CSG(Classic Supporters Game)について
思い返してみると、昨年からもうPOGには参加していない。それまでは何度か、JRA-VANや雑誌「優駿」や週刊「Gallop」主催のPOGに参加したことはあったのだが、心から面白いとは思えなかった。理由はたくさん思いつく。その中でも最大のものは、自分の指名馬が活躍しないということだろう。それはお前が下手くそだからと言われてしまえばそれまでだが、年間で7000頭以上のサラブレッドが生産されている中、まだレースで走ってもいない段階で数頭を指名し、その馬たちがクラシック戦線に乗ってくることは極めて稀であるはずだ。
POGが広まりつつあった当初は、そういう主旨のゲームだと思っていた。つまり、海のものとも山のものともつかぬ数頭のサラブレッドを馬主になった気持ちで所有し、たった1勝を挙げることがどれだけ難しいかを知る。そうすることで、我が所有馬が未勝利を脱出した時の感動や重賞に出走する前夜のドキドキを、誰でも、僅かでも体験できるはずであった。
しかし、そうではなかったらしい。POGは情報戦のゲームであったのだ。どの牧場にいるどの馬がどれだけ確実にデビューできて賞金を稼げそうか。そういう類の情報を誰よりも多く早く集められるか、また誰も知らない極秘情報らしきものをどうやって集められるか。最近のPOG本やPOGの取り上げられ方を見ていると、どうやら株をやるのと同じような偏向にあるのではないか、という気がしてならない。これで本当に競馬ファンの心は躍るのだろうかと。
別にPOG自体を否定しているわけではなく、個人的には一口馬主になることが、今のPOGのほとんど全てを代用してくれると思っている。本当の意味でサラブレッドを所有することはできないが、ある程度のリスクを取って競走馬を走らせることで、競馬の世界がより魅力的に移り変るのではないだろうか。ただ、リスクを取れないという方もいるはずで、そういった方のためには、もう少し現実的なルールで行われた方がより面白いはず。
最近、そんなことを考えていたところ、「馬流天星」のスカイポットさんが主催、勝ち組の勝利指針の川島さんがスポンサーの「CSG(Classic Supporters Game)」が始まった。クラシック・サポーターズ・ゲーム。名前を聞くだけで、このゲームがどういう主旨かなんとなく分かる。私もこの方向に基本的には賛成である。敢えて個人的な意見を言わせてもらえば、日本ダービーまでではなく菊花賞までであれば良かったのにと思う。古い時代の人間なので、菊花賞を勝つような馬もけっこう好きなのだ。
■「CSG(Classic Supporters Game)」の詳しい説明はこちら

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掲示板にレコードの赤い文字が灯ると、必ずと言ってよいほど、「オオー!」というため息にも似た驚きの声が上がる。競馬がコンマ1秒を争うレースである以上、これまでの誰よりも速くゴールを駆け抜けた馬を賞賛し、そのレースを高く評価するのは当然といえば当然のことである。そこに私たちの速さに対する幻想も加わって、レコードタイムに対する価値は否が応でも上がる。この時点では、レコードタイムで勝った馬が次のレースで負ける姿を想像しがたいだろう。しかし、これだけレコードタイムが連発される今の競馬において、私たちはレコードタイムを本当に信じてよいのだろうか。レコードタイムで走ったという事実は、果たしてどのような意味を持つのだろうか。




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