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アプレザンレーヴは次代の競馬を担っていく血統

Rudolf

こんにちは。
今年は録画でダービー観戦かな、と思って残念がっていたところ、なんたる僥倖!
出張がキャンセルになって、今年も馬券を握りしめて観戦できるようになりました。
うれしいです。
ただ、これでもう運を遣い果した気もしないではない。・・たぶん馬券ははずれるなあ。
というわけでダービー出走予定馬の短評をば急いで書いてしまいました!

ロジU。
皐月賞での敗戦はまさにスキャンダルな敗戦でした。堕ちた偶像、大いなる挫折、そんな感じの敗北かな。この母系は今はきちんとサラブレッドと認められているんですが、40年ほど前までは、血統書がなくていわゆる「サラ系」として蔑まれた母系なんです。プリンスリーギフトが流行した時代に、その直仔のソーブレスドという種牡馬が輸入されたのを覚えていますか?確かなスピードをもった母系なのですが、「サラ系」ということで誰にも見向きもされなかった。あの馬もロジUの母系から出てました。So blessed(たいそう祝福されたる)という名が悲しいですな。

やるせないロジUの敗北。何が災いしたのかなあ?2歳にして2度の関西遠征、ちと過酷だったかもしれない。その2度目の遠征の2歳Sがあまりに激しいレースで消耗度が大きかったのかもしれない。短期放牧で立て直されたというが、角居調教師などは短期放牧の効用を認めていないという・・。この手の血は良くないことをいっぱい手繰り寄せる・・・うーむ。

Uライバルド。
ソーブレスドと同時期に輸入された種牡馬にサンプリンスという馬がいました。この馬も種牡馬としては失敗しました。しかし、こちらは英国の至宝といっていいほどの良血!なかでもこの血統から出たサンプリンセスは、12馬身差でオークスを圧勝した伝説的な名牝であります。彼女の娘にバレークイーンというのがいて・・・ここからはもう書く必要はありませんね。奇跡の馬Fコンコルドを筆頭に、リンカーン、ヴィクトリー、ボーンキング・・・・両手の指でも数え切れないほどの活躍馬がこの血統から出ています。

四白流星のUライバルドはまさに、プリンスとプリンセスの中で育った貴公子ですね。うらやまのしいたけである。ちなみにUライバルドの父親のネオやレディーパステルもこの一族から出ています。この血統の魅力は単なる良血のボンボンを生まないところにあるんですな。Uライバルドにはそうした荒々しい、有無を言わせぬ血が唸っているように思えてなりません。雨のスプリングSを圧勝したあの強さはこの血の良さがもたらしたものです。

リーチザC。
並の世代だったら、この馬が5連勝で皐月賞馬になっていたはずです。そうはいかの○○玉!デビュー戦でUライバルやビスタに出会ってしまったのがケチのつき始め。Uライバルドに負けたせいで2歳S前に1戦多く走るはめになってしまった。狂った歯車はなかなか元にはもどらぬものです。ただ、母系は6クラウンズから出ている非常に勢いのある血で捨てがたい魅力のある馬です。

トライアンフマーチ。
この馬の皐月賞2着をもって、日本の血統用語に「クインナルビー系」という言葉を加えてもいいでしょう。クインナルビーは牝馬のクラシックには縁はなかった馬ですが、天皇賞1着、ダービー、菊花賞3着など牡馬を相手に華々しい活躍をした女傑ですね。レダなど、この世代の牝馬を牝馬最強世代という人もいます。クインナルビーを起点に、オグリキャップ、オグリローマン、キョウエイマーチに、このTマーチ、ぽつぽつと怖い馬を出しています。3着の穴候補といった評価でしょうか。

セイウンワンダー。
この馬を侮ってはいけませんよ。この馬によって名門サンキスト系は完全復活を果たしました。Mサムソンとは同系になります。成長力と底力ならこの馬だと思います。岩田Jもこの馬を捨てるのに悩んだはずです。久々に朝日杯の王者がダービー馬になるかもしれません。

ナカヤマフェスタ。
タイキブリザードを出す良血ですね。しかし、この血統がダービーを勝てるのかなあといつも疑問に思っています。捨てようと思っているのでおやじにとって怖い1頭です。

ベストメンバー。
ブルリーの出ている血統ですが、これは良血とはいいません。日本ではチョーカイキャロルを出した血統です。タフで強い血統です。あっ、骨折したのですね、残念。

デルフォイ。
シックスセンス、スペルバインドの弟。走っていますねえ。この血統!出走可能であればベストメンバーよりもこちらに魅力を感じます。

ジョーカプチーノ。
スタミナをスピードと切れ味に転換する父、Mカフェの本質を体現したような馬です。母系もスピードがかった血統です。何としてもダービーには参加してみたかったのでしょうか。感心しません。

ブレイクランアウト。
NHKを勝てなかった馬がダービーを勝てるのかと考えればほんの少し穴で押さえればよい程度の馬かなと思えてきます。母系に代々気難しい馬が配されているのも気になります。

アイアンルック。
この馬もあまり買いかぶらないほうがいい馬なのかもしれませんね。

フィフスペトル。
遠く遠く遡れば上のルックと同系ですが、こちらはネバーベンドやボールドリーズンの出た本流。NHKカップ組ではこれが大穴、あめ雨ふれ降れ、といったところですか。

ケイアイライジング。
種牡馬、ホットスパークやライジングライトの出る血統です。父がゴーンウェスト系というのに興味をそそられます。上のフィフスとどっちを買うんだと問われればこっち!

