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さあ、祭りが始まる。

Deepimpact2011_3 by Scrap

ディープインパクトは新種牡馬として記録づくめのデビューを飾った。10月1週からなんと11週連続で新馬戦からの勝ち馬が生まれ、2歳種牡馬としての「勝ち馬頭数」は26頭、「勝利数」は31勝、獲得賞金は4億円を超えた。あの大種牡馬サンデーサイレンスを超え、アグネスタキオンを抑え、そして、昨年のリーディングサイヤーであるキングカメハメハを抜き去ったことになる。これだけの数字を見せられては、ディープインパクトが種牡馬としても超一流の道を歩み始めたことに、異論を挟む余地はない。

いや、それだけではない。新種牡馬として最高のスタートにしか見えていないとしたら、それは大きな勘違いであろう。その兆候はすでに昨年末に現れ始めた。ディープインパクト産駒は2勝目がなかなか出来ない、重賞に手が届かないと言われた時期もあったが、朝日杯フューチュリティS(G1)では産駒が2着、3着に入り、翌週のラジオNIKKEI賞(G3)ではダノンバラードが産駒として初めての重賞を制覇した。少し時間は掛かったが、産駒には成長力と底力が備わっていることを示してみせたのである。

それもそのはず。ディープインパクトの母系に流れる血脈を見ると、明らかに底力と成長力に優れた、しかもステイヤーのそれである。6代母のフェオラの孫から、ラウンドテーブル、オリオールという2頭の歴史的名馬が誕生し、種牡馬としても今日のサラブレッドに大きな影響を与えている。また、5代母であるハイペリカムは英1000ギニーを勝ち、曾祖母にあたるハイクレアも英1000ギニーと仏オークスを制した。このハイクレアの系統からナシュワン(英ダービー)やネイエフ、そしてディープインパクトの母であるウインドインハーヘア(英オークス2着)などの一流馬が続出した。

さらに言うと、ディープインパクト自身が、最後の引退レースで最高の走りをしたように、成長力に富んだステイヤーであった。最後の有馬記念の4コーナーで披露してくれた次元の違う加速力を、今でも思い出すことができる。クラシックを制したレースでも、古馬になってからのレースでも、十分すぎるほどに強かったが、最後の有馬記念であれだけ強かったことが何よりも驚きである。もし翌年も現役を続けていたとしたら、世界の競馬史を塗り替えていたのではないか。

ディープインパクトの種牡馬としての成功を信じていた者も、またそうではなかった者も、結局のところ、聞こえていた太鼓の音の強弱の問題でしかなかった。近づいてくる太鼓の音がはっきり聞こえていたのか、それとも微かにしか聞こえていなかったのか。ディープインパクトから成長力とスタミナを受け継いだ産駒たちが、クラシックに向けて急激に力を付け、距離延長を味方にして台頭してくるはず。その勢いは誰にも止められない。かつてのサンデーサイレンスがそうであったように、ディープインパクトの仔たちが次々と主要な重賞レースを独占する日は近い。競馬ファンが口々に、「またディープインパクト産駒か!」という囃(はや)す声が聞こえるようだ。さあ、祭りが始まる。


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Comments

ディープインパクトの成功を疑いまくっていた者です(笑)

まだ出走回数が少ないので数字の信頼度は
ありませんが産駒の複勝率を出してみました。

~1400m 45.5%
~1800m 55.3%
~2200m 50.0%

・・・異常です(爆)
サンデーサイレンス自身の各距離での複勝率は
およそ32~34%程度。
これでも相当優秀なんですが、ディープインパクトの
数字はちょっと凄過ぎですね。
これが最終的にどの辺りで落ち着いてくるのか
今後の推移が非常に楽しみです。

重箱の隅を突くとしたら・・・ブエナビスタ級の
大物がまだ出ていないところと、
2年目にどうか?というところでしょうか。
今年は競馬界を代表するトップクラスの肌馬が
ディープインパクトに極端に集中しましたので
今後、それが少し拡散していったときに
どうなるかに注目したいところです。
※スペシャルウィークなどは肌馬の質と量に
 極端に影響される傾向が出ています。

まぁ少なくともバブルガムフェロー級では
なかったですね(爆)
クラシック戦線での産駒の活躍に期待しています。

Posted by: けん♂ | January 08, 2011 at 03:20 AM

けん♂さん

こんにちは。

ディープ産駒の勝率も連対率も複勝率も大変なことになっていますね(笑)

アグネスタキオンの時と同じで、吉田勝己さんが成功すべく力を入れているので、コケようがありませんよね。

それでも、私もこれからどうなっていくのかが興味があって、単なる仕上がり早なのか、それとも成長力に溢れるクラシックの血なのか、見守りたいところです。

おそらく後者で、もしそうであれば、今年は大変なことになると踏んでいます。

競馬があまりマネーゲームのようになってしまうのは好きではありませんが、ディープの仔が活躍して、海外へ羽ばたいてゆくのは見てみたい気がします。

Posted by: 治郎丸敬之 | January 09, 2011 at 11:57 AM

治郎丸さん こんばんは。

有馬で初めて手にしたブエナビスタの単勝馬券を、
もはや お守りにして定期入れに忍ばせ(笑)
今年1年頑張ろうと 決意も新たな 一姫三太郎です。

今 ブエナを応援する気持ち、もしかしたら2006年秋にディープに抱いたそれと 重なるものがあるのかもしれません。
勝つ事が当たり前 の馬の敗戦のあと、もしかしたら応援する私達側の方が変なプレッシャーを感じてしまうような・・・

早いもので ディープインパクトの引退から4年余、彼の走りが見られなくなるなら 数年後にデビューする子ども達を楽しみにしよう・・・
そう思いながら迎えた昨年、そして 新たな衝撃を感じる間も無く 当然のように勝ち上がっていく仔たちに まだまだ 父の面影を探し切れないでいる私です(笑)
私がディープと出会ったのは 凱旋門賞
 父の無念は仔が晴らす 
やはりいつか ディープが果たせなかった夢を叶えてくれる仔と出会いたいですね。

2011年 治郎丸さんにとって 新しい一歩を踏み出す年ですね。一読者として陰ながら応援しています。
私も 治郎丸さんと そして貴ブログから広がった 楽しいお仲間達との 言葉の交流を愉しみに、さらに馬券の上達にも精進して(笑)いきたいと思います。 


 

Posted by: 一姫三太郎 | January 10, 2011 at 12:47 AM

一姫三太郎さん

こんばんは。

有馬記念でブエナビスタの単勝を握り締めていらっしゃったのであれば、とても熱い年末だったと想像できます(笑)。

ブエナビスタとディープインパクトは脚が速いという点において共通していますね。

最初は女ディープなんて言われていて、そんな簡単なもんじゃないだろ、と思っていましたが、持っている感じがなんだかディープインパクトに似ています。

なんだか応援したくなってしまう馬ですよね。

今年は私にとっても大切な1年になりそうです。

新しい雑誌も創刊しますので、ぜひ応援してください。

今年もよろしくお願い致します。

Posted by: 治郎丸敬之 | January 12, 2011 at 01:51 AM

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