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ステイヤーは前哨戦の調子を本番でもそのまま維持できる

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阪神大賞典の勝ち馬と2着馬の、天皇賞・春における成績を比較してみると、明確な傾向が見て取れる(過去20年間)。

阪神大賞典1着馬の天皇賞・春での成績【7・0・4・8】
阪神大賞典2着馬の天皇賞・春での成績【0・3・1・13】

以下の2点が導き出せるだろう。 1)阪神大賞典の勝ち馬は、本番である天皇賞・春と結びつきが強い 2)阪神大賞典の2着馬が、本番で逆転する(巻き返す)ことは難しい 最近でこそ、阪神大賞典の勝ち馬が天皇賞・春を制することは少なくなったが、昨年はゴールドシップが阪神大賞典と天皇賞・春を連勝したように、相変わらず2つのレースの結びつきは強く、2着馬の本番における巻き返しもない。

なぜこのような現象が起こるかというと、ステイヤー(長距離馬)のピークは長いからである。一般的に、ステイヤーは短距離馬に比べ、調子のピークが長い。いったん調子が上がってくると、調子の良さが長続きする。その反面、体調をピークに持っていくのに、短距離馬よりも時間を要する。叩かれつつ調子を上げていくのがステイヤーの特徴である。

ステイヤーのピークが長い理由は、

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胴部にさらに長さが出てきたシュヴァルグラン:5つ☆

ゴールドアクター →馬体を見る
黒光りする毛艶はピカピカで、ひと叩きされてさらに調子を上げている。
胸が深く、相当な大きさのエンジンを積んでいるし、トモの肉付きも良くなった。
Pad45star

アルバート →馬体を見る
さすが堀厩舎の管理馬だけあって、前後のバランス良く、筋肉にメリハリがある。
母父にダンスインザダークが入っている血統からも、この舞台は合っているはず。
Pad3star

フェイムゲーム →馬体を見る
海外遠征明けにもかかわらず、疲れをほとんど感じさせることなく仕上がっている。
前駆の盛り上がりは素晴らしく、それに比べてトモが弱いため追い込む競馬になる。
Pad4star

キタサンブラック →馬体を見る
休み明けの前走の方が、馬体は充実していたように、やや物足りなさを感じる。
しかし、それこそがステイヤーの証と言えばその通りで、距離延びてこその馬だろう。
Pad4star

レーヴミストラル →馬体を見る
厩舎が変われば、馬の体つきも大きく変わるという典型的なケースだろう。
トモが力強くなり、パワーアップしたことが、今回の3200mではどう出るか。
Pad3star

タンタアレグリア →馬体を見る
古馬になって馬体が枯れて、余計な部分が削ぎ落されて、ほぼ完成されてきた。
胴部も伸びて、いかにもステイヤーとい体型であり、この舞台は合うはず。
Pad45star

サウンズオブアース →馬体を見る
年齢を重ねるごとに馬体全体はパワーアップしているが、やや太め残りの感も。
叩かれて馬体全体のバランスは良くなっているが、もうひと絞りほしい。
Pad4star

トゥインクル →馬体を見る
手脚はスラリと長く、ステイヤーらしいシルエットだが、腹回りがやや寂しい。
気性的に難しいところがあるのか、カイバ食いがあまり良くないのだろうか。
Pad3star

アドマイヤデウス →馬体を見る
母父サンデーサイレンスという血統的にも、馬体的にもステイヤーのそれではない。
毛艶は良く、この馬自身は好調期に戻りつつあるが、距離適性は疑問が残る。
Pad3star

シュヴァルグラン →馬体を見る
ここに来てさらに胴部に長さが出てきているように、馬体的にも成長している。
姉ヴィルシーナとは真逆の馬体であり、母は父方の良さを引き出すタイプなのだろう。
Pad5star

トーホウジャッカル →馬体を見る
全体的に悪くはないが、全盛期の毛艶の良さや筋肉の張りという点ではひと息。
菊花賞の疲れが尾を引いていることはないだろうが、完調には一歩手前。
Pad3star

サトノノブレス →馬体を見る
他のステイヤーたちに比べると、手脚がやや短く、重心が低く、中距離馬だろう。
毛艶は素晴らしく、体調は問題ないが、馬体的には距離延びて良いタイプではない。
Pad3star

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京都芝3200m

Kyoto3200t

天皇賞春の専用コース。スタートしてから第1コーナーまでの距離は417mと長く、しかも緩やかな上りになっているため、無謀な先行争いはほとんどない。1週目は、ゆっくりと3コーナーを頂上とする坂を上って下りる。そして、スタンド前では馬を落ち着かせて、折り合いをつけることに専念する。もしスタンド前直線のペースが速くなった場合は、向こう正面が遅くなり、スタンド前直線のペースが遅くなった場合は、向こう正面が速くなる。ペース配分が重要になってくるため、騎手の腕の差が如実に表れるコースである。

菊花賞が行われる京都3000mとは距離的には200mしか違わないが、菊花賞がAコース(幅員35m)で行われるのに対し、天皇賞春はDコース(幅員25m)で行われる。そのため、天皇賞春が行われるDコースの方が4コーナーの回りがきつくなり、差し馬は外を回さざるを得ない。よって、菊花賞に比べ、天皇賞春は逃げ・先行馬がペース次第では逃げ残ってしまい、人気の差し馬が届かない可能性が高い。

道中のどこかで一旦息を入れることになるため、坂を下りながらのラストの800mのラップは速く、上がりの競馬になりやすい。それでも実質的には3200mを走るのであって、やはりスタミナがないと勝ち切ることはできない。瞬発力とスタミナの両方を兼ね備えていないと苦しい、紛れの少ない、実力が反映されやすいコースである。

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「ミルコ・デムーロ×クリストフ・ルメール 勝利の条件」

Syourinojyouken

昨年より外国人として初のJRA所属騎手となったミルコ・デムーロ騎手とクリストフ・ルメール騎手のインタビューが、並行する形で掲載されている。同じ年に生まれた、性格も生い立ちもジョッキーとしてのスタイルも異なる2人が、イタリアとフランスの競馬場から日本にやってきて、今こうして同じ舞台に立っていることの奇跡。こういうことを邂逅と言うのだろうか。とにかく私たちは、彼らの騎乗が日本で観られることを幸せに思わなければならない。2人の対談は他の雑誌等でも幾度も目にしたことがあり、さすがに既読感はあるが、話を引き出すのが上手な平松さとし氏によって彼らの本音が見え隠れしている。

「日本にはないヨーロッパ競馬の良いところは?」という質問に対し、「う~ん、難しいな。ないかもね(笑)」とデムーロ騎手は答える。もちろんたくさんあるのだろうが、それ以上に日本の競馬は素晴らしいということ。あえて言うならばということで、「ヨーロッパの場合、必ず毎日いたるところで競馬が行われている。これはジョッキーにとっては良いことだと思う。単に乗る機会が増えるということではなくて、いろいろな競馬場で乗ることは勉強になるからね」とデムーロ騎手。同じくルメール騎手も、「ヨーロッパにはひとつとして同じ形態のコースがない」と言う。毎日、異なった形態や状況の競馬場で競馬をする。これこそが、ヨーロッパのジョッキーと日本の騎手の間にある大きな違いを生み出している。

