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ラジオNIKKEI賞を当てるために知っておくべき3つのこと

Radionikkei

■1■G1帰りの馬は消し
かつては「残念ダービー」と言われていたほど、ダービーに出走できなかった馬や、出走しても好走できなかった馬が好走したレースだが、過去10年では、前走がG1レース(ダービー、NHKマイルC、オークスなど)であった馬の成績は【1・1・1・18】と奮わない。前走が500万下であった馬の成績【4・4・2・32】と比べると、その差は明らかである。

それもそのはずで、前走がG1レースであった馬は、そのレースに向けて100%の仕上げで臨んでいるからである。目に見える見えないにかかわらず、ほとんどの馬の体調は、良くて前走から平行線、悪ければ下降線を辿って出走してくる。たとえG1レースに出走したような力のある馬でも、走られる状態になければ好走は望めない。

■2■1800m以上のスタミナ
この時期の福島競馬場は、芝が傷んで力を要する馬場になっている。野芝が成長を始めるものの、1回開催から期間が短いため、馬場の傷みは回復することなく進行していくからである。特に3~4コーナーにかけて内側の芝はかなり傷んでおり、各馬が馬場の良い外々を回すため、必然的に1800m以上の距離を走ることになる。

過去10年間のラップ
12.5-10.7-11.3-11.9-11.8-12.5-12.3-12.6-12.7(46.4-50.1)H
12.8-11.8-12.2-12.6-12.2-11.7-11.9-11.5-11.7(49.4-46.8)S
12.6-11.1-11.6-11.6-11.7-11.7-11.9-12.4-12.5(46.9-48.5)H
12.3-10.9-11.3-12.0-12.0-11.7-12.0-12.4-12.6(46.5-48.7)H
12.5-11.2-11.8-12.6-12.4-12.1-12.5-12.1-13.3(48.1-50.0)H
12.6-11.5-11.3-12.2-12.4-12.3-11.6-11.6-12.2(47.6-47.7)M
12.6-10.8-11.7-12.6-12.2-11.7-11.6-11.4-12.2(47.7-46.9)M
12.4-11.3-12.0-12.3-12.1-11.9-11.9-12.0-12.4(48.0-48.2)M
12.6-11.5-11.4-12.6-12.3-11.5-11.6-11.7-12.1(48.1-46.9)S
12.3-11.8-11.5-12.2-11.9-12.1-12.0-11.4-11.7(47.8-47.2)M

また、過去10年間のレースラップ(上記)を見てみると、ヴィータローザが勝った2003年のレースと一昨年以外は、ほとんどのレースが前傾ラップとなっている。各ジョッキーが直線の短さを意識し、好位を確保するために、前半からかなり厳しいペースでレースが流れていることが分かる。

つまり、以上の2点から、小回りの1800mというコース設定ではあるが、実は字ヅラ(1800m)以上のスタミナが必要とされるのである。

■3■長くいい脚を使える馬
福島競馬場の最後の直線は297mと短い。そのため、直線に向いてからの追い出すのでは遅く、各馬のスパートは3~4コーナーにかけて既に始まっている。コーナーを回りながらの仕掛けとなるため、一瞬の切れ味は生かしにくく、どちらかというとジワジワと伸びるタイプの馬にとって有利となる。もちろん、福島競馬場で実績のある馬は求められている適性に近いということだろう。

また、菊花賞を勝ったダンスインザダークの産駒や、将来の菊花賞2、3着馬が活躍していることからも、ラジオNIKKEI賞と菊花賞の間には深い連動性があることが分かる。求められている適性(長くいい脚を使える)が似ているということである。つまり、ラジオNIKKEI賞で好走した馬は菊花賞でも好走の確率は高く、逆に菊花賞で好走しそうな(血統の)馬がいれば、ラジオNIKKEI賞でも狙ってみても面白いということだ。

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「ROUNDERS」vol.3がテレビで紹介されました!

「ROUNDERS」vol.3がテレビで紹介されました!ひとつが「金曜競馬CLUB」です。司会の長岡一也さんには、vol.3で原稿を書いていただいただけではなく、創刊号とvol.2も番組で取り上げてくださって、大変感謝しております。飯田正美さんも熱い想いを語ってくださいました。「金曜競馬CLUB」は今年の6月からスタートした新番組で、日曜日と土曜日のメインレースの予想を30分間でコンパクトに提供してくれます。残念ながら、千葉テレビ放送とテレビ埼玉でしか観られませんが、とても面白いので、可能な方はぜひご覧いただくことをお勧めします。もうひとつは、「ウイニング競馬」です。おなじみ原良馬さんと井森美幸さんが登場する土曜日の番組です。いつも観ている番組の中に、「ROUNDERS」vol.3が出てきたときはさすがに緊張しました(笑)。こうしてひとりでも多くの競馬ファンに知ってもらえることを願います。関係者の皆さま、ありがとうございました。

金曜競馬CLUB
Kinyoukeibaclub

ウイニング競馬
Winningkeiba

また、「ROUNDERS」vol.3を読んでの感想を書いてくださったブログを発見しました!もしかしたら、他にも書いてくださった方もいるかもしれませんが、まずは以下の2つのブログを紹介させてください。競馬に対する愛情を持って読んでくださっているのが伝わってくるようで、とても嬉しいです。これからもよろしくお願いします。

more than a Decade
Decade

馬流天星の予想芸術化への道
Keibayosougeijyutuka

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あと3ヶ月しかない

Takaraduka2012 太田宏昭
宝塚記念2012―観戦記-
ネコパンチが外から逃げ、天皇賞春馬のビートブラックも積極的に前々を攻めたことで、前半1000mが58秒4、後半が60秒4という淀みのないペースになった。最初の直線が長いコースで、それほどダッシュが良くない逃げ馬が大外枠に入ると、無理をしてでもハナに立とうとするため、ペースが速くなりがちである。とはいえ、これぐらいのペースがG1レースとしてはちょうど良い。道中の厳しいポジション争いも含め、各馬の実力と調子が正直に反映されたレースとなった。

勝ったオルフェーヴルは、負けられないレースを制したといえる。出走するからには勝利が求められたはずで、だからこそ急ピッチで仕上げられて、なんとか間に合った。決して7割の出来ではなく、オルフェーヴルの生命力によって、ほぼ100%に近い仕上がりにまでたどり着いたといえる。道中も流れたことで、折り合いの心配もなく、レースがしやすかったことも幸いしたが、オルフェーヴルが力を発揮すればこんなものだろう。馬場の真ん中を通って、あっという間に突き抜けた。充実した今のルーラーシップに2馬身もの差をつけたのだから、世界で通用する実力があることは間違いない。この後は凱旋門賞に向かうはずだが、あと3ヶ月しかない本番に向けて、どのように調整をしてゆくのか。陣営の手腕が問われる。

池添謙一騎手は、落とせない一戦だったにもかかわらず、実に落ち着いて乗っていた。各馬が動き始めた4コーナー手前で、自身も動きたくなったはずだが、あそこでじっくりと待てたことが大きい。それぐらいオルフェーヴルの手応えが良かった(待っても突き抜ける手応えがあった)ということだろうが、池添騎手の置かれていた状況を考えると、そう簡単ではなかったはず。スイープトウショウ、デュランダル、ドリームジャーニーなど、数々の追い込み馬に跨ってきた経験が、馬の末脚を信じて、ひと呼吸置くことの大切さを池添騎手に教え込んだのだ。

負けはしたが、ルーラーシップも鞍上のC・ウイリアムズ騎手も非の打ち所のないレースをした。ゲートボーイがいない関係で、今回もスタートが上手く決まらず行き脚がつかなかったが、そこからのウイリアムズ騎手の判断が絶妙であった。内の各馬が第1コーナーに殺到したことによってできたスペースを見逃さず、馬を動かして、スッと内のポジションに入れたのだ。あそこでルーラーシップのリズムを重視しすぎていたら、ほぼ最後方からの競馬を強いられていたに違いない。最後の直線に向く前に外に出して、ルーラーシップの大きなフットワークを生かした点も見事というほかない。それにしても、今回は勝った相手が強すぎた。

ショウナンマイティはこの春の調子の良さを生かし、展開にも恵まれての3着。前の2頭と比べると、まだG1レースを勝ち切るだけの力はないが、産経大阪杯の驚異的な末脚がフロックでないことを証明してみせた。溜める競馬が合っている馬だけに、どうしても展開に左右されてしまう面は否めない。浜中俊騎手もショウナンマイティを型にはめて、きっちり乗っていた。

ウインバリアシオンやビートブラックといった天皇賞組にとっては、今回の速いペースは不向きであった。いずれも典型的なステイヤーだけに、追走に脚を使ってしまい、直線に向いたところですでに脚は残っていなかった。距離が長い方がバテない馬もいるということである。

エイシンフラッシュはどうしたのだろう。スタートしてから他馬にぶつけられたのか、第1コーナーに向かうまでに、鞍上の制止を振り切って、力んで走っていた。せっかくの好枠を生かしきれなかった。レース前から入れ込んでいる姿を見せていたことからも、ドバイ遠征の内面的な疲れが抜けていなかったのだろう。調教では良い動きを見せるだけに、調子の判断が難しい馬である。

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CBC賞を当てるために知っておくべき3つのこと

Cbc

■1■パワータイプの短距離馬
3月の開催からそれほと期間が開いておらず、この時期の中京競馬場の芝は傷んでいて、力を要する馬場となっている。新設されたばかりでも、年を追うごとにこの傾向は強くなるはずである。スプリント重賞のわりには時計が掛かるはずで、当然のことながら、スピードだけではなくパワーが勝つためには要求される。

また、ダート上級条件戦が手薄になる時期でもあり、前走がダート戦という馬の参戦も多い。パワーが求められる舞台だけに、意外な好走をして穴を開けるはこういったタイプだろう。たとえば昨年の勝ち馬スリープレスナイトは前走のダート戦を快勝してきた馬で、父クロフネ譲りのパワーとスピードを生かして、秋のスプリンターズSまで制してしまった。

■2■スピードの持続力が問われる
旧中京の1200mは最後の直線が318mと短く、平坦であることも手伝って、前に行ける先行馬にとって有利なレースとなりやすかったが、新設の中京競馬場の1200mは、412mに延長された最後の直線や高低差2mの急坂が手伝って、先行馬と差し馬がほぼ互角の舞台となった。それだけ条件が変わったにもかかわらず、切れる馬ではなく、ハミをしっかりと噛みながら前へ前へと推進し、スピードの持続力が問われることは変わらないだろう。