アントニオバローズ。
今年の闘魂はこの馬です。この前の手紙で書いたとおり配合のお手本のような馬!拍手、パチパチパチ。慎重にそっとそっと乗っていただければひょっとひょっとするかもしれないほどのいい馬なのですが、騎手が大胆に乗っちゃうので・・・うーむ残念。秋のマイルCSに乞うご期待!1,2,3あなうまダーッ!

シェーンヴァルト。
これぞ、良血馬。古くは米3冠馬ギャラントフォックス、最近ではトリプティックやジェネラスなど途切れることなく活躍馬を出す血統です。配合もいいですねえ!うむ、うむ、明らかに東京コースで走ります、といった配合です。それでいて皐月賞4着です。まぐれだ、恵まれた4着だとなめてかかったら、泣きをみるかもしれません。切れ味勝負になったときの穴馬です。

マッハヴェロシティー。
Mボーラーの出ている血統です。残念ですが、この馬は父Mカフェの魅力を受け継いでいないような気がします。

トップカミング。
その名とは裏腹のMr3着。しかし、ありがとう、ありがとう。君こそ、この不況下の星だ、エースだ!どんな場合でもきちんと走って己の仕事をする。うむ、うむなるほど血統も地味だな。この馬が3着に負けたときの1、2着馬からダービー馬がでるかも・・・・しれない。因みに、ダービーに関係ありそうな馬を挙げておくと、BRアウト、Aバローズ、Tマーチ、Mヴェロシティー、そしてアプレザンレーヴ。

アプレザンレーヴ。
この血統は次代の競馬を担っていく血統だと思います。母のレーヴドスカーはバレークイーンのように血を広げていける基礎牝馬です。しかし、昨年の暮れ、娘のレーヴダムールが亡くなったのはこの血にとって大きな痛手でした。貴重な後継牝馬を早くもなくした!ダムール!覚えていますか?阪神JFでは1頭だけ際立って強い競馬をしてましたね。わずか1戦1勝の経験で臨んだG1で3角からまくる競馬をしたのだから大したものでした。弟のAレーヴも体力まかせの荒々しい競馬をしてますね。レースが終わるたびに次のレースではもっと強い競馬ができるという期待を抱かせてくれます。

レベルの高いダービーをまた見ることが出来て幸せです。
20万人の人が府中に訪れるとすれば、20万のダービー物語がつむがれます。おやじはアプレザンレーヴとアンライバルドの新旧良血馬の血の物語を見たいと思っています。

◎アプレザンレーヴ
○アンライバルド

2頭をホイールにして、Sワンダー、Aバローズ、Tマーチ、KIライジング、Tカミング、シェーンヴァルトの6頭へ3連複。

ことしもダービーを見ることができて、ありがとう、と大声で誰かに言いたい。

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Comments

治郎丸さん・ルドルフおやじさん、こんにちは。

今年のダービーweekを楽しめるのも、あと数日ですね。

ルドルフおやじさんの血統のお話、
毎回とても楽しく読ませて頂いています。
もっともっと、治郎丸さんにお手紙書いて下さいw
さて、私は現在、全くといって良い程の血統オンチなんですが、
とうとうその領域を勉強しようと思います♪

手始めに買ったのは、治郎丸さん推奨の「競馬の血統学」。
Amazonってのは便利ですなー。
ポチッと探せば、すぐ送ってくれる。
本屋巡りをしなくて済みます。
おまけに、手数料が一律ならばと、山本一生さんの本も同時getです。
うーん、Amazonのワナに完全にハマりましたw

ダービーは、追いきり抜群のセイウンワンダーに注目です。
治郎丸さんのkeyセオリー、乗り替りがあるんですがね・・・
ウオッカは64年ぶりのことをやり遂げた訳です。
20年以上ぶりの乗り替りダービー制覇を期待してみようかな?

セイウン、サムソンと同じサンキスト系ってやつなんですな。
フムフム、勉強してみます。

では、残り数日・・・精一杯、楽しみましょう♪

Posted by: enokeiz | May 29, 2009 at 03:48 PM

enokeizさん、こんばんは、おやじです。
(お返事、遅れてすみません。)

明日いよいよ出走ですね。
今日は競馬ファンにとっては晦日です。
そして明日競馬の1年がしめくくられる。

そう考えるとちとさびしい気もしますな。

Posted by: ルドルフおやじ | May 30, 2009 at 02:15 AM

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