私はかつてビリヤードをやっていて、アメリカに行ってプレイしたこともあるほど入れ込んでいた時期もあるのだが、海外のプレイヤーの強さのひとつに、場や状況に対する適応力の高さがあると感じた。ビリヤード台にはラシャという布が敷いてあり(競馬場でいう芝のようなもの)、この状態によって(湿気や保存状態によって変わってくる)球の転がり方や転がる距離が変わってくる。またクッションの柔らかさやポケットの大きさなど、様々な要素がプレイに大きな影響を与えるのだ。アメリカで活躍しているプレイヤーの中でも、特にフィリピンの人たちは台のコンディションにアジャストするのが早かった。なぜだろうと考えてみると、彼らは自国のビリヤード場において、かなりコンディションの悪い台であちこちでプレイしているからという結論に思い至った。日本はすべてを均一化し平均化することに長けているが、世界レベルで考えると、異なる状況に適応しようとすることで経験が得られ、技術が磨かれるという皮肉があるのだ。

その他、デムーロ騎手もルメール騎手も短距離のレースが好きと言っていることに驚かされ、デムーロ騎手にいたっては「直線競馬のミルコ」と呼ばれていたことは初めて知った。2015年のアイビスサマーダッシュをベルカントで勝ったとき、外埒いっぱいに走っていたところで、「ミルコ!」と観客席から声を掛けられ、あの一体感はたまらなかったと新潟直線1000mの魅力を語る。また、彼らの会話の中にはよくオリビエ・ペリエ騎手の話が出てくるように、実は彼らがここにいるのも、ペリエ騎手がいたからこそなのである(イチローがいるのも野茂英雄がいたからであるように)。彼らはいきなり日本競馬に登場したわけではなく、長い歴史を経て、ようやく私たちの前に現れた日本の競馬に最も適応できる外国人ジョッキーなのであることを忘れてはならない。

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天皇賞春を当てるために知っておくべき3つのこと

Haruten

■1■真の名馬と真の調教師、そして真の騎手が一体となって
真の王者を目指し、古馬が集結する春の天皇賞。数々の名勝負が演じられ、過去の勝ち馬には歴戦の名馬が名を連ねる。淀の3200mという舞台で勝利するためには、真の実力を持っていなければならない。「スタミナ」はもちろんのこと、高速馬場に対応できる「スピード」、「瞬発力」、そして、「スローペースに折り合える精神力」を備えていることが求められる。このうちのどれか1つでも欠いては、天皇賞春のタイトルを手にすることはできない。もちろん、先天的な資質だけで全てを兼ね備えている馬は滅多にいないので、足りない部分は調教師によって補われる必要も出てくるだろう。

また、長距離戦であるため、騎手の腕も問われる。道中の駆け引き、ペース判断、仕掛けのタイミングまで、騎手がコントロールしなければならない(することができる)要素が多く、騎手の腕の差がレースの明暗を分けてしまうこともある。過去の勝利騎手を見てもらえれば分かるように、いずれも名手と呼ばれるのにふさわしい騎手たちである。

つまり、天皇賞春は「真の名馬と真の調教師、そして真の騎手が一体となって」、初めて勝利することができるレースである。

■2■極限の仕上がりが求められる
天皇賞春は3200mという距離ゆえに最も苛酷なレースであり、勝つためには極限の仕上がりが求められる。ギリギリまで絞り込むぐらいの調教を施されたピークの状態において、自身の能力を100%発揮することができなければ勝つことはできない。直前の追い切りをさらっと済ませてしまっているような馬では、3200mの長丁場を乗り切ることができるのかどうか不安が残る。もちろん、休み明けの馬にとっても厳しいレースとなるだろう。

■3■参考として
1、前2走のいずれかで2500m以上のレースを走っていないと×
2、マイネルキッツ、ジャガーメイル、ゴールドシップの3頭を除くと、過去20年間で全ての勝ち馬は4歳馬か5歳馬
3、前走成績は5着以内が望ましい

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「馬券のヒント」無料プレゼント企画

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「週刊Gallop」にて、昨年春のG1シーズンより「超・馬券のヒント」の連載をスタートし、おかげさまで1年間書き続けることができました。「週刊Gallop」を読んでくださっている方々、そして「ガラスの競馬場」に訪れてくださるコアな競馬ファンの皆さまに感謝の意を込めて、単行本「馬券のヒント」を期間限定で無料プレゼントさせていただきます!

今からおよそ10年前にメールマガジンで配信を始め、4年前に小冊子として販売したものに、大幅に修正・加筆を加えたものが、この「馬券のヒント」となります。100あったヒントのうち、およそ20%を入れ替えつつ、コラムに関しては、およそ50%を加筆させてもらい、90ページだった小冊子がなんと224ページの単行本なりました。

内容に関しては、「馬券のヒント」が100個と「馬券のコラム」が39本の2部構成となっています。ヒントの部分は、余計な言葉を削り取り、行間を持たせた内容です。それぞれのヒントに対する参照レースも新たに付けてみました。コラムの部分は、競馬というゲームの真髄に至るほどに、かなり奥深くまで書き込んでいますのでお楽しみに。

競馬を始めてこれからのめり込もうとしている方にとっては教科書として、競馬歴ウン十年の方にとっては新たな知的刺激として、幅広い競馬ファンに読んでもらえる内容です。

*応募期間は5月8日(日)までとなりますので、ご注意ください。

サンプルはこちらからご覧ください↓

目次

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馬券のヒント

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馬券のコラム

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プライバシーポリシーに基づく表記もご覧ください。

応募方法
Step1メールフォームにてお応募ください。
*SSLに対応しておりますので、個人情報の保護も万全です
*個人情報を第三者に開示をすることは決してありません。
Step2確認メールが届きます。
Step3お届け先住所に「馬券のヒント」が届きます。

*大変申し訳ございませんが、私の予想を遥かに超えた応募をいただき、在庫が全てなくなってしまいました。期間内ではありますが、応募を締め切らせていただきます。

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一口馬主になることで馬券の見方も変わる

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私が競馬を始めてから20年以上の歳月が流れ、アウトサイダーとして競馬をたしなんできたからこそ、競馬の世界の移り変わりを外側から見つめ、競馬ファンの楽しみ方の変化を身体で感じるようになった。日本の競馬の世界は、馬券全盛だった時代から、(特にコアな競馬ファン層を中心として)一口馬主という独特の形を取って馬を所有して走らせる時代に移り変わりつつある。その流れはこれから加速し、さらにその中から生産にたずさわる者たちも出現するだろう。馬券→(一口)馬主→生産という競馬の楽しみ方のステップを、私たち日本の競馬ファンも一歩ずつ踏み出しつつある。

遅ればせながら、私も昨年に入ってようやく一口馬主を始めることにした。友だちを誘いつつも自分はやらないという矛盾を繰り返してはや20年が経ってしまったが、ついに私もクラブに入会し、サラブレッドに出資することに決めた。これといった明確な理由はない。機が熟したということでもない。勢いというか何というか、タイミングが合ったということであろう。私が生まれて初めて出資した馬は、ヒカルアマランサスの2番仔であるクインアマランサス(父キングカメハメハ)。今年夏のデビューを目指し、順調に育成が行われていると聞く。クラブから送られてくる状況報告のメールに一喜一憂している今日この頃である。

