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僕たちは生きてゆく

Wearestillalaive by M.H

後藤浩輝騎手が亡くなった。ついこの間、もしかしたらと思って「拝啓 後藤浩輝様」を書いたが、私の想いは彼には届かなかったようだ。後藤浩輝騎手が再びG1レースのゴールを先頭で駆け抜けるとき、私の手に単勝馬券が握られていることはもうない。それぞれに生き方があるように、死に方もそれぞれだ。なぜだと問うても、それは本人にしか分かり得ないことだし、意味がない。残された家族のことを考えたら死ぬべきではない、なんて口が裂けても言えない。それでも、ひとつだけ分かることは、男が四十を越えると、明日も生きているかどうかは分からないということだ。そう思って、僕たちはこれからも生きてゆく。後藤浩輝騎手、安らかに。

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春のG1戦線を占う(スプリント路線)

G1seriesspring01

もうすぐ3月を迎え、気がつくとG1戦線の季節が近づいてきた。春の到来を肌に感じつつ、今年はどのような白熱したレースが観られるのかと想像が膨らむ。ドバイなどの海外に渡る馬もいれば、春は国内に専念する馬もいる。今年はディープインパクトやオルフェ―ヴル、ロードカナロアのような大物が不在であり、日本国内のG1レースのどの路線を見渡しても、これといった中心的存在がはっきりとは見えてこない。だからこそ、余計に想像は膨らみ、妄想となる。その妄想の一端ではあるが、春のG1戦線を占うという主旨で書いてみたい。毎年、ここで書いたことは結構当たっているのだが、書いたことに自分の予想が縛られないように、あくまでもざっくりと。

まずはスプリント路線から。もうすぐ目の前に高松宮記念がある以上、真のスプリンターはすでに動き始めている。高松宮記念をステップにしつつ、本当の目標は安田記念なんていうスタミナも兼ね備えたロードカナロアのような馬は見当たらないので、今年はスプリント路線とマイル路線を分けて考えてみたい。

2014年のスプリントG1を振り返ってみると、高松宮記念は中京競馬場、スプリンターズSは新潟競馬場と、いずれも左回りのコースで行われたことからも、例年以上に参考レースとなるだろう。スプリンターズSの覇者スノードラゴンは脚部不安ということで、残念ながら春は全休らしい。そうなると、高松宮記念3着、スプリンターズ2着、そして香港スプリントでも3着に入ったストレイトガールが最有力となる。が、ステップレースを使わずに(使えずに)、高松宮記念に直行するという。ぶっつけでも走るタイプではあるが、香港遠征を含めた昨年秋シーズンの疲れが癒えてから調教を開始すると、ステップレースには間に合わなかったというのが実際のところだろう。それでも勝ち負けになる能力は十分にあるが、最後の詰めの1、2完歩でひと叩きできなかった差が出るかもしれない。

全体的に見て、有力なのはスプリンターズS3着のレッドオーヴァルだろう。昨年のスプリンターズS時は、夏に使われてきたこともあり、肉体的にも精神的にもギリギリの状態での出走であった。もう少しフックラとしている方が走る馬なので、スプリンターズSでは評価しなかったが、それでも3着に入ったように、スプリンターとしての資質は高い。そういう意味で、その後の京阪杯は余計であったと思う。惜しいレースをして悔しい気持ちは分かるが、そこをグッと我慢して、来年に備えるのが正しい選択である。幸いにして、レッドオーヴァル自身が無理をしなかったので(9着)、今年へと望みはつながった。馬体重が450kgを超えてくるのが理想で、休み明けの阪急杯ではその点をしっかりとチェックするべきである。

昨年の高松宮記念の覇者コパノリチャードにもチャンスはある。雨が降ったらの話ではあるが。コパノリチャードのようなタイプは、スプリントでもなくマイルでもない1400mのレースが最も力を発揮できるので、良馬場のスプリントG1ではややスピード負けしてしまう。昨年は雨が降って上がりが掛かる競馬になったことが幸運であった。阪急杯が良馬場で、高松宮記念が不良馬場、これがコパノリチャードにとっての理想だろう。さすがのコパさんの風水を使っても、そんなに上手く事が運ぶとは思えないが。同じことはミッキーアイルにも言えて、この馬もベストは1400mの距離ではないか。肉体的に成長を遂げれば別だが、現時点では帯に長し、襷に短しというタイプである。

阪急杯に出走するダノンシャークは、スプリント路線に矛先を変えても面白い存在になる。大久保調教師が大事に使ってきたことで、ここにきて馬体重が安定して、さらにパワーアップしてきそうだ。とはいえ、すでに7歳を迎えており、衰えは否めない。高齢になるとスピードが落ちるというよりも、むしろ集中力が落ちる。それゆえに、年齢を重ねるにつれ、距離適性が短くなったりする馬もいるが、そのことを逆に利用するのも手である。ダノンシャークは本質的にはマイラーだが、集中の持続が難しくなる年齢だけに、距離を短縮した方が馬の力を出し切りやすいのである。

もう1頭挙げておくと、シルクロードSを勝ったアンバルブライベンにも注目である。なにせあの高校生の頃には名前を口にするのも憚られたチェリーコウマンの仔である(笑)。昨年の秋から使い詰めで来ているので大きな上積みはないが、母譲りの渋太さと根性はある。行き切って、そこまで粘れるかだが、掲示板には載れるぐらいの好走は期待できる。

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阪急杯を当てるために知っておくべき3つのこと

Hankyuhai

■1■逃げ・先行馬有利
12.3-10.9-11.4-11.7-11.7-11.8-12.7 (34.6-36.2)H
12.2-10.8-11.3-11.4-11.3-11.2-12.3 (34.3-34.8)M
12.4-11.1-11.2-11.4-11.2-11.4-12.0 (34.7-34.6)M
12.2-10.6-11.3-11.6-11.7-11.6-12.1 (34.1-35.4)H
12.3-11.2-11.5-11.2-11.3-11.5-12.4(35.0-35.2)M
12.0-10.2-11.0-11.6-11.7-11.5-12.1(33.2-35.3)H
12.1-10.3-11.3-12.1-11.9-11.8-12.5(33.7-36.2)H
12.4-10.9-11.1-11.2-11.6-11.6-12.2(34.4-35.4)H
12.2-10.7-10.9-11.1-11.2-11.8-12.8(33.8-35.8)H

高松宮記念を目指すスプリンターのためのステップレースである、ということがミソ。1400mという距離は少し長い馬が多いが、スプリンターが多く登場してくる以上、前半から飛ばしていく馬もいて、ペースは遅くはならない。しかし、開幕週で馬場が良いため、多少ペースが速くなろうとも、前に行った馬がそのまま残りやすいレースになる。

■2■内枠を引いた馬
阪神1400mコースは、内回りコースを使うため、コーナリングがきつい。全体で180度以上回ることになり、特に最終コーナーはきつい。スピードに乗ってきたぐらいでコーナーが待ち構えているので、外を走る馬は大きく外に振られてしまうため、基本的に内枠を引いた馬にとって有利なレースになる。もちろん、3~4コーナーにかけての直線部分長いため、差し馬は外からでも距離を詰められるのは確かだが、結局は最終コーナーでまた外に振られてしまうことになる。

