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オルフェーヴルの闘志に火をつけろ

オルフェーヴルが前哨戦のフォア賞を快勝した。超がつくスローペースの中、前半に掛かる仕草を見せたものの、後半はきっちりと折り合い、最後の直線では突き抜けてみせた。しかもゴール前では両方の耳が立っていたように、余力を残した勝ち方であった。負かしたミアンドルは昨年の凱旋門賞の6着馬であり、今年のサンクルー大賞(G1)ではデインドリームやシャレータを負かしたように、決して弱い馬ではない。あのエルコンドルパサーもフォア賞を勝って凱旋門賞に臨んだことを考えると、意義のある勝利と言えるのではないだろうか。

欧州競馬のペースや馬場、コースなど、あらゆる経験ができたことはオルフェーヴルにとって大きな収穫であり、その中でも特に、最後の直線に向いて、C・スミヨン騎手に導かれて内を突いたことが印象的であった。日本の騎手であれば、おそらくあそこは外に出したはずである。それでも勝っていただろうが、スミヨン騎手はあえて内でギリギリまで我慢して、前が開いた途端に抜け出す競馬を経験させたのだ。おそらく本番でもそういう競馬を強いられるだろうし、外を回しては勝てないことを知っているからである。

スミヨン騎手はダラカニとザルカヴァで凱旋門賞を2度制覇している。どちらも実に冷静な騎乗であったが、2008年のザルカヴァでの勝利は今でも鮮明に記憶に残っている。スミヨン騎手は道中でザルカヴァをいつも通り後方に待機させ、末脚を生かすレースに賭けた。しかし、最後の直線に向いても、前が開かないばかりか、外から内に馬が押し寄せて窮屈になってしまう。万事休すかと思われたその時、スミヨン騎手はザルカヴァの闘志に火をつけて、他馬を外に弾き飛ばすようにして馬群から抜け出したのだ。ザルカヴァは7戦7勝無敗のまま凱旋門賞を制して、そのまま引退した。

オルフェーヴルに同じようなレースができるかどうかは分からない。ただ、スミヨン騎手が言うように、オルフェーヴルの折り合いの難しさは個性であり、その個性である激しさが逆に最後の直線の攻防における勝負根性として生きるのではないだろうか。乗りやすいとか乗りにくいとか、そういう次元ではなく、オルフェーヴルの心に火が灯ったとき、どんな走りを見せてくれるのか。フォア賞のオルフェーヴルの走りを見るにつけ、ザルカヴァの凱旋門賞が頭に浮び、ザルカヴァの凱旋門賞を思い出すにつけ、オルフェーヴルの凱旋門賞の姿と重なるのだ。スミヨンよ、オルフェーヴルの闘志に火をつけろ。

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Comments

 こんばんは オルフェーブル・・・遠征費用をまかなってプラスにするためには、1着しかないでしょう。

 国内で年内に1勝したほうがいいくらいかもしれません。あとは<夢>がかなうということですね。本当にかなうといいです。

 頭数にもよりますが、本番では今回のように前が開かないでしょうから優勝は至難の業でもあります。無事に帰ってくることが一番です。

Posted by: 玉ちゃん | September 20, 2012 at 11:30 PM

玉ちゃん

確かに目先のお金のことだけを考えたら、
海外に遠征するメリットはほとんどありませんよね。

最終的には、それが良いか悪いかは別にして、
夢なのかもしれませんね。

フォア賞のように内が簡単には開きませんので、
あとはスミヨンの腕とオルフェーヴルの闘争心に期待をしましょう。

まずは無事に戻ってきてくれることを願います。

Posted by: 治郎丸敬之 | September 20, 2012 at 11:48 PM

今回のレースはスミヨンがあえて内を突いたのではなく、僚馬アヴェンティーノが内を開けたんであって日本人騎手なら外を回ったと言うのは違うと思うのですが?

それと狭いところをこじ開ける能力は日本ダービーで証明済みです。今回はより消耗が少ないように僚馬に内を開けてもらい最短距離ですんなり駆け抜けたのではないでしょうか?

スミヨン、池添どちらが最適とかの話ではなく外国人騎手を過大評価し過ぎではないでしょうか?

Posted by: 馬好き | September 21, 2012 at 01:00 AM

馬好きさん

こんにちは。

コメントありがとうございます。

陣営から内を突く指示が出ていたかどうか分かりませんが、直線の内外の判断は騎手によるものだと私は思いました。

オルフェーヴルが内を突けば、アヴェンティーノのはもちろん邪魔をしないようにしますが、内を開けたから内を突いたという話ではないと思います。

確かにオルフェーヴルは日本ダービーで馬群を割っていますし、宝塚記念では仕掛けをギリギリまで待つ競馬もしていますから、本番で多頭数になっても大丈夫だと信じましょう!

外国人ジョッキーを過大評価しているつもりはありませんよ(そう受け取られていたらすいません)。

日本人の騎手にも上手い騎手はたくさんいますからね。

Posted by: 治郎丸敬之 | September 21, 2012 at 09:35 AM

あとはスミヨンの腕とオルフェーヴルの闘争心に期待をしましょう。

Posted by: Beanie Hats | November 23, 2012 at 04:39 PM

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