■3■前走1400m組の巻き返しに注目
開催時期が6月に移行してからの3年間で、前走が1400mだった馬が2勝している。しかも平成18年のシーズトウショウは6着、平成19年のブラックバースピンは12着からの巻き返しである。ちなみに、2008年の3着であったテイエムアクションも前走1400m組であった。時計の掛かる馬場であることを含め、1200mの字ズラよりも粘りこむスタミナを要求されるということだろう。1200mがギリギリという馬よりも、少し距離適性が長めの馬を狙うのがベター。

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「ガラスの競馬場」メールマガジンvol.12を配信しました

「ガラスの競馬場」メールマガジンの3週間無料キャンペーンにご登録いただいた皆さま、ありがとうございます。vol.12を昨日(月曜日)夜に配信しました。何名かメールがこちらに戻ってきてしまった方々がいますので、もし現時点で届いていないという方がいらっしゃいましたら、右サイドバー下のアドレスよりご連絡ください。vol.12は、「ローテーションの相性」というテーマで書いてみました。ぜひじっくりと読んでみてください。

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「セクレタリアト/奇跡のサラブレッド」

Secretariat

およそ1年前に、観てみたい映画として紹介させていただいた「セクレタリアト/奇跡のサラブレッド」が、6月20日にDVDとブルーレイで発売された。結局、日本の映画館では公開されることはなかったが、ようやくこうして観られるようになったことは喜ばしい。競馬を知らない方が観ても純粋に楽しめる映画ではあるが、競馬ファンとしては、セクレタリアトという名馬とその伝説に携わった人たちの物語を知っておくべきための映画でもある。

セクレタリアトは1973年のアメリカの3冠馬であり、生まれた時から馬体が大きくて、しかも燃え立つような栗毛であったため、“ビッグ・レッド“という異名をとった。3歳時で525kgという馬格を誇っていたというから驚きである。また、死亡時に解剖が行なわれたところ、心臓の大きさがなんと22ポンドもあった(普通のサラブレッドは9ポンドぐらい)と言われている。サラブレッドは最後の最後は心臓で走るのだから、セクレタリアトがいかにアスリートとして優れた肉体を有していたかが分かる。

セクレタリアトは恵まれた馬体から繰り出される大きなストライドで、抜群のスピードを誇り、ありとあらゆるコースやレースのレコードを更新していった。特に有名なのが、3冠最後のベルモントSでの圧勝である。戦前は距離延長を心配されていたにもかかわらず、2分24秒0の時計で走り、後続に31馬身差をつけた。このレコードタイムは今なお破られていない。セクレタリアトの現役時代を知っているアメリカの競馬ファンが、「もう、こんな馬を見ることはないだろう」と口を揃えるは無理もないだろう。日本で言うとシンボリルドルフとオグリキャップを足して2で割ったような、伝説のアイドルホースであった。

この映画を観て感じたのは、競馬は1頭の馬を中心にした、たくさんの人々が関わる物語であるということだ。オーナー、調教師、ジョッキー、厩務員、そしてファンといった人間たちが、それぞれの想いを馬に託して、その走りに一喜一憂する。人間の期待に応えようと死力を尽くして走る馬の姿を見て、勇気をもらったり励まされたりして人間が変わってゆく。セクレタリアトのような名馬にはもちろんのこと、たとえば重賞をどうしても勝てなかった馬たちや、デビューするのがやっとであった馬たちにも、それぞれの物語があるはずなのである。もし今の日本の競馬が無機質なものに見えてしまうとすれば、そういった物語性の欠如に理由があるのかもしれない。そう思わせてくれるドラマチックな映画であった。

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「ガラスの競馬場」メールマガジンが無料で3週間読める!

「ガラスの競馬場」メールマガジンを始めてからおよそ3ヶ月が経ち、ようやく第11号まで配信することができました。今回、メールマガジンの内容をリニューアルすることにしました。ご要望やご期待に応えつつ、少しずつ進化させていきたいと思います。

☆リニューアルした点☆
・「レーシングスタディ」と「観戦記」を1本化しました。
・馬体評価を行なう「ガラスのパドック」をコンテンツに加えました。

よって、全体としては、以下のコンテンツとなりました。

Sampleimg02_2①「レーシングスタディ」
前週に行われた重賞レースをテキストとして、あるテーマを取り上げて論じていきます。これまで取り上げたテーマとしては、たとえば、「馬には第6感がある」、「逃げ馬は最強である」、「展開を読む騎手」、「競馬場のカラクリ」など、ただ単に馬券につながるだけではなく、競馬のスポーツやゲームとしての側面を深く掘り下げて書いていきたいと思います。

②「ガラスのパドック」
今週行なわれる重賞出走馬の馬体を立ち写真から分析・評価します。メルマガへの移行に伴い、各馬の馬体をより細かく評価することにしました。ブログの時は、4つ☆と5つ☆の間の馬体を評価できなかったことに悔しさを感じていたので、+という表記を使って、最高に近い馬体を☆☆☆☆+で評価しています。

③140字編集後記及びQ&A
ここはフリースペースとして、今週の重賞の見どころを語ることもありますし、読者からの質問に答えることもありますし、私のプライベートを書くこともあるかもしれません。たとえば東京8Rについてどう思いますか?といった質問にも140字以内でお答えします(笑)。

リニューアルに伴い、ひとりでも多くの方々にメルマガの内容を知ってほしいと思い、3週間の無料キャンペーンをすることにしました。というのも、読者ひとりであるEさんから、以下のようなメールをいただいたことがきっかけです。

治郎丸さん、こんばんは。本日メルマガを読ませていただきました。正直どのような内容なのか見当もつかず(当たり前ですね)、お試し感覚で購入したのですが、読んだ後はただただ感服するのみです。目からウロコなんて次元ではありません。競馬という大海原で海図も無く方向を見失っては、何度も「座礁」している私とは違って、治郎丸さんはその中を悠々と進んでいる。ただ進むだけではなく、彷徨う小船を見つけてはその先導役をしながら進んでいる。変な表現で恐縮ですが、そんな印象を持ちました。

とても嬉しい感想なのですが、どのような内容か見当がつかなかったという点が個人的には引っ掛かりました。「ガラスの競馬場」のメールマガジンを知ってもらうために、既存の読者の方々もいらっしゃるのでギリギリのラインですが、3週間分を無料で体験していただくことにしました。

お名前とメールアドレスを入力していただくだけで、3週間分のメルマガを無料で配信します。もし続けて読んでみるだけの価値があると思っていただけたら、そこから正式に登録してくだされば幸いです(お支払い方法はクレジットカードか振込みの2通りがあります)。

無料キャンペーンの登録は、今週の日曜日(24日)の22時までで締め切らせていただきます。なお、宝塚記念のレース前までに登録いただくと、サンプル版として宝塚記念の「ガラスのパドック」がレース前に読めるのでよりお得です。

無料キャンペーンの登録は、、利用規約をご一読の上、以下のフォームからご登録ください。

大変申し訳ありませんが、申し込みを〆切りました。

■「ガラスの競馬場」メールマガジン(通常)
定価:840円(月額、1配信あたり210円)
*キャンペーン中は3週間分が無料です。
*正式に登録された日からカウントして1ヶ月分単位で料金が発生します。たとえば、7月10日に正式に登録された場合は、8月10日までを1か月分とさせていただきます。
発行周期:毎週月曜日
発行形式:PC・携帯向け/テキスト形式

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晩成の馬が勝つ

Bansei同じぐらいの素質と才能を持った早熟な馬と晩成の馬が、同じ土俵で戦うことがあれば、必ずや晩成の馬が勝つと私は信じている。自分の才能のなさや遠回りの人生を肯定したいだけなのかもしれないが、まあ聞いてほしい。理由は2つあって、ひとつは、完成されるまでに培った「経験」が晩成の馬にはプラスされるからということ。もうひとつは、その素質と才能が花開くまでの長い間、大切に温められてきた、情念に似た「情熱」が晩成の馬を突き動かすからである。

サクラローレルというステイヤーがいた。相手をねじ伏せるような強さという点において、最強の馬の1頭であった。決して生まれたときから才能に恵まれていたわけではない。タフさや勝負強さ、我慢強さをジワジワと身につけていった馬である。初勝利を挙げるのに3戦も掛かっただけでなく、500万条件を勝ち上がるのにさらに3戦を要した。青葉賞で3着に入り、日本ダービーに出走する権利を得たと思ったのも束の間、右後脚の球節炎により回避することに。同世代のナリタブライアンは、皐月賞を圧倒的な強さで勝ち、日本ダービーも大外を悠々と駆け抜け、菊花賞では後続を7馬身も千切るという離れ業を演じ、ついに華やかな3冠馬となっていた。サクラローレルは、菊花賞に出走することすら叶わなかった。

古馬になってようやく金杯を制し、天皇賞春を目指したサクラローレルは、調教中になんと安楽死処分を検討されるぐらいの重傷を負ってしまう。関係者の懸命の努力により、治療が行なわれ、安楽死処分は免れたが、長い休養に入らざるをえなかった。サラブレッドが最も充実すると考えられている4歳時に、サクラローレルはわずか2戦しか走ることができなかったのだ。たしかに光るものはあったが、サクラローレルがのちに凱旋門賞を目指して渡仏するような馬になるとは、この時点では誰も想像だにしなかった。

しかしサクラローレルは、この何もできなかった空白の時間にこそ、大きく成長したに違いない。手術の間やその後のケアの段階では、とにかくジッと静かにしているという我慢強さが問われる。それと同時に、人間に頼らないと生きていけないことを感じ、人との信頼関係も深まるはずである。肉体的には、消耗を最小限に抑えつつ、成長を最大限に促すことができた。目黒記念において早仕掛けで差された苦い経験も、それ以降のレースに生きた。そして、何と言っても、ここまでの時間を掛けたのだから、絶対にひと花咲かせたいという人間の情熱が、サクラローレルにまで燃え移っていたように思えた。

サクラローレルは復帰後の中山記念を豪脚で勝利したのち、ようやく1年越しで天皇賞春に挑戦することになった。サクラローレルは、圧倒的な1番人気のナリタブライアンをマークする形でレースを進めた。最後の直線に入り、早めに先頭に立ったナリタブライアンが勝利したと誰もが思ったその瞬間、サクラローレルが外から次元の違う脚で突き抜けたのだ。あのナリタブライアンがなす術もなく抜き去られたのだから驚きである。その年の暮れの有馬記念での強さも恐ろしいほどであった。ピーク時の強さは、どの馬にも負けないと思わせられるほどに強かった。あれが晩成の馬の強さである。

