« September 2013 | Main | November 2013 »

第5回ジョッキーベイビーズへ

Ooikehayatokun_2今から2年前のちょうど今頃、私は北海道の別海にいた。別海と言われてもピンと来ない方が多いかもしれないが、羽田空港から中標津空港まで飛行機に乗り、そこから車で1時間ほどのところにある。騎手の原点を探し求めるために、浦河ポニー少年団が参加するレースを別海まで見に行ったのである。そこには現在、中央競馬の騎手課程でデビューを目指している木村拓己くんや弟の和士くん、福久紗蘭さん、大池悠梨香さんら、北海道地区の草競馬の錚々たるジョッキー少年、少女たちがいた。その中の1人として、当時最年少であった大池駿和くんもいたのだ。

 駿和くんは今回参加した浦河ポニー少年団の9人の中では最年少にあたる。6人兄弟の真ん中であり、1番上のお姉さんは第3回ジョッキーベイビーズに出場することになった大池悠梨香さん。お父さんは装蹄師という競馬一家である。

 「レースを見たけど、かなり速いよね。怖くないの?」と駿和くんに尋ねると、「全然怖くないよ」と強気な答えが返ってきた。
「でも、馬に初めて乗ったときは怖かったでしょ?」
「最初から怖くなかった。馬に乗ってから一度も怖いと思ったことはないよ。たぶんバランスがいいんじゃない。バランスはいい?」  
逆に質問をされた。私は返答に困って、
「うーん、昔はよかったかもしれないけど、今はダメだな」  
とだけ返した。
「そっか、子どもはバランスがいいからね」  
と彼は妙に納得してくれたようだ。  

あとでその話を彼のお父さんにしたところ、駿和くんも最初は相当にビビッていたとのこと。でも、今はジョッキーを目指しているそうだ。

(「未来を生きる子どもたちへ」ROUNDERSvol.2より) 

今週の日曜日に行なわれる第5回ジョッキーベイビーズの出走表には彼の名前がある。あの小さかった駿和くんが…、ポニーレースが終わったあとの自由時間には仮面ライダーのショーを見て喜んでいた駿和くんが…、卵と酢とサラダ油を容器に入れてどっちが早くマヨネーズをつくれるか競争した駿和くんが…、東京競馬場の広大なターフを駆ける日が来るなんて。あのときは想像すらできなかった。子どもたちの未来に向かうスピードの速さに驚きつつ、遅れを取り戻すためにも、東京競馬場で疾走する駿和くんに会いにいきたいと思う。

せっかくなので、「ROUNDERS」vol.2に書いた「未来を生きる子どもたちへ」を無料で公開したい。ひとりでも多くの競馬ファンに読んでいただき、私が別海の地で浦河ポニー少年団に教えてもらったことを知ってもらいたい。かつて私たちも子どもだったということを。

☆無料PDFダウンロードはこちら
Miraiwoikirukodomotatihe
プリントアウトして読んでいただけると嬉しいです!

☆第5回ジョッキーベイビーズの詳細はこちら
http://www.jra.go.jp/news/201310/102601.html#3_2

現在のランキング順位はこちら

| | Comments (6)

一味違う

Tennosyoaki2013 by 三浦晃一
天皇賞秋2013―観戦記―
逃げ切り3連勝中のトウケイヘイローが難なくハナを切ったと思いきや、外からジェンティルドンナがピッタリとマークし、他馬もそれに追随する形で、序盤から激しい攻防が繰り広げられた。前半の1000mが58秒4、後半が59秒1というハイに近い平均ペースではあるが、人気馬が前にいた分、後続の意識も前傾気味になり、前に行った馬たちにとってはやや苦しい展開となった。

そんな中、スタートからゴールまで、近くに馬がいないスペースを保ちつつ、これ以上ないぐらいに自分のリズムで走ることができたジャスタウェイが、最後の直線で突き抜けた。勝つときはこんなものかもしれないが、なかなか勝ち切れなかった馬が大一番で最高の走りをしてみせた。父ハーツクライがそうであったように、古馬になって、トモに力がついてきたことで前に行けるようになった。道中で少しでも急かしてしまう(動かしてしまう)と、極端に末脚が鈍る馬だけに、馬なりで中団に位置できたことが大きい。仕掛けることなく、今回のようなポジションを取れるようになったのであれば、この先の活躍も大いに期待できる。

福永祐一騎手は、先週の菊花賞に続き、2週連続のG1レース制覇となった。馬の力が違いすぎた先週とは違い、今週は本人にとっても非の打ち所のない勝利であったはず。道中で馬に負荷を掛けず(マイナスを極力減らして)直線まで持ってくる騎乗スタイルは、福永祐一騎手の真骨頂といえる。かつある程度は前傾姿勢を保ち、必要不可欠なポジションは失わない。大舞台でのパンチ力不足にあえいでいたこれまでとは一味違い、アメリカ競馬で吸収してきたことを含め、ここ最近はこれらのバランスが見事に融合しつつある。

ジェンティルドンナは牡馬顔負けの正攻法で一旦は先頭に立ったが、ジャスタウェイの激走の前に、なす術もなく敗れてしまった。武豊トウケイヘイローを深追いしすぎたこと、そして何と言ってもぶっつけでのG1出走ということもあり、負けて強しと考えてよいだろう。馬体は仕上がっていたので大きな上積みはないだろうが、ひと叩きされて、これでジャパンカップ連覇に向けて王手をかけた。岩田康誠騎手は、逃げ馬に離されるのを嫌ったのだろうが、断然の1番人気を背負ったレースの組み立てとしてはやや単調だった感は否めない。

エイシンフラッシュは最後に差を詰めてきたが3着が精一杯。スローの切れ味勝負には滅法強い馬だけに、今回のような速い流れを追走し、最後まで脚を伸ばした走りは評価されてよい。昨年の天皇賞秋や前走の毎日王冠のようにはハマらなかったが、6歳になっても衰えを見せることなく、まだまだ力をつけてきている。次走のジャパンカップがスローに流れたときは、再びこの馬の末脚が発揮されるかもしれない。

4着に入ったアンコイルドは末脚の強さを最大限に生かすことができた。夏場を使いながら力をつけ、今回マイナス8kgと最高の状態に仕上げてきた陣営の手腕も光った。5着に敗れたものの、3歳馬のコディーノは復調気配。ゴール後にウンベルト・リスポリ騎手が「よくやった」とばかりにコディーノの首筋をポンと叩いてあげていたのが印象的であった。こういう一つひとつの動作が馬の気持ちを立て直すことだってある。

現在のランキング順位はこちら

| | Comments (7)

「勝ちポジを探せ!ライブ」DVDの受付を終了しました。

「勝ちポジを探せ!ライブ」DVDのお申し込み受付を終了させていただきます。今回は30部と少なかったため、“残り僅か”の告知も出来ず申し訳ございません。お申し込みいただきました皆さま、ありがとうございました。これから先のG1シリーズに向けて、楽しんで観て、聴いて、ぜひとも実践してみてくださいね。これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

| | Comments (2)

◎コディーノ

Tennosyoaki10ゴールドシップの不在は残念ですが、今年の天皇賞秋はなかなか重厚なメンバーが揃いましたね。ここでいう重厚というのは、各出走馬に個性があり、背景が多種多様であるということです。3歳馬から7歳馬までと年齢も幅広く、夏場を使ってきた馬からぶっつけで臨んでくる馬まで、それぞれがそれぞれのやり方で勝負を賭けてきた感じです。実力が拮抗しているレースよりも、こういうレースをこそ、どの馬が勝ってもおかしくないと表現するべきではないでしょうか。

1番人気のジェンティルドンナは、実力は一枚も二枚も上の存在です。ここ2戦(ドバイと宝塚記念)でこの馬特有のスッという一瞬の脚が見られないのは、昨年秋にジャパンカップを含め3連勝した目に見えない疲れが抜けていなかったからです。そんな状態でも、勝った一流の牡馬に食らいついたのですから、ブエナビスタがアーネストリーを差し返そうとした宝塚記念と同じぐらい、負けて強しだと感じました。宝塚記念以来の休み明けであることに違いはありませんが、追い切りの動きを見ると、仕上がり自体には心配はありませんね。この牝馬に勝つことは、かなり難しいと思います。

ジェンティルドンナとは対照的に、トウケイヘイローは夏場をずっと使ってきた馬です。馬体を見る限りは、なんとか体調は平行線を辿っているのではないでしょうか。この馬の最大の武器は、逃げることで自分の型に持ち込むことができ、バテないということです。マイル戦などの短距離戦で変に差し込まれてしまうよりは、中距離戦の方がしぶとさが生きることが分かりました。府中の直線は長いので、逃げ切るのはそう簡単ではありませんが、トウケイヘイローもそう簡単には止まらないはずです。武豊騎手が天皇賞秋で逃げ馬に乗ると、あのサイレンススズカを思い出してしまいますね。

本命は3歳馬◎コディーノに打ちます。前走の毎日王冠では出遅れに加え、超スローペースの中、外々を回されてしまいました。あの上がり時計で、あのポジションでは、どれだけ強くても勝ち負けにはなりません。今回は1番枠を引きましたので、「前走でスローの外を回された馬が内を走って巻き返す」という典型的なパターンに当てはまります。距離的には2000mまでは守備範囲ですので、スタートを決めて、内ラチ沿いの2、3番手を取ることができたら、ジェンティルドンナの足元をすくうチャンスが生まれるかもしれません。

