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恐ろしいほどの仕上がりにあるヤマニンキングリー:5つ☆

ブエナビスタ →最終追い切りの動きを見る
CW 良助手 83.5-67.4-52.0-37.5-11.7 強め
いつも通り長めから追われて、最後まで鋭く伸びた。
それでも余力十分のフォームで、追えば追うほど、まだまだ伸びそう。
04star

ジャガーメイル →最終追い切りの動きを見る
美P 良 石橋脩 50.5-37.0-12.0 直強
短めの距離をビシッと追われて、フットワークを大きく駆け抜けた。
天皇賞春の時が最高の動きだったが、それに匹敵するほどの好仕上がり。
04star

ペルーサ →最終追い切りの動きを見る
南芝 良 安藤勝 66.3-51.5-38.1-12.0 馬也
(外レッドシューター馬也を5Fで1秒4追走1F併せで0秒1先着)
実戦を意識しつつも、馬の気持ちを昂ぶらせないように調整程度の追いきり。
それでも、普段からカッカする若さを見せていて、気性面での成長がカギとなる。
03star

シンゲン →最終追い切りの動きを見る
南W 良 助手 66.0-51.9-38.7-13.3 仕掛
頭が高いのは相変わらずだが、追われてからの反応はさすがに鋭い。
長期休養明けを激走した後だけに反動を心配したが、動きを見る限りは大丈夫そう。
03star

アーネストリー →最終追い切りの動きを見る
栗坂 良 佐藤哲51.9-37.5-24.7-12.7 強め
坂路コースのウッドチップを蹴り上げて、一気に駆け上がってきた。
もともと前肢は強い馬だが、トモの蹴っぱりにも力強さが加わり完成の域に。
04star

ヤマニンキングリー →最終追い切りの動きを見る
CW 良 師 82.1-65.9-49.9-36.5-11.8 仕掛
中間から好時計を連発し、前走とは一変して恐ろしいほどの仕上がりにある。
やや頭の高いタイプなので、重い馬場も苦にしないだろう。
05star

アリゼオ →最終追い切りの動きを見る
南W 良 助手 54.5-40.3-13.9 馬也
(中ゴシック馬也を4Fで0秒3追走3F併せで0秒1先着
外カールファターレ強めを4Fで0秒7追走3F併せで0秒2先着)
毎日王冠から間隔が短いということもあって、この中間は軽めの調整に終始。
行きたがる馬を抑えるようにしてパワーを溜め込み、本番で爆発させるつもり。
03star


関連リンク
「半熟卵の冒険」:天皇賞秋

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「21世紀の馬券戦略ライブ」CDの販売を開始します。

21cdimg_1
Sityou*MP3形式(約4分間)

こちらは2年ぶりになってしまいましたが、「21世紀の馬券戦略ライブ」CDの再販売を開始いたします。一人でも多くの方に、この集大成ともいえる馬券戦略をお伝えしたいと思っているのですが、いかんせんCDを作成するまとまった時間が取れない都合で、期間限定販売にさせていただいていることをご理解ください。

2006年から20007年にかけて、「21世紀の馬券戦略ライブ」と「プロフェッショナル馬券戦術ライブ」の2本のライブを開催させていただきました。タイトルからもお分かりの通り、後者が具体的な戦術(技術)論だとすると、「21世紀の馬券戦略ライブ」はもう少し大きな視点の戦略論となります。

戦略は戦術の土台(基礎)であり、戦略がなければ競馬で勝つことは出来ないと私は考えています。いくら技術的な知識があっても、どのように考え、どのように賭けるかを知らなければ元も子もないからです。それはトレーニング方法を知らないスポーツ選手がガムシャラに練習しても上手くならないばかりか、下手をすると体を壊してしまうことにも似ています。

・どの馬に賭けるかと同じくらい、どのように賭けるか迷ってしまう
・予想は当たっていたのに馬券は儲かっていない
・いくら予想をしても結論が出ない(決断ができない)
・自分の納得のいく予想が出来ない

こういう悩みのほとんどは、この戦略部分を知ることで解決できます。もちろん、十人いれば十人の予想法や賭け方があり、どれが正しいとは言い切れないのですが、それでも「基本」というものがあるのもまた事実です。その「基本」から外れてしまうと、いくら予想しても無駄になってしまうということですね。

もう少し具体的に言うと、回収率をアップさせる効果的な馬券の賭け方や買い方、予想に臨むに当たっての手順やポイント、そして最も大切な「思考の流れ」について詳しくお話しています。とても基本的なことですが、おそらく今まで誰も教えてくれなかったことですし、書店で手に入る本には書いていないことです。特に第3部の内容については、驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。

21livereal02_1 「21世紀の馬券戦略ライブ2006秋 in 渋谷」 →ライブの模様はこちら

以下、ライブに参加してくださった皆さま、ライブCDを購入してくださった方々の中で、掲載の承諾を得たものになります。*個人情報の問題もありますので、お名前はイニシャルにして掲載させていただいております。

『なるほど、すばらしい』
さて、内容についてですが『なるほど、すばらしい』です。私もにわか競馬ファン?の例に漏れずいろいろな馬券本を読み漁りいわゆる投資法も実践してきましたがここまで深いものはなかったですね。(ここでいう深いとは細かいという意味ではありません)大数の法則にもふれてありますが私が過去目にしてきた他の多くの本は法則を紹介するがその後には決まって都合の良いデータと見当違いの公式や馬券購入方法を延々とならべるだけの中身の薄いものばかりでしたが、「21世紀の馬券戦略ライブ」の中では本質を突いたことが非常にシンプル(ここ大事)に紹介されていて治朗丸さんもCDで言っておられましたがこれを実践するだけでも間違いなく収支は改善されますね。網羅思考と直観思考については言っておられたことは大方、理解できたと思ってますからもうちょっと競馬を勉強してからだなと・・・。そうでないとあまりにも精度が悪すぎて(汗)しかしこの内容で3,500円は破格の値段ですね。こちらとしてはありがたいですが(笑)近々、またライブをされるみたいですね。都合がつきませんで行けれませんがまたこのような形で(CD)で提供してくださることを願って応援しております。ありがとうございました。
(M様)

Mの法則の今井さんの次に出会った
CD届きました。ご連絡できてなくてすいませんでした。手間賃にも及ばないような価格で提供していただき感謝します。ガラスの競馬場の治郎丸さんに出会ったのは、馬券を購入することになってから、悩み出したときにたどり着いた2つ目の出来事です。1つ目は、Mの法則の今井さんです。馬券を絞っていく方が、最終的な勝ちに近いということですね。まだ、サラっとしか聞いていませんが、楽しい競馬のバイブルとして何度も聞いてみます。昔は、にわかMの法則で、ハズしまくっても最終的に勝つ!みたいな攻めの馬券が買えていたのですが、最近は、守りの競馬に入ってしまって、ほんの少し勝つか、少し負けるかの馬券しか買えなくなりました。なんか、無難に馬券して、無難に勝って、無難に負けて、、、、、楽しいか?オレ?。昔の馬券も今の馬券も人生を終わりにするような競馬はしていないので問題はありませんが、やっぱり始めたころの馬券の方が数倍自分もイキイキしてたし、楽しかったです。そんなモヤモヤ馬券をしてるスランプ期?に、ガラスの競馬場に出会いました。平均配当のデータは、ビックリです。期待値は、単勝が1番あると聞いたことありますが、間違ってますか?)ワイド登場した頃は、「なんで、馬単とか3連単とか先ににやらねーんだ!」って、みんな言ってたと思います。私も思ってました。馬券戦略の3ページ目の平均配当を見て、私が最近感じていたことの回答が出た気がしました。「ワイドは、(・∀・)イイ!!」です。そして私の構想「攻めて守る馬券」のアイテム(守り方)にピッタリです。馬連、馬単で攻めて、同一目で、ワイドで守る!これを買い目を絞って買っていきます。あと、ちゃんと収支をつけないといけないことを反省します。回顧が重要なこともわかっていますが、なかなかできません。ネットに自分の予想や買い目を乗せると馬券が堅くなり、当たらなくなりますが、これは「直感」を大事にする逆手にもとれますので、早めにバンバン載せていくのもアリですね^^。面識もないのに、フレンドリーな書き方、またダラダラ乱雑な書き込み読んでいただきありがとうございました。メルマガにも登録させていただきました。楽しく拝見させてもらいます。
(M様)

「なるほど!」と、独り言を言ってしまった
競馬一年生のSです。テキストを広げて聴いているとなぜか自分もそこにいるような感覚…。不思議体験でした。まだ全部を聴いたわけではないですけれど3つのルール+1は今週、小倉記念から実践してみようと思います。聴いてるときに思わず「なるほど!」と、独り言を言ってしまったのは内緒ですよ。では結果はどうあれまたメールさせて頂きます。
(S様)

お金をだしてCDを買った価値があるかな(いやそれ以上の価値があったかも)
ライブCD全部聞かせて頂きました。参考になる部分がたくさんあり、まずは100レース分実践してみようと思っています。ありがとうございました。それと他の人の大局観を聞くのは勉強になりますね。私も冶郎丸さんの大局観をみてなるほど~と思いました。まあ自分の考えを大切にしたいので直観を変える気はありませんけどね(汗) これでお金をだして冶郎丸さんのCDを買った価値はあるかな(いやそれ以上の価値があったかも)と思っています。ありがとうございました。また何かあったらお願いします。
(H様)

覚悟して精進していこうと思います
一通り聞かせていただきました。個人的には『馬券を買う』という欲求に耐えることができるのかが問題かと思います。どうやって勉強(研究)をして直観力を上げていくのか(そもそも上げていけるのか)。その間、いかにお金を回していけるか。そして、単勝に限らず大きく賭けるだけの経済力がない状態ではやはり大きな配当に目がくらんでしまうと思うんですよ(笑)。それもたくさん買ってしまう理由のひとつでしょうね。そこをいかに耐えて大きな勝負をできるだけの直観力を身につけることができるか。精神力の勝負ですね。まさに修行ですが、その先には何が待っているのでしょう。先の見えない道へ足を踏み入れてしまっているのですから、覚悟して精進していこうと思います。
(Murao様)