サクラローレルの走りを見て以来、世に出るのは遅ければ遅いほどいいと私は思っている。最近は若くして世に出ることを良しとする風潮が高まり、若者はさかんに世に出たがっているように思えて仕方がないのだが、それはあまりにも性急すぎる価値観ではないのだろうか。いつ世に出ることが出来るのか、そもそも世に出ることが出来るのかも分からないまま待ち続けるのは容易なことではないが、その過程で蓄えられた「経験」や「情熱」こそが、いつまでも自らを支え続けるのだ。

だからこそ、一度世に出た晩成の馬はそう簡単には崩れないし、負けない。今週の宝塚記念に出走するルーラーシップも、前走の香港での走りを見る限り、良血がようやく開花したと言ってよいだろう。肉体と精神が一致すべき時がやってきたのだ。焦らず待って仕上げた陣営の胆力には敬意を表する。この暑い時期の海外遠征を挟んでの仕上げが難しいのは確かだが、今のルーラーシップを負かすのはそう簡単なことではないはずである。

Photo by H.Sugawara

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阪神芝2200m

Hanshin2200t1

スタンド前の直線を延長したポケット地点からの発走。スタートしてから第1コーナーまでの距離は525mと長いため、前半のラップは速くなりがちである。1~2コーナーにかけてペースは落ち着くが、向こう正面から再び速くなる。

3コーナーを回ると、擬似直線が待ち構えていて、ここでさらにペースが上がる。このように、全体的にメリハリのない速いペースになるため、スピードの持続力が問われるだけではなく、確かなスタミナの裏付けがなくてはならない。 枠順による差はほとんどないが、1~2コーナーのカーブがきついため、内に入れなかった馬は外々を回されるはめになる。そういった意味では内枠の方がレースはしやすい。

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「21世紀の馬券戦略ライブ」CDのお申し込みを締め切りました。

「21世紀の馬券戦略ライブ」CDのお申し込み受付を終了させていただきました。お申し込みいただきました方々、ありがとうございました。順次発送させていただきますので、しばらくお待ちください。今週の宝塚記念、そして夏競馬に向けて、楽しんで聴いて、ぜひとも実践してみてくださいね。これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

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宝塚記念を当てるために知っておくべき3つのこと

Takara

■1■天皇賞春組有利へ
平成12年より、6月下旬へと日程が変更された。それまでは天皇賞春からの間隔が開きすぎていたため、調整が難しく、多くの馬は本来の力を出し切れない、もしくはここを使わなかった。

しかし、開催時期の変更後は、一転して天皇賞春組の活躍が目立つ。天皇賞春で1~3着だった馬は【5・3・1・8】、天皇賞馬に限っては【3・3・0・2】と実に堅実に走っている。天皇賞春からの間隔が適度に短くなったことが、天皇賞春組にとって有利になったことは間違いがない。もっとも、天皇賞春を勝つには極限に仕上げられたと考えてよく、その反動を考えると、天皇賞春→宝塚記念という連勝は意外と難しい。

そして、当然のことながら、この変更は安田記念組にはマイナスの影響を与える。特に安田記念を目標にして仕上がっていた馬や、安田記念で激走してしまった馬にとっては、中2週で宝塚記念というローテーションはあまりにも厳しい。安田記念は負けていた馬の方がかえって宝塚記念での成績は良い。

■2■スピードとスタミナの高い次元での融合が求められる
宝塚記念をひと言で表現すると、「スピードとスタミナの高い次元での融合が求められるレース」ということになろうか。これは阪神競馬場の2200m内回りというコース設定に拠るところが大きい。

スタンド前の直線を延長したポケット地点からの発走。スタートしてから第1コーナーまでの距離は525mと長いため、前半のラップは速くなりがちである。1~2コーナーにかけてペースは落ち着くが、向こう正面から再び速くなる。3コーナーを回ると、擬似直線が待ち構えていて、ここでさらにペースが上がる。このように、全体的にメリハリのない速いペースになるため、スピードの持続力が問われるだけではなく、確かなスタミナの裏付けがなくてはならない。 枠順による差はほとんどないが、1~2コーナーのカーブがきついため、内に入れなかった馬は外々を回されるはめになる。そういった意味では内枠の方がレースはしやすい。

■3■前走G1レース以外で負けている馬は×
宝塚記念は定量戦であるため、実力の差がはっきりと出てしまうレースである。宝塚記念の連対馬は、ほとんどが天皇賞春か安田記念からの直行組であって、別路線組はごくわずかである。これは、宝塚記念は実力が正直に反映される紛れのないレースであることを意味しており、前走G1以外のレースで敗戦していた馬ではまず勝負にならない。

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「21世紀の馬券戦略ライブ」CDを発売します。

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およそ1年ぶりになりますが、「21世紀の馬券戦略ライブ」CDをお分けします。

一人でも多くの方に、この集大成ともいえる馬券戦略をお伝えしたいと思っているのですが、いかんせんCDを作成するまとまった時間が取れない都合で、数量限定販売にさせていただいていることをご理解ください。

2006年から20007年にかけて、「21世紀の馬券戦略ライブ」と「プロフェッショナル馬券戦術ライブ」の2本のライブを開催させていただきました。タイトルからもお分かりの通り、後者が具体的な戦術(技術)論だとすると、「21世紀の馬券戦略ライブ」はもう少し大きな視点の戦略論となります。

戦略は戦術の土台(基礎)であり、戦略がなければ競馬で勝つことは出来ないと私は考えています。いくら技術的な知識があっても、どのように考え、どのように賭けるかを知らなければ元も子もないからです。それはトレーニング方法を知らないスポーツ選手がガムシャラに練習しても上手くならないばかりか、下手をすると体を壊してしまうことにも似ています。

・どの馬に賭けるかと同じくらい、どのように賭けるか迷ってしまう
・予想は当たっていたのに馬券は儲かっていない
・いくら予想をしても結論が出ない(決断ができない)
・自分の納得のいく予想が出来ない

こういう悩みのほとんどは、この戦略部分を知ることで解決できます。もちろん、十人いれば十人の予想法や賭け方があり、どれが正しいとは言い切れないのですが、それでも「基本」というものがあるのもまた事実です。その「基本」から外れてしまうと、いくら予想しても無駄になってしまうということですね。

もう少し具体的に言うと、回収率をアップさせる効果的な馬券の賭け方や買い方、予想に臨むに当たっての手順やポイント、そして最も大切な「思考の流れ」について詳しくお話しています。とても基本的なことですが、おそらく今まで誰も教えてくれなかったことですし、書店で手に入る本には書いていないことです。特に第3部の内容については、驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。

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「21世紀の馬券戦略ライブ2006秋 in 渋谷」 →ライブの模様はこちら

以下、ライブに参加してくださった皆さま、ライブCDを購入してくださった方々の中で、掲載の承諾を得たものになります。*個人情報の問題もありますので、お名前はイニシャルにして掲載させていただいております。

『なるほど、すばらしい』
さて、内容についてですが『なるほど、すばらしい』です。私もにわか競馬ファン?の例に漏れずいろいろな馬券本を読み漁りいわゆる投資法も実践してきましたがここまで深いものはなかったですね。(ここでいう深いとは細かいという意味ではありません)大数の法則にもふれてありますが私が過去目にしてきた他の多くの本は法則を紹介するがその後には決まって都合の良いデータと見当違いの公式や馬券購入方法を延々とならべるだけの中身の薄いものばかりでしたが、「21世紀の馬券戦略ライブ」の中では本質を突いたことが非常にシンプル(ここ大事)に紹介されていて治朗丸さんもCDで言っておられましたがこれを実践するだけでも間違いなく収支は改善されますね。網羅思考と直観思考については言っておられたことは大方、理解できたと思ってますからもうちょっと競馬を勉強してからだなと・・・。そうでないとあまりにも精度が悪すぎて(汗)しかしこの内容で3,500円は破格の値段ですね。こちらとしてはありがたいですが(笑)近々、またライブをされるみたいですね。都合がつきませんで行けれませんがまたこのような形で(CD)で提供してくださることを願って応援しております。ありがとうございました。
(M様)

Mの法則の今井さんの次に出会った
CD届きました。ご連絡できてなくてすいませんでした。手間賃にも及ばないような価格で提供していただき感謝します。ガラスの競馬場の治郎丸さんに出会ったのは、馬券を購入することになってから、悩み出したときにたどり着いた2つ目の出来事です。1つ目は、Mの法則の今井さんです。馬券を絞っていく方が、最終的な勝ちに近いということですね。まだ、サラっとしか聞いていませんが、楽しい競馬のバイブルとして何度も聞いてみます。昔は、にわかMの法則で、ハズしまくっても最終的に勝つ!みたいな攻めの馬券が買えていたのですが、最近は、守りの競馬に入ってしまって、ほんの少し勝つか、少し負けるかの馬券しか買えなくなりました。なんか、無難に馬券して、無難に勝って、無難に負けて、、、、、楽しいか?オレ?。昔の馬券も今の馬券も人生を終わりにするような競馬はしていないので問題はありませんが、やっぱり始めたころの馬券の方が数倍自分もイキイキしてたし、楽しかったです。そんなモヤモヤ馬券をしてるスランプ期?に、ガラスの競馬場に出会いました。平均配当のデータは、ビックリです。期待値は、単勝が1番あると聞いたことありますが、間違ってますか?)ワイド登場した頃は、「なんで、馬単とか3連単とか先ににやらねーんだ!」って、みんな言ってたと思います。私も思ってました。馬券戦略の3ページ目の平均配当を見て、私が最近感じていたことの回答が出た気がしました。「ワイドは、(・∀・)イイ!!」です。そして私の構想「攻めて守る馬券」のアイテム(守り方)にピッタリです。馬連、馬単で攻めて、同一目で、ワイドで守る!これを買い目を絞って買っていきます。あと、ちゃんと収支をつけないといけないことを反省します。回顧が重要なこともわかっていますが、なかなかできません。ネットに自分の予想や買い目を乗せると馬券が堅くなり、当たらなくなりますが、これは「直感」を大事にする逆手にもとれますので、早めにバンバン載せていくのもアリですね^^。面識もないのに、フレンドリーな書き方、またダラダラ乱雑な書き込み読んでいただきありがとうございました。メルマガにも登録させていただきました。楽しく拝見させてもらいます。
(M様)

「なるほど!」と、独り言を言ってしまった
競馬一年生のSです。テキストを広げて聴いているとなぜか自分もそこにいるような感覚…。不思議体験でした。まだ全部を聴いたわけではないですけれど3つのルール+1は今週、小倉記念から実践してみようと思います。聴いてるときに思わず「なるほど!」と、独り言を言ってしまったのは内緒ですよ。では結果はどうあれまたメールさせて頂きます。
(S様)