池江厩舎からはなんと4頭が出走してきました。どの馬もG1で勝ち負けできる実力の持ち主です。オルフェーヴルがいなくても、これだけの古馬陣を抱えている厩舎の懐の深さを感じざるをえません。その中の1頭、ダノンバラードは宝塚記念で2着したように、一時期の不調から完全に立ち直りました。前走は休み明けに加え早仕掛けもあって、最後は内にモタれてしまいました。キッチリと仕上げていけば、たとえ左回りでもそれほどモタれることはないのではないでしょうか。今年絶好調の川田騎手が、最後までビッシリと追って、勝ち負けに持ちこんでくるはずです。

現在のランキング順位はこちら

| | Comments (0)

絶好の仕上がりダノンバラード:5つ☆

ジェンティルドンナ →馬体を見る
やや毛艶が物足りず、休み明けといった感は否めないが、仕上がりは悪くない。
筋肉のメリハリは十分で、頭の高い立ち姿からも、馬場が悪くなっても問題ない。
Pad4star

エイシンフラッシュ →馬体を見る
首差しもゆったりとして、6歳になっても相変わらず素晴らしい馬体を誇示している。
とはいえ、前走もそうだったように、全盛期の毛艶の良さはなく絶好調にはあと1歩。
Pad4star

ジャスタウェイ →馬体を見る
いつもはしっかりと立てている馬だが、今回は線の細さも目立ち、迫力不足。
表情からもやや疲れが見られ、ここ2走で強烈な脚を使ってきた疲れが出ているか。
Pad3star

トウケイヘイロー →馬体を見る
夏場から使い込んできているにもかかわらず、毛艶も良く、筋肉のメリハリも十分にある。
胴が詰まり気味なので距離は心配だが、前後躯の肉付きのバランスも素晴らしい。
Pad45star

ヴェルデグリーン →馬体を見る
ジャングルポケット産駒らしく、背中が長くて、やや伸び切った印象を受ける。
その分、瞬時にパワーを発揮できないだろうが、前が止まる展開になれば。
Pad4star

コディーノ →馬体を見る
この時点だと腹回りに余裕が感じられるので、最終追い切りはビッシリやるべきだろう。
表情からは落ち着きが感じられるので、叩かれた今回はスムーズにレースができるはず。
Pad4star

ナカヤマナイト →馬体を見る
極めて標準的な馬体で、このメンバーに入ってしまうとやや物足りなさが残る。
毛艶は良く、体調自体は問題ないが、究極の仕上がりとまではいかない。
Pad3star

ヒットザターゲット →馬体を見る
5歳にして線の細さが残っているように、どうしても幼さを感じてしまう馬体。
キングカメハメハ産駒らしくないが、母系の影響が出ているのか距離が長い方が合う。
Pad3star

トゥザグローリー →馬体を見る
全盛期ほどの馬体の迫力はないが、長い休みを考えると少しずつ復調してきている。
腹回りにまだ余裕があって、もうひと絞り、ふた絞りは必要になってくる。
Pad3star

ダノンバラード →馬体を見る
アバラが浮かび上がっているように、前走を叩かれて、絶好の仕上がりで臨んできた。
長い脚から繰り出されるフットワークは府中に合うはずで、モタれる癖さえ抑えられれば。
Pad5star

トーセンジョーダン →馬体を見る
コロンとした体型はこの馬の特徴ではあるが、それにしても太め残りは否めない。
脚元の関係か、強い負荷が掛けられないため、レースを使いながら調子を上げていきたい。
Pad3star

現在のランキング順位はこちら

| | Comments (25)

「勝ちポジを探せ!ライブ」DVDを発売します。

Livedvdimg

およそ1年振りになりますが、「勝ちポジを探せ!ライブ」DVDを数量限定で発売します。

あるレースを観て、「勝ちポジ」の存在を本当の意味で理解した時、私は今までの謎が全て解けた気がしました。そして、レースに対する見方そのものが、180度変わってしまったのでした。それ以来、過去のレースを見直し、実戦のレースを通して「勝ちポジ」について研究を重ねた内容を、最もシンプルな形でまとめたのがこのライブになります

「勝ちポジ」とは勝つためのポジションの略です。サンデーサイレンス産駒がいなくなり、海外や地方からもジョッキーが入り込んできている時代の中で、この「勝ちポジ」の存在はますます大きくなってきています。ジョッキーにとってはもちろん、予想をする私たちにとっても、知らずには予想できないほど「勝ちポジ」は重要な概念となります。

「勝ちポジ」は競馬予想における補助線のようなものです。その補助線が引いてあることで、レースの見え方が全く変わり、より正しい答え(結果)を導きやすくなることはあります。もしくは、その補助線が引いていなければ、正しい結果(答え)を導くことが出来ないというレースもあるでしょう。あなたの馬券予想のひとつのツールとして活用していただければ幸いです。

一部ではありますが、ライブに参加していただいた方々の声をご覧ください。

勝ち馬ではなく、勝ちポジを探すという観点がとても面白い
勝ち馬ではなく、勝ちポジを探すという観点がとても面白い。昨年のライブでも少し触れられていましたが、アドマイヤムーンのジャパンカップがまさにそれでした。走り出してすぐ勝ちポジ確保で勝馬決定という感じでしたね。勝ちポジを取れる馬を探すのに苦労しそうですが楽しみです。とても楽しかったです。
S.Iさん

何か繋がるところがありそうで参考になりました
最近、ポケットを通る馬に注目してレースを見ていたので、何か繋がるところがありそうで参考になりました。おそらく僕がポケットと思っているポジションが勝ちポジでいう基本ポジションと被る気がするのですが、どう思いますか?質問したいことを思いついたので、また質問させてもらいますね。ありがとうございました。
T.Hさん

映像たっぷりで勝ちポジの意味が理解できました
勝ちポジって、初めは勝ちポジティブと思っていました(笑)。勝つために積極的に行く馬、騎手が誰か探したいです。また映像たっぷりで勝ちポジの意味が理解できました。今後もレースビデオを観て、勝ちポジのレースを多く体験したいと思います。
KHさん

展開より立体的な予想が役に立ちそう
展開より立体的な予想が役に立ちそうと思いました。不確定な要素を相手にするものと思いますので、現状で補助線レベルになってしまうかもとおっしゃっていましたが、競馬歴の長い、またはデータ量のストックが多い方にとっては、とても有益な情報だと思いました。
KYさん

改めて違う視点から競馬を観ることが出来ました
最近、なかなか当たっていなかったので、改めて違う視点から競馬を観ることが出来ました。枠順をあまり気にしていなかったので、明日のレースからもう少し注意してみたいと思います。映像を使った説明が分かりやすくて良かったです。
齊藤さん

穴馬探しのヒントとして考えてみたい
穴馬探しの視点として、勝ちポジの取れる位置に近い枠順を狙うというのは、ヒントとして考えてみようかなと思いました。とても分かりやすく、イメージしやすい話でした。レースによる勝ちポジの違いをまとめて教えてくださったら、さらに役立つものになると思います。ありがとうございました。
SAさん

ポジションを気にして観られて良かった
まとめて過去のレースを観ることがなかったので、ポジションを気にして観られて良かった。レースと説明のバランスも良かった。
HMさん

ダートの方がさらに有効
なかなか面白い理論だと思いますので、参考にさせていただきたいと思います。ダートの方がさらに有効かなとも考えています。
T.Kさん

レースでの深い観察眼に感心しました
最近、私も馬のポジショニングを予想に取り入れようと、色々試行錯誤していたので、とても参考になりました。私の方法はターゲットにあるPCIという指標を用いて、レースでの最適ポジションを取られる馬を測ることです。これに枠順などを加味して予想しています。今日はお疲れ様でした。レースでの深い観察眼に感心しました。もう少しレースを多く観たいと思います。
黒木さん

ここまで理論化されたものを聴いて目の前から雲が晴れた
最近同じようなことを考えていましたが、ここまで理論化されたものを聴かせていただき、目の前から雲が晴れた気持ちです。スッキリしました。盛りだくさんの内容で、今まで以上に良いライブでした。
T.Mさん

コースによって勝ちポジの特徴が色々あるという観点
インのポケットに入った馬が勝ちやすいというのは知っていましたが、コースによって勝ちポジの特徴が色々あるという観点から自分でも定量分析する必要があると思いました。またそういう傾向の出やすいコースやレースを攻めればいいと感じました。たくさんレースを解説していただいてレースの見方が参考になりました。
T.Iさん

忘れていたことも思い出させてもらった
現状の競馬予想に行き詰まりを感じていた中で、一度は気付いていたかもしれないけれども、忘れていたことも思い出させてもらった気がします。特に位置取りを考える際に1コーナーまでのポジション(枠順)が重要になるという点が大きなポイントと思いましたので、改めてよく考え直して競馬に当たって行きたいと思います。
山下さん

まるで馬の息遣いが分かるような錯覚すら感じました
最近はレースビデオを観るようにしていますが、漠然としていて、観ても何も分かりませんでした。今日のライブを聴いて、ひとつのモノサシが出来たような気がします。今日のような集まりに初めて参加しました。不安もありましたが、やはり自分は競馬が好きなんだなとつくづく思いました。そして、今日、競馬が好きな人たちと同じ時間、空間を共有したことがとても心地よく、レースビデオひとつ観るのも、まるで馬の息遣いが分かるような錯覚すら感じました。参加して本当に良かったです。
M.Eさん

今までの予想方法の見直しに迫られました
お話のメインである勝ちポジについて、新しい気づきや馬券のヒントがありました。立体的に考えをまとてめいくという部分は参考になりました。今回のライブに参加させてもらい、今までの予想方法の見直しに迫られました。今後はこの考え方をもとに頑張ります。
山本さん

実際のライブの内容としては、「勝ちポジ」を体感していただくために、実際のレース映像を13レースほどピックアップして観ていただきました。昔の名勝負から最近の好騎乗まで、名馬に名手が跨った興奮のレースばかりを、私の好みで選びました。ジョッキーでいうと、福永洋一騎手や岡部騎手から、デットーリ騎手、安藤勝己騎手、武豊騎手、横山典弘騎手、岩田康誠騎手、ペリエ騎手、そして三浦皇成騎手まで。競走馬では、エリモジョージやジェニュインからビリーヴ、ブラックホーク、ヴァーミリアン、デルタブルース、アドマイヤムーン、メイショウサムソンなどなど、こうして名前を聞くだけでもワクワクしてしまいますね、って私だけですか(笑)?