この話聴いてからホント競馬がわかってきました
CDとテキストいただきました@また聴いてます><んー正直言って、この話聴いてからホント競馬がわかってきました。 何にか?それは予想してもわからない。ということです。当てることって難しいということです。それをふまえて、単勝を主に勝ってますが、単勝を2点など、幅をきかせてやってます。そして自分の好きな馬を買う!見る!応援してる馬が勝つってホントに嬉しいです!そして自信のないレースは買わないようになりました。それは競馬を続ける上でいいことだと思いました^^またライブとか交流しましょう!!CDありがとうございました~
(T様)

少し謎が解けたというか、自信を取り戻した気がします
CDですが、もう何回も聴かせていただきました。直感を信じるって、本当だと思います。私は本当によくあるんです。最初にこの馬がいいんじゃないかなぁと、浮かんだときその馬が来ることは多々ありました。私もレースが近づくにつれ、網羅思考になっていき、最終、よくわからない馬券を買ったりすることが多々あるんですよね。このCDをいただいたおかげで、少し謎が解けたというか、自信を取り戻した気がします。これからもどうぞ、素晴らしいHP更新&馬券のヒント続けてください。この度は、どうもありがとうございました。
(M様)

これからの処生のためにも必要な観点だと感じました
ライブCD拝聴いたしました。20世紀の馬券戦略は要素分解、21世紀の馬券戦略は統合の視点が必要、ということ特に印象に残ったキーワードは2つ、「大局観を持つ」、「個を立てる」。これは馬券以外の(大げさに言うと)これからの処生のためにも必要な観点だと感じました。この概念をいかに馬券で体現できるか。ここが難しくて奥が深いところでしょうね。思考と感性を磨きながら取り組んでみたいと思います。とりいそぎ感想まで。これからもよろしくお願いいたします。
(S様)

大事さが改めてわかった
CDを視聴させていただきました(まだ2枚目までですが)。一枚目の絞り込む理由とかいきなり実践してみようかと思います。というか、大事さが改めてわかったというか。わかっていてもなかなか実践できなかったので常に頭にいれてやってみようと思います。それと2枚目、流れの話ですがちょっと難しいですけど、確かにと思い当たる節が多数ありました。すぐ思いつく流れ、「自分の予想の流れ」ですね。予想がいいときと悪いときの流れってありますよね。何しても当たらない、見たいな。これも絞込みの作業をすればかなり違ってくるのではないかと思います。何度か聞いてみて、ご質問等すると思いますのでよろしくお願いします。
(I様)

にわかに信じられないですがまず100レース試してみたい
ライブCDの通り単勝買いにしてから、なかなか調子がいいです!好きな馬、想いを乗せた馬一頭に勝負を託す醍醐味がなんとなく分かってきた気がします。直観を使って結論を出す という内容が非常に印象的でした。考えて考えて最後の最後(馬体重見て、パドック見て)で結論を出すという流れが当然の競馬の予想の流れであると思っておりました。まだ、にわかに信じられないですが(体の中にすっと入ってこないですが)、まず100レース試してみたいと思います。レース前はあまり考えすぎず直観で結論を出して、レース後に頭を使うように心がけてみます(反省することに頭を使うようにします)。単勝で勝負するという話も非常に参考になりました。わたくしは三連単をメインに勝負していたため、今年の春のG1は散々な結果でした。まさに「揺らぎ」を思いっきり被った結果でした。そんな中、競馬の醍醐味は、やはり「誰が一番強い馬なのか」を当てるという「単勝」に行き着くのかなとも感じておりました。これからは、直観+単勝をメインにかけてみたいと思います。貴重なCDありがとうございました。また、ホームページの方も参考にさせていただいております。今後ともよろしくお願い致します。以上にて失礼致します。
(U様)

私の教則本とさせていただいております
次郎丸さん、ライブCDを送っていただいた後、メールをいただいておりましたが、返信もしないままになっておりました。ご無礼をお許し下さい。送っていただいたCDは、私の教則本とさせていただいております。初心者(アンカツさんの1つ上のオヤジですが)ですので、解らない部分もあるのですが、少しずつ解きほぐして行こうと思っております。ところで、メイショウサムソン、素晴らしいですね。ゲートを出てからゴールまで、まるで勝利の女神に導かれるように、彼らの前には道標があったようにも思えます。不利を受けた馬達は吹き飛ばされたようにも見えましたよ。競馬っておもしろいですね。地方在住でも楽しめる環境に感謝しつつ、サラブレッドの熱さを私の心に刻み込んだ、故アンバーシャダイに感謝し、そして、競馬のロマンを伝えてくれる次郎丸さんのブログを教本として、これからも楽しんでいきたいと思っております。今後もご教授の程よろしくお願致します。
(K様)

買い方自体が刺激的でした
買い方自体が刺激的でした。解説がはじめは抽象的で、少し?が出ましたが、皆さんの質問を交えてのやりとりで少し輪郭が分かった気がしました。競馬を続けているうちに、いろいろと馬券の買い方が変遷していったのですが、今回のライブでまた変化が起きそうです。点数を減らす決断力をつける努力をします。(Y様)

後から痛い目を見たことでしょう
競馬新聞やTVを見て予想して、運が良ければ儲けられればと、競馬を楽しい夢のように思っていたおろかさがしみじみわかりました。ここに来ないまま、仮にたまたま当たったとしても、後から痛い目を見たことでしょう。それがわかった上で、では何をすればいいのかがわかるのがこの戦略ライブですね。競馬で勝って楽しむという夢を「あってほしい現実」にしたかったら参加すべきですね。(T様)

馬券に対する考え方が変わった
馬券に対する考え方が変わったし、すごくタメになりました。その馬券を買う意味を再考してみようと思いました。「21世紀の思考法」で聞いた話は、今後意識して行ってみようと思います。また機会がありましたら、ぜひ参加させていただきたいと思います。(M様)

悩みに対して前向きになる勇気がでた
悩みは簡単には解決されませんが、悩みに対して前向きになる勇気がでました。その意味で、解決に向かうはずです。そして、自分なりのスタイルを見つけたいと思います。今まで目を背けてきた、「理由探しの限界」を直視しようという勇気をもらいました。もっともっと競馬を見て、経験を積んでいこうと思います。次の機会楽しみにしています。
(jirobacks様)

自分の考えを再確認できた
大変ためになり、自分の考えを再確認できました。「結論から考える」は勉強になった。ブログいつも楽しみにしてみていますので、これからも面白い記事をお願いします。
(Y様)

特に複雑系の話は大変参考になりました
これまで私が断片的に行ってきた(考えてきた)馬券の買い方について、よく整理していただいた。本日のお話は思い浮かんでいた部分もあったので、大分すっきりしました。特に複雑系の話は、意識していたこともあり、大変参考になりました。
(K様)

今日で方向が決まりました
直観をつめていくこと。網羅思考的に有力馬を広げていくとダメだということを再確認しました。これからは馬を絞り込んでいきます。オッズで変えてはいけないことも、心に残りました。直観の中に正しい答えがあることが多いというのは、うすうす気付いていましたが、今日で方向が決まりました。競馬とは関係がないですが、ブラックボックスのイメージは人生で役立ちそうです。今日で何を意味している図で、何に適応されるのかよく分かりました。
(N様)

競馬以外にも使える広がりのある話でした
大変セミナーの進め方もお上手だし、人前で話すことに慣れていらっしゃるようにお見受けいたしました。資料等も分かりやすくまとめられていますし、ビデオなども使われていて、色々な角度から、競馬というジャンルにおいてはかなり難しいと思われる話ですが、頭に入りました。今日のお話は、競馬以外にも使える広がりのある話でした(特に21世紀の思考法)。月下の棋士のように、駒が光って見える如く、馬柱の馬名が光って見えるといいですね。
(H様)

競馬にマンネリ気味だった私には良い刺激になりました
けっこう長い時間でしたが、楽しかったです。集まった人たちも皆良い人で、雰囲気も良かったです(怪しい雰囲気だと嫌だと少し心配しておりました)。競馬にマンネリ気味だった私には、良い刺激になりました。
(I様)

自分の頭の中で少しモヤモヤしていたものがまとまった気がする
自分の頭の中で少しモヤモヤしていたものが、まとまった気がする。直観思考の大切さ、自分が網羅思考に陥らないようにしたいことと、考え続けることが必要なのだと思った。自分は考えることをやめている。
(T.I様)

今日のテキストを家に帰ってからも読み直したいと想いました
「分からないことを分かること」これはなかなか奥深い言葉でした。自分なりに掘り下げて、理解したいと思います。<感情>を磨くこと、これも意外でしたね。今日のテキストを家に帰ってからも読み直したいと想いました。
(I様)

自分にうまく取り込んで昇華させたい
私は馬の精神状態を読み解くというMの法則という考え方で5~6年競馬を見ています。長年その考え方を使ってきましたので、逆に固定観念に捉われてしまうようになってしまいました。あるいは、必要以上に難しく考えることも増えました。直観思考という考え方を自分にうまく取り込んで、昇華させたいと思います。
(O様)

「ゆらぎ」を抑えることがヒントになりました
競馬中級者くらいになったと思っていましたが、まだまだでした。また競馬は複雑なゲームであることを認識することができ、「ゆらぎ」を抑えることがヒントになりました。今日から、直観思考を実践してみたいと思います。ありがとうございました。
(H様)

成程…と思いました
皐月賞は取りましたが、予想の根拠としては恥ずかしいほどに情けないもので、とても声に出して言えないものでした。馬券は取るには取りますが、どうも自分の予想に「ブレ」を感じて、その修正をしたいと思っていたところ、先のライブの告知を拝見して、参加させていただくことにしました。結果、得ることはとても大きかったです。特に「めりはり」をつける箇所は、成程…と思いました。
(匿名希望)

テキストは何回も読みました
初めまして。先日、「21世紀の馬券戦略ライブCD」を購入したNです。仕事が忙しいので、合間をぬって、1枚目のCDを聴講しました。テキストは何回も読みました。自分の知っている情報や知らない知識があり、大変勉強になっています。これから2枚目のCDを聴講するところです。また、名刺も頂き、案内の文書には、直筆?のサインもあり、この方は信頼できる方だと感じています。今後、いろいろと質問をさせて頂きますので、どうぞよろしくお願い致します。競馬というものについて、今まで自分なりにいろいろと研究・勉強してきました。次郎丸さんのホームページの記事や情報も、全部目を通しましたよ。すごいなあと思っています。これからも、いろいろと勉強させて頂きます。また、近いうちにお会いして、いろいろとお話できたらいいなぁと思っております。どうぞよろしくお願い致します。
(N様)

「21世紀の馬券戦略ライブCD」の具体的な内容は以下のとおりです。

Disc1 幸せな競馬勝利者になるために知っておくべき3つのルール+1(43分)
■競馬は儲からない!?
■確実に負けていく人、勝てるチャンスが残された人
■回収率が大幅にアップする3つのルール+1
■コース設定に基づきめりはりを決める
■本命に賭け続けるとどうなる?
■同じ点数でも賭け方によって効果が違う
■質疑応答

Disc2 競馬~『複雑』なゲーム(36分)
■競馬は『複雑』なゲーム
■20世紀の競馬理論とその限界
■「複雑系」ゲームの2つの攻略法
■ノースフライトの安田記念
■どれぐらい競馬が分かっていますか?
■競馬は無限なり、個を立てよ!