お金をだしてCDを買った価値があるかな(いやそれ以上の価値があったかも)
ライブCD全部聞かせて頂きました。参考になる部分がたくさんあり、まずは100レース分実践してみようと思っています。ありがとうございました。それと他の人の大局観を聞くのは勉強になりますね。私も冶郎丸さんの大局観をみてなるほど~と思いました。まあ自分の考えを大切にしたいので直観を変える気はありませんけどね(汗) これでお金をだして冶郎丸さんのCDを買った価値はあるかな(いやそれ以上の価値があったかも)と思っています。ありがとうございました。また何かあったらお願いします。
(H様)

覚悟して精進していこうと思います
一通り聞かせていただきました。個人的には『馬券を買う』という欲求に耐えることができるのかが問題かと思います。どうやって勉強(研究)をして直観力を上げていくのか(そもそも上げていけるのか)。その間、いかにお金を回していけるか。そして、単勝に限らず大きく賭けるだけの経済力がない状態ではやはり大きな配当に目がくらんでしまうと思うんですよ(笑)。それもたくさん買ってしまう理由のひとつでしょうね。そこをいかに耐えて大きな勝負をできるだけの直観力を身につけることができるか。精神力の勝負ですね。まさに修行ですが、その先には何が待っているのでしょう。先の見えない道へ足を踏み入れてしまっているのですから、覚悟して精進していこうと思います。
(Murao様)

この話聴いてからホント競馬がわかってきました
CDとテキストいただきました@また聴いてます><んー正直言って、この話聴いてからホント競馬がわかってきました。 何にか?それは予想してもわからない。ということです。当てることって難しいということです。それをふまえて、単勝を主に勝ってますが、単勝を2点など、幅をきかせてやってます。そして自分の好きな馬を買う!見る!応援してる馬が勝つってホントに嬉しいです!そして自信のないレースは買わないようになりました。それは競馬を続ける上でいいことだと思いました^^またライブとか交流しましょう!!CDありがとうございました~
(T様)

少し謎が解けたというか、自信を取り戻した気がします
CDですが、もう何回も聴かせていただきました。直感を信じるって、本当だと思います。私は本当によくあるんです。最初にこの馬がいいんじゃないかなぁと、浮かんだときその馬が来ることは多々ありました。私もレースが近づくにつれ、網羅思考になっていき、最終、よくわからない馬券を買ったりすることが多々あるんですよね。このCDをいただいたおかげで、少し謎が解けたというか、自信を取り戻した気がします。これからもどうぞ、素晴らしいHP更新&馬券のヒント続けてください。この度は、どうもありがとうございました。
(M様)

これからの処生のためにも必要な観点だと感じました
ライブCD拝聴いたしました。20世紀の馬券戦略は要素分解、21世紀の馬券戦略は統合の視点が必要、ということ特に印象に残ったキーワードは2つ、「大局観を持つ」、「個を立てる」。これは馬券以外の(大げさに言うと)これからの処生のためにも必要な観点だと感じました。この概念をいかに馬券で体現できるか。ここが難しくて奥が深いところでしょうね。思考と感性を磨きながら取り組んでみたいと思います。とりいそぎ感想まで。これからもよろしくお願いいたします。
(S様)

大事さが改めてわかった
CDを視聴させていただきました(まだ2枚目までですが)。一枚目の絞り込む理由とかいきなり実践してみようかと思います。というか、大事さが改めてわかったというか。わかっていてもなかなか実践できなかったので常に頭にいれてやってみようと思います。それと2枚目、流れの話ですがちょっと難しいですけど、確かにと思い当たる節が多数ありました。すぐ思いつく流れ、「自分の予想の流れ」ですね。予想がいいときと悪いときの流れってありますよね。何しても当たらない、見たいな。これも絞込みの作業をすればかなり違ってくるのではないかと思います。何度か聞いてみて、ご質問等すると思いますのでよろしくお願いします。
(I様)

にわかに信じられないですがまず100レース試してみたい
ライブCDの通り単勝買いにしてから、なかなか調子がいいです!好きな馬、想いを乗せた馬一頭に勝負を託す醍醐味がなんとなく分かってきた気がします。直観を使って結論を出す という内容が非常に印象的でした。考えて考えて最後の最後(馬体重見て、パドック見て)で結論を出すという流れが当然の競馬の予想の流れであると思っておりました。まだ、にわかに信じられないですが(体の中にすっと入ってこないですが)、まず100レース試してみたいと思います。レース前はあまり考えすぎず直観で結論を出して、レース後に頭を使うように心がけてみます(反省することに頭を使うようにします)。単勝で勝負するという話も非常に参考になりました。わたくしは三連単をメインに勝負していたため、今年の春のG1は散々な結果でした。まさに「揺らぎ」を思いっきり被った結果でした。そんな中、競馬の醍醐味は、やはり「誰が一番強い馬なのか」を当てるという「単勝」に行き着くのかなとも感じておりました。これからは、直観+単勝をメインにかけてみたいと思います。貴重なCDありがとうございました。また、ホームページの方も参考にさせていただいております。今後ともよろしくお願い致します。以上にて失礼致します。
(U様)

私の教則本とさせていただいております
次郎丸さん、ライブCDを送っていただいた後、メールをいただいておりましたが、返信もしないままになっておりました。ご無礼をお許し下さい。送っていただいたCDは、私の教則本とさせていただいております。初心者(アンカツさんの1つ上のオヤジですが)ですので、解らない部分もあるのですが、少しずつ解きほぐして行こうと思っております。ところで、メイショウサムソン、素晴らしいですね。ゲートを出てからゴールまで、まるで勝利の女神に導かれるように、彼らの前には道標があったようにも思えます。不利を受けた馬達は吹き飛ばされたようにも見えましたよ。競馬っておもしろいですね。地方在住でも楽しめる環境に感謝しつつ、サラブレッドの熱さを私の心に刻み込んだ、故アンバーシャダイに感謝し、そして、競馬のロマンを伝えてくれる次郎丸さんのブログを教本として、これからも楽しんでいきたいと思っております。今後もご教授の程よろしくお願致します。
(K様)

買い方自体が刺激的でした
買い方自体が刺激的でした。解説がはじめは抽象的で、少し?が出ましたが、皆さんの質問を交えてのやりとりで少し輪郭が分かった気がしました。競馬を続けているうちに、いろいろと馬券の買い方が変遷していったのですが、今回のライブでまた変化が起きそうです。点数を減らす決断力をつける努力をします。(Y様)

後から痛い目を見たことでしょう
競馬新聞やTVを見て予想して、運が良ければ儲けられればと、競馬を楽しい夢のように思っていたおろかさがしみじみわかりました。ここに来ないまま、仮にたまたま当たったとしても、後から痛い目を見たことでしょう。それがわかった上で、では何をすればいいのかがわかるのがこの戦略ライブですね。競馬で勝って楽しむという夢を「あってほしい現実」にしたかったら参加すべきですね。(T様)

馬券に対する考え方が変わった
馬券に対する考え方が変わったし、すごくタメになりました。その馬券を買う意味を再考してみようと思いました。「21世紀の思考法」で聞いた話は、今後意識して行ってみようと思います。また機会がありましたら、ぜひ参加させていただきたいと思います。(M様)

悩みに対して前向きになる勇気がでた
悩みは簡単には解決されませんが、悩みに対して前向きになる勇気がでました。その意味で、解決に向かうはずです。そして、自分なりのスタイルを見つけたいと思います。今まで目を背けてきた、「理由探しの限界」を直視しようという勇気をもらいました。もっともっと競馬を見て、経験を積んでいこうと思います。次の機会楽しみにしています。
(jirobacks様)

自分の考えを再確認できた
大変ためになり、自分の考えを再確認できました。「結論から考える」は勉強になった。ブログいつも楽しみにしてみていますので、これからも面白い記事をお願いします。
(Y様)

特に複雑系の話は大変参考になりました
これまで私が断片的に行ってきた(考えてきた)馬券の買い方について、よく整理していただいた。本日のお話は思い浮かんでいた部分もあったので、大分すっきりしました。特に複雑系の話は、意識していたこともあり、大変参考になりました。
(K様)

今日で方向が決まりました
直観をつめていくこと。網羅思考的に有力馬を広げていくとダメだということを再確認しました。これからは馬を絞り込んでいきます。オッズで変えてはいけないことも、心に残りました。直観の中に正しい答えがあることが多いというのは、うすうす気付いていましたが、今日で方向が決まりました。競馬とは関係がないですが、ブラックボックスのイメージは人生で役立ちそうです。今日で何を意味している図で、何に適応されるのかよく分かりました。
(N様)

競馬以外にも使える広がりのある話でした
大変セミナーの進め方もお上手だし、人前で話すことに慣れていらっしゃるようにお見受けいたしました。資料等も分かりやすくまとめられていますし、ビデオなども使われていて、色々な角度から、競馬というジャンルにおいてはかなり難しいと思われる話ですが、頭に入りました。今日のお話は、競馬以外にも使える広がりのある話でした(特に21世紀の思考法)。月下の棋士のように、駒が光って見える如く、馬柱の馬名が光って見えるといいですね。
(H様)

競馬にマンネリ気味だった私には良い刺激になりました
けっこう長い時間でしたが、楽しかったです。集まった人たちも皆良い人で、雰囲気も良かったです(怪しい雰囲気だと嫌だと少し心配しておりました)。競馬にマンネリ気味だった私には、良い刺激になりました。
(I様)

自分の頭の中で少しモヤモヤしていたものがまとまった気がする
自分の頭の中で少しモヤモヤしていたものが、まとまった気がする。直観思考の大切さ、自分が網羅思考に陥らないようにしたいことと、考え続けることが必要なのだと思った。自分は考えることをやめている。
(T.I様)

今日のテキストを家に帰ってからも読み直したいと想いました
「分からないことを分かること」これはなかなか奥深い言葉でした。自分なりに掘り下げて、理解したいと思います。<感情>を磨くこと、これも意外でしたね。今日のテキストを家に帰ってからも読み直したいと想いました。
(I様)

自分にうまく取り込んで昇華させたい
私は馬の精神状態を読み解くというMの法則という考え方で5~6年競馬を見ています。長年その考え方を使ってきましたので、逆に固定観念に捉われてしまうようになってしまいました。あるいは、必要以上に難しく考えることも増えました。直観思考という考え方を自分にうまく取り込んで、昇華させたいと思います。
(O様)

「ゆらぎ」を抑えることがヒントになりました
競馬中級者くらいになったと思っていましたが、まだまだでした。また競馬は複雑なゲームであることを認識することができ、「ゆらぎ」を抑えることがヒントになりました。今日から、直観思考を実践してみたいと思います。ありがとうございました。
(H様)

