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キンシャサの軌跡

Takamatumiya10 by Scrap
高松宮記念2010-観戦記-
勝ち馬から5着馬までが、ハナ、クビ、クビ、ハナという大接戦であった。内枠を利したセブンシークィーンが逃げ、前半33秒5-後半35秒1という、このメンバーにしてはごく平均的な流れでレースを引っ張った。前残りでもなく、前潰れでもない、各馬が力を出し切ったレースであり、実力馬が上位を独占した形となった。

そんな中でも、勝ったキンシャサノキセキは、スタートからゴールまで完璧に運んで、ハナ差で初G1勝利を手にした。最後の直線に向くや前が開き、早めに抜け出して先頭に立つことになった分、最後はビービーガルダンに迫られたが、内容的には完勝であった。阪神カップで出遅れたことをきっかけとして、道中力まずに伸び伸びと走られるようになり、馬が大きく変わった。年齢を重ねて気性面での落ち着きも加わり、あらゆる面でこの馬の最も充実した1点がこの高松宮記念と重なったのだ。堀宣行調教師もこれが初G1制覇。6年間にわたって大切に育ててきた馬でのものだけに、喜びもひとしおだろう。

四位洋文騎手の好判断も光った。直線に向いて馬群が開いた時、迷うことなく抜け出し、あとは祈るような気持ちで馬を追っていたに違いない。結果的に見ると、行くか待つか、ギリギリの判断だったことが分かる。コンマ1秒の世界で、瞬時に判断を下さなければならない、アスリートの凄みを感じた。また、中京の短い直線を考えて、少し前目にポジションを置いたことはもちろん、馬場の悪い内側を避ける形で進めたことは戦略の勝利であった。四位洋文騎手の研ぎ澄まされた感覚とヘッドワークがキンシャサのキセキを引き起こした。

2着に粘りこんだビービーガルダンは、昨年のスプリンターズSに続き、またしてもハナ差でスプリントG1を取りこぼしてしまった。前走で落としていた筋肉を戻し、直前になって急激に体調が上がっての出走であり、こういう力の要る馬場も合っていた。ただ、今回は苦手な左回りの分、最後のハナ差に繋がってしまった。最終コーナーで外に膨れ、安藤勝己騎手が右ムチを連打していたように、直線でも外へ外へとヨレてしまっていた。スプリンターとしての能力は高いので、真っ直ぐ走られていればと思わざるをえない。

エーシンフォワードはスタート良く、中団を追走し、スプリントG1の流れにも十分に対応できていた。昨年暮れから、使い詰めで来ているにもかかわらず、今回もタフに走っている。最後もジワジワと差を詰めてきているだけに、4コーナーで外に振られて(回されて)しまったことが惜しまれる。スパッと切れる馬ではないだけに、待てなかったのだろうが、結果的にいうと、ワンテンポ仕掛けを遅らせて馬場の真ん中を通っても良かったかもしれない。それだけ僅かな誤差が勝敗を分けるレースだったということでもある。

サンカルロはこれぐらいの流れのレースが合うのだろう。道中で悪いところも見せずに、最後までしっかりと伸びていた。このメンバーに入って、この流れで4着に来たのは力の証明である。肉体的、精神的に成長すれば、来年の高松宮記念が楽しみな馬である。

アルティマトゥーレはスタートしてすぐに躓いてしまったことが全て。この馬本来の先行力が生かせなかったばかりか、馬場の悪いところを終始通らされる羽目になってしまった。それでも、最後は差してきているだけに、G1級のスプリント能力を持っていることは確かである。牝馬の引退レースだけに難しい部分もあったのだろうが、最終追い切りでもビシッと追っておくべきであったのではないだろうか。何としてもこのレースをという気迫が伝わってこない仕上げではあった。

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産経大阪杯を当てるために知っておくべき3つのこと

Sankeioosakahai

■1■4歳馬が圧倒
過去10年の勝ち馬の年齢を見ると、4歳馬が6頭、5歳馬が2頭、6歳馬が1頭、7歳以上の馬が1頭と、4歳馬が他馬を圧倒している。年齢を重ねるごとに勝ち馬が少なくなっているように、実績や格ではなく、勢いが求められる舞台となる。クラシックで活躍した馬が充電を経てターフに戻ってきたり、また古馬になってから急激に力を付けてきた馬たちにとっては、実力を存分に発揮できるレースである。サラブレッドとして充実著しい4歳馬を中心に考えてみたい。

■2■1番人気が強い
過去10年間における、人気別の着順を見てみたい。

1番人気 【6・2・0・2】 勝率60% 連対率80%
2番人気 【0・1・2・7】 勝率0%  連対率10%
3番人気 【3・2・0・5】 勝率30% 連対率50%

かつてマイルCSは1番人気が最も堅いレースとして有名であったが、今では産経大阪杯がそれに取って代わろうとしている。勝率60%、連対率80%という数字は驚異的である。ひとつの理由としては、超A級の馬たちが、別定戦であるこのレースを狙って出走してくるからである。その傾向は、日本の競馬がスピード化するにしたがって強くなってきている。一昔前まで超A級の馬は阪神大賞典に出走していたが、今は距離適性も含めて産経大阪杯に出てくることが多くなっているということだ。たとえ休み明けであっても、強い馬であれば十分勝ち負けになる。

■3■内を回って先行できる馬
過去6年のラップタイムを見てみたい。

12.7-11.3-11.9-12.0-12.2-12.1-11.8-11.9-11.3-12.4(60.1-59.5)M
12.7-10.4-12.0-12.0-12.1-12.4-12.2-12.0-11.5-11.7(59.2-59.8)M
12.8-11.6-12.5-12.6-12.5-12.4-12.3-12.2-12.3-13.3(62.0-62.5)M
12.8-11.5-13.1-12.6-12.2-12.2-11.9-11.7-11.4-12.0(62.2-59.2)S
12.5-10.8-12.2-12.1-12.0-12.3-12.0-11.5-11.6-11.7(59.6-59.1)M
12.6-11.5-11.9-11.9-12.1-12.8-12.1-11.9-11.2-11.7(60.0-59.7)M

どのレースも速くともミドルペース、遅ければスローに流れる傾向がある。阪神競馬場の内回りということで、4つコーナーを回る小回りの直線が短いコースで行われるとイメージしてよい。ペースが落ち着きやすいことも考慮に入れると、どうしても内枠の先行馬が有利になる。

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自惚れと自惚れがぶつかれば

Jiromaru

武邦彦―武豊という父子2代による名騎手の系譜があることは周知の事実ですが、横山富雄―横山典弘については、コアな競馬ファンの間でも意外にも知られてはいません。それは騎手としての実績という以上に、この2組の親子の持つ気質の違いによるものではないでしょうか。武邦彦がターフの魔術師として名を馳せたのに対し、横山富雄は玄人好みのジョッキーでした。勝ちたいという思いを胸に秘め、負けても一切の言い訳をしない、職人気質のジョッキーだったといいます。父の気質を子が見事に受け継いでいますよね。

横山富雄は昭和36年にデビューしました。当初は障害のジョッキーとして頭角を現し、昭和40年前後にフジノオーで中山大障害をなんと4回も勝ちました。さらに横山典弘騎手が生まれた年の春にも、フジノホマレで5回目の中山大障害を勝っています。

その後、平地でも目覚しい活躍を見せ、メジロタイヨウで秋の天皇賞、メジロムサシで春の目黒記念と天皇賞、宝塚記念を勝ちました。その他、ニットウチドリで桜花賞、ファイブホープでオークスを勝っていますね。ジョッキーとしては通算519勝。当時、今ほどのレース数がなかったことを考えると、この数字だけでも立派な名騎手であることが分かります。

その息子である横山典弘騎手がデビューを果たしたのが、昭和61年のこと。父富雄は病気を患ったことがきっかけで、すでにターフにはいませんでした。最初の年は振るわず、わずか8勝のみという記録で終わりました。同期の松永幹夫騎手や熊沢重文騎手らに比べると、騎乗を依頼された数がおよそ3分の1程度だったことも原因です。父譲りの職人気質のせいもあり、周りの人々になかなか打ち解けられなかったのです。周りの人々には、自惚れていると映ったのかもしれません。酒に溺れ、数え切れないほどの大きな失敗もしました。それでも、父の記録を抜こうと、横山典弘騎手は歯を食いしばって馬乗りの練習をしました。誰よりも、馬に乗ることが好きだったのです。

Yokoyamanori by Photo Stable

横山典弘騎手には、自惚れと謙虚さの2つの面があると私は思います。「(同期の)松永幹夫よりも俺の方が上手いのに、あいつが先に500勝したことが悔しい」と公言しつつ、一方では「才能?俺の才能なんて、この手にある5本の指のうち、小指の先ほどしかない」とも語ります。根拠のない自信は、何か大きなことを成し遂げる人間にとって必要不可欠ですが、それだけでは十分ではありません。その裏にある自信のなさから来る不安が、人を常に突き動かすのです。この両面の差が激しく彼を揺さぶり続けたからこそ、横山典弘はここまで大きくなったのです。

ようやく円熟期に入った横山典弘騎手が、自分の競馬観に影響を与えた人物を3人挙げたことがあります。ひとりは、当然のことながら、父である横山富雄。もう一人は岡部幸雄。そして最後の一人が四位洋文。なぜ四位洋文騎手かというと、四位騎手がまだデビューしたばかりの頃、アブミを長くして角馬場で調教を付けていたところを見て、衝撃を受けたそうです。今となっては、ほとんどの厩舎で取り入れている調教法ですが、四位洋文騎手が実践してみるまでは誰もやろうとはしませんでした。馬づくりに対する考え方を、四位騎手に180度変えられたそうです。

