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いざ盛岡競馬場へ

Jbc

今年の第14回JBCは盛岡競馬場で行われる。2002年以来、なんと12年ぶりの盛岡競馬場での開催となり、この間には不況による生産界の縮小や競馬場の存廃問題、そして東日本大震災があり、それら数々の試練を乗り越えてきて(もちろん問題が解決したわけではないのだが)、ようやく今日に至ったのだ。地元の競馬関係者や競馬ファンは否が応でも盛り上がらないわけにはいかないだろうし、私も競馬場に足を運んで応援し、何よりも馬券を買うことで支援したいと今朝ふと思い立って、盛岡競馬場に行くことにした。

JBCはアメリカのブリーダーズカップにならって2001年に創設された。ダート競馬における各カテゴリーのチャンピオン決定戦として、1日に複数の最高峰のレースを行う、競馬の祭典という意味がひとつ。そして名前のとおり、生産者の主導による実施という視点で、地方の競馬場を持ち回りで行うということがひとつ。つまり、生産者としての競馬の現状に対する危機感と、ひとりでも多くの人々に競馬の素晴らしさを伝えていこうという想いからレースが生まれた。そういった意味でも、盛岡競馬場はまさにJBCに相応しい舞台だ。

現地に行くと、予想を書いている暇もないだろうから、先に展望しておきたい。まずはJBCクラシックから。今年のJBCクラシックに出走するメンバーは、実に多彩であり、抜けた力を持った馬がいないだけに激戦となりそうだ。例年は歴戦の猛者が中心になることが多いが、今年は珍しく4歳馬に実力馬が揃っている。その中でも、前走の日本テレビ盃をレコードで圧勝したクリソライトに勢いがある。JDDを制してから長期の低迷に陥ったが、時間をかけて立ち直ってきた。脚質的にも枠順的にもがっちりと番手を確保できそうであり、好勝負は間違いない。父がゴールドアリュール、母父がエルコンドルパサーという血統構成は、まさにダートの鬼と呼ばれるに相応しい。

同じゴールドアリュール産駒であり4歳馬のコパノリッキーは、今年フェブラリーSを勝ち、帝王賞を2着したように、これからのダート戦線を引っ張っていく存在となった。地脚の強さで勝負するタイプなので距離自体はそれほど心配ないが、この馬に関してはぶっつけ本番がどう出るかだろう。ベストウォーリアーは前走を叩いて、中2週で完璧な状態で臨んでくるが、この馬は距離にやや不安がある。前走はコーナー2つの競馬だったが、今回は馬場を1周する形になり、レースの緩急も体感ペースも異なるだけに、どこまで対応できるか。実績のあるワンダーアキュートとホッコータルマエはどちらも休み明けであり、強さと巧さは認めつつも、どこまで勢いのある4歳馬に対する壁となれるのかが見どころ。

JBCスプリントは大井の東京盃組が主力となりそう。その中でも、3着以下を離したノーザンリバーとドリームバレンチノが中心となる。どちらも休み明けを叩かれて、さらに上昇して出走してくる以上、甲乙つけがたい。前走のレースぶりを見ると、ドリームバレンチノの逆転があると考えていたが、枠順を見ると、隣のコパノリチャードが行って内にできるスペースを追走できるノーザンリバーに分があるようにも思えてくる。そもそもそのコパのリチャードもダートにどれだけ適性があるのか未知数であり、高松宮記念を勝ったときの芝の不良馬場とダートはまた別物だとは分かっていても、まさかの圧勝劇もあり得ない話ではない。

JBCレディースクラシックはワイルドフラッパーとサンビスタとアスクビューティの争いだが、最もポジションを楽に取れる枠を引いたワイルドフラッパーが有利である。1800mはスタートから第1コーナーまでの距離が短いため、他の2つのレースよりも枠順が結果に与える影響が大きい。

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