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「未来に語り継ぎたい不滅の名馬たち」

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雑誌「優駿」の8月号が発売された。今月号でなんと創刊800号だという。終戦前後に休刊したこともあったらしいが、1941年5月からおよそ70年にわたり、1ヶ月に1冊のペースで定期的に刊行されてきたことに驚きを隠せない。私も現在、新しい競馬の雑誌を創ろうと、日々、悪戦苦闘しているにもかかわらず、まだ1号すら出せていないのだから、800号の重みは痛いほど良く分かる。そして、私もぜひとも800号続くような雑誌を創りたいし、生きている間に何号まで出せるのかと要らぬ心配までしてしまう。

さて、創刊800号記念として、「未来に語り継ぎたい不滅の名馬たち」という企画が掲載されている。「優駿」のオフィシャルウェブサイト内の応募フォーム、もしくは官製はがきによるファンからの応募を集計した結果、1位のディープインパクトから100位のトゥザヴィクトリーまで、さすがコアな競馬ファンらによる投票だけあって、なるほどと思わせられる名馬が実に煌びやかに並んでいる。ウオッカの2位は当然として、3位には意外にも(?)ナリタブライアンが入っていて、3冠馬のインパクトの強さを改めて知らされた。

Photostudによるオリジナルのポストカード(ディープインパクト、ウオッカ、ナリタブライアン)も3枚入っている。ディープインパクトの宝塚記念やウオッカのダービーも名作なのだが、個人的にはナリタブライアンのこの写真が最も好きだ。ナリタブライアンのまだあどけない表情とあっという間にこの世からいなくなってしまったことが重なって、なんだかとても神秘的に見えてしまうのである。この写真の中の彼はどこを見つめているのか。そして、彼はどこから来て、どこへ行ってしまったのか。その答えは誰も教えてくれない。

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ちなみに、私の未来に語り継ぎたい不滅の名馬たちは以下のとおりである。

1、オグリキャップ
2、サイレンススズカ
3、エルコンドルパサー
4、ライスシャワー
5、ヒシアマゾン
6、カネヒキリ
7、ナリタブライアン
8、ブラックホーク
9、ツインターボ
10、ダイタクヘリオス

ディープインパクトやウオッカはもうすでに人口に膾炙しているし、キングカメハメハやエアグルーヴなど種牡馬や繁殖牝馬として活躍している馬たちは、その産駒たちが自然と語り継いでいってくれるだろうから、敢えてランキングには入れなかった。どちらかというと不遇な時代を生き抜いた馬や、早世してしまった馬や個性派など、私たちの記憶に残しておきたい馬たちをピックアップしてみた。もちろん、私が実際にこの目で見たことのある馬、ということが条件である。

お気づきの方もいるかも知れないが、実は1頭だけ現役の馬が混じっている。そう、屈腱炎や骨折を克服して、現在8歳馬ながらにして闘い続けているカネヒキリである。この馬こそ、現在進行形の未来に語り継ぎたい不滅の名馬ではないだろうか。できれば、近いうちにカネヒキリのことを書いてみたいと思う。

現在のランキング順位はこちら

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Comments

人それぞれに語り継ぎたい馬がいますよね。

私個人としては、
ナリタブライアン
トウカイテイオー
ミホノブルボン
がベスト3です。

Posted by: 松本均 | July 27, 2010 at 12:06 AM

何時も楽しく読ませて頂いております。一般のファンの方には忘れ去られた一頭でしょうが、ライトワールドをご存知でしょうか?昭和の高度成長期に馬車馬のように走った名馬です。無事これ名馬の申し子、彼からいろいろな勇気を頂きました。

Posted by: ミスターケリー | July 27, 2010 at 06:06 AM

こんにちは♪

私はドバイで星になったホクトベガに一票入れたいです。

Posted by: ナルトーン | July 27, 2010 at 07:09 AM

こんにちは。

ツインターボを入れて下さって有難うございます。
短い生涯を走りぬけていった彼を思うと、未だに目がうるみます。
歴史に残るような名馬ではないかもしれませんが、彼の走りは何故か心に訴えるものがあって忘れられません。

Posted by: ネイチャミツコ | July 27, 2010 at 08:21 AM

不死鳥とはきっとカネヒキリのような馬のことをゆうんでしようね。

何度もケガや病に襲われ屈辱や逆境によって崖っぷちに立たされ地獄に突き落とされても尚、涼しげな顔でまだだ…まだ最期っちゃいないよとゆわんばかりに復活する。

普通であればずっと前に潰えているか引退に追いやられてもおかしくないぐらいの馬だけどこの馬だけは何かが他とは違うんでしようね。これが世間でゆう…もってる馬とゆうんでしようね。

これからも勝負に関係なく無事に頑張って欲しい1頭ですね。

志し半ばで引退を余儀なくされたオレの大事な親友のユビキタスの分まで。

Posted by: ユビキタス | July 27, 2010 at 11:14 PM

松本均さん

はじめまして。

競馬ファンの人数だけ、
語り継ぎたい馬はいるのだと思います。

そうして、私たちが彼らの名を未来に向けて口にすることでこそ、
彼らのサラブレッドとしての宿命を償うことができるのかもしれません。

松本さんのベスト3を拝見すると、
おそらく私と同時代に競馬を始められたような気がします。

Posted by: 治郎丸敬之 | July 28, 2010 at 09:57 PM

ミスターケリーさん

はじめまして。

ライトワールドのこと知りませんでした。

ミスターケリーさんに教えていただいて、
初めてその存在を知りました。

まさに無事これ名馬で、クラシックから古馬戦線とずっと第一線で戦い続けたのですね。

この馬に勇気をもらったというミスターケリーさんのお人柄が少し伝わってくるようです。

教えてくれてありがとうございます。

こうして名馬は語り継がれるのですよね。

Posted by: 治郎丸敬之 | July 28, 2010 at 10:01 PM

ナルトーンさん

私もホクトベガを入れるかどうか迷いました。

あらゆる大好きなエピソードや言葉、たとえば彼女は永遠のモナリザだったなど、が印象に残っている名馬ですね。

ヒシアマゾンのファンとしては、
同厩舎の先輩としても誇りに思っています。

あの事故さえなければ、どんな母系として発展したのでしょうか…

Posted by: 治郎丸敬之 | July 28, 2010 at 10:03 PM

ネイチャミツコさん

どういたしまして。

私が競馬を始めたばかりの頃、
ツインターボのあの逃げっぷりを観て、
衝撃を受けました。

こんな逃げ方をされたら、
後ろの馬はなす術がないじゃないかと。

ツインターボが最強馬だと思っていた時期もありましたしね。

それだけ記憶に残る馬で、今の中館騎手を作った馬であるとも言えますね。

いつかツインターボのことも巻いてみたいなあ。

Posted by: 治郎丸敬之 | July 28, 2010 at 10:06 PM

ユビキタスさん

こんばんは。

カネヒキリはまだ3歳の頃からずっと見てきているのですが、ケガなどの苦労をまるで感じさせない走りが素敵だと思います。

そこにはサラブレッドという肉体を超えて、
なにか生きものとしての精神性の高さのようなものを感じてならないのです。

いつ走られなくなるか分からない状況ですが、
その時がいつ来ても良いように、一戦一戦、しっかりと応援していきたいと思います。

彼は走るために生まれてきたのでしょうね。

Posted by: 治郎丸敬之 | July 28, 2010 at 10:10 PM

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