この2人の出会いも面白いですね。人づてに横山典弘騎手が聞いたひと言がきっかけだそうです。「俺がメジロライアンに乗っていたら、3冠全て勝っていた」と四位洋文騎手が言い、横山典弘騎手はそれを聞いて、面白いやつじゃねえかと強烈に四位洋文騎手を意識するようになったそうです。実際にはそんなことは言ってなかったそうですが、いかにもこの2人を象徴するようなエピソードですね。そんな2人が、今年の高松宮記念でアルティマトゥーレとキンシャサノキセキという有力馬に跨り、雌雄を決します。職人としての自惚れと自惚れがぶつかれば、面白いレースにならないわけがありません。

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「勝ちポジを探せ!ライブ」DVDの再販売を開始します。

Livedvdimg

いよいよ春のG1シーズンがやって来ました!勝ちポジを探せ!ライブ」DVDの再販売を開始します。

「勝ちポジ」とは勝つためのポジションの略です。近年、サンデーサイレンス産駒がほとんどいなくなり、海外や地方からもジョッキーが入り込んできている時代の中で、この「勝ちポジ」の存在はますます大きくなってきています。ジョッキーにとっても、「勝ちポジ」は大きなウエイトを占めますが、それと同じくらい、予想をする私たちにとっても、知らずには予想できないほど「勝ちポジ」は重要な概念となります。

実戦のレースを通して、「勝ちポジ」について研究を重ねた結果を、最もシンプルな形でまとめたのがこのライブになります。ライブDVDでお話ししていることは、競馬予想における補助線のようなものだと考えています。その補助線が引いてあることで、レースの見え方が全く変わり、より正しい答え(結果)を導きやすくなることがあります。もしくは、その補助線が引いていなければ、正しい結果(答え)を導くことが出来ないというレースもあるでしょう。

・ライブの報告はこちらから
・競馬場へ行こうツアーの報告はこちらから

ライブDVDの内容は以下の通りです。

Disc1(95分)
■デットーリポジション
勝つためのポジション(基本ポジション)
■動物学的な観点からの『勝ちポジ』とは?
■安藤勝己騎手のこだわりがビリーヴを勝たせた
■なぜ各馬が自分のペースで走ることでレースは成り立たないのか?
■サンデーサイレンス産駒と武豊時代の終焉
■馬単、3連単の時代だからこそ
■川田将雅騎手、藤岡佑介騎手ら若手ジョッキーの台頭
■内田博幸騎手など、地方から来た一流ジョッキーは持たせてしまう
■「勝ちポジ」予想の手順
■買えなかったブラックホークの単勝馬券
■「勝ちポジ」を探すための4つのポイント
■伝説の福永洋一騎手のマジックも実は勝ちポジだった!?
■菊花賞はデルタブルースポジション

Disc2(65分)
■勝ちポジを走る馬を探すための3大要素
■岩田康誠騎手の天才論
■武豊騎手がヴァーミリアンで「勝ちポジ」を取りに行った!(武豊の逆襲)
■馬の体調と「勝ちポジ」との密接な関係
■岡部幸雄騎手とジェニュインの『勝ちポジ』
■菊花賞馬が天皇賞春を勝てない本当の理由
■レースを見ることの本当の意味
■横山典弘騎手がなかなかG1を勝てなかったのはなぜ?
■武豊騎手の悪い癖
■質疑応答(Q&A)

Livedvdimg

ライブDVDの内容は、DVD2枚組(合計160分)と当日使用した資料(レジュメ)になります。今回、DVDという形を取ったのは、ライブの中で13のレース映像を実際に使って説明しているからです。顔を出すのは本当に恥ずかしいのですが、CDでは伝わりにくいと思い映像化しました。厳選されたレースを何度もご覧いただき、ゆっくりと時間を掛けてお楽しみください。

ライブDVDの内容の冒頭部分を、視聴ではなく試聴していただけるようになりましたので、ぜひ聴いてみてください(映像をご覧いただけなくて申し訳ありません)。

→ライブDVDの視聴はこちらから

私個人の時間的な都合で大変申し訳ないのですが、今回も30部限定とさせてください。料金は定価7500円のところ5500円のみ(税込み・送料、代引き手数料無料)でお分けいたします。お支払い方法は代金引換になります。*たくさんの方々にお申込みいただいたおかげで、撮影コストがペイできましたので割引させていただきます。それでも決して安くはないと思いますが、それ以上の大きな価値を提供できると考えています。

もしライブDVDを聴いていただいた上で、参考にならなかった、お役に立てなかったということがあれば、メール等にて遠慮なくおっしゃってください。返金させていただきます。逆に安くて心配と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、情報商材ではありませんので、ひとりでも多くの皆さまに聴いていただきたいという思いを込めています。早めになくなってしまうことが予想されますので、ご希望の方は今すぐお申し込みください

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特定商取引に基づく表記もご覧ください。

お申し込み方法
Step1 メールフォームにてお申し込みをしてください。
*SSLに対応しておりますので、個人情報の保護も万全です
*個人情報を第三者に開示をすることは決してありません。

Step2 お申し込み確認メールが届きます。

Step3 お届け先住所にライブDVDが届きます。
*代金引換ですので、ライブDVDをお受け取りの際に料金はお支払いください。

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また、質問メールも受け付け致します。このライブDVDを聴いて頂いて、分からなかったこと、もっと知りたいこと等、もしありましたら私宛のメールにて遠慮なくドシドシ質問してください。喜んでお答えいたします。皆さまからのご感想もお待ちしております。(glassracetrack@ymail.plala.or.jpまで)

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ウオッカの背中を追って

Dubaigo

今週末、レッドディザイア、ブエナビスタ、ローレルゲレイロ、グロリアスノアの4頭がドバイ国際レースに出走する。新設されたメイダン競馬場で、全8レースの総賞金が2625万ドルという高額賞金を巡って、想像を絶するほどのハイレベルな争いが繰り広げられる。ヨーロッパ、アメリカ、南アフリカ、アジアの各国から、選りすぐりのサラブレッドが集結するのだから、まさにワールドカップデイと呼ぶに相応しい1日になるだろう。

メインレースとなるドバイワールドカップに出走するレッドディザイアは、前哨戦で見事な差し切り勝ちを演じ、有力候補の1頭として臨むことになる。前哨戦を勝った知らせを受けた時、私は耳を疑ってしまった。どちらかというと、ウオッカがどのようなステップレースを踏むかに注目していただけに、レッドディザイアの勝利は嬉しくも悲しい誤算であった。レッドディザイアは速い時計をあまり出しておらず、ひと叩きしてドバイの競馬に慣れさせるために使ったはずで、それがあんなにも強い勝ち方をしてしまったのだから。

よく考えてみれば、3歳の身にして、レベルが高かった昨年のジャパンカップで3着した馬である。ウオッカの影に隠れていたが、すでに国際級の能力を証明していたということだ。そこからの成長分を考えると、前走の走りは驚きではなく、当然として迎えられるべきであったのかもしれない。シーマクラシックに出走する予定だったところを、この鮮やかな勝利を受けて、より熾烈な争いが予想されるワールドカップに矛先を変えてきたのだが、その選択が正しかったかどうかは神のみぞ知る。もちろん勝機はあるだろう。

しかし、前走で仕上がっていない状態で激走してしまったことによる反動が心配である。特にレッドディザイアのような気の良い牝馬は、馬体が仕上がっていなくても、レースに行くと走ってしまうことがある。人間の計画とは裏腹に、馬の気持ちにスイッチが入ってしまい、仕上がり切っていない肉体からあらん限りの力を振り絞って走ってしまうのだ(そもそも馬はステップレースと本番の区別はつかない)。そうすると逆に、本番に向けて気持ちが下がり、無理をしたツケが肉体から噴出してしまうことになる。そう、つまり、2走ボケの原理である。

それに対し、シーマクラシックに出走するブエナビスタは、全てにおいて上向きで本番に臨めるだろう。昨秋はオークスの疲れを引きずって、勝ち切れないレースが続いたが、前走の京都記念でようやく復活した。ロジユニヴァースがダービーを勝った反動から立ち直るのにおよそ1年の時を要したように、3歳馬が春の時期に、府中の2400mを勝ち切ることによる肉体面に与えるダメージは少なくない。ブエナビスタは肉体の不調に耐えながらも、秋華賞、エリザベス女王杯で3着、札幌記念、有馬記念で2着したのだから凄い。速く走る才能と我慢強さは、もしかするとウオッカ以上かもしれない。ドバイの馬場を経験していないというビハインドはあっても、負けられないし負けてほしくない。

ゴールデンシャヒ―ンに挑戦するローレルゲレイロも厳しいレースを強いられるだろう。日本馬にとって最も壁が厚いドバイのG1のひとつである。これまでは昨年のバンブーエールの4着が最高着順であり、実際のレースを見ると、なおさら上位馬たちとの力差を痛感させられる。ただ、今回からオールウェザーで行われるので、多かれ少なかれチャンスは訪れるかもしれない。昆貢調教師が「10年に1度の馬」と評するローレルゲレイロが勝てなければ、これから先、誰が勝てるというのか。ゴドルフィンマイルに出走するグロリアスノアと小林慎一騎手は、人馬ともに貴重な経験を積めるはずである。

ウオッカの背中を追って、世界の大舞台に挑戦する精鋭たちの走りを、この目に焼き付けたい。

photo by Photo Stable


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「ガラスの競馬場」:Keiba is beautiful.

