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馬の走りのリズムは出走レースの傾向に合致しているか?

Rensai25

競走馬にはリズムがある。どれぐらいのスピードで走るか、という体内時計と言い換えてもよい。気性が前向きな馬は他馬よりも前へ前へと、のんびりとした性格の馬はゆったりと走るように、それぞれの馬が持って生まれたリズムがある。一方では、調教で教え込まれたり、競馬のレースを経験するうちに自然と身に付いてしまうリズムもある。それらのリズムが相まって、競走馬のリズム(体内時計)は刻々と変化してゆく。

競走馬の後天的なリズムは、デビューしてから2、3戦目までのレースに大きく影響される。特に新馬戦でどのような距離のレースを使ったかは、その馬の将来を決めてしまうと言っても過言ではない。もし同じ素質を持った馬が1200m戦でデビューしたとすればスプリンターかマイラー、1800m戦でデビューしたとすれば中長距離馬へと成長するのではないだろうか。それぐらい走るリズムが刷り込まれやすい時期であり、関係者たちはレース選択には気を遣うべきである。単にメンバーが弱そうだからといって、スタミナを内包している馬を1200m戦でデビューさせるなんてことをしてはならないのだ。

あのシンボリルドルフが1000m戦でデビューする際に、故野平祐二先生が「距離は1000mだけど、1600mのつもりで」と告げ、岡部元騎手も「分かりました」と答え、実際にシンボリルドルフをマイル戦のリズムで走らせ、見事に1000mのデビュー戦を勝たせてしまったという。これはシンボリルドルフだからこそ出来た芸当である。

ほとんどの馬にとって、デビューしてから2、3戦目まで、特に新馬戦における、調教ではなく本番における極限の体験の影響は大きい。肉体的にも、精神的にも、走るリズムが深く刻み込まれるのである。若駒の頃に目先の勝利を優先してしまったばかりに、その馬の距離適性を狭めてしまったケースも少なくない。

もちろん、競走馬のリズムは、短期的には前走のレースに影響される。

(続きは週刊Gallopにて)

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