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大きく考える

Wtsatuki16

痺れ上がった頭のままでこれを書いている。前述した観戦記よりも前に、今の考えを書き留めておかないと混乱が収まらないと思い、書き始めた。何が私をそこまで感情的にさせたかというと、皐月賞の奇想天外なペースや展開ではなく、勝った馬である。私の本命のリオンディーズが敗れたのは仕方ないとして、マカヒキやサトノダイヤモンドが勝ったのならあきらめがつくとして、そうではなく、大外から突き抜けたのがディーマジェスティであったことだ。

競馬ファンならば、ひとつ先のレースで狙おうと考えていた馬が今回のレースで勝ってしまい、悔しい思いをしたという経験のひとつやふたつはあるだろう。私にとっては、このネタはひとつ先のレースのために取っておいたのにという感覚と同じ。まさにディーマジェスティがそれであった。共同通信杯を勝ったとき、あのシンコウエルメスの孫にあたることに気づき、蛯名正義騎手の初勝利を願う意味も込めて、日本ダービーでこのネタを使って狙ってみようと考えていたのだ。

Tweet

ご存じない方に、今さらながらに紹介しておくと、シンコウエルメスは今から20年ほど前に藤沢和雄調教師のもとにいた、父サドラーズウェルズ、母ドフザダービー、兄にジェネラスやオースミタイクーンがいる超良血馬である。同期のシンコウウィンディやシンコウフォレストよりも遥かに期待されていたが、第2戦目のレースのためにウッドチップコースにて追い切りをかけていたその時、シンコウエルメスの脚が突然止まった。鞍上にいた橋本広喜騎手はすぐさま下馬し、トレセンの診療所に運んでレントゲンを撮ると、左前脚の第1指骨を複雑骨折していたのだ。競走生命というよりも、命すらも危ぶまれる重傷であった。

「普通なら安楽死させるケースです」

そう獣医師に言われたにもかかわらず、安田オーナーや藤沢和雄調教師をはじめとするスタッフが一丸となり、目の前で死の淵に立っている牝馬を助けたいという一心で手術が行われた。手術後に発熱や下痢、患部の細菌感染といった合併症を引き起こしたが、厩務員による献身的な看病のおかげで、シンコウエルメスは一命をとりとめた。「競走馬私論」(藤沢和雄著)でこの話を読んだとき、いつかシンコウエルメスの血を授かった馬が大きなレースで活躍することになるだろうと直感した。藤沢調教師の言葉を借りるならば、馬の恩返しである。あれから20年が経ち、シンコウエルメスの名前すら忘れかけていたとき、ディーマジェスティが私の目の前に現れたのであった。

(私にとっては)ここまで壮大なストーリーがあったにもかかわらず、あと回しにしてしまったのは、皐月賞に関しては3強と称された3頭のいずれかが勝つと考えていたからだ。正直に言うと、共同通信杯以来の成長力を加味しても、ディーマジェスティの現在の完成度では皐月賞の時点で3頭に先着するのは難しいだろうという計算が働いていた。それはそれで間違ってはいないのだけれど、結果としては、展開によって全てがひっくり返った。普通に考えれば、3強が前に来る可能性の方が圧倒的に高かったはずだが、ディーマジェスティが勝つ可能性もゼロではなかったということである。

上手く言い表せないけれど、私は大きく考えられなかったのだ。大きく考えられなかったばかりに、せっかくの壮大なストーリーは使われることはなく、私も大きく成功することもできなかった。たとえ大きく考えたとしても、大きく賭けなければ、大きく成功することもないが、どちらが先かというと、大きく考えることである。大きく考えなければ、大きく賭けることはできない。つまり、人生に大きく成功するかほとんど成功しないかは(人生に失敗はない。成功するかしないかだ)、どれだけ大きく考えることができるかどうかで決まるのだ。もっと大きく考えなければならない。競馬も人生も、私が考えているよりも遥かに大きいのだから。

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フローラSを当てるために知っておくべき3つのこと

Floras

■1■前走500万下でキャリア3戦以上
桜花賞よりも距離的にはオークスに近いはずだが、フローラSの勝ち馬は過去10年間でわずか1頭しかオークスを勝ったことがない。桜花賞に間に合わなかった馬たちの最終戦であり、現時点では桜花賞組に比べて完成度が劣るからである。陣営もその辺りは承知で使ってくるはずで、オークス前のトライアルをひと叩きというより、とりあえずここを勝つことに目標を定めてきている馬が多いはず。

そこで狙ってみたいのは、前走が500万下を勝ちあがってきた馬と、フラワーCで惜敗を喫してしまい、目標を桜花賞からオークスに切り替えた馬の2パターンである。ただし、いくら前者の500万下組みであっても、キャリアが浅すぎてはいけず、最低3戦はあるべきだろう。

■2■意外と人気馬が強い
過去10年の人気別のレース着順をみてみたい。

1番人気 【5・1・0・4】 連対率60%
2番人気 【2・2・1・5】 連対率40%
3番人気 【0・1・3・6】 連対率10%
4番人気 【1・2・2・5】 連対率30%
5番人気 【0・0・0・10】 連対率0%

1番人気の馬から人気順に好結果を出しているように、意外と荒れない。3歳牝馬同士のトライアルということで荒れそうなイメージはあるが、人気馬が強い。好素質馬がここを勝つことを目標に仕上げてきたら、たとえ人気でも素直に狙ってみるべき。

■3■内枠を引いた馬
過去10年における枠順(内と外)別の着順は以下のとおり。

1~4枠 【7・7・4・61】
5~8枠 【3・3・6・83】

1~4枠の内枠が外枠よりも好成績を残している。スタートしてからすぐに第1コーナーに至ってしまう東京の2000mというコース設定を考えると、外枠よりも内枠の方がスムーズに先手を取ることができる。このレースの勝ちポジは前から10番手以内のできれば内なので、外枠からだとそのポジションはどうしても走りづらい。逆に8枠からは2頭の勝ち馬が出ているのは、どうせ外なら邪魔されずに自分のリズムを貫ける大外の方が良いということである。

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強い馬は多い方がいい

Satuki2016
皐月賞2016―観戦記―
リスペクトアースが押して先頭に立ち、外からリオンディーズらが第1コーナー目がけて殺到したことで勢いがつき、前半1000mが58秒4、後半が59秒5というハイペースとなった。馬群はあっと言う間に縦長になり、前半のポジションと着順が正反対に入れ替わったように、時計に現れる以上に前に行った馬たちにとっては苦しい展開となった。内が傷んだ馬場や強風の影響もあったのかもしれない。緩急の操縦がつきにくい3歳春とはいえ、前に行ったリスペクトアースやジョルジュサンク、アドマイヤモラールは大バテしており、あまりに常軌を逸したレースであった。逆に考えると、今回の目に見える結果を妄信してはならないレースでもあったともいえる。