Katipojiimg01

Katipojiimg02

ライブDVDの内容は以下の通りです。
Disc1
■デットーリポジション
■勝つためのポジション(基本ポジション)
■動物学的な観点からの『勝ちポジ』とは?
■安藤勝己騎手のこだわりがビリーヴを勝たせた
■なぜ各馬が自分のペースで走ることでレースは成り立たないのか?
■サンデーサイレンス産駒と武豊時代の終焉
■馬単、3連単の時代だからこそ
■川田将雅騎手、藤岡佑介騎手ら若手ジョッキーの台頭
■内田博幸騎手など、地方から来た一流ジョッキーは持たせてしまう
■「勝ちポジ」予想の手順
■買えなかったブラックホークの単勝馬券
■「勝ちポジ」を探すための4つのポイント
■伝説の福永洋一騎手のマジックも実は勝ちポジだった!?
■三浦皇成の上手さはここにあり
■菊花賞はデルタブルースポジション

Disc2
■勝ちポジを走る馬を探すための3大要素
■岩田康誠騎手の天才論
■武豊騎手がヴァーミリアンで「勝ちポジ」を取りに行った!(武豊の逆襲)
■馬の体調と「勝ちポジ」との密接な関係
■岡部幸雄騎手とジェニュインの『勝ちポジ』
■菊花賞馬が天皇賞春を勝てない本当の理由
■レースを見ることの本当の意味
■横山典弘騎手がなかなかG1を勝てないのはなぜ?
■武豊騎手の悪い癖
■質疑応答(Q&A)

Livedvdimg

Sityou(MP3形式、3分40秒)

*再生されるまでに時間が掛かるかもしれません。

ライブDVDの内容は、DVD2枚組(合計150分)と当日使用したテキストになります。今回、DVDという形を取ったのは、ライブの中で13のレース映像を実際に使って説明しているからです。顔を出すのは本当に恥ずかしいのですが、CDでは伝わりにくいと思い、映像化しました。厳選されたレースを何度もご覧いただき、春に向けてじっくりと時間を掛けてお楽しみください。

Textimg_2
テキストは重賞ごとの勝ちポジマップ付きです。

私個人の時間的な都合で大変申し訳ないのですが、30部限定とさせてください。今回は特別に3,500円(税込み・送料、代引き手数料無料)でお分けいたします。お支払い方法は代金引換になります。安くて心配と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、情報商材ではありませんので、ひとりでも多くの皆さまに観ていただきたいという思いを込めています。早めになくなってしまうことが予想されますので、ご希望の方は今すぐお申し込みください

Button

プライバシーポリシー特定商取引に基づく表記もご覧ください。

お申し込み方法
Step1_2メールフォームにてお申し込みをしてください。
*SSLに対応しておりますので、個人情報の保護も万全です
*個人情報を第三者に開示をすることは決してありません。

Step2_2お申し込み確認メールが届きます。

Step3_2お届け先住所にライブDVDが届きます。
*代金引換ですので、ライブDVDをお受け取りの際に料金はお支払いください。

Button

また、質問メールも受け付け致します。このライブDVDを聴いて頂いて、分からなかったこと、もっと知りたいこと等、もしありましたら私宛のメールにて遠慮なくドシドシ質問してください。喜んでお答えいたします。皆さまからのご感想もお待ちしております。(glassracetrack@ymail.plala.or.jpまで)

| | Comments (0)

東京芝2000m

Tokyo2000t1

改修前の東京2000mのコースは、スタート地点から最初のコーナーまでの距離が極端に短く、急激に左に曲がることから、外枠に入った先行馬は非常に不利であった。コーナーを回りながらのポジション取りになるため、先へ行こうと思うと遠心力で外へ外へと振られてしまい、1番と10番に入った馬とでは約1秒のタイム差があると言われていたぐらいである。

しかし、平成14年の改修によって、東京競馬場の2000mコースは生まれ変わった。スタートから最初のコーナーまでの距離が23m延長されたことにより、スタートしてから各馬がスムーズに最初のコーナーに入って行けるようになったのだ。このことにより、各馬(騎手)が力を出し切れるコースへと一変した。さらにゲートを外目に置くようになったため、外枠の馬も最初のコーナーへゆったりとロスなく入れるようになり、内外の有利不利はほとんどないと考えてよい。そうはいっても、10番手以内のポジションを確保するためには、やはり内の方が乗りやすいのは確かである。

現在のランキング順位はこちら

| | Comments (11)

天皇賞秋を当てるために知っておくべき3つのこと

Akiten

■1■前から10番手に付けられる馬
平成14年の改修によって、東京競馬場の2000mコースは生まれ変わった。スタートから最初のコーナーまでの距離が23m延長されたことにより、スタートしてから各馬が比較的スムーズに最初のコーナーに入って行けるようになったのだ。さらにゲートを外目に置くようになったため、最初のコーナーに各馬が殺到して、馬群が詰まってしまうということが緩和された。

最初のコーナーへの先行争いが緩和されたことにより、ハイペースが常であった天皇賞秋が平均ペースになりやすくなった。サンデーサイレンス産駒のワンツーフィニッシュ(平成16年、17年においてはサンデーサイレンス産駒のワンツースリー)が目立つように、「瞬発力」が求められるレースに様変わりしたということである。牝馬の活躍が目立つようになったのもここに理由がある。

馬場がまだ軽さを保っている時期ということも含め、前に行ける馬でないと、もう少し具体的に言うと前から10番手に付けられなければ、勝つことは難しい。

■2■穴は夏競馬を使ってきた馬から
かつては天皇賞秋→ジャパンカップ→有馬記念が古馬の王道であったが、最近は3戦全てに全力投球する馬は珍しくなった。ひとつのG1レースを勝つことによる消耗が激しくなったことに加え、良い意味でも悪い意味でも各路線が分業化されたことにより、それぞれの有力馬がどこかのレースに照準を絞るようになった。

そのため、実績馬であっても天皇賞秋にはビッシリ仕上げてこない馬もいるため、ここがピークになるように夏競馬を使われてきた伏兵馬が台頭することもありうる。たとえば、2005年を制したヘヴンリーロマンスなどはその典型で、2006年のスウィフトカレント、そして2007年のアグネスアーク、2011年のトーセンジョーダンなどが激走して穴を開けた。特に札幌記念はG1の登竜門でもあり、ここを好走してきた馬には注目しておきたい。

■3■宝塚記念とは直結しない
同じ中距離で行われる春と秋のG1レースである宝塚記念と天皇賞秋であるが、意外なことに勝ち馬が直結しない。過去20年でこの2つのレースを連勝した馬はテイエムオペラオーのみである。その理由としては、以下の2つが考えられる。

ひとつは2つのレースで勝ち馬に求められる資質が違うということ。6月の阪神競馬場で行われる宝塚記念は、ほぼ洋芝100%に近い力の要るオーバーシード芝で行われるため、勝利を手にするには何よりもパワーが求められる。それに対し、10月の東京競馬場で行われる天皇賞秋は、ほぼ野芝100%に近い極めて軽い馬場で行われるため、勝ち馬には何よりも軽いスピードが要求される。全く反対のベクトルを持つ資質が問われるだけに、宝塚記念と天皇賞秋を2つとも勝つのは至難の業である。

ふたつ目は、宝塚記念と天皇賞秋との間がわずか4ヶ月しかないということ。シーズンオフに近い宝塚記念を勝つということは、一滴も残らず春シーズンの力を使い果たしてしまったということを意味する。そこからわずか4ヶ月の間で、疲労を回復して、秋のG1シリーズ初戦である天皇賞秋に万全の体調で臨むことはなかなか難しい。見た目は出来ていても、目に見えない疲れが残っていたり、精神的な消耗が回復していなかったりすることは案外多い。

現在のランキング順位はこちら

| | Comments (1)

大器晩成


菊花賞2013-観戦記-
バンデが颯爽とハナを切り、前半61秒2、中盤63秒1、後半61秒0という、ほとんど中緩みを感じさせないラップを刻み、長距離戦としては標準的なペースで道中は流れた。雨が降った影響で、力の要る馬場になったことを考えると、スタミナの絶対値が問われる、つまりごまかしの利かない、実力がそのまま結果に反映された菊花賞であった。また、上位に入った騎手たちの名前を見れば分かるように、重馬場の長距離戦ということで、騎手の技量が問われるレースでもあった。

勝ったエピファネイアは、最後の直線ではムチを1度も使うことがなかったように、力の違いを存分に見せつけた。勝ち切れなかった春のクラシックの鬱憤を、最後の1冠で見事に晴らしてみせた。母父スペシャルウィークの血が騒いだのか、夏を越して、胴部がひと拳分伸びてステイヤーらしくなっていた。肉体面での完成に伴い、精神面も大きく成長したのだろう。スタンド前を通過して落ち着いてからは、舞い上がることなく、かつレースに集中して走っていた。折り合いを欠くことさえなければ、総合力という点ではロゴタイプやキズナよりも上を行く馬で、まさに大器晩成、これからが非常に楽しみな馬である。

