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強さは美しさに

アメリカの競馬は、ダートとはいえども日本のような砂ではなく土に近い馬場状態のため、脚抜きが良く、前に行った馬が止まりにくい。だからスタートからスピードに任せてガンガン進んでいき、早めから仕掛けて、最終コーナーでは先頭に立って押し切る競馬が王道である。それに対して、ヨーロッパの競馬は芝が深くて重い馬場に加え、起伏も激しいコースで行われるため、道中はとにかく折り合いをつけ、スタミナのロスを避け、ギリギリまで脚をためて、最後の直線に向いてヨーイドンの競馬が王道となる。そういう走りをしないと、最後の直線でバタバタになり、歩いてしまうことになるからだ。

逆説的ではあるが、前走のセントジェームズパレスSで無茶なレースをしたからこそ、フランケルの強さはより際立った。あれだけ早めから自ら脚を使って動き、前を捉えに行って押し切るという、まるでアメリカ競馬のようなレースを、ヨーロッパの深くて重い馬場で成し遂げてしまったのだ。フランケルが無尽蔵なスタミナを有していることが分かる。これまではマイル戦を中心に使われてきたが、道中で折り合いさえつけば、2000mまでなら十分に守備範囲だろう。

その怪物フランケルがまたもや魅せてくれた。今回のサセックスSは、前走から一転してすんなりと先頭に立ち、道中はピタリと折り合い、楽な手応えで最後の直線に向くと、弾けるように伸びた。負かした相手も、前走のクイーンアンSであのゴルディコヴァを負かし、マイルG1を5連勝中で臨んできたキャンフォードクリフス。ほとんどの馬たちがこの2頭に恐れをなして回避したため、4頭立てという静かなレースになったが、完璧に立ち回って、楽に勝利したことで、フランケルの強さは美しさに昇華した。


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Comments

治郎丸さん いつもどうもです(^-^)

まだ3歳でこの強さは凄いとか強いとゆうより神憑ってますよね(^_^;)


心肺機能が違うからスピードの絶対値が桁違いなんでしようね(@_@)

何はともあれこれだけ逸材だからこそこれからも無事に頑張って欲しいですね(^-^)

Posted by: ユビキタス | August 01, 2011 at 07:54 AM

ユビキタスさん

こちらこそどうもです。

はい、神がかっていますよ。

ヨーロッパの競馬場の深くて重い芝の上を、
まるで絨毯の上を走るように伸びましたから。

危うさを秘めた馬ですが、潜在能力の計り知れない馬ですね。

あの馬を思い起こしてしまうからこそ、ますます無事で走ってくれることを願います。

Posted by: 治郎丸敬之 | August 03, 2011 at 12:23 AM

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