« 緩急自在に走れそうなミラクルレジェンド:5つ☆ | Main | もし願いが叶うならば »

阪神ジュベナイルFを当てるために知っておくべき3つのこと

Hjf

■1■2つの経験
平成3年より従来の阪神3歳Sは牝馬限定に変更され、さらに平成13年より名称を「阪神ジュベナイルフィリーズ」と改められた。わずか数戦のキャリアで臨んでくる馬がほとんどで、各馬の力の比較が難しい。実はこれといった傾向はないのだが、以下2つの経験をしている馬にとっては、かなり有利なレースになる。このレースを勝つためには、いずれかを経験していることが望ましい。

1、1600m以上の距離
2、坂のあるコース

「早熟の短距離馬」が多く出走してくるため、このレースに臨むまでのステップとして、1600mよりも短い距離を使ってくる馬が多い。これまでにマイルの距離や直線に坂のあるコースを走ったことがない馬たちが、いきなりG1レースの厳しい流れの中に放り込まれ、直線に坂のある1600mのコースを走ると、確実にスタミナ切れを起こすことになる。1600m以上の距離、もしくは直線に坂のあるようなタフなレースを走った経験がないと、このレースで勝ち切ることは難しい。

■2■抽選をクリアした馬の台頭
これは来週の朝日杯フューチュリティSにも当てはまることだが、抽選をクリアした馬、滑り込み出走が叶った馬たちには着目すべきである。それは運が良いからということではなく、彼ら彼女たちの「ローテーション」と「成長曲線」に秘密が隠されているからだ。

まず「ローテーション」については、抽選をクリアしてきた馬は、これまでの出走過程において無理を強いられていない馬が多いということである。多いと書いたのは、全ての馬がそうではないからである。本番に出走する権利を取るために、何度もレースに出走してそれでも抽選待ちになってしまった馬もたくさんいるはずだ(こういう馬は能力的に疑問符がつく)。そのあたりは1頭1頭を検証する必要があるが、例えば2007年のトールポピーはキャリア3戦、ゴスホークケンは2戦、レーヴダムールに至ってはわずか1戦であった。

これが何を意味するかというと、これらの馬たちは、本番であるG1レースに合わせたローテーションを組んで走らされてきたのではなく、自分たちの仕上がりに合わせて大事に使われてきたということである。人間の都合ではなく、馬優先の余裕を持たせたローテーションであったということだ。あくまでもその延長線上に、たまたまG1レースがあったということに他ならない。だからこそ、そこまでの過程において無理をさせてきていないからこそ、馬に余力が十分に残っているということになる。

次に「成長曲線」についても、余裕を持たせたローテーションということとリンクしてくる。馬の仕上がりに合わせるとは、馬の成長に合わせたローテーションということである。特に若駒の間は、レースを使うことによって、成長を大きく阻害してしまうことがある。2歳戦~クラシックにかけて、数多くのレースを使うことは、マイナス材料にこそなれ、決してプラス材料にはならない。レース経験の少なさは、馬の能力と騎手の手綱で補うことが出来る。つまり、本番のレースに出走するために、馬をキッチリ仕上げて勝ってきた馬たちに比べ、成長を阻害しない程度のゆったりとした仕上がりで走ってきた馬たちは、上積みが見込めるばかりではなく、本番のレースへ向けて上向きの成長カーブで出走してくることが可能になるのだ。

これらのことからも、余力が十分に残っていて、上向きの成長カーブを辿っている馬が、もし抽選をクリアして出走することが出来たとしたら、本番でも好走する確率が高いことは自明の理であろう。これが2歳戦からクラシック戦線においては、抽選をクリアして出走してきた馬、滑り込みで出走してきた馬には大いに注目すべき理由である。

■3■関東馬とっては厳しいレース
この時期の牝馬にとって、長距離輸送をしてレースに臨むことは条件的に厳しい。よって、関東馬がこのレースを勝つには、関西に一度遠征した経験があるか、もしくは実力が一枚も二枚も上でなくてはならない。現に過去10年で、初長距離輸送でこのレースを制した関東馬は3冠馬となったアパパネだけである。彼女ぐらいの実力を持っていないと、初めて長距離輸送をして、並みいる関西馬たちを倒すことはできない。逆に言うと、このレースを勝った関東馬は相当な実力の持ち主であるということになる。

現在のランキング順位はこちら

|

Comments

いつも楽しく、ためになるエントリー、ありがとうございます。毎度拝見しております。

昨今は関東馬の栗東滞在も増えて来ました。ただ、キャリアの浅いうら若き乙女たちのことですから(表現がオッサン丸出しですな…)、それがプラスなのかマイナスなのか、見極めが難しいところです。

抽選対象では、ジョワドヴィーヴルが出走叶うかどうか。売上が億単位で変わりそう…。

私は今のところラシンティランテに注目しています。

末筆になりましたが、Roundersが、日本の競馬文化の土壌を変えることを願っています。

Posted by: さっさん | December 05, 2011 at 03:55 PM

さっさんへ

こちらこそ、いつもありがとうございます。

アパパネの成功もあって、栗東に滞在する馬も増えてきましたよね。

慣れない土地に慣らすのか、それが余計にストレスになるのであれば、直前輸送の方が良いケースもあるでしょう。

うら若き乙女たちにとっては(笑)、必ずしも栗東滞在がプラスとは限らないと思います。

このあたりの見極めは難しいですね。

PS
ROUNDERSを読んでくださってありがとうございます。
日本の競馬が少しでも豊かになるようにこれからも頑張りますので、応援よろしくお願いします。

Posted by: 治郎丸敬之 | December 06, 2011 at 12:49 AM

What a lovely blog. I will certainly be back. Please preserve writing!

Posted by: Steve Schollmeyer | December 06, 2011 at 02:21 PM

I was looking at some of your blog posts on this website and I believe this website is rattling informative ! Continue posting .

Posted by: Erik Jacobsen | December 17, 2011 at 12:58 AM

Pretty section of content. I just stumbled upon your website and in accession capital to assert that I acquire actually enjoyed account your blog posts. Any way I’ll be subscribing to your augment and even I achievement you access consistently quickly.

Posted by: giveaway ipad | December 31, 2011 at 01:04 AM

With countless online lenders to pick from, it is often a very exhaustive exercise to look through every single lender around the Internet my website another is to mention the bottom, by empowering workers to get a good share of the rising productivity and profits they assist to produce.

Posted by: my website | December 29, 2013 at 03:16 PM

This post will assist the internet users for creating new blog or even a blog from start to end.

Posted by: novoline online casino | February 02, 2014 at 03:32 AM

Post a comment