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高松宮記念を当てるために知っておくべき3つのこと

Takamatsu1

■1■差し馬有利の展開に
中京競馬場は小回り、直線に坂がなく平坦であるため、本来は圧倒的に先行馬が有利なコースであるが、最後の1ハロンでスピード自慢の先行馬の脚が止まり、スタミナを備えた差し馬がゴール前で逆転するという展開のレースになりやすい。

「差し馬有利」の状況は、ラップタイムからも一目瞭然である。過去6年間の前半後半3ハロンのラップタイムは以下のとおりである。
 前半 ― 後半
平成13年 33.5―34.9 (前後半の落差1.4)
平成14年 32.9―35.5 (前後半の落差2.6)
平成15年 32.9―35.2 (前後半の落差2.3)
平成16年 32.9―35.0 (前後半の落差2.1)
平成17年 33.3―35.1 (前後半の落差1.8) 
平成18年 33.7-34.3 (前後半の落差0.6)
平成19年 33.8-35.1 (前後半の落差1.3)
平成20年 33.4-33.7 (前後半の落差0.3)
平成21年 33.1-34.9 (前後半の落差1.8)

ほぼ毎年、前半が速くて後半が掛かるという、典型的な前傾ラップである。「短距離の差し馬」という格言があるように、基本的にスプリント戦は差し馬有利な前傾ラップになることが多い。特にG1のスプリント戦となると、スピードのある馬が揃い、前半のポジション争いが厳しくなるため、どうしても上がりの掛かる展開となるのは避けられない。

それに輪をかけるのが、3~4コーナーの曲がりのキツさである。逃げ馬・先行馬が直線の短さを生かして流れ込もうとしても、3~4コーナーの曲がりがキツく、どうしても多少のブレーキがかかってしまう。直線に向いてから、馬群が膨らんでヨーイドンのレースになるので、さらに瞬発力のある差し馬に有利なレースとなるのである。

つまり、高松宮記念は、見た目以上に差し脚が生きるコースである。G1スプリント戦の性格に加え、コース形態がスピードとスタミナを兼ね備えた強い差し馬に有利に働くということだ。直線が短く、坂がない先行馬有利なコースというイメージを捨て去って予想に臨むべきである。

■2■馬場の不利、枠順の不利
開幕最終週の馬場の傷みは、コースの内外による有利不利を生み出してしまうこともある。平成12年のキングヘイロー、13年のトロットスター、17年のアドマイヤマックスと、大外を回った馬が勝利したように、今後も内側が傷んで走りにくいという馬場設定になってしまう可能性は大きい。

さらに、中京競馬場はコース幅が狭くカーブもきついため、枠順の内外も考慮に入れるべきである。枠順の内外が不利につながるケースとして、以下の2つが考えられる。

☆ケース1
テンのダッシュが速くない馬が内枠に入ると、外から速い馬に来られ、包まれてしまい何も出来ずに終わってしまう。
☆ケース2
外枠を引いた馬が、内に入れるヒマもなく、終始外々を回されて終わってしまう。

このように、どの枠順を引いて、馬場のどこを通って来られたかによって、勝利の行方は左右されることになる。ゲートを出てみないと、どうなるか分からないことも多い。

しかし、全体的に見ると、よほど極端な枠順を引かない限り、スピードとスタミナを兼ね備えた強いスプリンターが勝つことのできる舞台であるといえる。

■3■5歳馬が有利
高松宮記念が3月に移行された過去9年間における、年齢別の成績は以下のとおり。

4歳   【1・2・1・42】 連対率7%
5歳   【7・5・3・35】 連対率24%
6歳   【2・2・4・36】 連対率9%
7歳以上【0・1・2・36】 連対率3%

勝率だけを見ても、5歳馬が圧倒していることが分かる。勢いのある4歳馬が、充実の5歳馬にねじ伏せられてしまうという形になりやすい。6歳以上の馬になってくると、スピード不足を露呈してしまうのか、年齢と共に勝率は下がっていくことになる。スピードとスタミナを兼ね備えたスプリント能力を問われるということだ。

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集中連載:「パドックの見方を極める」第9回

Paddock09

■目を観る
「目は口ほどにモノを言う」ということわざがあるように、もともと口がきけない馬にとっても、目は心を映し出す窓である。ディープインパクトやキングカメハメハなど、数々の名馬を探し当てた金子真人オーナーは、馬選びの際に“まずは目を見る”という。私も同感である。馬の目には、喜怒哀楽といった感情や状態だけではなく、その馬の性格すらも映し出される。気性が穏やかで賢い馬は、黒く澄んだ目をしているものだ。

パドックで馬を見る時にも同じことが当てはまる。やる気や気合は目に表れてくるものであり、生き生きとして底光りするような眼光の馬は、間違いなく体調が良い。逆に目に精彩を欠き、どんよりとショボショボしているような目をしている馬は、明らかに調子を落としている。たとえば、連闘で疲れている馬の目はどんよりと濁っているし、走る気のない馬は、ずるそうに相手をうかがいながら、走るフリをしている目になる。この辺りを言葉で説明するのは難しいが、元来、私たち人間には、相手の目を見て心を推し量る能力が備わっているのではないだろうか。あなたが見て、「走る気になっている」、「元気がなさそう」などと感じたら、その直感をまずは大事にしてみて欲しい。

また、パドックにおいて、あまりキョロキョロしている馬は心配である。視覚の構造上、馬は頭全体でモノを見ることになる。モノを見ようとしている馬は、頭を上げたり、下げたり、ぐるりと見回して見たりする。なぜかと言うと、レンズの厚さや形を変える毛様筋の発達がよくないため、網膜の上にきちんとした映像を作るのに時間がかかるからである。そこで、頭を動かすことによって、焦点が合いやすいよう調整する。だから、人間に比べると、頭を動かしてキョロキョロしているように見えるのは当然である。ただし、パドックであまりキョロキョロしている馬は、周りが気になってレースに集中できないというサインでもある。実際のレースでは、ほんの少しよそ見をしただけで、2、3馬身は遅れてしまうのだ。

周りが気になって集中できない馬には、ブリンカーやチークピーシズ、ホライゾネットなどの馬具を着けることもある。馬は両眼でほぼ350度という非常に広い視野を持っていて、左の目で馬場の柵を見ながら、右の目でスタンドの観衆を眺めて走るという芸当ができる。突然の出来事を即座に見て取ることは出来ないかわりに、見える範囲が人間に比べて広く、1度に2つのものを見ることが出来る。このような馬特有の視覚が、後ろを気にする馬や他馬に並ばれるとヒルんでしまう馬にとっては、不都合となる場合もある。そこで、ブリンカーや、チークピーシズ、ホライゾネットによって後方の視野を制限された馬は、馬群を気にすることなくレースに集中することで、見違えるような能力を発揮できる場合もあるのだ。


こういった馬具は、初めて装着する時の効果が最も大きいということも覚えておきたい(良い意味でも悪い意味でも)。初めてブリンカーやチークピーシズ、ホライゾネットを使う馬が、刺激を受けたことによりまさかの激走(または凡走)をすることがある。しかし、その効果は、馬が馬具に慣れてしまうことにより、次第に薄くなっていくということである。そもそも馬具は馬の弱さを補うための道具である。藤沢和雄調教師が「出来ることなら馬具など一切着けずにレースに出走させたい」と語っているように、馬具を着けているということは、その馬のどこかに弱いところがあることの証明に他ならない。私はそういう馬に大金を賭ける気には到底なれない。

(第10回へ続く→)

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関連リンク
「ガラスの競馬場」:チークピーシズ

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スプリングSを当てるために知っておくべき3つのこと

Springs

■1■皐月賞と結びつきやすい
本番と距離が同じ弥生賞が皐月賞に結びつきにくいのに対し、1800mで行われるスプリングSからは過去14頭の皐月賞の勝ち馬が出ている。理由として考えられるのは、以下の2つ。

1、中3週というレース間隔が調整しやすい
2、皐月賞に似た底力勝負のレースになりやすい

1については、皐月賞に向けてという意味では、スプリングSで勝った時の体調を引き続きキープしやすいということである。弥生賞から皐月賞だと中5週となってしまい、レース間隔が開いていることでかえって調整が難しくなってしまうのだ。中3週だと体調を維持することに気をつければよいが、中5週だと一旦僅かに緩めてもう一度仕上げ直すことになる。

2については、弥生賞がスローの瞬発力勝負になりやすいのに対し、スプリングSは平均ペースの耐久勝負になる傾向がある。わずか200mの距離の違いが、レースの質にも影響を与えるからである。そして、本番の皐月賞は後者に近いペース(平均~ハイペース)になるからこそ、スプリングSの勝ち馬や好走馬が皐月賞につながりやすいということになる。

■2■パワーとスタミナが問われる
上記のように、中山2000mで行われる弥生賞に比べ、1800mで行われるスプリングSは道中で緩むところが少なく、耐久戦になりやすい。軽さと瞬発力ではなく、パワーとスタミナを問われるレースになるのだ。血統的には、ダートを得意とする血やヨーロッパのスタミナ血統の馬が走っているのが目立つ。また、4つコーナーを回る小回りのレースだけに、どうしても前に行ける馬にとって有利になる。速い脚を持続できる地脚の強い馬を狙うべきだということだ。

■3■前走連対馬と1番人気が強い
前走1着   【6・4・7・53】
前走2着   【3・3・2・16】
前走3着   【1・0・0・6】
前走4着以下【1・3・1・49】

