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メイショウマンボに乗っているときが一番上手い。


エリザベス女王杯2013―観戦記―
ハナを切ったエディンに続く先行集団がごった返し、中団以降との間にパックリと間が開くという珍しい展開でレースは進んだ。中盤のペースは緩み、前後半に分けてみても、前半1000mが62秒7、後半が60秒4というスローに流れた。それでも、前に行った馬も後ろから差して来た馬も好走しており、道中のポジションというよりは、重馬場の巧拙とスローペースの我慢比べにおける精神力が問われたレースであった。

秋華賞からの連勝となったメイショウマンボには強いのひと言しかない。どんな距離でも、確実に末脚が切れる。スタートしてからの前進気勢にも優れているし、道中で折り合いを欠くこともなく、勝負所でゴーサインを出すと体を大きく使って、ゴールまで伸びる。血統も馬体も地味だが、レースに行けば、他馬に付け入る隙を与えない走りをするのだから驚きである。今思えば、フィリーズレビューを勝ったから短距離の差し馬なのではなく、距離延びて良い馬がフィリーズレビューを勝ったということなのだ。今回のレースでも、外を回して早めに動きながらの完勝だけに、もはやジェンティルドンナを脅かす存在に躍り出たと言っても過言ではない。

武幸四郎騎手は、この馬とのコンビで既にG1レース3勝を挙げた。さすがに今回は挑戦者の立場ではなかったのでプレッシャーはあったに違いないが、メイショウマンボの操作性があまりにも良いこともあって、実に冷静に堂々とした騎乗を見せてくれた。内の馬場が重かったため、馬群の外へ出すタイミングだけが唯一の心配材料だったが、馬群が前後に割れた先頭を走ることができたことで、すんなりと外に出すことができた。ひと昔前に、故野平祐二氏が「和田竜二騎手はテイエムオペラオーに乗っているときが一番上手い」と表現していたが、まさに武幸四郎騎手もメイショウマンボに乗っているときが一番上手い。

ラキシスは先行グループから唯一抜け出して連対した。こういった馬場はあまり得意ではないはずだが、最後まで脚を伸ばした走りは今後につながるはず。結果的に3歳世代のワンツーとなり、今年の3歳世代の牝馬の優秀さを示すことになった。もちろん、ラキシスの大駆けの要因のひとつとして、特に今年は乗れている川田将雅騎手の手腕も挙げられる。騎座がしっかりしており、きっちりと馬を追える川田騎手だからこそ、こういった走りにくい馬場でも好走することができた。今年のリーディング争いは、最後には福永祐一騎手との一騎打ちになるだろう。

1番人気のヴィルシーナはいつもの行きっぷりがなく、追い出されてからの反応も今ひとつ。こうした重い馬場ではこの馬の一瞬のスピードが生きない。それでも、これだけ大きく負けた以上、本質的な敗因としては、馬体に余裕がありすぎたということだろう。デニムアンドルビーはいつも通り後方からレースを進め、最後は伸びてきてはいるが掲示板まで。G1レースで突き抜けるためには、もうひと回り馬体に成長がほしいところ。3着に入ったアロマティコは良く伸びてきたが、勝ち馬と同じ脚色になってしまった。道中のポジション次第でチャンスはあったが、本来、良馬場で切れるタイプであり、この馬も馬場に泣いた。

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Comments

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Posted by: www.iherb.com | December 08, 2013 at 06:10 PM

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