッキーを続けられたのは、およそ半分にしかすぎなかったという。走る場所を失ったサラブレッドたちは食肉処分にされた。

今週の金曜日(祝日)に高知競馬場で黒船賞が行われる。昨年は開催中止となってしまったが、1年越しの開催の知らせを聞いた時は嬉しかった。一昨年の黒船賞には私も実際に足を運び、高知競馬の魅力を堪能させてもらった。高知の知己にも大変お世話になった。福永洋一騎手の出身地でもあり、高知の競馬ファンはそのことを大変誇りに思っている。息子の祐一騎手にも熱い声援が送られていて、胸が熱くなった。高知は気候だけではなく、人の心も温かい。こんな素晴らしい場所がなくなってしまうなんて、私には考えられない。

競馬場の廃止は絶対に許されないのである。


関連リンク
高知新聞HP:「高知競馬という仕事」
ガラスの競馬場:「岩手競馬廃止とかいばおけ支援金と」

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アストンマーチャンを彷彿させるミクロコスモス

先週のチューリップ賞では、ブエナビスタが危なげない勝利を収め、桜花賞に王手をかけた。ブエナビスタの力が一枚も二枚も抜けているのは明らかだが、それでも敢えて逆転候補、いや対抗馬を探すとすれば、フィリーズレビューに出走するミクロコスモスとなるだろうか。

そもそも阪神ジュべナイルFは、いくら新馬戦の上がりが速かった(33秒台)とはいえ、はっきり言って人気になり過ぎていた(4番人気)。とてもマイルのG1レースを走り切れるだけの肉体(馬体)ではないと私は思っていた。それでも、展開とポジションに恵まれて、なんとか3着を確保することが出来たが、ブエナビスタとの力差は歴然で、実力よりも常に人気が先行している印象をミクロコスモスに対し私は抱いていた。

しかし、ここに来てミクロコスモスの馬体が成長してきているのだ。阪神ジュべナイルFに出走した当時は、コロンとした寸詰まりの馬体で、随所に幼さも残していたが、今回の立ち写真を見る限り、だいぶ競走馬らしい伸びやかさが出てきている。レースを使われつつ、余計な部分が削げ落とされ、走るためだけに必要な筋肉が残されたのであろう。500万条件→クイーンSを経て、ミクロコスモスの馬体がようやく前評判に追いついてきたとも言える。

阪神ジュべナイルF時
Microcosmos01 photo by 競馬ブック

今回(フィリーズレビュー)
Microcosmos02 photo by 競馬ブック

その馬体や顔つきは、あのアストンマーチャンを彷彿させる。柔らかい筋肉に覆われ、スピードがギュッと凝縮された好馬体。黒く澄んだ瞳からは、気の良さと精神力の強さが伝わってくる。桜花賞から始まるクラシック路線では、かつてアストンマーチャンがダイワスカーレットやウオッカに対してそうだったように、ミクロコスモスはブエナビスタのスタミナと底力の前にひれ伏すことになるだろう。それでも、そのスピードが生かせるスプリント路線に照準を絞った時、ミクロコスモスの真価が発揮されるに違いない。未来のチャンピオンスプリンターの走りを見守りたい。

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中山牝馬Sを当てるために知っておくべき2つのこと

Nakayamahinnbas

■1■京都牝馬Sで負けていた馬
過去10年の連対馬を見渡すと、20頭中、なんと半分の10頭は京都牝馬S組である。牝馬限定の重賞同士だけに、結びつきがあって当然であるが、必ずしも着順がリンクしているとは言い難い結果となっている。京都牝馬S→中山牝馬Sという連勝は一度もなく、京都牝馬Sで惨敗していた馬の中山牝馬Sでの巻き返しが多いことが特徴である。

考えうる理由は2つ。ひとつは、古馬牝馬が重賞を連続で勝つということが、体調維持の面で難しいということ。もうひとつは、京都1600m(外回り)で行われる京都牝馬Sと、中山1800mで行われる中山牝馬Sでは、勝ち馬に求められる資質が全く違ってくるからである。京都牝馬Sが一瞬の切れ味が問われるヨーイドンの競馬になるのに対し、中山牝馬Sはスピードの持続力が要求されるレースになりやすいのである。

