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日本ダービーへとつながるレベルの高さ

Satuki2013 by 三浦晃一
皐月賞2013―観戦記―
宣言どおりコパノリチャードが先手を奪い、軽快に飛ばして作り出した流れは、前半1000mが58秒ジャストというハイペース。道中も淀みなく、ついて行くだけで厳しいレースが演出され、最後はスピードと器用さだけではなくスタミナをも要求されたことで、実力が正直に反映された結果に終わった。掲示板に載った上位4頭は強く、1、2、3、4着の順位そのままが、現時点での実力の順ということになる。実にレベルの高い、日本ダービーへとつながる皐月賞であった。

勝ったロゴタイプは、中団を折り合い良く追走し、最後はエピファネイアをマークする形で動き出し、そしてねじ伏せた。文句を付けようがない完勝である。ローエングリン×サンデーサイレンスの配合はマイル寄りの印象があるが、この馬に限っては、良い意味での馬体の緩さが手伝って、距離は十分にこなす。おそらく2400mも距離的には全く問題ないだろう。スピードとスタミナのバランスが抜群かつ道中のコントロールが利くように、付け入る隙がなく、ダービーに向けて最有力の存在となった。

M・デムーロ騎手は桜花賞の悔しさを晴らすように、パーフェクトな騎乗をしてみせた。いつもよりも後ろの位置取りになったが、動じることなく、他馬の手応えを把握しつつ、絶妙なタイミングで外に出した。エピファネイアに照準を絞ったのも正解であった。道中もミスをすることなく、追い出してからの動きも完璧で、もうジョッキーとして完成の域に達している。ネオユニヴァース以来の、外国人ジョッキーによる日本ダービー制覇が再び今年観られるかもしれない。

エピファネイアは最後までロゴタイプに食い下がったが、今回は勝った馬が一枚上であった。外枠からの発走であったため、向こう正面に至るまでに何度もハミを噛んで行きたがる姿が目についた。力んだ分の負けということもできる。先々のことを見据えて、福永祐一騎手は手綱を緩めることはなかったが、これで正解だろう。目の前のG1レースを勝つだけが全てではない。今回の騎乗は日本ダービーへとつながるだろうし、そこで内枠を引ければ、ロゴタイプを逆転できる可能性はまだ残されている。

コディーノは横山典弘騎手に完璧に導かれ、この馬の力を発揮したが3着。血統的にも気性的にもマイラータイプだけに、このメンバーに入ってしまうと2000mはやや長い。それでも最後まで伸びていたように、クラシック級の実力の持ち主であることは間違いない。今後のローテーションは、日本ダービーではなく、NHKマイルCを目指すべきだろう。日本ダービーでは勝ち目はないが、NHKマイルCは好勝負になるだろうから。

カミノタサハラは外からよく伸びたものの、上位3頭とは完成度が違った。ハイペースを後ろから行って、展開的には恵まれたはずだが、それでも1分58秒ジャストの時計では走れなかったということだ。馬体を見る限り、まだ幼さが残っていて、本当に強くなるのは来年以降かもしれない。タマモベストプレイは短距離血統の馬だが、実に首を上手く使って走るため、距離をこなす。この馬もNHKマイルCに回るようなら有力候補の1頭になる。

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