福永祐一騎手は、ようやくクラシックの栄冠を手にすることができた。終わってみれば楽勝であったが、そこに至るまでの過程は簡単ではなかったはずで、ホッと胸を撫で下ろしたことだろう。スタートが良すぎたことで、最初のコーナーに向けて、いきなり引っ掛かるシーンも見られたが、スタンド前で他馬の後ろに入れることで落ち着かせた。それ以降は、福永祐一騎手としては、エピファネイアにつかまっていただけで勝ったようなものであり、自分の腕が生きたわけではない。だがこうして強い馬を依頼され、本番でも乗せてもらえるようになったことが、今の福永祐一騎手の全てを物語っている。

サトノノブレスは、スタミナを問われるレースになって、ステイヤーの血が発揮された。神戸新聞杯では動き出すのが遅く、切れ味で負けてしまったが、今回は重馬場と距離で他馬の切れが鈍る分、この馬のスタミナと渋太さが生きた。馬体を見ても、まだまだ成長が見込まれるだけに、古馬になってからの走りに期待したい。馬場が悪いことで、馬群がバラけることを見越して、内にポジションを取った岩田康誠騎手の好判断も光る。最後にバンデをきっちり捕らえたのは、騎手の技量があったからこそである。

3着のバンデは、早めに勝ち馬に来られたにもかかわらず、バテない強みを生かして最後まで粘り切った。逃げ馬としてはこれ以上ないレースをして、力を出し切っての結果と考えてよいだろう。こういう強い長距離の逃げ馬がいると、これからのレースが盛り上がる。この馬も順調に成長して、古馬となった来年の走りが楽しみである。マジェスティハーツは最後方からレースを進め、ラストの切れ味に賭けたが不発に終わった。良馬場であれば、あのポジションでも上位に来られたはずだが、今回の馬場ではさすがに厳しかった。雨が降ったことで、一転して勝ちポジは前となり、大外枠が仇となった。

現在のランキング順位はこちら

| | Comments (0)

◎エピファネイア

Kikka

一昨年のオルフェーヴルに続き、昨年はゴールドシップが勝ち、2年連続して菊花賞から超一流馬が誕生しました。「菊花賞は強い馬が勝つ」と言われた時代があり、メジロマックイーンやライスシャワー、ビワハヤヒデ、マヤノトップガンなど、挙げればキリがないほどの名馬たちが菊花賞を舞台に誕生しました。個人的にも、菊花賞や天皇賞春を勝てるような馬こそが名馬という思いがありますので、これからも菊花賞は菊花賞として、クラシック3冠の最後の価値あるレースであり続けてほしいと願います。そのためにも、菊花賞に相応しい馬に勝ってもらいたい、そして後々も活躍してくれる馬に菊花賞を勝ってほしいですね。

そういう想いを込めて、本命は◎エピファネイアに打ちます。あのシーザリオの仔がこうやってターフで走っているのを見ると夢のようですが、よく見れば見るほどよく似ていますね。毛色こそ違え、エピファネイアの額の流星や顔の表情などは母を彷彿とさせてくれます。父はシンボリクリスエスですので、さすがに3000mの距離には不安があると思われていますが、スタミナは主に母父から遺伝しますので、距離は全く問題ないと考えています。母父スペシャルウィークはステイヤーですからね。同じ配合のユールシンキングが菊花賞に駒を進めてきたのもそういうわけです。日本ダービーをあれだけ引っ掛かって、しかも躓いても最後まで伸びたのですから、スタミナは無尽蔵だと思います。能力はこのメンバーでは抜けていますので、あとは道中での折り合いがつくかどうかですね。

それを含めて、内枠を引いてしまったことが唯一の不安材料です。3000mの菊花賞は、クラシック最後のレースということもあり、長距離に適性のない馬たちも無理を承知で出走してきます。そういった馬たちが、勝負所でペースが厳しくなったときに、バテて下がってくることが多々あります。馬群の外を走っていれば、下がってくる馬を外にかわして自分は上がってことができますが、馬群の内を走っていると、前から下がってくる馬たちが壁になり、上がっていきたいところで上がっていけない、最悪のケースとしては自分の馬も下げなければならない事態も生じます。

そうならないように、内枠を引いた場合は、道中のどこかで馬群の外に出しておかなければなりません。ただし、それは変に馬を動かしてしまうことにつながりかねないので、その動作に馬が反応して、外に出した瞬間に引っ掛かってしまう恐れがあります。今年の菊花賞は、その葛藤と常に闘いながら、どこまでエピファネイアを内に入れておくか、どこで外に出すか、福永祐一騎手の判断力と腕が問われることになります。人気ほどは簡単に勝たせてくれないレースになると思います。

それに比べて、レースがしやすいのは、外枠を引いて、かつ引っ掛かる心配もないサトノノブレスとマジェスティハーツです。菊花賞の勝ちポジは、道中は馬群の外の後方です。そこで脚をためて、勝負所から捲くり気味に動き始め、第4コーナーでは先頭に並びかける。どちらかというとマジェスティハーツの方が勝ちポジを走れるイメージに合いますが、サトノノブレスもペース次第では後ろから行くかもしれません。自分たちの馬の手応えに余裕があれば、武豊騎手や岩田康誠騎手のことですから、エピファネイアと福永祐一騎手を外に出さないような工夫をして、内で苦しんでいる隙を突いて外を早めに上がってゆく、そんなレース運びを思い描いているはずです。まあ、そうでもしないと、エピファネイアの搭載しているエンジンには敵わないということでもあるのですが。

現在のランキング順位はこちら

| | Comments (6)

バランスが優れているマジェスティハーツ:5つ☆

エピファネイア →馬体を見る
春当時よりは迫力は薄れたが、胴部が伸びて、長距離仕様になってきた。
前後のバランスも良く、特に胸前の筋肉の付き方は素晴らしく、研ぎ澄まされている。
Pad45star

フルーキー →馬体を見る
コロンとした胴部に真っ直ぐな四肢が伸びて、体型はいかにもマイラーっぽい。
血統的にも、オーストラリアとサンデーのスピードが掛け合わされて、長距離戦は疑問。
Pad3star

マジェスティハーツ →馬体を見る
母系から距離が心配されているが、馬体だけを見ると十分に対応が可能。
全体のバランスも優れており、顔つきも賢そうで、引っ掛かってスタミナをロスする心配なし。
Pad5star

サトノノブレス →馬体を見る
体全体の線が細く、特にトモの肉付きが物足りず、いかにも成長途上といった馬体。
逆にそれがステイヤーらしいといえばステイヤーらしいが、現状では距離伸びた方が良い。
Pad3star

テイエムイナズマ →馬体を見る
2歳時から馬体は完成されており、良く見せていた馬で、それは今も変わらない。
馬体全体のバランスは文句ないが、逆に特筆すべき箇所もなく、パンチ力という点では疑問。
Pad3star

ユールシンキング →馬体を見る
いかにもステイヤーといった、首が細くて長い、馬体の薄さが目立つ馬体を誇る。
完成されるのはまだ先という感じだが、さらに距離が延びて良さが発揮されそう。
Pad4star

ダービーフィズ →馬体を見る
立ち姿に力感がなく、馬体自体は決して悪くないが、このメンバーに入ると力不足か。
毛艶は良好で、前後躯にも筋肉が十分についているので、力は出し切れるはず。
Pad3star

アドマイヤスピカ →馬体を見る
腹回りに余裕があり、トモがまだ薄く、まだこれから成長していく段階の幼い馬体。
本質的には中距離馬だろうが、馬体が緩いがゆえに距離自体はごまかしが利きそう。
Pad3star

タマモベストプレイ →馬体を見る
特に取り立てて強調する箇所はないが、首の低い走法がこの馬の特徴か。
馬体は短距離体型であっても、簡単にはバテないのはそれゆえだろう。
Pad2star

ケイアイチョウサン →馬体を見る
後ろ肢が長く見えるように、胴部はやや詰まっているが、ストライドが長い分、距離はOK。
気性の強そうな顔つきをしており、それが良い方向に出れば好走も可能か。
Pad3star

ヒラボクディープ →馬体を見る
線の細さを感じさせる、筋肉のメリハリに欠ける馬体で、他馬と比べて幼さは否めない。
とはいえ、頭の小ささや、馬体全体の美しいラインははっきりしており、将来性は高い。
Pad3star

現在のランキング順位はこちら

| | Comments (1)

京都芝3000m

Kyoto3000t1

京都競馬場の3000mを完走するには、3コーナーの丘を2度越えなければならない。3~4コーナーの中間点にかけて急激な丘の下り坂になっているため、スピードが乗りやすく、馬が行く気になってしまわないようにゆっくりと坂を下るのが、このコースの最初のポイントとなる。

その後、スタンド前を走ることになるため、ここでも馬がエキサイトして引っ掛かってしまうことがある。馬の行く気を削ぎ、スタンドの大歓声から馬を守るためには、他馬を前か横に置くことができれば理想的である。

3コーナーからの勝負所でバテて下がってくる馬がいるため、内を進んだ馬が不利をこうむることがあることにも注意。道中は馬群が縦長になって進むことが多いため、基本的には内枠・外枠発走の差はほとんどないと考えてよい。

現在のランキング順位はこちら

| | Comments (735)

菊花賞を勝つために知っておくべき3つのこと

Kikka

■1■再びスタミナの裏づけが必要に
京都競馬場3000mで行われる菊花賞は、前半折り合いをつけながらゆっくりと行き、残り4ハロンからの瞬発力勝負になるレースがほとんどであった。つまり、折り合いさえついてしまえば、瞬発力のある中距離馬でも十分に対応できるレースであった。しかし、ここ最近は、その傾向に少しずつ変化が生じてきている。