つまり、京都牝馬Sを切れ味不足で負けていたような、スピードの持続力を武器とする、地脚の強い馬を中山牝馬Sでは狙うべきということだ。

■2■基本的には内枠の先行馬有利
中山1800mコースは、スタンド前の上り坂の途中からスタートする。スタートから第1コーナーまでの距離は205mしかなく、上りスタートのため、テンが極端に速くなることはない。よって、スロー~ミドルに流れるのが必然といえる。ただし、過去5年のラップ(以下)を見ると意外とそうでもなく、オースミコスモの勝った年はハイペースで流れている。

12.2-11.2-11.8-11.6-11.5-12.2-12.0-11.5-12.1(46.8-47.8)H
12.7-12.3-12.7-12.5-12.1-12.2-11.8-11.5-11.9(50.2-47.4)S
12.4-11.4-12.1-12.0-12.2-12.5-11.8-11.8-11.6(47.9-47.7)M
12.7-11.7-12.6-12.0-11.8-12.2-12.2-12.2-12.8(49.0-49.4)M
12.2-11.6-12.4-12.3-12.3-11.8-11.8-11.5-12.5(48.5-47.6)M

これはコースの形態上、どうしてもスロー~ミドルに流れやすいレースを各ジョッキーが意識するあまり、いつの間にかテンが速くなり、逃げ・先行馬が厳しいペースに巻き込まれてしまうからである。その競り合いに巻き込まれず、自分のペースで走ることが出来た馬の差しが決まることもある。各馬の出方次第でペースが極端に変わってしまう難しいレースではあるが、基本的には先行馬に有利なコースであることは間違いがない。

また、第1コーナーまでの距離が短いため、内枠を引いた馬がかなり有利になることも覚えておきたい。外枠からの発走であれば、ペースが速くなったケースにのみ、差し馬にとってはレースがしやすい。ただ、4回コーナーを回る小回りであることを含め、基本的には内枠発走の馬に有利なコースであることは間違いがない。

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集中連載:「調教のすべて」第26回

Tyoukyou33

たとえば、「動き」はゆっくり見えるのに「時計」は速いということがある。どれぐらいのタイムで走っているのか知らないまま調教を見ていると、とてもゆっくりゆったりと走っているように見えるが、走り終わった後に計測されたタイムを見てみると、思っていたよりも速い。速く走っているように見えないのだが、実はかなり速い時計で走っているということだ。これは一流馬の調教によく見られる現象であり、またたとえ同じ馬であっても、調子の良い時にこのような動きをすることが多い。

なぜ「動き」はゆっくり見えるのに「時計」は速いかというと、馬がそれだけ全身を使って走っているからである。馬は体全体を伸縮させて、手脚を伸ばして走る。脚の回転数との関係はあるが、その伸縮の幅が大きければ大きいほど(ストライドが長ければ長いほど)、速く走ることが出来る。

一流馬は追い出されると、他の馬以上に手脚がしっかり伸びて走るため、当然のことながら重心は下がり、沈み込むようにして走る。かつて南井克己元騎手は、オグリキャップに乗った時と同じ、あのグッと沈み込む感覚をナリタブライアンでも味わったという。追い切りよりもさらに速く走ることが求められる実戦のレースでは、まるで地を這うような感覚があったという。道中はリズム良く首を使い、最後の直線で追い出されてから重心がグッと沈み、ゴール前でも決して頭が上がらず、まるで地の果てまで伸びて行きそうなその走りは、今観ても圧巻である。

これは余談だが、ナリタブライアンのシャドーロールは頭の高さを矯正するものではなく、新馬の頃に自分の影を怖がる素振りを見せたため着用したとのことである。その後、精神的にも成長して、シャドーロールを着けて走る意味はなくなったが、「シャドーロールの怪物」という競馬ファンのイメージを壊さないよう、最後のレースまで装着して走った。個人的には、シャドーロールといえばナリタブラインで、ナリタブライアンといえばシャドーロールなので、外さないでいてくれて良かった。女性や初心者にとっては、レース中にどこを走っているか分かりやすいという効果もあったと思う。

また、たとえ同じ馬であっても、調子の良い時に、「動き」はゆっくり見えるのに「時計」は速いということが多い。たとえば、2008年の天皇賞春を勝ったアドマイヤジュピタの最終追い切りは、速く走っているように見えないのだが、この馬にしてはかなり速い時計で走っていた。アドマイヤジュピタは本質的にはステイヤーなので、追い切りでそれほど速いタイムが出るタイプではない(このことについては後述する)。これまでは一杯に追われても53~54秒台でしか坂路を駆け上がって来られなかった馬が、最高の出来にあった天皇賞春では52秒ジャストの速い時計が自然と出たのである。調子が良い時は、自然と手脚がスムーズに伸びて、見た目以上のタイムが出やすいのである。