勝ったディーマジェスティは、ハイペースを外を回って後方から追走し、最後の直線ではバテた先行馬たちを横目に突き抜けてみせた。展開がハマったことは確かだが、ゴール前では耳を前方に立てる仕草を見せていたように、余力を残しての勝利であった。祖母にシンコウエルメス(父サドラーズウェルズ)がいる超良血であり、底知れぬスタミナが遺伝していることがわかる。もちろん距離は延びて良いタイプであり、日本ダービーというよりも、さらに先々の真のスタミナを問われるレース(凱旋門賞やキングジョージなど)での活躍が見込まれる。共同通信杯からレース間隔を開けて成長を促した二ノ宮調教師はさすがであり、その期待に応えて成長したディーマジェスティもディープインパクトの血も素晴らしい。

2着に入ったマカヒキは敗れたものの、最後はきっちりと脚を使っている。これだけ速いペースを追走したのは初めてであり、この馬にとっては良い経験となったのではないか。今回は勝ち馬のスタミナと底力が一枚上であった。道中は相変わらず美しいストライドで走っており、もう少しゆったりと走れるペースやコースの方がこの馬には向いている。そういう意味では、日本ダービーが行われる府中の24000mが、今のマカヒキにとってはベストだろう。

最も強いレースをしたのはサトノダイヤモンドである。道中のポジションも悪くはなく、これだけのハイペースを正攻法で勝ちに行った。思っていた以上に後ろから行った馬に有利な展開になってしまったことと、惜しむべきは、最後の直線で内から外に弾かれてしまったことだろう。あのような玉突きが起こると、遠心力がついて最も外にいた馬に負荷が掛かるため、見た目以上にサトノダイヤモンドにとっては衝撃があったはず。それでもあきらめずに、前にいた馬たちを捕まえているように、やはりこの馬は強い。どんなレースでもできる賢さと気持ちの強さがあり、日本ダービー馬に最も近いのはこの馬である。

走る能力という点でいえば、5着(4着から降着)になったリオンディーズも引けを取らない。他の先行馬たちが最終コーナーを手前にズルズルと下がっていく中、この馬は最後の直線に向いても先頭を譲らんと走り、苦しくて左にヨレつつも、最後の最後まで抵抗していた。今回の皐月賞に関しては、外枠を引いてしまったことが不運であった。外を回されないためには、スタートから出して行くか後ろに下げるかの2択しかなく、前者を選択したのは勝つためである。結果的には後ろから行った方が勝てた可能性が高かったが、そもそもこのハイペース自体をリオンディーズが作っており、後者を選択していてもペースが落ち着いて外を回らざるを得ず、負けてしまっていただろう。それほどに、皐月賞で外枠を引くことは死を意味するということだ。日本ダービーに向けては、能力的には勝てるだけの器だが、2戦続けて前に行くレースをしている(弥生賞は試してみて、皐月賞は仕方なく)だけに、このままだと日本ダービーは確実に道中で激しくハミを噛むはずである。ディープブリランテに岩田康誠騎手が中間ずっと張り付いて調教したような荒業を使わなければ、日本ダービーまでにこの馬に折り合いを教えるのは難しい。

掲示板には載れなかったが、マウントロブソンも底力があることを証明した。こういった極端に速い流れのレースになると、その馬の真価が現れる。完成するのはまだ先だろうが、一流馬になることは間違いない。エアスピネルも武豊騎手の期待するように、普通の世代ならば皐月賞馬になれたほどの能力の高い馬である。サトノダイヤモンド、マカヒキ、リオンディーズの3頭が強いことは確かだが、今回の皐月賞を終えて、ディーマジェスティとマウントロブソン、そしてエアスピネルが加わって6強となったと言える。強い馬は多い方がいい。

Photo by 三浦晃一

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3強対決はモンティ・ホール問題で解決する

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今年の牡馬クラシック戦線は非常にレベルが高く、特にサトノダイヤモンド、マカヒキ、リオンディーズの3頭の強さは傑出している。弥生賞でエアスピネルに騎乗した武豊騎手が、「負けている気はしないのに3着。今年は強いなぁ。いいレースをしていて、普通に勝っているレベルなのに」と嘆いたように、血統的にも実力的にも、普通の世代であれば頭ひとつ抜きん出ている存在の馬が何と3頭も、同世代のクラシック戦線に乗ってきたのだ。

私は新馬戦の走りを見たときから、サトノダイヤモンドが今年の世代の1番馬であると確信し、この連載の第45回でも未来のダービー馬と称した。朝日杯フューチュリティSを制したリオンディーズの強さは知っていたが、やや荒っぽい競馬をしたこともあり、サトノダイヤモンドのレースセンスの良さを上に見ていた。ところが、弥生賞が終わり、リオンディーズが皐月賞を勝つための競馬を試してきたことを評価しつつも、マカヒキという馬の美しさに心を奪われてしまった。ディープインパクトをひと回り大きくしたような、父にそっくりなマカヒキの走りに、もしかしたらこの馬が1番馬だったのかもしれないと考えを改めつつある。そう、私の心は3強の間で揺れ動いているのだ。

3頭のうち、どの馬を選ぶべきなのかを考えたとき、モンティ・ホール問題という確率論の話が思い浮かんだ。モンティ・ホールという人物が司会者を務めるアメリカのクイズ番組にて出題された、「扉が閉まった3つのドアがあり、ひとつのドア後ろには当たりを意味する新品の車が、残りの2つにはハズレを意味する山羊(やぎ)がいる。最初に解答者がひとつのドアを選び、次に残りの2つのドアのうち、ハズレの方のドアをモンティが開けてみせる。ここで解答者は、最初に選択したドアからもう1つのドアに変更してもよいと言われる。さあ、あなたならどうするか?」という問題である。

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美しささえ感じさせるマカヒキ:5つ☆

リオンディーズ →馬体を見る
昨年と比べるとずいぶんパワーアップして、成長のあとが伝わってくる馬体。
筋肉のメリハリは今一歩で、全体的にもうひと絞りできれば最高の仕上がりになる。
Pad4star

マカヒキ →馬体を見る
手脚がスラリと長く、特に前駆の筋肉が鍛え上げられて美しささえ感じさせる。
精悍な顔つきからは気性面の良さが伝わってくるようで、パーフェクトに近い馬。
Pad5star

サトノダイヤモンド →馬体を見る
上記2頭に比べると、手脚が短く、やや重心が低いが、パワータイプであることは確か。
皐月賞という舞台に限っていえば、3強の中では最も向いている馬体ではある。
Pad4star

プロフィット →馬体を見る
やや幼さを残してはいるが、いかにもハービンジャー産駒らしい力強さがある。
顔つきからは気性面の難しさが伝わってきて、スムーズにレースができるかどうか。
Pad3star

アドマイヤダイオウ →馬体を見る
立ち姿にやや不安定感はあるが、レースを使われつつ、馬体は仕上がっている。
毛艶は冴えて、前後のバランスが良く、安定して力を出し切れるだろう。
Pad3star

エアスピネル →馬体を見る
いつも良く見せる馬ではあるが、今回も前後のバランスが良く、パワーは抜群の馬体。
もうひと絞りできる余裕は残しているが、仕上がりは良く、力は出せる出来にある。
Pad4star