過去17年間の菊花賞における、上がり3ハロンのタイムを比較してみたい。

平成8年  34秒4
平成9年  34秒4
平成10年 35秒1
平成11年 34秒2
平成12年 36秒1
平成13年 35秒3
平成14年 35秒4
平成15年 35秒8
平成16年 35秒8
平成17年 35秒7
平成18年 35秒6
平成19年 36秒2
平成20年 35秒3
平成21年 35秒8
平成22年 35秒6
平成23年 35秒1
平成24年 36秒1

平成11年までの上がりタイムを見ると、とても3000mのレースとは思えない典型的なヨーイドンの競馬であることが分かる。菊花賞を3000mで行う意義が問われ始めたのが、ちょうどこの頃である。しかし、時代の流れとは不思議なもので、平成12年に開催が2週間早まったのを境として、最近は35秒台後半の上がりで決着することが常になってきている。

理由としては、道中のペースがそれほど緩まなくなってきているということ以上に、各馬の仕掛けが早くなってきていることが挙げられる。瞬発力勝負では劣るが、スタミナには自信のある遅咲きの馬たちが、春の実績馬を負かすために、一斉に仕掛け出すタイミングが早くなってきているということである。

このことによって、スタミナに不安のある馬たちの台頭は難しくなった。もちろん、この時期の京都競馬場の高速馬場や直線が平坦であることを考えると、ある程度の速い脚は要求されるだろう。しかし、実質3000mを走る上に、ペースが上がるタイミングが早くなってきている以上、スタミナの裏づけがない馬の末脚は不発に終わる可能性が高い。

■2■神戸新聞杯で切れ負けした馬
開催が2週間早まり、スタミナの裏づけが要求されるようになってからの過去10年間で、3着以内に入った馬30頭のうち20頭は神戸新聞杯組である。最大のステップレースであり、勝ち馬も6頭出ているが、なぜか神戸新聞杯→菊花賞と連勝した馬はディープインパクトとオルフェーヴル、ゴールドシップという最強クラスのみ。

これは神戸新聞杯が中距離での資質を問われるのに対し、菊花賞が長距離でのそれを問われたからである。つまり、神戸新聞杯で中距離に対する適性を見せて快勝したような馬は菊花賞で苦戦を強いられるということになる。むしろ神戸新聞杯でスピード、切れ負けしたような馬を菊花賞では狙うべきである。

たとえ神戸新聞杯の距離が400m延長されても、その傾向は変わらないだろう。神戸新聞杯は前半1000mと後半1000mの間の400mが緩むレースになり、最後の瞬発力が問われるレースになる。だからこそ、スピードを持続させるスタミナが問われる菊花賞では、むしろ神戸新聞杯でスピード、切れ負けしたような馬を狙うべきである。

■3■内枠はリスクあり
京都競馬場の3000mを完走するには、3コーナーの丘を2度越えなければならない。3~4コーナーの中間点にかけて急激な丘の下り坂になっているため、スピードが乗りやすく、馬が行く気になってしまわないようにゆっくりと坂を下るのが、このコースの最初のポイントとなる。その後、スタンド前を走ることになるため、ここでも馬がエキサイトして引っ掛かってしまうことがある。馬の行く気を削ぎ、スタンドの大歓声から馬を守るためには、他馬を前か横に置くことができれば理想的である。そういった意味では、内枠が有利ではある。

しかし、内を進む馬には大きなリスクもある。まだ競走馬として完成していない3歳馬同士のレースであることや、クラシック最後の一戦であることも手伝って、3000mの距離を最後まで完走できない馬が出てくる。その勝負にならなかった馬たちが、急激にペースが上がる2度目の坂越えの時点でバテて下がってくるのである。ズルズルと下がってくる馬たちを上手く捌ければ問題ないのだが、もし上がって行かなければならないタイミングで前が壁になってしまうような事態に陥れば致命傷となるのだ。

過去にもゼンノロブロイやロックドゥカンブといった人気馬たちが、バテて下がってくる馬を捌き切れずに、スパートのタイミングを逸して負けてしまったことは記憶に新しい。ペリエ騎手は菊花賞であれほどバテた馬が下がってくることを知らず、あの位置にいたことを相当に悔いたらしい。柴山騎手はスタートで出負けして後方のインに閉じ込められ、簡単にG1レースを勝たせてはもらえないことを実感したはずである。つまり、ジョッキーとしては2周目の3コーナー手前までには外に出しておきたいレースなのである。

現在のランキング順位はこちら

| | Comments (11)

前進気勢に優っていた


秋華賞2013-観戦記-
前走で芝1200mを勝っていたビーナストリックが玉砕覚悟の逃げを打ち、それに紫苑Sを逃げ切ったセキシュウが続き、前半58秒9、後半59.7という前傾ペースとなった。掲示板に載った上位馬の道中のポジションを考えると、先行した馬たちにとってはやや苦しい流れであったことが分かる。とはいえ、極端なハイペースではなく、4つコーナーの小回り平坦コースではあり、あまりに後ろから行きすぎても届かない。勝った馬と勝ち切れなかった有力馬の違いは道中の僅かなポジションのそれにあったと言っても過言ではない。

オークスに次ぐG1制覇となったメイショウマンボは、スタートしてから第1コーナーに向かうまでの前進気勢において他の有力馬に優っていた。体型的には距離が伸びてよいタイプだが、1400mのフィリーズレビューを勝っているように、気性面で鋭敏なところがあるのだろう。今回の秋華賞ではそれがプラスの方向に出た。休み明けの前走で、無理をせずに少しだけ負けておいたのも、本番での勝利に結びついた。距離が伸びるエリザベス女王杯は、メイショウマンボの繊細な気性をコントロールできるかどうかにかかっている。

武幸四郎騎手は実にソツなくメイショウマンボをゴールまで導いた。やや行きたがる素振りを見せる馬を柔らかくなだめ、気持ちを削がない程度にハミをかませていた。外からデニムアンドルビーが来たときも、今回は自分の馬の方が手応えが良かったため、前に入られることのないように併走することができた。直線に向いて追い出すと、それまで溜めていた分、きっちり伸びてくれた。これは結果論であるが、前の2頭が飛ばしてくれたことで、馬群が縦に長くなり、外枠からの発送が不利にならなかったことにも恵まれた。

スマートレイアーは良く伸びているが、決して届かない2着。立ち上がり気味のスタートを切ってしまい、思ったようなポジションを取れなかったことが最後まで響いた。ここ数年で武豊騎手が勝ち切れない典型的なパターンでの負け方である。良かった時期は、それでも差し切ってしまうだけの力の違う馬に乗っていたから勝っていたが、騎乗馬の力差がほとんど変わらない状況においては、ほんの僅かなコース取りやポジションが明暗を分けてしまうということだ。たとえ内が伸びないかもしれない馬場であっても、内で詰まってしまう可能性があるとしても、スタートにおけるロスを取り戻すには内を攻めるしかなかったはず。

1番人気に推されたデニムアンドルビーは4着に敗れてしまった。道中の行きっぷりや位置取りはいつも通りとして、今回は勝負所から上がっていくときの行き脚がなかった。最終コーナーで先団に取り付くのがやっとで、直線に向いたときに既に脚は残っていなかった。前走で道悪を激走してしまったことによる、目に見えない反動が少なからずあったはず。今回の結果だけで見限るのは早計だろう。スマートレイアーもそうだが、デニムアンドルビーも気性的にはゆったりしている牝馬なので、もしエリザベス女王杯に出走するようであれば、今回の舞台よりはレースがしやすいはずである。次走に期待したい。

現在のランキング順位はこちら

| | Comments (8)

◎スマートレイアー

Syukasyo

今年の秋華賞は、ディープインパクト産駒であるデニムアンドルビーとスマートレイアーによる争いと見ています。この2頭はディープインパクトの遺伝子を色濃く受け継いでいますが、その受け継ぎ方はそれぞれに全く異なります。デニムアンドルビーは脚の速さを、スマートレイアーはバネと軽さを受け継ぎました。人気にはなっていますが、両頭共に気性的にも安定しており、荒れそうで荒れないレースとなるのではないでしょうか。

まずはデニムアンドルビーですが、その走りを見てもらえば分かるとおり、強靭な脚力の持ち主です。フローラSしかりオークスしかり、前走のローズSしかり、勝負どころで他馬も動き始めている中を異次元の脚色で外からまくっていきますから、速く走るために生まれてきたサラブレッドの中でも脚が速いということです。父ディープインパクトがそうでしたし、ブエナビスタやオルフェーヴルもそうでした。道中はどこにいても、あっという間に先行集団に追いつくことができますので、脚が速い馬の負けるシーンは想像しにくいですね。

デニムアンドルビーの血統構成は今の日本競馬の中で最高と言ってよいのではないかと思います。血統は突き詰めてゆくと極めて奥が深いものですが、逆に最もシンプルに考えると、父と母の父の組み合わせが重要になります。サイヤーとブルードメアサイヤーを見れば、血統の大体のことは分かるということです。私はこのデニムアンドルビーの父ディープインパクト×母父キングカメハメハという血統構成を見て驚きました。当たり前と言われたら当たり前ですが、このベストトゥベストの血統構成が現実のものとなって、遂に私たちの目の前に現れたのだと感動したのです。この血統構成の馬にいち早く目をつけた金子オーナーはさすがだと思いますし、またディープインパクトとキングカメハメハのオーナーであったからこそなのかもしれません。