■3■パワー型の馬を狙え
前述のとおり、先行して粘り込むといったアメリカ型のレースになることが多く、一瞬の切れ味を生かすような展開にはならない。そのため、どちらかというとサンデー系ではない、スピードの持続力で勝負する馬たちにとって有利なレースになる。具体的な血統でいうと、ミスタープロスペクター系やロベルト系のスピード馬が活躍するだろう。

また、開幕週とはいえ、芝が枯れて重くなってくる季節だけに、時計勝負ではなくパワーが問われる舞台となる。つまり、スピードの持続力があって、なおかつパワーに溢れる馬を狙いたい。

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盤石の押し切り勝ち


フェブラリーS2015―観戦記―
逃げ馬コーンベリーが出遅れ、大外枠からアドマイヤロイヤルが敢然と先頭に立ち、その直後にコパノリッキーらが続き、前半マイルが46秒9、後半が49秒4というフェブラリーSらしいペースを刻んだ。前半の時計は速いが、5ハロン目に13秒台のラップが入ってガクンとペースダウンしたことで、先行馬はここで息を入れられた。上位を占めた馬たちは馬群の外をスムーズに先行した馬たちであり、決して差し馬が伸びていないわけではなく、G1レベルのダート戦では前も止まらないのである。内枠からのスタートで前に行けなかった馬や、脚質的に後方から行った馬たちにとっては厳しいレースであった。

フェブラリーSを連覇したコパノリッキーは、内枠からのスタートであったが、道中で外に出し、自らの型に持ち込んで力を発揮した。体型的にもスタミナは十分であり、こういった持久力勝負になっても強いところを見せつけた。ホッコータルマエさえいなければ、さすがに今の日本のダート界ではこの馬の総合力が一枚上であった。武豊騎手も実に上手くコパノリッキーを導いた。アドマイヤロイヤルに終始外からフタをされる形になれば苦しかったが、先に行き切ってくれたおかげで、外に出すスペースができた。また、番手の外でスムーズに競馬ができたのも、前走の東海Sで本番を見据えて乗っていたからである。全てが見事に噛み合った、盤石の押し切り勝ちであった。

インカンテーションの好走の理由は、先行できたことに尽きる。スタートが決まり、外枠発走だったことも味方して、狙っていたポジションにつけることができた。最後の直線に向いて、さすがにいつもほどの末脚の破壊力はなかったが、ゴールまで踏ん張って2着を死守してみせた。この馬自身、5歳を迎えて素晴らしい馬体に成長してきたし、大野拓弥騎手からバトンを受けた内田博幸騎手もダイナミックなアクションで馬を叱咤激励し、最後まで持たせた。勝ち切るためには、もうひとつ上のレベルのスピードが必要だが、今年はこのコンビが地方交流競走を含めて大いに活躍するはず。

ベストウォーリアは、道中でやや行きたがる面を見せつつも、持てる力の全てを出し切っての3着。第4コーナーでシルクフォーチュンに外から捲られたことは誤算であったが、ほとんど思い描いていた通りの走りであった。ややスタミナが足りないため、最後は息切れしてしまった。この馬にとって、府中のマイル戦で行われるG1レースは距離が少し長かったということだ。最も力を発揮できるのは、1200~1400mの距離であろう。

ローマンレジェンドは内から伸びたが惜しい4着であった。好位の外にポジショニングできれば、もう少し違った結果が出たかもしれない。岩田康誠騎手は枠なりに腹を括った騎乗に徹し、考えうる限りの最高のレースをした。ワイドバッハも勝負所で前が塞がる不利はあったが、最後まで良く伸びている。ここに来てパワーアップしているのは確かで、確実に末脚を使えるようになっている。この2頭に関しては、7歳馬と6歳馬ということもあり、上位3頭に比べるとスピードの絶対値という面で分が悪かった。そういう意味では、来年以降もスピードに優る4歳、5歳馬を狙っていくべきレースであることは覚えておきたい。

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完成期に近づいたベストウォーリア:5つ☆

コパノリッキー →馬体を見る
前走時の方が全体的なシルエットは良かったが、今回も柔らかい筋肉は健在。
大型馬であることを感じさせない馬体で、マイル以上のスタミナがある。
Pad4star

ローマンレジェンド →馬体を見る
馬体全体に伸びはあるが、線の細さも感じさせ、全盛期の迫力に欠ける。
毛艶は良く体調は万全だけに、スムーズなレースが出来れば好勝負まで。
Pad3star

インカンテーション →馬体を見る
馬体全体に筋肉が漲っていて、ひと言で言うと、ド迫力の馬体を誇る。
それゆえの鈍重さも伴っており、スピードに乗るまでに時間が掛かるタイプ。
Pad4star

ワンダーアキュート →馬体を見る
9歳馬とは思えない若々しい馬体で、馬体全体のバランスは良くなっている。
とはいえ、トモの肉付きは衰えており、かつてほどの一瞬のスピードはない。
Pad3star

グレープブランデー →馬体を見る
一昨年の覇者であり、それ以降スランプに陥っているが、馬体からは復活の兆し。
もう少し筋肉のメリハリはほしいが、馬体はフックラとして毛艶も良くなってきた。
Pad3star

ワイドバッハ →馬体を見る
前走を叩いて良くなってくるかと思ったが、毛艶は冴えず、それほどでもない。
年齢的なものもあるが、筋肉の質が硬く、馬体にまだ余裕があり、ひと絞りほしい。
Pad3star

サンビスタ →馬体を見る
特に前駆の盛り上がりは素晴らしく、さすがダートの一線級で活躍する牝馬だけある。
顔つきからも気性の素直さが伝わってくるように、レースで力を出し切れるはず。
Pad4star

ベストウォーリア →馬体を見る
コロンとした体型に見せていたが、ここに来て胴部にも伸びが出てきている。
前後にバランス良く筋肉がついて、この馬としてはようやく完成期に近づいた。
Pad5star

カゼノコ →馬体を見る
トモの肉付きが物足りなく映るように、スピードに乗るのに時間が掛かるタイプ。
馬体全体からはパワーが伝わってくるが、もう少し筋肉のメリハリがあれば。
Pad3star

キョウワダッフィー →馬体を見る
コロンとして映るように、胴部が詰まっていて、距離はマイルがギリギリか。
毛艶は良く、筋肉にも柔らかみがあり、この馬自身の力は発揮できる調子の良さ。
Pad4star


Febs2015wt

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走るポジションの重要性

Jiromaru

競馬における走るポジションは極めて重要な意味を持ちます。特にレースのレベルが上がれば上がるほど、それぞれの出走馬の力差は少なくなっていきますので、馬群のどこを走るかが勝敗を分けることになります。強い馬が勝つのではなく、勝つためのポジションを走った馬が勝つという「勝ちポジ」の考え方を私が提案したのは、そういうわけです。私たちは常にどの馬がどのポジションを走るのか(走ったのか)に着目し、そのレースやコースにおける勝つためのポジションを念頭に置きながら競馬を見なければならないのです。

京都記念においてハープスターがまさかの凡走をしましたが、その最大の敗因は走ったポジションです。「勝ちポジ」の発想とは少し違い、今回のケースに限っては、ハープスターが力を発揮できるポジションと実際に彼女が京都記念で走ったポジションがズレていたということです。何度も書いてきましたが、ハープスターは馬群から離れたポジションを走ることによって、あの目の覚めるような末脚を使える馬です。牝馬らしいというか、ああいう極上の切れ味を披露する馬にはよくある傾向です。牡馬ではイコピコなどがそうでした。馬群から離れたポジションをポツンと追走することで、気持ちが溜まっていき、それがゴーサインを出したあとの集中力として爆発するのです。おそらく、ハープスターはとても繊細な馬なのだと思います。