Disc3 21世紀の思考法(57分)
■結論から考える
■網羅思考と直観思考
■上級者と羽生の決定的な違い
■正しい答えを高い確率で出すためには?
■途中で思考が行き詰ってしまった場合、どのように決断するか?
■競馬の予想で一歩抜け出すために
■質疑応答

21cdimg_1
Sityou*MP3形式(約4分間)

ライブCDの内容は、CD3枚(合計137分)と当日使用したテキスト(23ページ)になります。

私個人の都合で大変申し訳ないのですが、今回は30部限定とさせてください(これ以上作る時間がありません…すいません)。料金はライブの参加費であった3500円のみ(税込み、送料、代引き無料)でお分けいたします。お支払い方法は代金引換になります。安くて心配と思われるかも知れませんが、情報商材ではありませんので、ひとりでも多くの皆さまに聴いていただきたいという思いを込めました。早めになくなってしまうことが予想されますので、ご希望の方は今すぐお申し込みください

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プライバシーポリシー特定商取引に基づく表記もご覧ください。

お申し込み方法
Step1_2メールフォームにてお申し込みをしてください。
*SSLに対応しておりますので、個人情報の保護も万全です
*個人情報を第三者に開示をすることは決してありません。

Step2_2お申し込み確認メールが届きます。

Step3_2お届け先住所にライブCDが届きます。
*代金引換ですので、ライブCDをお受け取りの際に料金はお支払いください。

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追伸
秋のG1シーズン真っ只中ですね。この機会に、競馬について見直してみたい方、またさらなるレベルアップをしたいという方は、ぜひ「21世紀の馬券戦略ライブ」CDを聴いてみてください。私のかなりの自信作です。第1部を聴いて実践するだけでも、回収率が大幅にアップするはずですよ。

また、質問メールも受け付け致します。このライブCDを聴いて頂いて、分からなかったこと、もっと知りたいこと等、もしありましたら私宛のメールにてドシドシ質問してください。喜んでお答えいたします。皆さまからのご感想もお待ちしております。(glassracetrack@ymail.plala.or.jpまで)

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東京芝2000m

Tokyo2000t1

改修前の東京2000mのコースは、スタート地点から最初のコーナーまでの距離が極端に短く、急激に左に曲がることから、外枠に入った先行馬は非常に不利であった。コーナーを回りながらのポジション取りになるため、先へ行こうと思うと遠心力で外へ外へと振られてしまい、1番と10番に入った馬とでは約1秒のタイム差があると言われていたぐらいである。

しかし、平成14年の改修によって、東京競馬場の2000mコースは生まれ変わった。スタートから最初のコーナーまでの距離が23m延長されたことにより、スタートしてから各馬がスムーズに最初のコーナーに入って行けるようになったのだ。このことにより、各馬(騎手)が力を出し切れるコースへと一変した。さらにゲートを外目に置くようになったため、外枠の馬も最初のコーナーへゆったりとロスなく入れるようになり、内外の有利不利はほとんどないと考えてよい。

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サンデーサイレンス恐るべし

Kikka2010 by jra
菊花賞2010-観戦記-
生まれてから1度もハナを譲ったことのないコスモラピュタが先頭に立ち、前半1000mが61秒0、中盤1000mが64秒5、後半1000mが60秒6という典型的な中緩みのラップを刻んだ。それでも、中盤においてコスモラピュタと後続の差は大きく開いていたわけだから、どうれだけ道中がゆっくりと流れていたか分かる。断然の人気を背負ったローズキングダムが後方で動けなかった(動かなかった)ことで、他の有力馬たちも金縛りにあってしまっていた。

勝ったビッグウィークは、集団の先頭を走ることで、まんまと逃げたと同じ形となり、レースがしやすかった。前走の神戸新聞杯ではスローペースで切れ負けしてしまったが、今回は後続が追い上げてくる前に自分から積極的に動き、その反省を生かすことができた。川田将雅騎手の冷静かつ絶妙なエスコートであった。父のバゴにとっては初年度産駒となり、桜花賞を2着したオウケンサクラを含め、幸先の良いスタートとなった。

ローズキングダムは、最後は差してきたものの、惜しくも届かなかった。それでも、2歳の朝日杯フューチュリティSを勝った上に、菊花賞でも2着したのだから、この馬の潜在能力の高さが分かる。前走から馬体重もさらに増やして、馬肥ゆる秋となった。武豊騎手はわずかにローズキングダムのスタミナに不安があったのだろう。道中は折り合いをつけることに専念して、我慢に我慢を重ね、ギリギリまで脚を溜めていた。ローズキングダムの切れ味を存分に発揮させた、最高の騎乗であった。あれ以上巧く乗れと言われても乗れない。

勝ったビッグウィークとローズキングダムは、母父にサンデーサイレンスを備えている点で共通している。そうした馬たちが上位に来られたのは、3000mを走りながらも、ラストの3ハロンで11秒台のスピードを求められたレースの構造による。完全なスタミナ勝負になってしまうとさすがに苦しいが、道中が緩んで脚を温存できると、最後の爆発力につながるのである。今年の天皇賞春も同じようなレースになり、母父にサンデーサイレンスを持つジャガーメイルが勝った。父からスタミナと我慢強さを受け継ぎながらも、父に足りないスピードを補っているのである。サンデーサイレンス恐るべし。

ビートブラックの好走には驚かされたと同時に嬉しくなった。前半から積極的にレースを進め、最後までバテることなく、見せ場を作った。前々のポジションでレースを運んだことが好走の理由だが、それでもここまで踏ん張ったのは血の成せる業であろう。父のミスキャストは私が最強のマイラーの1頭と信じるノースフライトとサンデーサイレンスの間に出来た超良血馬である。競走馬としては活躍できなかったが、種牡馬として生きていること、そしてその産駒がこうして走っていることが喜ばしい。

トウカイメロディは、持ち前のスタミナを生かせるレースにならなかったのが痛い。洋芝の方が合っているのか、それとも長距離輸送がこたえたのか、道中からついていくのがやっとで、ペースが上がった時にはすでに勝つチャンスはなくなっていた。G1クラスの壁に当たったような走りでもあった。長距離適性はあるので、今後はどのようにしてスピード不足を補っていくかだろう。

ヒルノダムールは内枠が災いした。道中は折り合って伸び伸びと走っていたが、勝負どころで前が壁になり、ポジションを上げることができなかった。最後は切れているだけに、レーヴドリアンが走ったポジションが取れていれば、と思わせられる。これが菊花賞の内枠の怖さである。

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天皇賞秋を当てるために知っておくべき3つのこと

Akiten

■1■前から10番手に付けられる馬
平成14年の改修によって、東京競馬場の2000mコースは生まれ変わった。スタートから最初のコーナーまでの距離が23m延長されたことにより、スタートしてから各馬が比較的スムーズに最初のコーナーに入って行けるようになったのだ。さらにゲートを外目に置くようになったため、最初のコーナーに各馬が殺到して、馬群が詰まってしまうということが緩和された。

最初のコーナーへの先行争いが緩和されたことにより、ハイペースが常であった天皇賞秋が平均ペースになりやすくなった。サンデーサイレンス産駒のワンツーフィニッシュ(平成16年、17年においてはサンデーサイレンス産駒のワンツースリー)が目立つように、「瞬発力」が求められるレースに様変わりしたということである。牝馬の活躍が目立つようになったのもここに理由がある。

馬場がまだ軽さを保っている時期ということも含め、前に行ける馬でないと、もう少し具体的に言うと前から10番手に付けられなければ、勝つことは難しい。

■2■穴は夏競馬を使ってきた馬から
かつては天皇賞秋→ジャパンカップ→有馬記念が古馬の王道であったが、最近は3戦全てに全力投球する馬は珍しくなった。ひとつのG1レースを勝つことによる消耗が激しくなったことに加え、良い意味でも悪い意味でも各路線が分業化されたことにより、それぞれの有力馬がどこかのレースに照準を絞るようになった。

そのため、実績馬であっても天皇賞秋にはビッシリ仕上げてこない馬もいるため、ここがピークになるように夏競馬を使われてきた伏兵馬が台頭することもありうる。たとえば、2005年を制したヘヴンリーロマンスなどはその典型で、2006年のスウィフトカレント、そして一昨年のアグネスアーク、カンパニーなどが激走して穴を開けた。特に札幌記念はG1の登竜門でもあり、ここを好走してきた馬には注目しておきたい。

■3■宝塚記念とは直結しない
同じ中距離で行われる春と秋のG1レースである宝塚記念と天皇賞秋であるが、意外なことに勝ち馬が直結しない。過去10年でこの2つのレースを連勝した馬はテイエムオペラオーのみである。その理由としては、以下の2つが考えられる。