唯一の不安材料は、前走の道悪で激しいレースをしたことによる疲れでしょうか。ハイペースが味方したとはいえ、あれだけ極端なレースをしたあとは、目に見えない疲れが必ずや出るはずです。その疲れがもう抜けたのか、それとも本番で噴出してしまうのか、正直走ってみなければ分かりません。いくらデニムアンドルビーが脚の速い馬であっても、最高の血統構成を誇る馬であっても、走れる体調になければ、後方のまま上がっていけずに凡走ということもあるはずです。

デニムアンドルビーの足元をすくうとすれば、同じディープインパクト産駒の◎スマートレイアーを置いて他にいません。この馬は毛色こそ違え、その走りを見るとディープインパクトを彷彿させるような軽やかさです。まるで空を飛んでいるように伸びてきますね。オークスに出走させようと思えばできたはずですが、さすが馬を大切に使う大久保調教師ですね、ここまで成長を促して、満を持してG1レースに臨んできました。現時点では、デニムアンドルビーとまともに戦っても勝ち目は薄いと思いますが、今回は内枠を味方につけることができそうです。武豊騎手ならば、スタートしてすぐに秋華賞の勝ちポジである内の3、4番手につけようとするはずです。デニムアンドルビーが大外を回って、強引な競馬をせざるをえない分、内ラチ沿いで極力ロスを減らして、ギリギリまで脚をためて勝負すれば、十分にチャンスはあると思います。

現在のランキング順位はこちら

| | Comments (11)

磨き上げられた好馬体ウリウリ:5つ☆

デニムアンドルビー →馬体を見る
目に見える成長はないが、相変わらず筋肉量の多い好馬体を維持している。
幼いところが残っている分こなせるが、馬体的には2000mぐらいが適距離か。
Pad3star

メイショウマンボ →馬体を見る
気品に溢れた馬体だが、夏を越して、前躯の盛り上がりが素晴らしく力強い。
それに対して、どうしてもトモの肉付きが物足りない印象を受け、それがどう出るか。
Pad3star

スマートレイヤー →馬体を見る
芦毛の分、あまり良く見えないが、シルエットを見るといかにも運動神経が良さそう。
筋肉のメリハリは物足りないが、バネを感じさせ、馬体全体のバランスが素晴らしい。
Pad4star

ローブティサージュ →馬体を見る
毛艶も良好で、前後躯の肉付きもふっくらとして、調子が戻ってきたことが分かる。
ただ、耳をこちらに傾けて見ているように、気性面で不安定なところがある馬だろう。
Pad3star

エバーブロッサム →馬体を見る
堀厩舎の管理馬としては、馬体全体から漂う雰囲気がまだ幼く、成長途上の感。
それでも、全体のバランスは悪くないので、良馬場であれば前走のようなことはない。
Pad3star

ウリウリ →馬体を見る
3歳牝馬とは思えないほど、鍛えられて、磨き上げられた好馬体を誇っている。
この馬もこちら側を気にしているようで、気持ちに繊細なところがあるのだろう。
Pad5star

ティアーモ →馬体を見る
他の出走馬と比べると、筋肉のメリハリに乏しく、どうしても馬体の幼さが目立ってしまう。
それでもここまで走っているのは、素質の高さの証明で、馬体が成長してきたら楽しみ。
Pad3star

リボントリコロール →馬体を見る
くすんだ芦毛の馬だが、毛艶は素晴らしく、前後のバランスや肉付きも十分。
重心が低い分、どうしても重厚さや重鈍さを感じさせるので、時計が掛かれば。
Pad3star

シャトーブランシュ →馬体を見る
手脚がスラリと長く、背が高いが、筋肉のメリハリという点では幼さが残る。
前躯はふっくらとした筋肉に覆われているが、その分、後躯が物足りない。
Pad3star

セキショウ →馬体を見る
まだ立派で、もうひと絞りできそうな馬体だが、馬体全体からは力強さが伝わってくる。
毛艶も良好で、体調は本番に向けて万全だけに、力は十分に出し切れる出来にある。
Pad4star

サクラプレジール →馬体を見る
休み明けとは思えない、筋肉のメリハリがあり、毛艶も良好な馬体を誇る。
身体のアウトラインも絶妙で、2000mぐらいまでならば力を出し切れるはず。
Pad4star

現在のランキング順位はこちら

| | Comments (5)

京都芝2000m(内回り)

Kyoto2000t

スタンド前の直線の半ばからスタートして、1コーナーまでの距離が最長のAコースでも308.7mとなる。スタートしてから1コーナー、そして1コーナーから2コーナーまでの距離が短いことによって、フルゲートにもなると先行ポジション争いは自然と激しくなる。

しかし、京都2000m内回りコースは「先行ポジション争い激化」という定説がすでに浸透してしまっている今、それゆえの盲点もまたある。つまり、これだけ「先行争い激化」のイメージが先行してしまうと、もちろんジョッキーたちもそれを意識するわけで、1コーナーまでのポジション争いには巻き込まれたくないという意識(または無意識)が働く。その結果、1コーナーから2コーナーにかけて、ゆっくりと安全に回ろうという騎手の総意が“お見合い”を生み、かえってスローペースを形成してしまうこともあるということだ。

また、3コーナーから下りが続くこと、直線が平坦なことによって、ラスト800mの時計は驚くほど速く、前に行っている馬は簡単には止まらない。そして、直線が短いことを含めて、騎手に先行馬有利という意識が強く働くため、3コーナーからすでに各馬の動きが激しくなり、展開を大きく左右することになる。後続の仕掛けどころが遅れると前がそのまま残り、後続が早く仕掛けすぎると前崩れが起きるという現象が起こる。

このように、「1コーナーまでの先行争い」、そして「3コーナーからの仕掛けどころ」という2点において、レース自体の展開におけるアップダウン(緩急)が非常に激しくなってしまうのだ。そして、そのアップダウンが逃げ馬・先行馬に有利になるのか、それとも差し・追い込み馬にとって有利になるのかは、実際のところ走ってみないと分からない。各馬のほんのわずかな動きがペースを大きく左右する、極めて敏感なコースなのである。これが京都2000m内回りコースの真実だろう。

さらに、勝負所である3コーナー入口と4コーナーが狭くなっているため、馬が密集しやすいという特徴もある。この地点でゴチャついて不利を被ってしまった馬は、直線の短さを考えると、余程力が抜けていない限り挽回することは難しい。

だからこそ、強い馬が力を発揮することなくレースが終わってしまうような展開になることも少なくない。騎手の間では、「1番人気の馬に乗っては臨みたくないコース」とされている。レースに行ってからの各馬の出方が展開に大きな影響を与えるため、レース前にどのような展開になるのかも予測しづらいのだ。そのレースごとに極端なハイペースになったり、極端なスローペースになったりするのである。騎乗するジョッキーだけではなく、予想をする私たちにとっても、非常に難解なコースと言える。

現在のランキング順位はこちら

| | Comments (2)

秋華賞を当てるために知っておくべき3つのこと

Syuka

■1■ジョッキーの腕が大きく結果を左右する
京都の芝2000m(内回り)に変更された年以降、過去12年間の前半5Fと後半5Fのラップを比較してみたい。前傾ペースとは前半のラップの方が速く、後傾ペースとは後半のラップの方が速いレースのことを示す。
平成13年 58.4-60.1 →前傾ペース
平成14年 59.0-59.1 →平均ペース
平成15年 59.8-59.3 →平均ペース
平成16年 59.9-58.5 →後傾ペース 平成17年 60.1-59.1 →後傾ペース 平成18年 58.4-59.8 →前傾ペース
平成19年 59.2-59.9 →平均ペース
平成20年 58.6-59.8 →前傾ペース
平成21年 58.0-60.2 →前傾ペース
平成22年 58.5-59.9 →前傾ペース
平成23年 58.3-59.9 →前傾ペース
平成24年 62.2-58.2→後傾ペース

ここ数年は前傾ペースに流れていたが、平成24年は一転して後傾ペース。それ以前はランダムなペースになっていることが分かる。開幕2週目の絶好の馬場と短い直線を考慮に入れると、基本的には先行馬にとっては非常に有利に働くコースである。しかし、逆にそのことを意識しすぎると、各馬の仕掛けが早くなり、極端なハイペースが創出されることになる。

また、道中のペースの緩急も激しく移り変わる。たとえば2007年の秋華賞では、道中(6ハロン目)でなんと13秒台のラップが刻まれた。スタートから2ハロン目はそれ以前の5年間で最速なだけに、ペースが速いと思わせておいて、急激に遅くなるというアップダウンの激しいレースであった。

2007年 ダイワスカーレット
12.3 - 10.4 - 11.5 - 12.2 - 12.8 - 13.6 - 12.4 -11.3 - 11.1 - 11.5

わずかな展開の綾によって、ペースの緩急が激しく移り変わり、前に行った馬に有利な流れになったり、一転して差し脚が生きる展開になったりする。こういうレースでは、馬をコントロールする技術やペース判断に長けたジョッキーの腕が大きく結果を左右することになる。レースの位置取りや道中での駆け引きなどを含め、騎手が占めるウエイトは大きいのだ。

■2■スピードの持続が求められる
この秋華賞でサンデーサイレンス産駒が苦戦を強いられたのは有名な話である。過去に行われた秋華賞に60頭のサンデーサイレンス産駒が出走して、2003年のワンツーフィニッシュと2005年にエアメサイアの勝利があるが、ほとんどの馬は4着以下に沈んでいる。1番人気に推されたトゥザビクトリーやダンスインザムードというビッグネームすらも惨敗しているのが、この秋華賞である。2006年も1番人気に推されたアドマイヤキッスが4着と凡走した。