ハープスター陣営も川田将雅騎手もそんなこと百も承知です。それでは、なぜ今回の京都記念はそういった競馬をしなかったのかというと、つまりトライアルだからです。いろいろと試すことができるのがトライアルであり、その結果を踏まえて本番に臨むのです。ハープスター陣営としては、古馬となって成長した今ならば、もしかしたら馬群に入れても気負うことなく、いつもの末脚一閃を見せてくれるかもしれないと期待したのです。もちろん、そういった競馬ができないと、この先、世界レベルの高い争いで勝ち切ることが難しくなることを見据えてのことです。凱旋門賞における川田騎手の騎乗が批判されますが、ハープスターの力を最大限に発揮するにはあの乗り方しかなかったのです。でもあのポジションは凱旋門賞の勝ちポジではなく、トレヴの走ったところが勝ちポジです。

ハープスターは周りの馬を気にするように気負って走る姿を見せていたように、結果的には陣営の試みは失敗に終わってしまいました。ハープスターは馬群から離したポジションで気を溜めるのがベストであることがはっきりと分かった以上、次のドバイシーマクラシックではそういったレースをするはずです。どうしても他力本願なレースになりますが、それはハープスターのタイプを考えると仕方ありませんね。

今週は今年に入って初のG1レース、フェブラリーSです。2月22日に行われるなんて、なんかのサインかと思ってしまいますが、それよりも私はフェブラリーSの勝ちポジを中心にレースを考えてみたいと思います。フェブラリーSが行われる東京ダート1600mは、スタート後、内からだと150m、外からだと180mほど芝部分を走ることになります。ほんの少しだけ外の馬の方が芝を走る距離が長いということですね。さらにバンクのようになっている関係で、外の方が少し高い位置からのスタートになります。先行したい馬にとっては、外から芝と傾斜を生かしてスムーズにポジションが取れるのです。逆に内を走らされると、外から包まれたりしてスムーズさを欠くレースを強いられることになりがちです。

また、芝並みのラップが刻まれるのですが、砂が軽く脚抜きも良いため、前に行った馬が意外と止まらない傾向があります。まるでアメリカの競馬のように、スタートしてから前へ前へと進んで、その勢いを最後まで持続させることが求められるのです。よって、勝ちポジは前から2、3番手ということになります。逃げてしまうと、明らかに目標にされてしまう分、厳しいでしょう。今年はどの馬が勝ちポジを走れるのでしょうか。

Febskatiposi

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東京ダート1600m

Tokyo1600d1

ポケットからの発走でスタート直後に80mほど芝コースを走る。外枠の方が若干長く芝コースを走ることができ、それを利して外側の馬が内側に圧力をかけながらコーナーに突入するため、内側の馬は窮屈になりやすい。ダートコースに入ってすぐの2コーナーは緩く、進路を左に変える程度のもので、実質的な第1コーナーは3コーナーとなる。そのため、スタートから第1コーナーまでの距離は670mと非常に長く、先行馬にとっては息を入れることのできない速いペースになってしまうことが多い。

それでも、フェブラリーSは1分34秒台という芝なみの速い時計で決着することが多く、前に行った馬も簡単には止まらない。全体的にペースが緩むところがあまりなく、スタートからゴールまでスピードを持続することが求められるため、スタミナがないと克服することが出来ないコースでもある。

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ローブティサージュの気持ち

Robetissageローブティサージュが京阪杯でゲート入りを拒み、発送委員がムチを数回入れたことが朝日新聞でも取り上げられ、問題になった。あの映像だけを見て、動物虐待だとまで叫ぼうとは思わない。人間よりも10倍ほど大きい馬に対して、ある程度は毅然とした姿勢を持って接するべき役割の人がいることを一般のファンはもう少し知っておくべきだが、今回はメンコを被せれば素直にゲートに入るはずのローブティサージュに対する発送委員の対応がまずかったことも確かである。ムチを使うことで言うことを聞く馬もいれば、メンコを被せることで従順になる馬もいるということ。そして、映像に見事に収められてしまった最後のひとムチは余計だった。

この問題について考えるとき、私たちがまず想いを寄せるべきなのは、ローブティサージュの気持ちである。発送委員にムチを入れられたことは問題の一面であり、表面でしかなくて、その背景にはもっと暗い闇がありそうな気がするのだ。そもそも、なぜローブティサージュはあれほどまでにゲート入りを拒んだのだろうか。普通にゲートに入っていれば、発送委員もムチを振るってまで馬を追い込むことはしなかったし、今回のようなことは起こらなかったはず。順番に考えていくと、ムチを振るわれる前からすでに、ローブティサージュはレースで走りたくなかったことになる。

レースや競走そのものが嫌いな馬もいるし、体調が優れないゆえに今回は走りたくないという馬もいる。肉体を極限まで酷使して走りたい馬など、ほとんどいないと言ってよい。あのメジロマックイーンがでさえ、ライスシャワーに負けた天皇賞春で枠入りを拒んだことは有名な話である。頭が良い馬ほど、これから自分の身に何が起こるのか知っているものだ。苦しい思いをするのが分かっているからこそ、ゲートに入ろうとしない。それは実に分かりやすい意思表示であり、私たちはまず彼ら彼女らの気持ちを理解しようとしなければならない。

ローブティサージュはたまたま京阪杯でゲート入りを拒んだのではなく、普段は馬場入りもゴネるそうだ。そういう話を聞くと、そもそもローブティサージュは競馬をすること自体に嫌気が差していたということだと思う。そういう反応を示し始めたのはいつ頃からなのか。そもそも原因は何なのか。もし原因があるとすれば、それを取り除いてあげることはできないのか。普段からの接し方を変えたり、調教の強弱を調整することで改善することもあるし、適度に休ませることで、肉体的にも精神的にもリフレッシュさせることもできる。

ムチを使って強制的に馬をゲートに誘導することは動物虐待であって、嫌がる馬を無理に走らせ続けることが動物虐待ではないという理はない。その線引きは実に難しく、サラブレッドが経済動物でもある以上、私たちは常に人間のエゴと馬の気持ちとのバランスを取っていく必要がある。競馬を愛することと馬を愛することがイコールで結ばれるのが理想であり、そのためにも私たちは、目に見える一面からだけではなく、その背景にあるものも含めて、馬が人間に語りかけてくる心の声に耳を傾けなければならないのだ。

Photo by M.H

参考エントリ
「ガラスの競馬場」:馬を止めるのも騎手の仕事

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フェブラリーSを当てるために知っておくべき3つのこと

Feb

■1■スピードが求められる
平成14年以降、アグネスデジタル(マイルCS、天皇賞秋、安田記念など)、ゴールドアリュール(ダービー5着)、アドマイヤドン(朝日杯フューチュリティS、菊花賞4着)、メイショウボーラー(皐月賞3着、NHKマイルC3着)など、芝コースで実績のある馬の活躍が目立っていた時期がある。2着馬に目を移しても、平成16年のサイレントディールはシンザン記念を制していて、平成17年のシーキングザダイヤはニュージーランドTを勝っている。近年は芝のG1戦線でも十分に勝ち負けになる実力馬の参戦、もしくは転戦により、フェブラリーSの勢力図が変化してきていることは見逃せない。

