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サラブレッドの距離適性は年齢とともに変化する

Rensai35

サラブレッドには距離適性がある。距離適性は各馬の体つきや筋肉の質、また気性によっても異なる。短い距離を得意とするスプリンターから、長距離でこそ良さが生きるステイヤーまで、それぞれに適した距離で走ることで自身の持つ能力を最大限に発揮することができる。馬は自分で距離適性を主張することができないため、競走馬にたずさわる関係者たちの重要な仕事のひとつに、距離適性を見極めることがある。しかし、競走馬の距離適性は実は一定ではなく、時間の経過に伴って変化していくのである。

「以前は薄手の体形でしたが、成長するにつれて筋肉が付いてガッシリとした短距離向きの体に変わってきました」とは、2005年の高松宮記念を勝ったアドマイヤマックスを管理していた橋田満調教師の弁である。

アドマイヤマックスの戦歴を振り返ると、まず1600mの新馬戦を勝ち上がり、2戦目にして1800mの東京スポーツ杯2歳Sを快勝した。続いて2000mのラジオたんぱ杯2歳Sで惜敗(3着)した後、骨折が発覚して3歳の春を全休した。秋は2200mのセントライト記念で復帰し(2着)、3000mの菊花賞にも出走して2番人気に支持されたこともある。

3歳までの戦績だけを見れば中長距離馬の使われ方であるが、4歳になってからは1600mの安田記念を皮切りに、マイル以下の距離を使われ、6歳にして1200mの高松宮記念で念願のG1タイトルを手に入れた。

このように、成長するにつれアドマイヤマックス自身の距離適性が変化していることが分かる。短距離向きの筋肉が付いてきたことにより、持久力が必要とされる中長距離のレースには向かなくなってしまったのである。2、3歳時のアドマイヤマックスと古馬になってからのアドマイヤマックスでは、同じ馬でも違う馬なのである。

(続きは週刊Gallopにて)

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