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3強対決はモンティ・ホール問題で解決する

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今年の牡馬クラシック戦線は非常にレベルが高く、特にサトノダイヤモンド、マカヒキ、リオンディーズの3頭の強さは傑出している。弥生賞でエアスピネルに騎乗した武豊騎手が、「負けている気はしないのに3着。今年は強いなぁ。いいレースをしていて、普通に勝っているレベルなのに」と嘆いたように、血統的にも実力的にも、普通の世代であれば頭ひとつ抜きん出ている存在の馬が何と3頭も、同世代のクラシック戦線に乗ってきたのだ。

私は新馬戦の走りを見たときから、サトノダイヤモンドが今年の世代の1番馬であると確信し、この連載の第45回でも未来のダービー馬と称した。朝日杯フューチュリティSを制したリオンディーズの強さは知っていたが、やや荒っぽい競馬をしたこともあり、サトノダイヤモンドのレースセンスの良さを上に見ていた。ところが、弥生賞が終わり、リオンディーズが皐月賞を勝つための競馬を試してきたことを評価しつつも、マカヒキという馬の美しさに心を奪われてしまった。ディープインパクトをひと回り大きくしたような、父にそっくりなマカヒキの走りに、もしかしたらこの馬が1番馬だったのかもしれないと考えを改めつつある。そう、私の心は3強の間で揺れ動いているのだ。

3頭のうち、どの馬を選ぶべきなのかを考えたとき、モンティ・ホール問題という確率論の話が思い浮かんだ。モンティ・ホールという人物が司会者を務めるアメリカのクイズ番組にて出題された、「扉が閉まった3つのドアがあり、ひとつのドア後ろには当たりを意味する新品の車が、残りの2つにはハズレを意味する山羊(やぎ)がいる。最初に解答者がひとつのドアを選び、次に残りの2つのドアのうち、ハズレの方のドアをモンティが開けてみせる。ここで解答者は、最初に選択したドアからもう1つのドアに変更してもよいと言われる。さあ、あなたならどうするか?」という問題である。

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