【2・2・1・55】 連対率6%

この数字は、サンデーサイレンス産駒の秋華賞における成績である。サンデーサイレンス産駒の秋華賞での連対率は6%という極めて低い数値を示す。他のG1レースと比較してみても、10%を切るのはNHKマイルカップぐらいで、それ以外のG1レースではほとんど20%以上の連対率となる。たとえば、同じ牝馬限定G1レースであるエリザベス女王杯の31%と比べると、サンデーサイレンス産駒の秋華賞での不振は明らかになる。

サンデーサイレンス産駒がこのレースを苦手とした理由はただひとつ。小回りのゴチャつきやすいコースで、スピードの持続が極限まで求められるレースになりやすいからである。サンデーサイレンス産駒は、ゆっくり行って終いを伸ばすレースには滅法強いのだが、スタートからゴールまで速いラップを刻み続けなければならないレースを苦手としたからだ。つまり、秋華賞は瞬発力ではなく、地脚の強さで勝負する馬にとって有利なレースである。

■3■4つコーナーだけに内枠有利
過去5年の秋華賞は全てフルゲートで行われたが、内外に分けた枠順別の勝率、連対率は次頁のとおり。

1~4枠 【3・3・3・31】 勝率8% 連対率15%
5~8枠 【2・2・2・44】 勝率4% 連対率8%

かつては外枠の勝率、連対率が内枠よりも高かったが、近年は内枠有利に変化しつつある。前傾ペースが続いている中での内枠有利だけに、やはり4つコーナーの小回りコースである以上、内枠有利が基本と考えてよいだろう。

京都の芝2000m(内回り)というコース設定で行われることを抜きにして、秋華賞は語れないのだろう。このコースは極端な展開になりやすく、全ての馬が実力を発揮することが難しい。だからこそ、騎手の間では、1番人気の馬に乗っては臨みたくないコースとされている。つまり、秋華賞は必ずしも強い馬が勝つとは限らないレースなのである。

現在のランキング順位はこちら

| | Comments (5)

あまりにも遠い


凱旋門賞2013―観戦記―
自ら率先して逃げる馬は見当たらず、道中は馬群が詰まった形となる、いつもの凱旋門賞らしいスローな流れ。オルフェーブルとキズナの日本馬2頭は、いずれも馬群の外を回す形で折り合いに専念していた。勝ったトレヴをはさんで前後のポジションであり、結果的には、外を回したことによるマイナスはなかったと考えてよい。それよりも、最後の直線に向いてからの、瞬発力勝負における勝ち馬の圧倒的な強さになす術がなかった、というレースであった。

トレヴは5戦無敗で頂点まで登り詰めた。凱旋門賞馬になるためにトレードされたようなものであり、その素質を見抜いたオーナーや極限まで仕上げ切ったトレーナーらの想いが、最後の直線における切れ味として結実した。デットーリ騎手から乗り替わったジャルネ騎手も、ベテランらしく、勝負所を過たずに上がって行き、早めに突き放した騎乗は見事であった。これだけ強くて完璧に仕上げられた牝馬が54.5kgの恵量で切れると、さすがに後続の古馬は追いつけない。世界は広い。

オルフェーヴルは昨年と同じ2着に敗れたが、今年はあきらめのつく敗北であった。昨年と違い、宝塚記念をスキップできたことでコンディションは万全に仕上げられ、それほど極端に外を回されることもなく、持てる力は全て出し切った結果である。やれるべきことはやった。誰もミスはしていない。それを完敗と言ってよいのか表現に苦しむが、つまりは勝ち馬トレヴとの差は斤量のそれであることが誰の目にもはっきりとしたのは確かである。1kg=1馬身と言われるとおりであり、これだけ芝の深い馬場においては、もしかするとそれ以上かもしれない。オルフェーヴルは強かった。

4着に敗れはしたものの、キズナは果てしなく広がる未来を想像させてくれる走りであった。日本ダービーを未完成の状態で勝った馬が、ひと夏を越して、海を超えて、大きく成長したことが伝わってくる。世界の頂点を目指す馬たちとの戦いで、異次元のトレヴは別にして、オルフェーヴルやアンテロに食い下がるようにして伸びた末脚の強靭さは、日本最強馬のバトンを受け取るに相応しい。最終コーナーで、外からオルフェーヴルを閉じ込めるようにして早めにスパートした姿に、武豊騎手の矜持を見た。来年度は、このコンビが日本の競馬場のターフを席巻する姿を見てみたい。

1969年にスピードシンボリと野平祐二騎手が挑戦してから44年の歳月が流れ、日本馬が勝っても負けても、今年はひとつの区切りとなる凱旋門賞であったと思う。過去の挑戦者たちの悔しい想いが積み重なって日本競馬のレベルは上がり、世界に肩を並べようとするところまでやって来たのだ。ディープインパクトのときとは今回は意味が違う。考えうるあらゆる手を打ち、全ては順調に事が運んだにもかかわらず、それでも勝てなかった。遠い、あまりにも遠い。両陣営の関係者は、そう感じたに違いない。また挑戦し続けようなんて軽々しくて言えない。

これはもう力負けではない。日本馬が凱旋門賞を勝つという設定自体に無理があるのではないか。ロンシャンの馬場に合った日本の最強馬を連れていったとしても、同じぐらい強いヨーロッパの3歳馬に斤量差によって足元をすくわれる。かといって、最強の3歳馬を連れて行くにしても、この時期の3歳馬がヨーロッパまで遠征してレースに臨むのはあまりにも苛酷である。ダービーやオークスを勝った疲れもなく、飛行機での輸送や環境の急激な変化にもたえうる3歳馬が、凱旋門賞に挑戦する日は果たしていつだろう。今日の私には、あまりにも遠く思える。

現在のランキング順位はこちら

| | Comments (9)

武豊の雪辱2013ver.

Takeyutakanosetujyoku2013私たちはどうしても武豊騎手の栄光にばかり目を奪われてしまうが、彼ほど栄光と同時に大きな挫折を味わってきたジョッキーは少ないだろう。有名なメジロマックイーンの降着事件、その後、全く勝てない時期もあり、海外に遠征に行ったもののレースにさえ乗せてもらえない時代も乗り越え、そして糧にしてきた。最近は落馬による怪我から調子を崩し、昔ほど乗り鞍にも恵まれなくもなった。騎手とは負けることの方が圧倒的に多い職業であるように、武豊騎手の眩いばかりの輝きの中には、忘れたくても忘れられないほどの悔しい思いや屈辱が詰まっている。

1994年の凱旋門賞は、武豊騎手にとっては、忘れたくても忘れられないレースのひとつであろう。凱旋門賞初騎乗にして1番人気の馬(ホワイトマズル)に乗るというプレッシャーに加え、「勝ちたいから武君に依頼するんです」と断固乗り替りを拒んだ吉田照哉氏ら関係者の期待、そして海のものとも山のものとも分からない日本人ジョッキーに注がれる、現地メディアの冷ややかな視線に耐えながらのレースであった。

ホワイトマズルはスタートから行き脚がつかず、後方から3番手の位置取りに加え、先行した馬もなかなか止まらない不利な流れ。いくら武豊騎手とはいえ、万事休すの展開である。最後まで諦めることなく追い続けたものの、結果は6着と期待と人気を大きく裏切ってしまったのだ。もちろん、誰よりも悔しい思いをしたのは、武豊本人に違いない。

そして、日本の競馬ファンの記憶にも新しい、ディープインパクトでのまさかの敗北。ディープインパクトの馬体が立派すぎたり、薬物検出の問題があったりと、敗因はひとつではないが、武豊騎手の騎乗にもミスがなかったかと問えばそうとは言いきれない。馬群に包まれるのを嫌い、第1コーナーに至るまでの間に無理に外に出そうとしたことが、ディープインパクトが引っ掛かるきっかけをつくり、早仕掛けの遠因にもなった。

「凱旋門賞で1番人気の馬に騎乗して負けること」。ジョッキーにとって、これ以上の屈辱があるだろうか。あの時からずっと、武豊騎手の青白い炎はメラメラと燃え続けている。もうどれくらい、この時を待ち焦がれたことだろうか。彼にとって、凱旋門賞はただ勝つだけでは物足りないレースなのである。「凱旋門賞を1番人気の日本馬に騎乗して勝つ」ことが、武豊の雪辱であったのだ。

今はもうそんなことを言っている場合ではないだろう。それはあきらめたとか、プライドを捨てたとか、そういうことではなくて、ただ単純に凱旋門賞を勝ちたいということだ。できることなら日本の馬であれば良いが、1番人気にこだわる必要はない。格好良くなくても、勝つことに意義がある。ここ数年の苦境の中で、武豊騎手が学んだことのひとつだろう。綺麗に外を回さなくても、内でジッと我慢していればいい。命を賭けて内を突いてほしい。自分のために勝つのではない。絆のために勝たなければならないのだ。

Photo by H.Sugawara

関連エントリ
「ガラスの競馬場」:秋のG1戦線を占なう(凱旋門賞路線)

現在のランキング順位はこちら

| | Comments (3)

ボリューム感が素晴らしいゴールドシップ:5つ☆

■京都大賞典
トーセンラー →馬体を見る
休み明けとは思えない、きっちりと造り込まれた好馬体を誇っている。
毛艶も素晴らしく、筋肉のメリハリも十分で、初戦からいきなり動けそう。
Pad45star

ゴールドシップ →馬体を見る
春の疲れが出てもおかしくない秋シーズンだが、馬体だけを見ると好調を維持。
というよりも、春よりも筋肉に張りが出て、またボリューム感も素晴らしい。
Pad5star