過去10年の連対馬20頭のうち、16頭が前走で連対している。クラシック開幕まで残り4週間という時期であり、素質馬が本番へ向けて集結してくる以上、前走で負けている(最低2着は確保)ような馬では苦しいということだろう。もちろん、重賞以外のレースで負けているような馬では勝負にならない。

1番人気   【5・2・1・2】
2番人気   【2・0・2・6】
3番人気   【0・1・1・8】
4番人気以下【2・1・2・15】

さらに、その素質馬たちの中でも1番人気に推された馬は、過去10年で5勝を挙げ、連対率にしても70%と圧倒的な数字を出している。前走の内容が良かったということであり、底力が試されるレースだけに実力がそのまま反映されやすい。

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今年のクラシック戦線について語りました(牝馬編)

根岸Sが行われた1月の末日、スカイポットさんと府中競馬場で軽く遊んだ後、近くの居酒屋にて、今年のクラシック戦線について語り合いました。いわゆる番付というものをしてみたのですが、まだ行く末が決まっていない段階で、あれやこれやと好き勝手言うのは楽しいものですね(笑)。そんな競馬談義の一部を収録しましたので、今回は牝馬編をお届けします。途中から周りがギャーギャーと騒々しくなっている中でも、ふたりとも独自のワールドを展開していますので、ぜひ皆さまも肩の力を抜いてお聴きくださいな。

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音声ファイル(MP3形式、15分)
*再生されるまでに時間が掛かることがありますので、しばらくお待ちください。
*音声のボリュームは各自で調節してみてください。

■若駒戦の専門家スカイポットさんについてはこちら
http://www.glassracetrack.com/blog/2008/01/post_703e.html

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阪神大賞典を当てるために知っておくべき3つのこと

Hansindaisyouten

■1■瞬発力勝負に
過去6年間、勝ち馬の上がり3ハロン時計は以下のとおり。

平成16年 リンカーン       34秒5
平成17年 マイソールサウンド 34秒8 
平成18年 ディープインパクト  36秒8
平成19年 アイポッパー      34秒3
平成20年 アドマイヤジュピタ  34秒7
平成21年 アサクサキングス  40秒6

ディープインパクトが勝った年は、馬場が重く、異常なほど強い風が吹いていたため、また昨年は不良馬場であったため時計が掛かったが、それ以外はどの年も34秒台となっている。3000mを走って34秒台で上がってくるのだから、道中がいかに遅いペースで流れ、ラスト3ハロンの瞬発力勝負になっているかが分かる。これが阪神大賞典と天皇賞春の結びつきが強い理由のひとつでもある。長距離戦だからといって、決してスタミナ豊富な馬が有利なのではなく、まずは瞬発力が求められることを知っておきたい。

■2■内枠で先行出来る馬が有利
スローペースの瞬発力勝負になりやすい以上、当然のことながら、内枠を引いて内々の経済コースを進んだ馬が有利となる。ただし、長距離戦では各馬もコースロスを意識して外々を回らないように運んでくるため、たとえスローペースであっても、馬群は縦長になることが多い。そのため、内外という枠順でそれほど大きな差は生じない。内枠から発走して、前にポジショニングできて、ラスト3ハロンの瞬発力勝負に強ければ、勝ち負け必至のレースである。

■3■1,2番人気馬が圧倒的に強い
過去11年間の人気ごとの成績は以下のとおり。

1番人気【6・3・1・1】 連対率81%
2番人気【3・4・1・3】 連対率64%
3番人気【0・0・4・7】 連対率 0%

1番人気馬の連対率が8割、2番人気馬の連対率が6割と、圧倒的な安定感を誇っていることが分かる。これは人気馬が強いということではなく、長距離戦では各馬の実力や仕上がり具合が如実に現れてしまうということである。たとえ展開やレースの綾があったとしても、力のない馬や仕上がりの良くない馬が好走してしまう確率は極めて低い。実力と仕上がり状態をそのまま信頼してよいレースである。

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Keiba is beautiful.

Vodkalast

「心が震えたレースベストテン2009」の第1位は、ウオッカが勝ったジャパンカップである。ジャパンカップが行われた当日、私は競馬場にいた。なんとか間に合ったという表現が適切だろう。仕事を終えて、川崎駅から南武線に飛び乗り、府中本町の駅から長いアスファルトのコースを走って、発走時刻までに競馬場にたどり着いた。もうすぐ12月にしては暖かく、晴れわたった青空の下に緑のターフが広がっていた。

友人らと約束をしていて合流するつもりでいたが、いつもの場所に彼らを探したが見当たらない。場所が取れなかったのかもしれないと思い、携帯電話のボタンを押そうとしたその瞬間、私の指が止まった。このあと何かが起こる。そんな予感がした。そして、今日は、たったひとりで、ウオッカを見よう。そう思ったのだ。着いたら連絡すると言ったのに申し訳ないとひとり謝りつつ、私は携帯電話を胸のポケットにしまった。

スタンドからの声援を一斉に受けて、スタートが切られた。ウオッカは私が思い描いていたポジションを走っている。前進意欲をかき立てながら、がっちりと上腕だけで馬を抑え込むルメール騎手の騎乗技術は素晴らしい。アクセルをふかしつつ、ブレーキを踏んでいるからこそ、引っ掛かっているように見えて、ウオッカの脚は溜まっている。手綱を放せば、いつでもウオッカは飛んでゆくだろう。ウオッカを応援する誰もが、今日こそ、いつもの強いウオッカが見られる。そう感じていた。

直線半ばまで追い出しを我慢されたウオッカは、ゴーサインが出るや、後続との差を一気に突き放した。その力強い伸び脚を見て、勝ったと思った。しかし、坂を登り切ったあたりから、ウオッカの脚が一気に鈍った。外からもの凄い脚で1頭だけ伸びてくる馬が目の端に入った。どうしたウオッカ、頑張れ。ルメール騎手もムチを持ち替え、ウオッカの最後の力を振り絞らさんと叱咤激励した。悲鳴に近い歓声が最高潮に達したところがゴールであった。

私には勝ったと見えた。コンマ何秒ではあるが、ウオッカがギリギリ粘り切ったと確信していた。それでも、結果が発表されるまでの長かったこと。周りに友人がいれば、レースの興奮を分かち合うことで、少しは気を紛らわすことが出来ただろうに。「勝っている」、「いや差されているかも」、私は自問自答を繰り返した。

5番の文字が電光掲示板に灯った瞬間、ワーッという大きな歓声が競馬場を包んだ。その雰囲気に包まれながら、勝ったと信じていたにもかかわらず、不覚にも私の目からは涙がこぼれた。自分の馬券が当たった悦びではなく、安堵の涙であったと思う。ウオッカの陣営が感極まって泣いている姿が映し出され、ふと見ると、周りの誰もが泣いていた。今日はひとりで良かった、そして競馬場に来て良かったと私は思った。人前で感情を出すことが苦手な私は、ひとりでなければ泣けなかっただろうし、この競馬場の臨場感がなければ心が震えたかどうか。

ジャパンカップ後、ウオッカは鼻出血を発症し、有馬記念への出走を取りやめた。そのまま引退を囁かれたが、最後にもう一度、悲願のドバイにチャレンジする運びとなった。いつでもウオッカは私たちの夢を背負って走ってくれる。しかし、前哨戦ではレッドディザイアに負けてしまったものの、本番へ向けて順調に来ていると思っていた矢先に、引退が発表された。またもや鼻出血だという。ウオッカの肺はジャパンカップの激走で深く傷ついてしまったのだろうか。ドバイの地に眠るホクトベガが、ウオッカをそっと止めたのかもしれない。それにしても、なんと静かで美しい引き際だろう。

夢にはいつか終わりがくる。
夢の途中で倒れたとしても、そこで過ごした時間は確実に存在する。
そして最後に意味を持つのは、結果ではなく、過ごしてしまったかけがえのないその時間である。
(「オーロラの彼方へ」星野道夫)


私の心に残る一生の宝

ウオッカ、長い間ごくろうさまでした。そして、たくさんの感動をありがとう。あるとき、競馬とは無関係の雑誌に載っていた角居調教師のインタビュー記事を読み、ウオッカが牝馬として64年ぶりにダービーを勝利したことを初めて知りました。でも、そのときは、競馬という世界を少しばかり知った、ただそれだけでした。それまでも、それからも、自分のことで悩んでばかりの毎日。インタビュー記事を読んでから半年以上も経って、ふと見た新聞のテレビ欄にウオッカの名前がありました。2008年安田記念の日でした。ダービーの栄光後、勝てない時期が久しく続いていたことはそのライブ中継の中で初めて知りました。そして、目にしたのは、あの鮮やかな復活勝利!悩む日々の中、出口がなかなか見えなかった私に大きな大きな勇気と希望とを与えてくれました。あれから、勝っても負けてもウオッカの競馬をみつめてきました。そして、負けが続いても、これというレースではドラマチックに勝利する姿に、自分もがんばらなければ、と心が奮い立ちます。これからもきっと何かのときには、ウオッカのレースを思い出して勇気をたくさんもらうことでしょう。数々の感動の記憶は、全ていつまでも私の心に残る一生の宝です。ありがとう、ウオッカ!