ひとつは2つのレースで勝ち馬に求められる資質が違うということ。6月の阪神競馬場で行われる宝塚記念は、ほぼ洋芝100%に近い力の要るオーバーシード芝で行われるため、勝利を手にするには何よりもパワーが求められる。それに対し、10月の東京競馬場で行われる天皇賞秋は、ほぼ野芝100%に近い極めて軽い馬場で行われるため、勝ち馬には何よりも軽いスピードが要求される。全く反対のベクトルを持つ資質が問われるだけに、宝塚記念と天皇賞秋を2つとも勝つのは至難の業である。

ふたつ目は、宝塚記念と天皇賞秋との間がわずか4ヶ月しかないということ。シーズンオフに近い宝塚記念を勝つということは、一滴も残らず春シーズンの力を使い果たしてしまったということを意味する。そこからわずか4ヶ月の間で、疲労を回復して、秋のG1シリーズ初戦である天皇賞秋に万全の体調で臨むことはなかなか難しい。見た目は出来ていても、目に見えない疲れが残っていたり、精神的な消耗が回復していなかったりすることは案外多い。

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血と物語をつなげて

Jiromaru

競馬はサラブレッドとしての優秀な血を選抜していくための競走でもあるのですが、ベストトゥベストの配合の馬が未勝利で終わってしまったり、またオグリキャップのような突然変異が起こったりします。G1レースをひとつでも多く勝った馬やレースを速いタイムで勝った馬ばかりの血が残っているかというと、必ずしもそうではありません。なぜなら、そこにはサラブレッドを取り巻く人間の意志が絡んでくるからです。

今からおよそ100年前、あるイタリア人のオーナーブリーダーが、シニョリーナという自家製の良血牝馬を連れて、競馬の本場であるイギリスに乗り込みました。シニョリーナは期待に見事に応え、イギリスオークスで2着という堂々たる戦績を残して引退しました。イタリア人は意気揚々と、次はシニョリーナの仔でイギリスダービーを獲ろうと、イギリスの一流の種牡馬を選び抜き、次々と種付けを行いました。しかし、シニョリーナは不受胎や流産を繰り返し、生まれてきた産駒もほとんど活躍することなくターフを去っていきました。

そうこうしているうちに、シニョリーナはすでに17歳の高齢となってしまいました。もう繁殖牝馬としては、一般的にはピークを過ぎている年齢です。イタリア人は最後の望みを託し、イギリス3冠馬であるアイシングラスという超1流の種牡馬の種付けに向かいました。その途中、道を歩いていると、当時3流であったシャルルーという種牡馬が前からトボトボとやってきました。何気なく通り過ぎようとすると、突如、シニョリーナとシャルルーは立ち止まり、お互いを見つめ合いました。しばらくの沈黙のあと、厩務員が手綱を引いてシニョリーナを促しましたが、ガンとしてその場から離れようとしません。その光景を見ていたイタリア人のオーナーブリーダーは全てを察したのでした。

この馬たちは恋をしている。今まであれだけの1流種牡馬をかけてきたのに結果が出なかったのだから、最後ぐらいシニョリーナの気持ちを尊重してみよう。そう考えたイタリア人は、シニョリーナとシャルルーを結びつけたのでした。オークスを2着した繁殖牝馬に、3流の種牡馬を交配したのですから、当然のことながら、周囲の目は冷ややかでした。「あまりに活躍馬が出ないから、頭が変になっちゃったんじゃないか」と噂する人々も出てきました。

Signorinettaところが、シニョリーナとシャルルーの間に生まれた仔が大活躍したのでした。シニョリネッタと名づけられた牝馬は、イギリスダービーに出走し、牡馬を蹴散らして勝利してしまったのです。勝ちタイムも素晴らしく、歴代のダービーの中でも上位にランクされるものでした。さらに、なんと2日後のイギリスオークスにも出走し、好タイムで勝利しました。ベストトゥベストの優れたサラブレッドを創ろうと思っていたのとは違う、馬と馬との運命的な出会いや、人間のちょっとした判断によって、イギリス競馬の歴史上に名を残す名牝が誕生したのでした。もしあの時、イタリア人が2頭を引き離してしまっていたら、この世にダービー馬でありオークス馬でもあるシニョリネッタは生まれることはありませんでした。

昔話だけではありません。今週の菊花賞に出走するアロマカフェも人間の愛情によって生まれた馬です。アロマカフェの母カリーノカフェは抽選馬として小島太厩舎にやってきました。20戦してわずか1勝を挙げたのみで引退となり、血統も成績も飛び抜けたところはない馬なので、普通ならば乗馬として余生を過ごすはずでした。ところが、西川清オーナーが初めて所有したカリブカフェという牡馬が引退する際、-こちらも血統的にも成績的にも種牡馬になれるはずもなかったのですが-、種牡馬にさせてあげたいという想いを叶えるため、そのお嫁さんとしてカリーノカフェが選ばれたのでした。

もし血統的にも成績的にも見所のなかったカリブカフェが、当たり前のように淘汰されてしまっていたとしたら、カリーノカフェも繁殖牝馬とはなっておらず、アロマカフェもこの世には誕生していません。アロマカフェは父こそマンハッタンカフェですが、カリブカフェがいたからこそ存在しているというわけです。もっと言うと、カリブカフェに対する西川オーナーをはじめ、周りの人々の愛情が巡りめぐって、アロマカフェに行き着いたということですね。人間のエゴに翻弄されて血が途絶えてしまった馬もいれば、人間の愛情によって血がつながった馬もいます。1頭1頭のサラブレッドたちがこうした物語を紡がれて、この世に生まれているのです。だからこそ、競馬はドラマチックで面白いのですね。果たして、アロマカフェはその血と物語をつなげていけるのでしょうか。

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最高の体調にあるクオークスター:5つ☆

ローズキングダム
栗坂 良 武豊 53.1-38.3-24.5-12.2 G強
(内ナイスミーチュー一杯と併せで0秒3先着)
徐々にペースを上げて行きながら、ラストまで余裕を持って伸びた。
馬体が充実しながらも、軽快な動きを披露して順調この上ない。
04star

ビッグウィーク
DP 良 助手 66.0-51.6-37.8-11.4 一杯
頭が高い走法で、追ってから力みが感じられて、体が沈まない。
瞬発力が問われない舞台はプラスも、距離延長には僅かな不安も。
03star

レーヴドリアン
CW 良 攻手 82.8-67.1-52.5-38.8-12.8 一杯
(内アマファソン一杯と6F併せで0秒2遅れ)
調教では動かないタイプで、併せ馬でも大きく出遅れてしまう。
まだ体が出来上がっていないが、ステイヤーとしての資質はあるはず。
02star

ネオヴァンドーム
栗坂 良 助手 52.3-38.4-25.4-12.8 一杯
しっかりとしたフォームで、真っ直ぐ坂路を駆け上がっている。
およそ長距離馬らしくない体型だが、仕上がりは問題なし。
03star

クオークスター
南W 良 助手 68.7-53.2-38.7-13.4 仕掛
(外リバティバランス強めを5Fで0秒3追走4F併せで0秒4先着)
時計自体は速くないが、直線では隣の馬の手応えを見るほど余裕あり。
栗毛の馬体も光っていて、最高の体調にあることが伝わってくる。
05star

アロマカフェ
美P 良 柴田善 66.2-50.8-37.6-11.7 馬也
(外メイショウデューイ馬也を5Fで1秒6追走1F併せで併入)
先週までシッカリ追われていた分、最終追い切りは調整程度に終始した。
馬のテンションを上げない効果と、もう仕上がっているからと見てよいはず。
04star

ゲシュタルト
CW 良 池添 85.7-69.2-54.0-39.7-11.6 一杯
(内フラッパーウィング馬也を6Fで1秒追走3F併せで併入)
道中はゆっくり行って、ラストだけ追われて11秒7と伸びた。
ただ、まだ重めというか疲労が残っているような鈍さがあり、完成途上か。
03star

トウカイメロディ
美P 良 吉田隼 81.7-66.4-52.1-38.0-11.8 直強
ゴール過ぎてからもビッシリ追われ、本番に賭ける想いが伝わってくる。
精神面でも安定して、長距離戦ではレースがしやすいことが武器になる。
04star

ヒルノダムール
CW 良 藤田 84.1-67.7-52.8-38.2-11.6 G強
(外オーシャンフリート強めを6Fで0秒6追走4F併せで0秒4先着)
前走から間隔を長く取って、この中間はビッシリと乗り込んできた。
追い出されてから矢のように伸びて、抜群の瞬発力を披露した。
04star

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京都3000m

Kyoto3000t1

京都競馬場の3000mを完走するには、3コーナーの丘を2度越えなければならない。3~4コーナーの中間点にかけて急激な丘の下り坂になっているため、スピードが乗りやすく、馬が行く気になってしまわないようにゆっくりと坂を下るのが、このコースの最初のポイントとなる。

その後、スタンド前を走ることになるため、ここでも馬がエキサイトして引っ掛かってしまうことがある。馬の行く気を削ぎ、スタンドの大歓声から馬を守るためには、他馬を前か横に置くことができれば理想的である。3コーナーからの勝負所でバテて下がってくる馬がいるため、内を進んだ馬が不利をこうむることがあることにも注意。

道中は馬群が縦長になって進むことが多いため、基本的には内枠・外枠の差はほとんどないと考えてよい。

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まるであのシンザンのような

Syukasyo10 by Scrap
秋華賞2010-観戦記-
その年ごとに目まぐるしくペースが変わる秋華賞だが、今年はアグネスワルツがレースを引っ張り、前半の1000mが58秒5、後半が59秒9というハイペースを作り出した。アグネスワルツにとってみれば地脚の強さを生かすにはもってこいのラップだけに、柴田善臣騎手としては予定どおりの計った逃げだろう。それでも、ついて行った馬たちにとっては厳しく、かといって後ろから行き過ぎても届かないという、脚質的に器用さを問われるレースとなった。

勝ったアパパネはいつどこからでも動ける器用さに加え、スピードとパワーは十分、追ってからも最後まで伸びるという、欠点のない強さを発揮して、スティルインラブ以来7年ぶりの牝馬3冠を制した。夏を越して、背も伸びていたように、春シーズンのダメージや今年の酷暑を経て成長した姿を見せてくれた。ナタのような切れ味、そして、圧倒的な勝ち方をするわけではなく、本番では少しだけ抜け出すという、まるであのシンザンのような競馬をして偉業を達成した。