☆アドマイヤジュピタの天皇賞春の最終追い切りはこちら
http://www.jra.go.jp/keiba/thisweek/2008/0504_2/asx/training/14.asx

調子の良し悪しを見極めるためにも、「時計」と「動き」のアンバランスには注目してみるとよい。

(第27回に続く→)

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フィリーズレビューを当てるために知っておくべき3つのこと

Filiesreview

■1■本番・桜花賞との結びつきが弱い
過去10年間で、フィリーズレビューを使って本番・桜花賞を制したのはラインクラフトとレジネッタのみ。1週間前に行われたチューリップ賞からは6頭の桜花賞馬(ファレノプシス、チアズグレイス、テイエムオーシャン、スティルインラブ、ダイワスカーレット)が出ており、その差は歴然としている。

その理由はひとつ。チューリップ賞とフィリーズレビューを天秤にかけた場合、本番へのつながりを意識すれば前者をステップにする方が望ましいのは明らかで、にもかかわらずフィリーズレビューを選択するのは、陣営が距離(もしくは折り合い)に不安を抱えているからである。僅かでも距離に不安を感じている馬が、さらに厳しい流れになるG1レースのマイル戦を勝つのは難しい。

■2■粘り込むスタミナも要求される
スプリント色の濃いメンバーが集まるからこそ、かえってレースの流れは厳しくなることが多い。過去6年間のラップタイムを見てみると(下参照)、スローに流れてしまいがちなチューリップ賞よりも、ミドルからハイペースに流れやすいレースの傾向が浮かび上がってくる。そのため、結局、スピード一辺倒のスプリンターでは勝ち切れず、ハイペースを好位で追走して最後は粘り込めるスタミナも要求される。

フィリーズレビュー過去5年ラップタイム
12.1-11.1-11.4-11.6-11.7-12.0-12.8(34.6-36.5)H
12.2-10.7-11.3-11.9-12.0-11.6-11.6(34.2-35.2)H
12.1-11.0-11.3-11.7-11.5-11.3-12.3(34.4-35.1)M
12.6-10.9-11.3-11.7-11.8-12.2-12.6(34.8-36.6)H
12.5-10.9-11.4-11.7-11.4-11.7-12.2(34.8-35.3)M
12.1-11.0-11.7-11.9-11.6-11.8-12.4(34.8-35.8)H

■3■阪神1400m
スタート後、3コーナー過ぎまでの距離はおよそ440mと十分にあり、テンはそれなりに速くなる。そして、3~4コーナーが複合カーブであるため、スピードが落ちない。そのため、緩急のない全体的に速いペースで道中は流れる。しかし、3コーナーからゴール前に至るまで下りが続くため、そのまま流れ込むことの出来る先行馬が有利。

とはいえ、3~4コーナーの間に偽直線を挟んでいるため、差し馬もペースに応じて先行集団との差を詰めることが出来る。先行馬が有利なコースではあるが、決して差し馬に不利なコースではない。むしろ道中のペースが速くなりすぎると、直線の急坂で先行馬が総崩れということも十分にあり得るので注意。

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ロジユニヴァースは皐月賞とダービーを勝てるのか?

毎年、この時期になると、クラシックに向けて有力馬について占ってほしい、という主旨のメールを頂戴する。実は毎年、私もそうしたいと思っているのだが、なぜか機会を逸してしまう。そこで今年はようやく重い腰を上げてみたものの、どうやら期待に応えられそうにない。なぜかというと、これまでの若駒戦を振り返ってみても、およそ大方の予想と同じことしか書けそうにないからである。牡馬で言うとロジユニヴァース、牝馬で言うとブエナビスタ。この2頭の素質が他を圧倒していることは明らかであり、順調に行けば順当な結果が待っていることだろう。