Santiagoさん

今度はいい子供を産んでください
君は少女の頃から強かったですね、そして男の子と走った日本ダービーみんなびっくりしました。その後、先生達に海外を勧められ頑張ろうとしたがまだ幼かった君はとても苦労しましたね。年が明けて女性になった頃、新しいパートナーと復活しました。それからの君は、とても強く見えまさに敵なしって感じがしました。秋の天皇賞の同期スカーレットとの激走は歴史に残ると思います。そして、先生たちにもう1年やろうということで、君は同期のスカーレットは辞めてしまい、責任感がある君は、もう一度走る決意をしました。大人の女性になった君はまさに呆れるほどの強さを見せてくれました。秋になりちょっと疲れた君は・・・あれほど強かった君が・・・負ける君を見たくなかった。「もう辞めちゃってもいいかな」きみはそう思ったけど、君は外国の男の子には負けたくない。その一心でまた走る気をおこし頑張ってくれましたね。すごく感動しました。最高の女の子。そう君は女だったんだよね。もう、無理しなくていよ。お母さんになる準備をして今度はいい子供を産んでください。最高の感動をありがとう。そして、おつかれさまでした。

神山さん

自分で撮ったウォッカの写真は大切な宝物にしたい
ウォッカのファンになったのは、去年の天皇賞(秋)からでした。もともとはダイワスカーレットを応援していた私でしたが、ローテーションなどいろいろな条件からあの時だけはウォッカが勝つと信じ、能力でダイワスカーレットが押し切ると言い張る競馬友達と激論をかわした事がきっかけでした。競馬において1着と2着の差は後になって比べられないほどの差が出るということは十分承知していたため、あの2cm差の勝利は本当に素晴らしいものでした。それからというもの、心からウォッカを応援するようになり、今年になって充実した今なら海外でも十分勝ち負けができると信じて見ていたドバイでは直線で失速・・。もう終わってしまったのか・・と思い見ていたヴィクトリアMでは相手が一線級ではなかったとはいえ、G1とは思えない7馬身差の圧勝劇。そして勝つと信じて見ていた安田記念では直線前が詰まったまま負けてしまう!と思った瞬間に馬体を接触させながら、ものすごい勢いで突き抜けての勝利。関係者の「今が一番充実期なのでは」という言葉を信じてどんなレースを見せてくれるのか期待した秋は毎日王冠・天皇賞(秋)と連敗。そして距離が長いと言われたジャパンCで、またもや2cm差という劇的な勝利。終わってみれば人気に応えたということですが、これをレース前からウォッカの勝利を信じて見ていたファンにしか味わえない格別な勝利で、本当に感動しました。競馬歴は15年ほどですが、ここまでハラハラ・ドキドキさせられたり、ワクワクしてガッカリさせられたりと、いろいろな気持ちを味あわせてくれたサラブレッドは今までいませんでした。G1 7勝という記録だけではなく、記憶に残る 素晴らしい走りを見せてくれたウォッカは間違いなく私の一番好きな馬です。一眼レフで自分で撮ったウォッカの写真は大切な宝物にしたいと思います。最後はドバイワールドCを引退レースにするそうですが、結果はどうあれ無事に走り終えて欲しいです。そして繁殖という第二の人生を無事に迎えてもらいたいものです。

ブラスポさん

一生忘れないでしょう
この秋は自分の中でも、多分この3レースが最後になるのではなないかと思い競馬場に足を運びました。 JCまで何事もなく走り終えることが出来て、しかも最高の形で終わったことを本当に嬉しく思っています。鼻出血はきっと神様からのサインではないでしょうか? もう十分だよと・・・今回私は、初めて葉書で指定席が当たり最後までウオッカを見送ることが出来たんですよ。とても嬉しかったです。 ほんとうに。強くて、美しくて、ここぞと言う時にいつも期待を裏切らないその勇姿を一生忘れないでしょう。この先、母馬の欄にウオッカの名前を目にしたときは、どこかにその姿が見られる事を楽しみにまた私は出掛けて行くでしょう。 お疲れ様。 そして、感動をありがとう。

ろびんちさん

ウォッカ派で後悔していません
ダイワスカーレット派とウォッカ派と分かれたと思います。私はダービーの走りが忘れられず、ウォッカ派で通しました。お陰様でかなりハズレ馬券が増えました。ダイワスカーレット派だったら、連対率100%ですのでかなり高的中だったと思います。でも私はウォッカ派で後悔していません。彼女の走りは人々をワクワクさせました。出血してよかったと思います。そうじゃなきゃ有馬を走らされたことでしょう。有馬では大負けだったと思います。

モネさん

あなたに会えて、本当によかった
競馬のことは未だによくわかりませんが、理屈抜きで、感動を与えてくれる1頭と出会えたことがうれしい。1頭のサラブレットにこんなに魅せられるとは思わなかった。また、ウオッカを信じ、支え続けたチーム角居は素晴らしい。鞍上も含め周囲が衰えを指摘する中、「絶対に衰えはない」と断言し、迎えた2009JCでの勝利。調教助手の方が号泣する姿に、ウオッカに対する思いと愛情がみえ、もらい泣き。本来は、鞍上との関係を表す言葉なのでしょうが、『人馬一体』という言葉が、ぴったりだなと思いました。(可能であれば、ウオッカの引退までの軌跡と支え続けたスタッフをドラマにして欲しい位です。)あなたに会えて、本当によかった。どうかその血を後世につないでください。

エルモさん

母として偉大な記録を残すことを信じて
ウオッカ、きみのその女王としての毅然とした姿はいつまでも私の目に残ることでしょう。いままで本当におつかれさま。次は母として偉大な記録を残すことを信じて待っているよ。

わたさん

大好きなウオッカ姫
貴女は何時でも何処でも一生懸命走って強い男馬どもを蹴散らした。ドバイでは結果は出なかったけれど、私は貴女が世界最強牝馬だと信じている。私は貴女の子供が、貴女の最大のライバルで親友のダイワスカーレットの子供と、再び対決するのを今から願っています。大好きなウオッカ姫、素敵な夢をありがとうございます。

ミスターケリーさん

「在来牝系」の血を後世に
競馬歴1年半の私にとってウオッカとの出会いはこれから先の競馬人生に多大なる影響を与えてくれるものだと思っています。その牝系に脈々と流れる日本独自の「在来牝系」の血を後世にまた、私達ファンの眼前に新たな生命体として現れてくれる事を、心から祈ってやみません。ありがとう。そして、また会いましょう。

葬馬党 党首さん

名牝でなく名馬ですね
ウオッカは人を惹きつける力が飛びぬけている競走馬で、私がこれまで見てきた中でもトップランクに位置するスーパーホースです。走るたびに勝っても負けても興奮した記憶があります。間違いなく名牝でなく名馬ですね。ほんとにこれまで感動ありがとう!!!と言いたいです。二世が楽しみで仕方ありません。ウオッカ、おつかれさま(*^_^*)

ぽんでらいおんさん

まるできのうの事のように
あなたのおかげで僕は競馬の本当の面白さを知る事が出来ました。あなたが出走したどのレースも印象的で記憶に残っているのですが、特に2008年の天皇賞秋と2009年のジャパンカップは、まるできのうの事のように思い出されます。感動をありがとう。本当にありがとう。そして、お疲れさまでした。

dibluesさん

スカーレットがいたからこそ
自分はダイワスカーレットのファンだったんですが、ウオッカがいたからこそのスカーレットだったし、スカーレットがいたからこそウオッカだったなぁと最近よく思います。今度はスカーレットとウオッカの子供がいいライバルになれたら最高です!ウオッカ今まで感動ありがとう!

たあさん

歴史的名牝
「感動をありがとう」それしか思いつきません。競馬を夢中にさせてくれたウオッカ、毎回単勝馬券を購入し応援していました。本当に素晴らしい歴史的名牝です。引退は悲しいですが故郷でゆっくり休んで下さいね。

vodka2007さん

混じり気など感じさせないあの闘争心
ウオッカの馬主は谷水さんです。谷水さんといえば持ち馬には「タニノ○○○○」という冠名を付けるのが常だとおもっていましたがウオッカに限っては「名酒を個人名の谷水で割っては味を損なう」という理由で止めにした、本人が言っていたというのをどこかで見ました。成る程、ハナ差で制した2008年天皇賞(秋)、そして2009年ジャパンカップ混じり気など感じさせない、あの闘争心はそこから生まれたのかもしれないなぁと思わされました。

ハロさん

きっと素晴らしい子供を
本当にお疲れ様。ダービーを勝った時は半信半疑で見ていたけれど、こんなに偉大な牝馬になるとは思いもよらなかった。きっと素晴らしい子供を送り出してくれることを信じて待っています。

nantanさん

長い間、私たちに夢を与え続けてくれましたね。でも、そろそろ、静かな毎日を牧場で送って下さい。あの澄んだ瞳、いつまでも忘れません。
T.Eさん

もう十分に強さを示せたと思うので、牧場でゆっくり休んでください。良い子を期待しています。
ADC

好きな馬はたくさんいますが、信じて悔いのない特別の貴女に出逢えて幸せでした。
ERIKOさん

記憶に残るレースを数多くしてくれた
マイルとクラシックという二つの距離を東京という地力のでるコースで勝利を挙げたのは素晴らしいの一言に尽きます。2年連続でのマイルGIの勝利。天皇賞・JCと中長距離のGI制覇。そして早い時計でのレース戦績の素晴らしさ等、歴史に残る名馬として相応しいものだと思います。GI7勝の輝かしい記録、けどそんな記録よりダービー制覇、ダイワスカーレットとの天皇賞など、記憶に残るレースを数多くしてくれたことに感謝一杯です。ありがとう。