なぜ芝コースで実績のある馬が、畑違いのダートG1レース・フェブラリーステークスでも同じような走りを見せることができるのだろうか。もちろん、芝コースで実績のある馬は能力自体が高いのだが、それ以外の理由として以下の2つが挙げられる。

1)東京ダート1600mのコースは、スタート直後に80mほど芝コースを走るから
2)1分35秒台で決着することが多く、スピードが求められるから

1)のスタート直後の芝コースは、確かに東京ダート1600mコース独特のものである。スタート直後80mの芝部分を利して、芝実績のある馬が先手を取って流れに乗ることが出来るということである。しかし、わずかスタート直後80mの芝部分がレースの勝敗を左右するとは思えない。とすると、2)のスピードが求められるという理由の方が大きいのではないだろうか。

東京競馬場のダートコースは砂が浅いため、冬場の時期でも、それほど力のいる馬場にはならない。平成10年は勝ち時計が1分37秒5と、非常に力の必要とされる馬場であったが、さまざまな原因が重なって起こった例外的なものと考えていいだろう。

標準的な馬場であれば、オープンクラスだとマイルで1分35秒台での決着となる。これくらいの馬場状態だと、ダート戦といってもスピードがないと勝負にならず、パワーだけで勝負する生粋のダート馬にとっては苦しいレースになるだろう。スピードの絶対値が高い馬、つまり芝コースでの実績馬が活躍するのは当然といえば当然の結果である。

■2■4、5歳馬が中心
4歳   【4・3・1・29】
5歳   【4・2・2・17】
6歳   【2・1・5・36】
7歳以上【0・2・2・28】

過去10年の年齢別の成績を見てみると、4、5歳馬から勝ち馬が8頭と、若い世代が高齢馬を圧倒している。ダートは馬が痛まないので高齢まで長く好走できるのだが、極限のスピード能力が要求されるフェブラリーSでは、スピード能力の落ちてきた高齢馬のゴマカシが利かず、ある意味において篩(ふるい)に掛けられてしまうのである。

■3■1600m以上のスタミナが求められる
スタートしてから第1コーナーまでの距離が長いため、息の入らない激しい流れになることが多い。そのため、スピードだけではなく、最後の直線でバテずに踏ん張ることのできるスタミナも必要とされる。1600mという数字以上のスタミナを要求されるのは、過去の勝ち馬を見ても明らかである。前述したスピードと、それを持続するスタミナ、そのどちらを欠いてもフェブラリーステークスを制することはできない。

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堂々とした立ち姿のソールインパクト:5つ☆

★京都記念
キズナ →馬体を見る
骨折による休養を挟んで、馬体が素晴らしく成長し、パワーアップした。
休み明けの分、やや余裕があるのは確かだが、今年の活躍を期待できる仕上がり。
Pad5star

ラブリーデイ →馬体を見る
前走時も毛艶が良く、仕上がりは良かったが、反動もなく状態は維持している。
脚が短く、重心が低い馬体であり、距離は2000mがベストだろう。
Pad3star

トウシンモンステラ →馬体を見る
キングカメハメハ×サンデーサイレンスという血統からはイメージできない馬体。
筋肉の盛り上がりには欠けるが、胴部には十分な長さがありスタミナは十分。
Pad3star

ハープスター →馬体を見る
前後躯の筋肉に実が入ったこともあって、胴部が短く、コロンとした体型になった。
パワーと瞬発力が増し、距離適性はやや短く、2000m前後がベストだろう。
Pad4star

ハギノハイブリッド →馬体を見る
筋骨隆々のパワフルな馬体だが、このメンバーに入ると前後のバランスが良くない。
トップスピードの閾値が低いため、瞬発力勝負になると分が悪い。
Pad3star

スズカデヴィアス →馬体を見る
オープン馬にしてはこれと言って特筆すべき点のない、平均的な馬体をしている。
だからこそ無駄のない走りができ、距離は長いほど良いが、底力勝負になると疑問。
Pad3star

★共同通信杯
ソールインパクト →馬体を見る
この時期の3歳馬にしては堂々とした立ち姿で、将来性の高さが伝わってくる。
筋肉のメリハリという点ではもう一歩だが、手脚が長く、東京コースは合うはず。
Pad5star

アヴニールマルシェ →馬体を見る
馬体全体のシルエットには伸びがあるが、まだ全身に筋肉が付き切っていない。
それでいてこれだけ走るのだから素質は高く、肉体的に成長してくれば勝ち切れる。
Pad3star

ドゥラメンテ →馬体を見る
堀厩舎の馬らしく伸びのある馬体を誇るが、体つきが未完成で幼さを残す。
特にトモの実の入りが物足りなく、後ろ脚が流れたように映るのはそのせいも。
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リアルスティール →馬体を見る
ふっくらとして良い筋肉をまとっているが、メリハリに乏しく幼い馬体。
顔つきを見ると、気持ちの難しさが伝わってくるようで、凡走もありうる。
Pad3star

ティルナノーグ →馬体を見る
この時期の3歳馬にしてはパーツが力強いが、全体的には成長途上の馬体。
やや腰高に映るように、腹回りが寂しく、もう少しトモの実の入りもほしい。
Pad3star

アンビシャス →馬体を見る
馬体全体から幼さが伝わってくるように、調教で時計が出ないのもうなずける。
今は資質だけで走っているが、毛艶は良く、体調自体は申し分ない。
Pad3star

ダノンメジャー →馬体を見る
ふっくらとして、前後躯にしっかりと実が入り、マイラーとしては良い馬体。
距離がやや長いのと、表情からは自信を失っている気持ちが伝わってくる。
Pad3star

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覚えておきたい日本の牝系100

Nihonnohinkei100

日本の牝系と聞くと、フローリスカップやビューチフルドリーマー、アストニシメント、ヘレンサーフらに代表される、小岩井牝系などの大昔のそれを想起する方が多いだろうが、この本ではもっと時代をこちら側に引き寄せ、最近の20年ぐらいの間に活躍馬を多く出している牝系を扱っている。そのため、オグリキャップの時代に競馬を始めたようなベテラン競馬ファンにとっては馴染み深く、ウオッカやディープインパクトの世代にとっては競馬の近代史に想いを馳せる馬たちや牝系が登場する。自分が好きなこの馬には、名前を聞いたことがありYouTubeで観たことがあるあの馬と同じ牝系の血が流れているのかと気づくことで、競馬の世界は広がってゆく。

ページをめくりつつ、ハッとさせられたのは、私が最初に好きになった牝馬シンコウラブリイとピースオブワールドがアズリン系という同じ牝系だったことだ。アズリン系はアイルランドから広がった牝系であり、1990年代を中心に、タイキシャトル、タイキマーシャル、キングストレイル、ハッピーパスなどといったマイル戦で活躍する馬を輩出した。マイラーとしてのスピードの血の優秀さとはもちろん、私が驚いたのはその美しさも共通していることであった。シンコウラブリイはその芯の強さと美しさに惚れた馬であったが、実はピースオブザワールドが阪神ジュベナイルFを勝ったとき、「強く、そして美しい」と観戦記に書いた。えもいわれぬ美しさも牝系から遺伝するのだろう。

