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大成の予感が

Asahihaifs2012 by 三浦晃一
朝日杯フューチュリティS2012-観戦記-
ポンと出たクラウンレガーロをエーシントップが追走し、その外からロゴタイプやマイネルエテルネルが被せるようにして、4頭がひしめき合うように第1コーナーを回った。コディーノが外に出した途端に引っ掛かり、ネオウィズダムが抑え切れずに外を回るようにして先頭に立つなど、出入りの激しい競馬。レース全体としては、前半の半マイルが45秒4、後半が48秒ジャストという、かなりのハイペースとなった。3~4コーナーの内側が荒れていて、各馬外を回ったことを含めても、底力のない馬は最後に脱落してしまう厳しいレースであった。

勝ったロゴタイプの渋太さには脱帽した。これだけ速いペースを前々で進みながら、最後の直線ではコディーノに交わさせなかった。前走のベゴニア賞でも内で折り合って、器用なレースをしていたように、行こうと思えば行けるし、控えようと思えばそうできる賢さがある。馬が精神的に安定しているからこそ出来る芸当でもあり、休み明けの前走を叩かれ、仕上がりも完璧であった。父ローエングリンの産駒として、初めてのG1制覇となった。3着にもローエングリン産駒のゴッドフリートが入っており、母父のサンデーサイレンスを味方につけて、ローエングリンはこれから種牡馬として大成しそうな予感がする。

断然の1番人気を裏切ったコディーノは、道中で外に出して引っ掛かった分、最後に伸びを欠いてしまった。まさか横山典弘騎手もあそこまで引っ掛かるとは思わなかったはずだが、藤澤和雄厩舎の管理馬のように隊列(縦列)調教をしている馬は、馬の外に出すとゴーサインだと教えられており、コディーノもそのまま素直に反応してしまったということだろう。道中で脚を使ってしまい、最終コーナーで馬群の外々を回らされたことが致命傷となったわけだが、それで勝てなかったのだから、G1を勝てる器ではなかったとあきらめるより他はない。

横山典弘騎手にとっては、悔やんでも悔やみきれない2着だろう。結果論ではなく、あそこは枠なりでジッとしているべきであり、安全運転をしようとわずかに外に出した余計な動きが敗北につながった。藤澤和雄調教師の管理馬で勝ちたい、断然の1番人気に応えたいという気持ちの中に、いつの間にか守りの意識が芽生えていたのだろうか。普段のレースなら当たり前にできることが、なかなかできない。これがG1レースの怖さである。本人も分かっているのでこれ以上は書きたくないが、情けないほどに完全な騎乗ミスであった。デムーロ騎手の馬上からの握手に応じられなかった気持ちはよく分かる。

ゴッドフリートは道中コディーノを前に見る形でレースを進め、ギリギリまで追い出しを待って、ゴールまでしっかり伸びた。前の2頭はさすがに強かったが、スミヨン騎手の冷静な騎乗に導かれて、この馬自身の力は出し切っている。フラムドクロワールは追っ付け気味で追走しつつ、最後までバテることなく末脚を発揮した。現時点ではスピードの絶対値が足りなかったが、順調に成長を遂げることができれば、来年のNHKマイルCでは面白い存在になっているはず。エーシントップにとっては、道中のペースが速すぎた。前走の京王杯2歳Sとは180度違う、厳しい流れに戸惑い、失速した。

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Comments

 こんばんは 
 ローエングリンはレックスにいるそうですね。
 種付け料がちょっぴり上がったそうです。
 30→50 よかったですね。

 距離が伸びても大丈夫でしょう。ただ勝ちあが
り率がよくないので、1口ファンには冒険ですね。

 

Posted by: 玉ちゃん | December 19, 2012 at 10:03 PM

玉ちゃん

ローエングリンは母父サンデーの繁殖に合いそうな気がして、これから先が楽しみです。

距離は延びても大丈夫ですし、産駒の馬っぷりもなかなかですからね。

Posted by: 治郎丸敬之 | December 21, 2012 at 07:38 PM

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