さくらさん

一所懸命
私も今回のレースのウォッカだけは、目頭がじわーと熱くなりました。たぶん最後という予感が、そうさせたのかもしれません。前にも話しましたが、ウォッカの走りはいつも、「一所懸命」。 特に今年のJCは、ウォッカの強さの集大成を見た思いです。まさに、「ウォッカのウォッカによるウォッカのためのレース」でした。強さとやさしい眼差しを持つ仔は、ウォッカだけから引き継ぐことが出来るものと思います。素晴らしい、2世を期待します。 いつも一所懸命なウォッカに心より「ありがとう!!」

Matsuoさん

涙がでました
競馬は、ギャンブルとして楽しんでましたが、ウオッカの顔を見たとき、話しかけられたような気がして、それ以来ウオッカの走るレールは倍率が低く儲けが少ない時でもご祝儀馬券として、単勝だけを買い続けています。ほかの馬のことは関係なく、ウオッカの競馬に感情移入をしてレースを見てしまいます。ジャパンカップでもなかなか着順が出ない状態の中、結果を待ちながら復活の走り感動し、に2着でも1着でも関係ないと思いました。そして結果が出たとき、涙がでました。ウオッカはたぶん引退するでしょうが、ウオッカと競馬ができたことに感謝いたします。ありがとうウオッカ。そして、2世の牝馬もみたいな。

NORIOさん

糸を引くように真っすぐ坂路を駆け上がる姿は実に綺麗でした。競馬ファンとしてその走りを目撃できたのは幸せの一言。あの爆発的な末脚は一生忘れません。
Mahmoudさん

多くの競馬ファンが胸を熱くしました
天皇賞(秋)で敗戦した時、私はもう貴女が精神的にも肉体的にも疲れ切ってしまったのだと思いました。そしてJCでの限界を超えた貴女の頑張りに、多くの競馬ファンが胸を熱くしました。引退となったのは、最後の力を振り絞った結果であり、必然なのだと思います。貴女の走りをターフで見れないのは残念ですが、やっとウオッカも休めるんだなぁ~と思うと嬉しい気持ちもあります。長い間、感動をありがとう!

テッチィーさん

今度は自分を超える8冠馬となる子供を産んで欲しい
たくちちさん

いつも感動と元気をありがとう。本当に感謝です。
たすくさん

その額に刻まれたイナズマ形の流星を一生忘れることはありません。あなたの美しい走りとともに。
DIVAさん

私の競馬の主役はいつも貴方でした
貴方の名前を初めて知ったのは、阪神ジュベナイルFの週の新聞でした。名前の響きが気に入りました。それから、3年半、私の競馬の主役はいつも貴方でした。ラストランがドバイのようですが、頑張ってください。

アカミズさん

開いた口が塞がりませんでした
一番驚かされたレースは今年のヴィクトリアマイル。直線、馬なりで上がっていく様子を見て、文字通り開いた口が塞がりませんでした。来年、ドバイWCを走って引退との報道がありますが、何より無事に競走生活を全うして良い仔を生んでほしいです。

Photostudマニアさん

感動をありがとう
あられちゃん7070さん

神は微笑んだのでしょう
ジャパンカップ後あるブログのなかで「その場所は神がウォッカを選んだ場所だったのかもしれません」とありました。まさしく同感を覚える言葉ですね。一回や二回敗れたとしても自分を鍛えあげて挑む姿に神は微笑んだのでしょう。我々にも言えることでしょうが、なかなか微笑んでくれないんですよね。(笑)

いまさらのハニカミ王子さん

あなたの走りを見ると頑張れます
私が生まれて初めて競馬場へ行った日は、あなたのダービーでした。馬の見方なんて何も判らず、ターフビジョンにひたすら流れ続ける調教映像があたなを知った最初のコンタクトでした。とてもキレイな馬だ。。。私の第一印象です。後になってから、そのキレイな馬がただ1頭だけ挑戦する女の子だと知りました。 同行者の予想もジンクスも関係なく、馬券をうことにしました。そしてレースが始まり、最後の直線、あなたの虜になりました。それ以来、あなたは私のNO.1スターです。あなたの走りを見ていると、何故か元気になれます。落ち込んでいる時は、あなたの走りを見ると頑張れます。ありがとう、ウオッカ。

RINたんさん

競馬が大好きになりました
2009年のジャパンカップはしびれました。本質はマイラーだとか、5歳牝馬は終わったと評価されていた中での優勝。これ以上ない感動でした。私は、初めて当てた馬券が2007年のダービー。ウオッカに出会えたおかげで競馬が大好きになりました。競馬での楽しい日々をありがとう!おつかれさまでした。

vodka☆LOVEさん

ディープインパクトのような、無類の強さではなかったところが、また愛すべき馬でした。私にとっては、テスコガビーとヒシアマゾン以上の牝馬に出会えたようです。
Hanumanさん

新馬のころからずっと好きなウオッカから買っても、相手を違えて、ほとんどあたらなかった。息子、娘-ズブロッカ、アクアヴィットに期待します。
Hrimfaxiさん

寂しいようなほっとしたような
2歳の頃から、あなたのレースを見ています。3歳の日本ダービーであなたのことを大好きになって、それからずっとファンで、そして競馬を知れば知るほど、あなたが好きになります。私が競馬を始めた年に、あなたはデビューしました。何頭も応援したきて馬がいるけど、あなたは別格です。あなたのレースを生で観戦できたことに誇りすら感じています。ジャパンカップでは、たまたま隣り合わせた知らない人と手を叩き合って喜んだんだよ。あの時、東京競馬場は不思議な一体感に包まれていました。引退するのは、寂しいようなほっとしたような不思議な気持ちです。どうか、無事で、最後までウオッカのレースができますように。祈っています。今度はあなたの血を受け継いだ子供たちを、この目で見れる日を楽しみにしています。

あんさん

長い間お疲れ様でした
Sunflowerさん

「だいすきだよ!!」
ウオッカのくれた感動は、永遠。引退しようが、それは無くならない。伝説となる、人の心に残るものをくれました。文字通り「男勝り」で、お酒の名前のついた気の強い女の子。
私も同じく竹を割ったような性格の酒豪女なので、初めてそういう馬がいると知った時には、親近感を覚えずにはいられませんでした。そんなウオッカが、がんばっている姿を見てとても勇気づけられました。そして「完璧じゃない」。そこも惚れ込む要素。たとえ負けても、次は三倍にして返す、「転んでもただでは起きない」。そんな心意気がかっこいい。何より、いつかの実況での言葉、「ウオッカが勝つところには必ずドラマがある」。その「小さくまとまらない」ウオッカに、とても憧れています。最近は「尊敬する人」と聞かれると、間髪入れずに「ウオッカ!」と答えます。すごく可愛くてかっこいい女の子。私もその心意気を受け継いで、ウオッカのような存在になれたらいいな。もう語りだしたらキリがないので、最後にこれだけ言っておきます。走っても、走ってなくても「だいすきだよ!!」

みずきさん

ギムレットのファンで、ずっと応援してました。夢を見せてくれてありがとう。
白ちゃんさん

次の世代にモーレツに期待してます
Saitoさん

国内レースはもうないとのことなのでおつかれさまでした。有馬に出れなかったのは非常に残念ですが最後にドバイで有終の美を飾ってくれること祈っています。
Momoharuさん

史上最強牝馬
ウオッカは僕に初のダービ馬券的中をもたらしてくれた馬です。その後も何度かお世話になりました。牝馬ながらダービーを制しただけでなく、G1 7勝で牝馬で史上最多勝。(現役時代をリアルタイムでは知りませんが)名実ともにエアグルーヴを越えて史上最強牝馬だと思います。とくに2008年の天皇賞秋は後世まで語り継がれるでしょう。この稀有な名馬を時代を共有できたことをありがたく思います。ジャパンカップの鼻出血によって、残念ながら現地観戦する有馬記念で勇士を見ることは叶わなくなりましたが、ドバイで頑張ってください。そして無事に帰国して元気な子供を産んで下さい。子孫も応援します。

貧困馬券士さん

誰もが泣いていた
まだ、競馬に興味が無い頃、たまたま、つけていたテレビで、ダービーの 追いきり調教VTRが流れていました。 走っている姿が、ものすごく印象的で、かっこよく、まさか牝馬とはそのときは知りません でしたが、ウオッカという名前は、そのとき、覚えました。素人ながら、この馬がくると直感し、ウオッカの馬券を買ってもらおうと、友達に頼むか ものすごく悩みましたが、馬券代を立て替えてもらうのを遠慮して、頼むのをやめました。ダービー当日は、ウオッカがどうなったか、とても気になりましが、オンタイムにレースを 見ることできず、あのすばらしい勝利をあとで、テレビで見て、涙が出るぐらい感動しました。そして、それから、私は、ウオッカにはまってしまい、ウオッカが出るレースは、東京まで 足を運ぶようになりました。毎回、「引退したらウオッカと会えなくなるから」という思いで。新幹線に乗るときは、ウオッカに会えるという、ものすごく高揚した気持ちと、怪我しないで! という心配な気持ちが入り混じり、すごく緊張して東京競馬場に行っていました。 パトックのウオッカは、毎回落ち着いていて、しっぽのあの赤いリボンは、ウオッカのために あると言っていいぐらいよく似合っていて、ウオッカの品格の高さと優美さにほれぼれします。ウオッカは、美しさと強さを持つ、すばらしい馬だと思います。 今年の天皇賞秋では、3着でしたが、優勝しなかったことで引退がささやかれましたが、負けて 強しの内容だったので、優勝しか許してもらえないウオッカをかわいそうと思いました。今年のジャパンカップは、強敵が揃っている中、見事優勝し、ウオッカはやっぱり強かったと証明できたと思います。JCで優勝したとき、ウオッカの5番が1位で掲示板にのったとき、東京競馬場では、皆がよかったと拍手してくれていました。ウオッカファンは多いとうれしかったです。「誰もが泣いていた」です。ウオッカは、私が競馬にはまったきっかけであり、心の支えであり、引退しても、私の心にウオッカは永遠に在り続ける存在です。ウオッカありがとう。よく頑張ったね。 ドバイでラストラン後、アイルランドのようですが、日本にもどってきてね。ウオッカが日本にいるというだけで、それでいいから...。

lovely vodkaさん


以上、引退するウオッカに対する皆さまからのメッセージを掲載させていただきました。ディープインパクトと同じ、もしくはそれ以上に、私たちの心を動かした馬なのだと改めて感じました。メッセージを寄せてくださった皆さま、ありがとうございました。そしてお疲れさま、ウオッカ。