ハープスターは名牝ベガから広がる、アンティックヴァリュー系である。ベガは一本の線の上を走るようなフットワークの綺麗な馬だったが、アドマイヤベガ、アドマイヤドン、アドマイヤボスらを生んだだけではなく、ヒストリックスターを通してハープスターを誕生させたのだから驚きだ。個人的にはハープスターの末脚はアドマイヤベガのそれに近いと思う。瞬発力という括りの中でも、1ハロンの速さという面では、これ以上の瞬発力を発揮できる馬はそうはいない。アドマイヤベガの日本ダービーの切れ味と、ハープスターの桜花賞の末脚には目が覚めるような鋭さがある。

キズナは日本に輸入されたパシフィカスを通して広がったパシフィックプリンセス系に属する。パシフィカスはビワハヤヒデとナリタブライアンという2頭の年度代表馬を誕生させ、その半妹であるキャットクイルからはファレノプシスやサンデーブレイクといった活躍馬が出た。そして、勢いが落ちてきたと思われた矢先、ディープインパクトの血の勢いを借りる形でキズナという日本ダービー馬が出たことで再び息を吹き返した。追い出されてから、首が決して上がらず、沈んでゆくように走るキズナの姿はまさにナリタブライアンのそれである。こういった姿勢でラストを走ることができる馬は地の果てまでも伸びる。

このように日本の牝系を知るだけで世界が広がっていくし、横糸だけではなく縦糸も通し編み直したという点において、歴史的資料として貴重である。しかし、ひとつだけこの本にも課題がある。せっかく横糸と縦糸を見事に通したのだから、斜めの糸もほしかった。そうすることで、日本の牝系は面となり、深みを増し、最後には物語になるだろう。そんな物語を読んでみたいと思ったのは私だけではないはずだ。

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京都記念を当てるために知っておくべき3つのこと

Kyotokinen

■1■明け4歳馬が断然
過去10年における、年齢別の勝利数と連対率は以下のとおり。

4歳 【5・2・1・20】 25%
5歳 【3・1・4・19】 15%
6歳 【2・7・4・26】 23%
7歳以上【0・0・1・26】 0%

連対率では4歳馬と6歳馬が互角でも、勝率に限って言えば、明け4歳馬が圧倒的な強さを見せている。年齢が高くなるごとに勝率は低くなっていく傾向は顕著であり、7歳以上の馬に至っては勝ち馬が出ていない。春の中距離戦におけるカギとなるレースだけに、勢いと成長力のある明け4歳馬が出走してきたら注目すべきである。

■2■スタミナ豊富な馬を狙え
京都2200m(外回り)は、スタンド前からの発走となり、最初のコーナーまでの距離は397mと短くも長くもない。1コーナーまでには各馬の位置取りがスムーズに決まることが多く、コーナーを2つ回って、向こう正面にかけて比較的穏やかにレースが進む。しかし、高低差は4.3mと、丘をひとつ越えていかなければならないため、スタミナが問われるレースになる。

このコースで結果を出している種牡馬を見ていくと、ダンスインザダーク、ホワイトマズル、スペシャルウィーク、ジャングルポケット、マンハッタンカフェ、ステイゴールド、ゼンノロブロイ、そしてディープインパクトなど、2400mを越える距離を得意とするステイヤー型の血統である馬がほとんどである。

■3■前走G1レース組に注目
香港ヴァーズ、香港CなどのG1レースも含め、過去10年で7頭が前走G1レースを経て、京都記念を勝利している。前走が昨年末の有馬記念である馬は、一旦少し緩めてから再度仕上げ直すのには最適のローテーションなのであろう。もし前走G1レース(有馬記念)組が出走してこないのであれば、日経新春杯を叩いて、ここが最高潮の仕上がりにある馬を狙うべきである。

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人生は宝くじなんかじゃねえ

Staygold

ステイゴールドは最後まで人間の思うようにはならない馬であった。種牡馬としての実績を積み上げ、絶頂を極め、これからさらなる活躍を期待されている最中に、突然、天国に逝ってしまった。彼のことを意外性の馬という人もいれば、人智を超えた馬という人もいる。つまり、表現が違うだけで、よく分からない馬だったということだ。それは理解しがたいということではなく、私たちのサラブレッドを計る尺度において、理解を超えていたということである。少なくとも私は、現役時代には彼がそれほど強い馬だと思っていなかったし、サラブレッドとしての資質の高さも見抜けなかった。

私はステイゴールドのファンでもなかったが、レースの記憶の片隅には彼がいる。サイレンススズカが初めてG1レースに出走し、どれだけ大差をつけて勝つのか胸が張り裂けそうだった宝塚記念にて、エアグルーヴと2着争いを繰り広げたのがステイゴールドであった。また、サイレンススズカが競走を中止した天皇賞秋でオフサイドトラップと接戦を演じたのもステイゴールド。京都大賞典を惨敗し、燃え尽きたかと思われたスペシャルウィークが後方一気で差し切って、見事に復活を果たした天皇賞秋で2着したのもステイゴールドである。私の視線は常にサイレンススズカやスペシャルウィークを追っていたが、その片隅には確かにステイゴールドが映っている。

それでも、ステイゴールドが種牡馬として成功しなければ、それらの記憶は風化してしまっていたに違いない。彼は自らの力で運命を切り開き、私たちの記憶を鮮やかに蘇らせた。サラブレッドは現役時代の成績だけではなく、血を後世に残していくことでこそ、その強さを証明する(される)と私は考えるが、ステイゴールドほど私たちを見返した馬はいないだろう。気性の激しさゆえに、レースでは力を十全に発揮することができなかったが、本当のところは、相当に強い馬だったはずである。ステイゴールドの産駒が競馬で勝てば勝つほど、「おまえの馬を見る目なんて節穴だなあ」と彼に言われている気がする。

サラブレッドが種牡馬として成功するためには、今の日本競馬でいえば、社台スタリオンステーションに繫養され、優秀な繁殖牝馬をあてがわれなければならないと私たちは錯覚していたが、そうでもなかったのである。たしかにアグネスタキオンもディープインパクトもそうして成功したように思えるが、それは物事の一端を見ているにすぎない。ステイゴールドは決して肉体的に恵まれた馬ではなかったし、サンデーサイレンス直仔が鎬を削る、競争相手の多い、厳しい時代に生まれてきた。彼は決して運が良かったわけでも、環境に恵まれていたから成功したわけでもない。

あえて言うならば、彼は父や母から受け継いだ優秀な遺伝子を持ち、どんなレースでも他馬に負けたくないという強い気持ちで最後まであきらめず走った。その積み重ねが50戦7勝という競走成績であり、種牡馬としての成功につながったのだ。生い立ちや肉体的ハンディキャップや身の周りの環境や運のなさを言い訳にし、成功や挑戦を半ばあきらめ、人生をシニカルに見て努力できない私たちに、ステイゴールドは活を入れてくれる。

「人生は宝くじなんかじゃねえ。Stay gold.」


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共同通信杯を当てるために知っておくべき3つのこと

Kyoudoutuusinhai

■1■先行馬有利
東京1800mコースは、ポケットから発走して157mで本線に合流する。第1コーナーまでの距離が極端に短いため、無謀なポジション争いはなく、各馬が出たままの平均ペースに流れることが多い。これが「府中の千八、展開いらず」と言われるゆえんである。とはいえ、このレベルで平均よりも遅めに流れると、前に行った馬は簡単には止まらない。力のある馬であれば差して来られるが、先行馬にとって有利なレースである。