成程…と思いました
皐月賞は取りましたが、予想の根拠としては恥ずかしいほどに情けないもので、とても声に出して言えないものでした。馬券は取るには取りますが、どうも自分の予想に「ブレ」を感じて、その修正をしたいと思っていたところ、先のライブの告知を拝見して、参加させていただくことにしました。結果、得ることはとても大きかったです。特に「めりはり」をつける箇所は、成程…と思いました。
(匿名希望)

テキストは何回も読みました
初めまして。先日、「21世紀の馬券戦略ライブCD」を購入したNです。仕事が忙しいので、合間をぬって、1枚目のCDを聴講しました。テキストは何回も読みました。自分の知っている情報や知らない知識があり、大変勉強になっています。これから2枚目のCDを聴講するところです。また、名刺も頂き、案内の文書には、直筆?のサインもあり、この方は信頼できる方だと感じています。今後、いろいろと質問をさせて頂きますので、どうぞよろしくお願い致します。競馬というものについて、今まで自分なりにいろいろと研究・勉強してきました。次郎丸さんのホームページの記事や情報も、全部目を通しましたよ。すごいなあと思っています。これからも、いろいろと勉強させて頂きます。また、近いうちにお会いして、いろいろとお話できたらいいなぁと思っております。どうぞよろしくお願い致します。
(N様)

「21世紀の馬券戦略ライブCD」の具体的な内容は以下のとおりです。

Disc1 幸せな競馬勝利者になるために知っておくべき3つのルール+1(43分)
■競馬は儲からない!?
■確実に負けていく人、勝てるチャンスが残された人
■回収率が大幅にアップする3つのルール+1
■コース設定に基づきめりはりを決める
■本命に賭け続けるとどうなる?
■同じ点数でも賭け方によって効果が違う
■質疑応答

Disc2 競馬~『複雑』なゲーム(36分)
■競馬は『複雑』なゲーム
■20世紀の競馬理論とその限界
■「複雑系」ゲームの2つの攻略法
■ノースフライトの安田記念
■どれぐらい競馬が分かっていますか?
■競馬は無限なり、個を立てよ!

Disc3 21世紀の思考法(57分)
■結論から考える
■網羅思考と直観思考
■上級者と羽生の決定的な違い
■正しい答えを高い確率で出すためには?
■途中で思考が行き詰ってしまった場合、どのように決断するか?
■競馬の予想で一歩抜け出すために
■質疑応答

21cdimg_1
Sityou【MP3形式(約4分間)】*再生に時間が掛かる場合がありますのでご容赦ください。

ライブCDの内容は、CD3枚(合計137分)と当日使用したテキスト(23ページ)になります。

私個人の都合で大変申し訳ないのですが、今回は20部限定とさせてください。料金はライブの参加費であった3500円のみ(税込み、送料、代引き無料)でお分けいたします。お支払い方法は代金引換になります。安くて心配と思われるかも知れませんが、情報商材ではありませんので、ひとりでも多くの皆さまに聴いていただきたいという思いを込めました。早めになくなってしまうことが予想されますので、ご希望の方は今すぐお申し込みください

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プライバシーポリシー特定商取引に基づく表記もご覧ください。

お申し込み方法
Step1_2メールフォームにてお申し込みをしてください。
*SSLに対応しておりますので、個人情報の保護も万全です
*個人情報を第三者に開示をすることは決してありません。

Step2_2お申し込み確認メールが届きます。

Step3_2お届け先住所にライブCDが届きます。
*代金引換ですので、ライブCDをお受け取りの際に料金はお支払いください。

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追伸
宝塚記念が間近に迫り、すぐに夏競馬が始まろうとしています。この機会に、競馬について見直してみたい方、またさらなるレベルアップをしたいという方は、ぜひ「21世紀の馬券戦略ライブ」CDを聴いてみてください。私のかなりの自信作です。第1部を聴いて実践するだけでも、回収率が大幅にアップするはずですよ。

また、質問メールも受け付け致します。このライブCDを聴いて頂いて、分からなかったこと、もっと知りたいこと等、もしありましたら私宛のメールにてドシドシ質問してください。喜んでお答えいたします。皆さまからのご感想もお待ちしております。(glassracetrack@ymail.plala.or.jpまで)

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函館スプリントSを当てるために知っておくべき3つのこと

Hakodatess

スプリント路線は別定条件が実績馬に有利なことが多く、夏のローカルG3であるこのレースにも例年メンバーは揃う。独特の重い馬場とコース形状によって、底力のあるスプリンターでないと勝ち切ることが出来ないレースとなっている。

■1■重い洋芝で構成される特殊な馬場
函館競馬場の最大の特徴は、路盤に野芝のない重い洋芝である。過去ほとんどのレースの勝ちタイムが1分9秒台で、かなり時計の掛かる特殊な馬場あることが分かる。このことによって、勝ち馬に求められる要素は以下の2つ。

1、ダートをこなせるぐらいのパワーがあること
2、1200m以上のスタミナを有していること

1はダート戦で実績のある馬、もしくはダートに強い血統構成の馬ということである。軽快なスピードや切れ味だけでは苦しく、速い時計のレースで強さを見せたことは、かえってマイナス材料になることもある。中京の後半開催になったCBC賞もパワー型の馬が活躍するレースであり、CBC賞組で好走した馬が順調に来れば、素直に力が反映されることだろう。

2は1200m以上のレースで実績のある馬ということである。直線に坂のない小回りコースとはいえ、これだけ時計の掛かる馬場だと、軽快なスピードを武器にした1200mがギリギリという馬では厳しい。1400m~1600mをこなせる底力が問われる。そういった意味からは、安田記念(好走)組も信頼できる。

そして、こういった函館特有の馬場だけに、函館競馬場で実績を残している馬はもちろん素直に評価したい。

■2■ラップ分析
過去9年のラップ
11.8-10.5-11.2-11.6-11.7-12.5 (33.5-35.8)H
11.8-10.6-11.3-11.8-11.5-12.4 (33.7-35.7)H
12.2-10.4-11.0-11.5-11.6-12.3 (33.6-35.4)H
12.2-10.7-11.2-11.6-11.8-11.6 (34.1-35.0)M
12.0-10.4-11.4-11.7-11.2-12.2 (33.8-35.1)H
11.7-10.2-10.9-11.7-11.9-12.0(32.8-35.6)H
12.1-10.5-11.2-11.5-11.4-11.8(33.8-34.7)M
12.0-10.2-10.9-11.6-11.4-12.1(33.1-35.1)H
11.8-10.4-10.9-11.5-11.4-12.0(33.1-34.9)H

スタートしてから第1コーナーまでの直線は489mと長い。ダッシュを利かせた先行馬がそのままの勢いで行ってしまうので、ペースは自然と速くなる。ほとんどのレースは前が速い前傾ラップとなり、直線が短いことを考慮しても、逃げ馬には厳しいペースとなる。余裕を持って先行できる馬、もしくは差し馬を狙うべきである。枠順の内外による有利不利はほとんどない。

■3■牝馬の活躍
昨年こそ牡馬同士の決着となったが、平成15年のビリーヴから5年連続で牝馬が制した。過去10年の連対率も33%【8・1・1・14】と、牡馬セン馬の9%【2・9・9・98】に比べ圧倒的に高い。直線に坂のある中央のコースに苦しめられていた牝馬がローカルの競馬場で活躍するという典型的な例である。また、総じてスプリント戦は牝馬でも活躍できる舞台でもある。

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集中連載:「ダート競馬の楽しみ」第7回

Dirtkeibanotanoshimi07

日本の競馬やサラブレッドの生産が日本ダービーを最大目標として行なわれることが多い以上、最初からダートで走ることを目的として生産され、調教される馬は少ない。だからこそ、芝ではなくダートを使い始めるときには、少なからず理由がある。前述したマヤノトップガンのように脚元に不安があったり、またはホクトベガのように芝では勝ち切れなくなってしまった馬がダートに下ろされることが多いのだ。そこで初めてダート競馬に対する適性が見出されるというケースもある。

このように使い出しの理由は様々ではあるが、ダートで走るようになる馬にはある共通点がある。それは馬がダート向きの身体になってゆくということだ。ダートを使うにつれ、前肢の付け根や脇の部分に筋肉がついてきて、首差しや肩先に重厚感が出てくる。そして、前駆だけではなく、トモにも筋肉がついて、芝を走っていた頃とはまるで別馬のような馬体になるのだ。

身体だけではなく、レースの流れにも対応できるようになる。芝のレースは、スタートしてから道中はできるだけ脚をためて(ゆっくり行って)、最後の勝負所で爆発させる(スピードを一気に上げる)というレースになることがほとんどである。緩急のあるレースということだ。それに対し、ダートの競馬はスタートからガンガン飛ばしていって、道中でペースが極端に緩むこともなく、最後はどれだけ踏ん張れるかというレースになりやすい。そういう流れの変化の中で、どう走るのが良いのか馬が覚えてくるということである。

変化に対応するという点において、最たるものはコーナリングであろう。芝とダートでは、脚の引っ掛かり方が全く違う。ダートは小回りで、かつ砂が流れるため、馬の脚も外に流れてしまうのだ。コーナーを回ろうとして脚を踏ん張るとき、砂と一緒にどうしても脚も外に流れてしまう。これは芝では絶対にないことであり(芝が剥がれでもしない限り)、脚が外に流れるような馬場でもスピードを落とさずに回ってくるためには、馬にある程度の実戦での経験が必要とされるのだ。

だからこそ、どれだけ走る能力の高い馬であっても、初めてのダート戦は割り引いて考えるべきである。このことを痛感させられたのは、2010年のフェブラリーSである。このレースには、ダービー2着馬のリーチザクラウンや高松宮記念とスプリンターズSという両スプリントG1を制したローレルゲレイロ、スワンSや毎日王冠を勝ち、マイルCSで2着した実績のあるスーパーホーネット、そして、前走の東京新聞杯を快勝してきたレッドスパーダと、芝コースで実績のある馬たちが勢揃いした。どの馬もダートでの経験は全くなかったが、未知の魅力があることも手伝い、レッドスパーダは3番人気、リーチザクラウンは4番人気に推されたのだ。