それでは面白くもなんともないので、ロジユニヴァースについて書いてみたい。正直に言って、ロジユニヴァースの父であるネオユニヴァースの初年度産駒から、こんな大物が現れるとは思いもしなかった。というのも、サンデーサイレンス産駒の後継者たちの中でも、ネオユニヴァースは線の細いイメージがあったからである。先に種牡馬としても成功を収めているアグネスタキオンやフジキセキに比べ、ネオユニヴァースはスケールが小さかった。皐月賞とダービーの2冠を勝ってはいるが、唸るように強かった2頭に比べると、大物感は少なかった。だからこそ、初年度産駒の牧場での評判が良いと聞いても、あまり大きな期待はしていなかった。

しかし、こうしてロジユニヴァースという馬を目の当たりにして、種牡馬としてのネオユニヴァースを改めて見つめてみると、その血に眠る秘密が少しずつ分かってくる。ネオユニヴァースには5代に遡ってみてもクロスされている血が全くない。ほぼ完全なアウトブリードが成立しているということだ。さらに、現在の世界の競馬を席巻しているミスタープロスペクター系やノーザンダンサー系の主流血統が全く入り込んでいない。そして母系には、重苦しいと言ってもさしつかえのないほど、欧州のスタミナと底力に溢れる血が流れている。これはアグネスタキオンやフジキセキの血統構成と共通する点である。種牡馬としてのスケールや大物感は前記2頭と双肩するのだ。これがネオユニヴァースとロジユニヴァースを紐解く鍵となる。

Rojiuniverse by M.H

私がロジユニヴァースを超がつく大物だと感じたのは、札幌2歳Sを勝ったレースである。休み明けでプラス26kgの馬体重で重賞をあっさり勝った馬など、私の記憶にはほとんどない。しかも、直線での走る格好が非常に素晴らしかった。およそ休み明けで大幅な馬体増のサラブレッドが走るフォームとは思えない力強さに溢れていた。力の要る馬場での走りだけに、スピードや瞬発力だけではなく、相当なパワーも秘めていることが分かった。暮れのラジオNIKKEI賞はそれほど強さを感じさせなかったが、それでもさらにプラス10kgの馬体重なのだから、成長著しいとはこの馬のことを言うのだろう。今年から騎乗に対する考え方を変えてきた横山典弘騎手と、関東屈指の敏腕調教師が支えているのも心強い。

ただし、懸念材料もあるにはある。これは私だけの杞憂に終わるのかもしれないが、弥生賞を使うことが気に食わない。クラシックへの王道であることは百も承知なのだが、これから先の本番を見据えると、言い方は悪いが、もう少し楽なレースをステップにしても良いのではないだろうか。特に今年はなかなかのメンバーが集まりそうなので、勝つためにはきっちりと仕上げなければならなくなる。逆に中途半端に仕上げて万が一負けてしまっても、ずっと連勝してきている馬だけに、本番前に気持ちが切れてしまう恐れもある。どちらにしても、関東馬として久しぶりの皐月賞とダービー連勝を狙う以上、弥生賞に出走することが悪手となる可能性は高い。あのアグネスタキオンやフジキセキでさえ、クラシックを断念せざるを得なかった、魔のローテーションなのだから。

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ルドルフおやじさんと競馬を語りました(後編)

昨年の夏休み、ルドルフおやじさんと久しぶりの再会を果たしました。ウインズ渋谷で軽く遊んだ後、近くの居酒屋にて、競馬についてとことん語り合いました。前編、中編に引き続き、今回は後編をお届けします。

今回はジョッキーについてのお話です。日本一のジョッキーの武豊騎手をはじめ、中央競馬に革命をもたらした安藤勝己騎手、乗れる若手の代表として川田将雅騎手、そしてジョッキーマスターズを2連覇したあの河内洋騎手についても話は及びます。大きく変わったジョッキーの世界について、オリンピックや軍馬の話なども飛び出して、実に興味深い内容になっています。

そんな競馬談義の一部を収録しました。お酒を飲みながら、二人とも好き勝手なことを、まったりとしたテンションで話していますので、ぜひ皆さまも肩の力を抜いてお聴きください。

音声ファイル(MP3、10分)
*再生されるまでに少し時間が掛かる場合があります。
*録音状況から音が小さいかもしれませんので、ご自身でご調整ください。


関連エントリ
ガラスの競馬場:「ルドルフおやじさんと競馬を語りました(前編)」
ガラスの競馬場:「ルドルフおやじさんと競馬を語りました(中編)」

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弥生賞を当てるために知っておくべきこと

Yayoi

皐月賞と同じ舞台で行われるものの、過去10年間で弥生賞と皐月賞を連勝したのはアグネスタキオンとディープインパクトという2頭の名馬のみ。その理由について、ラップタイプから考察してみたい。