■2■瞬発力ではなく持続力&パワー
上記のように、平均ペースで前に行った馬が粘り込むというレースになりやすい以上、ヨーイドンで瞬発力ではなく、スピードの持続力の勝負になる。ビュっと伸びるのではなく、ジワジワと良い脚をどれだけ長く続けることが出来るかが問われるレースと言ってもよいだろう。先週の東京新聞杯に比べ、サンデーサイレンス系の馬の活躍が目立たないのはそれゆえである。また、時期的に芝はやや重い状態なので、パワーに欠ける馬にとっては苦しいレースになる。スピードの持続力とパワーを兼備した馬を狙いたい。

■3■前走は1800m以上
過去10年の勝ち馬のステップレースを見ると、1600m戦からが3頭に対し、1800m以上のレースからは7頭と圧倒的に多い。ごまかしの利かない府中の1800m戦だけに、前走でマイル戦を走っていたようなマイラーではなく、長めの距離を使われてきたスタミナに支えられた馬が活躍するということだ。具体的に言うと、朝日杯フューチュリティS組ではなく、東スポ杯もしくはラジオNIKKEI杯2歳Sから臨んでくる馬を上に見たい。

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バランスの良い馬体を誇るマイネルメリエンダ:5つ☆

★きさらぎ賞
レガッタ →馬体を見る
良血に違わず、馬体全体に伸びがあって、将来性の高いシルエット。
ただ現時点では、トモの肉付きに物足りなさを残し、さらなる成長を期待。
Pad4star

アッシュゴールド →馬体を見る
寒い時期にもかかわらず、筋肉は柔らかみがあり、実が詰まっている。
馬体は素晴らしいが、表情や耳の向きからは、気難しさが伝わってくる。
Pad3star

ネオスターダム →馬体を見る
3歳春のこの時点にしては力強い馬体を誇り、パワー勝負は望むところ。
顔つきから気持ちの強さも伺えて、馬体が併されば簡単にはバテないだろう。
Pad4star

ルージュバック →馬体を見る
コンパクトにまとまった馬体だが、牝馬のこの時期だけに毛艶は冴えない。
肉体的には未完成だが、この馬は走るフォームが素晴らしく、動かしてこそ。
Pad3star

ポルトドートウィユ →馬体を見る
母の面影を感じさせるフックラとした馬体だが、もっと筋肉がついてきても良い。
繊細なところがありそうな表情だけに、負荷を掛け過ぎずに育てていくことが大切か。
Pad4star

ダノンリバティ →馬体を見る
胴部には長さがあって一見中距離タイプだが、脚が短く、やや重心が低い。
馬体は力強さがあって、気持ちの強さもあるので、スムーズに走ることができれば。
Pad3star

★東京新聞杯
マイネルメリエンダ →馬体を見る
非常にバランスの良い馬体で、前走時もそうだったが、今回も文句なしのシルエット。
この時期にしては毛艶も良く、筋肉のメリハリも十分で、仕上がりは万全。
Pad5star

シャイニープリンス →馬体を見る
黒光りしているように毛艶は素晴らしく、体調は万全で、この馬の力を出し切れるはず。
やや首から頭にかけてのパーツに重さがあり、一瞬の脚しか使えないのはそれゆえか。
Pad4star

サトノギャラント →馬体を見る
いつも良く見せる馬ではあるが、今回は時期的なこともあって、完成手前の仕上がり。
筋肉のメリハリがもう少しで、トモの肉付きが戻ってくると、この馬の切れが生きる。
Pad3star

フルーキー →馬体を見る
胴部が詰まっていて、筋肉量の多いパワータイプで、距離的にはマイルまでがベスト。
どっしりとした立ち姿からは、安定した走りが期待できるが、勝ち切るまではどうか。
Pad4star

エキストラエンド →馬体を見る
前走時は素晴らしい仕上がりだっただけに、今回は馬体のボリュームという点で劣る。
それでもこの馬の力を出し切れるだけの仕上がりにあり、瞬発力が生きる流れになれば。
Pad4star

タガノグランパ →馬体を見る
胴部の長さと手脚の短さのアンバランスが特徴で、それゆえ距離適性を計りかねる。
毛艶が冴え、力強さも備えていて、この馬の走りはできる仕上がりにある。
Pad3star

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デムーロ騎手とルメール騎手の騎手試験合格に思う

Kisyugoukakuniomoukoto

ミルコ・デムーロ騎手とクリストフ・ルメール騎手が2015年度の新規騎手免許試験に合格し、JRA所属初の外国人騎手が誕生した。この日がいつかは来るとは思っていたが、いざ現実を目の当たりにすると、私にとっても衝撃であり、競馬関係者にとってはさらなる大きな衝撃を持って受け止められたに違いない。私が競馬を始めたおよそ25年前には、地方競馬出身の騎手のみならず、外国人ジョッキーが中央競馬所属の騎手となるとは考えもしなかっただけに、まさに隔世の感がある。世界的に見ると遅々とした歩みであったが、重い門戸が少しずつ開かれ、日本競馬の歴史にとっての大きな変換点となるだろう。ここまで来ると次は、JRA所属の外国人調教師が誕生する日もそう遠くないかもしれない。

M・デムーロ騎手とC・ルメール騎手の素晴らしさや凄さは、これまで散々書いてきたので、主なところを下にまとめておくにとどめる。彼らは30代半ばと円熟期に入っており、ジョッキーとしての資質や技術には並はずれたものがあり、どこが特に優れているということではなく、トータルとして付け入る隙のない完成形のジョッキーたちだ。そしてどちらも日本の文化や生活にも溶け込んでおり、M・デムーロ騎手などは日本人騎手よりも日本人に見えてしまうことさえあるぐらい。東日本大震災の直後、ドバイワールドカップをヴィクトワールピサが日本馬として初めて制したとき、その背で日の丸の旗を掲げたのがデムーロ騎手であったことに、私は何の違和感も覚えなかった。

彼らのような卓越したジョッキーが年間を通して日本の競馬で騎乗することは、長い目で見れば日本競馬にとって大きな財産になるはずだし、その手綱さばきを常に日本の競馬場で観られることは競馬ファンにとっても好ましい。しかし、それは現時点ではM・デムーロ騎手とC・ルメール騎手に限った話であることも確かだ。彼らのように人間的にも優れていて、他の騎手たちにとって手本となり、かつ長期的に日本の競馬で乗り続ける気持ちがあり、周囲からの相互理解も獲得している場合である。逆説的に言うと、日本の競馬でも勝ち続けられるジョッキーたちでなければ、福永祐一騎手の指摘するように公正競馬という意味合いにおいても、私たちの考えもしなかった問題が発生する可能性がある。

日本と世界の競馬とのスポーツとしての構図の歪み(賞金水準と競技レベルの乖離)がある以上、一気に大胆にではなく、日本的に映るかもしれないが、少しずつ様子を見ながら手探りで外国人ジョッキーに参入してもらうべきだろう。そのために短期免許制度を活用しながら、お互いにとって日本の競馬が相応しい舞台かどうかを見極めていくといい。外国人ジョッキーに対する崇拝や偏見があるのも確かだが、時間をかけて付き合っていると見えてくるものはあるはずだ。たとえ腕が達者でも人として尊敬できなければ、やはり騎乗依頼は少なくなるはずで、実はそういったところで相応しくないジョッキーは淘汰されていくし、それは日本人騎手も例外ではない。もしかすると、ジョッキーほどアスリートとしての能力と人間性を同時に問われる職業はないのかもしれない。