しかし、勝ったのは前年のJCダート馬であるエスポワールシチーであり、以下、テスタマッタ、サクセスブロッケン、ケイアイテンジン、グロリアスノアと、歴戦のダート馬たちが掲示板を独占した。芝コース実績組の中で最も先着を果たしたのはローレルゲレイロの7着で、リーチザクラウンは10着、レッドスパーダは12着、スーパーホーネットは15着と大敗を喫してしまった。レッドスパーダの走破タイムは1分38秒4であり、前走の東京新聞杯を1分32秒1で走った馬とは思えない負け方であった。芝とダートは全く別ものであり、レースの流れからコーナリングの方法に至るまで、ダートに適応するためには経験が必要であることを改めて知らさせられたレースであった。

Photo by H.Sugawara

(第8回へ続く→)

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マーメイドSを当てるために知っておくべき3つのこと

Marmaids

■1■スタミナ型を狙え
阪神2000mで行われるマーメイドSは、上がり3ハロンが33秒台のような瞬発力勝負にはならず、この時期の馬場が傷んでいることも加わり、上がりの掛かるレースになることが多い。また、ハンデ戦となった過去4年の勝ち馬の血統を見ても、ステイゴールド産駒が2頭とスペシャルウィーク産駒が1頭と、サンデーサイレンス系の中でもスタミナ寄りの馬が活躍している。字ズラ以上にスタミナを問われるレースとなることは明白で、中距離以上のスタミナを有している馬を狙いたい。

■2■馬体重の少ない軽ハンデ馬の活躍
ハンデ戦となった過去6年間で、トップハンデ馬は【0・1・1・7】と振るわず、1番人気馬に至っては【0・0・0・6】と3着にも入っていない。逆に、狙い目は軽ハンデ馬で、1~3着馬の18頭のうち、15頭がハンデ53kg以下という成績を残している。特に、普段は別定戦での斤量を負担に感じている馬体重の少ない馬が、ハンデ戦で軽量となった時にあっと驚く好走をすることもある。

■3■ヴィクトリアマイル組は疑問
ヴィクトリアマイル組は実績上位であるので、出走してくれば人気になるはず。ただし、以下の2つの理由で好走を望むのは難しい。

1)ヴィクトリアマイルで仕上がっているので、体調が下降線を辿っている。
2)ヴィクトリアマイルよりも豊富なスタミナが問われる。

1)はヴィクトリアマイルが目標である牝馬がほとんどである中で、ヴィクトリアマイル後、マーメイドSに出走してくるのは、ヴィクトリアマイルで勝てなかったため消化不良のケースが多い。ただ、当然のことながら、ヴィクトリアマイルに向けて100%に仕上げた馬の体調は、下降線を辿るため、ピークが過ぎた段階での出走となり、力を出し切れない。

2)ヴィクトリアマイルはヨーイドンの瞬発力勝負になることが多く、マイル戦とはいえ、意外とスタミナを問われないレースになりやすい。そこからいきなり阪神の2000m戦でレースをしてしまうと、要求されるスタミナが全く違うのである。求められる要素が違うためヴィクトリアマイルの好走馬が、そのままマーメイドSでも好走するのは難しい。

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RE:ロマンは死んだのか?

Jiromaru

Yさん
武豊騎手と日本の競馬に対する想いを綴ったメールをいただき、ありがとうございます。私も武豊騎手がディープインパクト産駒に乗って凱旋門賞を勝ってほしいと願う者のひとりです。また、たくさんの読者の皆さまからもコメントをいただきました。自分の意見や考え方を整理して伝えるために、ひとり一人に答えるのではなく、ここに書くことでお返事とさせていただきますのでご理解ください。競馬ファンの誰もが心のどこかで感じていた問題であり、かといって真相を知るよしもなく、もどかしい思いで競馬を見ている人も多いのだと分かりました。

社台グループと武豊騎手の関係については、正直に言って、私にも真相のほどは分かりません。が、あくまでも個人的な見解を示すとすれば、そのようなことはないと思います。誰かの個人的な恨みやつらみが原因となって、見えない圧力が馬主や厩舎サイドにかかり、武豊騎手に馬を回さないなんてことが公然と行なわれているとは思えないのです。一部の人間関係の中であれば、そういうこともあり得るかもしれませんが、競馬サークル全体において、陰湿ないじめのようなことがまかり通っているとは信じがたいです。まあ、誰かが根拠もなく言い出しそうなことではありますし(笑)、真偽のほどは別にして、そもそも、そうしたことで騒いでいる時点で、武豊騎手を遠まわしに傷つけているような気が私にはします。

それでも、あたかも武豊潰しのようなことが起こっていると誰もが思ってしまうほど、武豊騎手の不振については火を見るよりも明らかです。ひと昔前のように、勝てる馬を依頼されることが少なくなってきている。勝負が掛かった馬は、海外の騎手もしくは他の日本人ジョッキーへ回ってしまう。武豊騎手がジョッキーとして衰えてきているから勝てなくなったのか、それとも良い馬を依頼されないから勝てなくなっているのか。卵が先か鶏が先か。いずれにせよ、あの武豊騎手が、先日のダービーでは8番人気のアルフレードに騎乗して、13着と大敗を喫してしまっている状況は、かつての武豊騎手の黄金時代を知っている方にとっては、不自然極まりなく、理解しがたいはずです。

武豊騎手の不振には、2つの大きな理由があると私は思います。ひとつは、肉体的な歪みです。騎手にとって最も大切なことは、騎乗馬の重心と自分のそれとのマッチングにあります。どれだけ騎乗技術が優れていたとしても、2者の重心がズレてしまうと、馬の方に負担が掛かってしまいます。加齢によって関節や筋肉が硬くなるという肉体的な変化、または大きな怪我によって、肉体は知らないうちに歪んでいきます。頭では分かっていても、意識と肉体のズレを修正するのは簡単なことではありません。肉体の歪みからくる重心のズレがもたらすものは、最初はゴール前の数センチの違いであったとしても、次第に勝ち負けを左右するようになり、気がつくと馬が思ったように走らなくなってしまうのです。

2つ目は、ここ数年で日本の競馬が大きく変わったということです。それまではレースの流れを壊さないように、馬のリズムに沿って、騎手は馬の背から消えるように乗っていたのですが、地方競馬や海外からトップジョッキー入ってきて乗るようになって、競馬のレース自体が変わったのです。馬を動かしてポジションを取り、どれだけ追い方が美しくなくとも馬を叱咤激励して、最後までもたせるジョッキーが勝つようになってきたのです。それを見た中央競馬の若手ジョッキーたちの意識も少しずつ変わっていくことで、かつてとは比べ物にならないほど、レース全体における序盤と道中のポジショニングが重要になってきたのです。私の中で象徴的なレースは、2008年エイシンデピュティが勝った宝塚記念です。このレースを観て、何かが大きく変わったのだと感じました。

武豊騎手は今、肉体と精神もしくは意識のズレを修正しようと懸命にもがいているのだと思います。さらに、彼にとっては受け入れがたいことかもしれませんが、騎乗に対する思想すら変えなければならないのかもしれません。肉体の歪みから来るズレを克服したジョッキーはこれまでにも存在したと思うのですが、それと同時に、レースの変化に対応するために思想の変更まで要求されたジョッキーはいないはずです。それだけ時代が大きく動いたということでもあり、昨日の強者が今日の弱者となってしまうほどの劇的な変化ということです。これから先、武豊騎手がかつての栄光を取り戻せるのかどうか、私には分かりません。

それでも、私は武豊騎手が日本一のジョッキーであると思います。武豊騎手ほど、日本の競馬のために生きてきた人はいないからです。そして、今もなお、武豊騎手は誰よりも日本の競馬のために生きているのだと思います。「こんなクソガキたちに負けてられるか」という気持ちを抱きながら、武豊騎手ほどの人があきらめずに上を目指そうとしている姿を見て、その後進となるジョッキーたちも「なんとか追い越したい、できるだけ早く引きずり下ろしたい」と燃えるのです。倒木更新。かつて岡部幸雄や柴田政人、河内洋などが、武豊に対してそうしたように、倒れゆく古い木を礎として、新しい世代の木が育つのです。誰もがその背中を見ているのです。

将棋の羽生善治も10年ほどの間、なかなか勝てずに苦しんだといいます。棋士としてデビューしてから破竹の勢いでタイトルを取り、若干25歳にして7冠制覇という偉業を成し遂げましたが、その後、漠然とした不安に駆られ、30歳に入ってからは記憶力や閃きの衰えもあり、一つ、また一つとタイトルを失っていきました。かつては寄せつけなかった棋士にも負けてしまうようになり、タイトルはわずかひとつになってしまいました。

そんなある日、いつもどおり将棋会館で対局を行なっていると、見慣れているはずの光景にふと目が留まりました。若手棋士たちと対局をしているベテラン棋士たちの姿でした。加藤一二三9段(当時64歳)、内藤國雄9段(当時65歳)、有吉道夫9段(当時69歳)、還暦を越えてもなお将棋を極めようと懸命に戦っている姿でした。

羽生善治はこの光景を見て、ひとつのことに気づかされました。才能とは、継続できる力であると。それまでは、才能とは一瞬の閃きであると考えていたのですが、そうではない。ただ勝つために将棋を指すのではなく、将棋を極めるために将棋を指す。生涯をかけて、自分の将棋を極めるからこそ価値がある。迷いと勝てない苦しみの中で、羽生はそう悟ったのでした。

武豊騎手にも同じことが言えるのだと思います。ただ勝つためにレースに乗るわけではなく、「もっとうまくなりたい」と思って、再び頂点に立つことを本気で信じて、自分の騎乗を極めようと懸命に戦う。そんな姿を見て、新しい世代は計り知れない影響を受けるのです。武豊騎手には、できるだけ長く騎乗し続けてほしいと願います。才能とは、継続できる力なのです。そこに私たちは大きなロマンを見るべきなのではないでしょうか。


関連エントリ
「ガラスの競馬場」:ロマンは死んだのか?

