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中山金杯を当てるために知っておくべきこと

Nakayamakinpai

中山金杯には面白いラップ傾向があり、人気馬から人気薄まで、“差し馬”の活躍が目立つのはそれゆえである。まずは、中山金杯の過去10年間のレースを振り返ってみたい。

平成17年 クラフトワーク
12.6-11.5-12.7-12.0-11.4-11.0-11.6-11.7-12.0-12.5(60.2-58.8)S
平成18年 ヴィータローザ
12.7-11.5-12.9-11.9-11.6-11.4-11.4-11.6-11.7-12.7(60.6-58.8)S
平成19年 シャドウゲイト
12.6-10.8-12.6-11.6-12.2-12.1-12.5-12.6-12.2-13.2(59.8-62.6)M
平成20年 アドマイヤフジ
12.4-11.4-13.3-12.5-12.4-11.9-11.9-11.4-11.0-12.5(62.0-58.7)S
平成21年 アドマイヤフジ
12.3-10.9-13.0-11.4-12.1-11.4-11.6-11.7-11.5-12.6(59.7-58.8)S
平成22年 アクシオン
12.4-11.1-13.1-12.6-12.7-11.7-11.2-11.7-11.6-12.7(61.9-58.9)S
平成23年 コスモファントム
12.2-11.0-13.0-12.1-12.7-12.1-12.1-11.6-11.2-11.8(61.0-58.8)S
平成24年 フェデラリスト
12.5-11.3-13.1-12.0-12.4-11.7-11.8-11.7-11.4-11.5(61.3-58.1)S
平成25年 タッチミーノット
12.3-10.9-12.8-12.1-12.5-12.1-11.8-11.6-11.6-11.8(60.6-58.9)S
平成26年 オーシャンブルー
12.2-10.5-12.4-11.8-12.5-12.1-12.0-12.2-12.1-12.3(59.4-60.7)H

レースラップの後ろにカッコで括っているのは、前後半1000mのタイムである。平成26年は珍しくハイペースに流れたが、過去10年のほとんどのレースは後半の方が遅いスローペースでレース全体は流れている。にもかかわらず、シャドウゲイトが逃げ切った平成19年や好位置から差して連覇したアドマイヤフジを除き、前に位置した馬が苦戦を強いられ、差し馬が台頭しているのはなぜだろうか?

その鍵はレースの中盤にある。前後半3ハロンを除いた中盤の4ハロンに注目してみると、11秒台のラップが多く並んでいることが分かる。平成18年においては、中盤4ハロン全てが11秒台である。これだけでは分かりにくいかもしれないので、同じ中山2000mで4月に行われる皐月賞(平成15年~21年)のレースラップと比較してみたい。

平成15年 ネオユニヴァース
12.5-11.3-12.4-12.9-12.6-12.6-12.2-11.4-11.5-11.8(61.7-59.5)S
平成16年 ダイワメジャー
12.5-11.3-12.4-12.9-12.6-12.6-12.2-11.4-11.5-11.8(59.7-58.9)M
平成17年 ディープインパクト
12.1-11.0-11.9-12.2-12.4-12.6-12.5-11.8-11.4-11.3(59.6-59.6)M
平成18年 メイショウサムソン
12.3-11.3-12.0-12.1-12.3-12.0-12.2-11.8-11.7-12.2(60.0-59.9)M
平成19年 ヴィクトリー
12.2-11.2-12.1-11.6-12.3-12.3-12.3-11.6-12-12.3(59.4-60.5)H
平成20年 キャプテントゥーレ
12.2-11.5-12.5-12.6-12.6-12.8-12.3-11.2-11.5-12.5(61.4-60.3)S
平成21年 アンライバルド
12.1-10.8-11.9-12.1-12.2-12.1-11.9-11.8-11.7-12.1(59.1-59.6)M

中盤の4ハロンに着目してみると、ほとんどが12秒台であることが分かる。つまり、皐月賞は中山金杯に比べ、中盤だけを取ると遅いラップ構成となりやすいのである。それゆえ、皐月賞は前が残りやすいレースになりやすく、中山金杯は前崩れが起こるレースになりやすい。

もう少し厳密に言うと、全体としては皐月賞の方がレベルの高いレースになりやすいが、中山金杯は中盤が意外に緩まない分、上がりの掛かる、前崩れのレースに強い差し馬にとって絶好の展開となるのである。

ここまではっきりとした傾向があるのであれば、皐月賞は前に行ける馬、中山金杯は後方からレースを進める差し馬から狙うのが得策ではないだろうか。

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