Photo by fakePlace


・「世界へ飛び出せ、若手騎手たちよ」
http://www.glassracetrack.com/blog/2013/12/post-db7a.html
・「安藤勝己VSルメールの対談を読んで(前編)」
http://www.glassracetrack.com/blog/2009/01/post-acfb.html
・「安藤勝己VSルメールの対談を読んで(中編)」
http://www.glassracetrack.com/blog/2009/02/vs-c4e6.html
・「安藤勝己VSルメールの対談を読んで(後編)」
http://www.glassracetrack.com/blog/2009/02/vs-85c0.html
・「競馬はいつでも血の滾る」
http://www.glassracetrack.com/blog/2008/01/post_e179.html
・「デムーロ、卓越した騎乗技術」
http://www.glassracetrack.com/blog/2010/11/post-bce5.html

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東京新聞杯を当てるために知っておくべき3つのこと

Tokyosinbunhai

■1■瞬発力のある差し馬
東京競馬場が改修され、最後の直線が僅かに長くなって以来、前半がスローになり、直線に向いたラスト3ハロンでの瞬発力勝負になるケースが多くなった。不良馬場だった2009年と重馬場であった2014年を除く、過去9年間の勝ち馬および2着馬の上がり3ハロンのタイムは以下のとおり。

2004年
ウインラディウス 33秒7
クラフトワーク  33秒3
2005年
ハットトリック 32秒9
キネティックス 33秒2
2006年
フジサイレンス 33秒9
オレハマッテルゼ 34秒5
2007年
スズカフェニックス 33秒3
エアシェイディ 33秒3
2008年
ローレルゲレイロ 34秒9
リキッドノーツ 33秒4
2010年
レッドスパーダ 33秒5
トライアンフマーチ 33秒4
2011年
スマイルジャック 33秒9
キングストリート 33秒8
2012年
ガルボ 33秒6
コスモセンサー 34秒2
2013年
クラレント 33秒0
ダイワマッジョーレ 32秒7

開幕週のため時計が速いということもあるが、それにしても速い上がり時計が求められるレースであることが分かる。道中が極端にスローに流れると、逃げ・先行馬にとっても有利になるのだが、それ以上に瞬発力が身上の差し馬にとっては絶好の舞台になる。対照的に、極限の瞬発力を有さない(速い上がりに対応できない)先行馬にとっては力の出せないレースになりやすい。

■2■スプリンター寄りの馬でももってしまう
東京競馬場のマイル戦は1600m以上のスタミナが必要とされるコースと言われているが、東京新聞杯のように道中がスローに流れるケースにおいては、レースの趣向は全く別物となる。これは例えばヴィクトリアマイルにも当てはまるのだが、道中のペースが極端にスローに落ちると、1600m以上のスタミナを保持していないスプリンター寄りの馬でも何とか最後までもってしまうのだ。

2007年の勝ち馬スズカフェニックスは、(のちに高松宮記念を勝ったように)本質的にはスプリンターだが、道中のペースが緩かったからこそ府中のマイル戦でも勝ち切ることが出来た。同じ舞台の安田記念でも人気になったが、道中のペースが厳しい府中のマイル戦ではスタミナ不足を露呈して、勝ち切ることはできなかった。つまり東京新聞杯では、従来の府中マイル戦のイメージを捨てて、上がり勝負に強いスピード馬を狙ってみるのも一計だろう。

■3■サンデーサイレンスの血を引く馬
ヨーイドンの上がり勝負になる以上、瞬発力勝負に長けたサンデーサイレンス産駒もしくはその直系の産駒に注目しないわけにはいかない。過去6年で8頭の馬が連対していて、3着馬や母父サンデーサイレンスにも手を広げると、さらにサンデーサイレンスの血を引く馬たちがいかにこのレースに強いことが分かる。

そして、上記のスプリンター寄りの馬でももってしまうという傾向を考慮すると、サンデーサイレンス系の中でもフジキセキ産駒や最近でいうとダイワメジャー産駒は、このレースにフィットするのではないか。ではないかと書いておきながら、実は2006年にフジサイレンスが11番人気で勝ってしまっていて残念だが、サンデーサイレンス直仔がいなくなる以上、サンデーサイレンス系の中でも切れとスピード寄りのフジキセキ産駒やダイワメジャー産駒が忘れた頃にやって来ることを覚えておきたい。

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競馬は孤独なスポーツ

2015年度のJRAのブランドCMがなかなか感じ良い。やはり競馬の魅力は、サラブレッドが走る姿の美しさであり、レースの興奮や躍動感であり、競馬場の開放感である。それらを凝縮し、ターゲットを絞らずにブランドCMをつくると、大体これが完成形に近いはずである。出演している役者やタレントたちも、変に浮世離れしたところがなく自然体なのも良い。瑛太や笑福亭鶴瓶は競馬場に普通にいそうだし、有村架純は個人的に大好きだ(笑)。彼らや彼女の魅力でファンを競馬場に連れてくるというよりは、競馬の魅力の中に彼らや彼女がいるという構図が成り立っている。

JRAのCMで記憶に最も残っているのは、故高倉健と裕木奈江のそれであり、武豊騎手のそれである。健さんが馬券を買ったことがあるのかどうか知らないが、彼からは不思議と競馬や馬に対する愛情が伝わってきた。武豊騎手の「最後の10完歩」は芸術的といって良いほど美しい映像であり、詩的といって良いほど深みのある作品であった。このCMのメイキング映像を見て私は、日本の競馬を背負ってきた武豊騎手の偉大さを垣間見ることができたのだ。

今年のJRAのブランドCMには続きがあるだろうから、ひとつだけ提案させてもらいたい。それは今回のCMに登場した人物たちがどこかでつながるという、ありがちな物語だけはやめてほしいということだ。今回のように、それぞれは別々の人生を生き、それぞれに競馬を楽しんでいて、彼ら彼女らは隣り合っても決して交わることがない。それが現実だし、実はそこに競馬の魅力も隠されていると思う。ふとした偶然で知り合って、競馬を媒介とした仲間になって、競馬場に一緒に行くことになんて「CLUB KEIBA」みたいな流れは勘弁してもらいたい。

競馬は本来、孤独なスポーツである。競馬というと定義が広いので、ここでいう競馬とは、競馬を観たり、予想したり、馬券を買ったり、競馬場に行ったりという、ファンにとっての競馬を指す。私たち競馬ファンにとって、競馬とは知的なゲームであり、本質的にはひとり遊びと言ってよい。ひとりで無我夢中になって考える時間こそが醍醐味である。競馬場はそれぞれの思考とレースの結果を照らし合わせる場であり、手を取り合って遊びに行く場ではない。たまには友人同士や競馬仲間と群れるのも良いが、せっかく自分自身と向き合える貴重な時間と場所を無駄にするのはもったいないと思うのだ。携帯電話やSNSが発達した、孤独を恐れる時代には合わないかもしれないが、競馬は自分と向き合う孤独なスポーツであるとPRしてみてはどうだろうか。

