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海外のステップレースを使う意義

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ブエナビスタが札幌記念をステップとして凱旋門賞へ向かう。いつもこの時期になると話題に取り上げられるのは、海外の大レースを使うにあたってのステップレースの意義である。もし本気で海外の大レースを勝ちたいと思うなら、本番前に一度現地のレースを使っておくべきだ。いきなり行って勝てるほど、海外の大レースは甘くない。1965年のシーバード以降、3ヵ月以上の間隔が開いた馬は勝ったことがない。あのディープインパクトでさえ、最後の直線で失速してしまったではないか。そのような論議が毎年のように繰り返される。

しかし、実際には海外のステップレースを使われる馬は少ない。お金の問題もあるだろうし、滞在期間の関係もあるのだろう。何と言っても、大切な馬を意思疎通がどこまで図れるか分からない海外の厩舎に預けておくより、ギリギリまで自分の手元に置いておきたいという陣営の気持ちは痛いほど分かる。何ヶ月も前に現地に馬を輸送して、ステップレースを使って本番へ向かうことは、周りが簡単に言うほど単純ではない。

私たちが考える、海外(現地)のステップレースでひと叩きすることの意義とは、おそらく以下の2点であろう。

1、適切なレース間隔を維持できるため仕上げやすい
2、現地のレースにおけるあらゆる条件を経験することができる

1については、ステップレースから本番のレースまで、中2~3週の間隔があった方が、サラブレッドの体調をピークに持っていきやすい。どれだけ腕の立つ調教師であっても、ぶっつけ本番で臨むよりも、現地のレースをひと叩きする方が仕上げやすい。だからこそ、前述した3ヵ月以上の間隔が開いた馬が勝っていないというデータが出現するのだ。ただし、ローテーションに関して言えば、札幌記念を使うことでブエナビスタはなんとかクリアできる。札幌記念から凱旋門賞までは中5週となるから、輸送を考慮に入れると、適切なレース間隔となるだろう。

2については、フランス競馬のペースや雰囲気に慣れておくということである。フランスのレースはテンが極端に遅くなることが多く、あのディープインパクトが引っ掛かって行きそうになったように、日本のペース感覚が染みついてしまったままだと、序盤からリズムを崩されてしまうことになる。もちろん、レースが行われる競馬場をスクーリングしておくことも大切である。たとえ前哨戦であっても、実際のレースの雰囲気を体験しておくことが、馬の精神面の安定に与える影響は大きい。

ところが、海外のステップレースでひと叩きすることの意義は、実はこれら2つだけではない。現地に1日でも早く入り、日本とは全く異なった環境に慣れ、かの地で調教を施し、できれば現地のステップレースを使っておくことの意義は、私たちが想像するよりも遥かに大きいのだ。もしかすると、この意義が私たちに誤解されていて、それゆえ関係者にもないがしろにされているからこそ、海外のステップレースを使われる馬が少ないのかもしれない。

海外のステップレースを使う最大の意義とは…


(次回へ続く)

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Comments

こんにちわ 治郎丸さん
競馬予想パドックルームの武虎です

「海外のステップレースを使う最大の意義とは……」

き、気になります(-。-)y-゜゜゜

むーーーぅ
「…私たちに誤解されていて、それゆえ関係者にもないがしろにされている…」ことですよねぇ???

……

お手上げです。更新早急にお願いします(-。-;)y-゜゜゜

Posted by: 武虎 | August 21, 2009 at 01:02 PM

武虎さん

コメントありがとうございます。

長くなってしまったので分割したのですが、
思わせぶりですいません(笑)。

誤解されているのは、タイトルにしている海外のステップレースを使うということ意外にも、実は海外のステップレースを使うことのメリットはあるということが忘れられているということです(変な日本語で申し訳ありません)。

それにしても、ブエナビスタの走りは本当に楽しみです。

早く恋恋日曜日です。

Posted by: 治郎丸敬之 | August 22, 2009 at 03:16 AM

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