アパパネの3冠が特に意義深いのは、関東の牝馬によるものだからである。阪神ジュベナイルFを含めると、栗東に滞在したとはいえ、3度の長距離輸送を克服しての載冠だけに、関東の牡馬が3冠(長距離輸送は菊花賞の1度だけ)を獲る以上の難しさがあったはず。蛯名正義騎手がミスなく乗ったということ、そして何よりも、国枝栄調教師が用意周到に準備していた緻密な3冠プランが見事に実現されたということだ。関係者の方々には最大の賛辞を送りたい。

2着に突っ込んだアニメイトバイオは、後藤浩輝騎手の落ち着いた手綱さばきに導かれていた。小回りコースを意識して飛ばす先行集団を見据えて、この馬の切れ味を引き出すことに全てを賭けていた。最後の直線では馬群を割って、あと一歩のところまでアパパネを追い詰めた。4分の3馬身以上の力差はあったが、アニメイトバイオ自身が休み明けのローズSを快勝後も、なんとか体調を維持できたことが好走の要因である。

アプリコットフィズは道中で引っ掛かる素振りを見せながらも、最後まで良く踏ん張っていた。走る能力が高い馬だけに、もう少しリラックスして走られればと思うが、春シーズンと比べると体もしっかりしてきており、今回は及第点としてよいだろう。

ワイルドラズベリは外から末脚を伸ばして、力を出し切った。前走からの距離延長でスタミナ面での不安があっただけに、道中は一瞬の脚をどこで使うかを意識して池添謙一は乗っていた。小回りの内回りだけに、仕掛けどころも難しかったに違いない。

レディアルバローザは内々を攻めて5着と、力のあるところを見せてくれた。前走からマイナス12kgと馬体も絞れていたように、仕上がりも本番に向けて万全であった。父がアパパネと同じキングカメハメハ、母がカナダの古馬チャンピオンだけに、これからの成長力に期待したい。

サンテミリオンは出遅れてしまい、そのまま見せ場なくゴールを迎えてしまった。スタートとゲートで暴れたタイミングが合ってしまったという不運はあったが、道中でこの馬の持ち味である推進力を微塵も見せることがなかったように、オークスにおけるデッドヒートの反動が癒えていなかったことが顕著に結果として出てしまった。そう考えると、アパパネの強さがさらに際立つ。

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菊花賞を当てるために知っておくべき3つのこと

Kikka

■1■再びスタミナの裏づけが必要に
京都競馬場3000mで行われる菊花賞は、前半折り合いをつけながらゆっくりと行き、残り4ハロンからの瞬発力勝負になるレースがほとんどであった。つまり、折り合いさえついてしまえば、瞬発力のある中距離馬でも十分に対応できるレースであった。しかし、ここ最近は、その傾向に少しずつ変化が生じてきている。

過去12年間の菊花賞における、上がり3ハロンのタイムを比較してみたい。
平成8年  34秒4
平成9年  34秒4
平成10年 35秒1
平成11年 34秒2
平成12年 36秒1
平成13年 35秒3
平成14年 35秒4
平成15年 35秒8
平成16年 35秒8
平成17年 35秒7
平成18年 35秒6
平成19年 36秒2
平成20年 35秒3
平成21年 35秒8

平成11年までの上がりタイムを見ると、とても3000mのレースとは思えない典型的なヨーイドンの競馬であることが分かる。菊花賞を3000mで行う意義が問われ始めたのが、ちょうどこの頃である。しかし、時代の流れとは不思議なもので、平成12年に開催が2週間早まったのを境として、最近は35秒台後半の上がりで決着することが常になってきている。

理由としては、道中のペースがそれほど緩まなくなってきているということ以上に、各馬の仕掛けが早くなってきていることが挙げられる。瞬発力勝負では劣るが、スタミナには自信のある遅咲きの馬たちが、春の実績馬を負かすために、一斉に仕掛け出すタイミングが早くなってきているということである。

このことによって、スタミナに不安のある馬たちの台頭は難しくなった。もちろん、この時期の京都競馬場の高速馬場や直線が平坦であることを考えると、ある程度の速い脚は要求されるだろう。しかし、実質3000mを走る上に、ペースが上がるタイミングが早くなってきている以上、スタミナの裏づけがない馬の末脚は不発に終わる可能性が高い。

■2■神戸新聞杯で切れ負けした馬
開催が2週間早まり、スタミナの裏づけが要求されるようになってからの過去10年間で、3着以内に入った馬30頭のうち19頭は神戸新聞杯組である。最大のステップレースであり、勝ち馬も5頭出ているが、なぜか神戸新聞杯→菊花賞と連勝した馬はディープインパクトただ1頭である。

これは神戸新聞杯が中距離での資質を問われるのに対し、菊花賞が長距離でのそれを問われたからである。つまり、神戸新聞杯で中距離に対する適性を見せて快勝したような馬は菊花賞で苦戦を強いられるということになる。むしろ神戸新聞杯でスピード、切れ負けしたような馬を菊花賞では狙うべきである。

たとえ神戸新聞杯の距離が400m延長されても、その傾向は変わらないだろう。神戸新聞杯は前半1000mと後半1000mの間の400mが緩むレースになり、最後の瞬発力が問われるレースになる。だからこそ、スピードを持続させるスタミナが問われる菊花賞では、むしろ神戸新聞杯でスピード、切れ負けしたような馬を狙うべきである。

■3■内枠はリスクあり
京都競馬場の3000mを完走するには、3コーナーの丘を2度越えなければならない。3~4コーナーの中間点にかけて急激な丘の下り坂になっているため、スピードが乗りやすく、馬が行く気になってしまわないようにゆっくりと坂を下るのが、このコースの最初のポイントとなる。その後、スタンド前を走ることになるため、ここでも馬がエキサイトして引っ掛かってしまうことがある。馬の行く気を削ぎ、スタンドの大歓声から馬を守るためには、他馬を前か横に置くことができれば理想的である。そういった意味では、内枠が有利ではある。

しかし、内を進む馬には大きなリスクもある。まだ競走馬として完成していない3歳馬同士のレースであることや、クラシック最後の一戦であることも手伝って、3000mの距離を最後まで完走できない馬が出てくる。その勝負にならなかった馬たちが、急激にペースが上がる2度目の坂越えの時点でバテて下がってくるのである。ズルズルと下がってくる馬たちを上手く捌ければ問題ないのだが、もし上がって行かなければならないタイミングで前が壁になってしまうような事態に陥れば致命傷となるのだ。

過去にもゼンノロブロイやロックドゥカンブといった人気馬たちが、バテて下がってくる馬を捌き切れずに、スパートのタイミングを逸して負けてしまったことは記憶に新しい。ペリエ騎手は菊花賞であれほどバテた馬が下がってくることを知らず、あの位置にいたことを相当に悔いたらしい。柴山騎手はスタートで出負けして後方のインに閉じ込められ、簡単にG1レースを勝たせてはもらえないことを実感したはずである。つまり、ジョッキーとしては2周目の3コーナー手前までには外に出しておきたいレースなのである。

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フィニッシュ抜群のショウリュウムーン:5つ☆

アグネスワルツ
栗坂 良 助手 52.5-37.9-24.7-12.5 一杯
脚を高く上げて駆け上がってきているように、動き自体は問題なし。
時計的にも平凡だが、夏負けを克服して、体調は上向きつつある。
03star

アニメイトバイオ
CW 良 後藤 80.6-65.2-51.5-39.1-14.4 馬也
前走もそうだったように、あくまで馬の気に沿った軽めの追い切り。
追い切りが軽いためか、どうしても重心が上へ上へと行きがちなのが気がかり。
03star

アパパネ
CW 良 蛯名 86.4-70.1-55.0-40.8-12.2 馬也
徐々にペースを上げていき、最後は鞍上のゴーサインに応える形でフィニッシュ。
走りに力強さがあるし、馬の前向きさも失われておらず、3冠に向けて仕上がりは十分。
04star

アプリコットフィズ
CW 良 助手 66.0-50.9-36.9-12.4 馬也
早めに栗東入りして、最後の1冠に向けて、仕上がりに抜かりはない。
やや首が高いが、動き自体はシャープで、この馬の力を出せる出来に仕上がった。
03star

エーシンリターンズ
CW 良 福永 80.2-65.5-51.4-37.8-12.7 強め
休み明けをひと叩きされ、馬体も絞れ、動きは活発になってきた。
牝馬ということもあって強くは追われなかったこともあるが、もう少しフットワークに大きさが欲しい。
03star

オウケンサクラ
栗坂 良 助手 50.5-37.2-24.9-12.8 一杯
テンから入り、ラストまでバテることなく、坂路を駆け上がった。
時計も優秀で、休み明けを叩かれて、ようやく復調してきた。
03star

サンテミリオン
南 W 稍 助手 67.4-52.2-39.1-13.7 外シルクタイタン馬也を5Fで0秒5追走1F併せで併入馬也
併せ馬で追われたが、最後は流すようにしてフィニッシュを決めた。
動きは良くも悪くもなく、休み明けを考えると若干物足りなさは残る。
03star

ショウリュウムーン
栗 坂 良 四位 52.5-37.7-23.9-11.8
前半からペースを上げつつも、ラスト1ハロン11秒8のフィニッシュで抜群。
手前を替えてからの伸びは素晴らしく、レースでのポイントもそこにある。
05star

ディアアレトゥーサ
南W 稍 柴田未 67.4-53.3-39.4-13.0 直一
夏を使ってきた馬だが、最終追い切りでもしっかりと追われ、調子落ちは見られない。
動き自体は平凡だが、気持ちで走る馬だけに、これぐらいビッシリ追ったほうがよいだろう。
04star

レインボーダリア
南W 良 助手 67.6-52.5-38.0-12.8 外ショウナンパルフェ馬也を5Fで0秒6追走1F併せで併入
3頭併せの最内を進み、3頭が横一線になってフィニッシュするように追い切られた。
活力がありつつ、抑制も利いたパーフェクトな調教で、レースをピークで迎えられそう。
04star

ワイルドラズベリ
CW 良 助手 68.2-52.9-38.3-12.2 強め
ピッチ走法で、上下のブレもなく、最後まで力強く駆け抜けた。
フットワーク的に距離延長はマイナスも、仕上がり自体は申し分ない。
04star


