最高のマイラー

私の中で、最強のマイラーは?と聞かれればタイキシャトルと答えますが、最高のマイラーは?という問いにはトロットサンダーと答えると思います。なにせ、マイル戦に限って言えば、8戦8勝無敗という、マイルを走るために生まれてきたようなサラブレッドなのですから。しかも、タイキシャトルのような磐石のレースぶりではなく、後方からズバッと差して来るトロットサンダーの走りに、私はマイル戦の面白さを教えてもらったのです。
トロットサンダーの父はダイナコスモス、母はラセーヌワンダ(父テスコボーイ)という地味な血統で、育成時代に大怪我を負ったこともあり、浦和競馬場で遅れたデビューを果たしました。8戦7勝の成績を引っさげて中央入りしたのですが、当時はほとんどと言ってよいほど注目されませんでした。しかし、ダートよりも芝の方が合っていたようで、特にマイル戦に照準を絞ってからの強さというのは尋常ではありませんでした。1400mでは足りなくて、1800m以上では少し長いというマイラーの中のマイラーだったのですね。
横山典弘騎手を好きになったのはトロットサンダーの札幌記念だと以前に書きましたが、トロットサンダーのレースの中で最も印象に残っているのは、1995年のマイルCSです。トロットサンダーにとって、初めてのG1タイトルを取ったレースです。前走のアイルランドTを快勝し、挑戦者として4番人気で臨んだマイルCSでした。1番人気は前走セントウルSを勝った武豊鞍上のビコーペガサス。続く2番人気はスワンSの勝者であるヒシアケボノという、勢いのある関西馬が主役を張っていました。
今でも覚えているのですが、このレースを予想していて、思わず「エっ!」と声を出してしまいました。何かと言うと、私はこの当時から、マイルのチャンピオンを決めるレースである以上、マイル戦の実績は必須と考えていて、マイル戦の連対率が50%に満たない馬は消していました。マイルのG1レースに出走してくる馬は、当然のことながらマイル戦を得意としているので、過去のレースにおいて、このデータだけではほとんどの馬が残ってしまうのが普通でした。しかし、このレースでマイル戦の連対率が50%を切る馬を消していくと、なんとなんと、2頭しか残らなかったのでした!
トロットサンダー
メイショウテゾロ
驚いた私は、友人たちに内緒でトロットサンダーの馬券をたくさん買いました。マイル戦の連対率が50%を超えているだけではなく、負けたことがないのですから、他の出走馬とは次元が違います。その時は負けるはずがないとさえ思いました。16番人気のメイショウテゾロについては半信半疑でしたが、この2頭しか残っていないのですから、この馬も買わざるを得ませんよね。
大外からオレンジの帽子が飛んできたときには、まさに鳥肌が立ちました。レース中、横山典弘騎手が馬にゴーサインを送る意味で、ムチをスッと高くかかげるのですが、あのシーンがカッコよくて、ターフィーショップで買ってあったムチを使って真似してみたなぁ。最後の直線では、これぞマイラーという極上の切れ味でした。
しかも、2着には16番人気のメイショウテゾロを連れてきたのです!トロットサンダーの単勝は850円。トロットサンダーとメイショウテゾロの馬連は10万馬券となりました。メイショウテゾロが好走した原因は、マイル戦の連対率が50%を超えていた(マイル適性があった)ことだけではなく、他にもあったのですが、それについては、またいつか書きたいと思います。
この後、翌年の安田記念もトロットサンダーは制して、マイル無敗のまま現役を引退していきました。私にとっての最高のマイラーであるトロットサンダーの強さは、メイショウテゾロという大穴のイメージと共に、私の記憶の中に今でも鮮明に残っています。
これぞマイラーという極上の切れ味をご覧ください。
後ろから行く13番オレンジ色の帽子です。

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天皇賞春2
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凱旋門賞2
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ディープスカイ
ウオッカ安田記念
伝説の天皇賞秋
ダイワスカーレット有馬記念
Comments
はじめまして、競馬ブログを初めて
まだ2ケ月ちょっとのソラチョコと
申します。
こちらのサイトはよく参考にさせて
いただいております。
出来れば、相互リンクをお願いしたいのですが
宜しくお願いいたします。
http://sora1570.blog61.fc2.com/
Posted by: ソラチョコ | November 18, 2009 at 12:25 PM