ナムラシングン →馬体を見る
このメンバーに入ると、馬体の幼さが目立つように、現時点での完成度は高くはない。
表情からも気性の難しさがあることが分かり、レースで気の強さとして出るかどうか。
Pad3star

ジョルジュサンク →馬体を見る
馬体の伸びはあるが、ヴィクトワールピサ産駒のこの馬も馬体としては完成度は低い。
付くべきところに筋肉がつき、筋肉のメリハリが出てくれば楽しみな馬。
Pad3star

ロードウエスト →馬体を見る
コンパクトにまとまった馬体に大物感はないが、コンスタントに力は出せるタイプ。
胴部には長さがないため、距離としては2000m前後がベストである。
Pad3star

マウントロブソン →馬体を見る
3歳春にしてこれだけ真っ白な芦毛を誇るが、馬体はコロンとして幼さが残る。
それでいて走っているのだから、馬体が成長した将来は最も楽しみな1頭である。
Pad3star

ディーマジェスティ →馬体を見る
ディープインパクト産駒にしては、筋肉量が多く、重心が低いパワータイプ。
特に前駆の筋肉は力強く、東京よりも中山競馬場の方がこの馬には適している。
Pad4star

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中山芝2000m

Nakayama2000t1

スタンド前の直線からのスタートとなり、第1コーナーまでの距離は405mとやや長め。スタート後150mぐらいの地点から上りにかかり、1~2コーナーの中間まできつい傾斜は続く。そのため、前半はそれほど速いペースにはならない。さらに、2コーナーから向こう正面まではなだらかな下りで、3コーナーからは坂下にかけて急に下る。その勢いをつけて最後の直線の坂を駆け上がるため、先行した馬も容易には止まらず、後ろから行った馬は苦戦を強いられる。

かといって、スピードだけで押し切れるわけではない。皐月賞は開催最終日に行われるため、ある程度馬場が柔らかく力の要る状態になっていることが多く、スタミナとパワーの支えがない馬は、最後の直線で脱落してしまうことになる。

勝負どころの3~4コーナーは、典型的なスパイラルカーブで、後ろから差を詰めるのが難しい。また、ぎゅうぎゅうの団子状態で回ることになるため、下手をすると内で揉まれ込んでしまう馬も出てきたり、外を回された馬はかなりの距離ロスを強いられる。

このように、基本的には内を通った先行馬に有利なコースであるが、小回りのコーナーを4つも回るという設定のため、かなりの紛れが生じるのも事実である。騎手の技量が問われるコースとも言える


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皐月賞を当てるために知っておくべき3つのこと

Satsuki1

■1■弥生賞の勝ち馬は、皐月賞では勝てない!?
弥生賞は皐月賞と同じ中山2000mという舞台で行われるが、弥生賞を勝って、そのまま皐月賞をも制する馬は思いのほか少ない。その世代の素質馬が集結するハイレベルの弥生賞を制した馬は、普通に考えて、弥生賞と同じ走りができれば皐月賞はほぼ当確である。それでも、私が競馬を始めてからの25年間で弥生賞と皐月賞を連勝した馬は、アグネスタキオンとディープインパクト、ヴィクトワールピサの3頭の名馬しかいない。なぜこのような現象が起こるかというと、2つの理由が考えられる。

ひとつは、弥生賞と皐月賞では馬場状態が全く異なるからである。

皐月賞における、過去10年のラスト3ハロンの上がりタイムを並べてみたい(府中で開催された平成23年は除く)。

平成17年 34.5
平成18年 35.7
平成19年 35.9
平成20年 35.2
平成21年 35.6
平成22年 35.9
平成24年 38.4
平成25年 35.9
平成26年 35.3
平成27年 34.7

平成17年と27年は速い上がりの瞬発力勝負になっているが、それ以外の年はある程度、終いの掛かる競馬になっている。これは皐月賞時の馬場によるところが大きい。皐月賞当日の馬場は、最終日ということもあって、全体的に重くなっているのが通常である。特に、最も良く使われる3~4コーナーにかけては、見た目以上に馬場の傷みは激しく、当然力の要る馬場となっている。

つまり、手脚の軽い、瞬発力で勝負したい馬にとっては足かせとなり、逆にダート血統に代表されるようなパワー優先の馬にとっては願ってもいない、ほぼ1ヶ月前に行われた弥生賞当日の馬場とは全くと言ってよいほど異なった重い馬場になってしまうのである。

もうひとつは、弥生賞はかなりの状態に仕上がっていないと勝てない、その上、弥生賞では厳しいレースを強いられるということである。

クラシックを狙う有力馬が一堂に会する弥生賞は、当然のことながら、中途半端な仕上がりでは勝つことはできない。弥生賞を勝つためにはかなりの仕上げを施さなければならず、本番前に仕上げられた(仕上がってしまった)馬は、本番に向けて下降線を辿ってしまう。サラブレッドのピークはそれほど長くない。つまり、弥生賞を勝つために仕上げてしまうと、そのあとが続かないということである。さらに、それまでは楽な相手と楽な競馬しか経験してこなかった馬が、弥生賞で初めて厳しいレースを強いられるので、その肉体的、精神的な反動が次のレースで噴出してしまう。

その典型的な例は、平成12年の弥生賞を制したフサイチゼノンではないか。田原成貴元調教師と関口オーナーの間で一悶着あった馬であるが、フサイチゼノンは弥生賞の時点で既に仕上がってしまっていた。田原調教師はフサイチゼノンにかなりの素質を感じていただろうし、初年度である厩舎を盛り上げるためにも、弥生賞も勝って本番に臨みたかったに違いない。しかし、その勝ちを焦る気持ちが、フサイチゼノンを追い詰めてしまったのだ。肉体的にも精神的にもピークを過ぎてしまったフサイチゼノンは、もはや皐月賞に出走する状態にはなかった。関口オーナーに相談をしなかったのは田原元調教師の落ち度だが、出走を取りやめたのは英断であったと思う。

フジキセキ ダンスインザダーク フサイチゼノン アグネスタキオン

以上は、弥生賞を勝った後に故障を発生した馬たちである。厳しいレースである弥生賞を勝つことは、高い素質、能力を持つことの証明であるが、一方で失うものも大きい。そういう意味で、弥生賞馬はまず疑ってかかるべきである。

■2■皐月賞馬の条件
皐月賞馬に求められる条件は、以下の4つ。

スピード
パワー
器用さ
完成度

まず、「スピード」については、中山競馬場の内回りを使うコースは先行馬に有利であり、前にポジションするために秀でたスピードが求められる。スタミナに関しては、2000mまでこなせるマイラーであれば、十分に勝負になるはず。

「パワー」については、上にも述べたとおり、皐月賞は最終日に行われるため、馬場がかなり重くなっていることが多い。そのため、荒れ馬場をこなせるパワーが必要となる。さらに、1周1666m、直線310mという小さなスケールのトラックで行われるため、上手に立ち回りながら流れに乗ることのできる「器用さ」を備えているかどうかも問われる。

また、「完成度」の高い馬ということも挙げられる。その傾向は年々強くなってきており、この時期においてあらゆる面において完成されていなければ、このレースを勝つことは難しい。素質があり、なおかつ完成度が高いことが求められる。