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中山牝馬Sを当てるために知っておくべき3つのこと

Nakayamahinnbas

■1■京都牝馬Sで負けていた馬
過去10年の連対馬を見渡すと、20頭中、なんと半分の10頭は京都牝馬S組である。牝馬限定の重賞同士だけに、結びつきがあって当然であるが、必ずしも着順がリンクしているとは言い難い結果となっている。京都牝馬S→中山牝馬Sという連勝は一度もなく、京都牝馬Sで惨敗していた馬の中山牝馬Sでの巻き返しが多いことが特徴である。

考えうる理由は2つ。ひとつは、古馬牝馬が重賞を連続で勝つということが、体調維持の面で難しいということ。もうひとつは、京都1600m(外回り)で行われる京都牝馬Sと、中山1800mで行われる中山牝馬Sでは、勝ち馬に求められる資質が全く違ってくるからである。京都牝馬Sが一瞬の切れ味が問われるヨーイドンの競馬になるのに対し、中山牝馬Sはスピードの持続力が要求されるレースになりやすいのである。

つまり、京都牝馬Sを切れ味不足で負けていたような、スピードの持続力を武器とする、地脚の強い馬を中山牝馬Sでは狙うべきということだ。

■2■基本的には内枠の先行馬有利
中山1800mコースは、スタンド前の上り坂の途中からスタートする。スタートから第1コーナーまでの距離は205mしかなく、上りスタートのため、テンが極端に速くなることはない。よって、スロー~ミドルに流れるのが必然といえる。ただし、過去6年のラップ(以下)を見ると、意外とそうでもなく、オースミコスモの勝った年はハイペースで流れている。

12.2-11.2-11.8-11.6-11.5-12.2-12.0-11.5-12.1(46.8-47.8)H
12.7-12.3-12.7-12.5-12.1-12.2-11.8-11.5-11.9(50.2-47.4)S
12.4-11.4-12.1-12.0-12.2-12.5-11.8-11.8-11.6(47.9-47.7)M
12.7-11.7-12.6-12.0-11.8-12.2-12.2-12.2-12.8(49.0-49.4)M
12.2-11.6-12.4-12.3-12.3-11.8-11.8-11.5-12.5(48.5-47.6)M
12.4-11.4-12.1-12.2-12.4-12.5-12.1-11.5-12.5(48.1-48.6)M

これはコースの形態上、どうしてもスロー~ミドルに流れやすいレースを各ジョッキーが意識するあまり、いつの間にかテンが速くなり、逃げ・先行馬が厳しいペースに巻き込まれてしまうからである。その競り合いに巻き込まれず、自分のペースで走ることが出来た馬の差しが決まることもある。各馬の出方次第でペースが極端に変わってしまう難しいレースではあるが、基本的には先行馬に有利なコースであることは間違いがない。

また、第1コーナーまでの距離が短いため、内枠を引いた馬がかなり有利になることも覚えておきたい。外枠からの発走であれば、ペースが速くなったケースにのみ、差し馬にとってはレースがしやすい。ただ、基本的には内枠の馬に有利なコースである。

■3■勝ち馬は2着馬よりもハンデが重い
過去10年の勝ち馬のハンデの平均は55・25kg、2着馬のハンデの平均は53・8kgと勝ち馬のハンデの方が2着馬よりも重い。実際に、勝ち馬のハンデより2着馬のハンデが重かったのは僅か2年のみ。つまり、勝ち馬には実力のある重ハンデ馬で、2着には比較的軽量のハンデ馬を狙ってみたい。

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フィリーズレビューを当てるために知っておくべき3つのこと

Filiesreview

■1■本番・桜花賞との結びつきが弱い
過去10年間で、フィリーズレビューを使って本番・桜花賞を制したのはラインクラフトとレジネッタのみ。1週間前に行われたチューリップ賞からは7頭の桜花賞馬(ファレノプシス、チアズグレイス、テイエムオーシャン、スティルインラブ、ダイワスカーレット、ブエナビスタ)が出ており、その差は歴然としている。

その理由はひとつ。チューリップ賞とフィリーズレビューを天秤にかけた場合、本番へのつながりを意識すれば前者をステップにする方が望ましいのは明らかで、にもかかわらずフィリーズレビューを選択するのは、陣営が距離(もしくは折り合い)に不安を抱えているからである。僅かでも距離に不安を感じている馬が、さらに厳しい流れになるG1レースのマイル戦を勝つのは難しい。

■2■最後にもうひと伸びできるパワー
スプリント色の濃いメンバーが集まるからこそ、かえってレースの流れは厳しくなることが多い。過去6年間のラップタイムを見てみると(下参照)、スローに流れてしまいがちなチューリップ賞よりも、ミドルからハイペースに流れやすいレースの傾向が浮かび上がってくる。そのため、結局、スピード一辺倒のスプリンターでは勝ち切れず、ハイペースを好位で追走して最後にもうひと伸びできるパワーも要求される。

フィリーズレビュー過去6年ラップタイム
12.1-11.1-11.4-11.6-11.7-12.0-12.8(34.6-36.5)H
12.2-10.7-11.3-11.9-12.0-11.6-11.6(34.2-35.2)H
12.1-11.0-11.3-11.7-11.5-11.3-12.3(34.4-35.1)M
12.6-10.9-11.3-11.7-11.8-12.2-12.6(34.8-36.6)H
12.5-10.9-11.4-11.7-11.4-11.7-12.2(34.8-35.3)M
12.1-11.0-11.7-11.9-11.6-11.8-12.4(34.8-35.8)H
12.3-10.5-11.5-12.0-12.2-12.0-11.9(34.3-36.1)H

■3■先行馬が有利
阪神1400mコースは、スタート後、3コーナー過ぎまでの距離はおよそ440mと十分にあり、テンはそれなりに速くなる。そして、3~4コーナーが複合カーブであるため、スピードが落ちない。そのため、緩急のない全体的に速いペースで道中は流れる。しかし、3コーナーからゴール前に至るまで下りが続くため、そのまま流れ込むことの出来る先行馬が有利。

とはいえ、3~4コーナーの間に偽直線を挟んでいるため、差し馬もペースに応じて先行集団との差を詰めることが出来る。先行馬が有利なコースではあるが、決して差し馬に不利なコースではない。むしろ道中のペースが速くなりすぎると、直線の急坂で先行馬が総崩れということも十分にあり得るので注意。

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今年のクラシック戦線について語りました。

根岸Sが行われた1月の末日、スカイポットさんと府中競馬場で軽く遊んだ後、近くの居酒屋にて、今年のクラシック戦線について語り合いました。いわゆる番付というものをしてみたのですが、まだ行く末が決まっていない段階で、あれやこれやと好き勝手言うのは楽しいものですね(笑)。そんな競馬談義の一部を収録しましたので、まずは牡馬編をお届けします。途中から周りがギャーギャーと騒々しくなっている中でも、ふたりとも独自のワールドを展開していますので、ぜひ皆さまも肩の力を抜いてお聴きくださいな。

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音声ファイル(MP3形式、36分)
*再生されるまでに時間が掛かることがありますので、しばらくお待ちください。
*音声のボリュームは各自で調節してみてください。

■若駒戦の専門家スカイポットさんについてはこちら
http://www.glassracetrack.com/blog/2008/01/post_703e.html

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弥生賞は勝って欲しくないレース

弥生賞は勝って欲しくないレースである。このレースを勝つということは、素質や能力、そして完成度が高いということの証明ではある。しかし、今後のクラシック戦線を考えると、敢えて勝たなくても(勝とうとしなくても)良いレースなのではないだろうか。

弥生賞は皐月賞と同じ中山2000mという舞台で行われるが、弥生賞を勝って、そのまま皐月賞をも制する馬は思いのほか少ない。その世代の素質馬が集結するハイレベルの弥生賞を制した馬は、普通に考えて、弥生賞と同じ走りができれば皐月賞はほぼ当確である。それでも、過去10年で弥生賞と皐月賞を連勝した馬は、アグネスタキオンとディープインパクトの2頭しかいない。

なぜこのような現象が起こるかというと、以下の2つの理由が考えられる。
1、弥生賞はかなりの状態に仕上がっていないと勝てない
2、弥生賞では厳しいレースを強いられる

