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「ROUNDERS」vol.4が「優駿」7月号に

Yushun201407

「優駿」7月号にて、「ROUNDERS」vol.4を紹介していただきました。今回は先行発売と同時に声を掛けていただき、編集部の情報取集力の高さに驚かされると同時に、競馬の魅力を伝えたいと志を同じにする者として、とても嬉しく感じます。「優駿」のような規模の大きさはありませんが、私たちにできる仕事を丁寧にやっていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。

さて、いち競馬ファンとしても毎月楽しみに読んでいる「優駿」。7月号は、日本ダービーの詳報と宝塚記念特集、そして2歳戦について。特に、日本ダービーについては関係者のインタビューを交えながら、実に深く掘り下げて振り返っています。その中においても、横山典弘騎手へのロングインタビューは素晴らしいのひと言。レースに向かうに当たっての横山騎手の心理からレースにおける技術論まで、極めてレベルの高い内容がさらっと書いてあります。

当時の東京競馬場の前が止まらない芝の状態を考慮に入れて、好位を取りに行ったのかという問いに対し、横山騎手はこう答えます。

「長年乗ってきた結果、最近は『芝の状態がどうであれ、走る馬は走る』と感じるようになりました。だから芝がどうというより展開です。このメンバー構成なら遅い流れになると思ったから、今までみたいに後方に構えていては届かないかと判断し、ある程度、前へ行かせることを選択しました」

つまり、芝の状態よりも展開がレースの結果を大きく左右するということです。内の馬場が悪いから外が伸びるとか、前が止まりにくい芝の状態だから後ろから行ってはいけないとか、実はあまり関係がないということ。それよりも大切なのは展開であり、競馬ファンが馬券を当てるためにも、芝の状態ではなく展開を読んだ方が良いということになります。

「ドバイミレニアムに載ったフランキー(デットーリ)はスタートで出して行くと、壁なんか作ることなく抑えてみせた」

展開を読んで、スタートからワンアンドオンリーを出して行ったが、道中で引っ掛かる素振りを見せてしまったことについて、デットーリ騎手の手綱さばきを例に挙げ、「結果、勝てたけど、とてもじゃないが上手に乗れたとは思っていません」と自分の至らなさをさらけだすのです。私が横山騎手を好きになったのは、1995年の札幌記念で1番人気のトロットサンダーに乗って負けた後、「下手に乗ってしまって申し訳ない」とコメントした時から。当時は自分の非を認める騎手なんてほとんどいなかったから、とても新鮮に感じたものでした。あの頃から横山典弘騎手は変わっていないと感じるのです。

お知らせ
MARUZEN&ジュンク堂書店の梅田店LIBRO池袋本店においても、今週末より「ROUNDERS」vol.4の販売が開始されます。東京競馬場のターフィーショップはもうすでに売り切れたそうですので、他のターフィーショップ、ジュンク堂書店でお買い求めの予定の方はお早目に!

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