■3■参考データとして
・前走が1800m未満の馬は×
・2月以降に1400m以下の短距離を一度でも使っていた馬は×
・連対率が50%を超えていなければ×

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魔の桜花賞


桜花賞2016―観戦記―
メジャーエンブレムがすんなり先頭に立つかと思いきや、内のソルヴェイグのスタートが良く、さらに外からカトルラポールやメイショウバーズらが押し寄せたことで、先行争いは激化した。前半の800mが47秒1、後半が46秒3という、ややスローペースで流れたが、力が一歩劣る馬たちが前に行くことに活路を見出し殺到し、勝手に消耗してくれたことで、差しに徹した有力馬たちにとっては願ってもみない展開となった。落ち着いて末脚を引き出した上位3頭のジョッキーらはさすがで、その中でも、ほぼ最後方から進み、最後の直線に賭けたジュエラーとミルコ・デムーロ騎手が一か八かの勝負を制してみせた。

勝ったジュエラーは、牝馬としては大きな馬体を有し、パワーとその末脚の威力に関しては、新馬戦と2戦目のシンザン記念で証明済み。と同時に、良いポジションを取りに行くと馬が行きたがってしまい、末脚が鈍るという弱点も併せ持つ。この馬の末脚を存分に引き出すには、極端な競馬をせざるをえず、そうなると展開に大きく左右されることになる。チューリップ賞までに陣営は色々な試みをしてきたが、結局のところ、道中はゆったりと走らせ、最後の直線に全てを賭けるしかないという結論に至ったのだろう。今回はその決断が見事にはまった。ただし、次回のオークスは不発に終わる可能性も十分にあるということだ。

シンハライトはこの馬のレースをして、力を出し切ったが、外から勝ち馬に一気に来られてしまった。前走のチューリップ賞のゴール前でも耳を立てていたように、先頭に立つと気を抜いてしまうタイプなのだろう。今回はメンコを付けていることが裏目に出てしまった。音に敏感なのでメンコを付けているのだろうが、今回のように馬体を離して一気に来られた場合の反応が鈍くなるデメリットもある。馬体が併さっていれば、また違った結果になっていたはず。馬体は小さくても、走りは柔らかく、どんな展開でも末脚を発揮でき、ジュエラーよりも力は一枚上である。オークスではこの馬の方が有力になる。

圧倒的な1番人気に支持されたメジャーエンブレムは、これだけはやってはいけないという負けパターンにはまってしまった。メジャーエンブレム自身にいつもほどの行きっぷりがなかったのかもしれないが、クリストフ・ルメール騎手は慎重に乗り過ぎて、全く動けないまま最後の直線を迎え、この馬のスピードやスタミナを全く発揮することなく終わってしまった。まるで昨年のルージュバックのリプレイを見ているようで、さすがのルメール騎手でも(分かっていても)避けられなかったのだから、牝馬のクラシック初戦である桜花賞というのは難しいレースということなのだろう。

かつて桜花賞がおむすび型の阪神小回りコースで行われていた頃、乱ペースによって、1番人気の馬がなかなか勝てず、「魔の桜花賞ペース」と呼ばれていた時代があった。阪神競馬場の改修によって、コーナーが緩やかになり、最後の直線も長く、紛れが生じにくいレースになったと思っていたのも束の間、昨年に続いてこのようなレースになったのだから、魔の桜花賞ということなのだろう。冷静に理由を考えてみると、2つのことが思い当たる。ひとつは、3歳牝馬ということもあって、必要以上に慎重に(落ち着いて)乗ろうという意識が働きすぎるのだろう。それが裏目に出ると、動くべきところで動けず、(特に関東の騎手や外国人ジョッキーは)他馬からの包囲網に遭い、取り返しのつかないところまでポジションを悪くしてしまう。もうひとつは、いつもと同じような感覚で阪神のマイル戦に乗ってしまうことだろう。普段は最後の直線も長いし、コーナーも緩やかなので、多少の不利やロスはどこからでもカバーできるコースではあるが、G1レース特にクラシックは予想以上にマークが厳しく、思ったようなレースを最後までさせてもらえなくなる。そのギャップの大きさに気づいた頃には既に負けている。油断といえば油断である。昨年の戸崎圭太騎手は前者で、今年のルメール騎手は後者なのではないか。もちろん、ルメール騎手も同じ轍を2度も踏まないはずで、オークスは思い切った乗り方をしてくるはずだ。

13番人気ながらも外から鋭く差したアドマイヤリードも、この馬の競馬に徹した1頭であった。気性的に難しいところがあり、こうした繊細な牝馬の力を出し切るには、馬群からポツンと走らせてリラックスさせた方がいい。これだけ思い切った競馬ができて、さらに結果が出せるのも、現在の藤岡康太騎手の好調ぶりを物語っている。

Oukasyo2016wt

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速くて強い逃げ馬がいるときは、2着は穴を狙え【超・馬券のヒント第55回】

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馬単や3連単が全盛の時代において、もはや万馬券など珍しくなくなってしまったが、私が競馬を始めた頃は、万馬券という言葉には崇高な響きがあり、万馬券を獲ることはひとつのステータスであった。当然のことながら私も、万馬券に憑りつかれ、とにかく万馬券を当てることを目指して馬券を買っていた時期がある。後楽園ウインズに足繁く通っては、小さなモニターの画面を見上げながら、1日に1本出るか出ないか分からない万馬券を虎視眈々と狙っていた。

そんな私が初めて万馬券を手にしたのは、1992年の日本ダービーであった。戸山為夫調教師によって坂道で鍛え上げられたミホノブルボンが、皐月賞に続き日本ダービーも逃げ切ってみせたのである。2着には16番人気のライスシャワーが粘り込み、馬連で2万9580円という超万馬券であった。

マグニチュードの仔にとって2400mの距離は長いという声も多かったが、ミホノブルボンがバテて止まる姿を想像することは難しかった。ミホノブルボンは単なるスピード馬ではなく、スタミナとパワーも兼ね備えた、当時の私が知る限りにおいて最強の逃げ馬であったのだ。

そんなミホノブルボンも最初から逃げ馬であったわけではない。

(週刊Gallopを買い忘れた方や、「超馬券のヒント」だけ読みたい方はこちら
*桜花賞の予想と馬券も公開中です。

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毛艶の良さが目立つデンコウアンジュ:5つ☆

メジャーエンブレム →馬体を見る
首の細さには牝馬らしさがあるが、それ以外の馬体は牡馬顔負けの力強さ。
完全には仕上げていないが、筋肉は柔らかく、この馬の力を十分に出し切れるはず。
Pad4star

ウインファビラス →馬体を見る
ステイゴールド産駒の牝馬らしい、腹が巻き上がって、線の細さを残す馬体。
顔つきからは気性の強さが伝わってくるようで、気持ちで走る混戦待ちタイプ。
Pad3star

アッラサルーテ →馬体を見る
まだ馬体に幼さを残してはいるが、全体のバランスは悪くなく、安定感あり。
全姉エピセアロームに比べて筋肉量が少ない分、マイルの距離は合うのではないか。
Pad4star

シンハライト →馬体を見る
馬体のシルエットは標準的で、筋肉のメリハリも悪くはないが、特筆すべきはない。
牝馬らしい線の細さがあり、表情からも繊細なところがあることが伝わってくる。
Pad3star

