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上がりが極端にかかるレースでは逃げ馬を狙え

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逃げ・先行馬にとって有利になるコース形態や馬場状態は多い。展開や各馬の能力に関係なく、明らかにコース形態や馬場状態のみが原因で、単純に前に行っている馬が有利になってしまうケースである。差し・追い込み馬に有利になるケースは案外少ないのに対し、逃げ・先行馬にとってのそれは数多く存在するのだ。そのうちのひとつに、上がり時計が極端に速いレースと、極端に掛かる(遅い)レースでは、逃げ・先行馬が有利になるというものがある。

たとえば、開幕週において芝のコンディションが絶好の良馬場は、逃げ・先行馬にとって有利になる。かなりの速いペースで飛ばしているように見えて、実は楽に走れて余力が残っているので、逃げ馬がそのまま逃げ切ってしまう、または先行馬が粘り込んでしまうという光景はよく見られる。騎手たちは多少の無理をしてでも前のポジションを取ろうと馬を出して行き、先行ポジション争いが激化してもなお、前に行った馬たち同士の決着になるのだ。このようなレースは、目安としては上り3ハロンが32秒台~33秒台の決着になることが多く、後ろから行った馬たちも伸びてはいるが、それと同じぐらい逃げ・先行馬も伸びる。つまり、前が止まらないレースである。

それに対して、コース形態や馬場状態の影響で、上がり3ハロンの時計が極端に掛かるレースがある。具体的に述べると、上り3ハロンが36秒台~37秒台の決着になる。このようなレースにおいては、逃げ・先行馬もバテているが、差し・追い込み馬も同じようにバテているため、前が止まらないのではなく、後ろも止まってしまっている展開になる。最後の直線で順位の入れ替わりが少なく、そのままゴールになだれこむため、逃げ・先行馬にとって有利になる。つまり、前も後ろも止まってしまうレースである。

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