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骨折をした馬はいつ復活を遂げるのか?

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骨折した馬ということで、真っ先に思い浮かぶのはヤマニングローバルである。ちょうど私が競馬を始めた頃に活躍した馬だったので、記憶が鮮明なのだろう。ヤマニングローバルは父ミスターシービー、母の父ニジンスキーという、当時においては超良血であり、デビュー前からかなりの評判を呼んでいた。その期待に応えるべく、デビュー戦からデイリー杯まで3連勝を飾った。どのレースも、武豊騎手がゴール前は抑える余裕を見せるほどの楽勝であった。

ところが、デイリー杯3歳Sをレコードタイムから0.2秒差という好タイムで勝利した直後、ヤマニングローバルを悲劇が襲った。武騎手が馬を止めようとした矢先、ヤマニングローバルが馬場の窪みに脚を取られ、バランスを崩して右前脚を骨折してしまったのである。競走中のアクシデントではなかったにもかかわらず、検査の結果として、右前種子骨が縦真っ二つに割れているという最悪の状況が判明した。通常ならば、安楽死が取られてもおかしくないケースである。

しかし、陣営は治療(手術)を選択した。クラシックの有力候補と謳われた逸材を、このような形で失うことに耐えられなかったのだろう。武騎手も「来年のG1レースを4つ損した」と、ヤマニングローバルに寄せていた期待の大きさを語った。割れた骨をボルトでつなぐという荒治療であったにもかかわらず、手術はなんとか成功した。一時は蹄葉炎を発症するなど、危険な状況はあったものの、関係者の献身的なケアとヤマニングローバル自身の持つ生命力によって、翌年の秋には調教を再開できるほどまでに奇跡的な回復を遂げたのだ。

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