ラベンダーヴァレイ →馬体を見る
母父フレンチデピュティの影響か、馬体全体には牝馬らしからぬ力強さがある。
前後にしっかりと実が入っていて、ここに来て成長していることが窺える。
Pad3star

ビービーバレル →馬体を見る
いかにもスピード馬らしい軽さのある馬体で、トモにもしっかり実が入っている。
顔つきからは素直な気性が伝わってきて、逃げなくてもスムーズにレースができそう。
Pad3star

アットザシーサイド →馬体を見る
前駆に力強さが漲っているが、その分、後躯の肉付きに物足りなさが残る。
胴部がやや詰まっている体型だけに、距離延長はスタミナ面で微妙かもしれない。
Pad3star

デンコウアンジュ →馬体を見る
手脚がスラリと伸びて、馬体全体のシルエットにも伸びが出てきて好印象。
毛艶も光り輝いているように、前走をひと叩きされて調子は上昇中。
Pad5star

キャンディバローズ →馬体を見る
トモの大きさが素晴らしく、いかにもスピードとパワー優先の馬体を誇る。
表情からは気性の激しさが伝わってきて、スムーズに先行できれば好走も。
Pad3star

ジュエラー →馬体を見る
牝馬としては大柄な馬体ではあるが、全体のシルエットをみればまとまっている。
表情から気持ちの激しさが分かり、スムーズに流れに乗れるかどうかで結果が決まる。
Pad3star

レッドアヴァンセ →馬体を見る
首の位置が低いことから分かるように、将来性は高いが、前駆に力がつき切っていない。
手脚が短く、やや重心が低く映るように、距離適性はマイル前後がベストか。
Pad3star

ソルヴェイグ →馬体を見る
ダイワメジャー産駒らしくなく馬体全体のラインには伸びがあり、距離は延びてもOK。
筋肉のメリハリに物足りなさを残しており、表情からも気性の激しさが伝わってくる。
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その喜びは何ものにも代えがたい

Sankeiosakahai2016wt

競馬をやっていると、ときには良いこともある。自分の考えていたとおりにレースが流れ、馬券を買っていた馬が勝ったときの喜びは何ものにも代えがたい。馬券が当たったことによる配当など(私の場合)たかが知れているが、「勝負で稼いだ金は、働いて稼いだ金の2倍の価値がある」(映画「ハスラー2」)という名言があるように、他の仕事で得たお金の何倍も嬉しく、むしろお金という尺度では測ることのできない価値がある。負けることがほとんどである状況において、ときとして競馬の神様に認められたような、自分自身と競馬の世界が一体になった瞬間を味わうことができるのだ。

何よりも痛快だったのは、横山典弘騎手がアンビシャスを先行させ(2番手)、逃げるキタサンブラックをゴール前で交わして抜け出したことである。私は週刊「Gallop」誌上の連載「超・馬券のヒント」にて、ルメール騎手から横山騎手に乗り替わったアンビシャスが前にポジションをして勝利することを予想していた。ルメール騎手が根気強く折り合いをアンビシャスに教え込んできたことが実りつつあり、なおかつバトンが自分にわたってきた以上、ルメール騎手と同じように乗っては意味がないと横山騎手は考えるのが自然だからである。

かつて横山典弘騎手と武豊騎手は、乗り替わりにおける騎乗について、以下のように週刊「Gallop」誌上の対談で語っていた。

武豊
「言われた(指示された)としてもちょっと気持ちが動くぐらいで、変えることはないですよね。でも実際は調教師さんや馬主さんの意図はレース前から分かるじゃないですか。たぶん、こう乗ってほしいんだろうなって。乗り替わりのときなんか、前のジョッキーがどういう乗り方して負けたとか、分かるから」

横山典弘
「だいたい、こういう過程でオレに回って来たとか、だからこう乗ってほしいんだなとか」

武豊
「言われなくても、考えますものね。前回、内でなかなか出られなくて負けたなら、またわざわざ内を突くこともないかなとか」

横山騎手はアンビシャスにどう乗るべきなのか自ら考え、これまでのアンビシャスのレースぶりと陣営の気持ちを推しはかった結果、前に行く競馬をする(試してみる)べきだという結論に至ったのだろう。もちろん、そうすることが産経大阪杯の勝利につながるはずという計算が根底にあった。後ろからポツンと行って、たしかに素晴らしい脚で追い込んで来るだろうが、また届かない可能性は十分にあった。それならば、一か八か、もし前に行って引っ掛かって負けてしまったら仕方ない、アンビシャスの可能性を広げる乗り方をしてみようと考えたのだ。それは横山騎手の思いつきというよりは、これまでのアンビシャスの走りを踏まえつつ、陣営の思惑を察しての結論であった。報道では、先行することを横山騎手から提案したことになっているが、オーナーのことも考え、陣営の思惑と自分の考えをすり合わせたということだろう。

競馬はほんとうに難しい。馬券が当たらなければ楽しくないし、当たったとしても、自分の考えていたとおりではなく、偶然にすぎなければ面白くない。競馬ではなく、サイコロでもジャンケンでも良いことになる。競馬というスポーツを理解し、楽しめるようになるには、途方もない時間とお金が必要になる。時間やお金だけではない。何といっても、傷つけられても立ち上がる心と根気がなければ続けられない。続けられなければ、たまにやってくる束の間の喜びも味わえないのだ。だからこそ、この知的なゲームを探求し、そこから何かを学び、競馬を愛し続けることのできる者を私は心から尊敬してやまない。

 

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阪神芝1600m

Newhanshin1600

向こう正面奥からのスタートで、最初のコーナーである3コーナーまでの距離は444mと長い。極端なポジション争いはなく、最後の直線が長いことも意識されるため、前半はほとんど無理をすることなくスムーズに流れる。

新阪神1600mのコースの特徴は、3~4コーナーにある。3コーナーにある残り5ハロン標識を切ってから、非常に緩やかなカーブが4コーナーまで続くため、各馬ゆったりとコーナーリングを開始する。旧阪神1600mのコースであれば、3コーナーから4コーナーにかけての擬似直線で前との差を詰めることができたが、新阪神1600mのコースではそれができない。一度、コーナーを回り始めると、遠心力に身を任せながらゆっくりと4コーナーまで走ることになる。だからこそ、先行馬はここで息を入れて、最後の直線に向くまでにスタミナを温存することができる。

最後の直線は474mもあり、直線に向いてから仕掛けても遅くはない。差し馬にとっては脚を余すということがなくなったが、3~4コーナーで楽をしている分、先行馬も簡単には止まらない。結局は、最後の長い直線での瞬発力勝負で勝敗は決することになる。もちろん、最後に急坂が待ち構えているので、スタミナに欠ける馬はここで脱落してしまうことになる。実力がはっきりと反映されるコースというよりも、ある程度のスタミナに支えられた瞬発力のある馬にとっては最適の舞台となるコースである。