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おかげさまで、創刊号があとわずかです。

私はかつて広島に1年ほど住んでいたことがあるので、このジョナサン・アイブの広島弁による追悼演説はしっくり入ってきて、笑えて、最後には泣かされました。スケールの大きさこそ違いますが、「わしらがやるけえ、それは正しいんもんになるんじゃ」という確信を持って、私たちも「ROUNDERS」をつくってきましたし、これからもそうありたいと願っています。たくさんの方々にも力を貸していただきました。おかげさまで、2000部刷った「ROUNDERS」創刊号があと僅かとなり、私の手元にもあと数冊しかありません。「1万人のコアな競馬ファンに届ける」というビジョンを掲げていますので、まだ通過地点ではありますが、これから10年先の競馬ファンに向けて届けていきたいと思います。「ROUNDERS」vol.3も好評発売中です。これからもよろしくお願いします。

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「ニッポン競馬の50の風味」

Nipponkeiba50huumi

日本の競馬をちょっと別の角度から語らせたら、いまやこの方の右に出る者はいない。そんな思いを強くした、「ニッポン競馬のカラクリ」に次ぐ増田知之氏による第2作である。著者はJRA職員として海外の競馬を見て歩き、仕事をしてきた。その経験が余すところなく文書の中に生きていて、しかも競馬以外の分野における幅広い知識がそれを支えている。多くの文化人が取り組んできた、競馬を学問的に語るという潮流が、こうして継承されていることが素直に嬉しい。とはいえ、本書は決して難解であったり、とっつきにくい内容ではなく、どちらかというと読みやすい部類に属するだろう。私たちの知っている競馬の少し向こうに、もっと素晴らしい世界が広がっている。そんな風味を漂わせる知の書である。

まず、いきなり、世界の競馬場の形で驚かされる。日本、そして米国やフランス、ドイツの競馬場の形は基本的には楕円形であるが、イギリスやアイルランドの競馬場の形は違う。一本のロープを投げた模様のようなコース形状であり、どれひとつとして同じ形のコースの競馬場がないのだ。中には、3角形のものや、8の字の形をしたコースも存在する。マッチ棒を折ったような、直線2本で構成されるコースデザインもある。あらゆる形をした競馬場を見るだけで、本来の競馬というものが、いかに人工的ではなく自然に根ざしていて、もっと自由であったかを思い知るだろう。そして、日本の競馬ばかりで、世界を知らない井の中の蛙である自分に気づくことになる。

個人的には女性騎手のハンデの問題には考えさせられた。著者が外国の競馬主催者の幹部と話した折、「私は女性ジョッキーにハンデをつけるべきだと考えている。あなたはどう思うか?」と尋ねられたという。その方の論理としては、馬は牡馬と牝馬で斤量負担にハンデをつけているのであれば、腕力や体力で男性に劣る女性騎手にも配慮すべきということであった。著者は「女性騎手と男性騎手が一緒に“走る”なら、あなたの意見に同意できる。しかし、走るのは人ではなく、馬である」と返答した。結局、二人の見解が交わることはなかったというが、もし私だったらどう答えただろうか。あなただったら、どう答えただろうか。

第2章「競馬サロンへようこそ」の中で、野平祐二について語られている。43歳のひとりの日本人騎手として、フランスに移住して戦った野平祐二の言葉、「私は日本の競馬を心底愛している。だからこそ、将来は日本の若い騎手を海外で走らせたい。あちらの騎手を日本で走らせたい。国際交流を計画の目標にしているのです」が胸に響く。ひとり坂の上の雲を見ていたのである。野平祐二の目標である国際交流は、氏の懸命の努力や勇気ある挑戦によって道が開けた面もある。海外の騎手が日本にやってきて、最も大きなレースを制するのが日常となった。しかし、日本の若い騎手が海外で走ることは少ない。そういう意味では、まだ野平祐二の目標は果たされていない。ここからがニッポン競馬の正念場である。

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冷静と信頼こそ

Yasuda2012 by mkoichi
安田記念2012―観戦記―
絶対的な逃げ馬シルポートが先頭に立ち、昨年の覇者であるリアルインパクトが番手を追走し、前半マイルが44秒9、後半が46秒4という、いかにもマイルのG1戦らしいペースでレースは流れた。ペースが速かった割に、馬群がひと固まりとなったのは、どの馬が勝ってもおかしくないという力差の見えないメンバー構成を意識して、ほとんどの人馬たちがチャンスを狙って前に行ったから。その状況を裏から読んで、内の経済コースを進みつつ、虎視眈々と後ろからレースを進めた2組がワンツーフィニッシュを決めた。

勝ったストロングリターンは、結果的に見ると、力が一枚抜けていた。昨年は悔しい負け方をしていただけに、今年こそはという想いで、安田記念を目標にしてやってきたのだろう。休み明けの前走を叩かれて、必要な箇所の筋肉が盛り上がり、まるで絵画から抜け出てきたような馬体を誇っていた。怪我などによって、ほぼ1年間を棒に振ってしまったが、あきらめることなく、じっくりと丁寧に仕上げてきた陣営の手腕と忍耐には最大級の賛辞を送りたい。いかにもマイラーだけに、今後は秋の大目標であるマイルCS、もしくは海外のレースにも目を向けて調整してもらいたい。

福永祐一騎手は、ようやく大レースで、その安定した騎乗技術を披露して見せた。好スタートを決め、多くの馬が前へ前へと殺到する中で、外を回しすぎた嫌いのある前走の反省を踏まえ、冷静に内で脚を溜めていた。先日の日本ダービーほどの人気やプレッシャーを背負っていなかったこともあるが、ストロングリターンの能力に全幅の信頼を置いていたからこそ、あのポジションでも我慢ができたのだろう。直線に向いて、馬群が開いた瞬間を見逃さず、絶好のタイミングで追い出してみせた。最後は馬を真っ直ぐ立て直しながらも、内田博幸騎手との追い比べを制し、リーディングジョッキーとしての貫禄を見せてくれた。この冷静と信頼こそが福永騎手の真骨頂である。

敗れたものの、グランプリボスも内々で脚を溜めて、最後の直線で爆発させた。長く良い脚が続かないため、脚の使いどころが難しい馬ではあるが、今回は内田博幸騎手に導かれて最高のレースをした。NHKマイルC以来、久しぶりのG1レースでの好走となり、まだ終わっていないことを証明してみせた。矢作芳人調教師は、先週のダービーに続き、2週連続でのG1制覇とはならなかったが、今年は連対率も高く、好調が続いている。

コスモセンサーは前に行った組の中では、最後まで粘って、自身の成長力を証明してみせた。3頭出しだった西園正都厩舎の馬たちの中で、最も人気薄にもかかわらず最先着した。競馬とは案外そういうものである。強いと思っていた馬が負け、弱いと思っていた馬が好走する。コスモセンサーは切れる脚がないので勝ち切れるイメージが湧かないが、東京新聞杯のように逃げる形に持ち込めれば、これからも大きなレースでチャンスがあるだろう。

押し出される形で1番人気になったサダムパテックは、C・ウイリアムズ騎手がソツなく乗ったにもかかわらず、最後は弾けなかった。前走で激走した反動があったのか、それとも単なるポカか分からないが、2戦続けて完璧なレースをすることの難しさを改めて感じさせた。アパパネは不利がなかったにもかかわらず、直線では手応えがなくなっていた。肉体的には本来の状態に戻っていた以上、最後まで走り抜く気力が失われてしまったのだろうか。ゲート入りを嫌っていたことも気になった。香港から来た2頭も11着、14着と惨敗した。チャンピオンズマイルの全体時計と比較するとおよそ4秒も違い、同じマイル戦でも全く別ものと考えたほうがよいレースであった。

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エプソムCを当てるために知っておくべき3つのこと

Epsomc

■1■5歳馬が中心
4歳   【5・3・3・34】 連対率18%
5歳   【4・5・2・40】 連対率17%
6歳   【1・1・2・37】 連対率5%
7歳以上【0・1・3・38】 連対率3%

5、6歳馬が中心であった先週の安田記念と比べると、明らかに4、5歳馬が強い。これといった理由は思いつかないが、安田記念より距離が200m伸びて、ペースが落ち着きやすいということだろうか。前半3ハロンの平均が35秒8、後半3ハロンの平均が35秒7と、ほぼミドルペースで流れる。その分、スピードに任せて前に行ける若い馬の方が有利になるということだ。

■2■馬場によって適性が180℃変わる
東京の1800mはコーナーが2つで、サンデーサイレンス系のタメて切れる脚質が合う舞台である。ただ、この時期は雨が降りやすく、馬場が変化しやすい。ダービーが終わって、さすがに芝も荒れてくる頃だけに、雨が降ってちょっと時計の掛かる馬場になるとジワジワと脚を使う血統の馬が台頭する。具体的に言うと、キングマンボ、ペンタイア、マヤノトップガン、フレンチデピュティなど、非サンデーサイレンス系の馬である。

■3■マイラーにとっては厳しい
ヨーロッパの血を持つ馬が活躍しているように、府中の1800mはスピードだけでは押し切れない、スタミナが問われる舞台である。過去10年の連対馬20頭のうち、18頭が芝1800m以上の中距離で勝ち星を挙げていたことからも、マイラーにとっては厳しいレースになることが分かる。

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起源を知っているか?

Roundersvol3

かつて私は、競馬(予想)の師にこんな質問をしたことがあります。

「本物の予想家とそうでない予想家の違いは?」

師はためらうことなくこう答えました。

「起源を知っているかどうかだ。」

当時は全く意味が理解できませんでしたが、今は少しだけ分かるような気がします。私の周りを見渡してみると、競馬だけに限らず、その道に通じている人は必ずその道の起源を詳しく知っています。その道が好きだからこそ、その道がどこから来て、どこへ向かっているのかを知りたいのは当然のことです。起源を知ることが馬券の当たり外れに具体的にどう関わるのかは未だに分かりませんが、起源を知りたいという知的探究心が、本物の予想家とそうでない予想家を隔てるのでしょう。

野平祐二は日本の競馬を大きく変えた男の一人です。昭和の後半、世界にはほど遠かった日本競馬を今日のレベルにまで高め、しかも底上げしました。騎手としては、騎乗数の少なかった時代に1339勝を挙げ、リーディングジョッキーにも輝き、スピードシンボリと共にヨーロッパ競馬に挑戦したのです。調教師としては、20世紀最強馬であるシンボリルドルフを管理し、ダービーやジャパンカップを含む数々のG1レースを制しました。

野平祐二が生きた日々は、まさに日本の競馬にとって最もエポックメイキングな時代でした。だからこそ、この本には、尾形藤吉、和田共弘、保田隆芳、加賀武見、栗田勝、武田文吾、藤澤和雄、柴田政人、岡部幸雄という、日本の競馬を語る上で外すことの出来ない男たちの名前が登場します。まるで明治維新が日本という国を大きく変えたように、彼らが切り拓いてくれた道があるからこそ、私たちは今こうして競馬を楽しむことができるのです。

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第3号の特集は、「野平祐二 ミスター競馬が教えてくれたこと」です。ミスター競馬と呼ばれた男・野平祐二を通して、競馬論から馬券論に至るまで、幅広く、そして奥深く追究してみました。「競馬とは?」という問いに対して真正面から取り組んだ、今までに例を見ない内容になっています。もちろん、馬券のヒントになる内容も随所に織り込まれていますので、お役に立てればと思います。初心者の方にとっては競馬の教科書として、上級者にとっては競馬のバイブルとして、まさに競馬を愛する人のための1冊となっています。