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デッドヒートの代償

Deadheat

18世紀以前の競馬では、同じ組み合わせの馬たちで複数回競走を行い、勝ち馬を決定するヒートレース(Heat race)という方式が採られていた。1回の競走を1ヒートと呼び、同じ馬が2回もしくは3回と続けて勝つまでレースは行われたという。着差が僅かであった場合、当時は人の目による勝利判定だったため、そのレースは同着による無効とされ、デッドヒート(Dead heat)と呼ばれた。これが俗に言うデッドヒートの語源である。

そんなデッドヒートの語源をまさに体現したのが、今年のオークスであった。府中の最後の直線で外から一気に抜け出したアパパネを、内からサンテミリオンがジワジワと差し返したところがゴールであった。アパパネとサンテミリオンによる激しい叩き合いは、これだけ科学が発達し、コンマ何秒が争われている世界でも、デッドヒート(同着)と判定されたのだ。G1レース史上初めてという、記録にも記憶に残るレースとなった。

このデッドヒートを観て、私は1996年の阪神大賞典をふと思い出してしまった。ナリタブライアンとマヤノトップガンが火の出るような追い比べを演じたマッチレースである。このレースはデッドヒート(同着)ではなかったが、3着以下の馬との差がなんと9馬身もあったように、まさにヒートレースのようであった。ナリタブライアンの単勝馬券を手にしていた私は、いつものレースよりも長い、最後の直線における至福の時の流れを味わうことができた。それはマヤノトップガンの単勝を握っていた人も同じだったのかもしれない。

この話には続きがあって、当然のことながら、次走の天皇賞春において、ナリタブライアンは1.7倍、マヤノトップガンは2.8倍と、圧倒的な人気に推された。しかし、阪神大賞典で後続に9馬身もの差をつけたはずのナリタブライアンとマヤノトップガンが、本番の天皇賞秋であっさりと負けてしまったのだ。ナリタブライアンは、最後の直線で先頭に立ったものの、サクラローレルに外から交わされると、すでに抵抗する力は残っていなかった。マヤノトップガンは、阪神大賞典で相手にしなかったはずのハギノリアルキングにも後ろから差されて、5着と惨敗してしまった。

天国と地獄といおうか、もちろんナリタブライアンの単勝に前回の勝ち分もまとめて突っ込んでいた私は、驚きを隠せなかった。どうすれば、あれだけ前哨戦で他馬に差をつけた2頭が、全く不利もない状態で、これだけ凡走するのだろう。レース後の私は、戸惑い、うろたえ、一緒に観戦していた友人に対して、意味の分からないことをつぶやいていたような気もする。そして、最後は、「競馬に絶対はない」という言葉で締め括ったのだろう。それ以外に説明する言葉が見当たらなかったのだから仕方ない。

「デッドヒートの後には反動が出る」。

ナリタブライアンとマヤノトップガンが、阪神大賞典を通して私に示した教えである。ここで私が言うデッドヒートとは、同着のレースという厳密な意味ではない。最後の直線にて、2頭もしくは複数の馬が馬体を併せ、死力を尽くしてゴールまで長きにわたって叩き合うことである。たとえ同着であっても、たまたまゴールしたタイミングが同じというレースであれば、お互いに反動は皆無だろう。そうではなく、騎手からの叱咤激励を受け、サラブレッドの本能に導かれ、馬体を併せた相手に負けまいと、肉体の限界を超えて走る時間が長ければ長いほど、必ずやレース後に反動に襲われるのだ。

府中のぬかるんだ長い直線を叩き合ったアパパネとサンテミリオンの2頭に、反動がなかったとは思えない。3冠を狙うアパパネは、ローズSの直線で失速し、まさかの4着と秋緒戦を落とした。サンテミリオンにおいては、酷暑の影響もあったにせよ、前哨戦すら使えず、回復が遅れていたことは否めない。アパパネもサンテミリオンも他の牝馬たちとは一枚抜けた能力を持っていることは確かであるが、オークスでのデッドヒートの代償をどのような形で支払うことになるのだろうか。もし秋華賞で2頭が負けるようなことがあっても、今回だけは「競馬に絶対はない」という言葉を使うことはないだろう。


Photo by Photostud

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京都芝2000m(内回り)

Kyoto2000t

スタンド前の直線の半ばからスタートして、1コーナーまでの距離が最長のAコースでも308.7mとなる。スタートしてから1コーナー、そして1コーナーから2コーナーまでの距離が短いことによって、フルゲートにもなると先行ポジション争いは自然と激しくなる。

しかし、京都2000m内回りコースは「先行ポジション争い激化」という定説がすでに浸透してしまっている今、それゆえの盲点もまたある。つまり、これだけ「先行争い激化」のイメージが先行してしまうと、もちろんジョッキーたちもそれを意識するわけで、1コーナーまでのポジション争いには巻き込まれたくないという意識(または無意識)が働く。その結果、1コーナーから2コーナーにかけて、ゆっくりと安全に回ろうという騎手の総意が“お見合い”を生み、かえってスローペースを形成してしまうこともあるということだ。

また、3コーナーから下りが続くこと、直線が平坦なことによって、ラスト800mの時計は驚くほど速く、前に行っている馬は簡単には止まらない。そして、直線が短いことを含めて、騎手に先行馬有利という意識が強く働くため、3コーナーからすでに各馬の動きが激しくなり、展開を大きく左右することになる。後続の仕掛けどころが遅れると前がそのまま残り、後続が早く仕掛けすぎると前崩れが起きるという現象が起こる。

このように、「1コーナーまでの先行争い」、そして「3コーナーからの仕掛けどころ」という2点において、レース自体の展開におけるアップダウン(緩急)が非常に激しくなってしまうのだ。そして、そのアップダウンが逃げ馬・先行馬に有利になるのか、それとも差し・追い込み馬にとって有利になるのかは、実際のところ走ってみないと分からない。各馬のほんのわずかな動きがペースを大きく左右する、極めて敏感なコースなのである。これが京都2000m内回りコースの真実だろう。

さらに、勝負所である3コーナー入口と4コーナーが狭くなっているため、馬が密集しやすいという特徴もある。この地点でゴチャついて不利を被ってしまった馬は、直線の短さを考えると、余程力が抜けていない限り挽回することは難しい。外枠から、外々を回った馬が意外と好走しやすいのも、ここに理由がある。

だからこそ、強い馬が力を発揮することなくレースが終わってしまうような展開になることも少なくない。騎手の間では、「1番人気の馬に乗っては臨みたくないコース」とされている。レースに行ってからの各馬の出方が展開に大きな影響を与えるため、レース前にどのような展開になるのかも予測しづらいのだ。そのレースごとに極端なハイペースになったり、極端なスローペースになったりするのである。騎乗するジョッキーだけではなく、予想をする私たちにとっても、非常に難解なコースと言える。

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秋華賞を当てるために知っておくべき3つのこと

Syuka

■1■ジョッキーの腕が大きく結果を左右する
京都の芝2000m(内回り)に変更された年以降、過去10年間の前半5Fと後半5Fのラップを比較してみたい。前傾ペースとは前半のラップの方が速く、後傾ペースとは後半のラップの方が速いレースのことを示す。

平成12年 60.8-59.1 →後傾ペース
平成13年 58.4-60.1 →前傾ペース
平成14年 59.0-59.1 →平均ペース
平成15年 59.8-59.3 →平均ペース
平成16年 59.9-58.5 →後傾ペース
平成17年 60.1-59.1 →後傾ペース
平成18年 58.4-59.8 →前傾ペース
平成19年 59.2-59.9 →平均ペース
平成20年 58.6-59.8 →前傾ペース
平成21年 58.0-60.2 →前傾ペース

このように、平成14年と15年、19年は前後半が均一な平均ペースであるが、それ以外の年は、前傾ペースと後傾ペースがランダムに繰り返されていることが分かる。開幕2週目の絶好の馬場と短い直線を考慮に入れると、基本的には先行馬にとっては非常に有利に働くコースである。しかし、逆にそのことを意識しすぎると、各馬の仕掛けが早くなり、極端なハイペースが創出されることになる。

また、道中のペースの緩急も激しく移り変わる。たとえば昨年の秋華賞では、道中(6ハロン目)でなんと13秒台のラップが刻まれた。スタートから2ハロン目は過去5年間で最速なだけに、ペースが速いと思わせておいて、急激に遅くなるというアップダウンの激しいレースであった。

平成19年 ダイワスカーレット
12.3 - 10.4 - 11.5 - 12.2 - 12.8 - 13.6 - 12.4 -11.3 - 11.1 - 11.5

わずかな展開の綾によって、ペースの緩急が激しく移り変わり、前に行った馬に有利な流れになったり、一転して差し脚が生きる展開になったりする。こういうレースでは、馬をコントロールする技術やペース判断に長けたジョッキーの腕が大きく結果を左右することになる。レースの位置取りや道中での駆け引きなどを含め、騎手が占めるウエイトは大きいのだ。

■2■スピードの持続が求められる
この秋華賞でサンデーサイレンス産駒が苦戦を強いられたのは有名な話である。過去に行われた秋華賞に60頭のサンデーサイレンス産駒が出走して、2003年のワンツーフィニッシュと2005年にエアメサイアの勝利があるが、ほとんどの馬は4着以下に沈んでいる。1番人気に推されたトゥザビクトリーやダンスインザムードというビッグネームすらも惨敗しているのが、この秋華賞である。2006年も1番人気に推されたアドマイヤキッスが4着と凡走した。

【2・2・1・55】 連対率6%

この数字は、サンデーサイレンス産駒の秋華賞における成績である。サンデーサイレンス産駒の秋華賞での連対率は6%という極めて低い数値を示す。他のG1レースと比較してみても、10%を切るのはNHKマイルカップぐらいで、それ以外のG1レースではほとんど20%以上の連対率となる。たとえば、同じ牝馬限定G1レースであるエリザベス女王杯の31%と比べると、サンデーサイレンス産駒の秋華賞での不振は明らかになる。