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桜花賞を当てるために知っておくべき3つのこと

Oukasyo

■1■勝ち馬は「2敗以内」が目安
勝ち馬の条件としては、「2敗以内」であることが挙げられる。最近は、素質馬はあまりレース数を使わない傾向が顕著になってきており、桜花賞でも浅いキャリアで臨んできた馬が活躍している。数を使わない以上、レースに使うからにはきちんと勝てる状態に仕上げられているはずで、それでいて2敗以上しているということは、能力がないか、どこか足りない部分があるかのどちらかということになる。だからこそ、桜花賞を勝てる素質があるかどうかを見極めるためには、「2敗以内」という数字を目安にしたい。

さらに、「新馬戦を勝っている」、「牡馬を相手に勝利している」ことも、素質の有無を問うための材料にしてもよいだろう。

■2■前走の人気に注目
過去10年間で桜花賞を勝った馬の「前走の人気」を見ると、明らかな傾向があることが分かる。なんと10頭中4頭が1人気であり、2番人気が4頭、わずかに4~6番人気が2頭と、それ以下の人気であった馬は1頭も勝っていない。連対馬(2着馬)に目を向けても、8頭までが前走3番人気以内に推されている。

最も桜花賞に直結しやすいとされていたチューリップ賞だけを見ても、その勝ち馬よりも、人気に推されていたが負けてしまった馬の方が、本番での好走率が高い。つまり、前走で何着だったかという「実績」よりも、前走で何番人気に推されたかという「素質」、もしくは「資質」に注目すべきなのである。

■3■瞬発力のある馬が有利
平成19年から、桜花賞は新阪神コースの外回りで桜花賞は行われる。このことによって、勝ち馬に求められる資質が大きく違ってくることが考えられる。かつては器用さとスピードが求められていたが、今年からは「瞬発力」とそれを支える「スタミナ」が要求されることになるだろう。

ステップレースであるチューリップ賞(新阪神1600m外回り)とフィリーズレビュー(新阪神1400m内回り)のレースラップを見てみたい。

平成19年
チューリップ賞   12.4 - 10.9 - 12.1 - 12.2 - 12.2 - 11.1 - 11.0 - 11.8
フィリーズレビュー 12.5 - 10.9 - 11.4 - 11.7 - 11.4 - 11.7 - 12.2

チューリップ賞を見てみると、第1コーナーである3コーナーからガクンとペースが緩み、最終コーナーである4コーナーまで極端なスローでレースが流れていることが分かる。それに対し、フィリーズレビューではコーナーを回ってもペースがほとんど緩んでいない。

この2つのレースの違いは、展開うんぬんではなく、コースの構造に起因する。チューリップ賞が行われる新阪神1600m外回りコースは中盤が緩みやすいコース構造になっているのに対し、フィリーズレビューが行われる新阪神1400m内回りコースはそうではないということである。

つまり、道中が緩むことによって、本番の桜花賞もラスト3ハロンの瞬発力勝負になってしまう可能性が高いということである。


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「どの騎手に乗り替わったか」と同じぐらい重要な「どの騎手から乗り替わったか」

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「あの騎手が乗ると馬が変わる」という競馬関係者の言葉を聞くことがある。他の騎手からの乗り替わりでその騎手が跨ると、まるで別馬のような走りを見せてレースで好走するという意味の“変わる”もあれば、その騎手がレースで騎乗したあと、普段の調教から実戦のレースに至るまで、馬が最後まで頑張るようになったり、上手に走れるようになったりするという意味での“変わる”もある。

前者の“変わる”については、かなり昔の話になるが、1993年に行われた第2回ヤングジョッキーワールドチャンピオンシップの出来事が忘れられない。当時、若干22歳のラフランコ・デットーリ騎手が、全4戦中3勝という成績を挙げ、(前年に次いで)ダントツで優勝したのである。しかも、第1戦は3番人気、第2戦では6番人気の馬を1着に導き、第4戦はL・デットーリ騎手が乗るということで1番人気になったホワイトアクセルにも勝利をもたらした。L・デットーリ騎手に叱咤激励されながら馬群から踊り出してきた白い馬体を観たとき初めて、騎手によって馬が“変わる”ことを衝撃と共に私は理解した。

後者の“変わる”についてよく言われるのは、

(週刊Gallopを買い忘れた方はこちらでお読みいただけます)
*産経大阪杯の予想と馬券を公開中。

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きっちりと仕上がったキタサンブラック:5つ☆

★産経大阪杯
ラブリーデイ →馬体を見る
昨年の絶好調時に比べると、明らかに筋肉のメリハリに欠け、回復途上の馬体。
それでも筋肉量の多さはさすがで、一瞬のパワー勝負には滅法強い。
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キタサンブラック →馬体を見る
手脚がスラリと長いのはこの馬の体型であり、いかにもステイヤー体型を誇る。
休み明けにしては、筋肉のメリハリも素晴らしく、きっちりと仕上がっている。
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アンビシャス →馬体を見る
胴がコロンと詰まって映るのは、この馬の体型とやや腹回りに余裕があるから。
もうひと絞りほしい気持ちはあるが、ひと叩きされて仕上がりは悪くない。
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ヌ―ヴォレコルト →馬体を見る
調教で良いタイムが出ている割には、馬体はモッサリとして仕上がり途上にある。
休み明けでもあり、牝馬としてはこれぐらいフックラとしている方が好感を持てる。
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ショウナンパンドラ →馬体を見る
腹回りに余裕があって、この馬の本来の体型であるコロンと見せる体型が残っている。
もうひと絞りできることで(ひと叩きされることで)切れ味が増してくるだろう。
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タッチングスピーチ →馬体を見る
いかにもステイヤーといった薄手の馬体で、阪神の2000mは悪くないはず。
トモが薄いので、道中はゆっくりと行かせて、終いに賭ける競馬が合っている。
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イスラボニータ →馬体を見る
ひと叩きされたものの、いまだ腹回りには余裕があって、もうひと絞りほしい。
昨年のマイルCS時のような仕上がりにはなく、顔つきもゆったりしている。
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★ダービー卿CT
サトノアラジン →馬体を見る
体型だけを見ると、距離が延びても良さそうだが、気性的にマイラーなのだろう。
全体のバランスが良く、休み明けとしてはなかなかの仕上がりにある。
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ダッシングブレイズ →馬体を見る
とにかく立ち姿のバランスが良く、筋肉のメリハリも素晴らしい。
外見上は前走のアクシデントの後遺症は感じられないが、内面はどうか。
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サンライズメジャー →馬体を見る
手脚が短いことで、馬体の重心が低く映るように、距離はマイルがギリギリか。
毛艶は冴えて、筋肉の柔らかみもあり、体調に申し分はない。
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ロゴタイプ →馬体を見る
いつも立派に見せる馬だが、今回もやや余裕が残っていると思わせるほど。
毛艶も素晴らしく良く、6歳にしても衰えを感じさせない。
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キャンベルジュニア →馬体を見る
堀厩舎の管理馬としては、筋肉のメリハリに乏しく、これからの馬体。
顔つきを見ると、気持ちが強く、気持ちで走る馬であることが伝わってくる。
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エキストラエンド →馬体を見る
相変わらずの毛艶の良さで、前走同様に体調自体は申し分ない。
7歳馬としては仕方ない部分もあるが、やや腹回りに余裕がある馬体。
Pad3star

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