☆「ROUNDERS」vol.3の特集について語りました
「ROUNDERS3」について語る【音声ファイル】(27分・MP3形式)

特集ページと新連載の無料サンプルはこちらからご覧ください↓
*表示に時間が掛かる場合があります。

目次
Rounders03_mokuji
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巻頭言 競馬も語るものがいなければ 治郎丸敬之
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特集1 藤澤和雄インタビュー 調教師、そして競馬人として
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特集2 エッセイ
実況マイクは騙されて 長岡一也
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スタージョッキーの挫折がいま 山本一生
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嵐が丘 高橋源一郎
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野平先生と僕 鈴木学
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特集3 馬券の極意 野平祐二+夏目耕四郎+治郎丸敬之
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特集4 競馬歴史マンガ 野平祐二 尾田瑞季
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特集5 口笛吹きながら 競馬の未来を語ろう 野平祐二+治郎丸敬之
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新連載 一口沼の溺れ方 Southend 
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Roundersvol3

「ROUNDERS」vol.3(全176ページ)を1,995円(税込み、送料無料)でお分けいたします。
*大変申し訳ありませんが、振込み手数料は各自でご負担いただきますのでご理解ください。

お申し込み順に直送させていただきますので、誰よりも早く、確実にお読みいただくことができます。

特典
今回、「ガラスの競馬場」より直接お申し込みいただいた方に限って、「ROUNDERS」オリジナルのブックマーク(しおり)をプレゼントします。「ROUNDERS」はいっぺんに読み切れる雑誌ではありませんので、ぜひ特製のブックマーク(しおり)を使っていただければと思います。どんなデザインのブックマーク(しおり)かは、「ROUNDERS」が届くまでのお楽しみということで。

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Step3お届け先住所に「ROUNDERS」が届きます。
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*振込み手数料は各自でご負担いただきます。

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追記
この機会に「ROUNDERS」創刊号やvol.2も読んでみたいという方は、申し込みフォームの備考欄に、その旨をご入力ください。創刊号は残りあと僅かですので、申し込んでいただいたタイミングによって、売り切れの際はご容赦ください。

これからも創り続けていきますので、応援してください。お読みいただいたご感想やご意見など、教えてくださると嬉しいです。(glassracetrack@ymail.plala.or.jpまで)

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これで負けたら仕方ない仕上がりアパパネ:5つ☆

アパパネ →馬体を見る
柔らかい筋肉が戻ってきて、毛艶も最高潮に達している。
全体のシルエットも美しく、これで負けたら仕方ない仕上がりにある。
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エイシンアポロン →馬体を見る
前走で急仕上げをした影響もあるのか、やや全体のバランスが崩れている。
ガッシリした体つきはいかにもパワータイプのマイラーである。
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コスモセンサー →馬体を見る
年齢を重ねるごとに、この馬なりに馬体面では成長を遂げている。
前後駆にしっかり実が入って、スピードとパワー勝負に持ち込めれば。
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サダムパテック →馬体を見る
胸囲が深く、かといって胴部が詰まってもおらず、府中のマイル戦はピッタリ。
毛艶も良く、前走を好走した反動は感じられず、絶好の出来にある。
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シルポート →馬体を見る
重心が低いタイプで、胴部にはゆとりがあるが、やはりマイラーか。
全体の筋肉のバランスも良く、付くべきところに筋肉がついている。
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ストロングリターン →馬体を見る
文句をつけようがないほど、実に立派な立ち姿を誇っている。
表情も凛々しく、筋肉のメリハリも抜群で、叩かれて上昇著しい。
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ドナウブルー →馬体を見る
前走の方が体にバネを感じさせたように、今回はやや物足りなさが残る。
素直そうな顔つきなので、自由自在にレースでは立ち回れる強みはある。
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ペルーサ →馬体を見る
ゆったりとした身体のつくりは相変わらずで、リラックスして立てている。
トモにもう少し実が入っていてほしいが、それ以外は申し分ない仕上がり。
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マルセリーナ →馬体を見る
桜花賞を勝ったときと比べると、どうしても全体のバランスが崩れて映る。
古馬になって筋肉が硬くなってきた感じもするので、このメンバーではどうか。
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リアルインパクト →馬体を見る
昨年時と比べても遜色ないぐらいに、ここに向けて仕上がってきた。
筋肉のメリハリもあり、同厩のストロングリターンに匹敵する仕上がりの良さ。
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ローズキングダム →馬体を見る
前走がずいぶんと立派に映ったが、今回はいつものローズキングダムに戻った。
それが吉とでるか分からないが、体型的には府中のマイル戦は合いそう。
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Yasuda2012wt

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ロマンは死んだのか?

Jiromaru

「ROUNDERS」vol.3がようやく発売になり、ダービーを目前に静かな興奮が湧き上がってきている最中、Yさんからのメールが届きました。Yさんとは昨年、「悲しみのダービー」というやりとりをしましたので、覚えていらっしゃる方もいるかもしれません。Yさんとは「21世紀の馬券戦略ライブ」でお会いしたことがあり、それ以来、「ガラスの競馬場」の書き手と読者という関係を超えて、競馬の素晴らしさを共有する同志として、やりとりさせてもらってきました。Yさんの競馬を愛する気持ちに1点の曇りもないことを、誰よりも私はよく知っています。

およそ1年ぶりの長いメールでした。タイトルを見て、これはただ事ではないと感じました。私の予感は見事に的中し、読み進めていけばいくほど、(競馬ファンから見た)日本競馬の置かれている状況がよく伝わってきました。競馬ファンであれば、気持ちの盛り上がりが最高潮に達するであろうダービーを前にして、Yさんが競馬をワクワクしながら見られなくなってきている。このままだと、自分と競馬は100年続きそうにない。そう書いてありました。それは決して悲観論などではなく、今の日本の競馬への大きな問題提起として、そして、日本競馬の未来を思うがゆえの静かな怒りとして、私に突き刺さったのです。

Yさんからのメールを全文ここに掲載し(Yさんも承諾済み)、それに対しての返事を公開する形で私も考えていければと思います。まずはYさんのメールを読んでみてください。

治郎丸さん、ご無沙汰しております。

今年もいよいよダービーが近づいてきましたね。圧巻のイン突きのゴールドシップの皐月賞制覇から2冠奪取か?強烈に追い込んだワールドエースが雪辱するのか?タキオン産駒最後の大物なのかグランデッツァの巻き返しは?才能溢れるディープブリランテは2,400mが持つのか?青葉賞馬のフェノーメノの下剋上はあるのか?楽しみは尽きませんが、どうも楽しみ切れてない自分がいます…。

去年からPOGを始めて、DI産駒の応援をしているのはリベルタスのときにお話しましたよね。今年もPOG指名馬からはジョワドヴィーヴルやワールドエースなど(メジャーなのばっかですが・苦笑)がしっかり活躍してくれており、喜ばしい限りなのですが、やはりどこか心底楽しめてない自分がいるのです。

その理由は今年のPOGの指名の際にはっきりとわかりました。私が見たいのは、DI産駒&武豊Jのコンビの活躍だということが…。去年のDI産駒デビューのときからコンビ結成が異様に少なかったので残念だなとは思っていたのですが、社台系からの締め出しとも思われる状況が酷くなってきてからはますます数少なくなってきています…。

本当はDI産駒&武Jのコンビに金子オーナーが加われば最高なのですが、悲しいかな金子オーナーからも殆ど指名されることのない現状…。たしかに昨年は、武Jの成績も酷かったこともあるでしょうが、金子オーナーのような競馬のロマンもわかるであろう方からも新馬戦すら起用されないのは本当に寂しい限り。

かつてのチームDIの池江泰郎調教師&武Jとのコンビで産駒初重賞をもたらしたダノンバラードとのコンビすら解消させられ、最近の競馬界のドライな対応にだんだん競馬を見る楽しみがなくなってきたな、とすら感じるようになってきました。

ディープインパクトが好きな私にとっては、やはり武Jは特別な存在です。ディープが果たせなかった夢は、武Jが現役の間はディープの仔と武Jのコンビで成就してほしいというのが、とても日本人的ではありますが、一ファンの悲願なのです。こういう競馬のロマンは、もう死んでしまったのでしょうか…?

DI産駒に限らず、現在の武Jへの騎乗依頼の異常な状況は、少し競馬をやっている方ならすぐにわかると思います。かつての武崇拝とも言える状態も異常だったと思いますが、現在の武外しも尋常ではないと思います。ここ一年くらいの間でこれまで付き合いの深かったオーナーや調教師からも一斉に馬を引き上げられている感じがアリアリとしますから…。

勿論、騎乗依頼はオーナーや調教師の意思で行われるので、騎手側はその需要がなければ依頼は成立しないため、どうしようもないことなのでしょうが、正直、不自然極まりない感じを受けています。

単なる憶測に過ぎませんが、ネット上でよく囁かれているように、馬の供給を通して吉田一族から圧力がかかってこのような「武潰し」が行われている状況になっているとすれば、それを生んで容認する日本競馬の稚拙さと狭量さに正直、失望を禁じ得ないと思うようになってきました。競馬界も武Jからの世代交代も必要だとは思いますが、競馬の盛り上がりに武Jがまだまだ必要なのもまた事実ではないでしょうか?

そして何より思うのは、日本競馬の発展に絶大な貢献をしてきた武Jに対して、現在の陰湿なイジメのような酷い扱いを行うのが日本の競馬界の本質なのか?ということです。これでは正直、甘々のロマン派の私にとっては、とても競馬をワクワクしながら見るという気持ちにはなれなくなってしまいます。

そんなことで、最近は競馬を少し遠いところから観戦しているような心境です。
有力なDI産駒の殆どが吉田一族の息がかかってますし、どのオーナーも厩舎も社台に頼っているほど彼らには逆らえないのでしょうから、武Jとのコンビも実現しないわけですよね…。私のようなファンはそう多くはないと思いますが、こんな状況では競馬界の自滅にしかならないと思う今日この頃。残念ですが、このままでは私の競馬は100年は続きそうにないですね…(苦笑)。

勿論、ディープインパクトのことが大好きなので、これからも彼の子どもの活躍は見守っていこうと思います。フランスでビューティーパーラーがGⅠを勝ってくれたらやっぱり嬉しいし、今日牝馬ニ冠馬が誕生したのもとても嬉しいです。来週はワールドエースの雪辱を心から願うことも間違いありません。でもたぶん、今までよりは少し遠いところからの応援になってしまいそうです。

いつもながら長々とすみません。ちょっと寂しい近況報告でした。

Y

次回、私なりの返事を書かせていただきます。

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