« 中山芝1600m | Main | 「週刊競馬ブック」にて「ROUNDERS」を紹介していただきました。 »

それにしても血統とは

Hansinjf2011 by M.H
阪神ジュベナイルF2011-観戦記-
どの馬も行こうとはせず、結局、押し出されるような形でファインチョイスが先頭に立ち、さらに中からラシンティランテ、外からサウンドオブハートやエピセアロームらの有力馬が引っ掛かりながら続いた。前半の半マイルが48秒ジャスト、後半のそれが46秒9だからスローペース、特に最初の1ハロンは12秒6と極端に遅かった。スタートしてからスッと折り合いがついたかどうかが、最後の長い直線における攻防の明暗を分けた。

大外から豪快に突き抜けたジョワドヴィーヴルは、ゴール前では抑える余裕すらあった。メンコを外して臨んでいたように、1度使われて、かえって落ち着いてレースに臨むことができたようだ。また、外枠から発走したことで、馬群に揉まれることもなく、自分のフットワークとリズムで終始走ることができた。恵まれた部分もあったにせよ、キャリア1戦の馬とは思えない末脚であった。それにしても血統とは恐ろしい。姉ブエナビスタや同厩舎の先輩レーヴディソールのこの時期に比べ、馬体の完成度は低く、前走の走りを見ても課題ばかりだったにもかかわらず、この一変である。どこにこれだけの力が秘められていたのだろうか。ジョワドヴィーヴルの馬体が成長して、完成した暁には、もしかすると姉さえも超えてしまうのではないか、そんな想像と期待が果てしなく膨らんだ。

福永祐一騎手は昨年に比べ、今年は気楽に乗っていた印象を受けた。馬の出たなり、枠なりのポジションを進み、ゴーサインを送ると、馬が沈んで伸びた。勝とうとして勝ったというよりは、馬に跨って回ってきたら勝っていたという感じ。それだからこそ、涼しい顔をして勝ったように見えるが、ゴールしたとき、ジョワドヴィーヴルの伸び脚に最も驚いたのは福永祐一騎手だったかもしれない。

松田博資厩舎の調教法と阪神のマイルコースの相性も語らずにはいられない。阪神ジュベナイルFにおいては、レーヴダムール(2着)から始まり、ブエナビスタ、ベストクルーズ(3着)、レーヴディソール、桜花賞においては、ブエナビスタだけではなく、マルセリーナ、トレンドハンター(3着)と活躍馬が目白押しである。これは松田博資厩舎独特の長めから追い切る馬のつくり方と、阪神マイルコースの息の長い脚を使わなければならないという特性が絶妙にかみ合うのだろう。

アイムユアーズは前に行った馬の中では、掛からずに走れていた分、最後まで止まらなかった。実に小気味良いフットワークで走る馬で、前走のような道悪はもちろん苦にしないばかりか、今回のような器用に立ち回ることを要求されるレースにも強い。メンディザバル騎手は、周りの動きを見ながら馬を先行させたように、レースの流れに応じて柔軟に騎乗できるばかりではなく、追ってから非常に力強い。最後にサウンドオブハートを競り落としたのは騎手の技術でもある。

サウンドオブハートは、あれだけ持っていかれながらも最後まで粘っているのだから、走る能力自体は高い。気性の前向きさをコントロールできるようになれば、大きな勝利に手が届くかもしれない。2番人気のエピセアローム、3番人気のラシンティランテともに、スタートしてからハミを噛んで掛かってしまい、道中でスタミナを大きくロスしてしまった。前者は前走で1200m戦を使っていたことでリズムを崩し、後者はレース間隔が中1週しかなかったことで馬が気負ってしまっていた。

現在のランキング順位はこちら

|

Comments


ジョワドヴィーブルほんまに強かったですね。
あの頭一つ分低い走り、いいですよね。
ディープインパクト再来でしょうか?
腰高な馬体はブエナビスタ譲りでしょうか?

もしかしたら無敗の牝馬3冠・・・とゆう想像をしてしまいました。

Posted by: rocketrock | December 14, 2011 at 01:41 PM


ジョワドヴィーブルじゃなくて、ジョワドヴィーヴルでした(笑)

ブエナビスタはブとビなのに(笑)

Posted by: rocketrock | December 14, 2011 at 05:24 PM

Post a comment