ヴィルシーナ →馬体を見る
古馬になって、つくべきところに筋肉がついてきて、貫禄が出てきた。
気持ちはいつもしっかりしている馬なので、休み明けから表情も良い。
Pad4star

エクスペディション →馬体を見る
最近は良く見せるように、馬体が成長してきたが、レースに行ってはムラがある。
今回も夏場の好調をずっと維持しているので、あとはハミ受けの問題のみ。
Pad3star

アドマイヤラクティ →馬体を見る
胴部にはしっかりと実が入っているが、首はスラリと細い、アンバランスな馬体。
良い意味でステイヤーとしての資質を伺わせる馬で、距離はもっと欲しいところ。
Pad3star

アンコイルド →馬体を見る
コロンとした馬体は、どこからどう見ても2000mがベストの中距離馬のそれ。
力の入る北海道の洋芝から京都の野芝に変わって、この馬の良さが発揮できるか。
Pad3star

■毎日王冠
ショウナンマイティ →馬体を見る
依然として芯が入り切っていない、グニャグニャとしたところのある馬体の馬。
それでも前躯には実が入って力強さが出てきているので、秋も大きな期待ができそう。
Pad4star

コディーノ →馬体を見る
秋を迎えて、前後躯にしっかりと筋肉がついてきて、さらにガッチリとしてきた。
胴部にも伸びがあるが、気性的なことも考えると2000mぐらいまでがベスト。
Pad45star

エイシンフラッシュ →馬体を見る
いつも良く見せる馬だが、今回は海外遠征の疲れもあるのか、全体的に線が細い。
筋肉にメリハリがなく、立ち姿にも力感がなく、ここを叩いて良化することを期待。
Pad3star

ダークシャドウ →馬体を見る
腹回りに余分な肉がついているからか、どうしても胴部が以前より詰まって映る。
その分、手脚が長く見え、絶好調だった2年前に比べ、全体的なバランスが悪い。
Pad3star

クラレント →馬体を見る
休み明けにしては毛艶が絶好で、陣営のこの秋に賭ける思いが伝わってくる。
馬体に特筆すべき点はないが、全体的にコンパクトにまとまった欠点のない馬体。
Pad4star

レッドスパーダ →馬体を見る
7歳馬らしく、余分な肉も残っているが、全体としては迫力十分な好馬体。
表情も実に落ち着いていて、胴部の長さを見ても、2000mまでは守備範囲。
Pad3star

現在のランキング順位はこちら

| | Comments (0)

ロンシャン芝2400m

Longchamp

スタート地点から400mはほぼ平坦であるが、そこから残り1400m地点である3コーナーまで、なんと標高10mの上り坂が1000mも続く。最高地点まで上ると、そこからは一気に下り、残り880m地点である4コーナーから最後の直線に向いてゴールするまでは平坦である。

3コーナーはスパイラルカーブだが、4コーナーはほとんど直線と言ってもよいくらいの複合カーブ。3コーナーから4コーナーの中間にある、最後の直線と見間違えてしまうほどのフォルスストレート(偽りの直線)を入れると、最後の直線が異常に長く、騎手にとってはかえって仕掛けどころが難しい。凱旋門賞に出走してくるレベルの馬なので、なかなか前も止まらないが、コースの特性だけを見れば、力のある馬であれば後ろから行っても十分に差し切ることが出来る。

凱旋門賞のコースの最大の特徴は、やはり高低差10mという「アップダウンの激しさ」である。日本で最も高低差のある中山競馬場でも、わずか5.3mのアップダウンでしかないことを考えると、まるで山と丘ほどの大きな違いがある。たとえ同じ距離でも、アップダウンがこれだけ異なれば、要求されるスタミナは全くといってよいほど違ってくる。私たちの2400mという距離感覚以上のスタミナが、オルフェーヴルやキズナに要求されることは間違いない。

馬場もまた、日本の競馬場とは別物である。深くて重い芝は、雨が降ろうものなら、あっという間に極重馬場に変身する。なぜかこの時期は雨が降って馬場が悪くなりやすく、2年に1度は稍重~不良馬場でレースが行われている。特に重かったのが、エルコンドルパサーが敗れた1999年で、なんと2分38秒5というタイムで決着している。あの重い馬場で、モンジューを苦しめたエルコンドルパサーの強さは計り知れない。

ロンシャン競馬場の2400mで行われる凱旋門賞では、パワーとスタミナと底力、そして何よりも我慢強さが求められる。ヤワな馬は次々と脱落していく、サバイバルレースとなるのだ。あのディープインパクトや昨年のオルフェーヴルをしても、これまでに体験したことのない激しく厳しいレースを強いられ、ゴール前で失速してしまった。想像を絶するほどのタフなレースを強いられた日本馬は、今年こそは、ゴール前の最後の一完歩を踏み出すことが出来るだろうか。

現在のランキング順位はこちら

| | Comments (1)

英雄たちよ

Gladiateur

凱旋門賞が行われる国フランスは、これまでに2頭の歴史的名馬を生み出した。シーバードとグラディアトゥールである。シーバードは1962年生まれで、グラディアトゥールは1862年生まれ。ちょうど1世紀の年月を経て現れた両馬は、まさにフランス100年に1頭の名馬ということになる。

19世紀最強馬の呼び声も高いグラディアトゥールは、イギリスの3冠レースとフランスのパリ大賞(当時の欧州最大のレース)を勝った唯一の馬である。19世紀後半を迎えても、フランスの馬はイギリスの馬に太刀打ちできないという状況が続いていたが、そこに突然現れた英雄グラディアトゥールがイギリスの大レースを次々と制覇していったのだ。

オルフェーヴルも100年に1頭の名馬である。いや、もしかすると、それ以上なのかもしれない。桁違いの強さという面を考えると、日本にとって、シンボリルドルフとディープインパクトに次ぐ歴史的名馬であることは間違いない。もし凱旋門賞を勝つようなことがあれば、あと87年を残して、オルフェーヴルが21世紀最強の馬になることに異論を挟む余地はなくなる。

グラディアトゥールがイギリスの競馬の歴史を打ち破ったように、日本の歴史的名馬オルフェーヴルが、フランスの競馬の歴史、そして世界の競馬の歴史を動かす瞬間がすぐそこまで迫っている。10月6日、ロンシャン競馬場のスタンド前に立つグラディアトゥールの銅像は、再び現われた日本の英雄オルフェーヴルをどのような想いで待ち受けるのだろうか。

現在のランキング順位はこちら

| | Comments (24)

磐石

Sprinterss2013 by 三浦晃一
スプリンターズS2013―観戦記―
ゲートが開くやハクサンムーンが勢いよく飛び出し、戦前から火花を散らしていたハナ争いをあっさりと制してみせた。フォーエバーマークが控えたことで、ペースは思いの外上がらず、前半32秒9、後半34秒3という普通のハイペース。スプリンターズSとしてはごく平均的な流れであり、展開や馬場に恵まれた馬の少ない、ほぼ実力どおりの結果となった。

勝ったロードカナロアは、このメンバーではスプリント能力が一枚も二枚も違うことを示した。スタート直後に挟まれたが、そこから慌てず騒がずに追走し、最後の直線に向いて仕掛けられると、今回はゴール前でキッチリとハクサンムーンを捕らえてみせた。さすが世界のロードカナロアと称されるだけのことはある。ただ、この秋は追い出してからの反応が全盛期ほどではなく、気持ちの衰えを感じなくはない。残されたあと1戦、サクラバクシンオーに匹敵する最強スプリンターとして、完全燃焼してもらいたい。

岩田康誠騎手にとっても、ここは負けられないレースだったはず。前走のセントウルSの負け方を考えると、ハクサンムーンを深追いしたくなるのが常だが、偶然にもスタートで挟まれて前に行けなかったことも功を奏した。すぐに腹を括り、差しに切り替えることができる判断力が、幾多の修羅場をくぐってきた岩田康誠騎手ならでは。遅れた分を少しでも取り戻そうと、基本に忠実に道中は1頭分でも内に入れて走らせようとしたのも、見えない好プレイであった。

2着のハクサンムーンは最高の逃亡劇を演じ、負けて納得のレースだろう。最初の1ハロンで同型の出鼻を挫くことができれば、あとは自分の型に持ち込めることを知っていたかのような、素晴らしいダッシュであった。これだけのスピードで行かれては、相手が戦意喪失してしまうのも無理はない。今年に入ってから力をつけており、逃げ馬に乗せたら実に巧い酒井学騎手との相性も合っているのだろう。夏を使い込んできただけに、このあとはしばらく休ませて、ロードカナロアが去りし後のスプリント界を背負って行ってほしい。

グランプリボスは休み明けということもあり、スプリント戦のペースについて行くのがやっと。引っ掛かる癖を出すまでもなかった。この馬に関しては、今回はスプリント戦への適性うんぬんではなく、セントウルSなどのステップレースを使えていればと悔やまれる。この後は、スワンSもしくはマイルCSに臨むのだろうが、短いところを使ったあとだけに、いつもよりも余計に行きたがってしまう心配がある。

サクラゴスペルは好スタートを決めたが、ハクサンムーンとフォーエバーマーク、パドトロワがほぼ一団となって進んだため、終始、その外を走らされることになった。馬体を併せるとムキになるのを心配したのか、気分よく行かせすぎて、逆に脚がたまるところがなかった。横山典弘騎手としては、ロードカナロアと逆のポジションで競馬をしたかったはず。

現在のランキング順位はこちら

| | Comments (20)

« September 2013 | Main | November 2013 »