弥生賞の過去6年間のレースラップは以下のとおりである。

12.6-11.0-11.8-12.3-12.0-12.0-12.7-12.7-12.5-12.7(59.7-62.6)H
12.6-11.8-12.1-12.2-12.2-12.3-12.5-11.6-11.3-11.9(60.9-59.6)S
13.0-11.9-12.5-12.3-12.5-12.6-12.5-11.6-11.4-11.9(62.2-60.0)S
12.4-11.3-12.5-12.6-12.4-12.0-12.7-12.3-11.7-11.6(61.2-60.3)S
12.3-10.6-11.6-12.8-12.5-12.6-12.9-11.8-11.7-11.7(59.8-60.7)M
12.2-11.5-12.4-12.8-12.9-12.5-12.3-11.7-11.3-12.2(61.8-60.0)S

前半3ハロンとラスト3ハロンを除いた中盤のラップに焦点を当ててみると、例外なく12秒台が続いていることが分かる。以前、中山金杯の分析をした際、皐月賞は中盤が緩むという指摘をしたが、それに輪をかけるように弥生賞はその傾向が顕著である。

そこで、今度は、皐月賞の過去6年間のレースラップを見てみたい。

12.5-11.3-12.4-12.9-12.6-12.6-12.2-11.4-11.5-11.8(61.7-59.5)S
12.5-11.3-12.4-12.9-12.6-12.6-12.2-11.4-11.5-11.8(59.7-58.9)M
12.1-11.0-11.9-12.2-12.4-12.6-12.5-11.8-11.4-11.3(59.6-59.6)M
12.3-11.3-12.0-12.1-12.3-12.0-12.2-11.8-11.7-12.2(60.0-59.9)M
12.2-11.2-12.1-11.6-12.3-12.3-12.3-11.6-12.0-12.3(59.4-60.5)H
12.2-11.5-12.5-12.6-12.6-12.8-12.3-11.2-11.5-12.5(61.4-60.3)S

中盤が緩む傾向は同じだが、ひとつだけ弥生賞との相違点がある。それはレース全体のペースである。どちらかというとミドルペースになる皐月賞に比べ、弥生賞はどちらかというとスローに流れやすい。つまり、弥生賞はスタミナの裏づけがないマイラーでも乗り方次第ではこなせてしまう可能性があり、ラスト3ハロンの瞬発力勝負に強い馬に圧倒的に有利なレースになるということである。過去、サンデーサイレンス産駒の活躍が目立ったのもこれゆえである。

結論としては、弥生賞の勝ち馬を見つけるためには、皐月賞を占うレースであるにもかかわらず、皐月賞では勝てそうにないタイプの馬を探すべきということである。どういう馬かというと、サンデーサイレンスの血を受け継いだ、スピードタイプの瞬発力に優った馬だ。

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申し込みを締め切りました。

「プロフェッショナル馬券戦術ライブ」CDの申し込みを締め切りました。お申込み頂きました皆さま、ありがとうございました。お申込み順に順次発送させていただきます。このライブでお話している内容が、何らかの刺激やヒントになれば幸いです。まずは楽しんで聴いてみてくださいね。「G1攻略&競馬場データ集」は、これからのクラシック戦線ならびにG1シリーズにお役立てください。

また、質問メールも受け付けておりますので、ライブCDを聴いて頂いて、分からなかったこと、もっと知りたいこと等、私宛のメールにて遠慮なくドシドシ質問してください。喜んでお答えいたします。皆さまからのご感想もお待ちしております。

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「プロフェショナル馬券戦術ライブ」CDの再販を開始します!

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(クリックすると大きくなります↑)

「プロフェショナル馬券戦術ライブ」CDの再販を開始します。実を言うと、先週末、「勝ちポジを探せ!ライブ」DVDをお申込みいただいた方から、過去のライブCDも聴いてみたいとのメールを頂戴しました。そこで、他の方々にもぜひ聴いて欲しいという気持ちを込めて、今回、まとめて30セットを作りました。ですので、あと29名の方にお分けすることが出来ます。