サンデーサイレンス産駒がこのレースを苦手とした理由はただひとつ。小回りのゴチャつきやすいコースで、スピードの持続が極限まで求められるレースになりやすいからである。サンデーサイレンス産駒は、ゆっくり行って終いを伸ばすレースには滅法強いのだが、スタートからゴールまで速いラップを刻み続けなければならないレースを苦手としたからだ。つまり、秋華賞は瞬発力ではなく、地脚の強さで勝負する馬にとって有利なレースである。

■3■外枠有利
過去13年の秋華賞は全てフルゲートで行われたが、内外に分けた枠順別の勝率、連対率は次頁のとおり。
1~4枠 【4・3・8・90】 勝率4% 連対率7%
5~8枠 【9・10・5・104】 勝率7% 連対率15%

コーナーを4つ回るコースにもかかわらず、外枠の勝率、連対率が内枠を圧倒している。外枠から、外々を回った馬が意外と好走しやすいのは2つの理由が考えられる。ひとつは、道中が厳しいペースになりやすいため、馬群が縦長になりやすく、外枠を引いた馬も外々を回されることが少ないということ。

もうひとつは、勝負所である3コーナー入口と4コーナーが狭くなっているため、馬が密集しやすく、内枠を引いた馬は窮屈なレースを強いられることが多いということ。力のある馬であれば外を回した方が、内でゴチャついたり、前が閉まってしまったりというアクシデントが少ない。4つコーナーの小回りコースである以上、内枠有利が基本ではあるのだが、総じて外枠の方がレースを進めやすいということである。

京都の芝2000m(内回り)というコース設定で行われることを抜きにして、秋華賞は語れないのだろう。このコースは極端な展開になりやすく、全ての馬が実力を発揮することが難しい。だからこそ、騎手の間では、1番人気の馬に乗っては臨みたくないコースとされている。つまり、秋華賞は必ずしも強い馬が勝つとは限らないレースなのである。

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連勝が止まった馬の次走

Perusa連勝につぐ連勝を重ねてきた馬が、突如としてあっけなく負けてしまうことがある。その理由は、「連勝している馬ほど危険」にも書いたように2つあって、ひとつは連勝していくうちに相手が強くなってくるから、もうひとつは体調を維持することが難しいからである。そんな中でも、4連勝、5連勝できる稀な馬もいる。高い能力を秘めていることの証明であり、真似しようと思ってもできない芸当だろう。こうして何連勝もできる馬は間違いなく強い。

しかし、そんな強い馬でも、一度連勝が途切れてしまうと、その後が続かないことが案外多い。それまでの連勝がまるでウソのように、勝てなくなってしまったり、再び力を発揮できるようになるまで多大な時間が掛かったりする。

このことを初めて思い知らされたのは、今から20年前に遡る、1990年の天皇賞秋のことである。実は私が競馬を始めた年でもあり、初めて競馬場に足を運んだ日であった。この年の天皇賞秋にはあのオグリキャップが出走していて、どのスポーツ新聞を見ても「オグリキャップ!」の文字が躍っていた。宝塚記念以来のぶっつけで臨んできたオグリキャップが、どのように劇的に復活するのか、そこに競馬ファンとマスコミの焦点は集まっていた。そんな逆らいがたい雰囲気に流されつつも、私には1頭だけどうしても気になる馬がいた。

マキバサイクロンという馬である。父オランテ、母の父テューダーペリオットという地味な血統(当時はそんなこと知る由もないが)ながらも、天皇賞秋の前哨戦である毎日王冠まで4連勝してきた馬であった。900万下条件を2度勝ち、安達太良Sを勝ち、返す刀で関屋記念を制した。4連勝の勢いで臨んだ毎日王冠は負けてしまったものの、勝ち馬とは僅差の2着。この強さは本物で、天皇賞秋でも勝つチャンスは十分にあると思えた。何よりも、競馬を始めたばかりの私にとって、競馬新聞の馬柱がほとんど1着で埋め尽くされていることと、竜巻という雄々しい名の響きに魅力を感じてしまったのだ。

ところが、私の期待に反して、マキバサイクロンは13着に大敗してしまった。オグリキャップが負けたことで騒然とする競馬場で、ただひとり、私は競馬新聞の馬柱をもう一度見直していた。なぜあれほど強かったマキバサイクロンが、こうもあっさりと惨敗してしまったのだろう。マキバサイクロンから、連勝していたときの輝きがなぜ失せてしまっていたのだろう。考えてみたものの、当然のことながら、その当時は答えに至ることはなかった。マキバサイクロンは、その後、1勝もすることなくターフを去った。マキバサイクロンの謎は謎のまま私に残った。

今ならば分かる。連勝が止まった馬がその次のレースでもまた負けてしまうのは、肉体的にも精神的にも切れてしまうからだ。これは連勝している馬があっけなく負けてしまう2つの理由と密接に関係している。連勝している馬には陣営の負けたくないという気持ちが伝わって、常に100%に仕上げられるため、連勝が途切れた途端に調子は下降線を辿ってしまうことになる。また、クラスの壁にぶち当たって連勝が止まった馬にとって、どれだけ一生懸命走って力を出し切っても、これまでのように他馬に勝つことができなくなってしまう。これらの理由が重なると、2度と立ち直れなくなってしまうことも多い。つまり、連勝している馬ほど危険であるとともに、連勝が途切れてしまった馬の次走もまた危険なのである。

今年の毎日王冠にはデビュー以来、負け知らずの4連勝でダービーに臨んだペルーサが出走してくる。残念ながら、ダービーは出遅れがポジション取りに影響し、超スローペースのレースで外々を回されて力を出し切れずに敗れてしまった。あれが力負けだとは決して思わない。それでも、連勝が止まったことは確かで、どこまで肉体的にも精神的にも回復しているのか心配である。それとも、ダービーが終わった後、タイミング良く休養を入れたことが吉と出るのか。連勝が止まったペルーサの走りに注目して見守りたい。

phpto by H.M

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共同幻想

Sprinterss2010 by ede
スプリンターズS2010-観戦記-
抜群のスタートで飛び出したウルトラファンタジーがそのまま行き切るかと思いきや、外からローレルゲレイロが先頭を奪い返そうとしたものの、4コーナー手前では再びウルトラファンタジーが先頭に立つ、という出入りの激しい競馬となった。その割には、前半3ハロンが33秒3、後半3ハロンが34秒1という、スプリントG1としてはスローペースでレースは流れた。そのため、後ろから行った馬、外を回されてしまった馬にとっては苦しいレースとなった。

逃げ切った香港馬のウルトラファンタジーは、とにかく自分のペースを貫いたことが勝利につながった。道中で無理をしなかったからこそ、上がり34秒1でまとめて、他馬の追撃を凌ぎ切ることができた。今回は他にも行きたかった面々がいたが、それらの馬たちよりも内の枠を引いていたことも有利に働いた。それにしても、これだけ緩いペースで逃がしてくれるとは、想像すらしなかったはずである。同じ香港馬のグリーンバーディーが人気になっていて、その一方でこの馬はジョッキーたちにとっても盲点となっていたようだ。

惜しくも勝利を逃し、かつ降着となってしまったダッシャーゴーゴーだが、最後はよくぞ勝ち馬を追い詰めていた。スローペースの中、内々で脚を溜められたことが大きい。未完成の馬体でここまで走るのだから、この馬の天性のバネの強さは本物である。スプリンターにしては精神的にもドッシリしているので、この先、馬体が成長してくれば、スプリントのG1タイトルを取れる器である。香港馬に負けたこの借りを、この馬に世界のどこかで返して欲しい。川田雅将騎手は勝ち気がはやったのだろうか。ほんの一瞬でも、後ろの馬の状況を確認してから追い出せていれば、このような結末にはならなかった。

繰り上がりの2着となったキンシャサノキセキは、持てる力を最大限に発揮した。もともとG1級の資質を持っていた馬が、今年に入ってから肉体と精神が一致し、安定して走られるようになってきている。今回は休み明けではあったが、前哨戦のセントウルSを疝痛で回避したことがかえってプラスに出たようだ。力を出し尽くした高松宮記念から間隔を開けて、回復を図ることができていたように、仕上がりは悪くなかった。馬群の外を回されたロスがなければ、もう少し勝負は際どかったはずである。

サンカルロは千載一遇のチャンスを逸してしまった。レース前の調整からレースの流れまで、何もかも上手く運んでいたが、最後の直線に向いた途端に、勝利への扉が閉じてしまった。競馬にタラレバは禁物だが、もしあそこでスムーズに馬群を抜けられていれば、勝っていたのではないだろうか。それぐらい、致命的な不利であった。あえて言うならば、ダッシャーゴーゴーがいたポジション、つまりひとつ前のそれを取れていれば、結果は違ったのではないか。

サマースプリントチャンピオンのワンカラットは、あきらめずに伸びていたが、最後は力尽きてしまった。夏場を仕上げて使ってきた疲れが噴出してしまった形で、この馬本来の出来にはなかった。サマースプリントチャンピオンとスプリンターズSが両立しないのは、サラブレッドのピークがそれほど長くないからである。スプリントチャンピオンを取るかG1を取るかで、ワンカラットの陣営は前者を選択したのだから、この結果は仕方ないと納得できるはずである。スプリント能力が高く、パワーもある馬だけに、来年はぜひG1タイトルを目指してほしい。

最後に、香港馬グリーンバーディーは、最後伸びてきたものの届かず7着と人気を裏切ってしまった。道中のペースがこの馬向きではなかったこと、最後の直線で抜け出すスペースがなかったことなど、あらゆる悪条件が重なってしまったことは確かだが、何よりもこの馬自身の体調が、前走に比べてわずかに下降線を辿っていたことが最大の敗因だろう。前哨戦で意外にも仕上がっていたということである。

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毎日王冠を当てるために知っておくべき3つのこと

Mainitioukann

■1■とにかく逃げ・先行有利
府中の1800展開いらず、どんな展開になっても強い馬が勝つという意味の格言だが、開幕週に限っては当てはまらない。この時期の東京競馬場は、夏の間に十分根を張った軽いオーバーシード芝となる。洋芝はまだ芽が出かけた程度で、ほぼ野芝100%の極めて軽い馬場であるため、前に行った馬が簡単には止まらない。たとえかなりのハイペースになったとしても、とにかく逃げ・先行馬に有利なレースとなる。