クラシックを狙う有力馬が一堂に会する弥生賞は、当然のことながら、中途半端な仕上がりでは勝つことはできない。弥生賞を勝つためにはかなりの仕上げを施さなければならず、本番前に仕上げられた(仕上がってしまった)馬は、本番に向けて下降線を辿ってしまう。サラブレッドのピークはそれほど長くない。つまり、弥生賞を勝つために仕上げてしまうと、そのあとが続かないということである。さらに、それまでは楽な相手と楽な競馬しか経験してこなかった馬が、弥生賞で初めて厳しいレースを強いられるので、その肉体的、精神的な反動が次のレースで噴出してしまう。

その典型的な例は、平成12年の弥生賞を制したフサイチゼノンではないか。田原成貴元調教師と関口オーナーの間で一悶着あった馬であるが、フサイチゼノンは弥生賞の時点で既に仕上がってしまっていた。田原調教師はフサイチゼノンにかなりの素質を感じていただろうし、初年度である厩舎を盛り上げるためにも、弥生賞も勝って本番に臨みたかったに違いない。

しかし、その勝ちを焦る気持ちが、フサイチゼノンを追い詰めてしまったのだ。肉体的にも精神的にもピークを過ぎてしまったフサイチゼノンは、もはや皐月賞に出走する状態にはなかった。関口オーナーに相談をしなかったのは田原元調教師の落ち度だが、出走を取りやめたのは英断であったと思う。

本番のクラシックで力を出し切ってほしいという思いを込めて、弥生賞は勝ってほしくないレースである。昨年はロジユニヴァースが弥生賞を勝ち、本番の皐月賞で惨敗をしてしまった。昨年の弥生賞は厳しいレースではなかったので、1のパターンに当てはまってしまった典型である。皐月賞惨敗後、奇跡的なV字回復を遂げてダービーを制したので結果として良かったが、決して本番のクラシックにおける体調は万全とは言えなかった。

今年はヴィクトワールピサが3連勝で臨んでくる。昨年のロジユニヴァースの臨戦過程と似ているが、唯一の救いは、一度負けているという点だろう。無敗のままクラシックに突入してしまうと、陣営はおろか馬にも余計なプレッシャーが掛かってしまう。無意識のうちに、ギリギリに仕上げようとしてしまうのだ。角居勝彦調教師はその辺りは知り尽くしているはずなので、今回は負けても良いぐらいの仕上げで出走してくれることを願いたい。

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Photo by Scrap

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集中連載:「パドックの見方を極める」第8回

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■舌がハミを越している馬
ここまでは歩き方について書いてきたが、ここから先は、もう少し小さな部分へと論を移していきたい。

まずは舌である。パドックで馬を観ていると、よく馬が舌を出して遊んでいるようなシーンに出会うことがある。舌がハミを越して、口の外に出てしまっている状態である。おそらく、あなたはあまり良い印象を受けないだろう。調教やレースにおいて舌がハミを越してしまうことのデメリットは、書籍「馬券のヒント」や前回の集中連載「調教の全て」に書いた。同じことがパドックにおいても言えて、舌がハミを越してしまうことにプラスの要素は全くない。もっとも、パドックで舌がハミを越していても、レースに行ってしっかり走れば問題ないのだが、それだけの話ではない。


パドックにおいて、馬の舌がハミを越していることには、およそ2つの理由が考えられる。

ひとつは、馬が集中力を欠いてしまっているということ。体調が良くなかったり、競走(競争)する気持ちが失われていたり、何らかの理由があって、競馬に集中できていないからこそ、舌でハミを遊ぶという行為に出てしまう。目の前の状況から逃げたいと思う気持ちの表れでもある。人も落ち着かない時に、つい煙草を吸ったり、貧乏ゆすりをしてしまったりするだろう。人間のように「なんだかやる気が出ないんだよね」とは言えない代わりに、馬はちょっとした仕草でその気持ちを表現するのだ。

ふたつ目は、ハミが合わない、もしくはハミを嫌がっているということである。ハミという言葉が出てきたので、せっかくなのでハミとハミ受けのメカニズムについて少し書いてみたい。ハミは馬を制御するための重要な道具である。ジョッキーの手綱の先の金輪には、2本のこん棒をつないだようなハミがついている。ハミは馬の口の中に入っているので、外から見えるのは金輪だけだが、ここがジョッキーの操作によってアクセルになったり、ブレーキになったりする操縦部分である。

Paddock07

馬の顔が長いのが特徴であるが、もちろん口(口腔)も長い。その長い口(口腔)の後ろの両端が「口角(くちかど)」と呼ばれる部分である。私たちが小さい頃、両手の指で左右に拡げ、「イーー!」とやっていたあの部分である。口を大きく開くと、この口角の近くに全く歯のない部分がある。この歯のない部分が「ハミ受け」である。ジョッキーの手綱の先についた、こん棒のようなハミが通るのは、この歯のない部分である。

口の中に入ったハミは、舌の上にのって、ハミ受けを通り、口角のところで金輪と繋がる。その金輪につけた手綱を持ったジョッキーがハミを引いたり、緩めたりして、ハミ受けと口角にくわえる圧迫を調整するのである。ハミ受けと口角は極めて敏感な部分なので、圧迫の強弱を感じ取って、速く走るべきなのか遅く走るべきなのか、また止めるべきか走るべきか、といった信号を理解するわけである。

口の構造でハミを嫌う馬や口が硬くなる馬がいる。ハミは馬の舌の上にのって、ハミ受けを通り、口角に端が当たるようになっている。口の構造上、ハミの金具が直接ハミ受けだけに当たってしまう。ハミ受けに痛みを感じると、舌でハミをよけようとしたり、頭を上げてハミを外そうとするのだ。逆にハミを舌の表面で受け止めてしまい、ハミ受けに圧迫を感じない馬もいる。ハミの圧迫が舌と口角だけで受けとめられるから、手綱を引いても手応えがない。いわゆる「口が硬い馬」ということだ。

パドックで舌がハミを越して、ハミをカチャカチャさせている馬には、口の構造上、ハミが合っていないもしくはハミが嫌いという馬が多い。こういう馬にレースでジョッキーが乗ると、道中でハミの操縦に抵抗して引っ掛かったり、勝負どころでハミの伝える騎手の命令に従順に対応しなかったりということが起こる。折り合いがつかなければ馬も騎手も消耗してしまうし、右か左のどちらかの口が硬い馬はしばしば寄れグセを出すので乗りにくい。そもそも、ハミがしっかりと掛からなければスピードに乗ることは出来ないのだ。

(第9回へ続く→)

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弥生賞を当てるために知っておくべきこと

Yayoi

皐月賞と同じ舞台で行われるものの、過去10年間で弥生賞と皐月賞を連勝したのはアグネスタキオンとディープインパクトという2頭の名馬のみ。その理由について、ラップタイプから考察してみたい。

弥生賞の過去6年間のラップタイムは以下のとおりである。

12.6-11.0-11.8-12.3-12.0-12.0-12.7-12.7-12.5-12.7(59.7-62.6)H
12.6-11.8-12.1-12.2-12.2-12.3-12.5-11.6-11.3-11.9(60.9-59.6)S
13.0-11.9-12.5-12.3-12.5-12.6-12.5-11.6-11.4-11.9(62.2-60.0)S
12.4-11.3-12.5-12.6-12.4-12.0-12.7-12.3-11.7-11.6(61.2-60.3)S
12.3-10.6-11.6-12.8-12.5-12.6-12.9-11.8-11.7-11.7(59.8-60.7)M
12.2-11.5-12.4-12.8-12.9-12.5-12.3-11.7-11.3-12.2(61.8-60.0)S
12.4-11.3-12.2-13.0-13.1-13.0-12.7-12.2-11.5-12.1(62.0-61.5)M

前半3ハロンとラスト3ハロンを除いた中盤のラップに焦点を当ててみると、例外なく12秒台が続いていることが分かる。以前、中山金杯の分析をした際、皐月賞は中盤が緩むという指摘をしたが、それに輪をかけるように弥生賞はその傾向が顕著である。

そこで、今度は、過去6年間の皐月賞のレースラップを見てみたい。

12.5-11.3-12.4-12.9-12.6-12.6-12.2-11.4-11.5-11.8(61.7-59.5)S
12.5-11.3-12.4-12.9-12.6-12.6-12.2-11.4-11.5-11.8(59.7-58.9)M
12.1-11.0-11.9-12.2-12.4-12.6-12.5-11.8-11.4-11.3(59.6-59.6)M
12.3-11.3-12.0-12.1-12.3-12.0-12.2-11.8-11.7-12.2(60.0-59.9)M
12.2-11.2-12.1-11.6-12.3-12.3-12.3-11.6-12.0-12.3(59.4-60.5)H
12.2-11.5-12.5-12.6-12.6-12.8-12.3-11.2-11.5-12.5(61.4-60.3)S
12.1-10.8-11.9-12.1-12.2-12.1-11.9-11.8-11.7-12.1(59.1-59.6)M

中盤が緩む傾向は同じだが、ひとつだけ弥生賞との相違点がある。それはレース全体のペースである。どちらかというとミドルペースになる皐月賞に比べ、弥生賞はどちらかというとスローに流れやすい。つまり、弥生賞はスタミナの裏づけがないマイラーでも乗り方次第ではこなせてしまう可能性があり、ラスト3ハロンの瞬発力勝負に強い馬に圧倒的に有利なレースになるということである。過去、サンデーサイレンス産駒の活躍が目立ったのもこれゆえである。

結論としては、弥生賞の勝ち馬を見つけるためには、皐月賞を占うレースであるにもかかわらず、皐月賞では勝てそうにないタイプの馬を探すべきということである。どういう馬かというと、サンデーサイレンスの血を受け継いだ、スピードタイプの瞬発力に優った馬である。

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