「プロフェショナル馬券戦術」ライブは、競馬における具体的な馬券技術についてのライブです。今から振り返ってみると、かなりマニアックな内容を話しているなあというのが正直な感想です。実践的なノウハウから、知っておかねばならない細かな知識まで、特にラップや馬場、コース、馬の適性に焦点を当てて話しています。ひとつの理論としては完結していないのですが、競馬予想における断片をよくぞここまで拾い集めたと自分でも感心してしまいます。

基本的なところから応用編まで、私の知っている限りのことをお話していますので、競馬中級者の方から上級者まで、楽しみつつ学んでいただけるような内容になっています。今までに知らなかった技術や知識を得ることで、それだけ決断をする根拠や裏づけが増えるということであり、また当然のことながら、予想をする際の精度や深み、そして楽しみが変わってきます。たとえ基本的なことであっても、意外と知らないで予想をしていることは多いものです。

ライブの報告や参加者の感想はこちら
http://www.glassracetrack.com/blog/2007/12/post_0e8c.html

■ライブ隠し撮り動画(柴田政人騎手の対角線理論について話しています)


「プロフェッショナル馬券戦術ライブ」CDの内容は以下の通りです。

Disc1 ラップからレースレベルを判断する(55分)
■ラップの原則
■理想的なペース配分とは?
■武豊騎手の「1馬身下げると2馬身前へ」
■ダイワスカーレットの秋華賞
■ラスト3ハロン、中盤などを切り取ってしまうことの怖さ
■柴田政人騎手の対角線理論
■キングカメハメハVSディープインパクト(ラップ編)

Disc2 ラップからレースレベルを判断する~レースへの適性を見極める(48分)
■サイレンススズカとディープインパクトはどっちが強かった?
■今だからできる、サイレンススズカの天皇賞秋の結末予想
■サラブレッドの能力を形成する4大条件とは?
■瞬発力型、持続力型なんて本当にあるの?
■メジロマックイーンのジャパンカップ
■テイエムオペラオー、アドマイヤベガ、ナリタトップロードをグラフにしてみると…
■グラスワンダーはどんなコースを得意としたか?

Disc3 レースへの適性を見極める(37分)
■ハーツクライが逃げられるようになった理由
■差し馬が有利なコースなどない!?
■首の使い方のうまい馬、下手な馬
■かき込みの強い馬はどんなコース、馬場で力を発揮するのか?
■一本の線の上を走る馬ベガ
■遠心加速度は2倍3倍ではなく2乗3乗
■出走表でまずどこを見るか?
■ローカル競馬場には勝ちパターンがある
■嶋田功騎手とデットーリ騎手

ライブCDの内容は、CD3枚(合計140分)と当日使用したレジュメと「G1レース攻略&競馬場データ集」(104ページ)になります。かなりの量の内容になりますので、ゆっくりと時間を掛けてお楽しみください。

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Sityou
(MP3形式、3分40秒)

そして、今回、特別にお付けしています「G1レース攻略&競馬場データ集」(104ページ)は、私がおよそ15年間にわたって書き綴ってきたG1レースの研究ノートです。ひとつひとつのG1レースの重要なポイントを足したり削ったりしながら、大切な部分だけを残しています。通して読んでいただくことで、1年間におけるG1レースの流れや傾向がはっきりと掴めるはずです。また、JRA全10場の競馬場データも、おまけとして収録しています。コースの特性や馬場の状態がひと目で分かるようになっていて、とても便利です。この「G1レース攻略&競馬場データ集」だけでも料金分以上の価値があることを保証します。

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私の都合で大変申し訳ないのですが、29部限定とさせてください。料金は5000円のみ(税込み・送料、代引き手数料無料)でお分けいたします。お支払い方法は代金引換になります。ライブの参加費と同じ料金でお分けしたいのですが、冊子の作成・製本等のコストもあり、どうしても難しいのです。逆に、これだけの内容量なのに安くて心配と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、情報商材ではありませんので、ひとりでも多くの皆さまに聴いていただきたいという思いを込めています。早めになくなってしまうことが予想されますので、ご希望の方は今すぐお申し込みください

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*SSLに対応しておりますので、個人情報の保護も万全です
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*代金引換ですので、ライブCDをお受け取りの際に料金はお支払いください。

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また、質問メールも受け付け致します。このライブCDを聴いて頂いて、分からなかったこと、もっと知りたいこと等、もしありましたら私宛のメールにて遠慮なくドシドシ質問してください。喜んでお答えいたします。皆さまからのご感想もお待ちしております。(glassracetrack@ymail.plala.or.jpまで)

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