■2■前走がG1、もしくは重賞勝利馬
過去10年間の、前走をクラス別で分けると以下のとおり。
G1    【6・5・2・26】
G2    【0・2・2・17】
G3    【2・1・4・40】
OP以下【1・1・1・9】

過去10年の連対馬中で、11頭が休み明けの前走G1組、その他5頭はG2、G3をステップとしている。休み明けにもかかわらず、前走G1組が勝利しているように、この時期になると夏を使ってきた馬よりも実績のある実力馬にとって有利なレースとなる。前走がG1組であれば着順は関係ないが、G2、G3もしくはOP以下のレースをステップとしてきた馬は、前走勝って臨んできている上り馬であることが必須条件となる。

■3■5歳馬中心
世代別の成績は以下の通り。
3歳馬【0・0・0・7】 連対率0%
4歳馬【2・3・3・24】 連対率16%
5歳馬【5・4・0・31】 連対率23%
6歳馬【0・2・3・13】 連対率11%
7歳馬以上【2・0・3・17】 連対率9%

勝ち馬、連対馬共に、夏を越して本格化した5歳馬の活躍が目立つ。秋の中距離G1シリーズに向けてキーとなるステップレースである以上、ひと夏を越しての成長が見込まれる馬を探すべきレースである。

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「いい経験」では情けない

日本から駆けつけた多くのファンが見守るなか、キングジョージに挑戦したエアシャカールが、勝ったモンジューから8馬身以上も離されて5着に敗れた姿をテレビで見て、私は勝ち負けは別にして、ある種の情けなさを抱くことを禁じ得なかった。

というのも、この結果に、関係者が口を揃えるように「いい経験だった」と言っているからである。

1969年にスピードシンボリでキングジョージに参戦した私には、今さら「いい経験ができた」なんて言われちゃ困る、という意識があるからだ。

31年前と違い、日本産サラブレッドの質は、想像もしなかったほど向上していると言っていい。

日本の調教施設の充実も、目を見張るものがある。競馬に携わる人たちの考え方や姿勢も隔世の感がある。海外で競馬をさせることを念頭に馬作りをしている人たちが増えてきている。海外競馬の情報も、瞬時に詳細が日本に入ってくる。

そんな恵まれた時代になり、以前とは比べ物にならないほど優秀な頭脳とノウハウを持ってしても、通用しなかったのだ。

勝つとか、負けるとかではなく、世界の社台グループ生産馬をもってしても「いい経験ができた」というレベルまでしかできなかったと思うと、情けなくなってしまう。

エアシャカールが辿った軌跡は、私とスピードシンボリが辿ったそれと、ほとんど変わることがなかたのだから。

31年前、スピードシンボリは4コーナーを抜群の手応えで回って先頭に立った。馬上の私は「こんなに簡単に勝っていいのかな」と思ったほどだった。ところが、残りの1ハロンで、あっという間に数頭の馬が我々を交わしていった。

勝ったのは、歴史的名牝の1頭に数えられる英国のパークトップ。名手レスター・ピゴットが騎乗した勝ち馬から、8馬身差の5着で入線したのがスピードシンボリだった。

当時、私はヨーロッパの競馬も小手先でごまかせると思って乗り込んでいった。だが、そんな日本的な安易な発想は、レースに臨むと同時に一瞬にして否定された。

「勝つから強い」ではなく「強いから勝つ」

それを思い知らされ、打ちひしがれた。

エアシャカールはキングジョージで3、4番手を追走し、4コーナーではいったん最後方まで下がった。

これを見て私は「武豊は最後の脚を生かすことを考え、格好よくやろう、としているな」と思った。ところが、ヨーロッパの最高峰のレースは、そういう小手先の競馬だけでは勝てないのである。

レースを見る限り、武豊は私と同じ轍を踏んでしまった、といえる。彼は、道中で「ためる」のがうまい騎手であるが、日本人はまだ、本当の我慢のさせ方はできないのかな、と思った瞬間でもあった。

日本の競馬のレベルは相当なところまで達している。しかし、本当の意味で強い弱いという尺度からいえば、まだ本当の強さは身につけていないのである。

日本の競馬人はエアシャカールの結果を深刻に受け止め、「何が足りなかったのか」を真剣に考えないといけない。

「何が足りないか」

抽象的で申し訳ないが、すべての面で蓄積が足りない、と私は思う。
(「口笛吹きながら」より)

Nohirayuuji

今日の凱旋門賞を観て、祐ちゃん先生は何とおっしゃるだろうか。ひと言、「まずはよく頑張った」と褒めてくれるのではないかと私は思う。二ノ宮敬宇調教師も蛯名正義騎手も、「いい経験だった」とは決して言わないだろう。それぐらい、凱旋門賞制覇に近づいた瞬間であった。エルコンドルパサーやディープインパクトの時よりも、ずっと近くの、すぐ手の届くところまで来ていた。いや、それどころか、勝っていたレースだったと言っても過言ではない。

レースを見れば、誰だってナカヤマフェスタの方が強かったことが分かるだろう。スローペースの中、勝ったワークフォースが中団の内々で脚を溜めていたのに対し、ナカヤマフェスタはやや外目を追走して、脚を溜めることができないでいた。さらに勝負どころのフォルスストレートの辺りから、ナカヤマフェスタは早めに動き始め、最後の直線に向いた時には、もうすでに先頭に立とうという勢いで飛び出した。結果的には、これが少し早仕掛けとなり、内からワークフォースに足元をすくわれてしまったのだ。最後は同じ脚色だっただけに、コース取りと仕掛けのタイミングが明暗を分けたレースであった。

果たして、蛯名正義騎手に何が足りなかったのか。それは「経験」だと思う。ヨーロッパの競馬における「経験」の蓄積が足りないのだ。「経験」が足りないからこそ、勝負どころで馬群が密集した時、気が焦ってしまった。「経験」が足りないからこそ、その後、前が開いた瞬間に、行かなければという誘惑に勝てなかった。ナカヤマフェスタにあれだけ手応えが残っていれば、どこかで必ず抜け出してこられたはず。「経験」があれば、待てたはずなのである。武豊騎手に至っては、道中で全て行きたいポジションを相手に先に取られてしまっていた。

いくら日本産馬のレベルが飛躍的に上がり、調教設備が整い、海外遠征のノウハウが培われたとしても、最後のアンカーであるジョッキーに「経験」が足りないのである。日本馬に日本のジョッキーが跨って勝てれば最高だが、もうそんなことは言っていられない。蛯名正義騎手や武豊騎手が長期的にヨーロッパで「経験」を積むことなど現実的ではないからだ。そうなると、日本馬が凱旋門賞を勝つためにすべきはひとつ。「経験」の蓄積のある、向こうのジョッキーに騎乗を依頼することだ。

実は、今からおよそ10年前、蛯名正義騎手や武豊騎手は共に、長期で欧米に遠征したことがある。しかし、祐ちゃん先生の「日本には帰ってくるな」というエールに応えることなく、1年そこらで日本に戻ってきてしまった。色々な事情があったことも分かるが、今日、こうして日本馬の敗戦を受け、もしあのとき蛯名正義騎手や武豊騎手が日本に帰ってくることなく、野球のイチロー選手や松井選手のように、海の向こうで戦いつづけていたとしたら、どうなっていただろう、と今になって思う。

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力強い動きのサンカルロ:5つ☆

ローレルゲレイロ
栗坂 重 助手 51.0-37.1-24.4-12.4 一杯
テンから飛ばしてもバテずに真っ直ぐ駆け上がり、ラストも12秒4とまとめた。
先週は49秒台が出たように、昨年とは比べものにならない順調さ。
04star

ビービーガルダン
CW 重 助手 65.3-51.2-37.6-12.0 一杯
先週が軽めだったので心配したが、今週はそれを払拭するようにシッカリと追われた。
ただ、いつもに比べても重心の上下動が激しく、なめらかな動きではない。
03star

キンシャサノキセキ
美P 良 助手 50.2-36.6-12.2 馬也
取り消したセントウルS時に比べると、追い切りの内容が軽くて物足りない。
動きも滑らかで悪くないので、仕上がっていると解釈するべきだろう。
03star

ワンカラット
CW 重 師 81.3-65.7-51.2-37.1-11.7
外マルティニーク一杯を6Fで1秒5追走3F併せで1秒1先着
首が高く、行きたがっているように、追い切りの内容自体はスムーズとは言いがたい。
力強さは相変わらずで、夏のスプリント戦を連勝した疲れは動きからは感じられない。
03star

グリーンバーティ
中芝 不 攻手 56.6-42.0-13.3
中山の芝コースで追い切られ、実にリラックスしてもはや調整程度の走り。
上半身の強さが目立つ馬で、中山の急坂をこなせるかどうかがカギ。
03star

ウルトラファンタジー
中芝 不 助手 57.2-42.4-12.5
白井での追い切りなので、動きが見づらいことに加え、
これぐらいの軽さだと調子の良し悪しは表に出てこない。
02star

ダッシャーゴーゴー
栗坂 重 助手 81.9-66.7-52.1-38.7-11.8
天性のバネを持っていて、ビッシリ追われて、弾むように駆け上がってきた。
馬体は未完成ながら、普段の動きもどっしりしていて、前走の出来を維持している。
04star

サンカルロ
美坂 重 吉田豊 54.9-37.2-24.4-12.6
時計が掛かっているが、全体的に重い馬場状態なのでこんなもの。
馬なりではあるが、手綱を放せば伸びていきそうなぐらい力強い動き。
05star

プレミアムボックス
南W 稍 助手 65.0-50.8-38.1-12.6 強め
首の使い方が悪いが、肉体の強さがそれを補っている。
休み明けではあるが、手脚を伸ばして走れて、出走体勢は整った。
03star

ジェイケイセラヴィ
美坂 重 師 51.0-37.8-25.1-12.7
外ジェイケイボストン一杯と併せで0秒5先着
ソエや骨折を乗り越えて、今は脚元の不安なく順調に使えるのがなにより。
坂路にて馬なりで追い切られ、引っ張り切れない手応えで体調は絶好。
04star


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