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きさらぎ賞を当てるために知っておくべき3つのこと

Kisaragi

■1■1800m以上のスタミナと持続力
ひとつだけラップ構成から垣間見えるレースの特徴がある。勝ち馬や全体のタイムはほとんど関係ないので、過去12年のラップと前後半4ハロンのタイムだけを時系列に並べてみたい(一番下が2014年度のラップ)。

12.8-11.4-12.0-12.6-12.9-12.4-11.8-11.8-11.9(48.8-47.9) 平均ラップ
12.9-11.3-11.5-12.1-12.5-12.5-11.8-11.7-11.7(47.8-47.7) 平均ラップ
12.9-11.8-11.9-12.5-12.4-12.0-11.6-11.4-12.0(49.1-47.0) 後傾ラップ
12.8-11.0-11.5-12.2-12.5-12.5-11.9-11.3-11.7(47.5-47.4) 平均ラップ
12.8-11.3-12.3-12.9-12.4-12.1-11.3-11.4-12.3(49.3-47.1) 後傾ラップ
12.8-11.0-12.3-12.5-12.2-12.1-12.1-11.8-12.0(48.6-48.0) 平均ラップ
13.0-11.5-11.9-12.7-12.6-12.2-11.8-11.1-12.1(49.1-47.2) 後傾ラップ
12.8-11.1-11.4-12.3-12.8-12.4-12.0-11.7-12.1(47.6-48.2) 平均ラップ
12.4-11.3-11.6-12.4-12.5-12.0-11.3-11.8-12.3(47.7-47.4) 平均ラップ
13.1-11.5-11.9-12.5-12.7-11.6-11.3-11.3-11.1(49.0-45.3) 後傾ラップ
12.8-11.6-12.2-13.0-12.6-12.2-11.7-10.9-11.9(49.6-46.7) 後傾ラップ
13.0-11.5-11.3-11.6-12.5-12.2-11.9-11.6-12.0(47.4-47.7) 平均ラップ

前後半のラップの差が1秒以上ない場合を平均ラップとして考えると、過去12年中で5レースが後傾ラップとなる。それ以外の年のレースは平均ラップで流れていて、スローペースになりやすい近年の傾向を考えると、中距離としてはかなり珍しい部類のレースに入る。

なぜこのような平均的な流れになるかというと、京都1800m(外回り)というコースの形態に理由がある。京都1800mは、向う正面を延長したポケットの最深部からスタートするため、スタートから最初のコーナーまでの距離がなんと912mという長さになる。つまりレース全体距離の半分が最初の直線に費やされるということだ。

これだけ直線が長いと、どうしても逃げ・先行馬が息を入れずに気分良く行ってしまうため、前半部分が速くなりやすい。しかし、その代わりに後半が遅くなるかというとそうでもなく、3コーナーを回ってからゴールまでは下り一辺倒になるので、後半も同じように速い上がりでの勝負となる。つまり、全体的に淀みのないラップが刻まれ続ける、厳しいレースになるということだ。

よって、このレースを勝ち切るためにまず問われるのは、1800m以上のスタミナである。過去の勝ち馬から菊花賞馬が2頭、ダービー馬が1頭出ていることは、あながち偶然でもないだろう。そして、もうひとつ問われるのは、速いラップを長く刻み続けることの出来る持続力である。マイル戦でスピードを生かす競馬を得意とする馬や、一瞬の差し脚で勝負する馬は狙いを下げた方が賢明である。

■2■前走は500万下組もしくは未勝利戦の素質馬を狙え
過去の優勝馬だけではなく、連対馬からもG1ウィナーを輩出しているように、クラシックへ向けての試金石となる一戦。勝ち馬の前走だけを見ると、過去12年でダートG1からが1頭(レインボーペガサス)、G3レースからが3頭(アサクサキングス、リーチザクラウン、タマモベストプレイ)、オープンからが2頭(アグネスゴールド、京都2歳S)と、それ以外の6頭は全て500万下レースもしくは未勝利戦を勝った後の連勝となっている。つまり、ここに狙いを定めて出走してくる、2歳時に無理をしなかった素質馬を狙うべき。

■3■キャリア2~5戦の馬
過去12年間の勝ち馬のうち、9頭までがキャリア2~5戦のゾーンであった。上述のように「2歳時に無理をしなかった素質馬」という観点からは、キャリアが6戦以上の馬は外れるだろう。かといって、さすがにキャリア1戦の馬では勝ち切るのは厳しい(2013年のリグヴェーダのように)。つまり、キャリアが少なすぎても多すぎても、このレースを勝つための資質という点からは遠ざかっていくということである。

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シンプルな体つきのエアハリファ:5つ☆

★根岸S
ワイルドバッハ →馬体を見る
腹回りに余裕が残ってもうひと絞りほしいが、体型的なものだろう。
毛艶は良く、筋肉には柔らかみがあって、いかにもパワーを感じさせる。
Pad4star

キョウワダッフィー →馬体を見る
どちらかというと前駆の筋肉量が多く、前輪駆動であるがゆえに末脚があと一歩。
この時期にしては毛艶が冴えて、体調自体は悪くはなさそう。
Pad3star

エアハリファ →馬体を見る
ダート馬らしからぬシンプルな体つきだが、筋肉に強さがあるのだろう。
筋肉に柔らさもあり、顔つきからも素直さが伝わってきて、好勝負間違いなし。
Pad5star

ロゴタイプ →馬体を見る
ややコロンと映るように、この時期ゆえにまだ余裕を持たせた仕上がりにある。
それでも毛艶は黒光りして、ダートが合えば、ここを叩いて本番で仕上がるはず。
Pad4star

グレープブランデー →馬体を見る
さすがに往年の迫力は失われてしまっているが、前駆には力強い筋肉がついている。
トモの肉付きが物足りないため、ひと叩きされての上昇に期待したい。
Pad3star

シルクフォーチュン →馬体を見る
若い頃は筋肉の硬さが目立ったが、ここに来て柔らかい筋肉に変わりつつある。
その分、パワーが失われてしまう可能性もあるが、馬体的には衰えていない。
Pad3star

★シルクロードS
エイシンブルズアイ →馬体を見る
幼さが残っている馬体だが、リラックスして立てていて、馬体のバランスも良い。
表情からも素直さが伝わってくるように、現時点での力は出し切れるはず。
Pad3star

ベルカント →馬体を見る
少しずつ馬体の細さが解消されてきているが、もう少しパワーアップしてほしい。
それでも、気持ちで走るタイプだけに、今回も休み明けも苦にしないはず。
Pad3star

セイコーライコウ →馬体を見る
夏場に活躍しただけあって、絞り切れない冬場はやはり腹回りが太く映る。
毛艶も馬体全体のシルエットも良いので、あとはどこまで絞り切れるかどうか。
Pad4star

アンバルブライベン →馬体を見る
筋肉のメリハリがほしいところだが、馬体はふっくらとしており体調は良い。
気持ちの強さで走る牝馬だけに、これぐらいの仕上げで丁度良いのかもしれない。
Pad3star

マジンプロスパー →馬体を見る
全盛期は目を見張るような馬体だったが、さすがにシルエットが崩れてきた。
それでもパワーは健在であり、スムーズに走ることができれば見せ場も。
Pad3star

スギノエンデバー →馬体を見る
この馬も夏場に強いタイプにもかかわらず、毛艶は良く、馬体もふっくら。
時期を考慮に入れるとしっかりと仕上がっており、力は発揮できるだろう。
Pad4star

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